JPH1096501A - 排気再燃型コンバインドサイクル発電プラントにおけるボイラ出口圧力制御方法及び装置 - Google Patents

排気再燃型コンバインドサイクル発電プラントにおけるボイラ出口圧力制御方法及び装置

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JPH1096501A
JPH1096501A JP25157896A JP25157896A JPH1096501A JP H1096501 A JPH1096501 A JP H1096501A JP 25157896 A JP25157896 A JP 25157896A JP 25157896 A JP25157896 A JP 25157896A JP H1096501 A JPH1096501 A JP H1096501A
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JP
Japan
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opening
exhaust gas
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induction
inlet damper
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Kazuhiko Miyamae
和彦 宮前
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービンからの排ガス量の変動に伴うボ
イラ出口排ガス圧力の変動を抑制し得、ボイラ出口排ガ
ス圧力を設定値に保持し得る排気再燃型コンバインドサ
イクル発電プラントにおけるボイラ出口圧力制御方法及
び装置を提供する。 【解決手段】 押込通風機14の動翼開度27に基づく
誘引通風機17の動翼開度の基本先行指令29に、ガス
タービン3の排ガス量40に基づく誘引通風機17の動
翼開度の補正先行指令42を加えて、誘引通風機17の
動翼開度の基本補正先行指令29’を求め、該基本補正
先行指令29’を、ボイラ出口排ガス圧力19が設定値
22となるよう求められた誘引通風機17の動翼開度の
制御指令25に加えて、誘引通風機17の動翼開度の先
行制御指令30’を求め、該先行制御指令30’に基づ
いて誘引通風機17を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気再燃型コンバ
インドサイクル発電プラントにおけるボイラ出口圧力制
御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボイラによる発電プラントは、
図3に示されるように、押込通風機(FDF)14から
ダクト15を経由してボイラ本体1の火炉1aに設けら
れた風箱8へ燃焼用空気G1を圧送すると共に、バーナ
2から燃料Fを噴射して燃焼させ、生成された燃焼ガス
G2により、ボイラ本体1の伝熱管内を流れる水、蒸気
を加熱し、且つボイラ本体1の副側壁1b内に配設され
た過熱器10内を流れる主蒸気を過熱し、熱を奪われた
燃焼ガスG2を後部伝熱部1cの下端からボイラ排ガス
G3として排ガスダクト9へ排出し、誘引通風機(ID
F)17を介して煙突18から大気へ放出し、前記過熱
器10で過熱され過熱蒸気Vを過熱蒸気管11から蒸気
タービン12へ導き、蒸気タービン12を駆動して発電
機13を駆動するようになっている。
【0003】ところで、前述の如き発電プラントにおい
ては、ボイラ出口排ガス圧力19を圧力検出器20によ
って検出し、該圧力検出器20によって検出したボイラ
出口排ガス圧力19を減算器21へ入力し、該減算器2
1において前記ボイラ出口排ガス圧力19と設定値22
との差を求め、圧力偏差23を比例積分調節器24へ出
力し、該比例積分調節器24において前記圧力偏差23
を比例積分処理して該圧力偏差23をなくすための誘引
通風機17の動翼開度の制御指令25を加算器26へ出
力する一方、押込通風機14の動翼開度27に基づき関
数発生器28において誘引通風機17の動翼開度の基本
先行指令29を求めて加算器26へ出力し、該加算器2
6において前記比例積分調節器24から出力される誘引
通風機17の動翼開度の制御指令25に、前記関数発生
器28から出力される誘引通風機17の動翼開度の基本
先行指令29を加えて、誘引通風機17の動翼開度の先
行制御指令30を求め、該先行制御指令30を誘引通風
機17に対して出力することにより、該誘引通風機17
の動翼開度を適宜調整し、ボイラ出口排ガス圧力19が
設定値22となるようにしている。
【0004】ここで、基本的には、圧力検出器20によ
って検出したボイラ出口排ガス圧力19と設定値22と
