JPH11306567A - 光学ヘッド駆動装置 - Google Patents
光学ヘッド駆動装置Info
- Publication number
- JPH11306567A JPH11306567A JP12681598A JP12681598A JPH11306567A JP H11306567 A JPH11306567 A JP H11306567A JP 12681598 A JP12681598 A JP 12681598A JP 12681598 A JP12681598 A JP 12681598A JP H11306567 A JPH11306567 A JP H11306567A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suspension
- driving device
- optical
- objective lens
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Optical Head (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 対物レンズ駆動装置等の光学ヘッド駆動装置
において、対物レンズを備えたレンズホルダーを支持す
るサスペンションの支持固定側部材とレンズホルダーを
駆動する磁気回路側部材とを一部品構造にする。 【解決手段】 磁気回路8のヨーク17を一体に形成し
たベース部材6の後部に固定面部6bを一体に立上げ形
成し、この固定面部6bにサスペンション支持部16を
一体に形成して、このサスペンション支持部16に、対
物レンズ2を保持するレンズホルダー3に先端部を締結
したサスペンションワイヤ15の基端部を挿入し、ダン
ピング材20を充填してサスペンションワイヤ15を支
持固定することにより対物レンズ駆動装置1を構成す
る。
において、対物レンズを備えたレンズホルダーを支持す
るサスペンションの支持固定側部材とレンズホルダーを
駆動する磁気回路側部材とを一部品構造にする。 【解決手段】 磁気回路8のヨーク17を一体に形成し
たベース部材6の後部に固定面部6bを一体に立上げ形
成し、この固定面部6bにサスペンション支持部16を
一体に形成して、このサスペンション支持部16に、対
物レンズ2を保持するレンズホルダー3に先端部を締結
したサスペンションワイヤ15の基端部を挿入し、ダン
ピング材20を充填してサスペンションワイヤ15を支
持固定することにより対物レンズ駆動装置1を構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学記録媒体とし
て、例えば、光ディスク、光磁気ディスクを使用する光
学ディスク装置としての光ディスク記録及び/又は再生
装置、光磁気ディスク記録再生装置等に備える光学ヘッ
ド装置の光学ヘッドを光学記録媒体の信号記録面に対し
て水平及び垂直方向に駆動する光学ヘッド駆動装置に関
する。
て、例えば、光ディスク、光磁気ディスクを使用する光
学ディスク装置としての光ディスク記録及び/又は再生
装置、光磁気ディスク記録再生装置等に備える光学ヘッ
ド装置の光学ヘッドを光学記録媒体の信号記録面に対し
て水平及び垂直方向に駆動する光学ヘッド駆動装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学ヘッド装置は、光学ディスク
装置としての光ディスク記録及び/又は再生装置におい
ては単独で備えられ、また、記録及び再生可能な光磁気
ディスクの記録再生装置においてはオーバーライトヘッ
ドとしての磁気ヘッド装置と組合せて光学磁気ヘッド機
構として備えられている。
装置としての光ディスク記録及び/又は再生装置におい
ては単独で備えられ、また、記録及び再生可能な光磁気
ディスクの記録再生装置においてはオーバーライトヘッ
ドとしての磁気ヘッド装置と組合せて光学磁気ヘッド機
構として備えられている。
【0003】この光学ピックアップ装置は、光ディスク
記録及び/又は再生装置においては半導体レーザの如き
光源と、この光源より発せられる光ビームを光学記録媒
体としての光ディスクの信号記録面上に導き集光させる
ための光学ヘッドとしての対物レンズとグレーティング
レンズ、ビームスプリッター等の光学部品を有して構成
されて、光源より発せられた光ビームを光ディスクの信
号記録面上に集光して照射し、この信号記録面により反
射された光ビームを光検出器によって検出することによ
り、信号記録面上に記録された情報信号の読み出しを行
うようにしている。
記録及び/又は再生装置においては半導体レーザの如き
光源と、この光源より発せられる光ビームを光学記録媒
体としての光ディスクの信号記録面上に導き集光させる
ための光学ヘッドとしての対物レンズとグレーティング
レンズ、ビームスプリッター等の光学部品を有して構成
されて、光源より発せられた光ビームを光ディスクの信
号記録面上に集光して照射し、この信号記録面により反
射された光ビームを光検出器によって検出することによ
り、信号記録面上に記録された情報信号の読み出しを行
うようにしている。
【0004】光学記録媒体である光ディスクは、光学ヘ
ッド装置としての光学ピックアップ装置を備えて構成さ
れた光ディスク記録及び/又は再生装置としてのディス
クプレーヤ装置においては、スピンドルモータに取付け
られて回転するターンテーブルに中心部において保持さ
れて回転操作される。そして、このディスクプレーヤ装
置において、光学ピックアップ装置は、回転操作される
光ディスクの信号記録面に対物レンズを対向させる状態
に配設されている。また、このピックアップ装置は、光
ディスクの内外周に亘って移動操作可能に支持されてい
る。
ッド装置としての光学ピックアップ装置を備えて構成さ
れた光ディスク記録及び/又は再生装置としてのディス
クプレーヤ装置においては、スピンドルモータに取付け
られて回転するターンテーブルに中心部において保持さ
れて回転操作される。そして、このディスクプレーヤ装
置において、光学ピックアップ装置は、回転操作される
光ディスクの信号記録面に対物レンズを対向させる状態
に配設されている。また、このピックアップ装置は、光
ディスクの内外周に亘って移動操作可能に支持されてい
る。
【0005】そして、光ディスクが回転操作されること
により、光学ピックアップ装置は、この光ディスクの信
号記録面上に、ほぼ同心円状をなして螺旋状に形成され
た記録トラックに沿って記録された情報信号を、この記
録トラックに沿って読み出すようになっている。
により、光学ピックアップ装置は、この光ディスクの信
号記録面上に、ほぼ同心円状をなして螺旋状に形成され
た記録トラックに沿って記録された情報信号を、この記
録トラックに沿って読み出すようになっている。
【0006】ところで、光ディスクが回転操作されると
き、記録トラックは、この記録トラックの曲率中心の、
スピンドルモータによる光ディスクの回転中心に対する
偏心によって、光学ピックアップ装置による読み出し位
