JPH1097064A - バーニッシュ処理フィルム及びそれを使用するプレプレスカラープルーフの表面光沢度調整方法 - Google Patents

バーニッシュ処理フィルム及びそれを使用するプレプレスカラープルーフの表面光沢度調整方法

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JPH1097064A
JPH1097064A JP8273057A JP27305796A JPH1097064A JP H1097064 A JPH1097064 A JP H1097064A JP 8273057 A JP8273057 A JP 8273057A JP 27305796 A JP27305796 A JP 27305796A JP H1097064 A JPH1097064 A JP H1097064A
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俊彦 高田
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Hisashi Nakajima
久 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サープリント法によって形成したプレプレス
カラープルーフ上に光沢度差のある画像を形成する。 【解決手段】 透明支持体上に接着性透明樹脂層、透明
性マット化剤を含む感光層からなるバーニッシュ処理フ
ィルムを用い、形成したマット面画像をサープリント法
によって形成したプレプレスカラープルーフ上に形成
し、画像の特定部分の表面光沢を調整したカラープルー
フを得るためのバーニッシュ処理フィルム及びこれを用
いたプレプレスカラープルーフの表面光沢度調整方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレプレスカラー
プルーフの表面光沢度を調整するために使用するバーニ
ッシュ処理フィルムに関するものであり、更に詳しく
は、主として印刷製版工程で校正作業に用いるサープリ
ント方式のプレプレスカラープルーフの表面に特定部分
の光沢度が異なった画像を形成するために使用するバー
ニッシュ処理フィルム、及びそれを使用するプレプレス
カラープルーフの表面光沢度を調整する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、印刷物表面に樹脂あるいはマ
ット化剤を含んだ樹脂等でパターンを形成することによ
り、その処理部分の表面光沢度を変えて印刷効果を高め
る、表面強度を高める、ブロッキングを防止する等の方
法(Overprint Varnish )がある(Printing Ink Techn
ology, 413〜417 ,E.A.Apps著、Leonard Hill Limited
社、1961年)。
【0003】一方、従来より、カラー製版、カラー印刷
の校正には感光性樹脂等を利用した感光性転写シートを
用いたサープリント法によるプレプレスカラープルーフ
が用いられてきた(特開昭60−28649 号公報、特開昭61
−286857号公報、特開昭62−103636号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
上記サープリント法によるプレプレスカラープルーフ上
にオーバープリント・バーニッシュ(Overprint Varnis
h )と同等の処理を行う方法がなかった。本発明は、印
刷時に用いられるオーバープリント・バーニッシュと同
等の効果をサープリント法によるプレプレスカラープル
ーフに持たせる方法に関し、特に、サープリント法によ
るプレプレスカラープルーフ上に形成された画像の特定
部分の光沢を変えることによって印刷物の表現効果をよ
り高める方法を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、透明支持体上に、接
着性透明樹脂層、透明性マット化剤を含む感光層を積層
されてなることを特徴とするバーニッシュ処理フィルム
を開発した。このような構成によって、本発明のバーニ
ッシュ処理フィルムを画像露光、現像すると、露光した
部分は透明性マット化剤を含む感光層が残存し光沢の低
い画像となり、露光されなかった部分は感光層が除去さ
れ光沢の高い接着性透明樹脂層が露出するので光沢が高
くなる。従って、露光された部分と露光されなかった部
分の光沢の差が大きくなり、コントラストに優れる画像
が得られる。
【0006】更に詳しくは、1つの透明支持体上に、接
着性透明樹脂、感光層を積層されてなるバーニッシュ処
理フィルムの感光層に、画像露光、現像により低光沢画
像を形成してなる支持体上に接着性透明樹脂層を設けて
なる受像シート上に、前記低光沢画像をその接着性透明
樹脂層と共に加熱加圧下に転写して、その透明支持体を
剥離し、他の透明支持体上にこの透明支持体から剥離可
能な接着性透明樹脂層、着色剤を含む感光層を積層した
感光性転写シートを画像露光、現像により感光層に分色
画像を形成した後、上記の低光沢画像を転写した受像シ