の差に基づいて誘引通風機17の動翼開度の制御を行え
ばよいのであるが、単に圧力検出器20によって検出し
たボイラ出口排ガス圧力19と設定値22との圧力偏差
23に基づいて誘引通風機17の動翼開度の制御を行っ
た場合、遅れが生じる虞れがあるため、押込通風機14
の動翼開度27に基づいて誘引通風機17の動翼開度の
基本先行指令29を求め、これを前記圧力偏差23に基
づく誘引通風機17の動翼開度の制御指令25に加える
ようになっている。
【0005】尚、前記関数発生器28には、図4に示さ
れるような関数が設定されており、該関数F1(x)
は、押込通風機14の動翼開度27の増減に対し略比例
させて誘引通風機17の動翼開度の基本先行指令29を
増減させることを表わしている。
【0006】又、前記押込通風機14と誘引通風機17
が軸流ファンの場合、動翼開度の制御となるが、前記押
込通風機14と誘引通風機17が遠心ファンの場合に
は、動翼開度ではなく入口ダンパ開度を制御するように
なることは言うまでもない。
【0007】一方、近年、前述の如き既設の発電プラン
トを改造し、図5に示される如く、ガスタービンを追加
装備して熱効率の向上を図った排気再燃型コンバインド
サイクル発電プラントとする試みが行われている。
【0008】図5中、3は燃焼器4から送給された燃焼
ガスにより駆動され、発電機5及び圧縮機6を駆動し得
るようにしたガスタービンであり、燃焼器4では、噴射
された燃料が圧縮機6から送給された圧縮空気と混合し
て燃焼し得るようになっている。
【0009】7はガスタービン3から排出された排ガス
を、押込通風機14からダクト15を経由して圧送され
る燃焼用空気G1に合流せしめ、燃焼用ガスとして風箱
8を介し火炉1a内へ送給するためのダクトであり、該
ダクト7途中にはガスタービン出口ダンパ16が設けら
れている。
【0010】7’はガスタービン3の起動時等において
該ガスタービン3から排出された排ガスを排ガスダクト
9へ導くために前記ダクト7から分岐されたダクトであ
り、該ダクト7’途中にはガスタービン出口ダンパ1
6’が設けられている。
【0011】前述の如き排気再燃型コンバインドサイク
ル発電プラントにおいて、コンバインドサイクル運転を
行う場合には、燃焼器4で生成された燃焼ガスは、ガス
タービン3へ導入されてガスタービン3が駆動され、ガ
スタービン3により発電機5及び圧縮機6が駆動され、
圧縮機6から吐出された圧縮空気は燃焼用空気として燃
焼器4へ送給され、燃焼器4での燃料の燃焼に供され、
ガスタービン3から排出された排ガスは、ダクト7を通
り、押込通風機14からダクト15を経由して圧送され
る燃焼用空気G1に合流され、燃焼用ガスとして風箱8
からボイラ本体1の火炉1a内に導入される。
【0012】尚、ガスタービン3の起動時等において
は、該ガスタービン3から排出される排ガスの圧力が低
く、該排ガスをダクト7を介してダクト15へ導こうと
しても、押込通風機14からの燃焼用空気G1がダクト
7側へ逆流してしまうため、ガスタービン3の起動時等
には、ガスタービン出口ダンパ16を閉じ且つガスター
ビン出口ダンパ16’を開き、ガスタービン3から排出
される排ガスをダクト7’を介して排ガスダクト9へ導
くようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く、ガスタービン3を追加装備した排気再燃型コンバ
インドサイクル発電プラントの場合、押込通風機14か
らの燃焼用空気G1だけでなく、ガスタービン3からの
排ガスもボイラ本体1を経て或いは直接排ガスダクト9
へ導かれるため、ボイラ出口排ガス圧力19の動向は、
押込通風機14の動翼開度27の関数のみでは決定でき
ず、ガスタービン3からの排ガス量の変動に伴うボイラ
出口排ガス圧力19の変動を抑制することができなかっ
た。
【0014】本発明は、斯かる実情に鑑み、ガスタービ
ンからの排ガス量の変動に伴うボイラ出口排ガス圧力の
変動を抑制し得、ボイラ出口排ガス圧力を設定値に保持
し得る排気再燃型コンバインドサイクル発電プラントに
おけるボイラ出口圧力制御方法及び装置を提供しようと
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、押込通風機の
動翼開度或いは入口ダンパ開度に基づく誘引通風機の動
翼開度或いは入口ダンパ開度の基本先行指令に、ガスタ
ービンの排ガス量に基づく誘引通風機の動翼開度或いは
入口ダンパ開度の補正先行指令を加えて、誘引通風機の
動翼開度或いは入口ダンパ開度の基本補正先行指令を求
め、該基本補正先行指令を、ボイラ出口排ガス圧力が設
定値となるよう求められた誘引通風機の動翼開度或いは
入口ダンパ開度の制御指令に加えて、誘引通風機の動翼
開度或いは入口ダンパ開度の先行制御指令を求め、該先
行制御指令に基づいて誘引通風機を制御することを特徴