置において、この光ディスクの径方向に周期的に往復移
動する。また、この光ディスクが回転操作されるとき、
信号記録面は、この光ディスクのディスク基板の平面性
の誤差、すなわち、歪みによって、光学ピックアップ装
置による読み出し位置において、信号記録面に垂直な方
向に周期的に往復移動する。
き、記録トラックは、この記録トラックの曲率中心の、
スピンドルモータによる光ディスクの回転中心に対する
偏心によって、光学ピックアップ装置による読み出し位
置において、この光ディスクの径方向に周期的に往復移
動する。また、この光ディスクが回転操作されるとき、
信号記録面は、この光ディスクのディスク基板の平面性
の誤差、すなわち、歪みによって、光学ピックアップ装
置による読み出し位置において、信号記録面に垂直な方
向に周期的に往復移動する。
【0007】このような、光ディスクにおける偏芯やい
わゆる面振れに対応するために、光学ピックアップ装置
は、光学ヘッド駆動装置としての対物レンズ駆動装置
(2軸アクチュエーター)を備えている。この対物レン
ズ駆動装置は、対物レンズをこの対物レンズの光軸方向
(フォーカス方向)及びこの光軸に直交する方向(トラ
ッキング方向)すなわち光ディスクのディスク面に対し
水平及び垂直方向に移動操作可能に支持している。
わゆる面振れに対応するために、光学ピックアップ装置
は、光学ヘッド駆動装置としての対物レンズ駆動装置
(2軸アクチュエーター)を備えている。この対物レン
ズ駆動装置は、対物レンズをこの対物レンズの光軸方向
(フォーカス方向)及びこの光軸に直交する方向(トラ
ッキング方向)すなわち光ディスクのディスク面に対し
水平及び垂直方向に移動操作可能に支持している。
【0008】この対物レンズ駆動装置は、対物レンズに
よる光ビームの集光点と記録トラックとの光ディスクの
信号記録面に水平及び垂直な方向についてのずれ量(距
離)を検出した信号(トラッキングエラー信号及びフォ
ーカスエラー信号)に基づいて、対物レンズを移動操作
するようにしてある。
よる光ビームの集光点と記録トラックとの光ディスクの
信号記録面に水平及び垂直な方向についてのずれ量(距
離)を検出した信号(トラッキングエラー信号及びフォ
ーカスエラー信号)に基づいて、対物レンズを移動操作
するようにしてある。
【0009】このように対物レンズを移動操作可能に支
持する対物レンズ駆動装置(2軸アクチュエーター)を
図9及び図10を参照して説明する。図9及び図10に
おいて、対物レンズ駆動装置51は、対物レンズ52を
保持するホルダーとして機能するレンズホルダー54、
上下方向及び左右方向に変位可能となるようにレンズホ
ルダー54を支持する固定ベースとして機能するアクチ
ュエータベース60と、これらに設けられた駆動装置と
を備えている。
持する対物レンズ駆動装置(2軸アクチュエーター)を
図9及び図10を参照して説明する。図9及び図10に
おいて、対物レンズ駆動装置51は、対物レンズ52を
保持するホルダーとして機能するレンズホルダー54、
上下方向及び左右方向に変位可能となるようにレンズホ
ルダー54を支持する固定ベースとして機能するアクチ
ュエータベース60と、これらに設けられた駆動装置と
を備えている。
【0010】レンズホルダー54には、その中央部に孔
部54aが設けられている。孔部54aの縁には、巻線
ボビン56が装着され、この巻線ボビン56にはフォー
カシングコイル53と一対のトラッキングコイル55
a,55bが設けられている。また、レンズホルダー5
4の両側に上下に2本ずつ弾性を有する線材からなるサ
スペンションワイヤ57の一端が、接着剤58によって
固定されている。サスペンションワイヤ57は、その一
端にフォーカシングコイルとトラッキングコイル55
a,55bの巻線端部がカラゲられ、半田付けされてフ
ォーカシングコイルとトラッキングコイル55a,55
bに電流を供給する導線としても作用する。
部54aが設けられている。孔部54aの縁には、巻線
ボビン56が装着され、この巻線ボビン56にはフォー
カシングコイル53と一対のトラッキングコイル55
a,55bが設けられている。また、レンズホルダー5
4の両側に上下に2本ずつ弾性を有する線材からなるサ
スペンションワイヤ57の一端が、接着剤58によって
固定されている。サスペンションワイヤ57は、その一
端にフォーカシングコイルとトラッキングコイル55
a,55bの巻線端部がカラゲられ、半田付けされてフ
ォーカシングコイルとトラッキングコイル55a,55
bに電流を供給する導線としても作用する。
【0011】一方、アクチュエータベース60には、重
ね合わされたヨーク61とマグネット62からなる2組
の磁気発生部が、レンズホルダー4の孔部4a内に挿入
され、アクチュエータベース60に固定されている。一
方の磁気発生部はトラッキングコイル55a,55bに
隣接し、他方の磁気発生部は巻線ボビン56内に位置し
ている。
ね合わされたヨーク61とマグネット62からなる2組
の磁気発生部が、レンズホルダー4の孔部4a内に挿入
され、アクチュエータベース60に固定されている。一
方の磁気発生部はトラッキングコイル55a,55bに
隣接し、他方の磁気発生部は巻線ボビン56内に位置し
ている。
【0012】また、サスペンションワイヤ57の他端は
アクチュエータベース60に固定したワイヤ支持ブロッ
ク68に接着剤59によって固定されている。レンズホ
ルダー54を変位させるための駆動装置は、レンズホル
ダー54に構成されたトラッキングコイル55a,55
b及びフォーカシングコイルと、アクチュエータベース
53に設けられたヨーク61とマグネット62からなる
磁気発生部とによって構成される。この駆動装置によっ
て、レンズホルダー54はアクチュエータベース53に
対して、上下方向、すなわちフォーカス方向、及び左右
方向、すなわちトラッキング方向に変位可能に構成され
ている。
アクチュエータベース60に固定したワイヤ支持ブロッ
ク68に接着剤59によって固定されている。レンズホ
ルダー54を変位させるための駆動装置は、レンズホル
ダー54に構成されたトラッキングコイル55a,55
b及びフォーカシングコイルと、アクチュエータベース
53に設けられたヨーク61とマグネット62からなる
磁気発生部とによって構成される。この駆動装置によっ
て、レンズホルダー54はアクチュエータベース53に
対して、上下方向、すなわちフォーカス方向、及び左右
方向、すなわちトラッキング方向に変位可能に構成され
ている。
【0013】なお、対物レンズ52で受光された光信号
は、図示しない光の経路を経由して光−電気変換部に導
かれるようになっている。
は、図示しない光の経路を経由して光−電気変換部に導
かれるようになっている。
【0014】このように、対物レンズ駆動装置により対
物レンズが移動操作されることにより、この対物レンズ
による光ビームの集光点は、記録トラックの周期的な移
動に追従して、常に、記録トラック上に形成されること
となる。
物レンズが移動操作されることにより、この対物レンズ