ート上に重ねて、加熱加圧下で転写、透明支持体を剥離
する。同様に、着色剤の色調が異なる感光層を有する他
の感光性転写シートを同様に画像露光、現像により他の
分色画像を得た後、加熱加圧下で転写、透明支持体の剥
離、を必要な転写する色の数だけ繰り返す。その後、こ
の受像シートの転写面を最終支持体上に重ね、加熱加圧
下で転写、受像シートを剥離することにより、最終支持
体上にカラー画像を形成するプレプレスカラープルーフ
の表面光沢度を調整する方法として、透明支持体上にこ
の支持体から剥離可能な接着性透明樹脂層、透明性マッ
ト化剤を含む感光層を積層したバーニッシュ処理フィル
ムを用い、最終支持体上にカラー画像を形成したプレプ
レスカラープルーフ上にオーバープリント・バーニッシ
ュ処理と同様な効果を付与する方法を提供することを課
題とした。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のサープリント法によるプ
レプレスカラープルーフ上にオーバープリント・バーニ
ッシュと同等の処理を行う方法は、 1) 1つの透明支持体上に、接着性透明樹脂層、透明性
マット化剤を含む感光層を積層されてなるバーニッシュ
処理フィルムの感光層に、画像露光、現像により低光沢
画像を形成する段階 2) 前記低光沢画像を接着性透明樹脂層と共に加熱加圧
下で支持体上に接着性透明樹脂層を設けてなる受像シー
ト上に転写、透明支持体を剥離する段階 3) 他の透明支持体上にこの透明支持体から剥離可能な
接着性透明樹脂層、着色剤を含む感光層を積層した感光
性転写シートを画像露光、現像により感光層に着色画像
を形成する段階 4) 前記2)の段階によってバーニッシュ処理フィルムの
感光層に形成した低光沢画像が転写された受像シート上
の接着性透明樹脂層面に、前記3)の段階を経た感光性転
写シートの感光層面を重ねて、加熱加圧下で転写後、透
明支持体を剥離する段階 5) 前記段階 4) と同様に、着色剤の色調が異なる感光
層を有する他の感光性転写シートを同様に画像露光、現
像、転写、透明支持体の剥離を必要な色の数だけ繰り返
す段階 6) 前記受像シートの転写面を最終支持体上に重ね、加
熱加圧下で画像を転写後、受像シートを剥離する段階で
処理することにより、最終支持体上の最上面にバーニッ
シュ処理フィルム上に形成した低光沢画像が形成され
る。
【0008】ここで本発明に用いられるバーニッシュ処
理フィルムは、図1に示すように必要に応じて離型層を
付与した透明支持体上に接着性透明樹脂層、透明性マッ
ト化剤を含む感光層を形成したものである。
【0009】上記本発明に用いられるバーニッシュ処理
フィルムの透明支持体としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、トリアセテー
ト、ポリエチレンナフタレート等の透明なプラスチック
フィルムを挙げることができる。特に二軸延伸されたプ
ラスチックフィルムが好ましく、ポリエチレンテレフタ
レートフィルムが強度、耐熱性、寸法安定性、透明性、
経済性等において優れており好ましい。この透明支持体
の厚さには特に制限はないが、50〜150 μm 程度が適当
である。
【0010】本発明に用いられるバーニッシュ処理フィ
ルムの透明支持体と接着性透明樹脂層の間には、必要に
応じて付与される離型層を設けてもよい。この離型層
は、接着性透明樹脂層と透明支持体の剥離を容易にする
為のものであり、離型層を形成する材料としては、接着
性透明樹脂層との剥離力が 1.0〜10.0g/25mm、より好
ましくは 2.0〜4.5 g/25mmの範囲で剥離できることが
望ましい。この範囲の剥離力を得やすい樹脂としてはウ
レタン樹脂、メラミン樹脂、シリコン樹脂、あるいはこ
れらとの共重合物、混合物等が挙げられる。また、この
離型層にはシリカ(二酸化珪素)などの無機顔料、プラ
スチック顔料等を添加することによって剥離力、表面平
滑性を調節することも可能である。離型層の塗工量は、
特に限定されるものではないが、乾燥重量 0.5〜 5.0g
/m2 の範囲から選ばれることが望ましい。
【0011】本発明に用いられるバーニッシュ処理フィ
ルムの接着性透明樹脂層は、その上に形成された画像と
十分に接着し、必要に応じて離型層を付与した透明支持
体から容易に剥離可能であり、かつ、加熱加圧下での転
写作業時に他に転写される画像や接着性透明樹脂層と十
分に接着し、受像シートの接着性透明樹脂層とも適切な
接着性を有することが必要である。この様な目的を満足
する樹脂としては、感圧性接着剤や感熱性接着剤の利用
が好ましく、特に限定されるものではないが、見当合わ
せ等の作業性の点から感熱性接着剤の方がより好まし
い。具体的には、以下の如き皮膜形成性の高分子物質が
挙げられる。
【0012】ポリアクリル酸エステルおよびアクリル酸
エステル共重合体、ポリメタアクリル酸エステルおよび
メタアクリル酸エステル共重合体、ポリアクリルアマイ
ドおよびアクリルアマイド共重合体、ポリ酢酸ビニル及
び酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル及び塩化ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニリデン及び塩化ビニリデン共重
合体、ポリスチレン及びスチレン共重合体、エチレンと
酢酸ビニル、エチレンとアクリル酸エステル、エチレン
と塩化ビニル、エチレンとアクリル酸の如きエチレン共
重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール
の如きポリビニルアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、
ナイロン、共重合ナイロンの如きポリアミド樹脂、合成
ゴム、塩化ゴムの如き各種ゴム類、ポリエチレン、ポリ
プロピレンの如きポリオレフィン、セルロース誘導体、
シェラック、各種ワックス類。
【0013】この他これらの高分子物質相互の混和物、
または他の高分子物質、可塑剤、過冷却物質など他物質
との混合系も使用しうる。これらの中で、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリオレフィン、ポリエステルなど
がより有効である。更に、より好ましくは画像との接着
性、転写安定性、透明性等の点においてポリエステルが
挙げられる。
【0014】接着性透明樹脂層の塗工量は、特に限定さ
れるものではないが、乾燥重量 0.2〜5.0 g/m2 の範
囲から選ばれることが望ましい。
【0015】本発明に用いられるバーニッシュ処理フィ
ルムの透明性マット化剤を含む感光層は、主として透明
性マット化剤、及び活性光線により光化学反応を起こ
し、その後の現像処理により画像を形成する感光性組成
物からなる。
【0016】本発明のバーニッシュ処理フィルムの感光
層に添加する透明性マット化剤としては、二酸化珪素、
炭酸カルシウム等の無機顔料、ウレタン、アクリル、ス
チレン、メタクリル酸エステル等の重合物あるいは共重
合物、フッ素樹脂、シリコン樹脂等を微粒子化した有機
顔料、ガラス粉末等が挙げられ、特にこれらの透明性マ
ット化剤に限定するものではないが、使用する透明性マ
ット化剤の平均粒子径は10μm 以下、より好ましくは5
μm 以下が適当である。これらの透明性マット化剤は単
体あるいは数種を混合して利用できる。
【0017】活性光線により光化学反応を起こし、その
後の現像処理により画像を形成する感光性組成物として
は、従来公知の感光性樹脂が利用できるが、透明性マッ
ト化剤との混和性、分散性に優れ、かつ、形成した画像
が上記接着性透明樹脂層と良好な接着性を示し、良好な
画像特性を有し、形成された画像に着色が少なく、透明
性に優れるものが選ばれる。これらの例としては下記の
ものが挙げられる。
【0018】1 ゼラチン、フィッシュグルー、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール等の水溶性樹脂と重クロ
ム酸アンモン、重クロム酸カリ、クロム酸アンモンとの
組成物。
【0019】2 クエン酸第二鉄アンモン、しゅう酸第
二鉄アンモンの如き露光によって第一鉄イオンを与える
感光性第二鉄とゼラチンの如き水溶性樹脂からなる組成
物。
【0020】3 ゼラチン、フィッシュグルー、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース等の水溶性樹脂と、p−アミノジフェニルアミン、
ベンジン、ジアニシジン、トルイソジンなどのジアミノ
化合物のテトラゾニウム塩または、p−ジアゾジフェニ
ルアミンとパラホルムアルデヒドを縮合したジアゾ樹脂
とからなる組成物。
【0021】4 p−ジアゾジフェニルアミンの如きジ
アゾ化合物とパラホルムアルデヒドを縮合したジアゾ樹
脂とからなる組成物。
【0022】5 4,4´−ジアジドスチルベンゼン、
2,2´−ジスルホン酸ソーダの如きアジド化合物とポ
リアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、ゼラチン等の水溶性樹脂からなる組成物。
【0023】6 4,4´−ジアジドスチルベンゼン、
4,4´−ジアジドカルコンなどのアジド化合物の環化
ゴムとからなる組成物。
【0024】7 ナフトキノン−(1,2)−ジアジド
スルホン酸エステル等のキノンジアジド化合物とアルカ
リ可溶性フェノールホルムアルデヒド樹脂との組成物。
【0025】8 ポリピニルアルコールの桂皮酸エステ
ルのような分子中に桂皮酸基が導入されたポリマーとニ
トロアセナフテン、1,2−ベンザンスラキノン、ミヒ
ラーノケトン等の増感剤からなる組成物。
【0026】9 ポリビニルアルコールにスチルビニリ
ウム基、スチルバゾリウム基、スチルキノリウム基等の
感光性基を付加した変性ポリビニルアルコール組成物。
【0027】この感光性組成物と透明性マット化剤の該
感光層中での固型分重量%比は、表面光沢度の要求によ
り調整されるが、該感光層の厚み、使用する顔料の種
類、特に粒子径、比重等により異なってくる。通常、表
面光沢度は70%以下、より多くの場合は50%以下が要求
