JPH1095702A - 置換ベンゼン誘導体 - Google Patents
置換ベンゼン誘導体Info
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- JPH1095702A JPH1095702A JP9211488A JP21148897A JPH1095702A JP H1095702 A JPH1095702 A JP H1095702A JP 9211488 A JP9211488 A JP 9211488A JP 21148897 A JP21148897 A JP 21148897A JP H1095702 A JPH1095702 A JP H1095702A
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- carbon atoms
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 除草剤として有用な4−ベンゾイルピラ
ゾール誘導体の製造中間体を提供する。 【解決手段】 式(1): 【化1】 〔Xはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子などを
表し、Yは-COOR1基、-L-O-R1基、-L-S(O)n-R1基などを
表し、Zはハロゲン原子、ニトロ基、アルコキシ基など
を表し、Vは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基など
を表し、Wは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基など
を表し、Gはカルボキシル基、水素原子またはシアノカ
ルボニル基を表す。〕で表される置換ベンゼン誘導体。
ゾール誘導体の製造中間体を提供する。 【解決手段】 式(1): 【化1】 〔Xはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子などを
表し、Yは-COOR1基、-L-O-R1基、-L-S(O)n-R1基などを
表し、Zはハロゲン原子、ニトロ基、アルコキシ基など
を表し、Vは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基など
を表し、Wは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基など
を表し、Gはカルボキシル基、水素原子またはシアノカ
ルボニル基を表す。〕で表される置換ベンゼン誘導体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な4−ベンゾイ
ルピラゾール誘導体の製造中間体に関するものであり、
該誘導体を有効成分として含有する選択性除草剤は、特
に畑地用除草剤として有用である。
ルピラゾール誘導体の製造中間体に関するものであり、
該誘導体を有効成分として含有する選択性除草剤は、特
に畑地用除草剤として有用である。
【0002】
【従来の技術および課題】従来、長年にわたる除草剤の
研究開発の中から多種多様な薬剤が実用化され、これら
除草剤は雑草防除作業の省力化や農園芸作物の生産性向
上に寄与してきた。今日においても、より卓越した除草
特性を有する新規薬剤の開発が要望され、特に農園芸用
除草剤としては栽培作物に薬害を及ぼすことなく対象雑
草のみを選択的にかつ低薬量で防除し得ることが望まし
いが、既存の薬剤は必ずしも好適な除草特性を有するも
のではない。
研究開発の中から多種多様な薬剤が実用化され、これら
除草剤は雑草防除作業の省力化や農園芸作物の生産性向
上に寄与してきた。今日においても、より卓越した除草
特性を有する新規薬剤の開発が要望され、特に農園芸用
除草剤としては栽培作物に薬害を及ぼすことなく対象雑
草のみを選択的にかつ低薬量で防除し得ることが望まし
いが、既存の薬剤は必ずしも好適な除草特性を有するも
のではない。
【0003】一方、4−ベンゾイルピラゾール誘導体の
特定の化合物が除草活性を有することは、すでに公知で
あり、例えば、ピラゾレート(一般名)およびピラゾキ
シフェン(一般名)は、水田用除草剤として実用化され
ている。しかし、これらの化合物は水田用除草剤として
は、優れた除草活性を有するが、畑地の雑草に対して
は、その活性が弱く、畑作用除草剤としては、適当なも
のではない。4-ベンゾイルピラゾール誘導体の中で、畑
作用除草剤として、さらに優れた化合物が要望されてい
る。
特定の化合物が除草活性を有することは、すでに公知で
あり、例えば、ピラゾレート(一般名)およびピラゾキ
シフェン(一般名)は、水田用除草剤として実用化され
ている。しかし、これらの化合物は水田用除草剤として
は、優れた除草活性を有するが、畑地の雑草に対して
は、その活性が弱く、畑作用除草剤としては、適当なも
のではない。4-ベンゾイルピラゾール誘導体の中で、畑
作用除草剤として、さらに優れた化合物が要望されてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
(I):
(I):
【0005】
【化6】
【0006】〔Xは炭素原子数1〜6のアルキル基、炭
素原子数1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、炭素原子数1〜6のハロアルキル基、炭
素原子数2〜6のアルコキシアルキル基、炭素原子数2
〜6のアルキルカルボニル基、炭素原子数2〜6のアル
コキシカルボニル基、互いに独立して水素または炭素原
子数1〜6のアルキル基により置換されているアミノカ
ルボニル基、炭素原子数1〜6のハロアルコキシ基、炭
素原子数1〜6のアルキルチオ基または炭素原子数2〜
6のアルキルチオアルキル基を表す。Yは-COOR1基[但
し、R1は水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭
素原子数3〜8のシクロアルキル基、炭素原子数4〜8
のシクロアルキルアルキル基、炭素原子数3〜6のアル
キニル基、炭素原子数2〜6のアルケニル基、炭素原子
数1〜6のハロアルキル基、炭素原子数3〜8のハロシ
クロアルキル基、炭素原子数3〜6のハロアルキニル
基、炭素原子数2〜6のハロアルケニル基または、炭素
原子数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基も
しくは炭素原子数1〜3のアルコキシ基により置換され
ていてもよいフェニル基を表す。]、-COO-L-OR1基[但
し、Lは炭素原子数1〜3のアルキル基で置換されてい
てもよい炭素原子数1〜6のアルキレン基を表す。R1は
前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-R2基[但し、R2
は炭素原子数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、ニト
ロ基もしくは炭素原子数1〜3のアルコキシ基により置
換されていてもよいフェニル基を表す。]、-COO-M基
[但し、Mは2個以内のイオウ原子あるいは酸素原子を
含み1〜4個の炭素原子と結合することによって形成さ
れる員数3〜6の脂環式残基を表す。]、-COO-L-M基
[但し、L、Mは前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-O
-L-R2基[但し、L、R2は前記と同様の意味を表す。]、
-COO-L-S(O)n-R1基[但し、L、R1は前記と同様の意味を
表す。nは0〜2の整数を表す。]、-CON(R3)(R4)基
[但し、R3、R4はそれぞれ独立して水素原子、炭素原子
数1〜6のアルキル基、炭素原子数3〜8のシクロアル
キル基、炭素原子数4〜8のシクロアルキルアルキル
基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、炭素原子数2〜
6のアルキニル基、炭素原子数2〜6のアルケニル基、
炭素原子数1〜6のハロアルキル基、炭素原子数3〜8
のハロシクロアルキル基、炭素原子数2〜6のハロアル
キニル基、炭素原子数2〜6のハロアルケニル基また
は、炭素原子数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、ニ
トロ基もしくは炭素原子数1〜3のアルコキシ基により
置換されていてもよいフェニル基を表す。]、
素原子数1〜6のアルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ
基、シアノ基、炭素原子数1〜6のハロアルキル基、炭
素原子数2〜6のアルコキシアルキル基、炭素原子数2
〜6のアルキルカルボニル基、炭素原子数2〜6のアル
コキシカルボニル基、互いに独立して水素または炭素原
子数1〜6のアルキル基により置換されているアミノカ
ルボニル基、炭素原子数1〜6のハロアルコキシ基、炭
素原子数1〜6のアルキルチオ基または炭素原子数2〜
6のアルキルチオアルキル基を表す。Yは-COOR1基[但
し、R1は水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭
素原子数3〜8のシクロアルキル基、炭素原子数4〜8
のシクロアルキルアルキル基、炭素原子数3〜6のアル
キニル基、炭素原子数2〜6のアルケニル基、炭素原子
数1〜6のハロアルキル基、炭素原子数3〜8のハロシ
クロアルキル基、炭素原子数3〜6のハロアルキニル
基、炭素原子数2〜6のハロアルケニル基または、炭素
原子数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基も
しくは炭素原子数1〜3のアルコキシ基により置換され
ていてもよいフェニル基を表す。]、-COO-L-OR1基[但
し、Lは炭素原子数1〜3のアルキル基で置換されてい
てもよい炭素原子数1〜6のアルキレン基を表す。R1は
前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-R2基[但し、R2
は炭素原子数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、ニト
ロ基もしくは炭素原子数1〜3のアルコキシ基により置
換されていてもよいフェニル基を表す。]、-COO-M基
[但し、Mは2個以内のイオウ原子あるいは酸素原子を
含み1〜4個の炭素原子と結合することによって形成さ
れる員数3〜6の脂環式残基を表す。]、-COO-L-M基
[但し、L、Mは前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-O
-L-R2基[但し、L、R2は前記と同様の意味を表す。]、
-COO-L-S(O)n-R1基[但し、L、R1は前記と同様の意味を
表す。nは0〜2の整数を表す。]、-CON(R3)(R4)基
[但し、R3、R4はそれぞれ独立して水素原子、炭素原子
数1〜6のアルキル基、炭素原子数3〜8のシクロアル
キル基、炭素原子数4〜8のシクロアルキルアルキル
基、炭素原子数1〜6のアルコキシ基、炭素原子数2〜
6のアルキニル基、炭素原子数2〜6のアルケニル基、
炭素原子数1〜6のハロアルキル基、炭素原子数3〜8
のハロシクロアルキル基、炭素原子数2〜6のハロアル
キニル基、炭素原子数2〜6のハロアルケニル基また
は、炭素原子数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、ニ
トロ基もしくは炭素原子数1〜3のアルコキシ基により
置換されていてもよいフェニル基を表す。]、
【0007】
【化7】
【0008】基[但し、nは4〜6の整数を表す。]、
【0009】
【化8】
【0010】基[但し、R5は炭素原子数1〜3のアルキ
ル基を表す。]、
ル基を表す。]、
【0011】
【化9】
【0012】基、-CONHSO2CH3基、-CONHSO2CF3基、-COO
-L-N(R3)(R4)基[但し、L、R3、R4は前記と同様の意味
を表す。]、-COO-L-CO-R1基[但し、L、R1は前記と同
様の意味を表す。]、-COO-L-CO-O-R1基[但し、L、R1
は前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-CN基[但し、L
は前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-NO2基[但し、
Lは前記と同様の意味を表す。]、-COOSi(R5)3基[但
し、R5は前記と同様の意味を表す。]、-COO-N=C(R6)(R
7)基[但し、R6およびR7は炭素原子数1〜3のアルキル
基を表す。R6、R7は同一でも異なっていてもよい。]、
-L-N(R3)(R4)基[但し、L、R3、R4は前記と同様の意味
を表す。]、-COO-L-CO-R1基[但し、L、R1は前記と同
様の意味を表す。]、-COO-L-CO-O-R1基[但し、L、R1
は前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-CN基[但し、L
は前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-NO2基[但し、
Lは前記と同様の意味を表す。]、-COOSi(R5)3基[但
し、R5は前記と同様の意味を表す。]、-COO-N=C(R6)(R
7)基[但し、R6およびR7は炭素原子数1〜3のアルキル
基を表す。R6、R7は同一でも異なっていてもよい。]、
【0013】
【化10】
