JPH109769A - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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Publication number
JPH109769A
JPH109769A JP16256596A JP16256596A JPH109769A JP H109769 A JPH109769 A JP H109769A JP 16256596 A JP16256596 A JP 16256596A JP 16256596 A JP16256596 A JP 16256596A JP H109769 A JPH109769 A JP H109769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crucible
induction heating
cooling water
slits
heat transfer
Prior art date
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Pending
Application number
JP16256596A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Sakuma
政喜 佐久間
Hideaki Tadano
英顕 只野
Kengo Kainuma
研吾 貝沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP16256596A priority Critical patent/JPH109769A/ja
Publication of JPH109769A publication Critical patent/JPH109769A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】るつぼの冷却能力を向上させる。 【解決手段】スリット間に位置してるつぼ1を構成する
セグメント5に設けられた冷却通水孔3は、その内面に
伝熱面積を増加させる溝9の加工を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有底の円筒状に
形成されその円筒状部に放射状に略等間隔で設けられた
縦長のスリットを有する良導電金属製のるつぼを使用し
た誘導加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例の誘導加熱装置の断面図、
図4はその誘導加熱装置のるつぼを構成するセグメント
の外観図を示す。この図3および図4において、1は有
底の円筒状に形成されその円筒状部に放射状に略等間隔
で設けられた縦長のスリット6を有する良導電金属製の
るつぼ、2a,2bはるつぼ1の外周側に設けられた誘
導加熱コイル、3はるつぼ1を構成するセグメント5を
冷却する通水孔、4は溶湯を示す。上記の構成におい
て、るつぼ1はスリット6を介して電気的に絶縁された
2つ以上のセグメント5を誘導コイル2a,2bの内側
に並べて、セグメント5の両側の絶縁物がスリット6を
形成するようにして構成される。このるつぼ1内に被溶
解材料が入れられており、誘導コイル2a,2bで発生
する磁束はセグメント5間のスリット6の隙間からるつ
ぼ1内に進入して被溶解材料と鎖交する。るつぼ1を構
成するセグメント5は溶けないように水冷されている。
【0003】誘導コイル2a,2bの電流は、電気的に
絶縁されたそれぞれのセグメント5に渦電流を誘導する
とともに、被溶解材料にも渦電流を誘導する。このるつ
ぼ1と被溶解材料とに流れる渦電流の方向は対向する表
面部分では互いに逆方向を向いているので磁気的に反発
力となり、るつぼ1は固定されているので被溶解材料に
は浮揚力が働きこの浮揚力が被溶解材料の重量より大き
ければ被溶解材料はるつぼ1から離れて浮揚する。被溶
解材料は抵抗損により熱を発生して加熱しつづける。こ
のために被溶解材料は浮揚状態で溶解する。ここで、被
溶解材料を溶解するための充分な加熱エネルギと溶湯を
安定して浮揚させる浮揚力を溶湯に与えるために、溶湯
に渦電流を発生させる磁束がるつぼ1内に充分に侵入し
なけらばならないが、そのためにはるつぼ1のスリット
数を多くすることが有効である。
【0004】スリット個々の幅を拡げて磁束の通過する
断面積を大きくすることは溶湯に働く浮揚力を不安定に
させるので良くない。セグメント5に発生する渦電流は
ジュール熱を発生してセグメント5自身を過熱するので
セグメント5に冷却水を通水して冷却することが行われ
る。この冷却を充分に行うためには通水量を多くする他
に伝熱面積を大きくすることが有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】るつぼの冷却能力を上
げるために通水量を増加させる方法は、るつぼを含む冷
却水回路の水頭損が増大するので限界がある。またるつ
ぼの通水孔を大きくして伝熱面積を大きくする方法はセ
グメントを大きくしなければならない、つまり、スリッ
ト数を減らさなければならないので、通水量を増加させ
る方法と同様に限界がある。
【0006】このために、るつぼの発熱を冷却する冷却
能力がネックになり、誘導加熱装置の投入電力に限界が
生じる問題がある。この発明は上記課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、るつぼの
冷却能力を向上させた誘導加熱装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
れば、有底の円筒状に形成されその円筒状部に放射状に
略等間隔で設けられた縦長のスリットを有する良導電金
属製のるつぼと、るつぼの外径側に設けられた誘導コイ
ルとを備えた誘導加熱装置において、スリット間に位置
してるつぼを構成するセグメントに設けられた冷却通水
孔は、その内面に伝熱面積を増加させる加工を施した誘
導加熱装置とする。
【0008】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の誘導加熱装置において、伝熱面積を増加させる加工
は、通水方向と同じ方向に、通水孔の内面に設けた複数
個の溝加工である誘導加熱装置とする。請求項3記載の
発明によれば、請求項1記載の誘導加熱装置において、
伝熱面積を増加させる加工は、通水孔の内面に瑕を付け
る加工である誘導加熱装置とする。
【0009】上記請求項1〜請求項3記載の構成により
同じ面積を持つ円形の通水孔より伝熱面積を増加させる
ことができるのでその分冷却能力を向上させることが可
能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態の主
要部の構成を示し、(a)はセグメントの外観図、
(b)はセグメントの断面図を示す。この図1におい
て、従来例と同一の符号を付けた部材はおおよそ同一の
機能を有するのでその説明は省略する。この図1におい
て、るつぼを構成するセグメント5は冷却水の通水孔3
aを有しており、通水孔3aは円形孔に溝9の加工を施
した形状になっている((b)参照)。
【0011】図2はこの発明の別の実施の形態の主要部
の構成を示し、(a)はセグメントの外観図、(b)は
通水孔内面の一部分の展開図を示す。この図2が図1と
異なる点はセグメント5の通水孔3bに溝加工の代わり
に斜めに瑕10を加工して通水孔3bの内面を凹凸にし
た点である。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、るつぼの温度上昇は
従来より低く抑えられ、また従来と同じ熱量を冷却する
場合は冷却水量を減少させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の主要部分の構成を示
し、(a)はセグメントの外観図、(b)はセグメント
の断面図
【図2】この発明の別の実施の形態の主要部分の構成を
示し、(a)はセグメントの外観図、(b)は通水孔内
面の一部分の展開図
【図3】従来例の誘導加熱装置の断面図
【図4】従来の誘導加熱装置のるつぼを構成するセグメ
ントの外観図
【符号の説明】
3a,3b 通水孔 5 セグメント 9 溝 10 瑕

