JP2975313B2 - 連続鋳造製品用誘導加熱ラインにおいて循環電流を阻止するための誘導加熱コイルアセンブリ - Google Patents

連続鋳造製品用誘導加熱ラインにおいて循環電流を阻止するための誘導加熱コイルアセンブリ

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JP2975313B2 JP8229420A JP22942096A JP2975313B2 JP 2975313 B2 JP2975313 B2 JP 2975313B2 JP 8229420 A JP8229420 A JP 8229420A JP 22942096 A JP22942096 A JP 22942096A JP 2975313 B2 JP2975313 B2 JP 2975313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラブ、ビレッ
ト、バーおよび類似物のような連続鋳造製品の誘導加熱
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばスラブ、ビレットあるいはその他
の加工体のような連続鋳造製品は、それらが一つの場所
から他の場所に搬送されるとき、加熱することが望まし
いことがしばしばある。普通この種の製品は、製品を下
から支持し製品に直線運動を賦与するように駆動される
コンベヤローラにより搬送される。
【0003】従来の技術に従う連続鋳造製品用の代表的
ローラ誘導加熱ライン10は、図1に略示されている。
図1において、管状加工体12のような連続鋳造製品
が、スチールコンベヤローラ14および16により右か
ら左に搬送される。コンベヤローラ14および16は、
支持フレーム内に回転できるように支承されており、図
1に見られるように反時計方向において周知の態様で回
転駆動される。コンベヤローラ14および16の回転
は、図1の頂部の大きな矢印により指示されるように、
管状加工体12に右から左への直線運動を賦与する。
【0004】管状加工体12は、コンベヤローラ14お
よび16により搬送されるとき、誘導加熱コイル18中
を通る。誘導加熱コイル18は、技術上周知の従来の螺
旋巻きコイルである。誘導加熱コイル18は、これも技
術上周知の高周波AC電源20により励起され、電磁界
を発生し、管状加工体12はその電磁界中を通る。普
通、管状加工体12は、その軸線がコイル18の軸線と
同一線上にあるように位置付けられている。誘導コイル
18により発生される電磁界は、管状加工体12内に渦
電流の流れを誘導する。誘導された渦電流に対する管状
加工体12の電気抵抗は、管状加工体12にI2R の加熱
をもたらす。
【0005】しかしながら、誘導コイル18は、コイル
の軸線に垂直に、したがって管状加工体12の軸線に垂
直に小さいが無視し得ない電磁界成分を発生する。この
電磁界成分は、管状加工体12の軸線に沿って流れる電
流を発生する。これは、図1において右向きの小水平矢
印によって表わされている。寄生電流と呼ぶこの電流
は、管状加工体12からコンベヤローラ14および16
に至り、ローラが支承される支持フレームのような共通
接地を通る伝路に沿って循環し始める。この電路は、図
1においてコンベヤローラの下に示される曲線経路によ
り表わされている。図は一方向における寄生電流を示し
ているが、コイルはAC電源により励起されるから、寄
生電流は交流であることは理解されるであろう。この現
象は、移動する管状加工体12とコンベヤローラ14お
よび16間にアークを発生させ、これがコンベヤローラ
にピットやその他の損傷を生じさせる。
【0006】本発明以前において、寄生電流の流れを阻
止する最も一般的なやり方は、電流路を絶つためにコン
ベヤローラを接地から絶縁することであった。これは、
煩瑣で高価な段階を包含する。一つの手法は、コンベヤ
ローラをセラミックから作ることであった。セラミック
コンベヤローラは、非常に高価であり、容易に割れるこ
とがある。他の技術は、コンベヤローラを、セラミック
のような中間絶縁体により相互に絶縁された同心の鋼製
の内部および外部管から構成することを含んだ。この種
のコンベヤローラは、製造に極めて費用が掛かり、しか
も、ローラが連続加熱作業に含まれる高温度に曝される
とき、鋼と絶縁材料との間の異なる膨張および収縮のた
め破損を受けやすい。
【0007】ある場合には、寄生電流を取り除く試みは
なされなかった。電流を流れっぱなしにし、コンベヤロ
ーラを周期的にラインから除去し、ピットを除去するた
めに再平滑化した。明らかなように、これらの手法のど
れも非常に満足できるものはなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、寄生電流の
流れを防ぐ方法を提供する。したがって、本発明は、寄
生電流が引き起こすコンベヤローラの損傷を防ぎ、寄生
電流の流れを阻止するための特別のコンベヤローラや絶
縁体制の必要性を除去する。本発明はローラ誘導加熱を
従来の手法よりもより容易にし、より廉価にする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ローラ誘導加
熱ラインにおいて使用するための誘導加熱コイルアセン
ブリに向けられる。誘導加熱ラインは、誘導加熱される
