JPH1097168A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1097168A
JPH1097168A JP9051908A JP5190897A JPH1097168A JP H1097168 A JPH1097168 A JP H1097168A JP 9051908 A JP9051908 A JP 9051908A JP 5190897 A JP5190897 A JP 5190897A JP H1097168 A JPH1097168 A JP H1097168A
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達雄 濱田
Yoshihisa Ibaraki
義久 茨木
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佳広 松尾
Yoshiyuki Yamazaki
良行 山▲崎▼
Ryukichi Inoue
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却ファンを必要とすることなく有効に機内
を冷却することができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 記録媒体Pの搬送路Kと、搬送路Kの上
方に配置されトナー像が担持される像担持体2と、搬送
路Kの下方に配置され像担持体2上のトナー像を記録媒
体に転写させるための転写手段5と、発熱体側が前記搬
送路の上方に位置し記録媒体に転写されたトナー像を記
録媒体に定着するための定着手段10と、搬送路Kの略
上方空間と略下方空間とを隔てる隔離部材7とを有する
画像形成装置において、前記隔離部材7には、転写手段
5の周囲を通り、前記下方空間から前記上方空間に向か
う通風経路を形成するための通風口(7a、7b)が形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は本体冷却装置を持た
ないレーザビームプリンタ(以下LBPと略す)、複写
機などの画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の小型低価格LBPにおいて、図8
に示すような構成が提案されている。本構成の場合、プ
リンタの構成部材としての中央ステー部材60上に、給
紙部61、転写部62、定着部63、プロセスカートリ
ッジ64等を近接させて搭載する事で記録媒体搬送路Q
を短縮するとともに、中央ステー部材60の下方に電装
部65をまとめて配置する事で本体全体を小型化させて
いる。
【0003】さらに、定着部63を構成する定着器は、
今までのハロゲンヒータを用いた熱ローラ方式に代わ
り、平板状セラミックヒータ63aに耐熱フィルム63
bを加圧ローラ63cにより押圧して走行させ、耐熱フ
ィルム63bと加圧ローラ63cの間で形成されるニッ
プ部に記録媒体Pを挟み込み、耐熱フィルム63bと共
に走行させて定着させる定着方式(以下「サーフ定着方
式」と呼ぶ)を採用し、未使用時のヒータを完全にオフ
して電力を節約し、クイックスタート、ウェイトタイム
レス等多くの優れた性能を有している。
【0004】それと同時に、印字動作時以外はヒータが
オフされ、定着器からの発熱が最小限に抑えられるの
で、熱ローラ式定着器を用いている限り必要不可欠な本
体冷却用のファンの必要が無くなり、小型化と同時に大
幅なコストダウンにも効果がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例の様なファンレス小型LBPにおいても、下記
の様な考えられる。
【0006】(1)図6の様にプロセスカートリッジ6
4と定着部63を近接させて本体全体を小型化している
ため、定着部63の熱によりプロセスカートリッジが熱
せられやすくなる。これは特に連続して多量の印字をす
る際、サーフ定着器でもヒータは長時間オンしているた
めに顕著になり、この現像により、像担持体としての感
光ドラムの表面温度が上昇し現像部での静電画像形成に
影響を及ぼすことが考えられる。
【0007】また、転写後に感光ドラムに残ったトナー
を回収するためのクリーニング容器64aが熱せられる
と、クリーニングブレード64bの近傍の廃トナーが凝
固しクリーニング不良となることも考えられる。
【0008】(2)連続して多量に印字する際は、主な
熱源である定着部の定着ヒータが長時間オンされている
事と、中央ステー部材60により記録媒体搬送路Qの上
方空間と下方空間が隔離されている事により、定着器を
有する上方空間に温まった空気がこもり、機内昇温を招
くことが考えられる。
【0009】(3)連続した多量印字が終了した際、本
体冷却ファンによる冷却が行われないので、熱せられた
定着器が放熱を開始し、本体停止時よりもさらに機内温
度が上昇することが考えられる。
【0010】本出願に係る発明の目的は、冷却ファンを
