JP2920655B2 - 電磁浮揚溶解炉 - Google Patents

電磁浮揚溶解炉

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JP2920655B2
JP2920655B2 JP2090652A JP9065290A JP2920655B2 JP 2920655 B2 JP2920655 B2 JP 2920655B2 JP 2090652 A JP2090652 A JP 2090652A JP 9065290 A JP9065290 A JP 9065290A JP 2920655 B2 JP2920655 B2 JP 2920655B2
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裕之 佐藤
祐吉 浜津
仁 井家
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Kitashiba Electric Co Ltd
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Toshiba Corp
Kitashiba Electric Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

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  • General Induction Heating (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本件発明は溶解室の上部構造を改良した電磁浮揚溶解
炉に関するものである。
(従来の技術) 溶湯金属を溶解室内に浮揚させて溶解する電磁浮揚溶
融炉の構造は、例えば第5図および第6図に示すように
形成されている。
この溶解炉は、水冷銅管を螺旋状に巻回した加熱コイ
ル1の内側に銅で形成された複数個の水冷セグメント2
…を周方向に間隔を置いて筒状に立設して上部を開口し
た溶解室3が形成されている。
この溶解室3の下部には銅製炉床4が設けられ、この
内部に給水路5aと排水路bとが形成されている。
また前記水冷セグメント2は内部に縦方向の通水路6
が形成され、この内側にパイプ7が設けられて二重管構
造となっており、この下部が前記銅製路床4内の給水側
と排水側の通水路5a、5bに夫々連通して内部に冷却水8
が流れるようになっている。
この溶解炉では加熱コイル1に電力の大きな高周波交
番電流を流すと、この交番電流によって溶湯金属9内に
誘起される逆起電電流との相互作用によって溶湯金属9
に浮揚力が得られると共に、溶湯金属自身の抵抗により
ここを流れる逆起電電流により加熱溶解されるものであ
る。
このように溶解室3の炉壁11と溶湯金属9が接触して
いないので、従来の耐火材で形成された溶解室のように
炉壁耐火材と接触することなく、高い純度の溶解が行な
えると共に、耐火材の耐熱温度以上の高温溶解が可能と
なる。しかも溶解室3が水冷セグメント2で形成されて
いるので耐火材の損耗による補修作業が不要になるなど
の利点がある。
しかしながら、電磁浮揚溶解炉は現状では実験レベル
の段階であり、大容量、大電力の溶解を行なう実用化装
置を開発するためには種々の問題がある。
例えば溶解室3を大型化する場合、各水冷セグメント
2は内部の通水路6が二重管構造となって下部側から給
排水する構造で、下部が銅製炉床4に固定され、上部は
フリーになっているので、水冷セグメント2を高くして
行くと上部側の支持強度が弱くなり、しかも電磁作用に
よる振動によって隣接する水冷セグメント2、2同志が
接触する問題がある。
また溶解室3は上部が開口されているため、溶湯金属
9の上部が溶解室3から盛上がり、その輻射熱による周
辺機器への熱的な影響を与える問題がある。
更に溶湯金属9の重量に対して必要以上に大きな電力
をかけたとき溶解室3内の溶湯金属9が飛出す恐れもあ
る。
またこの電磁浮揚溶解炉は従来の溶解炉に比べて大き
な電力をかけるため、溶解室3の上部から漏洩する磁束
も多くなり、この漏洩磁束により周辺機器が誘導加熱さ
れる問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記欠点を除去し、水冷セグメントの上部が
固定されて電磁作用による振動もなく強固な構造で、し
かも溶湯金属の溶解室上部から盛上がりや飛出しを防止
すると共に、漏洩磁束による周辺機器への影響を防止し
て装置の大型化、高電力化による問題を解決して実用化
を可能にして電磁浮揚溶解炉を提供することを目的とす
るものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、加熱コイルの内側に、コイル長より長い複
