JPH1097365A - 入力を予測するようにプログラミングされた装置及び方法 - Google Patents

入力を予測するようにプログラミングされた装置及び方法

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JPH1097365A
JPH1097365A JP21762197A JP21762197A JPH1097365A JP H1097365 A JPH1097365 A JP H1097365A JP 21762197 A JP21762197 A JP 21762197A JP 21762197 A JP21762197 A JP 21762197A JP H1097365 A JPH1097365 A JP H1097365A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予測ウィジェットの使用によりデータ処理と
表示を最適化するコンピュータ・システム、好ましくは
モービル・クライアント・コンピュータを提供する。 【解決手段】 予測ウィジェットは、書式記入アプリケ
ーションのように、書式の定義済みフィールドへの可能
な入力の予測リストを使用して、ユーザがあるフィール
ドへの入力を開始した後で、そのフィールド用の予測デ
フォルト入力と予測記入のうちの一方または両方を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【従来の技術】一般的にパーソナル・コンピュータ・シ
ステム、及び具体的にはIBMパーソナル・コンピュー
タは、現代社会の多くの部分にコンピュータの能力を提
供するために広く普及している。通常、パーソナル・コ
ンピュータ・システムは、単一システム・プロセッサと
関連の揮発性及び不揮発性メモリを有するシステム・ユ
ニットと、ディスプレイ・モニタと、キーボードと、1
つまたは複数のディスケット・ドライブと、固定ディス
ク記憶装置と、任意のプリンタからなる、デスクトッ
プ、床置き式、またはポータブル・マイクロコンピュー
タとして定義することができる。このようなシステムの
顕著な特徴の1つは、上記の構成要素をまとめて電気接
続するためにマザーボードまたはシステム・プレーナを
使用することである。このようなシステムは、基本的に
単一ユーザに独立した計算能力を与えるように設計さ
れ、個人または中小企業が購入できるように安い価格に
なっている。このようなパーソナル・コンピュータ・シ
ステムの例は、IBMが供給し、パーソナル・コンピュ
ータAT、パーソナル・システム/2、PS/1、Apti
vaなどと呼ばれるパーソナル・コンピュータ・システム
である。コンピュータ分野の当業者は、このようなシス
テムを熟知しているだろう。
【0002】これらのシステムは2通りの一般的なファ
ミリに分類することができる。第1のファミリは、通
常、ファミリIモデルと呼ばれ、IBMパーソナル・コ
ンピュータAT及びその他の「IBM互換」マシンが例
示するバス・アーキテクチャを使用する。第2のファミ
リは、ファミリIIモデルと呼ばれ、IBMのパーソナル
・システム/2モデル50〜95が例示するIBMのマ
イクロ・チャネル・バス・アーキテクチャを使用する。
ファミリIモデルは、最初はシステム・プロセッサとし
て一般的なINTEL8088または8086マイクロ
プロセッサを使用していた。これらのプロセッサは、1
メガバイトのメモリをアドレス指定する能力を備えてい
る。ファミリIIモデルは、通常、高速のINTEL80
286、80386、80486マイクロプロセッサを
使用していたが、これらは、より低速のINTEL80
86マイクロプロセッサをエミュレートするための実モ
ードまたは一部のモデルについて1メガバイトから4ギ
ガバイトまでアドレス範囲を拡張する保護モードで動作
することができる。本質的には、80286、8038
6、80486プロセッサの実モード機能は、8086
及び8088マイクロプロセッサ用に作成されたソフト
ウェアとのハードウェア上の互換性を提供する。最先端
技術が進歩するにつれて、ファミリIシステムは、In
telのPENTIUMマイクロプロセッサ及びその競
合プロセッサ、IBM及びMotorolaのPowe
rPCプロセッサなどの縮小命令セット・コンピュータ
(RISC)マイクロプロセッサ、VESA及びPCI
バス設計などのより高機能のバス設計を含む、より高機
能の中央演算処理装置に向かって発展している。この場
合も、コンピュータ分野の当業者は、このようなシステ
ムを熟知しているだろう。
【0003】このような発展がビジネス及び消費者環境
で計算を実行する方式に及ぼす影響は多大であった。パ
ーソナル・コンピュータ・システムがこのように発展す
る以前は、コンピュータのほとんどの用途はビジネス専
用であり、データ処理はコンピュータ・システムを収容
した「温室」内で行われていた。コンピュータ技術者に
よる処理のために、照会は情報マネージャによりチャネ
ル化されていた。パーソナル・コンピュータ・システム
の普及により、全社的コンピュータ・システム上で管理
されているデータへのアクセスは、マネージャ及び最終
的にはライン従業員にとって重要なものになった。パー
ソナル・コンピュータ・システムからなるネットワーク
は成長し、企業データが格納されているエンタープライ
ズ・システムまたはメインフレームへのネットワーク・
サーバによるアクセスは階層化された。
【0004】情報作業が多数の情報作業者に広がり、企
業内のより広範囲の従業員グループの作業に影響を及ぼ
したので、このような従業員の移動能力の必要が発生し
た。特に、特定区域担当外交員、運送業者のドライバ、
ビジネス・コンサルタントなどの「社外」の仕事では、
企業の所在地から遠隔地にいる間に、通常はエンタープ
ライズ・システム上で管理され、コンピュータ・システ
ムのネットワークによりアクセスされる企業データにア
クセスできることが重要になった。このようなアクセス
は、一部は、ノートブックまたはラップトップ・コンピ
ュータ・システムなどのワイヤライン接続パーソナル・
コンピュータ・システムの使用によって達成されてい
る。通常、このようなシステムは、モデムと、公衆交換
電話網(PSTN)に接続したときにサポート・サーバ
またはメインフレームにシステムを接続でき、ユーザが
所望のデータにアクセスできるような通信ソフトウェア
を装備している可能性がある。
【0005】セルラー電話網が例示するような無線通信
の発展により、パーソナル・コンピュータ・システムと
サポート・サーバとの間のワイヤライン接続を解消する
可能性が発生した。このようなシステムは、特に小売業
及び卸売業で使用するシステム用として開発され、それ
により、ユーザは、企業活動をサポートするサーバまた
はメインフレームとのデータ交換を可能にするデータ・
チャネルとの断続的または連続的接触を維持しながら、
無線トランシーバ・サービスが供給される地域内で自由
に移動することができる。本明細書の説明では、ユーザ
の制御下にあるこのようなシステムを「モービル・クラ
イアント・システム」と呼ぶ。モービル・クライアント
・システムは、ワイヤライン接続によって課せられる移
動制限を受けないユーザの移動能力と、モービル・クラ
イアント・システムによってアクセスされる企業データ
がモービル・クライアントが通信中のサーバまたはメイ
ンフレーム・コンピュータ・システム上で管理されてい
るというシステムのクライアント性とによって特徴づけ
られている。このようなモービル・クライアント・シス
テムは、パーソナル通信アシスタントまたはパーソナル
・デジタル・アシスタント(PDA)と呼ぶこともあ
る。関心がある方は、モービル・クライアント・システ
ムに関する詳細な背景及び情報についてはIra Brodsky
による"Wireless: The Revolution in Personal Teleco
mmunications"(Artech House, Boston,1995年)を参照
されたい。
【0006】これまでに説明したモービル・クライアン
ト・システムでは、他の設計上の特性を達成しながら得
られる表示域が制限されていることにより、様々な問題
が発生する。このような問題の一部では、住所または顧
客名などの英数字データが必要になる可能性のあるフィ
ールドへのデータの入力に対処しなければならない。通
常、このような要件は、卸売の注文書、業務用配達、病
院の患者及び治療記録などの処理のような書式記入アプ
リケーションで発生する。このような使用環境はいずれ
も、データ・リポジトリ・システムにリンクされたモー
ビル・クライアント・システムが使用される環境であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】書式記入機能が必要な
場合、好結果の手法は、本明細書で「書式ウィジェット
(form widget)」と呼ぶものの開発であった。「ウィ
ジェット(widget)」という用語は、キーボードまたは
ポインタから入力を受け取り、コールバックによりアプ
リケーション・プログラムまたは他のウィジェットと通
信可能なグラフィック・デバイスを意味するものとし
て、AIXプログラミングで生まれたものである。本明
細書で使用する場合(しかもAIXの定義と一貫す
る)、「ウィジェット」とはディスプレイ上の小さいツ
ールまたはコードの構成要素であって、特定のタスクを
達成するものである。たとえば、書式ウィジェットは、
使用中の書式内の特定のデータまたは情報フィールド用
の文字ストリングを供給することができる。一例として
は、住所を必要とする書式内の特定のフィールド用に2
文字の州名識別子を供給するための書式ウィジェットが
考えられる。この例の書式ウィジェットは、米国の各州
を識別するために米国郵政公社が採用している50通り
の2文字の組合せから選択するはずである。この例で
は、データの供給源となるリストが制限されている。住
所書式用の名前フィールドなどの他の例では、リストは
基本的に無制限にすることができるが、事前選択リスト
とは別に追加または手作業入力の可能性に対して公開し
なければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の説明を背景とし
て、本発明は、書式記入アプリケーションで予測ウィジ
ェットを使用するモービル・クライアント・システムを
企図するものである。予測ウィジェットは、あるフィー
ルドへの入力用の予測デフォルトまたはそのフィールド
用の予測記入のうちの一方または両方を提供するために
予測リストを使用するものである。この予測ウィジェッ
トは、システムのユーザによる書式記入アプリケーショ
ンの使用に対して的確に応答し、その結果、ユーザの生
産性を改善することができる。
【0009】本発明の目的の一部はすでに記載したが、
添付図面に関連して読んだ場合、以下の説明が進行する
につれて他の目的が明らかになるだろう。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例が示され
ている添付図面を参照して本発明を以下に詳細に説明す
るが、説明の開始にあたり、適切な分野の当業者であれ
ば、本発明の好ましい結果を達成しながら、本明細書に
記載する本発明を変更できることを理解されたい。した
がって、以下の説明は、本発明に対する制限ではなく、
適切な分野の当業者向けの広範囲の教示の開示であると
理解すべきである。
【0011】次に添付図面をより具体的に参照すると、
図1及び図2は、本発明によりしかも全体を10で示
す、モービル・クライアント・パーソナル・コンピュー
タ・システム(本明細書では「モービル・クライアン
ト」ともいう)の一実施例を示す。以下の説明からより
明白になるように、モービル・クライアントは、本発明
の企図の範囲内にありながら、様々な特性を有すること
ができる。このような特性の中心は、システムがモービ
ル・クライアント・システムとサポート・サーバ及びメ
インフレームとの間で少なくともデータ、可能であれば
データと音声などのオーディオの両方をやりとりする機
能を備えていることである。図示の実施例では、3つの
個別の構成要素、すなわち、システム・タブレット11
と、ホルスタ12(holsten)と、無線トランシーバ1
3に分離可能なシステムを提供することにより、このよ
うな機能が設けられている。図示の形式では、トランシ