とする排気再燃型コンバインドサイクル発電プラントに
おけるボイラ出口圧力制御方法にかかるものである。
【0016】又、本発明は、圧力検出器で検出されたボ
イラ出口排ガス圧力と設定値との差を求め、圧力偏差を
出力する減算器と、前記圧力偏差を比例積分処理して該
圧力偏差をなくすための誘引通風機の動翼開度或いは入
口ダンパ開度の制御指令を出力する比例積分調節器と、
押込通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度に基づき誘
引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の基本先行指
令を求めて出力する関数発生器と、ガスタービンの排ガ
ス量に基づき誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開
度の補正先行指令を求めて出力する関数発生器と、前記
基本先行指令に前記補正先行指令を加え、誘引通風機の
動翼開度或いは入口ダンパ開度の基本補正先行指令を出
力する加算器と、前記基本補正先行指令を前記制御指令
に加えて、誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度
の先行制御指令を求め、該先行制御指令を誘引通風機に
対して出力する加算器とを備えたことを特徴とする排気
再燃型コンバインドサイクル発電プラントにおけるボイ
ラ出口圧力制御装置にかかるものである。
【0017】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。
【0018】本発明の排気再燃型コンバインドサイクル
発電プラントにおけるボイラ出口圧力制御方法において
は、押込通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度に基づ
く誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の基本先
行指令に、ガスタービンの排ガス量に基づく誘引通風機
の動翼開度或いは入口ダンパ開度の補正先行指令が加え
られて、誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の
基本補正先行指令が求められ、該基本補正先行指令が、
ボイラ出口排ガス圧力が設定値となるよう求められた誘
引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の制御指令に
加えられて、誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開
度の先行制御指令が求められ、該先行制御指令に基づい
て誘引通風機が制御される。
【0019】又、本発明の排気再燃型コンバインドサイ
クル発電プラントにおけるボイラ出口圧力制御装置にお
いては、減算器において圧力検出器で検出されたボイラ
出口排ガス圧力と設定値との差が求められ、圧力偏差が
比例積分調節器へ出力され、該比例積分調節器において
前記圧力偏差が比例積分処理されて該圧力偏差をなくす
ための誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の制
御指令が出力される一方、関数発生器において押込通風
機の動翼開度或いは入口ダンパ開度に基づき誘引通風機
の動翼開度或いは入口ダンパ開度の基本先行指令が求め
られて出力され、且つ関数発生器においてガスタービン
の排ガス量に基づき誘引通風機の動翼開度或いは入口ダ
ンパ開度の補正先行指令が求められて出力され、加算器
において前記基本先行指令に前記補正先行指令が加えら
れ、誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の基本
補正先行指令が出力され、加算器において前記基本補正
先行指令が前記制御指令に加えられて、誘引通風機の動
翼開度或いは入口ダンパ開度の先行制御指令が求めら
れ、該先行制御指令が誘引通風機に対して出力される。
【0020】この結果、押込通風機の動翼開度或いは入
口ダンパ開度の関数のみではなく、ガスタービンからの
排ガス量の関数を考慮する形で、前記誘引通風機の動翼
開度或いは入口ダンパ開度が適宜調整されることとな
り、ボイラ出口排ガス圧力が確実に設定値に保持され
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。
【0022】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、図中、図5と同一の符号を付した部分は同一物を表
わしており、31はガスタービン3の燃焼器4に供給さ
れる燃料流量32を検出する流量検出器、33は流量検
出器31で検出された燃料流量32を温圧補正すること