必要とすることなく有効に機内を冷却することができる
画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する第1の構成は、記録媒体の搬送路と、前記搬
送路の上方に配置されトナー像が担持される像担持体
と、前記搬送路の下方に配置され前記像担持体上のトナ
ー像を記録媒体に転写させるための転写手段と、発熱体
側が前記搬送路の上方に位置し記録媒体に転写されたト
ナー像を記録媒体に定着するための定着手段と、前記搬
送路の略上方空間と略下方空間とを隔てる隔離部材と、
を有する画像形成装置において、排気用の送風手段を有
せず、前記隔離部材の転写手段の近傍には、前記転写手
段の周囲を通り、前記下方空間から前記上方空間に向か
う通風経路を形成するための通風口が形成され、装置本
体内に生じる昇温した空気を装置に設けられている開口
から機外に排出することを特徴とする画像形成装置にあ
る。
【0012】本出願に係る発明の目的を実現する第2の
構成は、記録媒体の搬送路と、前記搬送路の上方に配置
されトナー像が担持される像担持体と、前記像担持体上
のトナー像を記録媒体に転写させるための転写手段と、
前記搬送路の下方に配置され前記転写手段から前記定着
手段へ記録媒体を案内する案内部材と、発熱体側が前記
搬送路の上方に位置し記録媒体に転写されたトナー像を
記録媒体に定着するための定着手段と、前記搬送路の略
上方空間と略下方空間とを隔てる隔離部材と、を有する
画像形成装置において、排気用の送風手段を有せず、前
記案内部材の転写手段の近傍には、前記転写手段の周囲
を通り、前記下方空間から前記上方空間に向かう通風経
路を形成するための通風口が形成され、装置本体内に生
じる昇温した空気を装置に設けられている開口から機外
に排出することを特徴とする画像形成装置にある。
【0013】本出願に係る発明の目的を実現する第3の
構成は、記録媒体の搬送路と、前記搬送路の上方に配置
されトナー像が担持される像担持体と、前記搬送路の下
方に配置され前記像担持体上のトナー像を記録媒体に転
写させるための転写手段と、発熱体側が前記搬送路の上
方に位置し記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に
定着するための定着手段と、前記搬送路の略上方空間と
略下方空間とを隔てる隔離部材と、前記隔離部材の下方
に配置された電装基板と、を有する画像形成装置におい
て、排気用の送風手段を有せず、前記隔離部材の転写手
段の近傍には、前記転写手段の周囲を通り、前記下方空
間から前記上方空間に向かう通風経路を形成するための
通風口が前記電装基板の上部に配置された放熱板に対向
して形成されていて、前記放熱板は前記通風口からの落
下物を受ける受け皿となるような形状に形成され、装置
本体内に生じる昇温した空気を装置に設けられている開
口から機外に排出することを特徴とする画像形成装置に
ある。
【0014】本出願に係る発明の目的を実現する第4の
構成は、記録媒体の搬送路と、前記搬送路の上方に配置
されトナー像が担持される像担持体と、前記搬送路の下
方に配置され前記像担持体上のトナー像を記録媒体に転
写させるための転写手段と、発熱体側が前記搬送路の上
方に位置し記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に
定着するための定着手段と、前記搬送路の略上方空間と
略下方空間とを隔てる隔離部材と、を有する画像形成装
置において、排気用の送風手段を有せず、前記隔離部材
の転写手段の近傍には、前記転写手段の周囲を通り、前
記下方空間から前記上方空間に向かう通風経路を形成す
るためのダクト部材が設けられ、装置本体内に生じる昇
温した空気を装置に設けられている開口から機外に排出
することを特徴とする画像形成装置にある。
【0015】本出願に係る発明の目的を実現する第5の
構成は、上記した第1ないし第4の構成のいずれか一つ
において、前記転写手段の周囲を通り、前記下方空間か
ら前記上方空間に向かう通風経路は、前記定着手段と画
像形成プロセス手段との間に形成された通風路と連通し
ていることを特徴とする画像形成装置。
【0016】本出願に係る発明の目的を実現する第6の
構成は、上記した第1ないし第5の構成のいずれかにお
いて、前記搬送路の上流側には記録媒体を支持する第1
の支持手段が設けられ、前記搬送路の下流側には画像形
成後の記録媒体を支持する第2の支持手段が設けられて
いることを特徴とする画像形成装置にある。
【0017】本出願に係る発明の目的を実現する第7の
構成は、上記した第6の構成において、前記第1の支持
手段から前記搬送路を経て前記第2の支持手段に至る搬
送経路は縦U字形状に形成されていることを特徴とする
画像形成装置にある。
【0018】本出願に係る発明の目的を実現する第8の
構成は、上記した第1ないし第7の構成のいずれか一つ
において、前記隔離部材は、画像形成装置本体の構造部
