JPH1097730A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
光ピックアップ装置Info
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- JPH1097730A JPH1097730A JP8269394A JP26939496A JPH1097730A JP H1097730 A JPH1097730 A JP H1097730A JP 8269394 A JP8269394 A JP 8269394A JP 26939496 A JP26939496 A JP 26939496A JP H1097730 A JPH1097730 A JP H1097730A
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- base
- pickup device
- optical pickup
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、フォトダイオードが、簡単な構成に
より容易に且つ正確に位置決めされ得ると共に、コスト
が低減され得るようにした、光ピックアップ装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】ピックアップベース上にレーザダイオード
およびフォトダイオードとを含んでいる、光ピックアッ
プ装置において、上記フォトダイオード１６ｅが、プリ
ント基板１８上に実装されていて、このプリント基板
が、ピックアップベース上に突出するハンダ付け可能な
係合部１９に係合することにより、位置決めされ得るよ
うに、光ピックアップ装置１０を構成する。
より容易に且つ正確に位置決めされ得ると共に、コスト
が低減され得るようにした、光ピックアップ装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】ピックアップベース上にレーザダイオード
およびフォトダイオードとを含んでいる、光ピックアッ
プ装置において、上記フォトダイオード１６ｅが、プリ
ント基板１８上に実装されていて、このプリント基板
が、ピックアップベース上に突出するハンダ付け可能な
係合部１９に係合することにより、位置決めされ得るよ
うに、光ピックアップ装置１０を構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの信号
を記録および／または再生するために使用される光ピッ
クアップ装置に関するものである。
を記録および／または再生するために使用される光ピッ
クアップ装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、このような光ピックアップ装置
は、例えば図６に示すように、構成されている。図６に
おいて、光ピックアップ装置１は、対物レンズ２を保持
するレンズホルダー３と、該レンズホルダー３に備えら
れたコイルボビンに巻回されたフォーカス用コイル３ａ
およびトラッキング用コイル３ｂと、該レンズホルダー
３を、固定配置されたダンパーベース４に対してフォー
カス方向Ｆおよびトラッキング方向Ｔｒに移動可能に支
持するサスペンションバネ５と、該ダンパーベース４を
ラジアル方向Ｒに揺動調整可能に支持するアクチュエー
タベース６と、アクチュエータベース６をタンジェンシ
ャル方向Ｔａに揺動調整可能に支持するピックアップベ
ース７とから構成されている。
は、例えば図６に示すように、構成されている。図６に
おいて、光ピックアップ装置１は、対物レンズ２を保持
するレンズホルダー３と、該レンズホルダー３に備えら
れたコイルボビンに巻回されたフォーカス用コイル３ａ
およびトラッキング用コイル３ｂと、該レンズホルダー
３を、固定配置されたダンパーベース４に対してフォー
カス方向Ｆおよびトラッキング方向Ｔｒに移動可能に支
持するサスペンションバネ５と、該ダンパーベース４を
ラジアル方向Ｒに揺動調整可能に支持するアクチュエー
タベース６と、アクチュエータベース６をタンジェンシ
ャル方向Ｔａに揺動調整可能に支持するピックアップベ
ース７とから構成されている。
【０００３】上記サスペンションバネ５は、図示の場
合、全体として二対、計４本のサスペンションバネ５が
配設されており、それぞれレンズホルダー３の両側に
て、レンズホルダー３とダンパーベース４とを連結する
ことにより、機械的および電気的に接続するようになっ
ている。
合、全体として二対、計４本のサスペンションバネ５が
配設されており、それぞれレンズホルダー３の両側に
て、レンズホルダー３とダンパーベース４とを連結する
ことにより、機械的および電気的に接続するようになっ
ている。
【０００４】アクチュエータベース６には、二本のヨー
ク６ａ，６ｂが一体に形成されている。これらのヨーク
６ａ，６ｂは、それぞれレンズホルダー３をトラッキン
グ方向に垂直な水平方向Ｘから間隔をあけて挟むように