数本の水冷セグメントを間隔を置いて筒状に配置して溶
解室を形成し、この溶解室の下部に銅製炉床を設け、こ
の内部に形成した通水路を前記水冷セグメントの下部に
連通させると共に、前記溶解室の上部に銅製円環を設け
てこの内部に形成した環状通水路に前記水冷セグメント
の上部を連通させたことを特徴とする電磁浮揚溶解炉で
ある。
更に本発明は、溶解室が上部を開口した銅管の側壁に
縦方向のスリットを周方向に沿って間隔を置いて放射状
に複数個形成し、この隣接するスリットの間の側壁内部
に夫々通水路を設けて複数本の水冷セグメントを形成し
て構成したものでも良い。
(作用) 本発明の作用について説明すると、銅製炉床の内部に
設けた通水路から各水冷セグメント内の通水路に給水
し、更に上部に設けた銅製円環内の環状通水路から通水
路を通って外部に排水される。
この状態で加熱コイルに電力の大きな高周波交番電流
を流すと、溶湯金属に誘起される逆起電電流との相互作
用によって溶湯金属に浮遊力が得られると共に、溶湯金
属自身の抵抗により加熱溶解される。
溶融金属は浮遊して加熱溶解されるので溶解室の炉壁
と接触せず、高温溶解が可能となると共に高純度の溶解
が行なえる。
また溶解室は上部を開口した銅管で形成されその中間
部の側壁に放射状にスリット設けて、複数の水冷セグメ
ントが形成されているので、この水冷セグメントの上部
と下部は一体に接続されて機械的強度が高く、電磁力に
よる振動も防止できて、溶解室の大型化を図ることがで
きる。
また溶解室の上部側壁には環状通水路を形成した銅製
円環が設けられて、短絡リングシールドが形成されてい
るので、加熱コイルから溶解室の上部に漏れた磁束が打
ち消されて溶解室の上方に磁即が漏れるのを防止するこ
とができる。
このため溶解室の上部から盛上がろうとする溶湯金属
を抑え込む作用が働いて溶解室から露出せず、また必要
以上に大きな電力をかけてもこれに比例して押え込む力
が大きくなるので溶湯金属の飛出しが阻止され、周辺機
器への熱的な影響を防止することができる。
またこのとき、短絡リングシールドとなる銅製円環に
短絡電流が流れて発熱するが、内部に環状通水路が形成
されているのでここで冷却され、大容量化が可能であ
る。
また加熱コイルの位置を上下に可動自在に支持し溶解
室の底部と、加熱コイルの下部との間隔を調整できるよ
うにしておけば、溶湯金属の電磁浮揚位置や、加熱温度
分布の調整を行うこともできる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示す実施例を参照して詳細に説
明する。
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すもので、
この溶解炉は水冷銅管を螺旋状に巻回した加熱コイル1
の内側に銅管10で形成された溶解室3が設けられてい
る。
この溶解室3は銅ブロックを切り出して上部を開口し
たるつぼ形の銅管10を形成し、この側壁11の中間に、縦
方向のスリット12…を周方向に沿って間隔を置いて放射
状に複数個形成する。
この隣接するスリット12、12の間の側壁11の内部に夫
々縦方向の通水路16を設けて第4図に示すように溶解室
3の中間に複数本の水冷セグメント2…を形成したもの
である。
この溶解室3の下部には第2図に示すように銅製炉床
4が接続され、この内部に給水側の通水路5aが設けられ
この通水路5aの上部は分岐して各水冷セグメント2…の
通水路6に連通している。
また溶解室3のスリット12が形成されていない上部側
壁11の外周には、内部に環状通水部13が形成された銅製
円環14が接合され、この環状通水路13は前記水冷セグメ
ント2の通水路6の上部に連通して、ここを上昇してき
た冷却水8が環状通水路13を流れて排水側の通水路5bか
ら外部に排水されるようになっている。
上記構成の電磁浮揚溶解炉は、銅製炉床4の内部に設
けた通水路5aから給水すると、ここに連通する各水冷セ
グメント2…の通水路6に流れて上昇し、更に上部側壁
11の外周に設けた銅製円環14の環状通水路13に流入し、
更にここから通水路5bを通って外部に排水される。
この状態で加熱コイル1に電力の大きな高周波交番電
流を流すと、この交番電流によって溶湯金属9内に誘起
される逆起電電流との相互作用によって溶湯金属9に浮
揚力が得られると共に、溶湯金属自身の抵抗とここを流
れる逆起電電流により加熱溶解される。
溶湯金属9は浮揚して加熱溶解されるので溶解室3の
炉壁11と接触せず、高温溶解愛が可能となると共に、高
純度の溶解が行なえる。
溶湯金属9が側壁11に触れても、この側壁11は水冷セ
グメント2で形成されているので直ちに急冷されて、加
熱コイル1を保護することができる。
また溶解室3は銅ブロックから一体に切出し加工して
上部を開口した銅管10で形成され、その中間部の側壁11