ーバ13はホルスタ12内に取付け可能なセルラー電話
であり、ホルスタ12は、ホルスタ12内に設けられた
ソケットにタブレットをすべり込ませることにより、シ
ステム・タブレット11と接続することができる。した
がって、3構成要素システムとして図示され本明細書に
記載されているが、モービル・クライアント・システム
10を一体化すると、以下に記載する本発明の利点の多
くを実現できることが分かるだろう。すなわち、無線ト
ランシーバ13がシステム・タブレット11と一体化さ
れると、ホルスタ12の使用とは別に、それらの間の接
続がシステム用の単一カバー内で達成される。このトラ
ンシーバ/ホルスタ/タブレットの構成は、ある状況で
はいくつかの利益をもたらす。しかし、この特定の構成
とは別に本発明を実施できることを理解されたい。
【0012】この3部構成で実現可能な利点は、ある無
線トランシーバを別のもので容易に代用できることであ
る。より具体的には、ディジタル・データ及びアナログ
・オーディオはセルラー電話無線インタフェースにより
セルラー・ディジタル・パケット・データ(CDPD)
プロトコルを使用するデータと交換することができる
が、他の可能性もある。そのようなものとしては、周波
数分割多元接続(FDMA)及び時分割多元接続(TD
MA)などのディジタル無線技法、直接拡散スペクトラ
ム拡散(DS−SS)及びその結果のコード分割多元接
続(CDMA)などのスペクトラム拡散技法、周波数ホ
ッピング・スペクトラム拡散(FH−SS)、上記の技
法の1つまたは複数を組み合わせて拡張移動電話システ
ム(AMPS)または拡張無線データ情報サービス(A
RDIS)またはRAMモービル・データと呼ばれるも
のが考えられる。このような技法が進化し、より広く受
け入れられるにつれて、この3部構成によって、既存の
タブレット11を新生の無線トランシーバ13に適合さ
せることが容易になり、それにより、ユーザによるシス
テムへの投資が保護される。しかし、温度、湿度、落下
などによる衝撃への暴露という悪い周囲条件のような所
与の環境の場合、トランシーバ、タブレット、サポート
回路を単一カバー内に納めた一体化システムは好ましい
選択肢であると思われる。
【0013】次に図3に移行すると、同図に概略が示さ
れているものは、本発明によるシステム10と、サポー
ト・サーバ及び周辺装置との関係である。より具体的に
は、タブレット11(以下に詳述する)は、通常、バッ
クライト付き液晶ディスプレイで実現されたタッチ画面
15によりユーザが入力できるようになっているが、シ
ステム10は従来のキーボード16にも対応することが
できる。キーボードは、図示の通り、使用が必要なとき
にシステム10にワイヤ接続することができ、接続導線
18はデータ入力がシステム10に達するようにするた
めの信号経路を提供する。あるいは、キーボードは、既
知のプロトコルを使用する赤外線リンクなど、当業者に
とって既知の他の手段によりデータ転送用にリンクする
ことができる。同図のシステムは、赤外線によるデータ
転送用としてIrDAリンクによってプリンタ19にリ
ンクされた状態で示されている。
【0014】上記のように、無線トランシーバは20に
示すサーバへの無線周波数リンクを可能にし、このサー
バはサポート・メインフレームのデータ記憶装置21と
ワイヤラインによりやりとりすることができる。企業全
体の運営に関連するデータは、サポート・メインフレー
ム上で管理され、本発明及び上記の関連発明によりモー
ビル・クライアント10に使用可能になる。
【0015】次に、相俟って本発明によるデータの処理
を達成する回路要素に移行すると、図4はこのような要
素からなる構成の1つの形式を示す。図示の通り、例示
したモービル・クライアント・システム10はそのコア
にマイクロプロセッサ(30で示す)を有し、これは縮
小命令セット・コンピューティング(RISC)の特性
を使用するものである。このプロセッサは、液晶ディス
プレイ用の制御装置31と、PCカードまたはPCMC
IAカードと呼ばれるタイプの周辺装置用の制御装置3
2と、命令/データ・キャッシュ33と、メモリ及び外
部バスへのインタフェース34と、リアルタイム・クロ
ック35とを含む諸要素を有する。また、このマイクロ
プロセッサは、割込み制御装置36と様々なサービス用
の定義済みインタフェース37も有する。本明細書では
このような特徴を有する単一プロセッサ・チップとして
開示されているが、先行技術のコンピュータ・システム
の製造及び使用によれば、このような計算機能及びイン
タフェースの可用性は、適切なサポート論理回路または
チップによって取り囲まれたIntelX86ベースの
プロセッサの使用など、他の手段によって達成できるこ
とが分かっている。したがって、図4の実施例は本発明
によるシステムの一例として提供されているが、このよ
うなモービル・クライアント・システムのコア機能は他
の方法で構成できることが分かっている。
【0016】図4に示すように、コア・マイクロプロセ
ッサ30は、周辺装置によってサポートされている。最
も重要なことは、システムを動作させるための電力がバ
ッテリ40から供給されることである。バッテリ40
は、充電状態と再充電の進捗状況をバッテリが自己監視
するための備えが設けられている「スマート」バッテリ
と呼ばれるタイプのものが好ましい。このようなバッテ
リは既知のものであり、モービル・クライアント・シス
テム・プロセッサ30に信号を供給するが、この信号
は、バッテリの充電状態や充電後の再使用準備完了など
のユーザに対する指示を生成するために使用することが
できる。また、モービル・クライアントは、ワイヤライ
ンで接続されたときに使用するための従来のモデム41
と、電話相互接続点42(RJ−11コネクタとして示
す)も有することが好ましい。システム用のメモリは、
フラッシュ・メモリ・アクセサリ・カード44、ダイナ
ミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)4
5、コア・フラッシュ・メモリ46によって供給され
る。48及び49に示すように、他の機能の追加用とし
て1対のタイプIIのPCMCIAスロットが設けられて
いることが好ましい。
【0017】モービル・クライアント・システムが実行
するデータ処理動作の結果を表示するために、システム
10は前述のようにLCD15を有する。このLCDの
上には、ユーザによって入力が行われた場合を認識する
ためにディジタイザとして機能する適当なタッチ画面5
0が重なっている。この機能については、本明細書の後
半でさらに詳述する。バッテリ及び温度センサなどによ
るタッチ画面からの入力は、アナログ/ディジタル変換
器51を通ってプロセッサ30の入出力ポートに渡され
る。プロセッサ30のその他の入出力ポートは、上記の
ようにキーボード、IrDAポート52、オーディオC
ODEC54、関連のスピーカ55及びマイクロフォン
56、無線トランシーバ13用のインタフェース・コネ
クタ58への接続に対応するものである。
【0018】上記の説明で指摘したように、図4に関連
して本明細書に記載する特定の構成の諸機能は、サポー
トすべき機能、プロセッサ・コア、サポート論理回路に
関する設計者の選択により変化する可能性があることを
理解されたい。
【0019】前述のように、モービル・クライアント・
システム10はバッテリから電力を得る。このような動
作は移動能力にとって適切なものであるが、交流コンセ
ントという形式の従来の電源への接続により、システム
10のサポートのための備えが設けられている。このよ
うな電源は図5の60に示されているが、これについて
は電力管理関係に関する以下の説明で参照する。お分か
りのように、モービル・クライアント・システムによる
電力使用の管理は、システムの使用可能度にとって重要
なことである。
【0020】図5は、電源及び電力消費の観点から見た
プロセッサ30付近の周辺装置の構成を示している。電
力管理トポロジは、メイン・バッテリ40からタブレッ
ト11内のプロセッサ30へ電力が流れるが、電力と制
御が別々に流れることにより、ホルスタ12、ホルスタ
内に取り付けられた無線トランシーバ13、システムが
使用するPCカード・アクセサリが影響を受けるような
ものになっている。このように電力の流れを分割するこ
とは、本明細書に記載するモービル・クライアント・シ
ステム10にとって重要なことである。より具体的に
は、ホルスタ12内に別のバッテリ61を設ける。ホル
スタ・バッテリ61は、「スマート」バッテリであるこ
とが好ましく、それに関連してホルスタ12内にバッテ
リ制御装置62と、ホルスタ周辺制御装置63と、プロ
セッサ30との間に流れるデータ・ストリームと無線ト
ランシーバ13とのインタフェースを取るために効果的
な関連回路64とを有する。したがって、(以下により
詳しく指摘するように)ホルスタ12及びトランジスタ
13内の回路はプロセッサ30の制御下にあるが、電源
は少なくともある程度はタブレット11から独立してい
る。これは重要な分割である。タブレットがホルスタと
噛み合うと、この2つの構成要素内の回路は協同で全体
の管理を行う。トランシーバ13(従来のセルラー電話
の場合、それ専用の電源及び電力管理技法を備えている
可能性がある)がホルスタ12内に位置決めされると、
トランシーバ13は、3部構成システム用の電力管理に
関与する際に協同で役割を果たすこともできる。
【0021】より具体的にタブレット11を検討する
と、システムは、バッテリ40用の制御装置回路66
と、タブレット11の動作用にバッテリ40から電力が
供給される電源68とを有することになる。本システム
では、コア・プロセッサ30から所与の要件を取り除く
ために、個別のマイクロコントローラ69が電源に対す
る制御を行えるようにするための備えが設けられてい
る。このマイクロコントローラは、プロセッサ30及び
変換器70から入力を受け取る。プロセッサ30及び変
換器70は、リアルタイム・クロック35用のバッテリ
71により最小限の機能のためにサポートされる。RT
Cバッテリ71は、以下に詳述するように、呼び出され
たときにタブレット・システムが起動するように保証す
る。
【0022】次にハードウェア・トポロジからモービル
・クライアント・システム10の電力モード及び遷移事
象の説明に移行すると、図6はこのような様相を示す図
である。以下の説明のため、モービル・クライアント・
システムのユーザにはシステムの活動のレベルに関する
インジケータが提供されることに留意されたい。通常、
このようなインジケータまたは報知器は、発光ダイオー
ド(LED)の形式になる。というのは、このようなデ
バイスは容易に入手可能かつ安価であり、専門装置の多
くのユーザにとって既知のものであるからである。この
3部構成システムには、タブレット11用のインジケー
タと、ホルスタ12用のインジケータと、トランシーバ
13用のインジケータを設けることができる。図6に
は、タブレット11とホルスタ12との間の活動の各種
レベルを反映する、活動の諸状態間の相違が示されてお
り、図示のシステムはタブレットとホルスタが結合され
た3部構成システムであると想定する。
【0023】この背景を考慮すると、システムの完全活
動状態の場合、対応するLEDとバックライト付きLC
D15の点灯によって示すように、タブレット11とホ
ルスタ12がともに完全に活動化される。その状態は7
5に示す。完全に反対の状態では、すべての構成要素の
電力が低下し(すべてのバッテリが除去された場合と同
様)、76に示すが、結果的にすべてのLEDとバック
ライト付きLCDが消灯するはずである。ユーザは、そ
の目的で設けられたスイッチを操作するか、またはタブ
レットからホルスタをまたはホルスタから無線トランシ
ーバを分離することによって必要な相互接続を中断する
ことにより、完全活動状態からホルスタ12をオフにす
ることを選ぶことができる。このような場合、タブレッ
トLED及びLCDは点灯したままになる可能性があり
(タブレットが活動状態のままになるので)、ホルスタ
LEDは消灯される(78に示す)。モービル・クライ
アントは、メモリ内に格納されたデータを使用してデー
タ処理可能であるが、サポート・サーバ20及びデータ
記憶装置21から(断続的または一時的に)切断される
可能性がある。モービル・クライアント・システム上で
実行されるソフトウェアによって事象発生が判定される
