JPH1097456A - クライアント/サーバシステムにおけるデータ転送方法 - Google Patents

クライアント/サーバシステムにおけるデータ転送方法

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JPH1097456A
JPH1097456A JP8249772A JP24977296A JPH1097456A JP H1097456 A JPH1097456 A JP H1097456A JP 8249772 A JP8249772 A JP 8249772A JP 24977296 A JP24977296 A JP 24977296A JP H1097456 A JPH1097456 A JP H1097456A
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Hisashi Miyagawa
久司 宮川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要なファイルアクセスや制御を省き、メデ
ィアデータの転送性能を向上させること。 【解決手段】 クライアント2から、サーバ1へデータ
通知フラグをオフにしてデータ転送要求があると、サー
バ1は、コードデータとメディア管理情報から固定長デ
ータを生成してクライアント2に転送する。また、クラ
イアント2から、サーバ1へデータ通知フラグをオンに
してデータ転送要求があったとき、サーバ1は、コード
データ、メディア管理情報およびメディア情報から可変
長データを生成してクライアント2に転送する。また、
メディア情報をデータベース1中にBLOBデータとし
て格納してもよい。また、本システムをスタンドアロン
のシステムに適用することができる。さらに、上記デー
タ通知フラグを利用することにより、動画サーバ等の別
のサーバ5と組み合わせて用いることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクライアント/サー
バシステムにおけるメディアデータの転送方法およびシ
ステムに関し、特に、本発明は、不要なファイルアクセ
スや制御をなくし、メディアデータの転送性能を向上さ
せることができるクライアント/サーバシステムにおけ
るデータ転送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クライアント/サーバシステムにおい
て、データベースを用いてメディアデータを管理する場
合、次の要件が必要となる。 メディアデータは容量が大きいため、リムーバブル
系のディスク(差し替え可能なMD等のディスク)が必
要となる。 データベースに登録されるデータフォーマットと利
用されるデータフォーマットが必ずしも一致せず、デー
タ変換が必要となる場合がある。
【0003】図10は、クライアント/サーバシステム
における従来のメディアデータの転送制御を説明する図
であり、10はサーバマシン(以下サーバと略記する)
であり、サーバ10はデータベース11とDBサーバ1
2を備えている。20はクライアントマシン(以下クラ
イアントと略記する)であり、クライアント20はDB
クライアント21とアプリケーションプログラム22を
備えている。
【0004】同図に示すように、サーバ10のデータベ
ース11が管理するレコードの中にはレコードR1があ
り、レコードR1は、コードデータと、メディアデータ
Md1を管理する管理データから構成される。また、サ
ーバ10上には、サーバデーモンプログラムが存在し、
このサーバデーモンは、クライアント20からの要求に
従い、リムーバブルディスクからファイルコピーまたは
ファイルコンテンツ変換(クライアント側で利用できる
形式へのデータに変換)のためのメディアデータMd1
のリード/ライトを行い、クライアント20に転送する
データを生成する。クライアント20のアプリケーショ
ン22は、DBクライアント21より、例えばODBC
(データベースへのアクセス規約)等を介してレコード
データを入手する。また、クライアント20が上記サー
バデーモンと通信し、ファイル転送によりレコードR1
を入手し、レコードR1のファイル名を元に、メディア
データを読み込むといった作業を行う。
【0005】図11は、上記メディアデータの転送の処
理フローを示す図である。同図に示すように、クライア
ント20がDBアクセスを開始すると、サーバ10はD
Bをオープンする。ついで、クライアント20が初期情
報を生成すると、サーバ10は、検索対象となるテーブ
ルをオープンする。一方、クライアント20は検索条件
を生成し、サーバ10に検索依頼を発行する。これによ