べき加工体(例えばスラブ)を直線路に沿って運ぶコン
ベヤローラと、直線路を取り囲む誘導加熱コイルアセン
ブリを含む。誘導加熱コイルアセンブリは、中心軸線を
有し、誘導コイルとコイルを取り囲む磁気的シャント部
材を備える。誘導コイルは複数巻きより成り、予め選択
された周囲を画定するように賦型されており、加工体が
この周囲内に受け入れられることを可能にする。磁気的
シャント部材は、コイルの両端に配された第1および第
2の複数の横断方向ヨークと、相互に離間された複数の
中間ヨークを含む。中間ヨークは第1および第2の複数
のヨーク間に配されており、コイルの軸線に平行に延び
ている。中間ヨークは、誘導コイルにより画定される周
囲の回りに延在している。第1および第2の複数のヨー
クは、軸線方向において相互に離間されており、複数の
中間ヨークにより電気磁気的に結合されている。
【0010】本発明の第2の具体例は、コンベヤ上にす
でに適所にあるストリップ材料加工体の回りに誘導加熱
装置を配置することを可能にするものである。この具体
例は、相互に接続され、一端部にギャップを有する1ま
たは複数の全巻きのコイルを含む。ギャップは、加工体
が全巻きのコイルの開放端部間を通過しかつ装置により
包囲されるように、コイル装置がストリップ加工体上に
移動されることを可能にする。この具体例は、コイル巻
線を構成する細長の誘導セグメントに沿って配置された
複数の磁気ヨークを含む。ヨークは少なくともストリッ
プ加工体の幅に等しい距離誘導セグメントに沿って延
び、加工体の長手方向軸線に平行に配置される。コイル
装置のギャップ端部には磁界低減装置が配置されてお
り、また磁気シャント部材が装置の反対端部に配置され
ている。
【0011】動作において、複数のヨークは磁気的シャ
ントとして機能し、誘導磁界により発生される電磁界
を、コイルの軸線に沿って平行な、したがってスラブに
平行な磁束路に向ける。この磁束路は、加工体にうず電
流を誘起する。しかしながら、ヨークの配向に起因し
て、磁束に対する認め得るほどの直交成分は存在しない
(すなわち、コイルまたは加工体の軸線に垂直な認め得
るほどの成分は存在しない)。したがって、加工体内の
誘導うず電流は、その軸線に垂直に流れる。認め得るほ
どの誘起寄生うず電流は加工体に沿って流れない。した
がって、損傷性の寄生電流がコンベヤローラを通って循
環しない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好ましい具体例と
の関連において説明するが、これは本発明がこの具体例
に限定されることを意図するものでないことが理解され
よう。本発明は、その技術思想内に含まれ得るすべての
代替物や変更や等価物をも含むことが意図される。
【0013】図面を参照して説明すると、図2Aは、ロ
ーラ誘導加熱ライン22と、それと関連する新規な誘導
加熱コイルアセンブリを斜視図で示している。図3は、
新規な誘導加熱コイルアセンブリを斜視図で示してい
る。明瞭にするため、図2Aと図3を一緒に説明する。
ライン22は、スラブ26のような連続鋳造加工体をラ
インに沿って搬送する。ライン22は、図1の従来例に
示される管状加工体12のような他の形状を有する加工
体を搬送してもよい。図2Aに示されるように、スラブ
26は、鋼コンベヤローラ27および29により右から
左に直線的に搬送される。これらのローラは、図1の従
来例に関して上述したのと同様に動作する。
【0014】誘導加熱コイルアセンブリ24は、スラブ
26がコイルアセンブリ24中を通るようにスラブ26
を取り囲んでいる。コイルアセンブリ24は、誘導加熱
コイル28と、誘導加熱コイル28の端部31および外
周Pを取り囲む磁気シャント部材30を含む。誘導加
熱コイル28は、図1の従来技術に記述されるコイル1
8と同様に動作する従来の螺旋巻きコイルである。誘導
加熱コイル28は、中央軸線Aを有し、Lの長さを有
する。スラブ26は、コイルの内周囲P および長さL
により画定される領域を通過する。コイル28は、ス
ラブの長手方向軸線Bが誘導コイル中心軸線Aと同軸線
上にあるように、スラブ26に関して位置付けられるの
がよい。
【0015】磁気シャント部材30は、三つの別個の部
分を有するものとして例示されている。第1の部分は、
第1の複数32の個々の横断ヨーク34より成り、第2
の部分は、第2の複数36の個々の横断方向ヨーク38
より成る。第3の部分は、第3の複数40の個々の中間
ヨーク42より成る。しかしながら、もし望むならば、
横断方向ヨークおよび中間ヨークは、単一のユニットと
してもよいし、単一のユニットを形成するように結合さ
れてもよい。各複数の個々の横断方向ヨーク34,38
は、積重ねまたはサンドウィッチ態様で同一に賦型され
た非導電性スペーサ44により相互に離間される。各複
数の個々の中間ヨーク42は、同様な積重ね態様で同一
に賦型された非導電性スペーサ46により相互に離間さ
れている。両形式のヨークに対する一つの適当な非導電
性スぺーサ材料は、Mylar (登録商標)である。
【0016】追って詳細に説明するように、複数の個々
の横断方向ヨーク34,38は、誘導コイル28の端部
31の全領域の回りに完全に延在しているが、中間ヨー
ク42は、複数の群で配置される。しかして、各群は、
比較的小さなエアギャップにより分離されている。これ
らの空気ギャップは、アセンブリ24の外周PA に沿っ