【0014】基[但し、nは4〜6の整数を表す。]、-
COO-L-O-SO2-R1基[但し、L、R1は前記と同様の意味を
表す。]、-COO-L-O-CO-R1基[但し、L、R1は前記と同
様の意味を表す。]、-COO-L-O-L-O-R1基[但し、L、R1
は前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-Si(R5)3基[但
し、L、R5は前記と同様の意味を表す。]、-C(O)S-R1基
[但し、R1は前記と同様の意味を表す。]、-C(S)O-R1
基[但し、R1は前記と同様の意味を表す。]、-C(S)S-R
1基[但し、R1は前記と同様の意味を表す。]、-L-O-R1
基[但し、LおよびR1は前記と同様の意味を表す。]、-
L-O-L-O-R8基[但し、Lは前記と同様の意味を表す。R8
は水素原子または炭素原子数1〜6のアルキル基を表
す。]、-L-O-M基[但し、LおよびMは前記と同様の意味
を表す。]、-L-O-L-M基[但し、LおよびMは前記と同様
の意味を表す。]、-LNR8R9基[但し、R8は前記と同様
の意味を表す。R9は炭素原子数1〜6のアルキル基を表
す。]、-L-O-CH2Ph基、-L-O-L-COOR9基[但し、Lおよ
びR9は前記と同様の意味を表す。]、-L-CN基[但し、L
は前記と同様の意味を表す。]、-L-S(O)n-R1基[但
し、LおよびR1は前記と同様の意味を表す。nは0〜2の
整数を表す。]、-L-S-L-O-R9基[但し、LおよびR9は前
記と同様の意味を表す。]、-L-O-COR9基[但し、Lおよ
びR9は前記と同様の意味を表す。]、-L-O-SO2R9基[但
し、LおよびR9は前記と同様の意味を表す。]、-L-COOR
8基[但し、LおよびR8は前記と同様の意味を表す。]、
-CH=CHOR8基[但し、R8は前記と同様の意味を表す。]
または-L-O-L-CN基[但し、Lは前記と同様の意味を表
す。]を表す。Zはハロゲン原子、ニトロ基、炭素原子
数1〜3のアルコキシ基、トリフルオロメチル基、シア
ノ基または-S(O)nR10基を表す[但し、R10は炭素原子数
1〜3のアルキル基または炭素原子数1〜3のハロアル
キル基を表す。nは0〜2の整数を表す。]。Vは水素
原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル基あ
るいは炭素原子数1〜4のアルコキシ基を表す。Wは水
素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル
基、炭素原子数1〜4のハロアルキル基、炭素原子数1
〜4のアルコキシ基、炭素原子数2〜6のアルコキシア
ルキル基、炭素原子数2〜5のアルコキシカルボニル
基、炭素原子数1〜3のハロアルコキシ基、ニトロ基、
シアノ基または-S(O)n-R基[但し、nは前記と同様の意
味を表す。Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を表
す。]を表す。Gはカルボキシル基、水素原子またはシ
アノカルボニル基を表す。〕で表される置換ベンゼン誘
導体である。
COO-L-O-SO2-R1基[但し、L、R1は前記と同様の意味を
表す。]、-COO-L-O-CO-R1基[但し、L、R1は前記と同
様の意味を表す。]、-COO-L-O-L-O-R1基[但し、L、R1
は前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-Si(R5)3基[但
し、L、R5は前記と同様の意味を表す。]、-C(O)S-R1基
[但し、R1は前記と同様の意味を表す。]、-C(S)O-R1
基[但し、R1は前記と同様の意味を表す。]、-C(S)S-R
1基[但し、R1は前記と同様の意味を表す。]、-L-O-R1
基[但し、LおよびR1は前記と同様の意味を表す。]、-
L-O-L-O-R8基[但し、Lは前記と同様の意味を表す。R8
は水素原子または炭素原子数1〜6のアルキル基を表
す。]、-L-O-M基[但し、LおよびMは前記と同様の意味
を表す。]、-L-O-L-M基[但し、LおよびMは前記と同様
の意味を表す。]、-LNR8R9基[但し、R8は前記と同様
の意味を表す。R9は炭素原子数1〜6のアルキル基を表
す。]、-L-O-CH2Ph基、-L-O-L-COOR9基[但し、Lおよ
びR9は前記と同様の意味を表す。]、-L-CN基[但し、L
は前記と同様の意味を表す。]、-L-S(O)n-R1基[但
し、LおよびR1は前記と同様の意味を表す。nは0〜2の
整数を表す。]、-L-S-L-O-R9基[但し、LおよびR9は前
記と同様の意味を表す。]、-L-O-COR9基[但し、Lおよ
びR9は前記と同様の意味を表す。]、-L-O-SO2R9基[但
し、LおよびR9は前記と同様の意味を表す。]、-L-COOR
8基[但し、LおよびR8は前記と同様の意味を表す。]、
-CH=CHOR8基[但し、R8は前記と同様の意味を表す。]
または-L-O-L-CN基[但し、Lは前記と同様の意味を表
す。]を表す。Zはハロゲン原子、ニトロ基、炭素原子
数1〜3のアルコキシ基、トリフルオロメチル基、シア
ノ基または-S(O)nR10基を表す[但し、R10は炭素原子数
1〜3のアルキル基または炭素原子数1〜3のハロアル
キル基を表す。nは0〜2の整数を表す。]。Vは水素
原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル基あ
るいは炭素原子数1〜4のアルコキシ基を表す。Wは水
素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル
基、炭素原子数1〜4のハロアルキル基、炭素原子数1
〜4のアルコキシ基、炭素原子数2〜6のアルコキシア
ルキル基、炭素原子数2〜5のアルコキシカルボニル
基、炭素原子数1〜3のハロアルコキシ基、ニトロ基、
シアノ基または-S(O)n-R基[但し、nは前記と同様の意
味を表す。Rは炭素原子数1〜4のアルキル基を表
す。]を表す。Gはカルボキシル基、水素原子またはシ
アノカルボニル基を表す。〕で表される置換ベンゼン誘
導体である。
【0015】置換ベンゼン誘導体は4−ベンゾイルピラ
ゾール誘導体の製造中間体として有用である。
ゾール誘導体の製造中間体として有用である。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明化合物の置換基X、Y、
Z、V、WおよびGとしては以下の置換基が好ましい。 X:Me, Et, n-Pr, i-Pr, n-Bu, i-Bu, s-Bu, t-Bu, OM
e, OEt, OPr-n, OPr-i,OBu-n, OBu-i, OBu-s, OBu-t,
F, Cl, Br, I, NO2, CN, CH2F, CHF2, CF3, CH2CF3, CH
2Cl, CCl3, CHClMe, CH2CH2Cl, CHClCH2Cl, CH2Br, CHB
rMe, CH2CH2Br,CH 2OMe, CH2OEt, CH2OPr-n, CH2OPr-i,
CH2OBu-n, CH2OBu-i, CH2OBu-s, CH2OBu-t , CHMeOMe, C
HMeOEt, CHMeOPr-n, CHMeOPr-i, CHMeOBu-n, CHMeOBu-
i, CHMeOBu-s, CHMeOBu-t, CH2CH2OMe, CH2CH2OEt, CH2
CH2OPr-i, Ac, COEt, COPr-n, COPr-i, COOMe, COOEt,
COOPr-i, CONHMe, CONHEt, CONMe2, CONEt2, CONEtMe,
OCHF2, OCF3, OCH2CF3, SMe, SEt, CH2SMe, CH2SEt, CH
MeSMe, CHMeSEt
Z、V、WおよびGとしては以下の置換基が好ましい。 X:Me, Et, n-Pr, i-Pr, n-Bu, i-Bu, s-Bu, t-Bu, OM
e, OEt, OPr-n, OPr-i,OBu-n, OBu-i, OBu-s, OBu-t,
F, Cl, Br, I, NO2, CN, CH2F, CHF2, CF3, CH2CF3, CH
2Cl, CCl3, CHClMe, CH2CH2Cl, CHClCH2Cl, CH2Br, CHB
rMe, CH2CH2Br,CH 2OMe, CH2OEt, CH2OPr-n, CH2OPr-i,
CH2OBu-n, CH2OBu-i, CH2OBu-s, CH2OBu-t , CHMeOMe, C
HMeOEt, CHMeOPr-n, CHMeOPr-i, CHMeOBu-n, CHMeOBu-
i, CHMeOBu-s, CHMeOBu-t, CH2CH2OMe, CH2CH2OEt, CH2
CH2OPr-i, Ac, COEt, COPr-n, COPr-i, COOMe, COOEt,
COOPr-i, CONHMe, CONHEt, CONMe2, CONEt2, CONEtMe,
OCHF2, OCF3, OCH2CF3, SMe, SEt, CH2SMe, CH2SEt, CH
MeSMe, CHMeSEt
【0017】Y:CH2OH, CH2OMe, CH2OEt, CH2OPr-n, C
H2OPr-i, CH2OBu-n, CH2OBu-i, CH2OBu-s, CH2OBu-t, C
H2OAm-n, CH2OAm-i, CH2OAm-t, CH2OC6H13-n, CH2O-シ
クロペンチル, CH2O-シクロヘキシル, CH2OCH2-シクロ
プロピル, CH2OCH=CH2, CH2OCH 2CH=CH2, CH2OCH2CMe
=CH2, CH2OCHMeCH=CH2, CH2OCH2C≡CH, CH2OCHMeC≡C
H,CH2OCMe2C≡CH, CH2OCH2CH2F, CH2OCH2CF3, CH2OCH2C
H2Cl, CH2OCH2CCl3, CH2OCH2CH2Br, CH2OCH2-2,2-ジク
ロロシクロプロピル, CH2OCH2CCl=CH2, CH2OCH2CCl=C
HCl, CH2OCH2CH2OMe, CH2OCH2CH2OEt, CH2OCH2CH2OPr-
i, CH2O-3-テトラヒドロフラニル, CH2O-2-テトラヒド
ロピラニル, CH2O-4-テトラヒドロピラニル,CH2O-3-テ
トラヒドロチエニル, CH2OCH2-エポキシエチル, CH2OCH
2-3-テトラヒドロフラニル, CH2OPh, CH2OPh-Cl-4, CH2
OPh-NO2-4, CH2NHMe, CH2NHEt, CH2NMe2, CH2NEt2, CH2
NEtMe, CH2OCH2Ph, CH2OCH2COOMe, CH2OCH2COOEt, CH2O
CHMeCOOMe, CH2OCH2COOBu-t, CH2OCHMeCOOEt, CH2CN, C
H2SMe, CH2SEt, CH2SPr-n, CH2SPr-i, CH2SBn-t, CH2SC
H2CH=CH2, CH2SCH2C≡CH, CH2SCH2-シクロプロピル, C
H2SCH2CH2Cl, CH2SOMe, CH2SOEt, CH2SO2Me, CH2SO2Et,
CH2SO2Pr-n, CH2SO2Pr-i, CH2SCH2CH2OMe, CH2SCH2CH2
OEt, CH2SPh, CH2OAc, CH2OCOEt, CH2OCOPr-i, CH2OSO2
Me, CH2OSO2Et, CH2OCH2CH2CN, CHMeOH, CHMeOMe, CHMe
OEt, CHMeOPr-n,CHMeOPr-i, CHMeOBu-n, CHMeOBu-i, CH
MeOBu-s, CHMeOBu-t, CHMeO-シクロペンチル, CHMeOCH2
-シクロプロピル, CHMeOCH=CH2, CHMeOCH2CH=CH2, CH
MeOCH2C≡CH, CHMeOCH2CF3, CHMeOCH2CH2Cl, CHMeOCH2C
Cl3, CHMeOCH2CH2Br, CHMeOCH2-2,2-ジクロロシクロプ
ロピル, CHMeOCH2CH2OMe, CHMeOCH2CH2OEt, CHMeO-3-テ
トラヒドロフラニル, CHMeO-2-テトラヒドロピラニル,
CHMeOCH2-3-テトラヒドロチエニル, CHMeOPh, CHMeNHM
e, CHMeNMe2, CHMeNEt2, CHMeOCH2COOMe, CHMeOCH2COOE
t, CHMeOCHMeCOOMe, CHMeCN, CHMeSMe, CHMeSEt, CHMeS
Pr-n, CHMeSPr-i, CHMeSCH2CH=CH2, CHMeSCH2C≡CH, C
HMeSCH2-シクロプロピル, CHMeSCH2CH2Cl, CHMeSOMe, C
HMeSOEt, CHMeSO2Me, CHMeSO2Et, CHMeSO2Pr-i, CHMeSC
H2CH2OMe, CHMeSPh, CHMeOAc, CHMeOCOEt, CHMeOSO2Me,
CHMeOSO2Et, CHMeOCH2CH2CN, CMe2OH, CMe2OMe, CMe2O
Et , CMe2OPr-n, CMe2OPr-i, CMe2OCH=CH2, CMe2OCH2C
H=CH2, CMe2OCH2C≡CH, CMe2OCH2CH2Cl, CMe2OCH2CH2O
Me, CMe2O-3-テトラヒドロフラニル, CMe2O-2-テトラヒ
ドロピラニル, CMe2NHMe, CMe2NMe2, CMe2OCH2COOMe, C
Me2CN, CMe2SMe, CMe2SEt, CMe2SO2Me, CMe2SO2Et, CMe