り、サーバ10はデータベース11に対して発行するS
QL文(検索文)を作成し検索を実施する。そして、検
索結果を入力してクライアント20に転送する。クライ
アント20は上記検索結果を入手すると、通知された検
索結果のレコードを表示装置に表示する。ユーザが上記
表示されたレコードの中から読み込むメディアデータを
選択すると、クライアント20においては、アクセスパ
スを生成し、メディアデータのデータ形式をチェックす
る。ついで、サーバデモーンに対してメディアデータの
取り出しを依頼する。
【0006】サーバデーモンは上記依頼を受けると、形
式変換が必要な場合、メディアデータをリムーバブルデ
ィスク等からリードして形式変換を行い、形式変換した
データをライトする。また、形式変換が必要でないとき
には、メディアデータをリムーバブルディスク等からコ
ピーする。ついで、ftp等によるファイル転送プロト
コルを起動する。クライアント20は上記転送データを
受信して転送結果をリードし、表示装置の画面上に表示
する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すように、
従来のシステムにおいては、アプリケーションの処理制
御が複雑であり、メディアデータのリード/ライトが頻
繁に行われる。すなわち、サーバデーモンにおけるデー
タ形式の変換時、データ/リードが発生し、また、ft
pでファイル転送する際、リード/ライトが発生する。
さらに、ファイル転送においてもメモリのリード/ライ
トが発生し、メディアデータを画面に表示する際にリー
ドが発生する。現在のコンピュータシステムにおいて、
一番性能ネックとなるのは回線性能とファイルのリード
/ライト性能であり、ファイルの頻繁なリード/ライト
は性能に悪影響を与える。
【0008】一方、上記したシステムの利点は、大容量
のメディアデータをサーバから転送するタイミングをク
ライアントのアプリケーションから容易に制御できる点
にあり、無駄なメディアデータの転送(回線の負荷軽
減)の抑止をDB操作に関係なくプログラミングとして
行えるとともに、DBで管理できないようなデータの管
理を行える点にある。本発明は、上記した事情に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、上記した
利点を残しながら、不要なファイルアクセスや制御を省
き、メディアデータの転送性能を向上させることであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。同図において、1はサーバ、2はクライアント、
3はサーバ側に設けられてデータベース、4,4’はメ
ディアデータを格納する手段、5は動画サーバ等の別の
サーバである。
【0010】図1において、本発明は次のようにして前
記課題を解決する。 (1)メディア情報を格納する手段4と、コードデータ
とメディア情報の管理情報を格納したデータベース3と
を備えたサーバ1から、クライアント2の要求に応じて
メディア情報を含むデータをクライアントに転送する
際、クライアント2から、サーバ1へデータ通知フラグ
をオフにしてデータ転送要求があったとき、サーバ1
は、上記コードデータとメディア管理情報から固定長デ
ータを生成してクライアント2に転送する。また、クラ
イアント2から、サーバ1へデータ通知フラグをオンに
してデータ転送要求があったとき、サーバ1は、上記コ
ードデータ、メディア管理情報およびメディア情報から
可変長データを生成して、クライアントに転送する。 (2)上記(1)において、メディア情報をデータベー
ス1中にBLOBデータとして格納し、上記(1)と同
様、データ通知フラグのオン/オフに応じて、サーバ1
からクライアント2に固定長データもしくは可変長デー
タを転送する。 (3)同一システム内にサーバ1とクライアント2を有
するスタンドアロンシステムのサーバ1側にコードデー
タとメディア情報の管理情報を格納したデータベース3
を設け、またクライアント2側にメディア情報を格納す
る手段4’を設ける。そして、クライアント2は、サー
バ1へ、データ通知フラグをオフにしてデータ転送要求
を行い、サーバ1はこれに応じて上記コードデータとメ
ディア管理情報から固定長データを生成してクライアン
ト2に転送し、クライアント2は、上記サーバ1から転
送されたメディア管理情報に基づき、クライアント1側
に設けられたメディア情報を読み込む。 (4)上記(1)において、メディア情報をサーバ1,
クライアント2の双方に設ける。そして、クライアント
2から、サーバ1へデータ通知フラグをオフにしてデー
タ転送要求を行って、サーバ1からメディア管理情報を