による光ビームの集光点は、記録トラックの周期的な移
動に追従して、常に、記録トラック上に形成されること
となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のような光学ヘッ
ド駆動装置である対物レンズ駆動装置においては、対物
レンズが保持されるレンズホルダーに備えるフォーカス
コイルとトラッキングコイルはコイルボビンに巻装し、
レンズホルダーに装着しているが、このコイルの装着
は、先ずコイルボビンにフォーカスコイルを水平方向に
巻回した後、このフォーカスコイルの外面側に矩形状に
巻回したトラッキングコイルを接着剤により接着して固
定し、この状態でコイルボビンをレンズホルダーに嵌合
して接着剤により接着することにより行っている。
ド駆動装置である対物レンズ駆動装置においては、対物
レンズが保持されるレンズホルダーに備えるフォーカス
コイルとトラッキングコイルはコイルボビンに巻装し、
レンズホルダーに装着しているが、このコイルの装着
は、先ずコイルボビンにフォーカスコイルを水平方向に
巻回した後、このフォーカスコイルの外面側に矩形状に
巻回したトラッキングコイルを接着剤により接着して固
定し、この状態でコイルボビンをレンズホルダーに嵌合
して接着剤により接着することにより行っている。
【0016】このように、コイルボビンのレンズホルダ
ーへの装着固定は、接着剤による接着に頼ることが多
く、このため接着強度の低下、作業時の誤動作による接
着力の不足が発生するおそれがある。また、接着剤の不
要部分への付着により、可動側部材が固定側部材に貼着
状態になり、対物レンズの駆動動作に支障を来すおそれ
がある等の問題がある。
ーへの装着固定は、接着剤による接着に頼ることが多
く、このため接着強度の低下、作業時の誤動作による接
着力の不足が発生するおそれがある。また、接着剤の不
要部分への付着により、可動側部材が固定側部材に貼着
状態になり、対物レンズの駆動動作に支障を来すおそれ
がある等の問題がある。
【0017】また、レンズホルダーを支持するサスペン
ションワイヤの他端を固定するワイヤ支持ブロック及び
ヨークはアクチュエータベースとは別部品で構成されて
いるため、部品点数が多くなり、コストアップとなる。
このように、ワイヤ支持ブロック及びヨークは、アクチ
ュエータベースと別部品であるため、サスペンションワ
イヤの取付位置、ヨーク及びマグネットの位置精度のば
らつき等が大きくなり、しかも各々部品の固定に接着剤
を用いているため信頼性が不安定になるおそれがある。
ションワイヤの他端を固定するワイヤ支持ブロック及び
ヨークはアクチュエータベースとは別部品で構成されて
いるため、部品点数が多くなり、コストアップとなる。
このように、ワイヤ支持ブロック及びヨークは、アクチ
ュエータベースと別部品であるため、サスペンションワ
イヤの取付位置、ヨーク及びマグネットの位置精度のば
らつき等が大きくなり、しかも各々部品の固定に接着剤
を用いているため信頼性が不安定になるおそれがある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光源より発せられた光ビームを光学記録媒
体の信号記録面上に集光させる対物レンズを上記信号記
録面に対し、垂直及び水平方向に駆動可能とする光学ヘ
ッド駆動装置であって、対物レンズを有する可動部を支
持するサスペンションの固定側部材と可動部の駆動用の
磁気回路側部材とを一部品構造として構成したものであ
る。
に本発明は、光源より発せられた光ビームを光学記録媒
体の信号記録面上に集光させる対物レンズを上記信号記
録面に対し、垂直及び水平方向に駆動可能とする光学ヘ
ッド駆動装置であって、対物レンズを有する可動部を支
持するサスペンションの固定側部材と可動部の駆動用の
磁気回路側部材とを一部品構造として構成したものであ
る。
【0019】この構成において、上記固定側部材に、上
記サスペンションが制振材を介して支持される支持部を
一体に形成して構成できるものである。
記サスペンションが制振材を介して支持される支持部を
一体に形成して構成できるものである。
【0020】また、この構成において、上記サスペンシ
ョンが制振材を介して支持される支持部を上記磁気回路
側部材と一部品構造として構成できるものである。
ョンが制振材を介して支持される支持部を上記磁気回路
側部材と一部品構造として構成できるものである。
【0021】このように構成される本発明の光学ヘッド
駆動装置は、対物レンズを有する可動部を支持するサス
ペンションの固定側部材と可動部の駆動用の磁気回路側
部材とを一部品構造とすることにより、構成部品及び製
作工程が簡素化され、対物レンズと磁気回路側部材との
位置精度が向上する。
駆動装置は、対物レンズを有する可動部を支持するサス
ペンションの固定側部材と可動部の駆動用の磁気回路側
部材とを一部品構造とすることにより、構成部品及び製
作工程が簡素化され、対物レンズと磁気回路側部材との
位置精度が向上する。
【0022】また、本発明は、以上のように構成される
光学ヘッド駆動装置を用いて光学ディスク装置等の光学
装置を構成するものである。
光学ヘッド駆動装置を用いて光学ディスク装置等の光学
装置を構成するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図6を参照して説明する。
〜図6を参照して説明する。
【0024】この実施の形態は、本発明に係る光学ヘッ
ド駆動装置を、光学記録媒体としての光ディスクを用
い、この光ディスクより情報信号の読み出しを行なう光
学ヘッド装置の対物レンズの駆動装置として構成したも
のである。
ド駆動装置を、光学記録媒体としての光ディスクを用
い、この光ディスクより情報信号の読み出しを行なう光
学ヘッド装置の対物レンズの駆動装置として構成したも
のである。
【0025】図中の符記号1は、この実施の形態におけ
る光学ヘッド駆動装置としての対物レンズ駆動装置の全
体を示す。この対物レンズ駆動装置1は、対物レンズ2
を保持するレンズホルダー3に第1のコイルであるフォ
ーカスコイル4と第2のコイルであるトラッキングコイ
ル5を巻装し、このレンズホルダー3をベース部材6に
サスペンション7を介して垂直及び水平方向に揺動可能
に支持されて、トラッキングコイル4とフォーカスコイ
ル5をベース部材6側に設けられた磁気回路8に対応さ
せて構成されている。
る光学ヘッド駆動装置としての対物レンズ駆動装置の全
体を示す。この対物レンズ駆動装置1は、対物レンズ2
を保持するレンズホルダー3に第1のコイルであるフォ
ーカスコイル4と第2のコイルであるトラッキングコイ
ル5を巻装し、このレンズホルダー3をベース部材6に
サスペンション7を介して垂直及び水平方向に揺動可能
に支持されて、トラッキングコイル4とフォーカスコイ
ル5をベース部材6側に設けられた磁気回路8に対応さ
せて構成されている。
【0026】レンズホルダー3は、前半部3aに対物レ
ンズ2の嵌合部9が対物レンズ2の光軸方向に開口して
形成されており、この嵌合部9に対物レンズ2を嵌合固