され(JIS-Z-8741による75°表面光沢)、この表面光沢
度と感光層から形成する画像の満足な品質を得る範囲に
おいて、該感光性組成物と透明性マット化剤は、通常、
50:50〜98:2の比率が選ばれる
【0028】透明性マット化剤を含む感光層の塗工量
は、特に限定されるものではないが、乾燥重量 0.5〜1
0.0g/m2 の範囲から選ばれることが望ましい。
【0029】また、上記の離型層、接着性透明樹脂層、
透明性マット化剤を含む感光層は、それぞれに必要に応
じて塗工性を改善するレベリング剤、消泡剤等の添加剤
を添加することが好ましく、また、各層の塗工に関して
はより高い均一性が得られる塗工方式が望ましいが、特
に塗工方式を限定するものではない。
【0030】尚、本発明に用いられるバーニッシュ処理
フィルムの露光にはキセノンアーク灯、カーボンアーク
灯、超高圧水銀灯等の紫外線光源が用いられ、通常、原
稿と真空密着された環境下で画像露光される。
【0031】また、露光された本発明に用いられるバー
ニッシュ処理フィルムの現像は、上記感光層に用いられ
る感光性組成物の種類に合わせて、水道水、アルカリ性
水溶液、有機溶剤等から選ばれる。
【0032】本発明に用いられるバーニッシュ処理フィ
ルムは、感光層に透明性マット化剤を含むことにより図
2に示すように画像露光、現像によって低光沢画像を与
えるが、上記の画像露光、現像の後に図5に示すように
加熱加圧下で図4に示した構成の受像シートに転写され
る。この転写時には2本のシリコンゴム等の表面を有す
る加熱、加圧され回転するロールの間を通すことが好ま
しい。この時、ロールの表面温度は、透明支持体の熱安
定性から、 130℃以下であることが好ましい。
【0033】尚、図3に示される本発明における透明支
持体上にこの透明支持体から剥離可能な接着性透明樹脂
層、着色剤を含む感光層を積層した感光性転写シートに
も特に制限はないが、透明支持体、離型層、接着性透明
樹脂層、感光層中の感光性組成物としては上記バーニッ
シュ処理フィルムと同じものが使用できる。また、感光
層中の着色剤としては通常印刷工程で利用される印刷イ
ンキと同様な色調を示すものが利用され、一般的にはイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックと一致した顔料、
染料が用いられる。
【0034】例としてベンジンイエロー、ファーストイ
エロー、パーマネントイエローHR、レーキレットC、
カーミン−6B、パーマネントカーミンFB、ウオッチ
アンブレット、ポーダミンレーキB、フタロシアニンブ
ルー、ファーストスカイブルー、カーボンブラック、及
びその混合物等の着色顔料、オイルイエロー5G、オイ
ルイエロー3G、オイルレッドG、オイルレッドHR
R、オイルレッド5B、オイルブラックHB、ザポンフ
ァースブラックRE、ザポンファースブラックB、ザポ
ンファースブルーELE、ザポンファースレッドBE、
ザポンファースレッドB、ザポンファースレッドGE、
ザポンファースイエローG、ザポンファースイエローG
R、及びその混合物等の油溶性の染料、ダイレクトファ
ーストイエローGC、タートラジン、ローズベンガル、
タフラニンT、ローダミンB、コンゴーレッド、ダイレ
クトファーストスカイレッド4BS、メチレンブルー、
ソルブルブルーダイレフト、スカイブルー5B、アシッ
ドシアニン6B、ビクトリアルブルーB、ニグロシン及
びその混合物等の水溶性の染料、等が挙げられるが、他
に特別に要求されるブルー、レッド、グリーン、等の色
を任意に選ぶことも可能である。
【0035】次に、本発明に用いられる図4に示される
受像シートに関しては、通常、透明支持体上に、加熱加
圧下での転写作業時に熱で軟化し、接着性を示す接着性
透明樹脂からなる層を設ける。この熱で軟化する接着性
透明樹脂層は、図5に示す転写作業時に上記バーニッシ
ュ処理フィルムに形成された画像とバーニッシュ処理フ
ィルム上に塗設された接着性透明樹脂層と一時的に接着
し、図6で多色の着色画像を転写し、その後、図7に示
すように、最終支持体へ転写した段階でバーニッシュ処
理フィルムに形成された画像とバーニッシュ処理フィル
ム上に塗設された接着性透明樹脂層とが共に剥離できる
ことが必要である。これらの目的を得られる接着性透明
樹脂層用の材料としては、ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、
エチレン−エチルアクリレート共重合体、アイオノマー
樹脂等を単独あるいは混合して使用できる。この接着性
透明樹脂層の塗工量は、転写時に凹凸面を持つ上記バー
ニッシュ処理フィルムに形成された画像と十分に接着す
る為に、乾燥重量15g/m2 以上であることが好まし
い。また、透明支持体としては、上記バーニッシュ処理
フィルムで挙げたものと同様のものが使用できる。
【0036】尚、本発明に用いられる最終支持体として
は、通常、印刷に用いられるコート紙、上質紙等の紙が
使われるが、他に、各種プラスチックフィルム、ガラス
板、布、プラスチック板等の利用も可能であり、特に限