入手してメディアデータの所在を調べる。メディア情報
がサーバ1側にあるとき、クライアント2はサーバ1へ
データ通知フラグをオンにしてデータ転送要求を行い、
サーバ1からメディア情報を得る。また、メディア情報
がクライアント2側にあるとき、クライアント2はクラ
イアント2側にあるメディア情報を読み込む。 (5)コードデータとメディア情報の管理情報を格納し
たデータベース3とを備えたサーバ1と、動画サーバ等
の別のサーバ5から、クライアントの要求に応じてメデ
ィア情報を含むデータをクライアントに転送する際、ク
ライアント2は、サーバ1へデータ通知フラグをオフに
してデータ転送要求を行って、コードデータとメディア
管理情報からなる固定長データ入手し、上記メディア管
理情報に基づき、動画サーバ等の別のサーバ5へアクセ
スしてメディア情報を読み込む。
【0011】本発明の請求項1,2の発明は、上記
(1)(2)のようにデータ通知フラグのON/OFF
に応じてメディア管理情報を含む固定長データ、もしく
はメディア情報を含む可変長データをサーバ1からクラ
イアント2に転送したので、アプリケーションの処理が
簡単になる。また、従来より効率的なレコード転送が行
うことが可能となる。さらに、従来のクライアントから
のデータの転送制御を上記データ通知フラグにより指定
し、サーバ1から可変長データを転送しているので、従
来の利点を失うことなく処理可能となる。本発明の請求
項3の発明は、上記(3)のように、本発明をスタンド
アロンのシステムに適用し、また、メディア情報をクラ
イアント1側においたので、不要なデータ領域の削減を
図ることができるとともに、不要な通信を低減化するこ
とかできる。本発明の請求項4の発明は、上記(4)の
ようにメディア情報をサーバ1とクライアント2の双方
においたので、高速なアクセスが可能となる。本発明の
請求項5の発明は、上記(5)のようにデータ通知フラ
グを利用してデータを転送しているので、動画サーバ等
の別のサーバに格納されたメディア情報を利用すること
が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1の実施例のシ
ステムの構成を示す図、図3は本実施例におけるメディ
アデータの転送制御を説明する図であり、本実施例は、
前記図10に示したように、レコード中のメディア管理
データによりメディアデータをポイントするファイルポ
イント方式の実施例を示している。図2において、10
はサーバであり、11はデータベース、10aはデータ
ベース11にアクセスするデータベースアクセス部、1
0bはリムーバブルディスク等のディスク内にあるメデ
ィアデータMd1のリードおよびメディアデータの生成
を行うメディアデータアクセス部、10cはサーバの各
部全体の制御を行う制御部、10dはネットワークを介
したデータ転送を制御するネットワーク制御部、10e
はデータ変換等を行い、ネットワークを介してクライア
ント20に転送するデータを生成する転送データ生成部
である。
【0013】20はクライアントであり、20aはネッ
トワーク制御部、20bはクライアントの各部全体の制
御を行う制御部である。また、図3において、10はサ
ーバ、11はデータベース11、12はDBサーバ、2
0はクライアント、21はDBクライアント、22はア
プリケーションプログラムである。本実施例において
は、図3に示すように、従来のレコードをコードデータ
A,B,Cとメディア管理データA,D1,D2,D3
に分割する(図3の)。ここで、Aは両者を関連付け
るキーデータであり、メディア管理データにおけるD1
はメディアデータの種別、D2はメディアデータのファ
イル名、D3メディアデータのデータ形式(例えば、B
MP,TIFF等)である。
【0014】上記のようにレコードを分割することによ
り、コードデータからメディアデータを完全に追い出す
ことができる。すなわち、従来のデータベースシステム
の構成に影響を与えずに、メディア情報を保持できるの
で、不要なレコード情報や複雑なレコード構成をとる必
要がなくなる。これは、コードデータとメディアデータ
が1対1に対応するわけではないからである。DBサー
バが上記レコードにアクセスする場合は、上記したコー
ドデータとメディア管理データの2つのデータに対して
アクセスするか、あるいは、図3に示すように、上記2
つのデータを結合した論理ファイル(結合ファイル)を
経由してアクセスする(図3の)。
【0015】上記のようにコードデータとメディア管理
データの2つのデータに対してアクセスするのは、従来
のレコードとメディアデータが1対1に対応していない
ので、論理ファイル経由で読み込むと、同一レコードの