配設されており、一方のヨーク６ａのレンズホルダー３
に対向した内面には、マグネット８が備えられている。
さらに、アクチュエータベース６は、ダンパーベース４
をＸ方向から固定するための立上り部６ｃと、立上り部
６ｃを貫通してダンパーベース４に設けられたネジ穴４
ａに螺合するネジ６ｄと、下方からアクチュエータベー
ス６を貫通してダンパーベース４の下面に設けられたネ
ジ穴に螺合するネジ６ｅとを備えている。
ク６ａ，６ｂが一体に形成されている。これらのヨーク
６ａ，６ｂは、それぞれレンズホルダー３をトラッキン
グ方向に垂直な水平方向Ｘから間隔をあけて挟むように
配設されており、一方のヨーク６ａのレンズホルダー３
に対向した内面には、マグネット８が備えられている。
さらに、アクチュエータベース６は、ダンパーベース４
をＸ方向から固定するための立上り部６ｃと、立上り部
６ｃを貫通してダンパーベース４に設けられたネジ穴４
ａに螺合するネジ６ｄと、下方からアクチュエータベー
ス６を貫通してダンパーベース４の下面に設けられたネ
ジ穴に螺合するネジ６ｅとを備えている。
【０００５】ピックアップベース７は、アクチュエータ
ベース６をタンジェンシャル方向Ｔａに調整可能に支持
するように、アクチュエータベース６のための支持面７
ａを備えている。さらに、ピックアップベース７は、レ
ーザーダイオード７ｂ，ビームスプリッタ７ｃ，立上げ
ミラー７ｄおよびフォトダイオード７ｅを備えている。
また、ピックアップベース７は、下方からピックアップ
ベース７を貫通してアクチュエータベース６の下面に設
けられたネジ穴に螺合するネジ７ｆとを備えている。
ベース６をタンジェンシャル方向Ｔａに調整可能に支持
するように、アクチュエータベース６のための支持面７
ａを備えている。さらに、ピックアップベース７は、レ
ーザーダイオード７ｂ，ビームスプリッタ７ｃ，立上げ
ミラー７ｄおよびフォトダイオード７ｅを備えている。
また、ピックアップベース７は、下方からピックアップ
ベース７を貫通してアクチュエータベース６の下面に設
けられたネジ穴に螺合するネジ７ｆとを備えている。
【０００６】このように構成された光ピックアップ１に
よれば、レーザダイオード７ｂから出た光は、ビームス
プリッタ７ｃにより反射された後、立上げミラー７ｄに
より反射されて、対物レンズ２を介して、光ディスク
（図示せず）の信号面に集光される。そして、光ディス
クの信号面で反射された光は、再び、対物レンズ２を介
して立上げミラー７ｄで反射され、ビームスプリッタ７
ｃを透過した後、フォトダイオード７ｅに入射する。こ
れにより、フォトダイオード７ｅからの出力信号に基づ
いて、光ディスクの信号面に記録された情報が検出され
得るようになっている。
よれば、レーザダイオード７ｂから出た光は、ビームス
プリッタ７ｃにより反射された後、立上げミラー７ｄに
より反射されて、対物レンズ２を介して、光ディスク
（図示せず）の信号面に集光される。そして、光ディス
クの信号面で反射された光は、再び、対物レンズ２を介
して立上げミラー７ｄで反射され、ビームスプリッタ７
ｃを透過した後、フォトダイオード７ｅに入射する。こ
れにより、フォトダイオード７ｅからの出力信号に基づ
いて、光ディスクの信号面に記録された情報が検出され
得るようになっている。
【０００７】ここで、ラジアルスキュー調整は、以下の
ようにして行なわれる。先づ、ネジ６ｄを緩く締めるこ
とにより、ダンパーベース４がアクチュエータベース６
に対してラジアル方向Ｒに揺動し得るようにする。そし
て、ネジ６ｅの回転による進退により、ダンパーベース
４をネジ６ｄを中心として揺動させることにより、ダン
パーベース４のラジアルスキュー調整を行なった後、ネ
ジ６ｄを固く締め付けることにより、ダンパーベース４
がアクチュエータベース６に対して固定される。かくし
て、ダンパーベース４のラジアルスキュー調整が行なわ
れる。
ようにして行なわれる。先づ、ネジ６ｄを緩く締めるこ
とにより、ダンパーベース４がアクチュエータベース６
に対してラジアル方向Ｒに揺動し得るようにする。そし
て、ネジ６ｅの回転による進退により、ダンパーベース
４をネジ６ｄを中心として揺動させることにより、ダン
パーベース４のラジアルスキュー調整を行なった後、ネ
ジ６ｄを固く締め付けることにより、ダンパーベース４
がアクチュエータベース６に対して固定される。かくし
て、ダンパーベース４のラジアルスキュー調整が行なわ
れる。
【０００８】また、タンジェンシャルスキュー調整は、
以下のようにして行なわれる。ネジ７ｆの回転による進
退により、アクチュエータベース６を支持面７ａに沿っ
て揺動させることにより、アクチュエータベース６のタ
ンジェンシャルスキュー調整が行われ、アクチュエータ
ベース６がピックアップベース７に対して固定される。
かくして、アクチュエータベース６のタンジェンシャル
スキュー調整が行なわれる。
以下のようにして行なわれる。ネジ７ｆの回転による進
退により、アクチュエータベース６を支持面７ａに沿っ
て揺動させることにより、アクチュエータベース６のタ