定されるものではない。
【0037】
【実施例】以下、実施例を示すが、本発明はこれらに限
定されるものではない。
【0038】(実施例1) [バーニッシュ処理フィルム]厚さ 100μm の2軸延伸
されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に、 (離型層液) メラミン、アクリル系共重合体(テスファイン 322:日立化成ポリマー(株)) (40%液) 10部 飽和ポリエステル(サーモラックF1:綜研化学(株))(30%液) 30部 塩化ビニル、プロピオン酸ビニル共重合体 (リューロンQu−628 :東洋ソーダ工業(株))(40%液) 20部 シリカ(ミズカシールSK−7:水沢化学(株)) 5部 トルエン 220部 メチルエチルケトン 120部 シクロヘキサノン 60部 から成る離型層液をワイヤーバーを用いて塗工し、 130
℃の温度で1分間乾燥して2g/m2 の乾燥重量の離型
層を得た。
【0039】更にその上に、 (接着性透明樹脂層液) ポリエステル(バイロナールMA−14:東洋紡(株))(30%液) 20部 イソプロピルアルコール 40部 水 40部 から成る接着性透明樹脂層液をワイヤーバーを用いて塗
工し、 120℃の温度で1分間乾燥して1g/m2 の乾燥
重量の接着性透明樹脂層を得た。
【0040】更にその上に、 (透明性マット化剤を含む感光層液) SBQ 変性PVA (15%水溶液) 100部 (スチルバゾリウム基導入率: 1.5モル%、平均重合度:1100、ケン化度:80) シリカ(ミズカシールSK−7:水沢化学(株)) 2.5部 水 100部 イソプロピルアルコール 10部 から成る透明性マット化剤を含む感光層液をワイヤーバ
ーを用いて塗工し、 100℃の温度で1分間乾燥して 2.2
g/m2 の乾燥重量の透明性マット化剤を含む感光層を
塗設、バーニッシュ処理フィルムを得た。
【0041】[感光性転写シート]厚さ 100μm の2軸
延伸されたポリエチレンテレフタレートフィルム上に上
記バーニッシュ処理フィルムの離型層液、接着性透明樹
脂層液を同様に塗工して離型層、接着性透明樹脂層を形
成した後、 (着色剤を含む感光層液)表1の4色の各着色剤を含む
感光層液をそれぞれワイヤーバーで塗工し、 100℃の温
度で1分間乾燥して表1記載の乾燥重量の各着色剤をそ
れぞれ含む感光層のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの4枚の感光性転写シートを得た。
【0042】[受像シート]厚さ 100μm の2軸延伸さ
れたポリエチレンテレフタレートフィルム上に、 (プライマー層液) アクリルポリオール(サーモラックU−245B:綜研化学(株))(50%液) 45部 イソシアネート(タケネートD−110N:武田薬品(株))(75%液) 20部 シリカ(ミズカシールSK−7:水沢化学(株)) 5部 トルエン 100部 酢酸エチル 100部 エチルセロソルブ 50部 から成るプライマー層液をワイヤーバーを用いて塗工
し、 120℃の温度で1分間乾燥して 2.0g/m2 の乾燥
重量のプライマー層を得た。
【0043】更にその上に (受像シートの接着性透明樹脂層液) アイオノマー樹脂(ケミパールS−100 :三井石油化学工業)(25%溶液) 50部 オレフィン樹脂(ケミパールW−200 :三井石油化学工業)(40%溶液) 35部 水 30部 メタノール 30部 から成る受像シートの接着性透明樹脂層液をワイヤーバ
ーを用いて塗工し、 100℃の温度で3分間乾燥して20.0
g/m2 の乾燥重量の受像シートの接着性透明樹脂層を
塗設、受像シートを得た。
【0044】こうして得たバーニッシュ処理フィルム、
4色の感光性転写シート、受像シートを用い、 1.バーニッシュ処理フィルムを原稿と重ね真空密着下
で3Kw超高圧水銀灯を用い1mの距離で40秒露光、水道
水を掛けながらスポンジを用い現像して露光された部分
に低光沢画像を形成した。この画像形成したバーニッシ
ュ処理フィルムの画像面を受像シートの接着性透明樹脂
層面に重ね 110℃に加熱、加圧されたシリコンゴム表面
を有するロールの間を通した後にバーニッシュ処理フィ
ルムの透明支持体をその離型層と共に剥ぎ取った。
【0045】2.4色の各感光性転写シートをそれぞれ
の色に対応する分色原稿と重ね、上記バーニッシュ処理
フィルムと同様な露光、現像条件において、露光時間の
みをイエロー:40秒、マゼンタ:30秒、シアン:30秒、
ブラック:60秒として画像露光、現像しイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックのそれぞれの画像を形成した。
次いで、バーニッシュ処理フィルムに形成した画像を転
写した受像シート上にブラックの画像を重ねて、上記バ
ーニッシュ処理フィルムと同じ条件の加熱加圧下で転
写、透明支持体をその離型層と共に剥ぎ取った。更に、
その上に同様に、シアン、マゼンタ、イエローの順に転
写、それらの透明支持体の剥離を繰り返した。
【0046】3.その後、この受像シートの転写面をA
