JPH0987908A - 介護用補助着 - Google Patents

介護用補助着

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JPH0987908A
JPH0987908A JP7247673A JP24767395A JPH0987908A JP H0987908 A JPH0987908 A JP H0987908A JP 7247673 A JP7247673 A JP 7247673A JP 24767395 A JP24767395 A JP 24767395A JP H0987908 A JPH0987908 A JP H0987908A
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nursing
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Katsumi Komi
克巳 小味
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被介護者のリフトによる吊り下げ式移動シス
テムにおいて、介護者が、被介護者を安定な体型で吊り
上げることができ、かつ、その作業が楽にできるように
することにある。 【解決手段】 首から下の胴体部31と両下肢部41、
41が一繋ぎとなったワンピース仕様の補助着10の両
肩部36、36と両膝部34、34にそれぞれ幅広の布
のリング5、6を縫着する。被介護者71は、この補助
着10を通常の衣服と同じように常時着用し、ベッド6
0に横たわっている被介護者71を吊り上げる時には、
前記リング5、6をリフト50の懸止具51に引っかけ
て吊り上げる。介護者70はリング5、6をリフト50
の懸止具51に引っかけるだけであるので、非常な労力
の軽減となり、補助着10は、被介護者71の体型に沿
って体全体にフィットするので、被介護者71は安定し
た体型で吊り上げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、身体障害者、高
齢者等、自力で歩行することが困難で、移動時に介護を
必要とする人のための介護用補助着に関する。
【0002】
【従来の技術】身体障害者、あるいは健常者であっても
高齢者等、自力で歩行することが困難で寝たきりになっ
ている人が、ベッドから起き出てトイレや風呂場へ移動
する際には、介護者がこれらの被介護者を介護用リフト
(以下、単にリフトという)で吊り上げ、このリフトを
移動させて被介護者を移動させる方法をとっている。
【0003】従来、この方法において被介護者をリフト
で吊り上げる際には、ベッドに横たわっている被介護者
の背面とベッドの間に被介護者を包み込める大きさのシ
ートを敷きこみ、そのシートに取り付けられた被懸止具
にリフトの吊り紐を引っかけ、被介護者をシートごとハ
ンモック状にして吊り上げている。
【0004】リフトによる吊り上げ機構は電動式となっ
ており、リモートコントローラーで操作できるので、手
の自由がきく被介護者であれば、自分の手でリモートコ
ントローラーを操作してリフトを吊り上げることができ
る。
【0005】他方、リフトの移動機構は、例えば、リフ
トが天井等に設けられたレールに沿って電動又は手動で
移動可能となっており、手動による場合は、介護者が吊
り下げられた被介護者を手で押す形でリフトを移動させ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、介護者が上
記のような作業を行う中で、被介護者の背面とベッドの
間にシートを敷くためには、被介護者を抱き起こさなけ
ればならず、その作業は介護者にとって非常な重労働で
ある。
【0007】そして、被介護者の背面にシートを巧く敷
きこむことができず、そのままの状態で被介護者を吊り
上げた場合には、被介護者がバランスを崩してシートか
ら落下する危険性がある。
【0008】また、落下しないまでも、不安定な状態で
吊り上げていると、被介護者がシートの中に不自然な体
型で埋没し、被介護者に苦痛を与えることになる。
【0009】そこで、この発明の課題は、被介護者のリ
フトによる吊り下げ式移動システムにおいて、介護者
が、被介護者を安定な体型で吊り上げることができ、か
つ、その作業が楽にできるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、首から下の胴体部と両下肢部が一繋
ぎとなったワンピース仕様の着衣で、その両肩部と両膝
部に被懸止体を設けたのである。