材としてのステー部材であることを特徴とする画像形成
装置にある。
【0019】本出願に係る発明の目的を実現する第9の
構成は、上記した第1ないし第8の構成のいずれか一つ
において、前記定着手段は、前記発熱体に耐熱フィルム
を加圧ローラにより押圧して走行させ、前記耐熱フィル
ムと加圧ローラとの間で形成されるニップ部に前記記録
媒体を挟持し、前記耐熱フィルムと共に走行させて定着
させる構成であることを特徴とする画像形成装置にあ
る。
【0020】本出願に係る発明の目的を実現する第10
の構成は、上記した第1ないし第9の構成のいずれか一
つにおいて、前記隔離部材の下方には電装部が設けられ
ていることを特徴とする画像形成装置にある。
【0021】本出願に係る発明の目的を実現する第11
の構成は、上記した第1ないし第10の構成のいずれか
一つにおいて、前記像担持体を少なくとも有するプロセ
スカートリッジを画像形成装置に対して取り外し可能と
したことを特徴とする画像形成装置にある。
【0022】本出願に係る発明の目的を実現する第12
の構成は、上記した第1ないし第11の構成のいずれか
一つにおいて、前記像担持体への画像露光はレーザー光
を用いたことを特徴とする画像形成装置にある。
【0023】上記した各構成においては、定着器等の熱
源により温度上昇する記録媒体上方空間と、電装等が配
置され比較的温度上昇の少ない記録媒体下方空間との温
度差によって発生する自然対流を通風路を設ける事で促
進する。
【0024】この効果により、比較的低温の空気が自然
対流により上昇し、像担持体としての感光ドラム及び転
写部下方近傍の通風路を経て、プロセスカートリッジ内
の感光ドラム、現像部、クリーニング部を直接冷却しな
がら通過するので、冷却手段を用いない安価で簡単な昇
温対策が可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1〜図3は本発明の第1の実施
の形態を示す。
【0026】図1は画像形成装置の一例としての着脱式
プロセスカートリッジを使用するレーザビームプリンタ
M(以下プリンタMと略す)の概略構成を示す。なお、
同図をはじめとする各図では、左側をプリンタ本体の
「前」、右側を同じく「後」とする。これに従うと、記
録媒体Pの搬送方向の上流、下流については、後部が上
流側、前部が下流側となる。また、画像形成対象になる
記録媒体Pとしては、一般的な普通紙(コピー用紙)の
他に、厚紙、封筒等の特殊紙、さらには紙以外の例えば
OHTフィルム等のシート材を使用できるが、本実施の
形態では、一般的な普通紙を用いた場合について説明す
る。
【0027】まず、同図に示すプリンタMの構成の概略
を説明する。
【0028】このプリンタMは、プリンタ本体100
(以下単に「本体100」という。なお、以下の説明に
おいて、「本体」という時には、プリンタMの外装を構
成するカバーの他に、内側を構成するフレームについて
もいうものとする。)の後部に、縦方向に向けて画像形
成前の記録媒体Pを支持する第1支持手段13を設け、
本体100の前部に画像形成後の記録媒体Pを縦方向に
支持する第2支持手段14を設ける。そして、これら第
1支持手段下端部13aと第2支持手段下端部14aと
を本体100の後部から前部に向けて延びる搬送路K
(図中破線で示す)で連結し、全体としてU字型のパス
(以後縦U字パスという)を構成している。プリンタM
は、また、搬送路Kのすぐ上方に配置した感光ドラム
2、クリーニング部3、現像部4などを一体的に組み込
んだプロセスカートリッジ1と、このプロセスカートリ
ッジ1の上方に配置したスキャナSと、搬送路Kの中間
部下方に感光ドラム2に対向配置した転写部5と、搬送
路Kの下流側で第2支持手段下端部14aのすぐ下に配
置した定着部10とを備えている。
【0029】上述の縦U字パスを基準とすると、プロセ
スカートリッジ1、スキャナS及び、定着部10のヒー
タ側10aはその内側に、また転写部5及び、定着部1
0の加圧ローラ側10bはその外側に配置されている。
【0030】本体フレームは、不図示の左右側板と本体
中央の板状の部材等で形成されているステー部材7、ス
キャナSを搭載している天板15及び、電装部11を搭
載している底板16から構成され、ステー部材7上に転
写部5、搬送ガイド部8、定着部10等が搭載されてい
る。
【0031】ここで給紙部12、プロセスカートリッジ
1、定着部10は可能な限り近接して配置し、搬送距離
が短い搬送路となっている。その結果、記録媒体Pの搬
送時間が短縮され、ファーストプリントタイムの短縮化
が可能となると同時に、縦方向に配置された第1支持手
段13と第2支持手段14とによりコンパクトなU字パ
スを形成し、本体全体の小型化が図られている。
【0032】定着部10は、図2に示すように、平板状
のセラミックヒータ10cに耐熱フィルム10dを加圧
ローラ10bにより押圧して走行させ、耐熱フィルム1
