JPH1098277A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JPH1098277A
JPH1098277A JP27183396A JP27183396A JPH1098277A JP H1098277 A JPH1098277 A JP H1098277A JP 27183396 A JP27183396 A JP 27183396A JP 27183396 A JP27183396 A JP 27183396A JP H1098277 A JPH1098277 A JP H1098277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
shaft
equipment
leaf spring
cam
Prior art date
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Pending
Application number
JP27183396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzuru Sakamoto
譲 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Publication of JPH1098277A publication Critical patent/JPH1098277A/ja
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子機器に於いて充分な耐久性を得ると共に生
産性の向上を図る。 【解決手段】蓋に軸を形成し、電子機器30本体側に前
記軸39が嵌合する軸受部36を形成し、前記軸に少な
くとも2つの面取部40a,40bを有するカム部40
を形成し、該カム部に当接する板バネ41を前記軸部に
固着することにより、蓋の位置決め、保持が可能となり
摩耗する部分がなく耐久性が向上し、部品点数が減少し
生産性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等携帯
用小型電子機器に於ける蓋構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機等携帯用小型電子機器には開
閉自在の蓋を有するものがあり、該蓋は前記小型電子機
器に設けられている操作釦等を保護している。
【0003】図3、図4に於いて従来の携帯電話機に於
ける蓋構造について説明する。
【0004】図中1は携帯電話機を示し、該携帯電話機
1には受話部2、操作部3が設けられ、該操作部3はダ
イアルキー等の操作釦4を有しており、不使用時に該操
作釦4を保護する為に前記携帯電話機1には蓋5が設け
られている。
【0005】前記操作部3は前記蓋5の板厚分だけ後退
しており、前記操作部3に連続する前記携帯電話機1の
端部に蓋支持部7が形成され、該蓋支持部7の両端には
軸8が突設されている。該軸8の周囲には円弧状のカム
溝9が形成され、該カム溝9の底面には前記蓋5の半開
き位置、全開、全閉に対応した位置に前記カム溝9を横
断する突条10が形成されている。
【0006】前記蓋5の基端には左右対称一対の軸受部
11が形成され、両軸受部11にはそれぞれ軸受穴12
が穿設されており、該軸受穴12に近接してピン13が
突設されている。両軸受部11の間に前記軸支持部7が
嵌入すると共に、前記軸8が前記軸受穴12に回転自在
に嵌合し、前記ピン13が前記カム溝9に嵌合し、前記
ピン13先端は弾性変形を生じつつ前記カム溝9底面に
摺接する。
【0007】而して、前記蓋5は前記軸8を回転軸とし
て回転可能となり、前記蓋5を開閉すると前記ピン13
も前記カム溝9内を摺動し、前記ピン13の弾性変形に
より前記突条10を乗り越える際には、より大きな抵抗
力が発生する。従って、前記蓋5は前記ピン13が前記
カム溝9から受ける抵抗力によって全閉、半開、更に全
開状態に保持される。
【0008】図5、図6は他の従来例を示しており、図
中の携帯電話機15は前述した携帯電話機1と略同様に
構成され、該携帯電話機15には受話部2、操作部3が
設けられ、該操作部3はダイアルキー等の操作釦4を有
しており、不使用時に該操作釦4を保護する為に蓋16
が設けられている。
【0009】前記携帯電話機15の前記操作部3側端に
は上面が開放された箱型の軸受箱17が形成され、該軸
受箱17の両端には半長円形状の欠切部18が形成さ
れ、前記軸受箱には蝶番19が内設される。
【0010】前記蝶番19はコの字形状の軸受体20を
有し、該軸受体20には軸21が両端を突出させ回転自
在に設けられ、該軸21の略中央にカム27が設けられ
ている。該カム27には図6に示される様に前記蓋16
の姿勢を保持したい位置に対応させた面取部27a,2
7bが施されており、前記軸受体20にコの字形状の板
バネ22が前記カム27に当接する様に固着されてい
る。該板バネ22は前記面取部27a,27bに当接し
た状態で変位が最小となり、又板バネ22は前記面取部
27a,27bに全面に接触する様位置設定されてい
る。
【0011】前記蓋16の基端左右には軸受部23が形
成され、該軸受部23には軸受用凹部24が形成され、
前記軸受部23には前記軸受用凹部24に対して直交す
る螺子穴25が穿設されている。
【0012】前記軸受用凹部24に前記軸21が嵌合さ
れ、螺子26を前記螺子穴25に螺合、捩込むことで前
記蓋16は前記軸21に固着される。
【0013】前記蓋16は前記軸21を回転軸として回
転可能であり、前記蓋16を回転させることで前記カム
27も回転し、この場合の前記カム27と前記板バネ2
2との関係は図6(A)(B)に示される。前記板バネ
22が前記面取部27a,27bに当接した状態は前記
板バネ22の弾性力によって保持され、前記板バネ22
が前記カム27の円筒面に乗上げる迄の力を加えること
で閉開の状態から脱する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記した2つの従来例
のうち、前者の携帯電話機1に於ける蓋構造では、カム
溝9、ピン13等は一体成形され、部品点数も少なくコ
ストは低いが、ピン13がカム溝13を摺動するので突
条10及びピン13が摩耗し、蓋5の保持力が低下して
蓋が勝手に開閉してしまうという不具合が生じ、更に蓋