と、システムはサスペンドと呼ばれる状態に入ることが
できる。79に示すサスペンド状態では、タブレットL
ED及びLCDとホルスタLEDが暗くなる。3部構成
システムの残りの部分がサスペンド状態のままになって
いる間に無線トランシーバを使用することが適切である
場合、システムは80に示す状態に入ることができ、そ
の場合、ホルスタLEDは点灯し、トランシーバは機能
可能である。同様に、モービル・クライアント・システ
ム上で実行されるソフトウェアによってもう一度事象発
生が判定されると、システムは81に示すように待機と
呼ばれる状態に入ることができる。待機状態では、タブ
レットLCDは電力を節約するために暗くなり、タブレ
ットLEDは点灯したままになり、システムが容易に
「再起動」できることを示す。ホルスタは電力が低下す
る(LEDが暗くなる)かまたは活動状態のままになる
可能性がある。システム10が待機状態のときに所定の
時間間隔を経過後にシステムをサスペンド・モードに遷
移するためのタイマ機能が設けられている。
【0024】システムは、オン/オフ・スイッチの使用
により、オフ状態76と活動状態78または75との間
を遷移することができる。システムは、オン/オフ・ス
イッチの使用またはバッテリの取外しにより、サスペン
ド状態または待機状態からオフ状態76に遷移すること
ができる。システムは、ユーザからのサスペンド/レジ
ューム入力、ホルスタに接続された無線トランシーバか
らの着信呼出し表示、時限間隔のタイムアウト、または
スマート・バッテリ制御装置からのバッテリ低充電表示
に応答して、サスペンド状態79または80から活動状
態78または75に遷移することができる。システム
は、タッチ画面またはキーボードによる入力などのユー
ザ事象に応答して、待機状態から活動状態78または7
5に遷移することができる。
【0025】電力モード及び遷移事象のもう1つの図を
図7に示す。同図では、システム状態がオン状態81、
アイドル状態82、待機状態84、サスペンド状態8
5、オフ状態86として表されている。オン状態81で
は、システムLED及びLCDが点灯し、プロセッサ3
0はノーマル・ハイの機能モードで動作し、アプリケー
ション・プログラムは活動状態になり、他の周辺装置は
必要に応じて電力が管理される。非活動状態で時間が経
過すると、その結果、システムはアイドル状態82に入
り、プロセッサによるアプリケーション・プログラムの
実行が終了し、プロセッサは「ドーズ・ハイ(doze hig
h)」という電力管理モードに入り、LCDは点灯し、
他の周辺装置は必要に応じて電力が管理される。いずれ
のユーザ事象でも、システムはオン状態に戻る。時間の
経過によってシステムが待機状態84に入った場合、ア
プリケーション・プログラムは静的になり、プロセッサ
は「ドーズ・ロー(doze low)」という電力管理モード
に入り、LCDは暗くなり、他のすべての周辺装置は必
要に応じて電力が管理される。時間の経過によってシス
テムがサスペンド状態85に入った場合、アプリケーシ
ョン・プログラムは静的になり、再開用のチェックポイ
ントが付けられ、プロセッサは「スリープ」という電力
管理モードに入り、LCDは暗くなり、他のすべての周
辺装置はオフになる。したがって、完全活動状態81へ
のターンアラウンド用の時間間隔の点では、システム
は、アイドル状態82からの復帰が最も早く、待機状態
84からの復帰はそれより遅く、サスペンド状態85か
らの復帰はそれより遅く、オフ状態86からの復帰は最
も遅くなる。
【0026】本発明のモービル・クライアント・システ
ム用に企図するデータの表示及び通信について簡単に言
及すると有益であると思われる。より具体的には、次に
図8を参照すると、同図にはシステム10上で実行され
るアプリケーション・プログラム用のディスプレイ画面
の表示例が示されている。システム10は、ハイパーテ
キスト転送プロトコル(HTTP)による接続及びハイ
パーテキスト・マークアップ言語(HTML)で作成し
たファイルに使用するブラウザ・プログラムの性質を有
するアプリケーション・プログラムを実行することが好
ましい。HTTP及びHTMLは、インターネットまた
はワールド・ワイド・ウェブと呼ばれる環境で広く使用
されている。ここでは、このような技法は、クライアン
ト側の最小限の資源と、サポート・サーバ及びメインフ
レームのデータ記憶装置を介して得られる資源の最大限
の使用により、モービル・クライアント・システムの動
作を促進するために使用する。
【0027】より具体的には、クライアント・システム
のプロセッサ30は、システムのフラッシュ・メモリ4
6に格納されたオペレーティング・システム・プログラ
ムとブラウザ・プログラムを実行する。これらのプログ
ラムを実行する際にシステムは、ワイヤ接続されている
場合にトランシーバ13及びインタフェース58または
モデム41によって得られる無線リンクを介してデータ
を渡すことにより、サポート・サーバとデータを交換す
る。このようにして交換したデータは、オペレーティン
グ・システム及びブラウザによる操作のためにシステム
のDRAMメモリ45に格納することができる。ブラウ
ザは、サポート・サーバから得られたデータとともに、
たとえば図8に示すような外観を呈する画面をLCD1
5上に表示する。同図に示した画面は、表示されたフィ
ールドの上限部分を横切るタイトル・バー90と、表示
されたフィールド内に識別番号または名前などのデータ
用の定義済みフィールドを有する書式を有する。図示の
具体的な書式の各種フィールドとしては、センター番号
用のフィールドと、病院番号と、識別された患者の誕生
日及び入院日などがある。タイトル・バー90に隣接し
て動物の表示が91に示されているが、ここではカンガ
ルーとして示されている。この表示は、システムがある
データ・アクセスから別のものに「ジャンプ」中である
ことと、ユーザは「ジャンプ」の完了を待たなければな
らないことを示すために、本発明の所与の実施態様によ
り使用する。また、タイトル・バー90のすぐ下には、
メイン(または初期)画面への復帰、1画面分の後退、
ワイヤレス・リンクによるデータ交換、バッテリ充電状
態、表示された画面上のナビゲーションなどの機能「ボ
タン」の表示も設けられている。ICU搬入日やクラス
・フィールドなどの所与のフィールドは、ユーザが注釈
を付けることができ、このようなフィールドに隣接して
「ノートブック」アイコンを位置決めすることによりそ
の旨を示す。このノートブックは、(搬入日フィールド
に隣接するもののように)閉じて、現在注釈がないこと
を示唆する場合もあれば、(クラス・フィールドに隣接
するもののように)開いて、現在注釈が記載されている
ことを示唆する場合もある。
【0028】LCD15の上に重なるタッチ画面50を
モービル・クライアント・システム10が有する限り、
システムへのデータの入力は、タッチ画面のフィールド
に付けられたスタイラス、ポインタ、または指によって
行うことができる。したがって、図8を参照すると、ユ
ーザが特定の患者の性別を識別する情報を入力する必要
がある場合、ユーザは(スタイラス、ポインタ、または
指により)「男性」または「女性」というボタンに触れ
て、そのデータを入力することができる。同様に、ユー
ザが注釈の入力を希望する場合、ユーザは、ノートブッ
ク・アイコンによって定義されたフィールドに触れて、
閉じた状態と開いた状態との間でアイコンを変更し、そ
れにより、適切な数値データまたは英字データの入力用
のフィールドを開くことができる。
【0029】アプリケーション・プログラムと画面表示
のその他の機能については、以下に示す説明または上記
の関連出願に見られる説明からより明白になるだろう。
【0030】お分かりのように、ここに記載するタイプ
のモービル・クライアント・システムでは、画面の表示
に使用できる領域が限られている。このような制限は、
表示を生成し、表示域の上に重なるタッチ画面を使用し
てデータの入力を行えるようにする際に使用する画面技
術の活動範囲に重大な制約を課すことになる。本発明で
は、モービル・クライアント・システムのプロセッサか
らアクセスできるように格納された制御プログラムが、
プロセッサ上で実行されたときに、現存の他の要素と協
同し、限られた表示域をシステムのユーザの必要性に対
応させることを企図するものである。本発明は、特にこ
のような必要性の一部を中心とする。
【0031】前述のように、書式記入アプリケーション
はコンピュータ・システム上で一般的に使用されてい
る。図9は単純な1つの書式を示しているが、これには
いくつかの書式ウィジェットが設けられている。このよ
うなウィジェットとしては、テキスト入力フィールド
(「Name」)用のテキスト・ウィジェットと、複数行テ
キスト域(「Comment」)用のテキスト・ウィジェット
などがある。また、いわゆる「ラジオ・ボタン」(「Ey
es」)またはプルダウン・リストから1つの項目を選択
できるオプション・リスト(「Hair」)を使用して用意
された複数のオプションから1つを選択するとそのグル
ープの残りの選択が解除されるような選択用の「多数の
うちの1つ」ウィジェットも含まれる。さらに、チェッ
ク・ボックス(「Pets」)や、プルダウン・リスト内の
各項目にチェックを付けることができるオプション・リ
スト(「Hobbies」)用のオン/オフ・スイッチ・ウィ
ジェットも含まれる。
【0032】図9の書式では、可能な多くのスタイルを
代表する複数のスタイルのウィジェットを使用してい
る。重要な点は、表示される特定のスタイルではなく、
入力ウィジェットのクラスである。
【0033】多くのコンピュータ・アプリケーションに
より、ユーザは書式用の「デフォルト」を設定すること
ができる。たとえば、WordPerfect 6.1という商標で販
売されているワード・プロセッシング・プログラムで
は、名前、住所、電話番号などの個人情報用の書式をテ
ンプレートが提示する。「デフォルトとして保管」とい
うボタンにより、今後のテンプレートは、現行情報によ
って書式を初期設定する。多くのアプリケーションは入
力された各書式をデフォルトとして保管し、次の書式の
各種フィールドを以前の書式からのデータで初期設定す
る。また、アプリケーションは、他のウィジェットを一
定のデフォルトに初期設定しながら、以前の書式からの
一部のウィジェットのみを初期設定することができる。
テキスト入力ウィジェットは、ブランクに初期設定され
ることが多い。
【0034】多くのアプリケーションは、以前の書式か
らの一致データを使用して、ユーザ・タイプとしてテキ
スト・ウィジェットの内容を記入する。たとえば、Quic
ken'3.0という商標で販売されている会計プログラム
は、個人用小切手を作成するための書式を備えている。
ユーザが「受取人」テキスト・フィールドに各文字をタ
イプすると、Quickenはそれまでにタイプした文字から
始まる以前の入力でそのフィールドを完成する。したが
って、ユーザは、前に入力した受取人を明確に識別する
のに十分な文字だけをタイプする。この機能はQuickFil
lと呼ばれている。
【0035】QuickFillが以前の入力の英字順リストを
使用することは、留意すべき重要なことである。たとえ
ば、以前の小切手として以下のものを含むと想定する。 先月「Ace Hardware」宛てに12枚の小切手 数カ月前に「AAA」宛てに1枚の小切手 ユーザが文字Aをタイプすると、QuickFillは、英字順
では「AAA」の方が「AceHardware」より先に来るので
「AAA」を示唆する。QuickFillは、「Ace Hardware」の
方が最近またはより頻繁に使用したという理由で「Ace
Hardware」の方が可能性が高いと推理することはない。
QuickFillは、ユーザが英字Cをタイプした後でのみ、
「Ace Hardware」を示唆する。QuickFillによる示唆の
英字順の特徴は、テキスト入力ウィジェットの場合に典
型的なものである。
【0036】本発明では、システム・プロセッサからア
クセスできるようにメモリ内に格納された制御プログラ
ムにより、図9に示し、図9に関連して説明したすべて
のタイプのウィジェットの機能強化が得られることを企
図する。簡単に説明すると、各ウィジェットは、以前の
書式に基づいて最も可能性の高い選択をデフォルトとす