アクセスが多発するのを防ぐためであり、この場合は、
DBサーバ12内で不要なアクセスをしないように読み
込んだデータをスタックして内部で合成する。一方、レ
コードとメディアデータが1 対1に対応している場合
は、論理ファイルを経由した方が処理は早くなる。
【0016】DBサーバ12内部では、レコードを再編
集し、メディア情報をメディアの存在フラグ情報、又は
メディアの実体情報に置き換える(図3の)。メディ
アの存在フラグ情報は同図に示すように、固定長データ
であり、キーデータAとコードデータB,Cとメディア
管理データDからなる(以下、このデータを固定長フラ
グという)。メディアの実体情報は、同図に示すように
可変長データであり、上記データA,B,C,Dと可変
長のメディアデータ(実データ)からなる。このデータ
はデータベースでいうBLOB(可変長データのデータ
形式の一つ)の可変長項目に近い(若しくは同じ)形式
である。
【0017】DBクライアント21はアプリケーション
22からデータの要求を受けると、サーバ10に対して
データ付きで(同図に示すデータ通知フラグON)、も
しくは、データ無しで(同図に示すデータ通知フラグO
FF)でデータ転送を依頼する。データ通知フラグON
でデータ転送を依頼すると、サーバ10は上記メディア
のメディアの実体情報を含む情報を生成してクライアン
トに転送し、データ通知フラグOFFでデータの転送を
依頼すると、サーバ10は上記固定長フラグを生成しク
ライアントに転送する。
【0018】図4は本実施例における処理フローであ
り、同図により本実施例の処理を説明する。なお、同図
の〔〕で囲まれた部分が本実施例の処理であり、()で
囲まれた部分は、後述する第2の実施例における処理で
ある。同図に示すように、クライアント20がDBアク
セスを開始すると、サーバ10はDBをオープンする。
ついで、クライアント20が初期情報を生成すると、サ
ーバ10は、検索対象となるテーブルをオープンする。
一方、クライアント20はデータ通知フラグをOFFに
設定し、検索条件を生成し、サーバ10に検索依頼を発
行する。これにより、サーバ10はデータベース11に
対して発行するSQL文(検索文)を作成し検索を実施
する。そして、検索結果を入手して固定長レコード(固
定長フラグ)を生成し、クライアント20に転送する。
【0019】クライアント20は上記検索結果を入手す
ると、通知された検索結果のレコードを表示装置に表示
する。ユーザが上記表示されたレコードの中から読み込
むメディアデータを選択すると、クライアント20にお
いては、データ通知フラグをONにして、検索のための
キーを設定し、サーバ10に対してデータの取り出しを
依頼する。サーバ10においては、上記キーによりレコ
ードをgetする。すなわち、メディアデータをリムー
バブルディスク等から読み込み、レコードデータとメデ
ィアデータを結合し、可変長データを生成する。そし
て、クライアント20に可変長レコードを通知する。ク
ライアント20はサーバ20から通知されたデータ(メ
ディアデータを含む)を表示装置に表示する。
【0020】本実施例においては、上記のようにアプリ
ケーションの処理が簡単になる。これは、アプリケーシ
ョン22から見た場合、従来のようにメディアの実体を
意識することなく、前記したようにBLOBのようにレ
コードの一部としてアクセスできるようになるためであ
る、すなわち、レコードの転送とメディアデータの転送
が一緒になるため、従来のようにタイムラグが発生せ
ず、処理が容易となる。また、ファイル転送について
も、サーバ10上でアプリケーション22に必要なデー
タのみの形に編集し直すので、従来より効率的なレコー
ド転送が行え、ftp等のファイル転送との併用による
弊害も発生しない。
【0021】これは、従来は、クライアント20のアプ
リケーション22から通知によりサーバデーモンがデー
タを加工していたためであり、本実施例では先にデータ
通知フラグを指定してもらうことにより、サーバ10上
でデータを変化させ、データを最適化できる。さらに、
従来のクライアントからのデータの転送制御を上記デー
タ通知フラグにより指定し、サーバ10から可変長デー
タを通知してもらうことで、DBの範囲内で処理が可能
となり従来の利点を失うことなく処理可能となる。
【0022】上記実施例はファイルポイント方式による
大量データの転送方式であるが、本発明はメディアデー
タを前記したBLOBで格納した場合、すなわち、可変
長のメディアデータをデータベース内にBLOB項目と
して格納した場合にも適用することができる。現状で
は、上記BLOBの場合、データのサイズに制約がある