5の開閉作動に於いてピン13がカム溝9の始端或は終
端で機械的に拘束されることから、過度の荷重が作用し
た場合、更に繰返し荷重によってピン13の折損、蓋5
の割れが生じることがある。
【0015】後者の携帯電話機15に於ける蓋構造で
は、蓋16の開閉を機械的に拘束する構造ではないので
摩耗により蓋の保持力が低下することはないが、蝶番1
9の構成は軸受体20、軸21、板バネ22と部品点数
が多く、又組立て作業も煩雑となり生産性が低い等の不
具合があった。
【0016】本発明は上記実情に鑑みなしたものであっ
て、充分な耐久性を有し且生産性の優れた電子機器を提
供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、蓋に軸を形成
し、電子機器本体側に前記軸が嵌合する軸受部を形成
し、前記軸に少なくとも2つの面取部を有するカム部を
形成し、該カム部に当接する板バネを前記軸部に固着し
た電子機器に係るものであり、部品点数が減少し、前記
面取部及び前記板バネにより、蓋の位置決め、保持が可
能となり摩耗する部分がなく耐久性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図中30は携帯電話機を示し、該携帯電話
機30は受話部31、操作釦32を含む操作部33等を
有し、前記携帯電話機30不使用時に前記操作釦32を
保護する為に前記操作部33に開閉自在な蓋34を設け
ている。
【0020】前記携帯電話機30の前記操作部33側端
に上面が開放された箱型の軸受部36を形成し、該軸受
部36の両端に半長円形状の欠切部37を形成する。
【0021】前記蓋34の基端に左右一対の軸部38を
設け、該軸部38に中心側に突出する軸39を設ける。
該軸39の先端部は面取部40a,40bが形成された
カム部40となっており、前記軸39の基端は前記欠切
部37に回転自在に嵌合する。
【0022】前記軸39を前記欠切部37に嵌合した状
態で孔42を有する短冊形状の板バネ41を前記軸受部
36に嵌め、前記孔42に挿通した螺子43により前記
軸受部36に固着する。
【0023】前記板バネ41は短冊形状をしており前記
孔42は略中央に穿設され、更に該板バネ41は両翼部
を所要の角度折上げており、前記両翼部の先端部は前記
カム40に当接し、且所定量だけ撓んでいる。前記軸3
9は前記板バネ41によって前記欠切部37からの脱落
が防止される。
【0024】而して前記蓋34は前記軸39を回転軸と
して回転可能となり、前記面取部40a,40bは前記
蓋34の開閉姿勢に対応した位置に形成されているの
で、図2(A)で図示す如く、前記蓋34の開姿勢で前
記板バネ41が前記面取部40aに当接し、又図2
(B)で図示す如く、前記蓋34の閉姿勢で前記板バネ
41は前記面取部40bに当接する。図2(A)(B)
の状態から脱するには、図2(C)の状態迄前記板バネ
41を押上げなければならず、所定以上の回転力を必要
とする。従って、前記板バネ41の弾性力により図2
(A)(B)の状態が保持されると共に前記板バネ41
が前記軸39の円筒面に完全に乗上げる迄は図2(A)
(B)の状態に復元しようとする回転力が発生する。
【0025】本実施の形態では前記蓋34の開閉を制限
する機械的なストッパは設けられていないので前記蓋3
4に過度な力、衝撃が作用することがあっても前記蓋3
4等を損傷する様なことはない。
【0026】尚、カム部40は軸39のいずれか一方に
形成してもよく、板バネ41もカム部40のいずれか一
方のみに当接するものであってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、回転軸
支持部が、軸に設けた面取部及び板バネにより、蓋の位
置決め、保持が可能となり摩耗により状態が変化すると
いう微妙な部位もないので耐久性が向上し、携帯電話
機、蓋以外に部品は板バネ及び螺子のみであるので部品
点数が減少し、組立て作業が簡単になり生産性が向上す
る等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図2】(A)は同前実施の形態の作動説明図であり、
蓋が開いた状態を示す。(B)は同前実施の形態を示
し、蓋が閉じた状態を示す。(C)は同前実施の形態を
示し、蓋が半開きの状態を示す。
【図3】従来例を示す分解斜視図である。
【図4】カム溝の展開図である。
【図5】他の従来例を示す分解斜視図である。
【図6】(A)は該従来例の作動説明図であり、蓋が位
置決めされた状態を示す。(B)は該従来例の作動説明
図であり、蓋が位置決めされていない状態を示す。
【符号の説明】
30 携帯電話機 31 受話部 32 操作釦 33 操作部 34 蓋 36 軸受部 37 欠切部 38 軸部 39 軸 40 カム部 40a 面取部 40b 面取部 41 板バネ 42 孔 43 螺子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋に軸を形成し、電子機器本体側に前記
    軸が嵌合する軸受部を形成し、前記軸に少なくとも2つ
    の面取部を有するカム部を形成し、該カム部に当接する
    板バネを前記軸部に固着したことを特徴とする電子機
    器。
JP27183396A 1996-09-20 1996-09-20 電子機器 Pending JPH1098277A (ja)

Priority Applications (1)

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JP27183396A JPH1098277A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 電子機器

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Family

ID=17505504

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JP27183396A Pending JPH1098277A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 電子機器

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