る。しかし、最も可能性の高い選択は以前の入力の頻度
及び新しさによって決まり、英字順はタイブレーカにす
ぎない。テキスト入力ウィジェットでは、ユーザが入力
中のものを完成するために以前の入力を使用するが、最
も頻度が高く最も新しい入力が優先される。
【0037】ユーザの選択を予測するために頻度及び新
しさを使用するウィジェットは、ここでは予測ウィジェ
ットと呼ぶ。各予測ウィジェットは、そのウィジェット
用の以前の入力または所定の入力のリストである、予測
リストを含む。この予測リストは各入力の記録を含むの
で、一致する入力の頻度と新しさの両方を分析すること
ができる。予測リストは、以下に詳述する豊富で使用法
または時間の経過に応じて変化する特定の順序で可能性
を提示するように編成された、可能なデータ入力のシー
ケンスである。
【0038】予測ウィジェットは、その予測リストを2
通りの方法で使用する。第1に、このウィジェットは、
予測デフォルトを確立するためにそのリストを使用す
る。予測デフォルトは、使用するために書式を開いたと
きにウィジェットの初期状態を設定する。第2に、この
ウィジェットは、該当するフィールド用の予測記入を確
立するためにそのリストを使用する。すなわち、記入用
にフィールドが選択され、ユーザがそのフィールド用の
データを入力するというアクションを開始すると、入力
した最初の数文字を使用して、そのフィールドを記入す
るのに必要なデータの全体を予測し、入力全体の示唆が
行われる。(ユーザは、示唆された記入項目を受け入れ
るか拒否することができる。)
【0039】図10は、予測ウィジェットと予測リスト
と予測デフォルトと予測記入との関係を示している。次
に、これらのオブジェクトのそれぞれについて検討す
る。
【0040】本発明を実施する書式記入プログラムは、
既存の書式システムにオーバーレーすることができる。
たとえば、ハイパーテキスト・マークアップ言語(HT
ML)は、図9に示すタイプのウィジェットを備えた書
式をサポートする。HTMLは公開され拡張可能なの
で、予測ウィジェットを含むように書式ウィジェット用
のその構文を拡張することができる。本発明を実施する
書式記入プログラムは、あるシステムのテキスト入力機
能とは無関係である。すなわち、このようなプログラム
は、キーボード、手書き文字認識、音声認識、その他の
文字入力手段によって適切に機能する。
【0041】前述のように、予測デフォルト機能は、書
式が表示されたときにウィジェットの初期状態を設定す
る。これは、テキスト入力ウィジェット以外のものも含
む、すべてのタイプの予測ウィジェットに適用される。
予測デフォルトがそのウィジェットを一定のデフォルト
に設定することは可能である。これは予測リストを一切
使用せず、従来のウィジェットが頻繁に機能する方法で
ある。さらに、ユーザは一定のデフォルトを手作業で設
定することもできる。
【0042】しかし、予測デフォルトは、通常、以前の
入力の新しさまたは頻度あるいはその両方に基づいてフ
ィールドを初期設定する。予測デフォルトが新しさを使
用する場合、以前の書式からの入力は必ず新しい書式上
に提示される。たとえば、図9では、同じ家庭内の複数
の家族を一緒に入力することがある場合、姓のデフォル
トは新しさに基づくものにすることができる。予測デフ
ォルトが頻度を使用する場合、最も頻繁に使用した以前
の入力が新しい書式上に提示される。(この場合、2つ
またはそれ以上の入力が同じ頻度であると、新しさがタ
イブレーカとして機能するはずである。)たとえば、図
9では、入力中のほとんどの人が青い目を有する場合、
必ず「Blue」が選択される。また、予測デフォルトは、
いずれか一方に依存するのではなく、頻度と新しさを組
み合わせることもできる。これは、図10の「F+R」
バーまたはバランスによって示すが、「F」は頻度、
「R」は新しさである。この予測デフォルトは、頻度と
新しさとの切替えではなく、連続体を提供する。
【0043】たとえば、ノース・カロライナ州の小荷物
配達会社の作業者が各パッケージの宛先をコンピューテ
ィング・システム上に記録する場合を検討してみよう。
同社のパッケージの30%がCharlotte行きであり、2
0%がChapel Hill行きであり、他のいずれかの1都市
行きはそれぞれ20%未満であると想定する。第1の考
慮では、作業者のコンピューティング・システム上の都
市名入力ウィジェット用の予測デフォルトは必ずCharlo
tteになる、すなわち、頻度のみに基づくはずであると
想定される可能性がある。しかし、クライアントはある
場所から別の場所へパッケージをまとめて発送する傾向
があるので、特定の都市行きのパッケージは互いに隣り
合っている場合が多いものと想定する。このため、1つ
のパッケージがChapel Hill行きである場合、次のパッ
ケージも同じである可能性が高い。また、1列に並んで
いる2つのパッケージがChapel Hill行きである場合、
次のパッケージがCharlotteではなく、やはりChapel Hi
ll行きである可能性はさらに高くなる。このため、予測
デフォルトは、新しさならびに頻度に基づく方がより適
切なものになるはずである。2つのChapel Hill行きパ
ッケージを入力すると、おそらくデフォルトはChapel H
illに切り替わる。しかし、作業者がCharlotte行きのパ
ッケージでChapel Hillのシーケンスを切断すると、1
つのCharlotte入力の新しさに加え複数のCharlotte入力
の頻度によって、デフォルトが元のCharlotteに切り替
わる。
【0044】予測デフォルトの特殊なケースは、スクロ
ール・バーなどの連続体から選択するウィジェットであ
る。このようなウィジェットの場合、予測デフォルト
は、中央値ではなく以前の入力の平均を示唆する可能性
がある。その目的は、最も可能性の高い最終値に最も近
いウィジェットを位置決めすることである。
【0045】予測記入機能は、ユーザが入力したものを
完成するために最も可能性の高いストリングを示唆し、
テキスト入力ウィジェットに最も適切である可能性があ
る。予測デフォルトと同様に、予測記入は頻度、新し
さ、または両者の組合せを使用する。予測デフォルトと
予測記入は同じ予測リストを使用する。しかし、この2
つの機能では、頻度と新しさのバランスとして別々のバ
ランスを使用することができる。これについては、「F
+R」というバランス・ビーム上の異なる支点またはポ
インタ位置によって図10に示す。
【0046】上記の小荷物配達会社の例を変更するた
め、パッケージの35%がRaleigh行きであり、30%
が(以前のように)Charlotte行きであり、20%が
(以前のように)Chapel Hill行きであると想定する。
予測デフォルトが完全に頻度に基づき、このため、「Ra
leigh」に設定される場合、最初の文字Cを入力したユ
ーザは、そのフィールドを記入するために各種の示唆を
受け取ることになる。完全に頻度に依存する場合、予測
記入は「Charlotte」を示唆するはずである。完全に新
しさに依存する場合、予測記入はCharlotteまたはChape
l Hillのうち、最も最近使用したものを示唆する。頻度
と新しさの組合せを使用する場合、最も最近使用したの
がChapel Hillではない限り、予測記入はCharlotteを示
唆する。最も最近使用したのがChapel Hillである場合
はChapel Hillが優先される。
【0047】本発明を使用するアプリケーション開発者
は、新しさと頻度との最適バランスを決定しなければな
らない。各書式上の各フィールドは、予測記入と予測デ
フォルトの両方について固有の頻度/新しさのバランス
を有する可能性がある。最適バランスを決定するために
は、エンド・ユーザの環境を熟知することと実験が必要
である。一般に、ユーザはあまり頻繁に変化しない予測
デフォルトを優先するので、予測デフォルトは新しさま
たは頻度のみに依存する可能性が高くなると予想され
る。これに対して、予測記入は、頻度/新しさのバラン
スを使用する可能性が高い。
【0048】予測記入をさらに有用にする可能性のある
詳細な実施態様がいくつかある。あるフィールドの予測
デフォルトが拒否されると、予測記入は予測デフォルト
値を再度示唆することはないはずである。たとえば、予
測デフォルトが「Charlotte」であり、ユーザがCとタ
イプした場合、ユーザがすでにCharlotteを拒否したの
で、たとえCharlotteが優先されるとしても、予測記入
は「Charlotte」ではなく「Chapel Hill」を示唆するは
ずである。
【0049】ユーザは、予測記入(または予測デフォル
ト)を受け入れ、その文字の一部のみを使用することが
できる。たとえば、ユーザは「Chapel Hill」と入力す
る必要があるのに、英字Cを入力すると、予測記入が
「Charlotte」を示唆すると想定する。ユーザは、「Cha
pel Hill」が示唆されるまでH、A、Pと入力しなけれ
ばならないわけではない。むしろ、ユーザは、「Charlo
tte」のRに移動してその上にPを入力することができ
る。
【0050】予測記入は、そのリスト内の一番上の数項
目の一部を表示することができる。ユーザがある文字を
タイプすると、予測記入は、最も可能性の高い値でフィ
ールドを完成することができる。しかし、予測記入は、
画面上のリスト内に最も可能性の高い上位5つの値も表
示する。そのリストは、ユーザが入力する各文字で更新
される。ユーザはそのリストから任意の値を選択するこ
とができる。予測記入は、ユーザが何かをタイプする前
でもリストを表示することができるが、そのフィールド
には依然として予測デフォルトが含まれている。この動
作の例を図11に示すが、この場合、キーボード表示の
左側に予測記入リストが表示されている。キーボード表
示自体は、上記の関連出願の1つの主題である。予測機
能は、サブフィールドを操作すると同時にフィールドを
完成することができる。図9の「Name」フィールドで
は、姓と名が完全に別々の予測リストを備えることがで
きる。予測記入では、フィールドのどの部分が入力用に
検討されているかに応じて、一般的な名前(「John」な
ど)または一般的な姓(「Smith」など)を示唆する。
この例では、姓と名という2つのサブフィールドがスペ
ースによって分離されている。「Comment」フィールド
では、ピリオドによってサブフィールドを分離すること
ができ、予測記入によって文章が想起されるはずであ
る。
【0051】予測リストは、あるフィールド(またはサ
ブフィールド)用の候補の集合を時間をかけて蓄積した
ものまたはプログラム開発者が確立した同様の所定のリ
ストである。あるフィールドの予測デフォルト及び予測
記入では同じ予測リストを使用するが、通常、頻度/新
しさのバランスは異なる。予測リストは動的であり、ユ
ーザがそのフィールドを含む書式を完成するたびに変化
することが望ましい。
【0052】予測リストは、複数の方法で同時に格納さ
れたその項目を保持する。このような項目としては、頻
度(この項目をどの程度頻繁に使用するか)、新しさ
(この項目を使用するたびにその後、どの程度時間が経
過したか)、事前設定加重(その項目のいずれも以前に
使用したことがない場合、すなわち、頻度または新しさ
の履歴がない場合、どちらが最も可能性が高いか)など
を含む。分類は英字順も含むことができる。英字または
テキスト・フィールドの場合、予測リストは、ユーザが
入力した文字から始まる項目に探索を限定する必要があ
る。
【0053】予測リストが大きい場合、それが使用され
る直前または直後にパフォーマンス上の問題によってリ
ストが分類されることになる。この分類を背景で実行す
るためには、マルチタスク・システムを使用することが
必要になる場合もある。終了する前に分類アルゴリズム
が中断された場合、予測リストは、それが完了した分類
のみを使用して機能できなければならない(たとえば、
英字のみを使用せざるを得ない場合もある)。これは、
分類アルゴリズムが終了するまでユーザを待たせるよ
り、可能性の低い示唆を提供する方が良い場合もあるか
らである。
【0054】本発明を実施する書式作成プログラムは、
分類アルゴリズムを使用不能にし、新しい項目の追加を
停止し、このため、予測リストをフリーズするような
「フリーズ」機能を提供することができる。しばらくの
間、システムが使用された後、(静的環境を想定して)