2グレードのコート紙に重ね、上記バーニッシュ処理フ
ィルムと同じ条件の加熱加圧下で転写、受像シートを剥
離することにより、コート紙上の最上面に、バーニッシ
ュ処理フィルム上に形成した低光沢画像が、形成された
カラープルーフを得た。
【0047】このカラープルーフの表面光沢は、バーニ
ッシュ処理フィルム上に形成した低光沢画像が表面にあ
る部分が50%、バーニッシュ処理フィルム上に低光沢画
像が形成されないで接着性透明樹脂層が表面に出ている
部分は80%であり、30%の表面光沢度差が得られた。
【0048】
【表1】
【0049】(実施例2)実施例1において、バーニッ
シュ処理フィルムの透明性マット化剤を含む感光層液の
みを下記に変え、他の条件は全て実施例1と同じ材料、
条件を用いた。
【0050】 (透明性マット化剤を含む感光層液) SBQ 変性PVA (15%水溶液) (スチルバゾリウム基導入率: 1.5モル%,平均重合度:1100,ケン化度:80) シリカ(Aerosil −R972 :日本アエロジル(株)) 3.5部 水 100部 イソプロピルアルコール 10部 から成る透明性マット化剤を含む感光層液を透明支持体
上にワイヤーバーを用いて塗工し、 100℃の温度で1分
間乾燥して 2.5g/m2 の乾燥重量の透明性マット化剤
を含む感光層を塗設、バーニッシュ処理フィルムを得
た。こうして得られたカラープルーフの表面光沢は、バ
ーニッシュ処理フィルム上に形成した低光沢画像が表面
にある部分が35%、バーニッシュ処理フィルム上に低光
沢画像が形成されないで接着性透明樹脂層が表面に出て
いる部分は75%であり、40%の表面光沢度差が得られ
た。
【0051】(実施例3)実施例1において、バーニッ
シュ処理フィルムの透明性マット化剤を含む感光層液の
みを下記に変え、他の条件は全て実施例1と同じ材料、
条件を用いた。
【0052】 (透明性マット化剤を含む感光層液) SBQ 変性PVA (15%水溶液) (スチルバゾリウム基導入率: 1.5モル%,平均重合度:1100,ケン化度:80) プラスチック顔料:メラミン・ホルムアルデヒド縮合物 (EPOSTAR −S:日本触媒化学工業(株)) 7.0部 水 100部 イソプロピルアルコール 10部 から成る透明性マット化剤を含む感光層液を透明支持体
上にワイヤーバーを用いて塗工し、 100℃の温度で1分
間乾燥して 1.5g/m2 の乾燥重量の透明マット化剤を
含む感光層を塗設、バーニッシュ処理フィルムを得た。
【0053】こうして得られたカラープルーフの表面光
沢は、バーニッシュ処理フィルム上に形成した低光沢画
像が表面にある部分が45%、バーニッシュ処理フィルム
上に低光沢画像が形成されないで接着性透明樹脂層が表
面に出ている部分は87%であり、42%の表面光沢度差が
得られた。
【0054】(比較例1)実施例1の4色の感光性転写
シートと受像シートを用い、 1.4色の感光性転写シートをそれぞれの色に対応する
分色原稿と重ね、真空密着下で3Kw超高圧水銀灯を用
い、1mの距離で露光時間をイエロー:40秒、マゼン
タ:30秒、シアン:30秒、ブラック:60秒として画像露
光、水道水を掛けながらスポンジを用い現像しイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれの画像を形
成した。
【0055】2.受像シート上にブラックの画像を重ね
て、 110℃に加熱、加圧されたシリコンゴム表面を有す
るロールの間を通した後、透明支持体を離型層と共に剥
ぎ取った。更に、その上に同様に、シアン、マゼンタ、
イエローの順に転写、透明支持体の剥離を繰り返した。
【0056】3.その後、この受像シートの転写面をA
2グレードのコート紙に重ね、同条件の加熱加圧下で転
写、受像シートを剥離することにより、コート紙上にカ
ラープルーフを得た。
【0057】このカラープルーフの表面光沢は、イエロ
ー色画像が表面に出ている部分が75%、接着性透明樹脂
層が表面に出ている部分は85%であったが、表面光沢度
の部分的な違いによる画像表現の差は全く見られなかっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバーニッシュ処理フィルムの断面図で
ある。
【図2】露光、現像によって画像形成したバーニッシュ
処理フィルムの断面図である。
【図3】感光性転写シートの断面図である。
【図4】受像シートの断面図である。
【図5】バーニッシュ処理フィルムの低光沢画像及び接
着性透明樹脂層を受像シートに転写し、その透明支持体
を剥離する段階を示す説明図である。
【図6】4色の感光性転写シートの着色画像及び接着性
透明樹脂層を次々に受像シートに転写し、その透明支持
体を剥離した段階を示す断面図である。
【図7】最終支持体に受像シート上の着色画像及び接着
性透明樹脂層を転写し受像シートの透明支持体を剥離し
て得らえる、画像の特定部分の表面光沢度を調節したプ