2OAc, CMe2OSO2Me, CH2COOMe, CH2COOEt, CH2COOPr-i,
CHMeCOOMe, CHMeCOOEt, CHMeCOOPr-i, CH2CH2COOMe, CH
2CH2COOEt, CH2CH2COOPr-i, CH=CHOMe, CH=CHOEt, CH2C
H2OMe, CH2CH2OEt, COOH, COOMe, COOEt, COOPr-n, COO
Pr-i, COOBu-n, COOBu-s, COOBu-i, COOBu-t, COOAm-i,
COO-シクロプロピル, COO-シクロペンチル, COO-シク
ロヘキシル,COOCH2-シクロプロピル, COOCH2CH=CH2, C
OOCH2C≡CH, COOCH2CMe=CH2, COOCH2CH2Br, COOCH2CH2
Cl, COOCH2CH2F, COOCH2CCl3, COOCH2CHF2, COOCH2CF3,
COOCHMeCH2Cl, COOCH2CCl=CH2, COOCH2CCl=CHCl, CO
OCH2OMe, COOCH2CH2OMe, COOCH2CH2OEt, COOCH2OEt, CO
OCH2SMe, COOCH2CH2SMe, COOCH2CH2SEt, COOCH2CH2SCH2
CH2Cl, COOCH2SOMe, COOCH2CH2SOMe, COOCH2CH2OCH2CH2
Cl, COOCH2CH2OCH2CH2Br, COOCH2CH2OSO2Me, COOCH2CH2
OSO2Ph-Me-4, COOCH2OCH2CH2OMe, COOCH2CH2SO 2Me, COO
CH2CH2SO2Et, COOCH2SO2Me, COOCH2CN, COOCH2CH2CN, C
OOCH2CH2CH2CN,COOCH2CH2NHMe, COOCH2CH2NMe2, COOCH2
NMe2, COOCH2CH2NO2, COOCH2CH2CH2NO2, COOCH2OH, COO
CH2-2,2-ジクロロシクロプロピル, COOCH2COMe, COOCH2
COBu-t,COOCH2COPr-i, COOCH2COPh,COOCH2COOMe, COOCH
2COOEt, COOCHMeCOOMe, COOCMe 2OMe, COOCH2CH2OCH2CH
=CH2, COOCH2CH2OCH2C≡CH, COOCH2CH2OPh, COOCH2OP
h,COOCH2CH2OCH2Ph, COOCH2SiMe3,COOSiMe3, COOSiEt3,
COOPh, COOPh-Cl-4, COOPh-Me-4, COOPh-OMe-4, COOPh
-NO2-4, COOCH2Ph, COOCH2Ph-Cl-2, COOCH2Ph-Cl-4, CO
OCHMePh, COOCH2CH2Ph, COO-3-テトラヒドロフラニル,
COO-2-テトラヒドロピラニル, COO-3-テトラヒドロチエ
ニル, COOCH2-エポキシエチル, COOCH2-3-テトラヒドロ
フラニル, COOCH2-2-テトラヒドロピラニル, COO-2-テ
トラヒドロフラニル , C(O)SMe, C(O)SEt, C(O)SPr-i,
C(O)SPr-n, C(O)SBu-n, C(O)SBu-t,C(O)SBu-s, C(O)SBu
-i, C(S)OMe, C(S)OEt, C(S)OPr-i, C(S)OPr-n, C(S)OB
u-n, C(S)OBu-t, C(S)OBu-s, C(S)OBu-i, CSSMe, CSSE
t, CSSPr-n, CSSPr-i, CONMe 2, CONHMe, CONEt2, CONHE
t, CONHPr-n, CONHPr-i, CONHBu-t, CONHBu-s, CONHBu-
i, CONHBu-n, CONHAm-t, CON(Pr-i)2, CON(Pr-n)2, CON
HPh, CONHPh-Me-4, CONHPh-NO2-4, CON(CH2)5, CON(C
H2)6, CO(N-メチルピペリジノ), CO(モルホリノ),
CONMeOMe, CONHCH2CH=CH2, CON(CH2CH=CH2)2, CONHCH
2C≡CH, CON(CH2C≡CH)2, CONMePh, CONEtPh, CON(Me)P
h-Me-4, CONHSO2Me, CONHSO2CF3, COON=CMe2, COON=
(シクロヘキシル), COON=(シクロペンチル), COOC
H2OCOMe, COOCH2OCOBu-t
H2OPr-i, CH2OBu-n, CH2OBu-i, CH2OBu-s, CH2OBu-t, C
H2OAm-n, CH2OAm-i, CH2OAm-t, CH2OC6H13-n, CH2O-シ
クロペンチル, CH2O-シクロヘキシル, CH2OCH2-シクロ
プロピル, CH2OCH=CH2, CH2OCH 2CH=CH2, CH2OCH2CMe
=CH2, CH2OCHMeCH=CH2, CH2OCH2C≡CH, CH2OCHMeC≡C
H,CH2OCMe2C≡CH, CH2OCH2CH2F, CH2OCH2CF3, CH2OCH2C
H2Cl, CH2OCH2CCl3, CH2OCH2CH2Br, CH2OCH2-2,2-ジク
ロロシクロプロピル, CH2OCH2CCl=CH2, CH2OCH2CCl=C
HCl, CH2OCH2CH2OMe, CH2OCH2CH2OEt, CH2OCH2CH2OPr-
i, CH2O-3-テトラヒドロフラニル, CH2O-2-テトラヒド
ロピラニル, CH2O-4-テトラヒドロピラニル,CH2O-3-テ
トラヒドロチエニル, CH2OCH2-エポキシエチル, CH2OCH
2-3-テトラヒドロフラニル, CH2OPh, CH2OPh-Cl-4, CH2
OPh-NO2-4, CH2NHMe, CH2NHEt, CH2NMe2, CH2NEt2, CH2
NEtMe, CH2OCH2Ph, CH2OCH2COOMe, CH2OCH2COOEt, CH2O
CHMeCOOMe, CH2OCH2COOBu-t, CH2OCHMeCOOEt, CH2CN, C
H2SMe, CH2SEt, CH2SPr-n, CH2SPr-i, CH2SBn-t, CH2SC
H2CH=CH2, CH2SCH2C≡CH, CH2SCH2-シクロプロピル, C
H2SCH2CH2Cl, CH2SOMe, CH2SOEt, CH2SO2Me, CH2SO2Et,
CH2SO2Pr-n, CH2SO2Pr-i, CH2SCH2CH2OMe, CH2SCH2CH2
OEt, CH2SPh, CH2OAc, CH2OCOEt, CH2OCOPr-i, CH2OSO2
Me, CH2OSO2Et, CH2OCH2CH2CN, CHMeOH, CHMeOMe, CHMe
OEt, CHMeOPr-n,CHMeOPr-i, CHMeOBu-n, CHMeOBu-i, CH
MeOBu-s, CHMeOBu-t, CHMeO-シクロペンチル, CHMeOCH2
-シクロプロピル, CHMeOCH=CH2, CHMeOCH2CH=CH2, CH
MeOCH2C≡CH, CHMeOCH2CF3, CHMeOCH2CH2Cl, CHMeOCH2C
Cl3, CHMeOCH2CH2Br, CHMeOCH2-2,2-ジクロロシクロプ
ロピル, CHMeOCH2CH2OMe, CHMeOCH2CH2OEt, CHMeO-3-テ
トラヒドロフラニル, CHMeO-2-テトラヒドロピラニル,
CHMeOCH2-3-テトラヒドロチエニル, CHMeOPh, CHMeNHM
e, CHMeNMe2, CHMeNEt2, CHMeOCH2COOMe, CHMeOCH2COOE
t, CHMeOCHMeCOOMe, CHMeCN, CHMeSMe, CHMeSEt, CHMeS
Pr-n, CHMeSPr-i, CHMeSCH2CH=CH2, CHMeSCH2C≡CH, C
HMeSCH2-シクロプロピル, CHMeSCH2CH2Cl, CHMeSOMe, C
HMeSOEt, CHMeSO2Me, CHMeSO2Et, CHMeSO2Pr-i, CHMeSC
H2CH2OMe, CHMeSPh, CHMeOAc, CHMeOCOEt, CHMeOSO2Me,
CHMeOSO2Et, CHMeOCH2CH2CN, CMe2OH, CMe2OMe, CMe2O
Et , CMe2OPr-n, CMe2OPr-i, CMe2OCH=CH2, CMe2OCH2C
H=CH2, CMe2OCH2C≡CH, CMe2OCH2CH2Cl, CMe2OCH2CH2O
Me, CMe2O-3-テトラヒドロフラニル, CMe2O-2-テトラヒ
ドロピラニル, CMe2NHMe, CMe2NMe2, CMe2OCH2COOMe, C
Me2CN, CMe2SMe, CMe2SEt, CMe2SO2Me, CMe2SO2Et, CMe
2OAc, CMe2OSO2Me, CH2COOMe, CH2COOEt, CH2COOPr-i,
CHMeCOOMe, CHMeCOOEt, CHMeCOOPr-i, CH2CH2COOMe, CH
2CH2COOEt, CH2CH2COOPr-i, CH=CHOMe, CH=CHOEt, CH2C
H2OMe, CH2CH2OEt, COOH, COOMe, COOEt, COOPr-n, COO
Pr-i, COOBu-n, COOBu-s, COOBu-i, COOBu-t, COOAm-i,
COO-シクロプロピル, COO-シクロペンチル, COO-シク
ロヘキシル,COOCH2-シクロプロピル, COOCH2CH=CH2, C
OOCH2C≡CH, COOCH2CMe=CH2, COOCH2CH2Br, COOCH2CH2
Cl, COOCH2CH2F, COOCH2CCl3, COOCH2CHF2, COOCH2CF3,
COOCHMeCH2Cl, COOCH2CCl=CH2, COOCH2CCl=CHCl, CO
OCH2OMe, COOCH2CH2OMe, COOCH2CH2OEt, COOCH2OEt, CO
OCH2SMe, COOCH2CH2SMe, COOCH2CH2SEt, COOCH2CH2SCH2
CH2Cl, COOCH2SOMe, COOCH2CH2SOMe, COOCH2CH2OCH2CH2
Cl, COOCH2CH2OCH2CH2Br, COOCH2CH2OSO2Me, COOCH2CH2
OSO2Ph-Me-4, COOCH2OCH2CH2OMe, COOCH2CH2SO 2Me, COO
CH2CH2SO2Et, COOCH2SO2Me, COOCH2CN, COOCH2CH2CN, C
OOCH2CH2CH2CN,COOCH2CH2NHMe, COOCH2CH2NMe2, COOCH2
NMe2, COOCH2CH2NO2, COOCH2CH2CH2NO2, COOCH2OH, COO
CH2-2,2-ジクロロシクロプロピル, COOCH2COMe, COOCH2
COBu-t,COOCH2COPr-i, COOCH2COPh,COOCH2COOMe, COOCH
2COOEt, COOCHMeCOOMe, COOCMe 2OMe, COOCH2CH2OCH2CH
=CH2, COOCH2CH2OCH2C≡CH, COOCH2CH2OPh, COOCH2OP
h,COOCH2CH2OCH2Ph, COOCH2SiMe3,COOSiMe3, COOSiEt3,
COOPh, COOPh-Cl-4, COOPh-Me-4, COOPh-OMe-4, COOPh
-NO2-4, COOCH2Ph, COOCH2Ph-Cl-2, COOCH2Ph-Cl-4, CO
OCHMePh, COOCH2CH2Ph, COO-3-テトラヒドロフラニル,
COO-2-テトラヒドロピラニル, COO-3-テトラヒドロチエ
ニル, COOCH2-エポキシエチル, COOCH2-3-テトラヒドロ
フラニル, COOCH2-2-テトラヒドロピラニル, COO-2-テ
トラヒドロフラニル , C(O)SMe, C(O)SEt, C(O)SPr-i,
C(O)SPr-n, C(O)SBu-n, C(O)SBu-t,C(O)SBu-s, C(O)SBu
-i, C(S)OMe, C(S)OEt, C(S)OPr-i, C(S)OPr-n, C(S)OB
u-n, C(S)OBu-t, C(S)OBu-s, C(S)OBu-i, CSSMe, CSSE
t, CSSPr-n, CSSPr-i, CONMe 2, CONHMe, CONEt2, CONHE
t, CONHPr-n, CONHPr-i, CONHBu-t, CONHBu-s, CONHBu-
i, CONHBu-n, CONHAm-t, CON(Pr-i)2, CON(Pr-n)2, CON
HPh, CONHPh-Me-4, CONHPh-NO2-4, CON(CH2)5, CON(C
H2)6, CO(N-メチルピペリジノ), CO(モルホリノ),
CONMeOMe, CONHCH2CH=CH2, CON(CH2CH=CH2)2, CONHCH
2C≡CH, CON(CH2C≡CH)2, CONMePh, CONEtPh, CON(Me)P
h-Me-4, CONHSO2Me, CONHSO2CF3, COON=CMe2, COON=
(シクロヘキシル), COON=(シクロペンチル), COOC
H2OCOMe, COOCH2OCOBu-t
【0018】Z:F, Cl, Br, I, NO2, OMe, OEt, OPr-