て小さな不連続部を創り出す。
【0017】ヨークのこの特定の配置は、本発明の重要
な特徴である。第1および第2の複数の個々の横断方向
ヨーク34,38は、誘導コイル28の外周P0 に対し
て交叉方向に配向され、コイルの両端に配置されてい
る。各個々の横断方向ヨーク34および38の各々は、
内向き平坦端面48と外向き平坦端面50により画定さ
れる。横断方向ヨーク34および38は、誘導コイル2
8の内周Pi を内向きに若干越えて軸線方向に延在する
ように、誘導コイル28の両端部31に配置されてい
る。非導電性スペーサ44は、横断方向ヨーク34およ
び38と同様に配向されている。
【0018】横断方向ヨーク34,38およびスペーサ
44は、誘導コイル28の周囲の端部の回りに完全延在
しているが、これに触れることはない。図示の具体例に
おいて、ヨーク34,38は、ほぼ、平坦な卵型で周囲
の回り延在している。ヨーク34,38およびスペーサ
44の横断方向長さLtは、全周囲に沿って同じであり、
そして横断方向ヨーク34および38の内向きおよび外
向き平坦端面48,50は、図4にも例示されるよう
に、それぞれの共通放射(曲)面で終端している。卵形
形態の角部に合わせるため、角部に沿う横断方向ヨーク
34,38およびスペーサ44は、楔型にされている。
【0019】個々の中間ヨーク42は、横断方向ヨーク
34,38間に配置されており、誘導コイル28の中心
軸線Aに平行に延びている。かくして、中間ヨーク42
は、誘導コイル28から延びる放射状フィンのように見
える。各中間ヨーク42は、誘導コイル28の長さLc
りも若干長い長さLsを有する。
【0020】複数の中間ヨーク42は、誘導コイル28
の外周P0 を密に取り囲んでいるが、それに触れること
はない。中間ヨーク42の各々は、内向き平坦端面52
と外向きの平坦端面54により画定される。中間ヨーク
42の外向きの平坦端面54は、横断方向ヨーク34お
よび38の外向き平坦端面50と同じ共通の卵形放射
(曲)面で終端する。非導電性スペーサ46も、やはり
中間ヨーク42と同様に配向されている。
【0021】横断方向ヨーク34および38は、誘導コ
イル28の対応する端部の全周囲の回りに延びており、
他方中間ヨーク42は小エアギャップ56により分離さ
れて離間された群で配置されている。図示の具体例にお
いては、図5に最もよく見られるようにこの種の群が1
6存在する。
【0022】第1および第2の複数の個々の横断方向ヨ
ーク34,38は、同一または密に隣接する面にある対
応する中間ヨーク42により電磁的に結合される。例え
ば、図3において、横断方向ヨーク34および38
は中間ヨーク42により結合される。この電磁結合に
より、電磁シャント部材30の長さに沿って容易に磁束
が走ることが可能となる。エアギャップ56に起因し
て、横断方向ヨーク34,38のすべて同一平面にあ
る対応する中間ヨーク42により電磁的に結合されな
い。これらの横断方向ヨーク34,38対は、隣接の中
間ヨーク42によって電磁的に結合される。エアギャッ
プ56は全磁束路の長さに比して比較的小さいから、各
端部にて磁束路に小さくしかも比較的些細な発散しか生
じない。
【0023】図2Bは図2Aと同一であるが、ローラ誘
導加熱ライン22の動作中における誘導加熱コイルアセ
ンブリ24の機能的進歩を例示している。パワーが誘導
コイル28(この図には見えない)に印加されると、誘
導コイル28は電磁界を発生するが、この電磁界は誘導
コイル28の中心軸線A(図示せず)に平行および垂直
な両路に沿って成分を有する。垂直方向の成分は平行成
分に比して非常に小さいが、それでも除去されないと問
題化するに十分大きい。磁束シャント部材30の複数の
ヨークは、電磁界の両成分を誘導コイル28の中心軸線
に平行な、したがってスラブ26の長手方向軸線Bに平
行な路に沿って向ける。磁束はスラブ26にうず電流を
誘起する。横断方向ヨーク34,38と中間ヨーク42
は、スラブ26の長手方向軸線Bに平行に配向されてい
るから、実質的にすべての磁束はこの路に沿って向けら
れる。この磁束路は、図2Bに一連の実線矢印として示
されている。磁束に対して認め得るほどの直交成分はな
い。すなわち、スラブ26の長手方向軸線Bに垂直に認
め得るほどの成分はない。したがって、スラブ26内に
誘起されたうず電流は、主としてスラブの長手方向軸線
Bに垂直に流れる。このうず電流は、図2Bにおいては
スラブ26に鎖線として示されており、そして図5に最
もよく示されている。スラブ26の長手方向軸線Bに沿
って認め得るほどの誘起寄生うず電流は流れない。した
がって、コンベヤローラ27および29を通って損傷性
の寄生電流は循環しない。
【0024】もしも磁気シャント30が存在しないと、
仮想点線矢印により指示されるように電磁界は誘導コイ
ル28の端部で全方向に広がるだろうから、無視できな
い直交成分を有するであろう。したがって、スラブ26
内にその長手方向軸線Bに沿って、無視できない寄生う
ず電流が流れるように誘起され、上述の問題を生ずるで
あろう。
【0025】図4,5および6は、図2Aに示される配
置の端面図および断面図で、本発明の特定の特徴をより
明瞭に例示している。
【0026】図4は、図2Aに示される配置の4−4線
による端面図である。この図は、誘導コイル28の端部