レプレスカラープルーフの断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】3 ゼラチン、フィッシュグルー、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース等の水溶性樹脂と、p−アミノジフェニルアミン
(ベンジジン)、ジアニシジン、トリジンなどのジアミ
ノ化合物のテトラゾニウム塩または、p−ジアゾジフェ
ニルアミンとパラホルムアルデヒドを縮合したジアゾ樹
脂とからなる組成物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】5 4,4´−ジアジドスチルベン、2,
2´−ジスルホン酸ソーダの如きアジド化合物とポリア
クリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ゼラチン等の水溶性樹脂からなる組成物。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】6 4,4´−ジアジドスチルベン、4,
4´−ジアジドカルコンなどのアジド化合物と環化ゴム
とからなる組成物。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】例としてベンジジンイエロー、ファースト
イエロー、パーマネントイエローHR、レーキレッド
C、カーミン−6B、パーマネントカーミンFB、ウオ
ッチアンブレット、ポーダミンレーキB、フタロシアニ
ンブルー、ファーストスカイブルー、カーボンブラッ
ク、及びその混合物等の着色顔料、オイルイエロー5
G、オイルイエロー3G、オイルレッドG、オイルレッ
ドHRR、オイルレッド5B、オイルブラックHB、ザ
ポンファーストブラックRE、ザポンファーストブラッ
クB、ザポンファーストブルーELE、ザポンファース
トレッドBE、ザポンファーストレッドB、ザポンファ
ーストレッドGE、ザポンファーストイエローG、ザポ
ンファーストイエローGR、及びその混合物等の油溶性
の染料、ダイレクトファーストイエローGC、タートラ
ジン、ローズベンガル、サフラニンT、ローダミンB、
コンゴーレッド、ダイレクトファーストスカイレッド4
BS、メチレンブルー、ソルブルブルーダイレクト、ス
カイブルー5B、アシッドシアニン6B、ビクトリアブ
ルーB、ニグロシン及びその混合物等の水溶性の染料、
等が挙げられるが、他に特別に要求されるブルー、レッ
ド、グリーン、等の色を任意に選ぶことも可能である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】 (透明性マット化剤を含む感光層液) SBQ変性PVA (15%水溶液) 100部 (スチルバゾリウム基導入率: 1.5モル%,平均重合度:1100,ケン化 度:80) シリカ(Aerosil−R972:日本アエロジル(株)) 3.5部 水 100部 イソプロピルアルコール 10部 から成る透明性マット化剤を含む感光層液を透明支持体
上にワイヤーバーを用いて塗工し、100℃の温度で1
分間乾燥して2.5g/mの乾燥重量の透明性マット
化剤を含む感光層を塗設、バーニッシュ処理フィルムを
得た。こうして得られたカラープルーフの表面光沢は、
バーニッシュ処理フィルム上に形成した低光沢画像が表
面にある部分が35%、バーニッシュ処理フィルム上に
低光沢画像が形成されないで接着性透明樹脂層が表面に
出ている部分は75%であり、40%の表面光沢度差が
得られた。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】 (透明性マット化剤を含む感光層液) SBQ変性PVA (15%水溶液) 100部 (スチルバゾリウム基導入率: 1.5モル%,平均重合度:1100,ケン化 度:80) プラスチック顔料:メラミン・ホルムアルデヒド縮合物 (EPOSTAR−S:日本触媒化学工業(株)) 7.0部 水 100部 イソプロピルアルコール 10部 から成る透明性マット化剤を含む感光層液を透明支持体
上にワイヤーバーを用いて塗工し、100℃の温度で1
分間乾燥して1.5g/mの乾燥重量の透明マット化
剤を含む感光層を塗設、バーニッシュ処理フィルムを得
た。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03F 7/34 G03F 7/34 (72)発明者 中嶋 久 埼玉県東松山市東平1551 日本製紙株式会 社画像工学センター内 (72)発明者 矢部 紀雄 埼玉県東松山市東平1551 日本製紙株式会 社画像工学センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1) 1つの透明支持体上に、接着性透明
    樹脂層を介して感光層を積層されてなるバーニッシュ処
    理フィルムの感光層に、画像露光、現像により画像を形
    成する段階 2) 前記1)の段階を経たバーニッシュ処理フィルムの画
    像を接着性透明樹脂層と共に加熱加圧下で、支持体上に
    接着性透明樹脂層を設けてなる受像シート上に転写し、
    その透明支持体を剥離する段階 3) 他の透明支持体上に、この透明支持体から剥離可能