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有底の円筒状に形成されその円筒状部に放
    射状に略等間隔で設けられた縦長のスリットを有する良
    導電金属製のるつぼと、るつぼの外径側に設けられた誘
    導コイルとを備えた誘導加熱装置において、スリット間
    に位置してるつぼを構成するセグメントに設けられた冷
    却通水孔は、その内面に伝熱面積を増加させる加工を施
    したことを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の誘導加熱装置において、伝
    熱面積を増加させる加工は、通水方向と同じ方向に、通
    水孔の内面に設けた複数個の溝加工であることを特徴と
    する誘導加熱装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の誘導加熱装置において、伝
    熱面積を増加させる加工は、通水孔の内面に瑕を付ける
    加工であることを特徴とする誘導加熱装置。
JP16256596A 1996-06-24 1996-06-24 誘導加熱装置 Pending JPH109769A (ja)

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JP16256596A JPH109769A (ja) 1996-06-24 1996-06-24 誘導加熱装置

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JPH109769A true JPH109769A (ja) 1998-01-16

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015016506A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 クルーシブル インテレクチュアル プロパティ エルエルシーCrucible Intellectual Property Llc 材料の誘導溶融のためのスロット付きショットスリーブ
US9873151B2 (en) 2014-09-26 2018-01-23 Crucible Intellectual Property, Llc Horizontal skull melt shot sleeve

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015016506A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 クルーシブル インテレクチュアル プロパティ エルエルシーCrucible Intellectual Property Llc 材料の誘導溶融のためのスロット付きショットスリーブ
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