を完全に取り囲む交番する第1の複数(32)の個々の
横断方向ヨーク34および非導電性スペーサ44の配置
を示している。ヨーク34とスペーサ44がサンドウィ
ッチ状に積まれているから、この図には誘導コイル28
は見えない。図4はまた、卵形形態の角部に沿って存す
る楔形横断方向ヨーク(例えば342 )およびスペーサ
(例えば442 )を明瞭に示している。加熱されるべき
スラブ26は、取り囲む横断方向ヨーク34内の中心に
配されている。
【0027】図5は、図6に示される配置の5−5線に
よる横断方向断面図である。この図は、小エアギャップ
56により離間された16の群の中間ヨーク42および
スペーサ46を示している。一巻きの誘導コイル28も
この図に見える。図5はまた、誘起されるうず電流をス
ラブ26内に鎖線矢印として示している。もちろん、こ
の電流の方向は、誘導コイル28を励起するのに使用さ
れた交番電流源と同じ周波数で交番する。図5に示され
る方向は、ある所与の瞬間における方向である。
【0028】図6は、図2Aに示される配置の6−6線
による長手方向断面図である。この図は、同一の長手方
向面内に配された二つの横断方向端部ヨーク34,38
および接続中間ヨーク42より成る磁気シャント部材3
0の一部を示している。この図には、誘導コイル28の
複数の巻線も見える。図6はまた、磁気シャント部材3
0が誘導コイル28の端部および外周P0 を取り囲んで
いる状態を示している。上述のように、磁気シャント部
材30のヨークは、誘導コイル28の中央軸線Aに沿う
電磁界成分に対する磁束路を提供している。ヨーク3
4,42,38およびスラブ26中の磁束路は実線矢印
として示されている。やはり、磁束路の方向は、誘導コ
イル28を励起するのに使用される交番電流源と同じ周
波数で交番することを理解されたい。図6に示される方
向は、所与の瞬間における方向である。
【0029】磁気シャント部材30は、図7および8に
示されるように複数の異なる仕方で構成できる。
【0030】図7においては、横断方向端部ヨーク3
4,38は長さが短く、中間ヨーク42は長く、両端に
てヨーク34および38に一部重畳している。図8にお
いては、横断方向端部ヨーク34,38と中間ヨーク4
2は、一つの連続材料片として形成されている。非導電
性スペーサ44および46も、ヨークと同じ代替形態で
構成してよい。
【0031】ここに図示説明される本発明の具体例は、
スラブのような矩形形状負荷または加工体を加熱するの
に採用される。しかしながら、本発明は、管状または円
筒状加工体のような他の負荷形状を加熱するための具体
例も包含する。これらの代わりの具体例においては、コ
イル28と磁気シャント部材30は、断面において卵形
でなく、ほぼ円形となるであろう。
【0032】コイルアセンブリ24は、コイル28およ
び加工体間の磁気的相互作用の結果として非常に大きな
機械的力を受けることが認められるであろう。大きな設
備においてはこの力は、数トンに及ぶことがあろう。通
常、代表的円筒状誘導コイルにおいて、これらの力は、
コイルの周囲の回りに均等に分配され、それゆえ、コイ
ルの周囲の回りに平衡状態にある、すなわち放射対称で
ある。しかしながら、コイルが平坦な卵形である本具体
例においては、力はコイル周囲の回りに対称的でなく、
コイルと加工体の間に正味相当の大きさの力を生じるこ
とになろう。コイルアセンブリ28の強化を補助するた
め、磁気シャント部材は、図9に示されるようにコイル
巻線にしっかりクランプしてよい。
【0033】図9は、中間ヨーク42および横断方向端
部ヨーク38上の複数のクランプ58を例示している。
クランプ58は、コイル巻線に圧縮力を加える。中間ヨ
ーク42に掛かる圧縮力は、矢印FR により表されるよ
うに放射状であり、横断方向端部ヨーク38に掛かる圧
縮力は矢印FA により表示されるように軸線方向であ
る。クランプ58は、ヨークおよびコイルに圧縮力を加
えるように設計された任意の形状または構造を有してよ
い。コイル巻線間の電気的短絡を防ぐために、ヨークは
絶縁スペーサ60によりコイル巻線から絶縁される。ス
ペーサ60は、任意の適当な非導電性非磁性材料とし得
る。
【0034】上述したシャント配置は、コイル28によ
り発生される磁束を方向づけるのに非常に有効である
が、図10に示されるように導電性磁束偏向端板を使用
することによって性能をより一層改善することができ
る。図10は、コイルアセンブリ24の両端に端板62
を含むコイルアセンブリ24の分解図である。端板62
は、形状ほぼ矩形であり、コイルアセンブリ24の全外
部寸法よりも若干大きい寸法を有する。各端版62は、
その中心にほぼ矩形の開口64を有しており、加工体が
開口を通ることができるようにしてある。開口64は、
加工体が通るコイルアセンブリ24の開口とほぼ同じ寸
法と形状を有する。端板は、良導電体であり、最小の損
失で磁束を偏向する銅より成るのがよい。端板62は、
端部ヨーク34および38に隣接しかつ軸線方向におい
てその外側に配置される。好ましくは、端板は、端部ヨ
ークから小距離離して配置されるのがよく、端部ヨーク
に触れないようにすべきである。端板62を端部ヨーク
にクランプして誘導コイル28をさらに圧縮することが
望まれる場合には、端板62と端部ヨーク間に絶縁スペ
ーサを配置することも本発明の技術思想内にある。