ンジェンシャルスキュー調整が行われ、アクチュエータ
ベース６がピックアップベース７に対して固定される。
かくして、アクチュエータベース６のタンジェンシャル
スキュー調整が行なわれる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の光ピックアップ装置１においては、上記フォトダ
イオード７ｅは、実際には、図７および図８に示すよう
に、ホルダー９上に貼着されたフレキシブルプリント基
板９ａ上に形成された端子パターン部に対して、各接点
部がハンダ付けされることにより、ホルダー９に対して
実装された後、このホルダー９が、ピックアップベース
７に対して、例えば紫外線硬化樹脂等により、接着，固
定され得るようになっている。この場合、上記ホルダー
９の表面と、ピックアップベース７の表面は、高精度に
加工されて、両者が密着されるようになっている。ある
いは、上記フォトダイオード７ｅは、上記ホルダー９が
ネジによりピックアップベース９に対して固定されるよ
うになっている。このため、樹脂により接着固定されて
いる場合には、この接着用樹脂が、環境の変化に比較的
弱いことから、ホルダー９がピックアップベース７から
脱落、または所定の位置から移動してしまうことがあ
り、信頼性の点で問題があった。
構成の光ピックアップ装置１においては、上記フォトダ
イオード７ｅは、実際には、図７および図８に示すよう
に、ホルダー９上に貼着されたフレキシブルプリント基
板９ａ上に形成された端子パターン部に対して、各接点
部がハンダ付けされることにより、ホルダー９に対して
実装された後、このホルダー９が、ピックアップベース
７に対して、例えば紫外線硬化樹脂等により、接着，固
定され得るようになっている。この場合、上記ホルダー
９の表面と、ピックアップベース７の表面は、高精度に
加工されて、両者が密着されるようになっている。ある
いは、上記フォトダイオード７ｅは、上記ホルダー９が
ネジによりピックアップベース９に対して固定されるよ
うになっている。このため、樹脂により接着固定されて
いる場合には、この接着用樹脂が、環境の変化に比較的
弱いことから、ホルダー９がピックアップベース７から
脱落、または所定の位置から移動してしまうことがあ
り、信頼性の点で問題があった。
【００１０】また、ホルダー９の表面と、ピックアップ
ベース７は、両者が密着されるために高精度の加工が必
要となり、その上、フォトダイオード７ｅが実装させる
フレキシブルプリント基板９ａ、およびこれを支持する
ホルダー９の部材が必要であることから、部品点数が多
くなり、コストアップの要因となっていた。さらに、ホ
ルダー９の表面と、ピックアップベース７は、両者が接
着，固定されることから、光軸に沿ったＸ方向に関し
て、固定されて調整できないようになっていた。
ベース７は、両者が密着されるために高精度の加工が必
要となり、その上、フォトダイオード７ｅが実装させる
フレキシブルプリント基板９ａ、およびこれを支持する
ホルダー９の部材が必要であることから、部品点数が多
くなり、コストアップの要因となっていた。さらに、ホ
ルダー９の表面と、ピックアップベース７は、両者が接
着，固定されることから、光軸に沿ったＸ方向に関し
て、固定されて調整できないようになっていた。
【００１１】また、フォトダイオード７ｅは、光ディス
クからの反射光を正しく受光するために、即ちこの反射
光がフォトダイオード７ｅの受光面に結像するように、
三方向Ｘ，Ｆ，Ｔｒに関して、位置決めされる必要があ
る。特に、光軸に沿ったＸ方向に関しては、レーザダイ
オード７ｂまたはフォトダイオード７ｅの軸方向位置調
整機構またはセンサレンズによる焦点調整機構が必要と
なり、構造が複雑で、部品点数が多くなり、コストが高
くなってしまうと共に、全体が大型化してしまうという
問題があった。
クからの反射光を正しく受光するために、即ちこの反射
光がフォトダイオード７ｅの受光面に結像するように、
三方向Ｘ，Ｆ，Ｔｒに関して、位置決めされる必要があ
る。特に、光軸に沿ったＸ方向に関しては、レーザダイ
オード７ｂまたはフォトダイオード７ｅの軸方向位置調
整機構またはセンサレンズによる焦点調整機構が必要と
なり、構造が複雑で、部品点数が多くなり、コストが高
くなってしまうと共に、全体が大型化してしまうという
問題があった。
【００１２】本発明は、以上の点に鑑み、フォトダイオ
ードが、簡単な構成により容易に且つ正確に位置決めさ
れ得ると共に、コストが低減され得るようにした、光ピ
ックアップ装置を提供することを目的としている。
ードが、簡単な構成により容易に且つ正確に位置決めさ
れ得ると共に、コストが低減され得るようにした、光ピ
ックアップ装置を提供することを目的としている。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、ピックアップベース上にレーザダイオードおよび
フォトダイオードとを含んでいる、光ピックアップ装置
において、上記フォトダイオードが、プリント基板上に