n, OPr-i, CF3, CN, SMe, SOMe, SO2Me, SCF3, SOCF3,
SO2CF3 V:H W:H G:COOH, H, COCN 本発明者等は、有用な除草剤の開発を目的に各種有機化
合物の除草特性に関する研究を進める中で、前記の置換
ベンゼン誘導体から誘導される4−ベンゾイルピラゾー
ル誘導体が、禾木科植物(イネ科およびカヤツリグサ
科)および各種広葉雑草に対し卓越した殺草効力を有
し、かつ有用作物、例えばトーモロコシ、ソルガム、コ
ムギ、オオムギ等の栽培作物に対しては実質上無害であ
るという知見を得、本発明を完成した。
n, OPr-i, CF3, CN, SMe, SOMe, SO2Me, SCF3, SOCF3,
SO2CF3 V:H W:H G:COOH, H, COCN 本発明者等は、有用な除草剤の開発を目的に各種有機化
合物の除草特性に関する研究を進める中で、前記の置換
ベンゼン誘導体から誘導される4−ベンゾイルピラゾー
ル誘導体が、禾木科植物(イネ科およびカヤツリグサ
科)および各種広葉雑草に対し卓越した殺草効力を有
し、かつ有用作物、例えばトーモロコシ、ソルガム、コ
ムギ、オオムギ等の栽培作物に対しては実質上無害であ
るという知見を得、本発明を完成した。
【0019】4−ベンゾイルピラゾール誘導体は、土壌
処理、土壌混和処理および茎葉処理のいずれでも、強い
除草活性を示し、一方栽培作物、例えばトーモロコシ、
ソルガム、コムギ、オオムギ等に対しては土壌処理、土
壌混和処理および茎葉処理のいずれの方法でも、実用
上、薬害が全く認められず、高度の選択性を有するもの
で、これらの作物の栽培時における雑草防除には、極め
て有効である。すなわち、トーモロコシ、ソルガム栽培
時に発生する有害雑草のエノコログサ、ノビエ、イヌビ
ユ、イヌタデ、オナモミ、イチビ、ハマスゲ等に対して
強い殺草活性を示すものである。特にイネ科雑草及びハ
マスゲ類に対する除草活性は著しく高く、極めてユニー
クである。
処理、土壌混和処理および茎葉処理のいずれでも、強い
除草活性を示し、一方栽培作物、例えばトーモロコシ、
ソルガム、コムギ、オオムギ等に対しては土壌処理、土
壌混和処理および茎葉処理のいずれの方法でも、実用
上、薬害が全く認められず、高度の選択性を有するもの
で、これらの作物の栽培時における雑草防除には、極め
て有効である。すなわち、トーモロコシ、ソルガム栽培
時に発生する有害雑草のエノコログサ、ノビエ、イヌビ
ユ、イヌタデ、オナモミ、イチビ、ハマスゲ等に対して
強い殺草活性を示すものである。特にイネ科雑草及びハ
マスゲ類に対する除草活性は著しく高く、極めてユニー
クである。
【0020】4−ベンゾイルピラゾール誘導体は置換ベ
ンゼン誘導体から、例えば下記の反応式のいずれかによ
って容易に合成される。
ンゼン誘導体から、例えば下記の反応式のいずれかによ
って容易に合成される。
【0021】
【化11】
【0022】
【化12】
【0023】
【化13】
【0024】
【化14】
【0025】(式中Aは炭素原子数1〜3のアルキル
基、炭素原子数2〜4のアルケニル基または炭素原子数
2〜4のアルキニル基を表し、Bは水素原子、炭素原子
数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数1〜
3のハロアルキル基、炭素原子数1〜3のアルコキシ
基、炭素原子数1〜3のアルキルチオ基、炭素原子数2
〜4のアルコキシアルキル基、炭素原子数2〜4のアル
キルチオアルキル基または炭素原子数2〜4のアルコキ
シカルボニル基を表し、V、W、X、YおよびZは前記
と同じ意味を表し、Eはハロゲン原子、メタンスルホニ
ルオキシ基またはパラトルエンスルホニルオキシ基を表
す。なお、5−ヒドロキシピラゾールは下記の互変異性
があり、いずれの構造式で表わすこともできる。
基、炭素原子数2〜4のアルケニル基または炭素原子数
2〜4のアルキニル基を表し、Bは水素原子、炭素原子
数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、炭素原子数1〜
3のハロアルキル基、炭素原子数1〜3のアルコキシ
基、炭素原子数1〜3のアルキルチオ基、炭素原子数2
〜4のアルコキシアルキル基、炭素原子数2〜4のアル
キルチオアルキル基または炭素原子数2〜4のアルコキ
シカルボニル基を表し、V、W、X、YおよびZは前記
と同じ意味を表し、Eはハロゲン原子、メタンスルホニ
ルオキシ基またはパラトルエンスルホニルオキシ基を表
す。なお、5−ヒドロキシピラゾールは下記の互変異性
があり、いずれの構造式で表わすこともできる。
【0026】
【化15】
【0027】) 反応式1は、それぞれ適当な置換基を有する安息香酸と
5−ヒドロキシピラゾールを、縮合剤及び塩基の存在
下、不活性溶媒中で反応させて4−ベンゾイル−5−ヒ
ドロキシピラゾールを得る反応を表わす。縮合剤は安息
香酸及びピラゾールに対し10〜15倍モル用いるのが
望ましい。縮合剤としては、例えばN,N´-ジシクロヘキ
シルカルボジイミドがあげられる。溶媒は反応に不活性
であればいずれでもよいが、特にターシャリブチルアル
コール、ターシャリアミルアルコール、イソプロピルア
ルコールなどがすぐれる。塩基は必ずしも必要としない
が一般に使用することにより、収率が向上する。特に限
定はないが炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどがすぐれ
る。反応温度は室温から溶媒の沸点までいずれでも可能
であるが、50〜100℃程度が望ましい。反応時間は
通常05〜20時間程度である。
5−ヒドロキシピラゾールを、縮合剤及び塩基の存在
下、不活性溶媒中で反応させて4−ベンゾイル−5−ヒ
ドロキシピラゾールを得る反応を表わす。縮合剤は安息
香酸及びピラゾールに対し10〜15倍モル用いるのが
望ましい。縮合剤としては、例えばN,N´-ジシクロヘキ
シルカルボジイミドがあげられる。溶媒は反応に不活性
であればいずれでもよいが、特にターシャリブチルアル
コール、ターシャリアミルアルコール、イソプロピルア
ルコールなどがすぐれる。塩基は必ずしも必要としない
が一般に使用することにより、収率が向上する。特に限
定はないが炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどがすぐれ
る。反応温度は室温から溶媒の沸点までいずれでも可能
であるが、50〜100℃程度が望ましい。反応時間は
通常05〜20時間程度である。
【0028】反応式2はそれぞれ適当な置換基を有する
ベンゾイルクロリドと5−ヒドロキシピラゾールとよ
り、ベンゾイルエステルとしこれを転位させて4−ベン
ゾイル体とする反応を示す。ベンゾイルエステル化は反
応に不活性な溶媒(芳香族炭化水素類、脂肪酸エステル
類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アセトニトリ
ル、ジメチルスルホキシド、N,N ′−ジメチルホルムア
ミドなど)中、またはそれらと水との二相系や混合系中
で、適当な脱塩化水素剤(苛性ソーダ、苛性カリ、炭酸
水素ナトリウムなどの無機塩基、ピリジン、トリエチル
アミンなどの有機塩基)存在下、室温ないし100℃で
通常10分から5時間で達成される。
ベンゾイルクロリドと5−ヒドロキシピラゾールとよ
り、ベンゾイルエステルとしこれを転位させて4−ベン
ゾイル体とする反応を示す。ベンゾイルエステル化は反
応に不活性な溶媒(芳香族炭化水素類、脂肪酸エステル
類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、アセトニトリ
ル、ジメチルスルホキシド、N,N ′−ジメチルホルムア
ミドなど)中、またはそれらと水との二相系や混合系中
で、適当な脱塩化水素剤(苛性ソーダ、苛性カリ、炭酸
水素ナトリウムなどの無機塩基、ピリジン、トリエチル
アミンなどの有機塩基)存在下、室温ないし100℃で
通常10分から5時間で達成される。
【0029】転位反応は無水塩化アルミニウムに代表さ
れるルイス酸または塩基によって達成される。塩基とし
ては炭酸カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム
等が使用される。ルイス酸も塩基も通常1〜10倍モル
使用される。溶媒は特には必要としないが反応に不活性
であり、適当な沸点をもつものは操作性、収率などを向
上させる場合がある。好適な例としてジオキサン、ジグ
ライム、トルエン、キシレンなどがあげられる。
れるルイス酸または塩基によって達成される。塩基とし
ては炭酸カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム
等が使用される。ルイス酸も塩基も通常1〜10倍モル
使用される。溶媒は特には必要としないが反応に不活性
であり、適当な沸点をもつものは操作性、収率などを向
上させる場合がある。好適な例としてジオキサン、ジグ
ライム、トルエン、キシレンなどがあげられる。
【0030】反応温度は通常50〜150℃、反応時間
は15分〜30時間である。反応式3は、ベンゼン誘導
体、5−ヒドロキシピラゾール誘導体および四塩化炭素
をルイス酸の存在下、無溶媒または不活性溶媒中で縮合
させ、次いで加水分解して4−ベンゾイル−5−ヒドロ
キシピラゾール誘導体を得る反応を表す。ルイス酸とし
ては反応理論量以上の無水塩化アルミニウム、無水臭化
アルミニウムなどが望ましい。溶媒は反応に不活性であ
れば何れでもよいが、塩素系溶媒、たとえば塩化メチレ
ン、ジクロロエタン、テトラクロロエタンなどが優れ
る。 縮合温度は0℃から溶媒の沸点までが可能である
が10〜80℃が望ましい。加水分解反応は塩酸または
硫酸の存在下で行われる。反応温度は室温から100℃
が望ましく、反応時間は通常0.1〜10時間である。
は15分〜30時間である。反応式3は、ベンゼン誘導
体、5−ヒドロキシピラゾール誘導体および四塩化炭素
をルイス酸の存在下、無溶媒または不活性溶媒中で縮合
させ、次いで加水分解して4−ベンゾイル−5−ヒドロ
キシピラゾール誘導体を得る反応を表す。ルイス酸とし
ては反応理論量以上の無水塩化アルミニウム、無水臭化
アルミニウムなどが望ましい。溶媒は反応に不活性であ
れば何れでもよいが、塩素系溶媒、たとえば塩化メチレ
ン、ジクロロエタン、テトラクロロエタンなどが優れ
る。 縮合温度は0℃から溶媒の沸点までが可能である
が10〜80℃が望ましい。加水分解反応は塩酸または
硫酸の存在下で行われる。反応温度は室温から100℃
が望ましく、反応時間は通常0.1〜10時間である。
【0031】反応式4はシアン化ベンゾイル誘導体と5
−ヒドロキシピラゾール誘導体をルイス酸および塩基の
存在下で、無溶媒または不活性溶媒中で反応させて4−
ベンゾイル5−ヒドロキシピラゾールを得る反応を表
す。ルイス酸としては塩化亜鉛、塩化アルミニウム、臭
化アルミニウムなどがあげられる。塩基としては、ピリ
ジン、トリエチルアミンなどがあげられる。ルイス酸も
塩基も通常1〜10倍モル使用される。溶媒は塩化メチ
レン、ジクロロエタン、テトラクロロエタンなどがあげ
られる。
−ヒドロキシピラゾール誘導体をルイス酸および塩基の
存在下で、無溶媒または不活性溶媒中で反応させて4−
ベンゾイル5−ヒドロキシピラゾールを得る反応を表
す。ルイス酸としては塩化亜鉛、塩化アルミニウム、臭
化アルミニウムなどがあげられる。塩基としては、ピリ
ジン、トリエチルアミンなどがあげられる。ルイス酸も
塩基も通常1〜10倍モル使用される。溶媒は塩化メチ
レン、ジクロロエタン、テトラクロロエタンなどがあげ
られる。
【0032】反応温度は0〜80℃、好ましくは10〜
50℃である。反応時間は0.5〜20時間である。次
に、置換ベンゼン誘導体の製造方法を挙げる。置換ベン
ゼン誘導体は種々の既知の合成法の組み合わせにより、
容易に合成が可能である。ベンゼン環の置換基ZがS(O)
nCH3の化合物において一例を示せば下記の反応式に従っ
て製造できる。
50℃である。反応時間は0.5〜20時間である。次
に、置換ベンゼン誘導体の製造方法を挙げる。置換ベン
ゼン誘導体は種々の既知の合成法の組み合わせにより、
容易に合成が可能である。ベンゼン環の置換基ZがS(O)
nCH3の化合物において一例を示せば下記の反応式に従っ
て製造できる。
【0033】
【化16】
【0034】
【化17】
【0035】
【化18】
【0036】(上記式中、XおよびYは前記と同じ意味
を表し、Halはハロゲン原子を表す。)
を表し、Halはハロゲン原子を表す。)
【0037】
4−メタンスルホニル−3−メトキシメチル−2−メチ
ル安息香酸および3−メトキシメチル−2−メチル−4
−メチルチオ安息香酸の合成 (1) 2−メチル−3−ニトロベンジルアルコール 2−メチル−3−ニトロ安息香酸メチル39.0g
(0.2モル)をtert−ブタノール600 mlに溶解
後、水素化ホウ素ナトリウム19.0gを添加し、さら
に還流温度でメタノール150 mlを1時間かけて滴下
した。さらに1時還流し、反応を完結させた。放冷後、
水を加え、溶媒を減圧にて留去した。残渣に水とクロロ
ホルムを加え、有機層を分取後無水硫酸ナトリウムで乾
燥さらに溶媒を留去することにより、2−メチル−3−
ニトロベンジルアルコール30.7gを得た。 (2) 2−メチル−3−ニトロベンジルメチルエーテル 上記で得た、2−メチル−3−ニトロベンジルアルコー
ル30.1g(0.18モル)をベンゼン200 mlに
溶解後、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド0.