【0035】上述のシャントアセンブリを使用してさ
え、特にもしもローラがコイルアセンブリの端部にごく
近接していると、コイルアセンブリ24からの浮遊磁束
がローラ14および16に達することがある。この浮遊
磁束は、ローラに流れる寄生電流を誘起し、シャントの
効果を打ち消すことがある。端板62は、もしもこれが
ないとコイルアセンブリ24の中心開口から逃げ出すよ
うな浮遊磁束を端部ヨークに、そしてそこから中間ヨー
クに向かわせる。加えて、端板62はコイル内の磁束密
度を相当程度改善する。
【0036】上に説明した本発明は、加工体に沿う悪作
用を及ぼす寄生電流の流れを防ぎ、それにより移動加工
体とコンベヤローラ間のアーク発生を除去する代替手法
を提供するものである。この種の電流によるコンベヤロ
ーラの損傷を防ぐために特別のコンベヤローラや絶縁体
制を採用することはもはや必要でないから、ローラ誘導
加熱は、従来の手法に比して容易となり廉価となる。
【0037】本発明の他の具体例は、本発明がストリッ
プ材料処理ライン上で採用され得るように変幻性を加え
るものである。圧延金属製造ライン上においては、連続
鋳造装置が、液体金属源から供給される水冷却型から金
属ストリップを送り出してストリップ金属を製造するの
が一般的である。ストリップ金属は、さらに処理のため
ローラに向かって進む。ストリップ金属が鋳造装置から
現れるとき、金属の外側表面は水冷却型により冷却され
ているが、ストリップの内側はずっと熱いままである。
【0038】新しく鋳造されたストリップ製品を圧延す
る前に、圧延動作中鍛造し得るようにストリップの外表
面を再過熱することが必要である。誘導加熱はガス加熱
よりも迅速であるから、本発明のコイルは、新しい金属
を加熱するに望ましい装置である。
【0039】しかしながら、ストリップ材料製造プロセ
スには本発明の第1の具体例を破損の危険にさらすよう
な潜在的問題が存する。もしも鋳造装置が余りに速く運
転されると、すなわち水冷却型がストリップ材料を均等
に冷却しないと、新しいストリップに「フェイル」が生
ずることがある。「フェイル」は、金属が半液体状態に
ある場合にストリップに生ずる柔らかいスポットであ
る。重力により、半液体部分が垂れ下がり、金属の小塊
を形成することがあり、これが上述のコイルの一部と接
触し、それを酷く破壊することがあり得る。
【0040】本発明の第2の具体例は、類似の磁気ヨー
クおよびシャント部材を合体するが、装置が処理ライン
上で取り扱えるように変幻性を増した代替装置を提供す
る。
【0041】本発明の最初に記述された具体例は、金属
ストリップの回りに完全に巻かれた間断のないソリッド
コイルである。コイルからストリップを除去するために
は、ストリップ材料を剪断することが必要である。以下
の第2の具体例は、一端にて開放されており、コイル装
置はラインを絶つことなく、ストリップ材料上に動か
し、またそこから除去することが可能となる。もしも新
しいストリップ金属内の「フェイル」に遭遇すると、コ
イルをストリップから簡単に除去し、「フェイル」をコ
イルを通過して移動させ、ついでコイル装置をストリッ
プに戻し、ラインを継続し得る。コイルからストリップ
を除去するよりもストリップからコイルを除去する方が
ずっと労働集中力が少なくて済む。
【0042】したがって、本発明の第2の具体例は、加
工体の長手方向軸線に沿って流れる電流を発生させるよ
うな直交磁界の磁気的抑制手段を有する多巻誘導コイル
より成る。磁界を閉じ込めるための磁気ヨークを合体し
た誘導加熱装置の第2の具体例はまた、加熱装置が適所
にあるストリップ材料上に移動されること、およびスト
リップ材料から適所に除去されることを可能にする。
【0043】図12を参照すると、この誘導加熱装置6
9は、相補のコイル巻線対として配置された複数の細長
い誘導セグメント70,72,78,80を含む。第1
および第2誘導セグメント70および72は、互いに平
行に、かつストリップ材料加工体100がその間を通過
するに十分に離間されて配置されている。第1および第
2誘導セグメント70,72は、加工体100の長手軸
線Aに対して横断方向に配置されている。誘導セグメン
ト70,72は、一端にて第1および第2リンクセグメ
ント74,76に接続されている。これらの接続は、対
応する誘導セグメント70,72とリンクセグメント7
4,76との間に実質的に直角を形成している。リンク
セグメント74,76により接続された端部と反対の第
1および第2誘導セグメント70,72の端部は、交番
電源90に接続される。しかして、電源の一つの極が、
第1および第2セグメント70,72の各々に接続され
ている。
【0044】2本のリンク誘導セグメント74,76
は、第1および第2誘導セグメント70,72を第3お
よび第4セグメント78,80に接続する。すなわち、
リンクセグメントは、第1および第2セグメントと第3
および4セグメントをそれぞれ接続する接続セグメント
である。リンクセグメント74,76は、これらがスト
リップ材料加工体100の長手方向軸線Aと平行となる
ように、誘導セグメント70,72,78,80に実質
的に直角に接続される。第1および第2リンクセグメン
ト74,76は、図12に寸法Lとして示される等し
い長さより成る。
【0045】第3および第4誘導セグメント78,80
も、互いに平行に、かつストリップ材料100がその間