により重量換算し燃料重量34を出力する演算器、35
は圧縮機6に導入される空気流量36を検出する流量検
出器、37は流量検出器35で検出された空気流量36
を温圧補正することにより重量換算し空気重量38を出
力する演算器、39は前記演算器33から出力される燃
料重量34と前記演算器37から出力される空気重量3
8との和を求め、ガスタービン3から排出される排ガス
量40(重量ベース)を出力する加算器、41は加算器
39から出力される排ガス量40に基づき誘引通風機1
7の動翼開度の補正先行指令42を求めて出力する関数
発生器であり、加算器43において関数発生器28から
出力される誘引通風機17の動翼開度の基本先行指令2
9に前記関数発生器41から出力される誘引通風機17
の動翼開度の補正先行指令42を加え、誘引通風機17
の動翼開度の基本補正先行指令29’を加算器26へ出
力し、該加算器26において前記加算器43から出力さ
れる誘引通風機17の動翼開度の基本補正先行指令2
9’を比例積分調節器24から出力される誘引通風機1
7の動翼開度の制御指令25に加え、誘引通風機17に
対し先行制御指令30’を出力するよう構成する。
【0023】尚、前記関数発生器41には、図2に示す
ような関数F2(X)が設定されており、該関数F2
(X)は、ガスタービン3の排ガス量40の増減に対し
略比例させて誘引通風機17の動翼開度の補正先行指令
42を増減させることを表わしている。
【0024】次に、上記図示例の作動を説明する。
【0025】コンバインドサイクル運転を行う場合に
は、燃焼器4で生成された燃焼ガスは、ガスタービン3
へ導入されてガスタービン3が駆動され、ガスタービン
3により発電機5及び圧縮機6が駆動され、圧縮機6か
ら吐出された圧縮空気は燃焼用空気として燃焼器4へ送
給され、燃焼器4での燃料の燃焼に供され、ガスタービ
ン3から排出された排ガスは、ダクト7を通り、押込通
風機14からダクト15を経由して圧送される燃焼用空
気G1に合流され、燃焼用ガスとして風箱8からボイラ
本体1の火炉1a内に導入されるが、このとき、圧力検
出器20によって検出したボイラ出口排ガス圧力19が
減算器21へ入力され、該減算器21において前記ボイ
ラ出口排ガス圧力19と設定値22との差が求められ、
圧力偏差23が比例積分調節器24へ出力され、該比例
積分調節器24において前記圧力偏差23が比例積分処
理されて該圧力偏差23をなくすための誘引通風機17
の動翼開度の制御指令25が加算器26へ出力される。
【0026】同時に、押込通風機14の動翼開度27に
基づき関数発生器28において誘引通風機17の動翼開
度の基本先行指令29が求められて加算器43へ出力さ
れる。
【0027】又、流量検出器31で検出された燃料流量
32が演算器33において温圧補正されて重量換算され
燃料重量34が加算器39へ出力される一方、流量検出
器35で検出された空気流量36が温圧補正されて重量
換算され空気重量38が加算器39へ出力され、該加算
器39において前記演算器33から出力される燃料重量
34と前記演算器37から出力される空気重量38との
和が求められ、ガスタービン3から排出される排ガス量
40(重量ベース)が関数発生器41へ出力され、該関
数発生器41において加算器39から出力される排ガス
量40に基づき誘引通風機17の動翼開度の補正先行指
令42が求められて前記加算器43へ出力され、該加算
器43において前記関数発生器28から出力される誘引
通風機17の動翼開度の基本先行指令29に前記関数発
生器41から出力される誘引通風機17の動翼開度の補
正先行指令42が加えられ、誘引通風機17の動翼開度
の基本補正先行指令29’が加算器26へ出力され、該
加算器26において前記加算器43から出力される誘引
通風機17の動翼開度の基本補正先行指令29’が比例
積分調節器24から出力される誘引通風機17の動翼開
度の制御指令25に加えられ、誘引通風機17に対し先
行制御指令30’が出力される。
【0028】この結果、押込通風機14の動翼開度27
の関数のみではなく、ガスタービン3からの排ガス量4
0の関数を考慮する形で、前記誘引通風機17の動翼開
度が適宜調整されることとなり、ボイラ出口排ガス圧力
19が確実に設定値22に保持される。
【0029】尚、ガスタービン3の起動時等において、
ガスタービン出口ダンパ16が閉じ且つガスタービン出
口ダンパ16’が開き、ガスタービン3から排出される
排ガスがボイラ本体1に入らずダクト7’を介して排ガ
スダクト9へ導かれる場合にも、前述と同様、押込通風
機14の動翼開度27の関数のみではなく、ガスタービ
ン3からの排ガス量40の関数を考慮する形で、前記誘
引通風機17の動翼開度が適宜調整されることとなり、
ボイラ出口排ガス圧力19が確実に設定値22に保持さ
れる。
【0030】こうして、ガスタービン3からの排ガス量