頻度が確立されるので、ユーザは予測リストの一部また
は全部のフリーズを選択することができる。ユーザがこ
れを必要とするのは2つの理由による可能性がある。第
1に、予測リストをフリーズすると、システム・パフォ
ーマンスが向上する可能性がある。第2に、予測リスト
をフリーズすると、予測デフォルトと予測記入の一貫性
と予測性が高くなる。たとえば、同じ項目は必ず予測記
入リスト内の同じ位置に現れるはずである。フリーズさ
れ、数項目しかない予測リストの場合、本発明を実施す
る書式プログラムはリストの「キーパッド」表示を備え
ている。リスト内の全項目を提示する代わりに、この書
式は、それ専用のボタンに予測リストの各項目を表示す
る。項目が大きくなると、その間のスペースが大きくな
り、予測リストがより使い易くなる。
【0055】複数のフィールドが1つの共通予測リスト
を共用することもできる。たとえば、1つの書式上に複
数の名前フィールドがある場合、これらのフィールドは
名前用の同じ予測リストを共用するはずである。さら
に、完全に異なる書式上のフィールドが予測リストを共
用することもできる。
【0056】予測リストは、書式記憶装置の追加の必要
性を解消する可能性がある。1つの書式が完全に予測ウ
ィジェットで構成される場合、予測リストを組み合わせ
ることによって、ユーザが入力した各書式の内容を想起
することができる。たとえば、図9のすべてのウィジェ
ットが予測ウィジェットである場合、各ウィジェットの
予測リスト内のn番目の項目を想起することによって、
n個前の入力から書式の内容が回復される。この方式が
機能するようにするためには、ユーザ・インタフェース
が予測リストを利用しない場合でも、すべてのウィジェ
ットは予測リストを備えた予測ウィジェットでなければ
ならない。また、項目が他の場所に保管されているか、
もはや不要になった場合を除き、予測リストは一杯にな
ったときにその項目を上書きしてはならない。
【0057】本発明が企図し、本発明を実施する制御プ
ログラムは、開発者がその構成要素のいずれにもアクセ
スできるようにモジュール方式になっている。開発者
は、必ずしも予測ウィジェットを使用せずに、予測デフ
ォルト及び予測記入オブジェクトを使用することができ
る。これは、本発明者が予見できない異なるタイプのウ
ィジェットを開発するために有用なものである。また、
開発者は、データを直接想起するために予測リスト・オ
ブジェクトを使用することもできる。さらに、予測リス
トは、汎用書式記憶装置とデータを共用することができ
る。
【0058】図12は、新しさによって分類された予測
リストの一例を示している。同図では、nは新しさを示
し、n=0は最も新しい入力、n=9は第1の入力であ
る。カッコ内の項目は、より最近入力された項目の「シ
ャドウ」であり、別々の記憶装置を必要としない。たと
えば、項目0は「Champion」というテキストを格納する
が、項目2は項目0を指すポインタだけを格納する。
【0059】各項目の確率加重はw(小文字)で示す。
所与のストリングの加重(シャドウのWを組み合わせ
る)はW(大文字)で示す。wは以下の式で計算する。
【数1】 式中、bは頻度/新しさのバランスである。bが小さい
場合、バランスは新しさに傾く。bが大きい場合、バラ
ンスは頻度に傾く。各非シャドウ項目ごとに以下の式に
よって加重を決定する。
【数2】 この場合、非シャドウの全加重はそれ自体にそのシャド
ウを加えたものの加重になる。図示の表は、バランス
1、4、10の加重を示している。b=1は新しさの優
先度が最も高いことを示す。ユーザは最近「Champion」
と2回入力したので、その確率が最も高くなっている
(W=1.33)。ただし、最も最近の項目が必ずw=
1を有し、後続のWが急速に減少するので、bが0に近
づくにつれて、新しさが完全に支配することに留意され
たい。b=10は頻度の優先度が最も高いことを示す。
ユーザは他のものより頻繁に「Brittenham」と入力した
ので、その確率が最も高くなっている(W=2.9
6)。ただし、各項目はw=1を有するので、bが無限
大に近づくにつれて、頻度が完全に支配することに留意
されたい。新しさはタイブレーカにすぎない。b=4
は、最も確率の高いものとして「Bertram」を示唆する
ような新しさと頻度のバランスを示している。ユーザは
最近「Bertram」と3回入力した。ユーザがChampionと
入力した方が最近であるが2回だけであり、「Brittenh
am」と入力した方が頻度が高いがかなり以前のことであ
る。その新しさと頻度の組合せにより、予測リストは
「Bertram」を示唆する。
【0060】bの各種の値の影響が予測リストのサイズ
によって決まることは明白である。このため、設計者
は、このアルゴリズムによってバランスを設定するとき
に予測リストのサイズを考慮しなければならない。
【0061】「Last Name」というテキスト入力フィー
ルドがb=1という予測デフォルトとb=10という予
測記入を有すると想定する。予測リストの状態が上記の
表の通りである場合、b=1のときに加重が最も大きく
なるので、そのフィールドのデフォルトは「Champion」
になる。ユーザが英字Bをタイプした場合、予測記入は
「Bertram」ではなく「Brittenham」を示唆する。とい
うのは、「Brittenham」の方がb=10のときの加重が
大きいからである。
【0062】このアルゴリズムは、本発明の実施態様と
して考えられる唯一のものである。特に、wを計算する
ための式としては、より精巧な式の方が適切である可能
性がある。たとえば、このバランスは、予測リストのサ
イズとは無関係に一貫した挙動を示す絶対値でなければ
ならない。また、このアルゴリズムは、ユーザによる各
アクションの後の分類を限定することにより、記憶装置
の削減とパフォーマンスの向上のためにさらに最適化す
ることができる。
【0063】本発明では、予測リスト内の可能なデータ
入力の提示は上記のバランス以外の方法で新しさと頻度
の両方の特性を共用できることをさらに企図している。
より具体的には、10個など、所与の数の可能な入力の
予測リストを考慮すると、順次リストの先頭にある所与
の数の位置は新しさの決定のみのために割り当てること
ができる。リストの残りは、頻度のみに基づいてそのシ
ーケンス内の位置が割り当てられた入力を有することが
できる。したがって、予測記入または予測デフォルト用
のリストを表示する場合、表示される最初のいくつかの
入力はユーザが選択した最も新しい入力に基づくはずで
あり、リストのその先に表示される入力は、そのアプリ
ケーションの過去の使用中にそれらの入力が選択された
ときの頻度に基づいて表示されるはずである。新しさと
頻度との「分割線」はユーザが決定するものである。し
たがって、上記の10入力リストの例では、ユーザは、
新しさに基づいて最初の3つの位置が表示され、4〜1
0個の位置が頻度に基づくことを選択することができ
る。したがって、リストを再分類するたびに、最も最近
使用した入力は、次に選択した以前の入力より上に第1
の位置に表示されるはずである。
【0064】最新かつ頻度の高い入力を処理するこの方
法にはいくつかの利点がある。この方法は普遍的に適用
可能なので、アプリケーション開発者はもはや各テキス
ト・ウィジェットごとに最良の頻度及び新しさの特性を
決定する必要がない。1つのアプリケーション内のすべ
てのテキスト・ウィジェットは同じアルゴリズムを使用
することができるので、ユーザはどの挙動が予想される
かを学習することになる。ウィジェット間でアルゴリズ
ムが一貫しているため、1つの入力から別の入力までに
何が発生するかをユーザはより容易に理解することがで
きる。計算が単純化されているので、システム・パフォ
ーマンスに対する負の影響が低減される。各入力ごとに
新しさのデータを格納することが回避されるので、シス
テム・メモリの需要が低減される。頻度のデータは依然
として各項目ごとに格納されるが、新しさは、最後のn
個の項目を指すポインタの簡単なリストによって処理さ
れる(上記の例ではn=3)。
【0065】これまでに説明した技術は、モービル・ク
ライアント・コンピュータ・システムで有用な書式記入
ウィジェットだけでなく、書式を完成する必要性をもた
らす可能性のある他のタイプのシステムにも適用可能で
ある。本発明が役に立つ他のシステムの例は、1996
年7月23日に発行され、ここに記載した本発明の本出
願人に譲渡され、関心のある読者が参照する米国特許第
5539479号に示され記載されている。
【0066】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0067】(1)ユーザの手によって保持し操作でき
るサイズになっているハウジングと、ディジタル・デー
タを処理するために前記ハウジング内に取り付けられた
プロセッサと、ディジタル・データを格納するために前
記ハウジング内に取り付けられ、前記プロセッサに結合
されたメモリと、前記プロセッサによって処理されたデ
ィジタル・データから得られる情報を表示するために前
記ハウジング内に取り付けられ、前記プロセッサ及び前
記メモリに結合されたディスプレイと、前記ハウジング
内に取り付けられ、前記ディスプレイの上に重なる入力
ディジタイザであって、ユーザによるディジタル・デー
タの入力のために前記プロセッサに結合された入力ディ
ジタイザと、前記プロセッサによるディジタル・データ
の処理を指示するために前記メモリ内に格納され、前記
プロセッサからアクセス可能な制御プログラムとを含
み、前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行され
ているときに、前記制御プログラムと前記プロセッサが
協同で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力を供
給するために予測ウィジェットを行使することを特徴と
する、モービル・クライアント・コンピュータ。 (2)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行さ
れているときに、前記制御プログラムと前記プロセッサ
が協同で、定義されたデータ・フィールド用の予測デフ
ォルト入力を供給するために予測ウィジェットを行使す
ることを特徴とする、上記(1)に記載のモービル・ク
ライアント・コンピュータ。 (3)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行さ
れているときに、前記制御プログラムと前記プロセッサ
が協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリズムに
基づいて予測リストから予測デフォルト入力を選択する
ことを特徴とする、上記(2)に記載のモービル・クラ
イアント・コンピュータ。 (4)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行さ
れているときに、前記制御プログラムと前記プロセッサ
が協同で、定義されたデータ・フィールド用の予測記入
入力を供給するために予測ウィジェットを行使すること
を特徴とする、上記(1)に記載のモービル・クライア
ント・コンピュータ。 (5)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行さ
れているときに、前記制御プログラムと前記プロセッサ
が協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリズムに
基づいて予測リストから予測記入入力を選択することを
特徴とする、上記(4)に記載のモービル・クライアン
ト・コンピュータ。 (6)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行さ
れているときに、前記制御プログラムと前記プロセッサ
が協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリズムに
基づいて予測リストからデータ入力を選択することを特
徴とする、上記(1)に記載のモービル・クライアント
・コンピュータ。 (7)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行さ