を通過するに十分に離間されている。第3および第4セ
グメント78,80は、リンクセグメント74,76と
の接続点から加工体を横切って逆方向に延びる。第3お
よび第4セグメント78,80は、リンクセグメントに
接続されている端部と反対の端部にて、スパンセグメン
ト75によって相互に接続されている。
【0046】上述のように、誘導加熱コイル69は多巻
き誘導コイルを形成している。電源90の第1の極か
ら、第1誘導セグメント70、第1リンクセグメント7
4、第3および第4誘導セグメント78,80、第2リ
ンクセグメント76および第2の誘導セグメント72を
介して電源90の第2の極に至る連続導電路が形成され
る。第1および第2誘導セグメント70,72の組合せ
は、コイル装置の全1巻線を形成し、第3および第4誘
導セグメント78,80は、第2の全1巻線を形成す
る。本明細書に記述される他の具体例は、本発明の技術
思想から逸脱することなく全2巻線より多い巻線を有す
るものとして構成し得る。例えば、図16を参照する
と、二つの追加のリンクセグメント102,104およ
び加工体を跨ぐ二つの追加の細長の誘導セグメント(見
えない)を追加することによって、第3の全1巻線を装
置に加えることができる。
【0047】図12を参照すると、装置の一端の二つの
リンクセグメント74,76間にギャップ82が存在す
る。ギャップ82は、第1および第2誘導セグメント7
1,72間および第3および第4セグメント78,80
間のスペースと同様に、加工体100が縁部に沿って誘
導装置69に入り、そこから出るように通過するに十分
の寸法より成る。図12において、ギャップ82の寸法
はL2として指示されているが、これは加熱されるべき金
属ストリップの厚さより大きい寸法でなければならな
い。これにより、装置は、静止したストリップ、スラブ
またはバーの加工体上に移動し、またそこから除去する
ことが可能となる。
【0048】以上、本発明の主題の具体例は、コイル装
置を構成する構成要素の誘導セグメントおよびリンクセ
グメントがソリッドの単一の導電体である物として説明
した。これは図15および16に示されるように真であ
るが、必ずしもそうである要はない。図14を参照する
と、第1の細長の誘導セグメント70は、導体材料の数
本の個々の長状体102,104,106,108より
構成し得ることが分かる。それゆえ、残りの誘導セグメ
ントおよびリンクセグメントも、本発明のこの好ましい
形式の具体例においてそうであるように、数本の個々の
導体より構成し得る。
【0049】図14を参照すると、コイル装置はさら
に、加工体の長手方向軸線と整列されるように磁界を方
向づけるための磁気ヨークを含む。図11および15も
参照。複数の磁気ヨーク84は、各第1ないし第4誘導
セグメント70,72,78,80に沿って配置されて
いる。この複数の磁気ヨーク84は、図2Aに示される
中間ヨーク40について前述した態様に匹敵する態様で
細長の誘導セグメント70,72,78,80に沿って
配置されている。個々の磁気ヨークは、図13に示され
るように、関連する細長の誘導セグメント内の電流方向
に対して交差方向に配置されている。図13図における
電流方向は、観察者に向う方向の電流を意味するドット
「・」により誘導セグメント102,104,106,
108内に指示されている。「+」は、観察者から遠ざ
かる方向の電流を指示する。
【0050】図14を参照すると、各磁気ヨーク84
は、同じように賦型された非導電性スペーサ87により
相互に離間されており、ヨーク84とスペーサ87は、
細長の誘導セグメント70,72,78,80を横切っ
て積層態様で交番している。個々の磁気ヨーク84は、
コイル装置中を通るストリップ材料加工体100の長手
方向軸線Aに平行に整列されている。磁気ヨーク84と
スペーサ87は、複数の群に配置してよく、そして各群
は、本発明の第1の具体例に対する図2Aに示されるよ
うに、比較的小さなエアギャップにより分離されてい
る。
【0051】複数の磁気ヨーク84は、少なくとも加工
体100の幅に等しい十分の距離細長の誘導セグメント
70,72,78,80の各々に沿って延びているが、
その幅を越えて延在してもよい。図11,14および1
5参照。複数の磁気ヨーク84は、リンク誘導セグメン
ト74,76の表面を包囲する必要はない。
【0052】図13に示されるように、各磁気ヨーク8
4は、その関連する細長の誘導セグメントを横切って延
在する。各ヨーク84は、細長の誘導セグメントが入る
内部空間83を有する。内部空間83は、セラミックの
ような非導電性、非磁性材料を充たしてよい。内部スペ
ース83の境界を画定するのは、細長の誘導セグメント
の縁部を包囲する凸部85である。熱絶縁物質88が、
磁気ヨークおよび細長のセグメントの両者を加工体10
0の熱から保護する。
【0053】図11,12および14を参照すると、磁
界低減部材86と磁気シャント部材92,93が、コイ
ル装置のそれぞれの端部にて磁界を方向づけるのに採用
されている。磁界低減装置86は、コイル装置の開放端
部のギャップ82内に配置された箱状磁部材である。
図11に示されるように、磁界低減装置86は、コイル
装置の端部にある二つのリンク誘導セグメント(数本の
導体を含むものとして示されている)間に配置されてお
り、リンクセグメント74,76により発生される磁界