0dと加圧ローラ10bの間で形成されるニップ部に、
未定着トナー画像が担持された記録媒体Pを挟み込み、
耐熱フィルム10dとともに走行させて定着させる定着
方式(以下「サーフ定着方式」と呼ぶ)であり、未使用
時にヒータを完全にオフして電力を節約し、クイックス
タート、ウェイトタイムレス等の多くの優れた性能を有
している。それと同時に、印字動作時以外にはヒータが
オフされ、定着器からの発熱が必要最小限となるので、
熱ローラ式定着器を用いている限り必要不可欠なファン
等の本体冷却手段は装備されておらず、小型化と同時に
大幅なコストダウンに寄与している。
【0033】しかし、連続して多量印字する際は、熱源
である定着ヒータ10cが長時間オンされ、熱気が定着
部10から発生する。この場合、定着カバー17に設け
られた風抜き穴17a,17bから大体の熱気はT1,
T2のように外部へ抜けていくが、T3のようにプロセ
スカートリッジ1側に出て来ると、定着部10に最も近
接したプロセスカートリッジ1のクリーニング部3、感
光ドラム2が暖められて行く。
【0034】そして、隔離部材としてのステー部材7に
より搬送路Kの上方空間Aと下方空間Bが隔てられてい
る事により、定着部10の定着器を有する上方空間Aの
雰囲気温度は上昇し、電装部11などが搭載されている
下方空間Bの雰囲気はあまり上昇しないので両者に温度
差が生じる。
【0035】上方空間Aと下方空間Bに温度差が生じる
と自然対流による上昇気流が発生し、温度の高い上方空
間Aの空気は不図示の排出口或いは隙間から機外へ、温
度の低い下方空間Bの空気は上方空間Aへ侵入してい
く。
【0036】その際、温度の低い空気は、図2の矢印C
1,C2,C3の様に、ステー部材7の感光ドラム2及
び転写部5の下方位置に設けられた通風口7aと、側部
の通風口7bにより形成される通風路から感光ドラム2
の表面、クリーニング部3の表面、現像部4の表面を通
過して行くので積極的に冷却する事ができる。
【0037】図3は本実施の形態を用いた場合と、本実
施の形態を用いていない、すなわち通風路を塞いだ状態
にした従来例の2種類の条件で本体内部の主要部分の温
度を測定した結果である。なお、ここでは本体内部の主
要部分としてプロセスカートリッジのクリーニング容器
の外壁,クリーニングブレード表面,現像ブレードの表
面のそれぞれ左端,中央,右端に注目して測定した。
【0038】図3によると、本実施の形態を用いた場合
の方が従来例よりも定着装置に最も近いクリーニング容
器の外壁温度の中央部で約4℃,クリーニングブレード
で約2℃,現像ブレードで約1℃の温度がそれぞれ低下
していた。
【0039】これにより、本実施の形態を用いれば、フ
ァン等の本体冷却装置を用いなくても、プロセスカート
リッジ周辺の温度を低下させることができ、プロセスカ
ートリッジの温度上昇に伴うクリーニング不良、画質の
劣化がなく、高品位の画像を提供することができる。
【0040】(第2の実施の形態)図4、図5は本発明
の第2実施の形態を示す。
【0041】上述の第1の実施の形態では、ステー部材
7に設けられた通風口7aにより形成された通風路は、
感光ドラム及び転写部の真下であったが、本第2の実施
の形態では、ステー部材20上に設けた通風口20aに
より形成された第1の通風路を搬送ガイド部21に覆わ
れた位置に設け、さらに搬送ガイド部21の垂直面をな
す壁部に設けた通風口21aにより第2の通風路を形成
し、下方空間Bからの冷たい空気が矢印D1の様に流
れ、第1の実施の形態と同様にプロセスカートリッジ1
を冷却することができる。
【0042】この場合、転写部5の周囲の隙間の下方
は、ステー部材20の平面で構成されているため、クリ
ップ、ホチキス針、トナー、紙粉などが転写部5の近傍
の隙間から電装部11の電装基板11aへ落下するのを
防止でき、電装部11の故障、発火などの危険を防止で
きる。
【0043】(第3の実施の形態)図6は本発明の第3
の実施の形態を示す。
【0044】上述の第1の実施の形態では、転写部の真
下のステー部材に設けられた通風路は転写部周囲の隙間
から電装部に対して何の障壁も無く開口していたが、本
第3の実施の形態では、電装部32に設けられた放熱板
31の天面31aを、受け皿形状の様に構成し、下方空
間Bからの冷たい空気が矢印E1,E2の様に流れ、第
1実施の形態と同様にプロセスカートリッジ1を冷却す
る事ができる。
【0045】この場合通風口30aの下方は、放熱板天
面の受け皿31aで構成されているため、クリップ、ホ
チキス針、トナー、紙粉などが転写部5近傍の隙間から
電装基板32a上へ落下するのを防止でき、電装部32
の故障、発火などの危険を防止できる。
【0046】(第4の実施の形態)図7は本発明の第4
実施の形態を示す。
【0047】上述の第1の実施の形態では、転写部の真
下のステー部材に設けられた通風口は転写部周囲の隙間
から電装部に対して、何の障壁も無く開口していたが、