実装されていて、このプリント基板が、ピックアップベ
ース上に突出するハンダ付け可能な係合部に係合するこ
とにより、位置決めされ得ることを特徴とする、光ピッ
クアップ装置により、達成される。
れば、ピックアップベース上にレーザダイオードおよび
フォトダイオードとを含んでいる、光ピックアップ装置
において、上記フォトダイオードが、プリント基板上に
実装されていて、このプリント基板が、ピックアップベ
ース上に突出するハンダ付け可能な係合部に係合するこ
とにより、位置決めされ得ることを特徴とする、光ピッ
クアップ装置により、達成される。
【００１４】本発明による光ピックアップ装置は、好ま
しくは、上記係合部が、ピックアップベース上に突出す
る係合ピンであり、プリント基板に設けられた係合孔
が、この係合ピンに係合するようになっている。
しくは、上記係合部が、ピックアップベース上に突出す
る係合ピンであり、プリント基板に設けられた係合孔
が、この係合ピンに係合するようになっている。
【００１５】本発明による光ピックアップ装置は、好ま
しくは、上記係合部が、ピックアップベース上に突出す
る係合爪であり、プリント基板の側縁が、この係合爪に
係合するようになっている。
しくは、上記係合部が、ピックアップベース上に突出す
る係合爪であり、プリント基板の側縁が、この係合爪に
係合するようになっている。
【００１６】上記構成によれば、フォトダイオードが実
装されたプリント基板が、その係合孔または側縁がピッ
クアップベースに設けられた係合ピンまたは係合爪等の
係合部に係合して、係合部がハンダ付けされることによ
り、プリント基板が係合部に対して、固定保持され得る
と共に、電気的にアース接続されることになる。従っ
て、フォトダイオードが、ハンダ付けにより固定されて
いるので、環境の変化に対して強く、フォトダイオード
の取付の信頼性が向上することになる。
装されたプリント基板が、その係合孔または側縁がピッ
クアップベースに設けられた係合ピンまたは係合爪等の
係合部に係合して、係合部がハンダ付けされることによ
り、プリント基板が係合部に対して、固定保持され得る
と共に、電気的にアース接続されることになる。従っ
て、フォトダイオードが、ハンダ付けにより固定されて
いるので、環境の変化に対して強く、フォトダイオード
の取付の信頼性が向上することになる。
【００１７】また、プリント基板が係合部に係合するこ
とにより、フォトダイオードが光軸に沿った方向、およ
び光軸に垂直な二方向に関して、正確に位置決めされる
ことになる。従って、フォトダイオードの位置決め調整
機構が不要となり、コストが低減され得ると共に、小型
化が可能になる。
とにより、フォトダイオードが光軸に沿った方向、およ
び光軸に垂直な二方向に関して、正確に位置決めされる
ことになる。従って、フォトダイオードの位置決め調整
機構が不要となり、コストが低減され得ると共に、小型
化が可能になる。
【００１８】
【実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基づい
て、本発明を詳細に説明する。図１ないし図３は、本発
明による光ピックアップ装置の一実施形態を示してい
る。
て、本発明を詳細に説明する。図１ないし図３は、本発
明による光ピックアップ装置の一実施形態を示してい
る。
【００１９】図１において、光ピックアップ装置１０
は、対物レンズ１１を保持するレンズホルダー１２と、
該レンズホルダー１２に備えられたコイルボビンに巻回
されたフォーカス用コイル１２ａおよびトラッキング用
コイル１２ｂと、該レンズホルダー１２を固定配置され
たダンパーベース１３に対してフォーカス方向Ｆおよび
トラッキング方向Ｔｒに移動可能に支持するサスペンシ
ョンバネ１４と、該ダンパーベース１３をラジアル方向
Ｒに揺動調整可能に支持するアクチュエータベース１５
と、アクチュエータベース１５をタンジェンシャル方向
Ｔａに揺動調整可能に支持するピックアップベース１６
とを含んでいる。
は、対物レンズ１１を保持するレンズホルダー１２と、
該レンズホルダー１２に備えられたコイルボビンに巻回
されたフォーカス用コイル１２ａおよびトラッキング用
コイル１２ｂと、該レンズホルダー１２を固定配置され
たダンパーベース１３に対してフォーカス方向Ｆおよび
トラッキング方向Ｔｒに移動可能に支持するサスペンシ
ョンバネ１４と、該ダンパーベース１３をラジアル方向
Ｒに揺動調整可能に支持するアクチュエータベース１５
と、アクチュエータベース１５をタンジェンシャル方向
Ｔａに揺動調整可能に支持するピックアップベース１６
とを含んでいる。
【００２０】上記サスペンションバネ１４は、図示の場
合、全体として二対、計４本のサスペンションバネ１４
が配設されており、それぞれレンズホルダー１２の両側
にて、レンズホルダー１２とダンパーベース１３とを連
結することにより、機械的および電気的に接続するよう
になっている。
合、全体として二対、計４本のサスペンションバネ１４
が配設されており、それぞれレンズホルダー１２の両側