定する。中間部3bにはレンズ嵌合部9の軸方向と平行
に貫通する中心開口部10を有する筒状に形成されて、
この外周部に第1のコイルであるフォーカスコイル4が
対物レンズ2の光軸方向と直交する方向に巻装される第
1のコイル巻回部11がボビン状に形成されている。ま
た、後半部3cは、中間部3bのコイル巻回部11を中
心として対物レンズ2側とバランスを取るためにコイル
巻回部11の上下両端部から後方へ中心開口部10の軸
方向と直交する方向に両翼片状に延長して形成されてこ
の両翼片部3c1 ,3c2 及び3c3 ,3c4 間には後
方へ開放される開放部12a,12bが形成されてい
る。
ンズ2の嵌合部9が対物レンズ2の光軸方向に開口して
形成されており、この嵌合部9に対物レンズ2を嵌合固
定する。中間部3bにはレンズ嵌合部9の軸方向と平行
に貫通する中心開口部10を有する筒状に形成されて、
この外周部に第1のコイルであるフォーカスコイル4が
対物レンズ2の光軸方向と直交する方向に巻装される第
1のコイル巻回部11がボビン状に形成されている。ま
た、後半部3cは、中間部3bのコイル巻回部11を中
心として対物レンズ2側とバランスを取るためにコイル
巻回部11の上下両端部から後方へ中心開口部10の軸
方向と直交する方向に両翼片状に延長して形成されてこ
の両翼片部3c1 ,3c2 及び3c3 ,3c4 間には後
方へ開放される開放部12a,12bが形成されてい
る。
【0027】そして、このレンズホルダー3の中間部3
bには、コイル巻回部11の両側に位置して前縁前側か
ら後縁面側にかけて前側が広く、後側、すなわち、開放
部12a,12bの前縁部側が狭い一対の第2のコイル
巻回部13a,13bが形成されて、この一対の第2の
コイル巻回部13a,13bには第2のコイルであるト
ラッキングコイル3(3a,3b)が巻回される。
bには、コイル巻回部11の両側に位置して前縁前側か
ら後縁面側にかけて前側が広く、後側、すなわち、開放
部12a,12bの前縁部側が狭い一対の第2のコイル
巻回部13a,13bが形成されて、この一対の第2の
コイル巻回部13a,13bには第2のコイルであるト
ラッキングコイル3(3a,3b)が巻回される。
【0028】このようにレンズホルダー3に形成される
第1及び第2のコイル巻回部11及び13a,13b
は、それぞれ、コイルの巻回方向が開放されている。す
なわち、第1のコイル巻回部11は、ボビン状でレンズ
ホルダー後半部3cの両翼片部3c1 ,3c2 及び3c
3 ,3c4 がそれぞれ両端側(図においては上下端側)
から後方へ延長されていることにより全周にわたって開
放されている。また、第2のコイル巻回部13a,13
bは、後部側がレンズホルダー後半部3cの開放部12
a及び12bの前縁部側に位置し、この開放部12a及
び12bを、両内側縁である両翼片部3c1 ,3c2 及
び3c3 ,3c4 の内縁側を第2のコイル巻回部13
a,13bの後方への延長方向に対応して傾斜状に形成
し、後方へ末広がり状に開放して形成することにより全
周にわたって開放されている。
第1及び第2のコイル巻回部11及び13a,13b
は、それぞれ、コイルの巻回方向が開放されている。す
なわち、第1のコイル巻回部11は、ボビン状でレンズ
ホルダー後半部3cの両翼片部3c1 ,3c2 及び3c
3 ,3c4 がそれぞれ両端側(図においては上下端側)
から後方へ延長されていることにより全周にわたって開
放されている。また、第2のコイル巻回部13a,13
bは、後部側がレンズホルダー後半部3cの開放部12
a及び12bの前縁部側に位置し、この開放部12a及
び12bを、両内側縁である両翼片部3c1 ,3c2 及
び3c3 ,3c4 の内縁側を第2のコイル巻回部13
a,13bの後方への延長方向に対応して傾斜状に形成
し、後方へ末広がり状に開放して形成することにより全
周にわたって開放されている。
【0029】このようにレンズホルダー3に第1と第2
のコイル巻回部11と13(13a,13b)を形成し
たことにより、第1のコイルであるフォーカスコイル4
と第2のコイルであるトラッキングコイル5の巻装は、
レンズホルダー3を回転させながら行うことができる。
すなわち、この両コイルの巻装は、先ず、レンズホルダ
ー3を第1のコイル巻回部11を中心として回転させる
ことにより、この第1のコイル巻回部11に第1のコイ
ルであるフォーカスコイル4を巻枠側から送り出しなが
ら巻装する。このようにしてフォーカスコイル4は、対
物レンズ2の光軸方向に対して直交方向に巻装される。
次に、レンズホルダー3を第2のコイル巻回部13の一
方のコイル巻回部13aを中心として回転させることに
より、このコイル巻回部13aに第2のコイルとしての
トラッキングコイル5を巻枠側から送り出しながら巻装
し、この巻装後、続いて、レンズホルダー3を他方のコ
イル巻回部13bを中心として回転させて、このコイル
巻回部13bにトラッキングコイル5を巻装する。この
ようにコイル巻回部13a及び13bに巻装されるトラ
ッキングコイル5は、前部側と後部側において対物レン
ズ2の光軸方向と平行に位置される。
のコイル巻回部11と13(13a,13b)を形成し
たことにより、第1のコイルであるフォーカスコイル4
と第2のコイルであるトラッキングコイル5の巻装は、
レンズホルダー3を回転させながら行うことができる。
すなわち、この両コイルの巻装は、先ず、レンズホルダ
ー3を第1のコイル巻回部11を中心として回転させる
ことにより、この第1のコイル巻回部11に第1のコイ
ルであるフォーカスコイル4を巻枠側から送り出しなが
ら巻装する。このようにしてフォーカスコイル4は、対
物レンズ2の光軸方向に対して直交方向に巻装される。
次に、レンズホルダー3を第2のコイル巻回部13の一
方のコイル巻回部13aを中心として回転させることに
より、このコイル巻回部13aに第2のコイルとしての
トラッキングコイル5を巻枠側から送り出しながら巻装
し、この巻装後、続いて、レンズホルダー3を他方のコ
イル巻回部13bを中心として回転させて、このコイル
巻回部13bにトラッキングコイル5を巻装する。この
ようにコイル巻回部13a及び13bに巻装されるトラ
ッキングコイル5は、前部側と後部側において対物レン
ズ2の光軸方向と平行に位置される。
【0030】このように第1のコイルとしてのフォーカ
スコイル4と第2のコイルとしてのトラッキングコイル
5が巻装されるレンズホルダー3にはサスペンション7
を受けるサスペンション受け部14が形成されている。
このサスペンション受け部14は、後述するように後部
基端部においてベース部材6により支持されるサスペン
ション7としての4本のサスペンションワイヤ15の先
端を挟持状に固定するようにレンズホルダー3のレンズ
光軸方向に相対する両面側に形成されるもので、図示の
場合にといては上下面側の両側部に後半部3cの両翼片
部3c1 ,3c2 及び3c3 ,3c4 の前方に位置し
て、すなわち、重心の位置に形成してある。このサスペ