をコイルに近接する小領域に集中させる。この目的で、
磁気低減装置は可変磁界により電流が誘起される導電性
材料より成り、図に示されるように、リンクセグメント
と実質的に同じ長さを有し、そして前記一端におけるリ
ンクセグメント間のギャップをほぼ占めるがリンクセグ
メントと接触しないような形状と寸法を有する。磁界低
減装置86は、そのサイズに依存して、動作中低減装置
内の1または複数のチャンネル中に水またはその他の冷
却材をポンプ送給することによって、能動的な冷却を必
要としよう。磁界低減装置86は、コイルの誘導セグメ
ントのいずれとも接触せず、リンク誘導セグメントから
小空気ギャップにより分離された状態に留まる。
【0054】図14および15に示されるように、磁気
シャント部材92,93は、リンク誘導セグメント7
4,76および磁界低減部材86と反対のコイル端部に
採用されている。磁気シャンと部材92,93は、コイ
ル装置69の閉鎖端部に近接して配置された磁気部材で
ある。一つの磁気シャント部材92は、第1および第2
の細長の誘導セグメント70,72の電源端部に関連し
て設けられている。他の磁気シャント部材93は、第3
および第4細長の誘導セグメント78,80の閉鎖(接
続)端部と関連して設けられている。磁気シャント部材
92,93は、誘導磁界を閉鎖端部に閉じ込め、かつコ
イルのその端部に最も近い磁気ヨーク84に磁気的結合
を提供する働きをする。
【0055】図11および13を参照すると、コイル装
置はさらに、加工体100に対面する(すなわち加工体
に最も近い)第1ないし第4の細長の誘導セグメント7
0,72,78,80の面上に配置された熱絶縁性物質
のセグメント88を含む。この物質は、非常に熱い加工
体に近接することから生じ得る損傷からコイル装置を保
護する。
【0056】図15に示される本発明の具体例の磁気ヨ
ーク84は、図2Aに示される横断方向ヨーク34と組
み合わされる図2Aの磁気ヨーク40に全く類似してい
る。図13のヨーク84上の凸部85は、図2Aに示さ
れる横断方向ヨーク34と同じ目的を果たす。これら
は、細長の誘導セグメント70,72,78,80の誘
導的作用により作り出される磁界が、誘導セグメントの
縁部からあらゆる方向に広がるのを防ぐ。磁気シャント
部材92,93は、コイル装置の閉鎖端部にて同じ目的
を果たす。かくして、加工体100の長手方向軸線に垂
直な磁界の無視し得ぬ成分は抑制され、加工体100の
長手方向軸線に沿って寄生的うず電流が流れるのを阻止
される。
【0057】以上本発明を好ましい具体例について説明
したが、本発明は、その技術思想から逸脱することな
く、他の特定の形式で具体化できるものであることをは
っきりと理解された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来技術における被加熱加工体に関する
誘導加熱コイルの配置を示す概略線図である。
【図2A】被加熱加工体に関する新規な誘導加熱コイル
アセンブリの斜視図である。
【図2B】被加熱加工体に関する新規な誘導加熱コイル
アセンブリの図2Aと同一な斜視図である。
【図3】下にある誘導コイルを示すために磁気シャント
部材の一部を除去した新規な誘導加熱コイルアセンブリ
を示す斜視図である。
【図4】図2Aの配置の4−4線で切断した端面図であ
る。
【図5】図6の配置の5−5線で切断された横断方向断
面図である。
【図6】図2Aの配置の6−6線により切断された長手
方向断面図である。
【図7】図2Aの代替具体例の6−6線により切断され
た長手方向断面図である。
【図8】図2Aの代替具体例の6−6線により切断され
た長手方向断面図である。
【図9】本発明のコイルアセンブリの部分的断面図で、
磁気シャント部材とコイル巻線間の絶縁層を示す図であ
る。
【図10】本発明のコイルアセンブリの分解図で、任意
的な磁気シャント端板を示す図である。
【図11】後出の図14のB−B線に沿って切断された
本発明の第2の具体例の断面図である。
【図12】本発明の第2の具体例の下にあるコイル構造
体の形態を示す簡単化された線図である。
【図13】後出の図14のC−C線に沿って切断された
本発明の第2の具体例の断面図である。
【図14】本発明の第2具体例の平面図である。
【図15】本発明の第2具体例の斜視図である。
【図16】本発明の第3の具体例の斜視図である。
【符号の説明】
22 ローラ誘導加熱ライン 24 誘導加熱コイルアセンブリ 26 スラブ 27,29 鋼コンベヤローラ 28 誘導加熱コイル 30 磁気シャント部材 34,38 横断方向ヨーク 42 中間ヨーク 44,46 非導電性スペーサ 48 内向き平坦端面 50 外向き平坦端面 56 エアギャップ 69 誘導加熱装置又はコイル装置 70,72,78,80 細長の誘導セグメント 74,76 リンク誘導セグメント又はリンクセグメン
ト 82 ギャップ 84 磁気ヨーク 85 凸部 86 磁界低減装置 87 非導電性スペーサ 90 電源 92,93 磁気シャント部材 100 ストリップ材料加工体 102,104 リンクセグメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−275744(JP,A) 特公 平3−35790(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 6/10