にて、レンズホルダー１２とダンパーベース１３とを連
結することにより、機械的および電気的に接続するよう
になっている。
【００２１】アクチュエータベース１５には、二本のヨ
ーク１５ａ，１５ｂが一体に形成されている。これらの
ヨーク１５ａ，１５ｂは、それぞれレンズホルダー１２
をトラッキング方向Ｔｒに垂直な水平方向Ｘから間隔を
あけて挟むように配設されており、一方のヨーク１５ａ
のレンズホルダー１２に対向した内面には、マグネット
１７が備えられている。さらに、アクチュエータベース
１５は、ダンパーベース１３をＸ方向から固定するため
の立上り部１５ｃと、立上り部１５ｃを貫通してダンパ
ーベース１３に設けられたネジ穴１３ａに螺合するネジ
１５ｄと、下方からアクチュエータベース１５を貫通し
てダンパーベース１３の下面に設けられたネジ穴に螺合
するネジ１５ｅとを備えている。
ーク１５ａ，１５ｂが一体に形成されている。これらの
ヨーク１５ａ，１５ｂは、それぞれレンズホルダー１２
をトラッキング方向Ｔｒに垂直な水平方向Ｘから間隔を
あけて挟むように配設されており、一方のヨーク１５ａ
のレンズホルダー１２に対向した内面には、マグネット
１７が備えられている。さらに、アクチュエータベース
１５は、ダンパーベース１３をＸ方向から固定するため
の立上り部１５ｃと、立上り部１５ｃを貫通してダンパ
ーベース１３に設けられたネジ穴１３ａに螺合するネジ
１５ｄと、下方からアクチュエータベース１５を貫通し
てダンパーベース１３の下面に設けられたネジ穴に螺合
するネジ１５ｅとを備えている。
【００２２】ピックアップベース１６は、アクチュエー
タベース１５をタンジェンシャル方向Ｔａに調整可能に
支持するように、アクチュエータベース１５のための支
持面１６ａを備えている。さらに、ピックアップベース
１６は、レーザーダイオード１６ｂ，ビームスプリッタ
１６ｃ，立上げミラー１６ｄおよびフォトダイオード１
６ｅを備えている。また、ピックアップベース１６は、
下方からピックアップベース１６を貫通してアクチュエ
ータベース１５の下面に設けられたネジ穴に螺合するネ
ジ１６ｆとを備えている。
タベース１５をタンジェンシャル方向Ｔａに調整可能に
支持するように、アクチュエータベース１５のための支
持面１６ａを備えている。さらに、ピックアップベース
１６は、レーザーダイオード１６ｂ，ビームスプリッタ
１６ｃ，立上げミラー１６ｄおよびフォトダイオード１
６ｅを備えている。また、ピックアップベース１６は、
下方からピックアップベース１６を貫通してアクチュエ
ータベース１５の下面に設けられたネジ穴に螺合するネ
ジ１６ｆとを備えている。
【００２３】以上の構成は、図６に示した従来の光ピッ
クアップ装置１と同様の構成であるが、本発明実施形態
による光ピックアップ装置１０においては、上述したフ
ォトダイオード１６ｅは、図２に示すように、プリント
基板１８上に実装されている。
クアップ装置１と同様の構成であるが、本発明実施形態
による光ピックアップ装置１０においては、上述したフ
ォトダイオード１６ｅは、図２に示すように、プリント
基板１８上に実装されている。
【００２４】このプリント基板１８は、その表面に、フ
ォトダイオード１６ｅの各端子即ち駆動電圧を印加する
ための電源端子や入射光により検出信号を出力する出力
端子等がハンダ付けされる導電パターン（図示せず）を
備えていると共に、例えば側縁に、これら端子に接続さ
れた導電パターンを外部に取り出すためのフレキシブル
プリント基板が接続されるべき端子部を備えている。
ォトダイオード１６ｅの各端子即ち駆動電圧を印加する
ための電源端子や入射光により検出信号を出力する出力
端子等がハンダ付けされる導電パターン（図示せず）を
備えていると共に、例えば側縁に、これら端子に接続さ
れた導電パターンを外部に取り出すためのフレキシブル
プリント基板が接続されるべき端子部を備えている。
【００２５】さらに、このプリント基板１８は、その隅
部に、少なくとも一つ（図示の場合には、３つ）の係合
孔１８ｂを備え、後述する金属ピン１９の径より若干大
きく構成されている。
部に、少なくとも一つ（図示の場合には、３つ）の係合
孔１８ｂを備え、後述する金属ピン１９の径より若干大
きく構成されている。
【００２６】これに対して、ピックアップベース１６
は、そのフォトダイオード１６ｅが取り付けられるべき
取付面１６ｇの隅部に、上述したプリント基板１８の係
合孔１８ｂに対応して、ハンダ付け可能な金属ピン１９
を備えている。
は、そのフォトダイオード１６ｅが取り付けられるべき
取付面１６ｇの隅部に、上述したプリント基板１８の係
合孔１８ｂに対応して、ハンダ付け可能な金属ピン１９
を備えている。
【００２７】本発明実施形態による光ピックアップ装置
１０は、以上のように構成されており、レンズホルダー
１２のコイルボビンに巻回された各コイル１２ａ，１２
ｂの巻線は、それぞれサスペンションバネ１４を介し
て、ダンパーベース１３から、外部の駆動電圧供給源に