れているときに、前記制御プログラムと前記プロセッサ
が協同で、リストされたデータ入力の使用の新しさに基
づいて予測リストからデータ入力を選択することを特徴
とする、上記(6)に記載のモービル・クライアント・
コンピュータ。 (8)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行さ
れているときに、前記制御プログラムと前記プロセッサ
が協同で、リストされたデータ入力の使用の頻度に基づ
いて予測リストからデータ入力を選択することを特徴と
する、上記(6)に記載のモービル・クライアント・コ
ンピュータ。 (9)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行さ
れているときに、前記制御プログラムと前記プロセッサ
が協同で、リストされたデータ入力の使用の新しさ及び
頻度に関するユーザ選択の加重決定に基づいて予測リス
トからデータ入力を選択することを特徴とする、上記
(6)に記載のモービル・クライアント・コンピュー
タ。 (10)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、可能なデータ入力のシーケンスとして予測
リストを格納し、リストされたデータ入力の使用の新し
さに基づくそのシーケンスの先行部分とリストされたデ
ータ入力の使用の頻度に基づくそのシーケンスの後続部
分とを位置決めすることによりそのシーケンスを順序付
けることを特徴とする、上記(6)に記載のモービル・
クライアント・コンピュータ。 (11)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、定義されたフィールドへのデータのユーザ
入力を捕捉し、捕捉した入力を予測リストに格納するこ
とを特徴とする、上記(6)に記載のモービル・クライ
アント・コンピュータ。 (12)ユーザの手によって保持し操作できるサイズに
なっているハウジングと、ディジタル・データを処理す
るために前記ハウジング内に取り付けられたプロセッサ
と、ディジタル・データを格納するために前記ハウジン
グ内に取り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモ
リと、前記プロセッサによって処理されたディジタル・
データから得られる情報を表示するために前記ハウジン
グ内に取り付けられ、前記プロセッサ及び前記メモリに
結合されたディスプレイと、前記ハウジング内に取り付
けられ、前記ディスプレイの上に重なる入力ディジタイ
ザであって、ユーザによるディジタル・データの入力の
ために前記プロセッサに結合された入力ディジタイザ
と、前記プロセッサによるディジタル・データの処理を
指示するために前記メモリ内に格納され、前記プロセッ
サからアクセス可能な制御プログラムとを含み、前記制
御プログラムが前記プロセッサ上で実行されているとき
に、前記制御プログラムと前記プロセッサが協同で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたフィールドへのデータのユーザ入力を捕
捉し、 c)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力の予
測リストに捕捉したユーザ入力を格納し、 d)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力とし
て、予測リストから選択した予測デフォルトと予測記入
のうちの一方を供給するために予測ウィジェットを行使
することを特徴とする、モービル・クライアント・コン
ピュータ。 (13)ハウジングと、前記ハウジング内に取り付けら
れ、ディジタル・データを処理するプロセッサと、ディ
ジタル・データを格納するために前記ハウジング内に取
り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリと、前
記プロセッサによって処理されたディジタル・データか
ら得られる情報を表示するために前記プロセッサ及び前
記メモリに結合されたディスプレイと、前記プロセッサ
によるディジタル・データの処理を指示するために前記
メモリ内に格納され、前記プロセッサからアクセス可能
な制御プログラムとを含み、前記制御プログラムが前記
プロセッサ上で実行されているときに、前記制御プログ
ラムと前記プロセッサが協同で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力を供
給するために予測ウィジェットを行使することを特徴と
するコンピュータ。 (14)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、定義されたデータ・フィールド用の予測デ
フォルト入力を供給するために予測ウィジェットを行使
することを特徴とする、上記(13)に記載のコンピュ
ータ。 (15)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリズム
に基づいて予測リストから予測デフォルト入力を選択す
ることを特徴とする、上記(14)に記載のコンピュー
タ。 (16)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、定義されたデータ・フィールド用の予測記
入入力を供給するために予測ウィジェットを行使するこ
とを特徴とする、上記(13)に記載のコンピュータ。 (17)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリズム
に基づいて予測リストから予測記入入力を選択すること
を特徴とする、上記(16)に記載のコンピュータ。 (18)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリズム
に基づいて予測リストからデータ入力を選択することを
特徴とする、上記(13)に記載のコンピュータ。 (19)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、リストされたデータ入力の使用の新しさに
基づいて予測リストからデータ入力を選択することを特
徴とする、上記(18)に記載のコンピュータ。 (20)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、リストされたデータ入力の使用の頻度に基
づいて予測リストからデータ入力を選択することを特徴
とする、上記(18)に記載のコンピュータ。 (21)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、リストされたデータ入力の使用の新しさ及
び頻度に関するユーザ選択の加重決定に基づいて予測リ
ストからデータ入力を選択することを特徴とする、上記
(18)に記載のコンピュータ。 (22)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、可能なデータ入力のシーケンスとして予測
リストを格納し、リストされたデータ入力の使用の新し
さに基づくそのシーケンスの先行部分とリストされたデ
ータ入力の使用の頻度に基づくそのシーケンスの後続部
分とを位置決めすることによりそのシーケンスを順序付
けることを特徴とする、上記(18)に記載のコンピュ
ータ。 (23)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、定義されたフィールドへのデータのユーザ
入力を捕捉し、捕捉した入力を予測リストに格納するこ
とを特徴とする、上記(18)に記載のコンピュータ。 (24)ハウジングと、前記ハウジング内に取り付けら
れ、ディジタル・データを処理するプロセッサと、ディ
ジタル・データを格納するために前記ハウジング内に取
り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリと、前
記プロセッサによって処理されたディジタル・データか
ら得られる情報を表示するために前記プロセッサ及び前
記メモリに結合されたディスプレイと、前記プロセッサ
によるディジタル・データの処理を指示するために前記
メモリ内に格納され、前記プロセッサからアクセス可能
な制御プログラムとを含み、前記制御プログラムが前記
プロセッサ上で実行されているときに、前記制御プログ
ラムと前記プロセッサが協同で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたフィールドへのデータのユーザ入力を捕
捉し、 c)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力の予
測リストに捕捉したユーザ入力を格納し、 d)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力とし
て、予測リストから選択した予測デフォルトと予測記入
のうちの一方を供給するために予測ウィジェットを行使
することを特徴とするコンピュータ。 (25)ハウジングと、前記ハウジング内に取り付けら
れ、ディジタル・データを処理するプロセッサと、ディ
ジタル・データを格納するために前記ハウジング内に取
り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリとを含
み、前記プロセッサと前記メモリが協同で、視覚画像の
表示を駆動するディジタル・データを供給し、前記プロ
セッサによるディジタル・データの処理を指示するため
に前記メモリ内に格納され、前記プロセッサからアクセ
ス可能な制御プログラムをさらに含み、前記制御プログ
ラムが前記プロセッサ上で実行されているときに、前記
制御プログラムと前記プロセッサが協同で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力を供
給するために予測ウィジェットを行使することを特徴と
する表示生成システム。 (26)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、定義されたデータ・フィールド用の予測デ
フォルト入力を供給するために予測ウィジェットを行使
することを特徴とする、上記(25)に記載のシステ
ム。 (27)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリズム
に基づいて予測リストから予測デフォルト入力を選択す
ることを特徴とする、上記(26)に記載のシステム。 (28)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、定義されたデータ・フィールド用の予測記
入入力を供給するために予測ウィジェットを行使するこ
とを特徴とする、上記(25)に記載のシステム。 (29)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリズム
に基づいて予測リストから予測記入入力を選択すること
を特徴とする、上記(28)に記載のシステム。 (30)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリズム
に基づいて予測リストからデータ入力を選択することを
特徴とする、上記(25)に記載のシステム。 (31)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、リストされたデータ入力の使用の新しさに
基づいて予測リストからデータ入力を選択することを特
徴とする、上記(30)に記載のシステム。 (32)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、リストされたデータ入力の使用の頻度に基
づいて予測リストからデータ入力を選択することを特徴
とする、上記(30)に記載のシステム。 (33)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、リストされたデータ入力の使用の新しさ及
び頻度に関するユーザ選択の加重決定に基づいて予測リ
ストからデータ入力を選択することを特徴とする、上記
(30)に記載のシステム。 (34)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、可能なデータ入力のシーケンスとして予測