2g、水酸化ナトリウム20.1gの50%水溶液を順
次加えたのち、室温にてジメチル硫酸27.2gを滴下
し、さらに、3時間攪拌、反応させた。反応液に水を加
え、有機層を分取したのち、水、2%塩酸水溶液、水、
飽和食塩水で順次洗浄し、溶媒を留去することにより、
2−メチル−3−ニトロベンジルメチルエーテル30.
9gを得た。油状物 (3) 3−メトキシメチル−2−メチルアニリン 上記の2−メチル−3−ニトロベンジルメチルエーテル
30.7g(0.17モル)にメタノール200 mlを
加え溶解後、濃塩酸92 mlを徐々に加えた。その後、
鉄粉30.4gを反応温度が60℃以下になるように徐
々に添加し、さらに、1時間反応させた。
ル安息香酸および3−メトキシメチル−2−メチル−4
−メチルチオ安息香酸の合成 (1) 2−メチル−3−ニトロベンジルアルコール 2−メチル−3−ニトロ安息香酸メチル39.0g
(0.2モル)をtert−ブタノール600 mlに溶解
後、水素化ホウ素ナトリウム19.0gを添加し、さら
に還流温度でメタノール150 mlを1時間かけて滴下
した。さらに1時還流し、反応を完結させた。放冷後、
水を加え、溶媒を減圧にて留去した。残渣に水とクロロ
ホルムを加え、有機層を分取後無水硫酸ナトリウムで乾
燥さらに溶媒を留去することにより、2−メチル−3−
ニトロベンジルアルコール30.7gを得た。 (2) 2−メチル−3−ニトロベンジルメチルエーテル 上記で得た、2−メチル−3−ニトロベンジルアルコー
ル30.1g(0.18モル)をベンゼン200 mlに
溶解後、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド0.
2g、水酸化ナトリウム20.1gの50%水溶液を順
次加えたのち、室温にてジメチル硫酸27.2gを滴下
し、さらに、3時間攪拌、反応させた。反応液に水を加
え、有機層を分取したのち、水、2%塩酸水溶液、水、
飽和食塩水で順次洗浄し、溶媒を留去することにより、
2−メチル−3−ニトロベンジルメチルエーテル30.
9gを得た。油状物 (3) 3−メトキシメチル−2−メチルアニリン 上記の2−メチル−3−ニトロベンジルメチルエーテル
30.7g(0.17モル)にメタノール200 mlを
加え溶解後、濃塩酸92 mlを徐々に加えた。その後、
鉄粉30.4gを反応温度が60℃以下になるように徐
々に添加し、さらに、1時間反応させた。
【0038】反応液に水300 mlを加え、水酸化ナト
リウムをpH>8になるまで添加した。得られたスラリー
にクロロホルムを加え充分に攪拌したのちに、固体を濾
別し、濾液から有機層を分取した。この有機層を、水、
飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、
さらに、減圧にて、溶媒を留去することにより、3−メ
トキシメチル−2−メチルアニリン23.1gを得た。
油状物 (4) 3−メトキシメチル−2−メチル−4−チオシア
ノアニリン 3−メトキシメチル−2−メチルアニリン22.6g
(0.15モル)をメタノール300 mlに溶解後、チ
オシアン酸ナトリウム36.5gを加え、均一溶液とし
た。その溶液を0℃に冷却後、臭素25.2gの臭化ナ
トリウム飽和メタノール100 ml溶液を、反応温度が
5℃を越えないように滴下した。滴下後、5℃以下で1
時間、さらに室温で1時間攪拌して反応を完結させた。
反応液を1lの水に加え、5%炭酸ナトリウム水溶液で
中和し、クロロホルムを加えて油分を抽出した。クロロ
ホルム層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去することにより、目的
物29.6gを得た。 (5) 3−メトキシメチル−2−メチル−4−メチルチ
オアニリン 3−メトキシメチル−2−メチル−4−チオシアノアニ
リン29.1g(0.14モル)をエタノール200 m
lに溶解し、硫化ナトリウム9水塩33.6gの100
ml水溶液と室温にて混合した。その後、ヨウ化メチル2
1.9gを滴下し、室温で3時間反応させた。反応終了
後、減圧にて溶媒を留去、濃縮し、水とクロロホルムを
加えて、有機層を分取した。得られた有機層を、水、飽
和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
て、減圧にて溶媒を留去して、目的物25.6gを得
た。油状物 (6) 3´−ヨード−2´−メチル−6´−メチルチオ
ベンジルメチルエーテル 3−メトキシメチル−2−メチル−4−メチルチオアニ
リン25.6g(0.13モル)に水100 ml、濃塩
酸33 mlを加えて、アニリンの塩酸塩としたのち、こ
の溶液を0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム9.3gの水
30 mlの溶液を、反応温度が5℃を越えないように滴
下した。滴下終了後、さらに、30分間攪拌し、ジアゾ
化を完了させた。ヨウ化カリウム33gの水100 ml
の溶液を70℃に加温し、先に得られたジアゾニウム塩
の水溶液を徐々に加えて分解した。反応液を70℃でさ
らに1時間攪拌したのち放冷し、ベンゼンにて油分を抽
出した。ベンゼン層を水、飽和亜硫酸水素ナトリウム水
溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄後、溶媒を減圧して留
去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ベン
ゼン)で精製することにより目的物30.0gを得た。
融点56.0〜59.0℃ (7) 3−メトキシメチル−2−メチル−4−メチルチ
オ安息香酸 3´−ヨード−2´−メチル−6´−メチルチオベンジ
ルメチルエーテル27.7g(0.09モル)を乾燥テ
トラヒドロフラン100 mlに溶解後、1.5M濃度の
n−ブチルリチウムn−ヘキサン溶液63 mlを−70
℃以下で滴下した。滴下後、15分間同じ温度で攪拌し
たのちに、乾燥炭酸ガスを、反応液の発熱が停止するま
で充分に吹き込んだ。反応後、反応液を室温にもどし、
水とジエチルエーテルを加えて、分液を行なった。得ら
れた水層をさらに2回ジエチルエーテルにて洗浄後、濃
塩酸を加えてpH<1とし、析出した結晶を濾取し、充分
に水で洗浄を行ない、乾燥することにより、目的物1
4.4gを得た。融点192.0〜194.0℃ (8) 4−メタンスルホニル−3−メトキシメチル−2
−メチル安息香酸 3−メトキシメチル−2−メチル−4−メチルチオ安息
香酸11.3g(0.05モル)に、酢酸120 ml、
35%過酸化水素水120 mlを加え、80℃で1時間
反応させた。放冷後、反応液を氷水中に加え、析出した
結晶を濾取、水洗を行なったのち、乾燥することによ
り、目的物12.3gを得た。融点129.0〜13
1.0℃
リウムをpH>8になるまで添加した。得られたスラリー
にクロロホルムを加え充分に攪拌したのちに、固体を濾
別し、濾液から有機層を分取した。この有機層を、水、
飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、
さらに、減圧にて、溶媒を留去することにより、3−メ
トキシメチル−2−メチルアニリン23.1gを得た。
油状物 (4) 3−メトキシメチル−2−メチル−4−チオシア
ノアニリン 3−メトキシメチル−2−メチルアニリン22.6g
(0.15モル)をメタノール300 mlに溶解後、チ
オシアン酸ナトリウム36.5gを加え、均一溶液とし
た。その溶液を0℃に冷却後、臭素25.2gの臭化ナ
トリウム飽和メタノール100 ml溶液を、反応温度が
5℃を越えないように滴下した。滴下後、5℃以下で1
時間、さらに室温で1時間攪拌して反応を完結させた。
反応液を1lの水に加え、5%炭酸ナトリウム水溶液で
中和し、クロロホルムを加えて油分を抽出した。クロロ
ホルム層を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、減圧下、溶媒を留去することにより、目的
物29.6gを得た。 (5) 3−メトキシメチル−2−メチル−4−メチルチ
オアニリン 3−メトキシメチル−2−メチル−4−チオシアノアニ
リン29.1g(0.14モル)をエタノール200 m
lに溶解し、硫化ナトリウム9水塩33.6gの100
ml水溶液と室温にて混合した。その後、ヨウ化メチル2
1.9gを滴下し、室温で3時間反応させた。反応終了
後、減圧にて溶媒を留去、濃縮し、水とクロロホルムを
加えて、有機層を分取した。得られた有機層を、水、飽
和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
て、減圧にて溶媒を留去して、目的物25.6gを得
た。油状物 (6) 3´−ヨード−2´−メチル−6´−メチルチオ
ベンジルメチルエーテル 3−メトキシメチル−2−メチル−4−メチルチオアニ
リン25.6g(0.13モル)に水100 ml、濃塩
酸33 mlを加えて、アニリンの塩酸塩としたのち、こ
の溶液を0℃に冷却し、亜硝酸ナトリウム9.3gの水
30 mlの溶液を、反応温度が5℃を越えないように滴
下した。滴下終了後、さらに、30分間攪拌し、ジアゾ
化を完了させた。ヨウ化カリウム33gの水100 ml
の溶液を70℃に加温し、先に得られたジアゾニウム塩
の水溶液を徐々に加えて分解した。反応液を70℃でさ
らに1時間攪拌したのち放冷し、ベンゼンにて油分を抽
出した。ベンゼン層を水、飽和亜硫酸水素ナトリウム水
溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄後、溶媒を減圧して留
去し、残渣をカラムクロマトグラフィー(溶出液:ベン
ゼン)で精製することにより目的物30.0gを得た。
融点56.0〜59.0℃ (7) 3−メトキシメチル−2−メチル−4−メチルチ
オ安息香酸 3´−ヨード−2´−メチル−6´−メチルチオベンジ
ルメチルエーテル27.7g(0.09モル)を乾燥テ
トラヒドロフラン100 mlに溶解後、1.5M濃度の
n−ブチルリチウムn−ヘキサン溶液63 mlを−70
℃以下で滴下した。滴下後、15分間同じ温度で攪拌し
たのちに、乾燥炭酸ガスを、反応液の発熱が停止するま
で充分に吹き込んだ。反応後、反応液を室温にもどし、
水とジエチルエーテルを加えて、分液を行なった。得ら
れた水層をさらに2回ジエチルエーテルにて洗浄後、濃
塩酸を加えてpH<1とし、析出した結晶を濾取し、充分
に水で洗浄を行ない、乾燥することにより、目的物1
4.4gを得た。融点192.0〜194.0℃ (8) 4−メタンスルホニル−3−メトキシメチル−2
−メチル安息香酸 3−メトキシメチル−2−メチル−4−メチルチオ安息
香酸11.3g(0.05モル)に、酢酸120 ml、
35%過酸化水素水120 mlを加え、80℃で1時間
反応させた。放冷後、反応液を氷水中に加え、析出した
結晶を濾取、水洗を行なったのち、乾燥することによ
り、目的物12.3gを得た。融点129.0〜13
1.0℃
【0039】〔実施例1−2〕 3−メトキシカルボニル−2−メチル−4−メチルチオ
安息香酸および4−メタンスルホニル−3−メトキシカ
ルボニル−2−メチル安息香酸の合成 (1) 3−アミノ−2−メチル安息香酸メチル 2−メチル−3−ニトロ安息香酸メチル40gをメタノ
ール120 mlに溶解し、濃塩酸157gを添加した。
続いてこれを60℃以下に保ちなから、鉄粉36.8g
を少量ずつ添加した。室温にて4時間攪拌した後、氷水
1lに投入した。これを炭酸ナトリウムで中和し、クロ
ロホルムにて抽出した(途中、不溶物を濾別した)。飽
和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒
を留去して目的物27.8gを得た。油状物 (2) 3−アミノ−2−メチル−6−チオシアノ安息香
酸メチル 3−アミノ−2−メチル安息香酸メチル27.7g、チ
オシアン酸ナトリウム41.5gおよびメタノール25
0 mlの溶液を0℃以下に保ちながら、臭化ナトリウム
飽和メタノール100 mlおよび臭素28.1gの溶液
をゆっくりと滴下した。室温にて3時間攪拌後、氷水1
lに投入した。炭酸ナトリウムで中和し、クロロホルム
にて抽出した。飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥後、溶媒を留去して目的物34.0gを得た。
油状物 (3) 3−アミノ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸メチル 硫化ナトリウム9水塩39.5gを水110mlの溶液に
3−アミノ−2−メチル−6−チオシアノ安息香酸メチ
ル32.9gとエタノール300mlの溶液を滴下した。
室温にて1.5時間攪拌後、氷冷下ヨウ化メチル24.