場合が多く、動画等の大容量データの管理にはむかない
が、例えばイメージなどの中程度のデータ容量なら適用
できる。
【0023】以下、メディアデータを上記BLOB項目
として扱った本発明の第2の実施例を説明する。図5は
本実施例のシステムの構成を示す図であり、本実施例で
は、メディアデータをデータベース11中のBLOB項
目として扱っているので、前記した図2に示したメディ
アデータアクセス部10bが設けられておらず、その他
の点は前記図2と同じである。
【0024】図6は本実施例におけるメディアデータの
転送制御を説明する図であり、本実施例では、同図に示
すようにメディアデータの実体がBLOB項目として、
メディア管理データの中に含まれている。そして、メデ
ィアデータをDBサーバ12に読み込むときに、クライ
アント20からの要求にそって、レコードを再編集し、
固定長フラグ、又はメディアの実体情報を含む可変長デ
ータに置き換える(図6の)。クライアント20から
の通知がデータ通知フラグOFFの場合には上記固定長
フラグをクライアント20に転送し、データ通知フラグ
ONの場合にはメディアデータを含む上記可変長データ
をクライアント20に転送する(図6の)。DBクラ
イアント21も含めてその後のクライアント20におけ
る処理は前記した第1の実施例と同じである。
【0025】本実施例の処理は前記図4に示した処理フ
ローと基本的には同じであり、図4において()で囲ん
だ処理が本実施例の処理を示す。すなわち、図4におい
て、クライアント20から検索の依頼があったとき、サ
ーバ10はSQL文を生成するが、本実施例の場合メデ
ィアデータがデータベース中にBLOB項目として含ま
れているので、メディアデータの検索は行われない。ま
た、クライアント20からデータの取り出し依頼があっ
たとき、サーバ10はキーによりレコードをgetする
が、本実施例の場合は、上記したようにデータベース中
にBLOB項目として含まれているので、getしたデ
ータ中にメディアデータが含まれることになる。その他
の処理は前記第1の実施例で説明したのと同様である。
【0026】本実施例においては、単なる格納庫として
のBLOB項目と比較して、転送タイミングやクライア
ントからの制御やアプリケーションの作成工数の軽減等
の第1の実施例の利点をそのまま利用できる。また、将
来、BLOBが扱える実データのサイズが大きくなった
場合、アプリケーションからはBLOBあるいはファイ
ルポイント方式を意識することなく同様にアクセスする
ことが可能になると考えられる。
【0027】ところで、前記した第1の実施例のファイ
ルポイント方式のシステムにおいて、データベースアク
セス部をスタンドアロン型に置き換えても同様に実施す
ることができる。すなわち、データ通知フラグを利用し
てデータベースにアクセスすることにより容易にスタン
ドアロンのシステムに置き換えることができる。例え
ば、クライアント/サーバ型システムをスタンドアロン
型システムに作り替える場合、通常は多大なプログラム
修正が必要とため、サーバ/クライアントを同一のシス
テム内に入れる方式をとる場合が多い。しかし、この方
式であると、不要なメディアデータの転送が発生し(内
部ではネットワークを介して実際にファイル転送を行っ
ているため)、性能が遅くなり、また、サーバ/クライ
アントの双方でメディア領域を確保するため、メモリも
大きく無駄になる。
【0028】これに対し、本実施例においては、アプリ
ケーションの要求に合わせて、サーバのメディアデータ
転送部を介さずに直接クライアントのメディアデータ転
送部でメディアデータを読み込むようにすることによ
り、不要なデータ領域の削減および不要な通信の低減化
を図ることができる。また、DBアクセス部を独立化
し、スタンドアロン用のアクセスに切替え可能としてお
けば不要な通信の撲滅も図ることができる。図7は本発
明を上記スタンドアロン型システムに適用した本発明の
第3の実施例のシステム構成を示す図であり、本実施例
のシステムは、前記図2に示したシステムにおいて、サ
ーバ側のメディアデータアクセス部10b、転送データ
生成部10eが存在せず、また、メディアデータMd1
およびメディアアクセス部20cがクライアント20側
に設けられており、メディアアクセス部20cにより直
接メディアデータMd1にアクセスする。
【0029】本実施例における処理は前記した図4と基
本的には同様であるが、クライアント20はサーバ10
に対して、データ通知フラグをOFFにして検索を依頼
する。そして検索結果を表示し、入手すべきレコードが
選択されると、クライアント側に設けたメディアデータ
アクセス部20cによりメディアデータMd1にアクセ