    な接着性透明樹脂層、着色剤を含む感光層を積層した感
    光性転写シートを、画像露光、現像により感光層に着色
    画像を形成する段階 4) 前記バーニッシュ処理フィルムの感光層に形成した
    画像が転写された受像シート上の接着性透明樹脂層面
    に、前記3)の段階を経た感光性転写シートの感光層面を
    重ねて、加熱加圧下で転写後、透明支持体を剥離する段
    階 5) 前記段階 4) と同様に、着色剤の色調が異なる感光
    層を有する他の感光性転写シートを同様に画像露光、現
    像、転写、透明支持体の剥離を必要な色の回数繰り返す
    段階 6) 前記受像シートの転写面を最終支持体上に重ね、加
    熱加圧下で画像を転写、受像シートを剥離する段階で処
    理することにより、表面光沢度の調整された画像を得る
    プレプレスカラープルーフの表面光沢度の調整方法にお
    いて、前記バーニッシュ処理フィルムの接着性透明樹脂
    層は透明支持体から剥離可能で、該バーニッシュ処理フ
    ィルムの感光層が透明性ット化剤を含むことにより最終
    支持体上の最上面にはバーニッシュ処理フィルムの感光
    層に形成した画像が低光沢画像を与えるようにしたこと
    を特徴とするバーニッシュ処理フィルム。
  2. 【請求項2】 前記バーニッシュ処理フィルムの感光層
    に含まれる透明性マット化剤が透明性顔料であることを
    特徴とする請求項1記載のバーニッシュ処理フィルム。
  3. 【請求項3】 前記バーニッシュ処理フィルムの感光層
    に含まれる透明性マット化剤がプラスチック顔料である
    ことを特徴とする請求項1記載のバーニッシュ処理フィ
    ルム。
  4. 【請求項4】 前記バーニッシュ処理フィルムの感光層
    に含まれる透明性マット化剤が二酸化珪素であることを
    特徴とする請求項1記載のバーニッシュ処理フィルム。
  5. 【請求項5】 前記バーニッシュ処理フィルムの透明支
    持体が二軸延伸されたポリエチレンテレフタレートフィ
    ルムであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載のバーニッシュ処理フィルム。
  6. 【請求項6】 前記バーニッシュ処理フィルムの透明支
    持体の片面に離型層を介して剥離可能な接着性透明樹脂
    層、透明性マット化剤を含む感光層を積層することを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のバーニッシュ
    処理フィルム。
  7. 【請求項7】 前記バーニッシュ処理フィルムの透明性
    マット化剤を含む感光層に形成された画像の表面光沢度
    が50%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいず
    れかに記載のバーニッシュ処理フィルム。
  8. 【請求項8】 プレプレスカラープルーフの表面光沢度
    の調整方法において、 1) 1つの透明支持体上に、接着性透明樹脂層を介して
    感光層を積層されてなるバーニッシュ処理フィルムの感
    光層に、画像露光、現像により低光沢画像を形成する段
    階 2) 前記1)の段階を経たバーニッシュ処理フィルムの画
    像を接着性透明樹脂層と共に加熱加圧下で、支持体上に
    接着性透明樹脂層を設けてなる受像シート上に転写し、
    その透明支持体を剥離する段階 3) 他の透明支持体上に、この透明支持体から剥離可能
    な接着性透明樹脂層、着色剤を含む感光層を積層した感
    光性転写シートを、画像露光、現像により感光層に着色
    画像を形成する段階 4) 前記バーニッシュ処理フィルムの感光層に形成した
    画像が転写された受像シート上の接着性透明樹脂層面
    に、前記3)の段階を経た感光性転写シートの感光層面を
    重ねて、加熱加圧下で転写後、透明支持体を剥離する段
    階 5) 前記段階 4) と同様に、着色剤の色調が異なる感光
    層を有する他の感光性転写シートを同様に画像露光、現
    像、転写、透明支持体の剥離を必要な色の回数繰り返す
    段階 6) 前記受像シートの転写面を最終支持体上に重ね、加
    熱加圧下で画像を転写、受像シートを剥離する段階で処
    理することにより、表面光沢度の調整された画像を得る
    プレプレスカラープルーフの表面光沢度の調整方法にお
    いて、前記バーニッシュ処理フィルムの接着性透明樹脂
    層は透明支持体から剥離可能で、該バーニッシュ処理フ
    ィルムの感光層が透明性マット化剤を含むことにより最
    終支持体上の最上面にはバーニッシュ処理フィルムの感
    光層に形成した画像が低光沢画像を与えるようにしたこ
    とを特徴とするプレプレスカラープルーフの表面光沢度
    の調整方法。
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