0gを滴下した。室温にて更に2時間攪拌後、減圧濃縮
し、これに飽和食塩水を加え、クロロホルムにて抽出し
た。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して目
的物30.1gを得た。油状物 (4) 3−ヨード−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸メチル 3−アミノ−2−メチル−6−メチルチオ安息香酸メチ
ル28gを濃塩酸150 ml中で室温にて2時間攪拌し
て塩酸塩とした後、0℃以下に保ちながら、亜硝酸ナト
リウム11.9gと水20 mlの溶液を滴下してジアゾ
ニウム塩溶液を調整した。ヨウ化カリウム28.4gと
水90 mlの溶液を80℃に保ちながらジアゾニウム塩
溶液を滴下した。滴下終了後、80℃で15分間攪拌
し、放冷した。水を加え、クロロホルムにて抽出し、こ
れを亜硫酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して粗製の目的物4
0gを得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベ
ンゼン展開)による精製後の得量36.0g。油状物 (5) 3−メトキシカルボニル−2−メチル−4−メチ
ルチオ安息香酸 3−ヨード−2−メチル−6−メチルチオ安息香酸メチ
ル20.0gと乾燥テトラヒドロフラン70 mlの溶液
を窒素雰囲気下、−60℃以下に保ちながら、n−ブチ
ルリチウムn−ヘキサン溶液(1.5M)42 mlを滴
下した。15分後、−50℃以下に保ちながら乾燥炭酸
ガスを十分に吹き込んだ。窒素にて炭酸ガスを追い出し
た後、ジイソプロピルアミン12.7gを滴下し、室温
になるまで攪拌した。減圧濃縮後、水を加え、クロロホ
ルムにて洗浄した。水溶液を濃塩酸で酸性にし、クロロ
ホルムにて抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、
溶媒を留去して目的物75gを得た。融点 178〜1
78.5℃ (6) 4−メタンスルホニル−3−メトキシカルボニル
−2−メチル安息香酸 3−メトキシカルボニル−2−メチル−4−メチルチオ
安息香酸5.0g、酢酸25 mlおよび過酸化水素(3
5%)25 mlの溶液を80℃で3時間攪拌した。放冷
後、氷水に投入し、クロロホルムにて抽出した。無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して目的物5.1
gを得た。融点151〜152℃
安息香酸および4−メタンスルホニル−3−メトキシカ
ルボニル−2−メチル安息香酸の合成 (1) 3−アミノ−2−メチル安息香酸メチル 2−メチル−3−ニトロ安息香酸メチル40gをメタノ
ール120 mlに溶解し、濃塩酸157gを添加した。
続いてこれを60℃以下に保ちなから、鉄粉36.8g
を少量ずつ添加した。室温にて4時間攪拌した後、氷水
1lに投入した。これを炭酸ナトリウムで中和し、クロ
ロホルムにて抽出した(途中、不溶物を濾別した)。飽
和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒
を留去して目的物27.8gを得た。油状物 (2) 3−アミノ−2−メチル−6−チオシアノ安息香
酸メチル 3−アミノ−2−メチル安息香酸メチル27.7g、チ
オシアン酸ナトリウム41.5gおよびメタノール25
0 mlの溶液を0℃以下に保ちながら、臭化ナトリウム
飽和メタノール100 mlおよび臭素28.1gの溶液
をゆっくりと滴下した。室温にて3時間攪拌後、氷水1
lに投入した。炭酸ナトリウムで中和し、クロロホルム
にて抽出した。飽和食塩水で洗浄、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥後、溶媒を留去して目的物34.0gを得た。
油状物 (3) 3−アミノ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸メチル 硫化ナトリウム9水塩39.5gを水110mlの溶液に
3−アミノ−2−メチル−6−チオシアノ安息香酸メチ
ル32.9gとエタノール300mlの溶液を滴下した。
室温にて1.5時間攪拌後、氷冷下ヨウ化メチル24.
0gを滴下した。室温にて更に2時間攪拌後、減圧濃縮
し、これに飽和食塩水を加え、クロロホルムにて抽出し
た。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して目
的物30.1gを得た。油状物 (4) 3−ヨード−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸メチル 3−アミノ−2−メチル−6−メチルチオ安息香酸メチ
ル28gを濃塩酸150 ml中で室温にて2時間攪拌し
て塩酸塩とした後、0℃以下に保ちながら、亜硝酸ナト
リウム11.9gと水20 mlの溶液を滴下してジアゾ
ニウム塩溶液を調整した。ヨウ化カリウム28.4gと
水90 mlの溶液を80℃に保ちながらジアゾニウム塩
溶液を滴下した。滴下終了後、80℃で15分間攪拌
し、放冷した。水を加え、クロロホルムにて抽出し、こ
れを亜硫酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、無水硫
酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して粗製の目的物4
0gを得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベ
ンゼン展開)による精製後の得量36.0g。油状物 (5) 3−メトキシカルボニル−2−メチル−4−メチ
ルチオ安息香酸 3−ヨード−2−メチル−6−メチルチオ安息香酸メチ
ル20.0gと乾燥テトラヒドロフラン70 mlの溶液
を窒素雰囲気下、−60℃以下に保ちながら、n−ブチ
ルリチウムn−ヘキサン溶液(1.5M)42 mlを滴
下した。15分後、−50℃以下に保ちながら乾燥炭酸
ガスを十分に吹き込んだ。窒素にて炭酸ガスを追い出し
た後、ジイソプロピルアミン12.7gを滴下し、室温
になるまで攪拌した。減圧濃縮後、水を加え、クロロホ
ルムにて洗浄した。水溶液を濃塩酸で酸性にし、クロロ
ホルムにて抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、
溶媒を留去して目的物75gを得た。融点 178〜1
78.5℃ (6) 4−メタンスルホニル−3−メトキシカルボニル
−2−メチル安息香酸 3−メトキシカルボニル−2−メチル−4−メチルチオ
安息香酸5.0g、酢酸25 mlおよび過酸化水素(3
5%)25 mlの溶液を80℃で3時間攪拌した。放冷
後、氷水に投入し、クロロホルムにて抽出した。無水硫
酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留去して目的物5.1
gを得た。融点151〜152℃
【0040】〔実施例1−3〕 2−クロロ−3−エチルチオメチル−4−メタンスルホ
ニル安息香酸の合成 (1) 3−ブロモメチル−2−クロル−4−メタンスル
ホニル安息香酸メチル 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メチル安息香
酸メチル12.1gを四塩化炭素250mlに溶解し、攪
拌下還流した。これに臭素7.5gおよび過酸化ベンゾ
イル1gをそれぞれ少しづつ30分かけて添加し、さら
に4時間加熱還流した。冷却後、クロロホルム200 m
lを加え、5%亜硫酸水素ナトリウム水で洗浄した。有
機層を分離、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧留去し
て粗物を得た。これをエーテルで洗浄することにより、
目的物の結晶13.2gを得た。融点77〜78℃ (2) 2−クロロ−3−エチルチオメチル−4−メタン
スルホニル安息香酸メチル テトラヒドロフラン100 mlにエタンチオール1.3
gと炭酸カリウム1.5g、次いで3−ブロモメチル−
2−クロル−4−メタンスルホニル安息香酸メチル4.
4gを加え1日室温で攪拌した。さらに1時間50〜6
0℃で攪拌した後、冷却後クロロホルムを加え、希炭酸
カリウム水で洗浄した。クロロホルム層を分離、乾燥し
た後、減圧留去して2−クロロ−3−エチルチオメチル
−4−メタンスルホニル安息香酸メチル4.1gを得
た。油状物 (3) 2−クロロ−3−エチルチオメチル−4−メタン
スルホニル安息香酸 10%水酸化ナトリウム水50 mlとメタノール150
mlの混合液に、2−クロロ−3−エチルチオメチル−4
−メタンスルホニル安息香酸メチル3.9gを加え、3
0分間室温で攪拌した。減圧下でメタノールを留去し、
希塩酸を加えて酸沈した。酢酸エチルにて抽出し、乾燥
後留去して目的物3.5gを得た。融点172〜174
℃
ニル安息香酸の合成 (1) 3−ブロモメチル−2−クロル−4−メタンスル
ホニル安息香酸メチル 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メチル安息香
酸メチル12.1gを四塩化炭素250mlに溶解し、攪
拌下還流した。これに臭素7.5gおよび過酸化ベンゾ
イル1gをそれぞれ少しづつ30分かけて添加し、さら
に4時間加熱還流した。冷却後、クロロホルム200 m
lを加え、5%亜硫酸水素ナトリウム水で洗浄した。有
機層を分離、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧留去し
て粗物を得た。これをエーテルで洗浄することにより、
目的物の結晶13.2gを得た。融点77〜78℃ (2) 2−クロロ−3−エチルチオメチル−4−メタン
スルホニル安息香酸メチル テトラヒドロフラン100 mlにエタンチオール1.3
gと炭酸カリウム1.5g、次いで3−ブロモメチル−
2−クロル−4−メタンスルホニル安息香酸メチル4.
4gを加え1日室温で攪拌した。さらに1時間50〜6
0℃で攪拌した後、冷却後クロロホルムを加え、希炭酸
カリウム水で洗浄した。クロロホルム層を分離、乾燥し
た後、減圧留去して2−クロロ−3−エチルチオメチル
−4−メタンスルホニル安息香酸メチル4.1gを得
た。油状物 (3) 2−クロロ−3−エチルチオメチル−4−メタン
スルホニル安息香酸 10%水酸化ナトリウム水50 mlとメタノール150
mlの混合液に、2−クロロ−3−エチルチオメチル−4
−メタンスルホニル安息香酸メチル3.9gを加え、3
0分間室温で攪拌した。減圧下でメタノールを留去し、
希塩酸を加えて酸沈した。酢酸エチルにて抽出し、乾燥
後留去して目的物3.5gを得た。融点172〜174
℃
【0041】〔実施例1−4〕 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキシメチ
ル安息香酸の合成 (1) 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキ
シメチル安息香酸メチル 実施例1−3−(1)で合成した3−ブロモメチル−2
−クロロ−4−メタンスルホニル安息香酸メチル12.
0gとメタノール 100 mlの溶液にナトリウムメト
キシド1.7gのメタノール溶液50 mlを加え、室温
に一夜攪拌した。溶媒を減圧留去後、希塩酸を加え、ク
ロロホルムにて抽出した。水洗後、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥し、粗製の目的物9.5gを得た。シリカゲル
クロマトグラフィー(ベンゼン展開)による精製後の得
量7.5g。油状物 (2) 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキ
シメチル安息香酸 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキシメチ
ル安息香酸メチル3.0gとメタノール20 mlの溶液
に水酸化ナトリウム(93%)0.57gと水2 mlの
溶液を加え、室温にて30分間攪拌した。水10 mlを
加えて減圧濃縮した後、希塩酸を加え、クロロホルムに
て抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留
去して目的物2.6gを得た。融点137〜141℃
ル安息香酸の合成 (1) 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキ
シメチル安息香酸メチル 実施例1−3−(1)で合成した3−ブロモメチル−2
−クロロ−4−メタンスルホニル安息香酸メチル12.