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向軸線を有するシート、スラブま
    たはバー加工体用誘導加熱装置であって、 相互に実質的に平行に配置されており、加工体の相対す
    る表面を横切ってその長手方向軸線に対して交差方向に
    延びる第1および第2の細長の誘導セグメントと、 相互に実質的に平行に配置されており、加工体の相対す
    る表面を横切ってその長手方向軸線に対して交差方向に
    延びる第3および第4の細長の誘導セグメントとを備
    え、前記第1および第2の細長の誘導セグメントがその
    第1端部にて第1および第2のリンク誘導セグメントに
    より前記第3および第4の細長の誘導セグメントの第1
    端部にそれぞれ接続され、該第3および第4誘導セグメ
    ントが第1端部に反対の第2の端部において相互に接続
    されており、そしてさらに、 前記第1および第2リンク誘導セグメント間に形成され
    たギャップであって、コイル装置が加工体を選択的に包
    囲するように移動されかつそこから除去され得るよう
    に、加工体が縁部に沿って誘導セグメント間を通され
    コイル装置内に位置づけられるに十分の寸法を有してい
    るギャップと、 前記第1、第2、第3および第4誘導セグメントの、加
    工体に対面する面と反対の面上に配置された複数の磁気
    ヨークであって、相互に平行に離間されかつ加工体の長
    手方向軸線に平行に配置されており、加工体の幅に少な
    くとも等しい距離前記第1ないし第4誘導セグメントの
    各々に沿って延在している複数の磁気ヨークと、 誘導装置の外側の磁束を抑制するようにリンク誘導セグ
    メント間のギャップ内に位置づけられた磁界低減装置
    あって、可変磁界により電流が誘起される導電性材料よ
    り成り、リンクセグメントと実質的に同じ長さを有し、
    そして加熱装置の前記第1端部におけるリンクセグメン
    ト間のギャップをほぼ占めるがリンクセグメントと接触
    しないような形状と寸法を有する磁界低減装置とを備え
    ることを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記第1ないし第4の細長の誘導セグメ
    ントの各々が、加工体に対面する面を有しており、そし
    て該面上に熱絶縁物質を備える請求項1記載の誘導加熱
    装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の細長の誘導セグメ
    ントの第2端部に接続された交流電源を備える請求項1
    記載の誘導加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2誘導セグメントおよ
    び第3および第4誘導セグメントのそれぞれの第2端部
    に適用された磁気シャント部材を備える請求項1記載の
    誘導加熱装置。
  5. 【請求項5】 第1および第2誘導セグメントおよび第
    3および第4セグメントのそれぞれの第2端部上の磁気
    シャント部材が、非導電性物質により磁気ヨークから分
    離されている請求項4記載の誘導加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気ヨークおよび磁気シャント部材
    を分離している非導電性物質が空気である請求項5記載
    の誘導加熱装置。
  7. 【請求項7】 第1ないし第4誘導セグメントが複数の
    導体より成る請求項1記載の誘導加熱装置。
  8. 【請求項8】 リンク誘導セグメントが複数の導体より
    成る請求項5記載の誘導加熱装置。
  9. 【請求項9】 前記磁気ヨークが、第1ないし第4誘導
    セグメントの表面に沿って複数の離間された群で配置さ
    れている請求項1記載の誘導加熱装置。
  10. 【請求項10】 実質的に平行な対に配置された複数の
    細長の誘導セグメントと複数のリンクセグメントを含
    み、各対内のそれぞれのセグメントの各々が相互に平行
    に配置され、その間にギャップを有しており、前記平行
    な誘導セグメント対が、その第1端部にて、これまたギ
    ャップにより相互に分離された平行なリンクセグメント
    により接続されており、 1対を除く各誘導セグメント対が、構成誘導セグメント
    の第2端部で短いスパンセグメントにより接続され、前
    記一対はその第2端部にて交流電源に接続され、そして
    さらに、 前記リンクセグメント間のギャップ内に位置づけられ、
    誘導装置の外側の磁束を制限する磁界低減装置であっ
    て、可変磁界により電流が誘起される導電性材料より成
    り、図に示されるように、リンクセグメントと実質的に
    同じ長さを有し、 そして前記第1端部におけるリンクセ
    グメント間のギャップをほぼ占めるがリンクセグメント
    と接触しないような形状と寸法を有する磁界低減装置と
    を備えることを特徴とする誘導加熱装置。
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