に放射状にスリット12を設けて、複数の水冷セグメント
2を形成されているので、この水冷セグメント2の上部
と下部は一体に接続されて機械的強度が高く、電磁力に
よる振動も防止できて溶解室3の大型化を図ることがで
きる。
また溶解室3の上部側壁11には環状通水路13を形成し
た銅製円環14が設けられて、短絡リングシールドが形成
されているので、加熱コイル1から溶解室3の上部に漏
れた磁束が、銅製円環14と鎖交し、ここで逆起電力によ
り短絡電流が流れる。この短絡電流によって誘起された
磁束が、加熱コイル1からの磁束を打ち消して溶解室3
の上方に磁束が漏れるのを防止することができる。
このため溶解室3内の上部から盛上がろうとする溶湯
金属9を押え込む作用が働いて溶解室3から露出せず、
また必要以上に大きな電力をかけてもこれに比例して押
え込む力が大きくなるので溶湯金属9の飛出しが阻止さ
れる。
このように、溶解室3の上部に銅製円環14を配置する
ことにより、周辺機器への熱的な影響を防止することが
できる。
またこのとき、短絡リングシールドとなる銅製円環14
に短絡電流が流れると発熱するが、内部に環状通水路13
が形成されてここで十分に冷却され、しかも銅製円環14
の断面積が大きな抵抗が小さいので発生する熱を少なく
でき溶解炉の大容量化が可能である。
更に本発明の溶解炉の水冷セグメント2は、パイプ7
を挿着して二重管構造として冷却水8を上下に流す従来
の水冷セグメント2に比べ、下方から上方に向けて一方
向に流れるので冷却水8の流量を多くすることができ、
この点においても大容量化が可能である。
また加熱コイル1の位置を上下に可動自在に支持して
溶解室3の底部と加熱コイル1の下部との間隔δを調整
できるようにしておけば、溶湯金属9の電磁浮揚位置
や、加熱温度分布の調整を行うことができる。
なお上記実施例では、溶解室3を銅ブロックから一体
に切出し加工して側壁11に水冷セグメント2を形成した
場合について示したが、水冷セグメント2を銅管で形成
してこれを間隔をおいて筒状に配置し、この上部に別個
に作成した銅製円環14を接合した構造でも良い。
[発明の効果] 以上説明した如く本発明によれば、環状通水路を形成
した銅製円環を溶解室の上部に設けて溶解室の側壁を構
成する水冷セグメントの上部が固定されているので、電
磁作用による振動もなく構造が強固になり、しかも溶湯
金属の溶解室上部から盛揚がりや飛出しを防止できると
共に、漏洩磁束による周辺機器への影響を防止して装置
の大型化、高電力化を可能にした電磁浮揚溶解炉を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は電磁浮揚溶解炉の判断正面図、第2図は縦断正面
図、第3図は第1図のA−A線断面図、第4図は第1図
のB−B線断面図、第5図は従来の電磁浮揚溶解炉を示
す判断平面図、第6図は第5図の縦断正面図である。 1……加熱コイル、2……水冷セグメント 3……溶解室、4……銅製炉床 5a、5b……通水路、6……通水路 7……パイプ、8……冷却水 9……溶湯金属、10……銅管 11……側壁、12……スリット 13……環状通水路、14……銅製円環
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井家 仁 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会 社東芝本社事務所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F27B 17/00 H05B 6/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱コイルの内側に、コイル長より長い複
    数本の水冷セグメントを間隔を置いて筒状に配置して溶
    解室を形成し、この溶解室の下部に銅製炉床を設け、こ
    の内部に形成した通水路を前記水冷セグメントの下部に
    連通させると共に、前記溶解室の上部に銅製円環を設け
    てこの内部に形成した環状通水路に前記水冷セグメント
    の上部を連通させたことを特徴する電磁浮揚溶解炉。
  2. 【請求項2】上部を開口した銅管の側壁に縦方向のスリ
    ットを周方向に沿って間隔を置いて放射状に複数個形成
    し、この隣接するスリットの間の側壁内部に夫々通水部
    を設けて複数本の水冷セグメントを形成した溶解室を構
    成したことを特徴とする請求項1記載の電磁浮揚溶解
    炉。
JP2090652A 1990-04-05 1990-04-05 電磁浮揚溶解炉 Expired - Lifetime JP2920655B2 (ja)

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