リストを格納し、リストされたデータ入力の使用の新し
さに基づくそのシーケンスの先行部分とリストされたデ
ータ入力の使用の頻度に基づくそのシーケンスの後続部
分とを位置決めすることによりそのシーケンスを順序付
けることを特徴とする、上記(30)に記載のシステ
ム。 (35)前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行
されているときに、前記制御プログラムと前記プロセッ
サが協同で、定義されたフィールドへのデータのユーザ
入力を捕捉し、捕捉した入力を予測リストに格納するこ
とを特徴とする、上記(30)に記載のシステム。 (36)ハウジングと、前記ハウジング内に取り付けら
れ、ディジタル・データを処理するプロセッサと、ディ
ジタル・データを格納するために前記ハウジング内に取
り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリとを含
み、前記プロセッサと前記メモリが協同で、視覚画像の
表示を駆動するディジタル・データを供給し、前記プロ
セッサによるディジタル・データの処理を指示するため
に前記メモリ内に格納され、前記プロセッサからアクセ
ス可能な制御プログラムをさらに含み、前記制御プログ
ラムが前記プロセッサ上で実行されているときに、前記
制御プログラムと前記プロセッサが協同で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたフィールドへのデータのユーザ入力を捕
捉し、 c)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力の予
測リストに捕捉したユーザ入力を格納し、 d)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力とし
て、予測リストから選択した予測デフォルトと予測記入
のうちの一方を供給するために予測ウィジェットを行使
することを特徴とする表示生成システム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモービル・クライアント・コンピ
ュータ・システムの所与の要素の分解斜視図である。
【図2】使用するために組み立てた状態の図1のモービ
ル・クライアント・システムの斜視図である。
【図3】図1及び図2に示すモービル・クライアント・
システムとサポート周辺装置及びシステムとの間の関係
を表す図である。
【図4】図2のモービル・クライアントで実施される所
与の回路要素の概略図である。
【図5】図2のモービル・クライアント内の所与の回路
要素とそれらの関係を示す概略図である。
【図6】図2のモービル・クライアント用のいくつかの
電力モードとそれらの間の遷移を示す状態図である。
【図7】図2のモービル・クライアントの所与の要素の
状態を示す図6と同様の図であり、モービル・クライア
ント上で実行されるソフトウェアの状況を含む図であ
る。
【図8】所与のデータを表示するためにモービル・クラ
イアント上でアプリケーション・プログラムを実行する
ことによって駆動されている間の図2のモービル・クラ
イアントのディスプレイ画面を示す図である。
【図9】異なる画面表示を示す、図8と同様の図であ
る。
【図10】1つのウィジェットと、そのウィジェット用
のデフォルト機能及び記入機能と、デフォルト機能及び
記入機能がデータを引き出す元であるリストとの関係を
示す概略図である。
【図11】図8の書式上に表示されたリスト部分を含む
キーボードの外観を示す、図8と同様の図である。
【図12】本発明による名前フィールド・ウィジェット
で使用する可能性のある諸項目の表である。
【符号の説明】
10 モービル・クライアント・パーソナル・コンピュ
ータ・システム 11 システム・タブレット 12 ホルスタ 13 無線トランシーバ 15 タッチ画面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デーヴィッド・フレデリック・チャンピオ ン アメリカ合衆国27713 ノースカロライナ 州ダラムロングウッド・ドライブ 5106 (72)発明者 ピーター・ジェームズ・ブリットナム アメリカ合衆国27502 ノースカロライナ 州アペックス プライスウッド・レーン 1645

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザの手によって保持し操作できるサイ
    ズになっているハウジングと、 ディジタル・データを処理するために前記ハウジング内
    に取り付けられたプロセッサと、 ディジタル・データを格納するために前記ハウジング内
    に取り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリ
    と、 前記プロセッサによって処理されたディジタル・データ
    から得られる情報を表示するために前記ハウジング内に
    取り付けられ、前記プロセッサ及び前記メモリに結合さ
    れたディスプレイと、 前記ハウジング内に取り付けられ、前記ディスプレイの
    上に重なる入力ディジタイザであって、ユーザによるデ
    ィジタル・データの入力のために前記プロセッサに結合
    された入力ディジタイザと、 前記プロセッサによるディジタル・データの処理を指示
    するために前記メモリ内に格納され、前記プロセッサか
    らアクセス可能な制御プログラムとを含み、 前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行されてい
    るときに、前記制御プログラムと前記プロセッサが協同
    で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力を供
    給するために予測ウィジェットを行使することを特徴と
    する、モービル・クライアント・コンピュータ。
  2. 【請求項2】前記制御プログラムが前記プロセッサ上で
    実行されているときに、前記制御プログラムと前記プロ
    セッサが協同で、定義されたデータ・フィールド用の予
    測デフォルト入力を供給するために予測ウィジェットを
    行使することを特徴とする、請求項1に記載のモービル
    ・クライアント・コンピュータ。
  3. 【請求項3】前記制御プログラムが前記プロセッサ上で
    実行されているときに、前記制御プログラムと前記プロ
    セッサが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリ
    ズムに基づいて予測リストから予測デフォルト入力を選
    択することを特徴とする、請求項2に記載のモービル・
    クライアント・コンピュータ。
  4. 【請求項4】前記制御プログラムが前記プロセッサ上で
    実行されているときに、前記制御プログラムと前記プロ
    セッサが協同で、定義されたデータ・フィールド用の予
    測記入入力を供給するために予測ウィジェットを行使す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のモービル・クラ
    イアント・コンピュータ。
  5. 【請求項5】前記制御プログラムが前記プロセッサ上で
    実行されているときに、前記制御プログラムと前記プロ
    セッサが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリ
    ズムに基づいて予測リストから予測記入入力を選択する
    ことを特徴とする、請求項4に記載のモービル・クライ
    アント・コンピュータ。
  6. 【請求項6】前記制御プログラムが前記プロセッサ上で
    実行されているときに、前記制御プログラムと前記プロ
    セッサが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴリ
    ズムに基づいて予測リストからデータ入力を選択するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のモービル・クライア
    ント・コンピュータ。
  7. 【請求項7】前記制御プログラムが前記プロセッサ上で
    実行されているときに、前記制御プログラムと前記プロ
    セッサが協同で、リストされたデータ入力の使用の新し
    さに基づいて予測リストからデータ入力を選択すること
    を特徴とする、請求項6に記載のモービル・クライアン
    ト・コンピュータ。
  8. 【請求項8】前記制御プログラムが前記プロセッサ上で
    実行されているときに、前記制御プログラムと前記プロ
    セッサが協同で、リストされたデータ入力の使用の頻度
    に基づいて予測リストからデータ入力を選択することを
    特徴とする、請求項6に記載のモービル・クライアント
    ・コンピュータ。
  9. 【請求項9】前記制御プログラムが前記プロセッサ上で
    実行されているときに、前記制御プログラムと前記プロ
    セッサが協同で、リストされたデータ入力の使用の新し
    さ及び頻度に関するユーザ選択の加重決定に基づいて予
    測リストからデータ入力を選択することを特徴とする、
    請求項6に記載のモービル・クライアント・コンピュー
    タ。
  10. 【請求項10】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、可能なデータ入力のシーケンスとし
    て予測リストを格納し、リストされたデータ入力の使用
    の新しさに基づくそのシーケンスの先行部分とリストさ
    れたデータ入力の使用の頻度に基づくそのシーケンスの
    後続部分とを位置決めすることによりそのシーケンスを
    順序付けることを特徴とする、請求項6に記載のモービ
    ル・クライアント・コンピュータ。
  11. 【請求項11】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、定義されたフィールドへのデータの
    ユーザ入力を捕捉し、捕捉した入力を予測リストに格納
    することを特徴とする、請求項6に記載のモービル・ク
    ライアント・コンピュータ。
  12. 【請求項12】ユーザの手によって保持し操作できるサ
    イズになっているハウジングと、 ディジタル・データを処理するために前記ハウジング内
    に取り付けられたプロセッサと、 ディジタル・データを格納するために前記ハウジング内
    に取り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリ
    と、 前記プロセッサによって処理されたディジタル・データ
    から得られる情報を表示するために前記ハウジング内に
    取り付けられ、前記プロセッサ及び前記メモリに結合さ
    れたディスプレイと、 前記ハウジング内に取り付けられ、前記ディスプレイの
    上に重なる入力ディジタイザであって、ユーザによるデ
    ィジタル・データの入力のために前記プロセッサに結合
    された入力ディジタイザと、 前記プロセッサによるディジタル・データの処理を指示
    するために前記メモリ内に格納され、前記プロセッサか
    らアクセス可能な制御プログラムとを含み、 前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行されてい
    るときに、前記制御プログラムと前記プロセッサが協同
    で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたフィールドへのデータのユーザ入力を捕
    捉し、 c)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力の予
    測リストに捕捉したユーザ入力を格納し、 d)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力とし
    て、予測リストから選択した予測デフォルトと予測記入
    のうちの一方を供給するために予測ウィジェットを行使
    することを特徴とする、モービル・クライアント・コン