スし、入手したメディアデータを表示する。このように
することにより、前記したように不要なデータ領域の削
減および不要な通信の低減化を図ることができる。
【0030】ところで、メディアデータをサーバとクラ
イアントの双方に持たせたり、あるいはメディアデータ
をサーバとクライアントで分散して持たせ(以下、これ
をメディアデータの双方管理という)、第1〜第3の実
施例で説明したデータ通知フラグを利用しデータを転送
することにより、従来のクライアント/サーバシステム
に比べて高速なアクセスが可能となる。図8は上記した
メディアデータの双方管理による本発明の第4の実施例
のシステム構成を示す図であり、本実施例においては、
前記図2のシステムにおいて、クライアント20側にメ
ディアデータアクセス部20cとメディアデータMd2
を設けたものである。
【0031】図8のシステムにおいて、クライアント2
0はサーバ10にデータ通知フラグOFFで検索を依頼
して固定長フラグを入手する。そして、固定長フラグか
らメディアデータの所在を確認し、入手するメディアデ
ータがクライアント20側にある場合には、メディアデ
ータアクセス部20cによりクライアント側にあるメデ
ィアデータMd1を取り出す。また、入手するメディア
データがサーバ側にある場合には、前記図4で説明した
ように、データ通知フラグONでサーバ10に対してデ
ータの取り出しを依頼する。上記構成とすることによ
り、入手すべきメディアデータがクライアント側にある
ときには、クライアント側のメディアデータを直接取り
出すことができるので、不要なデータ領域の削減および
通信の低減化を図ることができる。
【0032】また上記したデータ通知フラグを使用する
ことにより、実データを持たずに管理機構のみを提供す
ることで、動画サーバ等と組み合わせて使用することが
可能となる。図9は上記のように動画サーバ等と組み合
わせ使用するようにした本発明の第5の実施例のシステ
ム構成を示す図である。本実施例においては、前記図2
のシステムにおいて、サーバ10側にメディアデータア
クセス部10b、転送データ生成部10e、メディアデ
ータMd1を設けず、また、クライアント20側に動画
サーバのクライアント制御部20dを付加し、また動画
サーバ30を設けたものてある。
【0033】図9のシステムにおいて、クライアント2
0はサーバ10に対して、データ通知フラグをOFFに
して検索を依頼する。そして、検索結果を表示し、入手
するレコードが選択されると、動画サーバのクライアン
ト制御部20dにより動画サーバ30にアクセスし、動
画データを得る。通常、動画サーバは動画に特化したサ
ーバであり、既存のデータベースと連携してアクセスす
ることはできなかった。一方、データベースはファイル
を全て読み切るまで動画の再生等はできないため、再生
に入るまでに時間が必要であり、データベース内で閉じ
た処理しかできなかった。このため、動画データとその
他のデータを別々に処理するか、動画データのみしか扱
えなかった。本実施例では、上記のようにデータ通知フ
ラグを利用して動画データを入手しているので、データ
が別の場所に存在していても、あたかも存在するかごと
くアクセスできる。このため、データベース内で閉じて
データを管理する必要はなく、動画サーバ等の別のサー
バと組み合わせて用いることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
以下の効果を得ることができる。 (1)クライアントから、サーバへデータ通知フラグを
オフにしてデータ転送要求があったとき、サーバから、
コードデータとメディア管理情報を含む固定長データを
クライアントに転送し、また、クライアントから、サー
バへデータ通知フラグをオンにしてデータ転送要求があ
ったとき、サーバから、コードデータ、メディア管理情
報およびメディア情報を含む可変長データをクライアン
トに転送するようにしたので、アプリケーションの処理
が簡単になる。また、従来より効率的なレコード転送が
行うことが可能となる。さらに、従来のクライアントか
らのデータの転送制御を上記データ通知フラグにより指
定し、サーバ1から可変長データを転送しているので、
従来の利点を失うことなく処理可能となる。
【0035】(2)同一システム内にサーバとクライア
ントを有するスタンドアロンシステムにおいて、サーバ
側にコードデータとメディア情報の管理情報を格納した
データベースを設け、クライアント側にメディア情報を
格納する手段を設け、データ通知フラグを利用して、ク
ライアントがサーバからコードデータとメディア管理情
報からなる固定長データを入手し、クライアント側に設
けられたメディア情報を読み込むようにすることによ