40の変動に伴うボイラ出口排ガス圧力19の変動を抑
制し得、ボイラ出口排ガス圧力19を設定値22に保持
し得る。
【0031】尚、本発明の排気再燃型コンバインドサイ
クル発電プラントにおけるボイラ出口圧力制御方法及び
装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、
押込通風機と誘引通風機が軸流ファンではなく遠心ファ
ンの場合には、動翼開度ではなく入口ダンパ開度を制御
すればよいこと等、その他、本発明の要旨を逸脱しない
範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の排気再燃
型コンバインドサイクル発電プラントにおけるボイラ出
口圧力制御方法及び装置によれば、ガスタービンからの
排ガス量の変動に伴うボイラ出口排ガス圧力の変動を抑
制し得、ボイラ出口排ガス圧力を設定値に保持し得ると
いう優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例の概要構成図であ
る。
【図2】図1に示される関数発生器に設定された関数を
表わす線図である。
【図3】従来のボイラによる発電プラントの一例の概要
構成図である。
【図4】図1、図3、図5に示される関数発生器に設定
された関数を表わす線図である。
【図5】従来の排気再燃型コンバインドサイクル発電プ
ラントの一例の概要構成図である。
【符号の説明】
3 ガスタービン 14 押込通風機 17 誘引通風機 19 ボイラ出口排ガス圧力 20 圧力検出器 21 減算器 22 設定値 23 圧力偏差 24 比例積分調節器 25 制御指令 26 加算器 27 動翼開度 28 関数発生器 29 基本先行指令 29’ 基本補正先行指令 30’ 先行制御指令 40 排ガス量 41 関数発生器 42 補正先行指令 43 加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押込通風機の動翼開度或いは入口ダンパ
    開度に基づく誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開
    度の基本先行指令に、ガスタービンの排ガス量に基づく
    誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の補正先行
    指令を加えて、誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ
    開度の基本補正先行指令を求め、該基本補正先行指令
    を、ボイラ出口排ガス圧力が設定値となるよう求められ
    た誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の制御指
    令に加えて、誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開
    度の先行制御指令を求め、該先行制御指令に基づいて誘
    引通風機を制御することを特徴とする排気再燃型コンバ
    インドサイクル発電プラントにおけるボイラ出口圧力制
    御方法。
  2. 【請求項2】 圧力検出器で検出されたボイラ出口排ガ
    ス圧力と設定値との差を求め、圧力偏差を出力する減算
    器と、 前記圧力偏差を比例積分処理して該圧力偏差をなくすた
    めの誘引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の制御
    指令を出力する比例積分調節器と、 押込通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度に基づき誘
    引通風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の基本先行指
    令を求めて出力する関数発生器と、 ガスタービンの排ガス量に基づき誘引通風機の動翼開度
    或いは入口ダンパ開度の補正先行指令を求めて出力する
    関数発生器と、 前記基本先行指令に前記補正先行指令を加え、誘引通風
    機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の基本補正先行指令
    を出力する加算器と、 前記基本補正先行指令を前記制御指令に加えて、誘引通
    風機の動翼開度或いは入口ダンパ開度の先行制御指令を
    求め、該先行制御指令を誘引通風機に対して出力する加
    算器とを備えたことを特徴とする排気再燃型コンバイン
    ドサイクル発電プラントにおけるボイラ出口圧力制御装
    置。
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