ンション受け部14は、図示例では3個の突子14a,
14b,14cにより形成されており、第1の突子14
aを外側に配し、第2と第3の突子14bと14cを内
側に、第1の突子14aを挟むように対応位置して第1
の突子14aとサスペンションワイヤ15の径よりやや
狭い間隔で配して形成されている。
スコイル4と第2のコイルとしてのトラッキングコイル
5が巻装されるレンズホルダー3にはサスペンション7
を受けるサスペンション受け部14が形成されている。
このサスペンション受け部14は、後述するように後部
基端部においてベース部材6により支持されるサスペン
ション7としての4本のサスペンションワイヤ15の先
端を挟持状に固定するようにレンズホルダー3のレンズ
光軸方向に相対する両面側に形成されるもので、図示の
場合にといては上下面側の両側部に後半部3cの両翼片
部3c1 ,3c2 及び3c3 ,3c4 の前方に位置し
て、すなわち、重心の位置に形成してある。このサスペ
ンション受け部14は、図示例では3個の突子14a,
14b,14cにより形成されており、第1の突子14
aを外側に配し、第2と第3の突子14bと14cを内
側に、第1の突子14aを挟むように対応位置して第1
の突子14aとサスペンションワイヤ15の径よりやや
狭い間隔で配して形成されている。
【0031】このようにレンズホルダー3に形成したサ
スペンション受け部14の第1の突子14aは他の第
2、第3の突子14b,14cよりやや高く形成されて
コイルの端部が巻付けられる。図示例では、上面側のサ
スペンション受け部14の第1の突子14aには第2の
コイルとしてのトラッキングコイル5の端部が巻付けら
れ、下面側のサスペンション受け部14の第1の突子1
4aには第1のコイルとしてのフォーカスコイル4の端
部が巻付けられ、この各第1の突子14aに巻付けられ
たコイル端部は後述するようにこのサスペンション受け
部14に挟持固定され、リード線を兼用するサスペンシ
ョンワイヤ15の端部に半田付けされて電気的に接続さ
れる。なお、サスペンション受け部14の突子14a,
14b,14cは、レンズホルダー3に一体に形成する
ことなく、別体のピン状部材を植立して形成することも
できる。
スペンション受け部14の第1の突子14aは他の第
2、第3の突子14b,14cよりやや高く形成されて
コイルの端部が巻付けられる。図示例では、上面側のサ
スペンション受け部14の第1の突子14aには第2の
コイルとしてのトラッキングコイル5の端部が巻付けら
れ、下面側のサスペンション受け部14の第1の突子1
4aには第1のコイルとしてのフォーカスコイル4の端
部が巻付けられ、この各第1の突子14aに巻付けられ
たコイル端部は後述するようにこのサスペンション受け
部14に挟持固定され、リード線を兼用するサスペンシ
ョンワイヤ15の端部に半田付けされて電気的に接続さ
れる。なお、サスペンション受け部14の突子14a,
14b,14cは、レンズホルダー3に一体に形成する
ことなく、別体のピン状部材を植立して形成することも
できる。
【0032】そして、このように構成されるレンズホル
ダー3をサスペンション7を介して支持するベース部材
6は、サスペンション支持部16及び磁気回路8のヨー
ク17と一体構造で構成されている。すなわち、ベース
部材6は、偏平状主面部6aの後端から一体に垂直方向
に四辺形状の固定面部6bを折曲形成し、この固定面部
6bの各角部に前方へ向けて、溝状のサスペンション支
持部16が一体に形成され、主面部6aの中央部又は前
部寄りには、前後方向に所要間隔で垂直方向に切起し状
にヨーク片17a,17bを形成してヨーク17が形成
されている。このヨーク17のヨーク片17aと17b
の間隔は前述したレンズホルダー3の中心開口部10と
後半部3cの開放部12a,12bの前部分との間隔と
ほぼ等しく設定されており、後側のヨーク片17bの前
面側にマグネット18が固着されて磁気回路8が構成さ
れている。
ダー3をサスペンション7を介して支持するベース部材
6は、サスペンション支持部16及び磁気回路8のヨー
ク17と一体構造で構成されている。すなわち、ベース
部材6は、偏平状主面部6aの後端から一体に垂直方向
に四辺形状の固定面部6bを折曲形成し、この固定面部
6bの各角部に前方へ向けて、溝状のサスペンション支
持部16が一体に形成され、主面部6aの中央部又は前
部寄りには、前後方向に所要間隔で垂直方向に切起し状
にヨーク片17a,17bを形成してヨーク17が形成
されている。このヨーク17のヨーク片17aと17b
の間隔は前述したレンズホルダー3の中心開口部10と
後半部3cの開放部12a,12bの前部分との間隔と
ほぼ等しく設定されており、後側のヨーク片17bの前
面側にマグネット18が固着されて磁気回路8が構成さ
れている。
【0033】なお、この磁気回路8を構成するヨーク1
7としては、ヨーク片17aと17bによりU字型に形
成するものに限ることなく、マグネット18を固着する
側のヨーク17bのみを形成したものでもよい。
7としては、ヨーク片17aと17bによりU字型に形
成するものに限ることなく、マグネット18を固着する
側のヨーク17bのみを形成したものでもよい。
【0034】また、ベース部材6のサスペンション支持
部16の形状、すなわち断面形状は図6のAに示すよう
にU字型、同図Bに示すようにV字型、同図Cに示すよ
うに角型及び同図Dに示すように円筒型等、各種形状に
形成できるものである。
部16の形状、すなわち断面形状は図6のAに示すよう
にU字型、同図Bに示すようにV字型、同図Cに示すよ
うに角型及び同図Dに示すように円筒型等、各種形状に
形成できるものである。
【0035】又、ベース部材6の主面部6aの両側に
は、保護片部6c,6dを立上げ形成してある。
は、保護片部6c,6dを立上げ形成してある。
【0036】このように構成されるベース部材6に前述
したレンズホルダー3を水平及び垂直方向に揺動可能に
取付けるには、先ず、レンズホルダー3の各サスペンシ
ョン受け部14にサスペンション7としてのサスペンシ
ョンワイヤ15の先端部を挟持固定して各サスペンショ
ン受け部14のそれぞれの第1の突子14aに巻付けら
れているコイル端部とを半田付けして電気的に接続す
る。
したレンズホルダー3を水平及び垂直方向に揺動可能に
取付けるには、先ず、レンズホルダー3の各サスペンシ
ョン受け部14にサスペンション7としてのサスペンシ
ョンワイヤ15の先端部を挟持固定して各サスペンショ
ン受け部14のそれぞれの第1の突子14aに巻付けら
れているコイル端部とを半田付けして電気的に接続す
る。
【0037】このレンズホルダー3に対し、ベース部材
6側を、ヨーク17の前側ヨーク17aを中間部3bの
中心開口部10に挿入させると共に後側ヨーク17bを
マグネット18と共に後半部3cの開放部12a,12
bの前側部分に挿入位置させてフォーカスコイル4に対
し一対巻きのトラッキングコイル5が幅狭な状態で重ね
合されている部位に対応させる。この状態でレンズホル
ダー3に先端部において固定されている各サスペンショ