本第4の実施の形態では、転写部の下側と電装部の周辺
の下方空間Bを連結するダクト40を設け、下方空間B
からの冷たい空気が矢印F1,F2の様に流れ、第1実
施の形態と同様にプロセスカートリッジ1を冷却するよ
うにしている。
【0048】この場合、ダクト40の通風路40aの下
方平面は、その両側に突起40dが設けられた受け皿形
状となっているので、クリップ、ホチキス針、トナー、
紙粉などが転写部5近傍の隙間から電装基板11a上へ
落下するのを防止でき、電装部11の故障、発火などを
防止できる。
【0049】
【発明の効果】請求項1ないし12に係る発明によれ
ば、記録媒体搬送路の上方と下方を隔離するステー部材
或いは機能部材等の隔離部材に形成した通風口により、
像担持体としての感光ドラムの下方近傍位置に通風路を
設け、定着器等の熱源により温度上昇する記録媒体上方
空間と、比較的温度上昇の少ない記録媒体下方空間との
温度差によって発生する自然対流を促進する。
【0050】そして、自然対流により上昇する比較的低
温の空気が、感光ドラム下方の通風路を経て、プロセス
カートリッジ内の感光ドラム、現像部、クリーニング部
を直接冷却しながら通過するので、冷却手段等を用いな
い安価で簡単な昇温対策が可能になる。
【0051】また、放熱板は通風口からの落下物を受け
る受け皿となるような形状に形成されているので、この
放熱板の下部の電装基板へ該通風口を通ってクリップ等
が落下するのを防止することができ、電装部の故障、発
火等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の主断面図。
【図2】第1の実施の形態における要部拡大断面図。
【図3】第1の実施の形態と従来例との主要部分の温度
測定結果を示す図
【図4】第2の実施の形態における要部拡大断面図。
【図5】図4の要部の斜視図。
【図6】第3の実施の形態における要部拡大断面図。
【図7】第4の実施の形態における要部拡大断面図。
【図8】従来の画像形成装置の主断面図。
【符号の説明】
1…プロセスカートリッジ 2…感光ドラム 3…クリーニング部 4…現像部 5…転写部 7…ステー部材 7a,7b…通風口 8…搬送ガイド部材 10…定着器 10a…定着ヒータユニット部 10b…加圧ローラ 10c…定着ヒータ 10d…定着フィルム 11…電装部 12…給紙部 13…第1支持手段 14…第2支持手段 20…ステー部材 20a…通風口 20b…通風口 21…搬送ガイド部 21a…通風口 T1,T2,T3…定着部からの熱気 C1,C2,C3…下方空間Bからの空気 100…画像形成装置本体 M…レーザビームプリンタ本体 P…記録媒体 K…記録媒体搬送路 S…スキャナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山▲崎▼ 良行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井上 隆吉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の搬送路と、前記搬送路の上方
    に配置されトナー像が担持される像担持体と、前記搬送
    路の下方に配置され前記像担持体上のトナー像を記録媒
    体に転写させるための転写手段と、発熱体側が前記搬送
    路の上方に位置し記録媒体に転写されたトナー像を記録
    媒体に定着するための定着手段と、前記搬送路の略上方
    空間と略下方空間とを隔てる隔離部材と、を有する画像
    形成装置において、 排気用の送風手段を有せず、前記隔離部材の転写手段の
    近傍には、前記転写手段の周囲を通り、前記下方空間か
    ら前記上方空間に向かう通風経路を形成するための通風
    口が形成され、装置本体内に生じる昇温した空気を装置
    に設けられている開口から機外に排出することを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体の搬送路と、前記搬送路の上方
    に配置されトナー像が担持される像担持体と、前記像担
    持体上のトナー像を記録媒体に転写させるための転写手
    段と、前記搬送路の下方に配置され前記転写手段から前
    記定着手段へ記録媒体を案内する案内部材と、発熱体側
    が前記搬送路の上方に位置し記録媒体に転写されたトナ
    ー像を記録媒体に定着するための定着手段と、前記搬送
    路の略上方空間と略下方空間とを隔てる隔離部材と、を
    有する画像形成装置において、 排気用の送風手段を有せず、前記案内部材の転写手段の
    近傍には、前記転写手段の周囲を通り、前記下方空間か
    ら前記上方空間に向かう通風経路を形成するための通風
    口が形成され、装置本体内に生じる昇温した空気を装置
    に設けられている開口から機外に排出することを特徴と