0gとメタノール 100 mlの溶液にナトリウムメト
キシド1.7gのメタノール溶液50 mlを加え、室温
に一夜攪拌した。溶媒を減圧留去後、希塩酸を加え、ク
ロロホルムにて抽出した。水洗後、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥し、粗製の目的物9.5gを得た。シリカゲル
クロマトグラフィー(ベンゼン展開)による精製後の得
量7.5g。油状物 (2) 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキ
シメチル安息香酸 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキシメチ
ル安息香酸メチル3.0gとメタノール20 mlの溶液
に水酸化ナトリウム(93%)0.57gと水2 mlの
溶液を加え、室温にて30分間攪拌した。水10 mlを
加えて減圧濃縮した後、希塩酸を加え、クロロホルムに
て抽出した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を留
去して目的物2.6gを得た。融点137〜141℃
【0042】〔実施例1−5〕 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキシメチ
ル安息香酸の合成(実施例4の別法) 実施例1−1に準じて合成した。融点137〜141℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 2−クロロ−3−ニトロベンジルアルコール 油
状物 (2) 2′−クロロ−3′−ニトロベンジルメチルエー
テル 油状物 (3) 2−クロロ−3−メトキシメチルアニリン 油状
物 (4) 2−クロロ−3−メトキシメチル−4−チオシア
ノアニリン 融点90〜96℃ (5) 2−クロロ−3−メトキシメチル−4−メチルチ
オアニリン 油状物 (6) 2′−クロロ−3′−ヨード−6′−メチルチオ
ベンジルメチルエーテル 融点53〜56℃
ル安息香酸の合成(実施例4の別法) 実施例1−1に準じて合成した。融点137〜141℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 2−クロロ−3−ニトロベンジルアルコール 油
状物 (2) 2′−クロロ−3′−ニトロベンジルメチルエー
テル 油状物 (3) 2−クロロ−3−メトキシメチルアニリン 油状
物 (4) 2−クロロ−3−メトキシメチル−4−チオシア
ノアニリン 融点90〜96℃ (5) 2−クロロ−3−メトキシメチル−4−メチルチ
オアニリン 油状物 (6) 2′−クロロ−3′−ヨード−6′−メチルチオ
ベンジルメチルエーテル 融点53〜56℃
【0043】〔実施例1−6〕 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキシカル
ボニル安息香酸の合成 実施例1−2に準じて合成した。融点160〜162℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 3−アミノ−2−クロロ安息香酸メチル 油状物 (2) 3−アミノ−2−クロロ−6−チオシアノ安息香
酸メチル 融点80〜83℃ (3) 3−アミノ−2−クロロ−6−メチルチオ安息香
酸メチル 融点70〜72℃ (4) 2−クロロ−3−ヨード−6−メチルチオ安息香
酸メチル 油状物 (5) 2−クロロ−3−メトキシカルボニル−4−メチ
ルチオ安息香酸 融点1 76〜179℃
ボニル安息香酸の合成 実施例1−2に準じて合成した。融点160〜162℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 3−アミノ−2−クロロ安息香酸メチル 油状物 (2) 3−アミノ−2−クロロ−6−チオシアノ安息香
酸メチル 融点80〜83℃ (3) 3−アミノ−2−クロロ−6−メチルチオ安息香
酸メチル 融点70〜72℃ (4) 2−クロロ−3−ヨード−6−メチルチオ安息香
酸メチル 油状物 (5) 2−クロロ−3−メトキシカルボニル−4−メチ
ルチオ安息香酸 融点1 76〜179℃
【0044】〔実施例1−7〕 4−メタンスルホニル−3−((2−メトキシエチル)
オキシカルボニル)−2−メチル安息香酸の合成 実施例1−2に準じて合成した。融点118〜121℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 3−アミノ−2−メチル安息香酸2−メトキシエ
チル 油状物 (2) 3−アミノ−2−メチル−6−チオシアノ安息香
酸2−メトキシエチル融点79〜81℃ (3) 3−アミノ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸2−メトキシエチル油状物 (4) 3−ヨード−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸2−メトキシエチル油状物 (5) 3−((2−メトキシエチル)オキシカルボニ
ル)−2−メチル−4−メチルチオ安息香酸 融点90
〜93℃
オキシカルボニル)−2−メチル安息香酸の合成 実施例1−2に準じて合成した。融点118〜121℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 3−アミノ−2−メチル安息香酸2−メトキシエ
チル 油状物 (2) 3−アミノ−2−メチル−6−チオシアノ安息香
酸2−メトキシエチル融点79〜81℃ (3) 3−アミノ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸2−メトキシエチル油状物 (4) 3−ヨード−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸2−メトキシエチル油状物 (5) 3−((2−メトキシエチル)オキシカルボニ
ル)−2−メチル−4−メチルチオ安息香酸 融点90
〜93℃
【0045】〔実施例1−8〕 2−メチル−4−メチルチオ−3−n−プロポキシカル
ボニル安息香酸および4−メタンスルホニル−2−メチ
ル−3−n−プロポキシカルボニル安息香酸の合成 (1) 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸メチル 実施例1−2−3の化合物16.1gを臭化水素酸(4
8%)150 ml中で攪拌して臭化水素酸塩とした。こ
れを0℃以下に保ちながら、亜硝酸ナトリウム7.2g
と水20 mlの溶液を滴下してジアゾニウム塩溶液を調
整した。臭化第一銅6.0gと臭化水素酸(48%)
7.7gの溶液を加熱還流しながら、ジアゾニウム塩溶
液を滴下した。滴下終了後、さらに1時間加熱還流し、
放冷した。氷水を加え、クロロホルムにて抽出し、これ
を亜硫酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して粗製の目的物19
2gを得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベ
ンゼン展開)による精製後の得量17.1g。油状物 (2) 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香酸メチ
ル17.0gのエタノール溶液100 mlに50%水酸
化ナトリウム水溶液16gを添加して3時間加熱還流し
た。減圧濃縮した後、水を加え、クロロホルムで洗浄し
た。水層を濃塩酸で酸性にし、クロロホルムにて抽出
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去して目
的物15.9gを得た。融点98〜103℃ (3) 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸n−プロピル 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香酸1
5.8gに塩化チオニルを加え、4時間加熱還流した。
塩化チオニルを留去し、氷冷下n−プロパノール70 m
lを添加し、続いてピリジン7.3gとn−プロパノー
ル20 mlの溶液を滴下した。室温にて一夜攪拌した
後、減圧濃縮し、酢酸エチルを加えた。これを5%炭酸
ナトリウム水溶液、10%塩酸、水の順で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して粗製の目
的物18gを得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ベンゼン展開)による精製後の得量16.6g。油
状物 (4) 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸 実施例1−2−5に準じて合成した。融点138〜14
2℃ (5) 3−ブロモ−6−メタンスルホニル−2−メチル
安息香酸 実施例1−2−6に準じて合成した。融点142〜14
6℃
ボニル安息香酸および4−メタンスルホニル−2−メチ
ル−3−n−プロポキシカルボニル安息香酸の合成 (1) 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸メチル 実施例1−2−3の化合物16.1gを臭化水素酸(4
8%)150 ml中で攪拌して臭化水素酸塩とした。こ
れを0℃以下に保ちながら、亜硝酸ナトリウム7.2g
と水20 mlの溶液を滴下してジアゾニウム塩溶液を調
整した。臭化第一銅6.0gと臭化水素酸(48%)
7.7gの溶液を加熱還流しながら、ジアゾニウム塩溶
液を滴下した。滴下終了後、さらに1時間加熱還流し、
放冷した。氷水を加え、クロロホルムにて抽出し、これ
を亜硫酸水素ナトリウム水溶液、水で洗浄後、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して粗製の目的物19
2gを得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベ
ンゼン展開)による精製後の得量17.1g。油状物 (2) 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香酸メチ
ル17.0gのエタノール溶液100 mlに50%水酸
化ナトリウム水溶液16gを添加して3時間加熱還流し
た。減圧濃縮した後、水を加え、クロロホルムで洗浄し
た。水層を濃塩酸で酸性にし、クロロホルムにて抽出
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去して目
的物15.9gを得た。融点98〜103℃ (3) 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸n−プロピル 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香酸1
5.8gに塩化チオニルを加え、4時間加熱還流した。
塩化チオニルを留去し、氷冷下n−プロパノール70 m
lを添加し、続いてピリジン7.3gとn−プロパノー
ル20 mlの溶液を滴下した。室温にて一夜攪拌した
後、減圧濃縮し、酢酸エチルを加えた。これを5%炭酸
ナトリウム水溶液、10%塩酸、水の順で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去して粗製の目
的物18gを得た。シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ベンゼン展開)による精製後の得量16.6g。油
状物 (4) 3−ブロモ−2−メチル−6−メチルチオ安息香
酸 実施例1−2−5に準じて合成した。融点138〜14
2℃ (5) 3−ブロモ−6−メタンスルホニル−2−メチル
安息香酸 実施例1−2−6に準じて合成した。融点142〜14
6℃
【0046】〔実施例1−9〕 2−クロル−3−イソプロポキシカルボニル−4−メタ
ンスルホニル安息香酸の合成 実施例1−8−2〜5に準じて、実施例1−6−4の化
合物から合成した。融点146〜148℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 2−クロロ−3−ヨード−6−メチルチオ安息香
酸 融点155〜159℃ (2) 2−クロロ−3−ヨード−6−メチルチオ安息香
酸イソプロピル 油状物 (3) 2−クロロ−3−イソプロポキシカルボニル−4
−メチルチオ安息香酸 融点114〜118℃
ンスルホニル安息香酸の合成 実施例1−8−2〜5に準じて、実施例1−6−4の化
合物から合成した。融点146〜148℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 2−クロロ−3−ヨード−6−メチルチオ安息香
酸 融点155〜159℃ (2) 2−クロロ−3−ヨード−6−メチルチオ安息香
酸イソプロピル 油状物 (3) 2−クロロ−3−イソプロポキシカルボニル−4
−メチルチオ安息香酸 融点114〜118℃
【0047】〔実施例1−10〕 3−(1−メトキシエチル)−2−メチル−4−メチル
チオ安息香酸および4−メタンスルホニル−3−(1−
メトキシエチル)−2−メチル安息香酸の合成 (1) 2′−メチル−3′−ニトロアセトフェノン 金属マグネシウム5.4gに、乾燥窒素気流下で、無水
エタノール5 mlと四塩化炭素0.5 mlを滴下した。さ
らに、乾燥ジエチルエーテル130 mlを還流させなが
ら加えたのち、マロン酸ジエチル35.2g、エタノー
ル20 ml、ジエチルエーテル25 mlの溶液を還流を保