り、不要なデータ領域の削減を図ることができるととも
に、不要な通信を低減化することかできる。 (3)メディア情報をサーバ、クライアントの双方に設
けデータ通知フラグを利用してデータ転送を行うように
することにより高速なアクセスが可能となる。 (4)データ通知フラグを利用してデータを転送してい
るので、動画サーバ等の別のサーバに格納されたメディ
ア情報を利用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例のシステムの構成を示す
図である。
【図3】第1の実施例におけるメディアデータの転送制
御を説明する図である。
【図4】第1、第2の実施例の処理を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の第2の実施例のシステムの構成を示す
図である。
【図6】第2の実施例におけるメディアデータの転送制
御を説明する図である。
【図7】本発明の第3の実施例のシステム構成を示す図
である。
【図8】本発明の第4の実施例のシステム構成を示す図
である。
【図9】本発明の第5の実施例のシステム構成を示す図
である。
【図10】従来のメディアデータの転送制御を説明する
図である。
【図11】従来のメディアデータの転送の処理フローを
示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 クライアント 3 データベース 4,4’ メディアデータを格納する手段 5 動画サーバ等の別のサーバ 10 サーバ 10a データベースアクセス部 10b メディアアクセス部 10c 制御部 10d ネットワーク制御部 10e 転送データ生成部 11 データベース 12 DBサーバ 20 クライアント 20a ネットワーク制御部 20b 制御部である。 20c メディアデータアクセス部 20d 動画サーバのクライアント制御部 21 DBクライアント 22 アプリケーションプログラム 30 動画サーバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メディア情報を格納する手段と、コード
    データとメディア情報の管理情報を格納したデータベー
    スとを備えたサーバから、クライアントの要求に応じて
    メディア情報を含むデータをクライアントに転送するデ
    ータ転送方法において、 クライアントから、サーバへデータ通知フラグをオフに
    してデータ転送要求があったとき、サーバは、上記コー
    ドデータとメディア管理情報から固定長データを生成し
    てクライアントに転送し、 クライアントから、サーバへデータ通知フラグをオンに
    してデータ転送要求があったとき、サーバは、上記コー
    ドデータ、メディア管理情報およびメディア情報から可
    変長データを生成して、クライアントに転送することを
    特徴とするクライアント/サーバシステムにおけるデー
    タ転送方法。
  2. 【請求項2】 コードデータとメディア情報の管理情報
    とBLOBデータとしてメディア情報を格納したデータ
    ベースを備えたサーバから、クライアントの要求に応じ
    てメディア情報を含むデータをクライアントに転送する
    データ転送方法において、 クライアントから、サーバへデータ通知フラグをオフに
    してデータ転送要求があったとき、サーバは、上記コー
    ドデータとメディア管理情報から固定長データを生成し
    てクライアントに転送し、 クライアントから、サーバへデータ通知フラグをオンに
    してデータ転送要求があったとき、上記コードデータ、
    メディア管理情報およびメディア情報から可変長データ
    を生成して、クライアントに転送することを特徴とする
    クライアント/サーバシステムにおけるデータ転送方
    法。
  3. 【請求項3】 同一システム内にサーバとクライアント
    を有するスタンドアロンシステムのサーバ側にコードデ
    ータとメディア情報の管理情報を格納したデータベース
    が設けられ、またクライアント側にメディア情報を格納
    する手段が設けられており、上記クライアントからの要
    求に応じて上記サーバから上記クライアントにデータを
    転送するデータ転送方法において、 クライアントは、サーバへ、データ通知フラグをオフに
    してデータ転送要求を行い、サーバはこれに応じて上記
    コードデータとメディア管理情報から固定長データを生
    成してクライアントに転送し、 クライアントは、上記サーバから転送されたメディア管