    する画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体の搬送路と、前記搬送路の上方
    に配置されトナー像が担持される像担持体と、前記搬送
    路の下方に配置され前記像担持体上のトナー像を記録媒
    体に転写させるための転写手段と、発熱体側が前記搬送
    路の上方に位置し記録媒体に転写されたトナー像を記録
    媒体に定着するための定着手段と、前記搬送路の略上方
    空間と略下方空間とを隔てる隔離部材と、前記隔離部材
    の下方に配置された電装基板と、を有する画像形成装置
    において、 排気用の送風手段を有せず、前記隔離部材の転写手段の
    近傍には、前記転写手段の周囲を通り、前記下方空間か
    ら前記上方空間に向かう通風経路を形成するための通風
    口が前記電装基板の上部に配置された放熱板に対向して
    形成されていて、前記放熱板は前記通風口からの落下物
    を受ける受け皿となるような形状に形成され、装置本体
    内に生じる昇温した空気を装置に設けられている開口か
    ら機外に排出することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体の搬送路と、前記搬送路の上方
    に配置されトナー像が担持される像担持体と、前記搬送
    路の下方に配置され前記像担持体上のトナー像を記録媒
    体に転写させるための転写手段と、発熱体側が前記搬送
    路の上方に位置し記録媒体に転写されたトナー像を記録
    媒体に定着するための定着手段と、前記搬送路の略上方
    空間と略下方空間とを隔てる隔離部材と、を有する画像
    形成装置において、 排気用の送風手段を有せず、前記隔離部材の転写手段の
    近傍には、前記転写手段の周囲を通り、前記下方空間か
    ら前記上方空間に向かう通風経路を形成するためのダク
    ト部材が設けられ、装置本体内に生じる昇温した空気を
    装置に設けられている開口から機外に排出することを特
    徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記転写手段の周囲を通り、前記下方空
    間から前記上方空間に向かう通風経路は、前記定着手段
    と画像形成プロセス手段との間に形成された通風路と連
    通していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か一つに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送路の上流側には記録媒体を支持
    する第1の支持手段が設けられ、前記搬送路の下流側に
    は画像形成後の記録媒体を支持する第2の支持手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいず
    れか一つに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の支持手段から前記搬送路を経
    て前記第2の支持手段に至る搬送経路は縦U字形状に形
    成されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形
    成装置。
  8. 【請求項8】 前記隔離部材は、画像形成装置本体の構
    造部材としてのステー部材であることを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記定着手段は、前記発熱体に耐熱フィ
    ルムを加圧ローラにより押圧して走行させ、前記耐熱フ
    ィルムと加圧ローラとの間で形成されるニップ部に前記
    記録媒体を挟持し、前記耐熱フィルムと共に走行させて
    定着させる構成であることを特徴とする請求項1ないし
    8のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記隔離部材の下方には電装部が設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれ
    か一つに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記像担持体を少なくとも有するプロ
    セスカートリッジを画像形成装置に対して取り外し可能
    としたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか
    一つに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記像担持体への画像露光はレーザー
    光を用いたことを特徴とする請求項1ないし11のいず
    れか一つに記載の画像形成装置。
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