    ピュータ。
  13. 【請求項13】ハウジングと、 前記ハウジング内に取り付けられ、ディジタル・データ
    を処理するプロセッサと、 ディジタル・データを格納するために前記ハウジング内
    に取り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリ
    と、 前記プロセッサによって処理されたディジタル・データ
    から得られる情報を表示するために前記プロセッサ及び
    前記メモリに結合されたディスプレイと、 前記プロセッサによるディジタル・データの処理を指示
    するために前記メモリ内に格納され、前記プロセッサか
    らアクセス可能な制御プログラムとを含み、 前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行されてい
    るときに、前記制御プログラムと前記プロセッサが協同
    で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力を供
    給するために予測ウィジェットを行使することを特徴と
    するコンピュータ。
  14. 【請求項14】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、定義されたデータ・フィールド用の
    予測デフォルト入力を供給するために予測ウィジェット
    を行使することを特徴とする、請求項13に記載のコン
    ピュータ。
  15. 【請求項15】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴ
    リズムに基づいて予測リストから予測デフォルト入力を
    選択することを特徴とする、請求項14に記載のコンピ
    ュータ。
  16. 【請求項16】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、定義されたデータ・フィールド用の
    予測記入入力を供給するために予測ウィジェットを行使
    することを特徴とする、請求項13に記載のコンピュー
    タ。
  17. 【請求項17】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴ
    リズムに基づいて予測リストから予測記入入力を選択す
    ることを特徴とする、請求項16に記載のコンピュー
    タ。
  18. 【請求項18】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴ
    リズムに基づいて予測リストからデータ入力を選択する
    ことを特徴とする、請求項13に記載のコンピュータ。
  19. 【請求項19】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、リストされたデータ入力の使用の新
    しさに基づいて予測リストからデータ入力を選択するこ
    とを特徴とする、請求項18に記載のコンピュータ。
  20. 【請求項20】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、リストされたデータ入力の使用の頻
    度に基づいて予測リストからデータ入力を選択すること
    を特徴とする、請求項18に記載のコンピュータ。
  21. 【請求項21】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、リストされたデータ入力の使用の新
    しさ及び頻度に関するユーザ選択の加重決定に基づいて
    予測リストからデータ入力を選択することを特徴とす
    る、請求項18に記載のコンピュータ。
  22. 【請求項22】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、可能なデータ入力のシーケンスとし
    て予測リストを格納し、リストされたデータ入力の使用
    の新しさに基づくそのシーケンスの先行部分とリストさ
    れたデータ入力の使用の頻度に基づくそのシーケンスの
    後続部分とを位置決めすることによりそのシーケンスを
    順序付けることを特徴とする、請求項18に記載のコン
    ピュータ。
  23. 【請求項23】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、定義されたフィールドへのデータの
    ユーザ入力を捕捉し、捕捉した入力を予測リストに格納
    することを特徴とする、請求項18に記載のコンピュー
    タ。
  24. 【請求項24】ハウジングと、 前記ハウジング内に取り付けられ、ディジタル・データ
    を処理するプロセッサと、 ディジタル・データを格納するために前記ハウジング内
    に取り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリ
    と、 前記プロセッサによって処理されたディジタル・データ
    から得られる情報を表示するために前記プロセッサ及び
    前記メモリに結合されたディスプレイと、 前記プロセッサによるディジタル・データの処理を指示
    するために前記メモリ内に格納され、前記プロセッサか
    らアクセス可能な制御プログラムとを含み、 前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行されてい
    るときに、前記制御プログラムと前記プロセッサが協同
    で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたフィールドへのデータのユーザ入力を捕
    捉し、 c)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力の予
    測リストに捕捉したユーザ入力を格納し、 d)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力とし
    て、予測リストから選択した予測デフォルトと予測記入
    のうちの一方を供給するために予測ウィジェットを行使
    することを特徴とするコンピュータ。
  25. 【請求項25】ハウジングと、 前記ハウジング内に取り付けられ、ディジタル・データ
    を処理するプロセッサと、 ディジタル・データを格納するために前記ハウジング内
    に取り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリと
    を含み、 前記プロセッサと前記メモリが協同で、視覚画像の表示
    を駆動するディジタル・データを供給し、 前記プロセッサによるディジタル・データの処理を指示
    するために前記メモリ内に格納され、前記プロセッサか
    らアクセス可能な制御プログラムをさらに含み、 前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行されてい
    るときに、前記制御プログラムと前記プロセッサが協同
    で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力を供
    給するために予測ウィジェットを行使することを特徴と
    する表示生成システム。
  26. 【請求項26】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、定義されたデータ・フィールド用の
    予測デフォルト入力を供給するために予測ウィジェット
    を行使することを特徴とする、請求項25に記載のシス
    テム。
  27. 【請求項27】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴ
    リズムに基づいて予測リストから予測デフォルト入力を
    選択することを特徴とする、請求項26に記載のシステ
    ム。
  28. 【請求項28】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、定義されたデータ・フィールド用の
    予測記入入力を供給するために予測ウィジェットを行使
    することを特徴とする、請求項25に記載のシステム。
  29. 【請求項29】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴ
    リズムに基づいて予測リストから予測記入入力を選択す
    ることを特徴とする、請求項28に記載のシステム。
  30. 【請求項30】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、予測リストを格納し、所定のアルゴ
    リズムに基づいて予測リストからデータ入力を選択する
    ことを特徴とする、請求項25に記載のシステム。
  31. 【請求項31】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、リストされたデータ入力の使用の新
    しさに基づいて予測リストからデータ入力を選択するこ
    とを特徴とする、請求項30に記載のシステム。
  32. 【請求項32】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、リストされたデータ入力の使用の頻
    度に基づいて予測リストからデータ入力を選択すること
    を特徴とする、請求項30に記載のシステム。
  33. 【請求項33】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、リストされたデータ入力の使用の新
    しさ及び頻度に関するユーザ選択の加重決定に基づいて
    予測リストからデータ入力を選択することを特徴とす
    る、請求項30に記載のシステム。
  34. 【請求項34】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、可能なデータ入力のシーケンスとし
    て予測リストを格納し、リストされたデータ入力の使用
    の新しさに基づくそのシーケンスの先行部分とリストさ
    れたデータ入力の使用の頻度に基づくそのシーケンスの
    後続部分とを位置決めすることによりそのシーケンスを
    順序付けることを特徴とする、請求項30に記載のシス
    テム。
  35. 【請求項35】前記制御プログラムが前記プロセッサ上
    で実行されているときに、前記制御プログラムと前記プ
    ロセッサが協同で、定義されたフィールドへのデータの
    ユーザ入力を捕捉し、捕捉した入力を予測リストに格納
    することを特徴とする、請求項30に記載のシステム。
  36. 【請求項36】ハウジングと、 前記ハウジング内に取り付けられ、ディジタル・データ
    を処理するプロセッサと、 ディジタル・データを格納するために前記ハウジング内
    に取り付けられ、前記プロセッサに結合されたメモリと
    を含み、 前記プロセッサと前記メモリが協同で、視覚画像の表示
    を駆動するディジタル・データを供給し、 前記プロセッサによるディジタル・データの処理を指示
    するために前記メモリ内に格納され、前記プロセッサか
    らアクセス可能な制御プログラムをさらに含み、 前記制御プログラムが前記プロセッサ上で実行されてい
    るときに、前記制御プログラムと前記プロセッサが協同
    で、 a)データ・フィールドを定義する書式を表示し、 b)定義されたフィールドへのデータのユーザ入力を捕
    捉し、 c)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力の予
    測リストに捕捉したユーザ入力を格納し、 d)定義されたデータ・フィールド用のデータ入力とし
    て、予測リストから選択した予測デフォルトと予測記入
    のうちの一方を供給するために予測ウィジェットを行使
    することを特徴とする表示生成システム。
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