    理情報に基づき、クライアント側に設けられたメディア
    情報を読み込むことを特徴とする同一システム内にサー
    バとクライアントを有するスタンドアロンシステムにお
    けるデータ転送方法。
  4. 【請求項4】 メディア情報を格納する手段と、コード
    データとメディア情報の管理情報を格納したデータベー
    スとを備えたサーバから、クライアントの要求に応じて
    メディア情報を含むデータをクライアントに転送するデ
    ータ転送方法において、 クライアント側にメディア情報を設け、クライアントか
    ら、サーバへデータ通知フラグをオフにしてデータ転送
    要求を行い、サーバはこれに応じて上記コードデータと
    メディア管理情報から固定長データを生成してクライア
    ントに転送し、 クライアントは、上記サーバから転送されたメディア管
    理情報に基づき、メディアデータの所在を調べ、メディ
    ア情報がサーバ側にあるとき、サーバへデータ通知フラ
    グをオンにしてデータ転送要求を行い、サーバは、これ
    に応じて上記コードデータ、メディア管理情報およびメ
    ディア情報から可変長データを生成して、クライアント
    に転送し、 また、クライアントは、メディア情報がクライアント側
    にあるとき、クライアント側にあるメディア情報を読み
    込むことを特徴とするクライアント/サーバシステムに
    おけるデータ転送方法。
  5. 【請求項5】 コードデータとメディア情報の管理情報
    を格納したデータベースとを備えたサーバと、動画サー
    バ等の別のサーバから、クライアントの要求に応じてメ
    ディア情報を含むデータをクライアントに転送するデー
    タ転送方法において、 クライアントから、サーバへデータ通知フラグをオフに
    してデータ転送要求を行い、サーバは、これに応じて上
    記コードデータとメディア管理情報から固定長データを
    生成してクライアントに転送し、 クライアントは、上記サーバから転送されたメディア管
    理情報に基づき、別のサーバへアクセスしてメディア情
    報を読み込むことを特徴とするクライアント/サーバシ
    ステムにおけるデータ転送方法。
JP8249772A 1996-09-20 1996-09-20 クライアント/サーバシステムにおけるデータ転送方法 Pending JPH1097456A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7257592B2 (en) 2003-06-26 2007-08-14 International Business Machines Corporation Replicating the blob data from the source field to the target field based on the source coded character set identifier and the target coded character set identifier, wherein the replicating further comprises converting the blob data from the source coded character set identifier to the target coded character set identifier

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7257592B2 (en) 2003-06-26 2007-08-14 International Business Machines Corporation Replicating the blob data from the source field to the target field based on the source coded character set identifier and the target coded character set identifier, wherein the replicating further comprises converting the blob data from the source coded character set identifier to the target coded character set identifier

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