接続される。これにより、外部から、各コイル１２ａ，
１２ｂに駆動電圧が供給されることにより、フォーカス
用コイル１２ａまたはトラッキング用コイル１２ｂに磁
界が発生する。そして、各コイル１２ａ，１２ｂによる
磁束が、マグネット１７そしてヨーク１５ａ，１５ｂに
より形成され且つ該コイル１２ａ，１２ｂを通過する磁
束と相互に作用することにより、該レンズホルダー１２
に対して、フォーカス方向Ｆおよびトラッキング方向Ｔ
ｒの力が作用する。かくして、レンズホルダー１２に取
り付けられた対物レンズ１１が、フォーカス方向Ｆおよ
びトラッキング方向Ｔに関して適宜に移動せしめられ得
るようになっている。
１０は、以上のように構成されており、レンズホルダー
１２のコイルボビンに巻回された各コイル１２ａ，１２
ｂの巻線は、それぞれサスペンションバネ１４を介し
て、ダンパーベース１３から、外部の駆動電圧供給源に
接続される。これにより、外部から、各コイル１２ａ，
１２ｂに駆動電圧が供給されることにより、フォーカス
用コイル１２ａまたはトラッキング用コイル１２ｂに磁
界が発生する。そして、各コイル１２ａ，１２ｂによる
磁束が、マグネット１７そしてヨーク１５ａ，１５ｂに
より形成され且つ該コイル１２ａ，１２ｂを通過する磁
束と相互に作用することにより、該レンズホルダー１２
に対して、フォーカス方向Ｆおよびトラッキング方向Ｔ
ｒの力が作用する。かくして、レンズホルダー１２に取
り付けられた対物レンズ１１が、フォーカス方向Ｆおよ
びトラッキング方向Ｔに関して適宜に移動せしめられ得
るようになっている。
【００２８】この場合、フォトダイオード１６ｅは、プ
リント基板１８上に実装されると共に、このプリント基
板１８は、その係合孔１８ｂが、ピックアップベース１
６の取付面１６ｇに設けられた金属ピン１９に被嵌さ
れ、係合孔１８ｂが金属ピン１９の径より大きく構成さ
れていることにより、光軸方向、および光軸に垂直な二
方向に関して微調整されて位置決めされ得る。この状態
から、図３に示すように、各金属ピン１９とプリント基
板１８の係合孔１８ｂ付近を互いにハンダ１９ａでハン
ダ付けして固定することにより、プリント基板１８およ
びフォトダイオード１６ｅが、ピックアップベース１６
に対して所定位置に固定保持され得ることになる。
リント基板１８上に実装されると共に、このプリント基
板１８は、その係合孔１８ｂが、ピックアップベース１
６の取付面１６ｇに設けられた金属ピン１９に被嵌さ
れ、係合孔１８ｂが金属ピン１９の径より大きく構成さ
れていることにより、光軸方向、および光軸に垂直な二
方向に関して微調整されて位置決めされ得る。この状態
から、図３に示すように、各金属ピン１９とプリント基
板１８の係合孔１８ｂ付近を互いにハンダ１９ａでハン
ダ付けして固定することにより、プリント基板１８およ
びフォトダイオード１６ｅが、ピックアップベース１６
に対して所定位置に固定保持され得ることになる。
【００２９】従って、フォトダイオード１６ｅは、光軸
方向、およびこれに垂直な二方向に関して、正確に位置
決めされ得るので、フォトダイオード１６ｅの位置きめ
調整手段が不要となり、また、従来のようなフレキシブ
ルプリント基板９ａ、およびホルダー９の部材が不要と
なる。これにより、光ピックアップ装置１０は、全体が
簡単な構成となり、部品点数が削減されるので、コスト
が低減され得ると共に、小型に構成され得ることにな
る。
方向、およびこれに垂直な二方向に関して、正確に位置
決めされ得るので、フォトダイオード１６ｅの位置きめ
調整手段が不要となり、また、従来のようなフレキシブ
ルプリント基板９ａ、およびホルダー９の部材が不要と
なる。これにより、光ピックアップ装置１０は、全体が
簡単な構成となり、部品点数が削減されるので、コスト
が低減され得ると共に、小型に構成され得ることにな
る。
【００３０】また、フォトダイオード１６ｅは、プリン
ト基板１８を介してハンダ付けによってピックアップベ
ース１６に固定保持されているので、従来の光ピックア
ップ装置１における接着剤による固定の場合に比較し
て、環境の変化等によって、所定位置からずれてしまう
ようなことがなく、信頼性が向上することになる。
ト基板１８を介してハンダ付けによってピックアップベ
ース１６に固定保持されているので、従来の光ピックア
ップ装置１における接着剤による固定の場合に比較し
て、環境の変化等によって、所定位置からずれてしまう
ようなことがなく、信頼性が向上することになる。
【００３１】図４および図５は、本発明による光ピック
アップ装置の第二の実施形態における要部を示してい
る。図４において、光ピックアップ装置２０は、上述し
たプリント基板１８が、ピックアップベース１６の取付
面１６ｇから突出するように設けられた金属製の係合爪
２１が、プリント基板１８の側縁に、若干の隙間を有し
て係合することにより、ピックアップベース１６に対し
て固定保持されている点を除いては、図１の光ピックア
ップ１０と同じ構成である。
アップ装置の第二の実施形態における要部を示してい