ンワイヤ15の後部基端部をベース部材6の固定面部6
bに形成されている各サスペンション支持部16に挿入
対応させて、末端部を、固定面部6bの裏面側に固定さ
れた配線基板19に各サスペンション支持部16に対応
して形成されている各切欠凹部19aに挿入する。この
状態で各サスペンション支持部16に図1、図5及び図
6に示すように例えば、シリコーン樹脂等のダンピング
材20を充填し、各サスペンションワイヤ15の基端部
を押えると共にその端末を配線基板19の配線パターン
に半田付けすることにより各サスペンションワイヤ15
の基端部がベース部材6の固定面部6b側に固定されて
レンズホルダー3はベース部材6に対し各サスペンショ
ンワイヤ15を介して揺動可能に支持される。
6側を、ヨーク17の前側ヨーク17aを中間部3bの
中心開口部10に挿入させると共に後側ヨーク17bを
マグネット18と共に後半部3cの開放部12a,12
bの前側部分に挿入位置させてフォーカスコイル4に対
し一対巻きのトラッキングコイル5が幅狭な状態で重ね
合されている部位に対応させる。この状態でレンズホル
ダー3に先端部において固定されている各サスペンショ
ンワイヤ15の後部基端部をベース部材6の固定面部6
bに形成されている各サスペンション支持部16に挿入
対応させて、末端部を、固定面部6bの裏面側に固定さ
れた配線基板19に各サスペンション支持部16に対応
して形成されている各切欠凹部19aに挿入する。この
状態で各サスペンション支持部16に図1、図5及び図
6に示すように例えば、シリコーン樹脂等のダンピング
材20を充填し、各サスペンションワイヤ15の基端部
を押えると共にその端末を配線基板19の配線パターン
に半田付けすることにより各サスペンションワイヤ15
の基端部がベース部材6の固定面部6b側に固定されて
レンズホルダー3はベース部材6に対し各サスペンショ
ンワイヤ15を介して揺動可能に支持される。
【0038】以上のように、対物レンズ駆動装置1が構
成されて、配線基板19側からリード線兼用の各サスペ
ンションワイヤ15を介してフォーカスコイル4、トラ
ッキングコイル5に電流を流すと、その電流方向に従っ
て磁気回路8の磁束によりレンズホルダー3には垂直方
向(フォーカス方向)、水平方向(トラッキング方向)
の力が作用して対物レンズ2は所要方向に駆動される。
成されて、配線基板19側からリード線兼用の各サスペ
ンションワイヤ15を介してフォーカスコイル4、トラ
ッキングコイル5に電流を流すと、その電流方向に従っ
て磁気回路8の磁束によりレンズホルダー3には垂直方
向(フォーカス方向)、水平方向(トラッキング方向)
の力が作用して対物レンズ2は所要方向に駆動される。
【0039】そして、この構成ではレンズホルダー3の
後半部の開放部12a,12bの前側部分において、フ
ォーカスコイルに対し、一対巻きのトラッキングコイル
5が幅狭な状態で重ね合わされている部分に磁気回路8
のマグネット18が対応することにより、磁気回路8よ
り発生する駆動点とレンズホルダー3の重心が合わされ
ることになって共振及びダイナミックスキュー対策を行
えることになる。
後半部の開放部12a,12bの前側部分において、フ
ォーカスコイルに対し、一対巻きのトラッキングコイル
5が幅狭な状態で重ね合わされている部分に磁気回路8
のマグネット18が対応することにより、磁気回路8よ
り発生する駆動点とレンズホルダー3の重心が合わされ
ることになって共振及びダイナミックスキュー対策を行
えることになる。
【0040】また、ベース部材6の主面部6aの両側に
立上げ形成された保護片部6c,6dはレンズホルダー
3とベース部材6のサスペンション支持部16との間の
各サスペンションワイヤ15を保護すると共に、この対
物レンズ駆動装置1の持ち運び等において容易に挟持す
ることができて取扱いが極めて容易となる。
立上げ形成された保護片部6c,6dはレンズホルダー
3とベース部材6のサスペンション支持部16との間の
各サスペンションワイヤ15を保護すると共に、この対
物レンズ駆動装置1の持ち運び等において容易に挟持す
ることができて取扱いが極めて容易となる。
【0041】以上のように構成されるこの実施の形態の
対物レンズ駆動装置1は光学装置としての例えば図7及
び図8に示すディスクプレーヤーのディスクドライブ装
置31の光学ピックアップ装置33に備えられる。この
ディスクドライブ装置31は、シャーシ32に光学ブロ
ックである光学ピックアップ装置33と、スピンドルモ
ータ34とディスクテーブル35から成るディスク回転
駆動機構36を搭載して構成されている。
対物レンズ駆動装置1は光学装置としての例えば図7及
び図8に示すディスクプレーヤーのディスクドライブ装
置31の光学ピックアップ装置33に備えられる。この
ディスクドライブ装置31は、シャーシ32に光学ブロ
ックである光学ピックアップ装置33と、スピンドルモ
ータ34とディスクテーブル35から成るディスク回転
駆動機構36を搭載して構成されている。
【0042】この光学ピックアップ装置33は、基体で
あるスライドベース37内に光源としてレーザービーム
を発生する半導体レーザー及びディスク反射ビームを受
光検出する受光検出素子を備えた光学系機構が内蔵され
て、この光学系の光路がスライドベース37の表面側に
表出する対物レンズ2側に導通される。この対物レンズ
2は、前述した対物レンズ駆動装置1である2軸アクチ
ュエーターによりフォーカス方向及びトラッキング方向
に移動調整されるように支持され、この2軸アクチュエ
ーターはアクチュエーターカバー38により覆われ、こ
のカバー38の上面部には対物レンズ2に対応して窓孔
38aが形成されて、対物レンズ2を上方に臨ませてレ
ーザービームを射出するようにしてある。
あるスライドベース37内に光源としてレーザービーム
を発生する半導体レーザー及びディスク反射ビームを受
光検出する受光検出素子を備えた光学系機構が内蔵され
て、この光学系の光路がスライドベース37の表面側に
表出する対物レンズ2側に導通される。この対物レンズ
2は、前述した対物レンズ駆動装置1である2軸アクチ
ュエーターによりフォーカス方向及びトラッキング方向
に移動調整されるように支持され、この2軸アクチュエ
ーターはアクチュエーターカバー38により覆われ、こ
のカバー38の上面部には対物レンズ2に対応して窓孔
38aが形成されて、対物レンズ2を上方に臨ませてレ
ーザービームを射出するようにしてある。
【0043】この光学ピックアップ装置33は、スライ
ドベース37の一側部側には貫通孔を有する一対の支持
アーム部39,39が貫通孔の軸方向に所要間隔で形成
されて、この支持アーム39,39間に、ねじ山を形成
したねじ係合部材40が取付けられ、他側部側には、支
持アーム部39,39の貫通孔の軸方向と平行の略コ字
状案内溝を有する案内部42が形成されている。このス
ライドベース37の支持アーム部39,39の貫通孔に
はシャーシ32の一側部に、ディスク回転駆動機構36