【0011】これらの被懸止体を前記介護用リフトの懸
止体に懸止して被介護者を吊り上げることができる。
【0012】また、第2の発明は、第1の発明の補助着
の各下肢部の膝部から足部に亘って帯状の被懸止体を設
け、その両端を前記膝部と足部に固着し、その被懸止体
の中間部に被懸止部を設けたのである。
【0013】その被懸止体を懸止手段で懸止すると、大
腿部と下腿部が一直線に伸長される。
【0014】
【実施の形態】図1に、この発明の一実施形態を示す。
これは、被介護者が着用する補助着10であり、首から
下の胴体部31と両下肢41、41が一繋ぎとなったノ
ースリーブ・ワンピース仕様となっている。
【0015】この補助着10の胴体部31の胸元43正
面中央から股間部42にかけて、及び両下肢部41、4
1内側面の股間部42から足部32の開口部33にかけ
てファスナー1が設けてある。これらのファスナー1は
股間部42の開口部2で繋がっており、それぞれの部分
のファスナー1を全開すると補助着10の正面が完全開
放となるので、被介護者は、これらのファスナー1を全
開して補助着10を着用する。前記股間部42の開口部
2は、被介護者がこの補助着10を着用したままで用を
足せるよう利便を図ったものであり、通常この部分は、
その前面と背面のそれぞれが図示しない着脱可能なカバ
ーで覆われている。股間部42の開口部2周縁の面ファ
スナー3、…はそのカバー着脱用のものである。
【0016】補助着10の足部32は、足先が露出する
ように開口されているが、踵の足裏に対応する部分4が
閉じられており、着用した状態で補助着10が足部32
から胴体部31に向かう方向にずれようとしても、この
踵の足裏に対応する部分4が足裏でせき止められ、ずれ
ないようにしている。
【0017】このような補助着10の両肩部36、36
にはそれぞれ幅広の布紐のリング5が縫着してあり、こ
のリング5の部分が、図2に示すリフト50の懸止具5
1に引っかけられる。また、各膝部34にも幅広の布紐
がリング6にして縫着されており、このリング6も、前
記リフト50の懸止具51に引っかけられる。
【0018】被介護者71は、この補助着10を通常の
衣服と同じように常時着用し、例えばベッド60に横た
わるときも、あるいは、車椅子61に座るときもこれを
着用しておくのである。そして、介護者70がベッド6
0上の被介護者71をリフト50で吊り上げる時には、
図2(b)に示すように、この補助着10の前記両肩部
36、36に設けられたリング5と両膝部34、34に
設けられたリング6をリフト50の吊り紐52の懸止具
51に引っかけて被介護者71を吊り上げる。その後、
リフト50を移動させて、例えば、図2(c)に示すよ
うに、車椅子61等の上に載置する。
【0019】このようにすれば、従来例のように介護者
がその都度被介護者の背面にシートを敷く必要がないの
で、非常な労力の軽減となる。
【0020】また、補助着10は、通常の衣服と同様、
介護者の体型に沿って体全体にフィットするので、被介
護者は安定した体型で吊り上げられる。従来例で被介護
者をシートで包んだ場合のように、シートが体型に沿わ
ず、吊りあげた際に不安定な体型になるといったことが
ない。
【0021】因みに、補助着10はワンピース仕様とし
たため、上述のように安定して吊り上げ得るが、例え
ば、上衣と下衣とが別れたツーピース仕様であれば、吊
り上げた際に、上衣と下衣が分離して落下等の事故を起
こす危険がある。
【0022】図3に、この発明の他の実施形態を示す。
この場合は、両膝部34、34に、先の実施形態と同様
の幅広の紐をリング6にして縫着するとともに、別途、
下腿35正面の膝部34と足部32に両端を縫着した幅
広の紐7を設け、その紐7の略中央をリング8にする。
両肩部36、36には吊り紐9を縫着し、その端部をリ
ング5にする。先の実施形態と同様、両肩部36、36
に直接リング5を縫着してもよい。単に懸止高さの設定
の違いによるものである。
【0023】この実施形態の補助着20を着用した被介
護者を吊り上げると、図4に示すように、被介護者71
の下肢部41は大腿38と下腿35が同時に吊り上げら
れ、下肢部41全体が一直線に伸長された形になる。従
って、被介護者71を吊り上げた状態から車椅子61等
の載置面積の小さい場所に載置する際には、下腿35が
曲がっているときのように、下腿35が邪魔になって、
なかなか目標の位置に載置することができないというこ
とがなく、目標の位置に迅速に載置できる。
【0024】そして、下肢部41全体が伸長された状態
で被介護者71が車椅子61の上に載置された後は、リ
フト50の下肢部側の吊り紐52を下降させて下腿35