る。図４において、光ピックアップ装置２０は、上述し
たプリント基板１８が、ピックアップベース１６の取付
面１６ｇから突出するように設けられた金属製の係合爪
２１が、プリント基板１８の側縁に、若干の隙間を有し
て係合することにより、ピックアップベース１６に対し
て固定保持されている点を除いては、図１の光ピックア
ップ１０と同じ構成である。
【００３２】この場合、フォトダイオード１６ｅが実装
されたプリント基板１８は、図４にて例えば右方から係
合爪２１の下側に挿入され、光軸方向、および光軸方向
に垂直な二方向に関して位置決めされ、この状態から、
図５に示すように、各係合爪２１の先端のフック部２１
ａが、プリント基板１８の表面に対してハンダ２２でハ
ンダ付けされることにより、プリント基板１８そしてフ
ォトダイオード１６ｅが、ピックアップベース１６に対
して正確に位置決めされ、固定保持され得ることにな
る。
されたプリント基板１８は、図４にて例えば右方から係
合爪２１の下側に挿入され、光軸方向、および光軸方向
に垂直な二方向に関して位置決めされ、この状態から、
図５に示すように、各係合爪２１の先端のフック部２１
ａが、プリント基板１８の表面に対してハンダ２２でハ
ンダ付けされることにより、プリント基板１８そしてフ
ォトダイオード１６ｅが、ピックアップベース１６に対
して正確に位置決めされ、固定保持され得ることにな
る。
【００３３】尚、上記実施形態においては、プリント基
板１８は、図２または図４にて、四隅のうち、三つの隅
部にて、ピックアップベース１６に設けられた係合ピン
としての金属ピン１９または係合爪２１が係合すること
により、位置決めされ、固定保持されるようになってい
るが、これに限らず、任意の複数箇所で係合ピンまたは
係合爪等の係合部によって、固定保持されればよいこと
は明らかである。
板１８は、図２または図４にて、四隅のうち、三つの隅
部にて、ピックアップベース１６に設けられた係合ピン
としての金属ピン１９または係合爪２１が係合すること
により、位置決めされ、固定保持されるようになってい
るが、これに限らず、任意の複数箇所で係合ピンまたは
係合爪等の係合部によって、固定保持されればよいこと
は明らかである。
【００３４】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
ォトダイオードが実装されたプリント基板が、その係合
孔または側縁がピックアップベースに設けられた係合ピ
ンまたは係合爪等の係合部に係合して、係合部がハンダ
付けされることにより、プリント基板が係合部に対し
て、固定保持され得ると共に、電気的にアース接続され
ることになる。従って、フォトダイオードが、ハンダ付
けにより固定されているので、環境の変化に対して強
く、フォトダイオードの取付の信頼性が向上することに
なる。
ォトダイオードが実装されたプリント基板が、その係合
孔または側縁がピックアップベースに設けられた係合ピ
ンまたは係合爪等の係合部に係合して、係合部がハンダ
付けされることにより、プリント基板が係合部に対し
て、固定保持され得ると共に、電気的にアース接続され
ることになる。従って、フォトダイオードが、ハンダ付
けにより固定されているので、環境の変化に対して強
く、フォトダイオードの取付の信頼性が向上することに
なる。
【００３５】また、プリント基板が係合部に係合するこ
とにより、フォトダイオードが光軸に沿った方向、およ
び光軸に垂直な二方向に関して、正確に位置決めされる
ことになる。従って、フォトダイオードの位置決め調整
機構が不要となり、コストが低減され得ると共に、小型
化が可能になる。
とにより、フォトダイオードが光軸に沿った方向、およ
び光軸に垂直な二方向に関して、正確に位置決めされる
ことになる。従って、フォトダイオードの位置決め調整
機構が不要となり、コストが低減され得ると共に、小型
化が可能になる。
【００３６】かくして、本発明によれば、フォトダイオ
ードが、簡単な構成により容易に且つ正確に位置決めさ
れ得ると共に、コストが低減され得るようにした、極め
て優れた光ピックアップ装置が提供され得ることにな
る。
ードが、簡単な構成により容易に且つ正確に位置決めさ
れ得ると共に、コストが低減され得るようにした、極め
て優れた光ピックアップ装置が提供され得ることにな
る。
【図１】本発明による光ピックアップ装置の一実施形態
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図２】図１の光ピックアップ装置におけるフォトダイ
オードの取付部分を示す部分斜視図である。
オードの取付部分を示す部分斜視図である。
【図３】図２の取付部分の要部を示す部分拡大図であ
る。
る。
【図４】図１の光ピックアップ装置におけるフォトダイ
オードの取付部分の他の実施形態を示す部分斜視図であ
る。
オードの取付部分の他の実施形態を示す部分斜視図であ
る。
【図５】図４の取付部分の要部を示す部分側面図であ
る。
る。