方向に、回転自在に横架軸支された送りねじ軸42が挿
通されて、この支持アーム部39,39間においてねじ
係合部材40に螺合されており、一方、案内部41は、
シャーシ2の他側部に、送りねじ軸42と平行に横架さ
れた案内軸43に軸方向に摺動自在に係合されている。
また、送りねじ軸42は、基端部側において歯車減速機
構44を介して送りモータであるモータ45の駆動力が
伝達されて回転駆動される。
ドベース37の一側部側には貫通孔を有する一対の支持
アーム部39,39が貫通孔の軸方向に所要間隔で形成
されて、この支持アーム39,39間に、ねじ山を形成
したねじ係合部材40が取付けられ、他側部側には、支
持アーム部39,39の貫通孔の軸方向と平行の略コ字
状案内溝を有する案内部42が形成されている。このス
ライドベース37の支持アーム部39,39の貫通孔に
はシャーシ32の一側部に、ディスク回転駆動機構36
方向に、回転自在に横架軸支された送りねじ軸42が挿
通されて、この支持アーム部39,39間においてねじ
係合部材40に螺合されており、一方、案内部41は、
シャーシ2の他側部に、送りねじ軸42と平行に横架さ
れた案内軸43に軸方向に摺動自在に係合されている。
また、送りねじ軸42は、基端部側において歯車減速機
構44を介して送りモータであるモータ45の駆動力が
伝達されて回転駆動される。
【0044】この送りねじ軸13の正逆方向の回転駆動
により、光学ピックアップ装置33は、ディスク回転駆
動機構36に対して接離方向、すなわち、ディスクテー
ブル35上にチャッキングされる光ディスクの信号記録
面の内周から外周にわたる半径方向に移動されて記録さ
れた情報信号の読み出しが行なわれる。
により、光学ピックアップ装置33は、ディスク回転駆
動機構36に対して接離方向、すなわち、ディスクテー
ブル35上にチャッキングされる光ディスクの信号記録
面の内周から外周にわたる半径方向に移動されて記録さ
れた情報信号の読み出しが行なわれる。
【0045】そして、このディスクドライブ装置31に
は、光学ピックアップ装置33が光ディスクの信号記録
面の最内周の位置にあることを検出するための最内周検
出スイッチ46が備えられている。この最内周検出スイ
ッチ46は、光学ピックアップ装置33が光ディスクの
通常の読み出し開始前に信号記録面の最内周の位置に位
置する必要があるため、シャーシ32にディスク回転駆
動機構36の近傍に位置して取付けられ、プッシュ式ス
イッチにより構成されている。この最内周検出スイッチ
46の接続線47は、スピンドルモータ34の電源接続
線48a,モータ45の電源接続線48bと共にシャー
シ32外に導出されて、先端にコネクター49が接続さ
れて制御システムのマイクロコントロールユニットに接
続される。
は、光学ピックアップ装置33が光ディスクの信号記録
面の最内周の位置にあることを検出するための最内周検
出スイッチ46が備えられている。この最内周検出スイ
ッチ46は、光学ピックアップ装置33が光ディスクの
通常の読み出し開始前に信号記録面の最内周の位置に位
置する必要があるため、シャーシ32にディスク回転駆
動機構36の近傍に位置して取付けられ、プッシュ式ス
イッチにより構成されている。この最内周検出スイッチ
46の接続線47は、スピンドルモータ34の電源接続
線48a,モータ45の電源接続線48bと共にシャー
シ32外に導出されて、先端にコネクター49が接続さ
れて制御システムのマイクロコントロールユニットに接
続される。
【0046】このように構成されるディスクドライブ装
置31の制御システムにおいて、マイクロコントロール
ユニットのマイコン・ソフトウェアは、光学ピックアッ
プ装置33が、光ディスクの信号記録面の最内周の位置
に無い場合、最内周検出スイッチ46がオンになるまで
光学ピックアップ装置33を光ディスクの内周に移動さ
せるようになっている。
置31の制御システムにおいて、マイクロコントロール
ユニットのマイコン・ソフトウェアは、光学ピックアッ
プ装置33が、光ディスクの信号記録面の最内周の位置
に無い場合、最内周検出スイッチ46がオンになるまで
光学ピックアップ装置33を光ディスクの内周に移動さ
せるようになっている。
【0047】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものであ
る。
本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものであ
る。
【0048】例えば、光学ヘッド駆動装置としての対物
レンズ駆動装置の各部材の形状等は任意に変更でき、ま
た、サスペンションとしては、板ばね状のもの等を使用
できるものである。そして、光学ピックアップ装置の移
動送り構成としては、ねじ軸を用いるものに限ることな
く、ピニオン・ラック等の送り機構、リニアモータ方式
のスライド送り機構を用いることができるものである。
レンズ駆動装置の各部材の形状等は任意に変更でき、ま
た、サスペンションとしては、板ばね状のもの等を使用
できるものである。そして、光学ピックアップ装置の移
動送り構成としては、ねじ軸を用いるものに限ることな
く、ピニオン・ラック等の送り機構、リニアモータ方式
のスライド送り機構を用いることができるものである。
【0049】なお、本発明は、光磁気ディスク記録再生
装置等の各種の光学装置に適用できるものである。
装置等の各種の光学装置に適用できるものである。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明による光学ヘッド装
置は、対物レンズを有する可動部を支持するサスペンシ
ョンの固定側部材と可動部の駆動用の磁気回路側部材と
を一部品構造として構成したので、構成部品及び製作工
程が簡素化されてコスト的に極めて有利になると共に、
各部材間の締結固定が削減されて、対物レンズ側部材と
これを支持するサスペンションの位置精度及び対物レン
ズ側部材と駆動用の磁気回路側部材との位置精度が向上
し、信頼性の高い光学ヘッド装置が得られる。
置は、対物レンズを有する可動部を支持するサスペンシ
ョンの固定側部材と可動部の駆動用の磁気回路側部材と
を一部品構造として構成したので、構成部品及び製作工
程が簡素化されてコスト的に極めて有利になると共に、
各部材間の締結固定が削減されて、対物レンズ側部材と
これを支持するサスペンションの位置精度及び対物レン
ズ側部材と駆動用の磁気回路側部材との位置精度が向上
し、信頼性の高い光学ヘッド装置が得られる。
【図1】本発明の光学ヘッド駆動装置の一例としての対
物レンズ駆動装置の斜視図である。
物レンズ駆動装置の斜視図である。
【図2】図1に示す対物レンズ駆動装置の分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】図1に示す対物レンズ駆動装置のレンズホルダ
ー部分の平面図である。
ー部分の平面図である。
【図4】図3に示すレンズホルダー部分の断面図であ
る。
る。
【図5】図1に示す対物レンズ駆動装置のサスペンショ
ン支持部分の断面図である。