を折り曲げ、図4(b)に示すように、リフト50の懸
止具51をリング8から外して膝部のリング6に付け替
える。この後、車椅子61上への座り具合によって、座
り心地が悪ければ、もう一度軽く吊り上げて載置し直し
てもよい。リフト50による吊り上げ機構は電動式で、
リモートコントローラーで操作できるので、手の自由が
きく被介護者71であれば、この操作は被介護者71に
も行える。
【0025】なお、これら補助着の被懸止体を除いた補
助着本体の仕様は、首から下の胴体部と下肢部が一繋ぎ
となったワンピース仕様であれば、前記両実施形態のも
のに限られるものではない。
【0026】また、上記した各リング5、6、8や吊り
紐7、9も布である必要はないが、繰り返しの懸止に耐
える強度を有することが必要であり、補助着は、被介護
者が常時着用するので、それに取り付けられるこれらリ
ング5、6、8や吊り紐7、9は、軽量で、嵩が低いこ
とが必要である。これらの条件を満たすものであれば、
例えば、強化プラスチックのようなものでもよい。
【0027】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明は、被
介護者に被懸止体が設けられた補助着を着用させ、その
被懸止体をリフトの懸止手段に懸止させて吊り上げるよ
うにしたので、被介護者をシートで包んで吊り上げる場
合のように、被介護者の背面にシートを引き込む作業が
なくなり、かつ、被介護者がバランスの良い体型で吊り
上げられるので、介護者の労力が非常に緩和され、か
つ、被介護者を安全に吊り上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す図、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は背面図
【図2】同上の実施状態を示す図
【図3】この発明の他の実施形態を示す図、(a)は正
面図、(b)は側面図、(c)は背面図
【図4】同上の実施状態を示す図
【符号の説明】
1 ファスナー 2 股間部の開口部 3 面ファスナー 4 足裏に対応する部分 5、6、8 リング 7 紐 9 吊り紐 10、20 補助着 31 胴体部 32 足部 33 足部の開口部 34 膝部 35 下腿 36 肩部 41 下肢部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体障害者、高齢者等、自力で歩行する
    ことが困難な被介護者を、介護者が介護用リフトで吊り
    上げて移動させる際に用いる介護用補助着であって、 上記介護用補助着は、首から下の胴体部と両下肢部が一
    繋ぎとなったワンピース仕様の着衣で、その両肩部と両
    膝部に被懸止体が設けられており、これらの被懸止体を
    前記介護用リフトの懸止体に懸止して被介護者を吊り上
    げるようにしたことを特徴とする介護用補助着。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の介護用補助着におい
    て、前記各下肢部の膝部から足部に亘って帯状の被懸止
    体を設け、その両端を前記膝部と足部に固着し、その被
    懸止体の中間部に被懸止部を設け、その被懸止体を懸止
    手段で懸止した際に、大腿部と下腿部が一直線に伸長さ
    れるようにしたことを特徴とする介護用補助着。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058711A (ja) * 2000-08-23 2002-02-26 Kimiko Kakimoto 介護用具及びその使用方法
JP3202552U (ja) * 2015-11-25 2016-02-12 中島 秀夫 吊り上げ用装着帯を内側に縫い留めた上着。
CN109998197A (zh) * 2019-04-04 2019-07-12 周传影 一种卧床患者安全裙裤

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JP2002058711A (ja) * 2000-08-23 2002-02-26 Kimiko Kakimoto 介護用具及びその使用方法
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CN109998197A (zh) * 2019-04-04 2019-07-12 周传影 一种卧床患者安全裙裤

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