【図６】従来の光ピックアップ装置の一例を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図７】図６の光ピックアップ装置におけるフォトダイ
オード取付部分を示す部分拡大図である。
オード取付部分を示す部分拡大図である。
【図８】図７のフォトダイオード取付部分の部分斜視図
である。
である。
１０，２０ 光ピックアップ装置 １１ 対物レンズ １２ レンズホルダー １３ ダンパーベース １４ サスペンションバネ １５ アクチュエータベース １６ ピックアップベース １６ｅ フォトダイオード １６ｇ 取付面 １７ マグネット １８ プリント基板 １８ｂ 係合孔 １９ 金属ピン（係合部） ２１ 金属製係合爪（係合部） １９ａ，２２ ハンダ ２１ａ フック部
Claims (3)
- 【請求項１】 ピックアップベース上にレーザダイオー
ドおよびフォトダイオードとを含んでいる、光ピックア
ップ装置において、 上記フォトダイオードが、プリント基板上に実装されて
いて、このプリント基板が、ピックアップベース上に突
出するハンダ付け可能な係合部に係合することにより、
位置決めされ得ることを特徴とする、光ピックアップ装
置。 - 【請求項２】 上記係合部が、ピックアップベース上に
突出する係合ピンであり、プリント基板に設けられた係
合孔が、この係合ピンに係合するようになっていること
を特徴とする、請求項１に記載の光ピックアップ装置。 - 【請求項３】 上記係合部が、ピックアップベース上に
突出する係合爪であり、プリント基板の側縁が、この係
合爪に係合するようになっていることを特徴とする、請
求項１に記載の光ピックアップ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8269394A JPH1097730A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 光ピックアップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8269394A JPH1097730A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 光ピックアップ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1097730A true JPH1097730A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17471804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8269394A Pending JPH1097730A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 光ピックアップ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1097730A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7334245B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-02-19 | Toshiba Samsung Storage Technology Corporation | Optical disk apparatus |
| EP1923879A1 (en) | 2006-11-20 | 2008-05-21 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical pickup apparatus |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP8269394A patent/JPH1097730A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7334245B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-02-19 | Toshiba Samsung Storage Technology Corporation | Optical disk apparatus |
| EP1923879A1 (en) | 2006-11-20 | 2008-05-21 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical pickup apparatus |
| US7792008B2 (en) | 2006-11-20 | 2010-09-07 | Funai Electric Co., Ltd. | Optical pickup apparatus |
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