ン支持部分の断面図である。
【図6】図5に示すサスペンション支持部分の各種形状
例の断面図である。
例の断面図である。
【図7】本発明の光学ヘッド駆動装置が適用される一例
のディスクドライブ装置の平面図である。
のディスクドライブ装置の平面図である。
【図8】図7に示すディスクドライブ装置の底面図であ
る。
る。
【図9】従来の対物レンズ駆動装置の平面図である。
【図10】図9に示す対物レンズ駆動装置の断面図であ
る。
る。
1‥‥対物レンズ駆動装置、2‥‥対物レンズ、3‥‥
レンズホルダー、4‥‥フォーカスコイル、5‥‥トラ
ッキングコイル、6‥‥ベース部材、6a‥‥主面部、
6b‥‥固定面部、7‥‥サスペンション、8‥‥磁気
回路、11‥‥コイル巻回部、12a,12b‥‥開放
部、13a,13b‥‥コイル巻回部、14‥‥サスペ
ンション受け部、15‥‥サスペンションワイヤ、16
‥‥サスペンション支持部、17‥‥ヨーク、18‥‥
マグネット、19‥‥配線基板、20‥‥ダンピング材
レンズホルダー、4‥‥フォーカスコイル、5‥‥トラ
ッキングコイル、6‥‥ベース部材、6a‥‥主面部、
6b‥‥固定面部、7‥‥サスペンション、8‥‥磁気
回路、11‥‥コイル巻回部、12a,12b‥‥開放
部、13a,13b‥‥コイル巻回部、14‥‥サスペ
ンション受け部、15‥‥サスペンションワイヤ、16
‥‥サスペンション支持部、17‥‥ヨーク、18‥‥
マグネット、19‥‥配線基板、20‥‥ダンピング材
Claims (4)
- 【請求項1】 光源より発せられた光ビームを光学記録
媒体の信号記録面上に集光させる対物レンズを上記信号
記録面に対し、垂直及び水平方向に駆動可能とする光学
ヘッド駆動装置であって、 上記対物レンズを有する可動部を支持するサスペンショ
ンの固定側部材と上記可動部の駆動用の磁気回路側部材
とを一部品構造としたことを特徴とする光学ヘッド駆動
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光学ヘッド駆動装置に
おいて、 上記固定側部材に、上記サスペンションが制振材を介し
て支持される支持部を一体に形成したことを特徴とする
光学ヘッド駆動装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の光学ヘッド駆動装置に
おいて、 上記サスペンションが制振材を介して支持される支持部
を上記磁気回路側部材と一部品構造としたことを特徴と
する光学ヘッド駆動装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の光学ヘッド駆動装置を
用いたことを特徴とする光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12681598A JPH11306567A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 光学ヘッド駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12681598A JPH11306567A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 光学ヘッド駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306567A true JPH11306567A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14944651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12681598A Pending JPH11306567A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 光学ヘッド駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11306567A (ja) |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP12681598A patent/JPH11306567A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7028318B2 (en) | Optical head with lens holder supported by suspension wires at central and end portions | |
KR100220520B1 (ko) | 광픽업 액츄에이터 | |
JP2000057601A (ja) | 対物レンズ駆動装置及びその製造方法、及びこの対物レンズ駆動装置を備えた光ヘッド装置 | |
JP2001344780A (ja) | 光学駆動装置及び光記憶装置 | |
JP2006066013A (ja) | 対物レンズホルダ及び対物レンズ駆動装置 | |
JPH11306567A (ja) | 光学ヘッド駆動装置 | |
JP2006065971A (ja) | 光ピックアップ | |
JP2002373432A (ja) | 対物レンズ駆動装置及びこれを備えたディスクドライブ装置 | |
JP2002260258A (ja) | 対物レンズ駆動装置及びこれを備えたディスク装置 | |
JPH11306562A (ja) | 光学ヘッド駆動装置 | |
KR19980083599A (ko) | 광픽업장치의 일체형 엑츄에이터 | |
JP2000011412A (ja) | 光学ヘッド駆動装置およびこれを用いた光学ピックアップ装置、光学装置 | |
JPH11306559A (ja) | 光学ヘッド駆動装置 | |
JPH1091987A (ja) | 光学ピックアップ及び光ディスク装置 | |
KR100192132B1 (ko) | 수평이동식 광픽업 액츄에이터 | |
KR0178596B1 (ko) | 대물렌즈 구동장치 및 구동방법 | |
KR0181819B1 (ko) | 모터 구동방식 광픽업 구동장치 | |
KR0181822B1 (ko) | 모터 구동방식 광픽업 구동장치 | |
JP2000011441A (ja) | 光学ヘッド駆動装置およびこれを用いた光学ピックアップ装置、光学装置 | |
JPH0452817Y2 (ja) | ||
JP2637292B2 (ja) | 光学式情報記録再生装置 | |
JP2006500709A (ja) | 光ディスク装置 | |
JP3008913B2 (ja) | 光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
JP2005018837A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JPH1097730A (ja) | 光ピックアップ装置 |