つ速さで滴下した。滴下終了後、3時間還流を続けてエ
トキシマグネシオマロン酸ジエチルを調製した。2−メ
チル−3−ニトロ安息香酸と塩化チオニルから合成し
た、2−メチル−3−ニトロ安息香酸クロリド40.0
gのジエチルエーテル150 ml溶液を、先に調製した
エトキシマグネシオマロン酸ジエチルの溶液中に、還流
下、20分間で滴下し、そのまま2時間反応させた。放
冷後、希硫酸を加えて加水分解し、エーテル層を水、飽
和食塩水で順次洗浄後、溶媒を減圧下留去、乾燥するこ
とにより、2−(2−メチル−3−ニトロベンゾイル)
マロン酸ジエチルの粗物を得た。このものに、濃硫酸
7.5 ml、酢酸60 ml、水40 mlの混合物を加え、
6時間加熱還流を行なった後、20%水酸化ナトリウム
水溶液でpH>10とし、析出した油分をクロロホルムで抽
出した。このクロロホルム層を水、飽和食塩水で順次洗
浄後、溶媒を減圧にて留去して、目的物を34.0g得
た。(収率95%) 融点53.0〜54.0℃ (2) 1−メチル−2′−メチル−3′−ニトロベンジ
ルアルコールの合成 水酸化ナトリウム0.5gのメタノール50 ml溶液
に、水素化ホウ素ナトリウム0.9gを0℃にて加えた
のち、2′−メチル−3′−ニトロアセトフェノン1
4.3gのメタノール100 ml溶液を滴下し、そのま
ま室温にもどして1時間反応させた。反応後、水中に反
応混合物を加えた後、ベンゼンで抽出を行なった。以下
常法通りの操作を行なって、目的物を14.3g得た。
(収率99%) 油状物 以下、実施例1−1に準じて合成を行ない3〜9の各中
間体を得た。 (3) 1−メチル−2′−メチル−3′−ニトロベンジ
ルメチルエーテル 油状物 (4) 1−メチル−3′−アミノ−2′−メチルベンジ
ルメチルエーテル 油状物 (5) 1−メチル−3′−アミノ−2′−メチル−6′
−チオシアノベンジルメチルエーテル 固体 (6) 1−メチル−3′−アミノ−2′−メチル−6′
−メチルチオベンジルメチルエーテル 油状物 (7) 1−メチル−3′−ヨード−2′−メチル−6′
−メチルチオベンジル油状物 (8) 3−(1−メトキシエチル)−2−メチル−4−
メチルチオ安息香酸 油状物 (9) 4−メタンスルホニル−3−(1−メトキシエチ
ル)−2−メチル安息香酸 融点106〜109℃
チオ安息香酸および4−メタンスルホニル−3−(1−
メトキシエチル)−2−メチル安息香酸の合成 (1) 2′−メチル−3′−ニトロアセトフェノン 金属マグネシウム5.4gに、乾燥窒素気流下で、無水
エタノール5 mlと四塩化炭素0.5 mlを滴下した。さ
らに、乾燥ジエチルエーテル130 mlを還流させなが
ら加えたのち、マロン酸ジエチル35.2g、エタノー
ル20 ml、ジエチルエーテル25 mlの溶液を還流を保
つ速さで滴下した。滴下終了後、3時間還流を続けてエ
トキシマグネシオマロン酸ジエチルを調製した。2−メ
チル−3−ニトロ安息香酸と塩化チオニルから合成し
た、2−メチル−3−ニトロ安息香酸クロリド40.0
gのジエチルエーテル150 ml溶液を、先に調製した
エトキシマグネシオマロン酸ジエチルの溶液中に、還流
下、20分間で滴下し、そのまま2時間反応させた。放
冷後、希硫酸を加えて加水分解し、エーテル層を水、飽
和食塩水で順次洗浄後、溶媒を減圧下留去、乾燥するこ
とにより、2−(2−メチル−3−ニトロベンゾイル)
マロン酸ジエチルの粗物を得た。このものに、濃硫酸
7.5 ml、酢酸60 ml、水40 mlの混合物を加え、
6時間加熱還流を行なった後、20%水酸化ナトリウム
水溶液でpH>10とし、析出した油分をクロロホルムで抽
出した。このクロロホルム層を水、飽和食塩水で順次洗
浄後、溶媒を減圧にて留去して、目的物を34.0g得
た。(収率95%) 融点53.0〜54.0℃ (2) 1−メチル−2′−メチル−3′−ニトロベンジ
ルアルコールの合成 水酸化ナトリウム0.5gのメタノール50 ml溶液
に、水素化ホウ素ナトリウム0.9gを0℃にて加えた
のち、2′−メチル−3′−ニトロアセトフェノン1
4.3gのメタノール100 ml溶液を滴下し、そのま
ま室温にもどして1時間反応させた。反応後、水中に反
応混合物を加えた後、ベンゼンで抽出を行なった。以下
常法通りの操作を行なって、目的物を14.3g得た。
(収率99%) 油状物 以下、実施例1−1に準じて合成を行ない3〜9の各中
間体を得た。 (3) 1−メチル−2′−メチル−3′−ニトロベンジ
ルメチルエーテル 油状物 (4) 1−メチル−3′−アミノ−2′−メチルベンジ
ルメチルエーテル 油状物 (5) 1−メチル−3′−アミノ−2′−メチル−6′
−チオシアノベンジルメチルエーテル 固体 (6) 1−メチル−3′−アミノ−2′−メチル−6′
−メチルチオベンジルメチルエーテル 油状物 (7) 1−メチル−3′−ヨード−2′−メチル−6′
−メチルチオベンジル油状物 (8) 3−(1−メトキシエチル)−2−メチル−4−
メチルチオ安息香酸 油状物 (9) 4−メタンスルホニル−3−(1−メトキシエチ
ル)−2−メチル安息香酸 融点106〜109℃
【0048】〔実施例1−11〕 2,4−ジクロロ−3−メトキシカルボニル安息香酸の
合成 (1) 2,4−ジクロロ−3−ニトロ安息香酸 発煙硝酸25 mlおよび硫酸20 mlの溶液に2,4−ジ
クロロ安息香酸25gを少量ずつ添加した。発熱終了
後、氷水中に投入し、析出した固体を水洗、乾燥して目
的物23.0gを得た。 (2) 2,4−ジクロロ−3−ニトロ安息香酸メチル 2,4−ジクロロ−3−ニトロ安息香酸23.0gと塩
化チオニル150 mlを6時間加熱還流した後、塩化チ
オニルを留去して粗製の2,4−ジクロロ−3−ニトロ
安息香酸クロリドを得た。これにメタノール200 ml
を加え、加熱還流した。メタノール留去後、酢酸エチル
溶液とし、これを5%水酸化ナトリウム溶液、希塩酸、
続いて水で洗浄した。乾燥後、溶媒を留去して目的物2
1.8gを得た。 融点72〜74℃ 以下、実施例1−1に準じて合成を行ない3〜5の各中
間体および目的物を得た。 (3) 3−アミノ−2,4 −ジクロロ安息香酸メチル 油
状物 (4) 2,4−ジクロロ−3−ヨード安息香酸メチル
油状物 (5) 2,4−ジクロロ−3−メトキシカルボニル安息
香酸 融点183〜185℃
合成 (1) 2,4−ジクロロ−3−ニトロ安息香酸 発煙硝酸25 mlおよび硫酸20 mlの溶液に2,4−ジ
クロロ安息香酸25gを少量ずつ添加した。発熱終了
後、氷水中に投入し、析出した固体を水洗、乾燥して目
的物23.0gを得た。 (2) 2,4−ジクロロ−3−ニトロ安息香酸メチル 2,4−ジクロロ−3−ニトロ安息香酸23.0gと塩
化チオニル150 mlを6時間加熱還流した後、塩化チ
オニルを留去して粗製の2,4−ジクロロ−3−ニトロ
安息香酸クロリドを得た。これにメタノール200 ml
を加え、加熱還流した。メタノール留去後、酢酸エチル
溶液とし、これを5%水酸化ナトリウム溶液、希塩酸、
続いて水で洗浄した。乾燥後、溶媒を留去して目的物2
1.8gを得た。 融点72〜74℃ 以下、実施例1−1に準じて合成を行ない3〜5の各中
間体および目的物を得た。 (3) 3−アミノ−2,4 −ジクロロ安息香酸メチル 油
状物 (4) 2,4−ジクロロ−3−ヨード安息香酸メチル
油状物 (5) 2,4−ジクロロ−3−メトキシカルボニル安息
香酸 融点183〜185℃
【0049】〔実施例1−12〕 2−クロロ−3−シアノメチル−4−メタンスルホニル
安息香酸の合成 (1) 2−クロロ−3−シアノメチル−4−メタンスル
ホニル安息香酸メチル 18−クラウン−6 0.4g、シアン化カリウム1.
9g、アセトニトリル50 mlの溶液に3−ブロモメチ
ル−2−クロロ−4−メタンスルホニル安息香酸メチル
50gを加え、室温にて72時間攪拌した。固体を濾別
後、水を加え、これをクロロホルムにて抽出した。水
洗、乾燥後、溶媒を留去して粗製の目的物を得た。短い
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム展
開)で精製後の得量4.1g。融点 151〜155℃ (2) 2−クロロ−3−シアノメチル−4−メタンスル
ホニル安息香酸 2−クロロ−3−シアノメチル−4−メタンスルホニル
安息香酸メチル4.0gおよびメタノール50 mlに水
酸化ナトリウム(93%)0.72gを含む水溶液5 m
lを少量ずつ添加した。室温にて15分間攪拌後、希塩
酸にて中和し、メタノールを減圧下留去し、濃縮溶液を
クロロホルムにて抽出した。水洗、乾燥後、クロロホル
ムを留去して目的物0.9gを得た。融点169〜17
2℃
安息香酸の合成 (1) 2−クロロ−3−シアノメチル−4−メタンスル
ホニル安息香酸メチル 18−クラウン−6 0.4g、シアン化カリウム1.
9g、アセトニトリル50 mlの溶液に3−ブロモメチ
ル−2−クロロ−4−メタンスルホニル安息香酸メチル
50gを加え、室温にて72時間攪拌した。固体を濾別
後、水を加え、これをクロロホルムにて抽出した。水
洗、乾燥後、溶媒を留去して粗製の目的物を得た。短い
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム展
開)で精製後の得量4.1g。融点 151〜155℃ (2) 2−クロロ−3−シアノメチル−4−メタンスル
ホニル安息香酸 2−クロロ−3−シアノメチル−4−メタンスルホニル
安息香酸メチル4.0gおよびメタノール50 mlに水
酸化ナトリウム(93%)0.72gを含む水溶液5 m
lを少量ずつ添加した。室温にて15分間攪拌後、希塩
酸にて中和し、メタノールを減圧下留去し、濃縮溶液を
クロロホルムにて抽出した。水洗、乾燥後、クロロホル
ムを留去して目的物0.9gを得た。融点169〜17
2℃
【0050】〔実施例1−13〕 3−アセトキシメチル−2−クロロ−4−メタンスルホ
ニル安息香酸の合成 (1) 3−アセトキシメチル−2−クロロ−4−メタン
スルホニル安息香酸メチル 3−ブロモメチル−2−クロロ−4−メタンスルホニル
安息香酸メチル5.0g、酢酸ナトリウム1.2gのD
MF溶液50 mlを100℃で2時間攪拌した。放冷
後、氷水中に投入し、クロロホルムにて抽出した。これ
を水洗、乾燥後溶媒を留去して目的物4.2gを得た。
融点165〜168℃ (2) 2−クロロ−3−ヒドロキシメチル−4−メタン
スルホニル安息香酸 3−アセトキシメチル−2−クロロ−4−メタンスルホ
ニル安息香酸メチル3.9gとメタノール100 mlに
水酸化ナトリウム(93%)1.3gの6 ml水溶液を
加え、室温に30分間攪拌した。水50 mlを加えた
後、減圧下メタノールを留去し、次に塩酸で酸性にして
クロロホルムにて抽出した。抽出溶液を濃縮乾固して目
的物1.3gを得た。融点240〜24.5℃ (3) 3−アセトキシメチル−2−クロロ−4−メタン
スルホニル安息香酸 2−クロロ−3−ヒドロキシメチル−4−メタンスルホ
ニル安息香酸1.3gと無水酢酸30 mlを3時間加熱
還流した。減圧下濃縮した後、水50 mlを加えて1時
間加温した。析出した固体を濾取、水洗、乾燥して目的
1.35gを得た。融点219〜223℃
ニル安息香酸の合成 (1) 3−アセトキシメチル−2−クロロ−4−メタン
スルホニル安息香酸メチル 3−ブロモメチル−2−クロロ−4−メタンスルホニル
安息香酸メチル5.0g、酢酸ナトリウム1.2gのD
MF溶液50 mlを100℃で2時間攪拌した。放冷
後、氷水中に投入し、クロロホルムにて抽出した。これ
を水洗、乾燥後溶媒を留去して目的物4.2gを得た。
融点165〜168℃ (2) 2−クロロ−3−ヒドロキシメチル−4−メタン
スルホニル安息香酸 3−アセトキシメチル−2−クロロ−4−メタンスルホ
ニル安息香酸メチル3.9gとメタノール100 mlに
水酸化ナトリウム(93%)1.3gの6 ml水溶液を
加え、室温に30分間攪拌した。水50 mlを加えた
後、減圧下メタノールを留去し、次に塩酸で酸性にして
クロロホルムにて抽出した。抽出溶液を濃縮乾固して目
的物1.3gを得た。融点240〜24.5℃ (3) 3−アセトキシメチル−2−クロロ−4−メタン
スルホニル安息香酸 2−クロロ−3−ヒドロキシメチル−4−メタンスルホ
ニル安息香酸1.3gと無水酢酸30 mlを3時間加熱
還流した。減圧下濃縮した後、水50 mlを加えて1時
間加温した。析出した固体を濾取、水洗、乾燥して目的
1.35gを得た。融点219〜223℃
【0051】〔実施例1−14〕 2,4−ジクロロ−3−メトキシメチル安息香酸の合成 実施例3−1および4に準じて合成した。融点130〜
136℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 3−ブロムメチル−2,4−ジクロロ安息香酸メ
チル 融点55〜58℃ (2) 2,4−ジクロロ−3−メトキシメチル安息香酸
メチル 油状物 前記実施例に準じて合成した安息香酸類の物性値を前記
実施例を含めて第1表及び第2表に示す。
136℃ 中間体の物性は以下の通りである。 (1) 3−ブロムメチル−2,4−ジクロロ安息香酸メ
チル 融点55〜58℃ (2) 2,4−ジクロロ−3−メトキシメチル安息香酸
メチル 油状物 前記実施例に準じて合成した安息香酸類の物性値を前記
実施例を含めて第1表及び第2表に示す。
【0052】第1表
【0053】
【化19】
【0054】
【表1】 ───────────────────────────── X Y Z 融点(℃) ───────────────────────────── Me CH2OMe SMe 192〜194 Me CH2OMe SO2Me 129〜131 Me CO2Me SMe 178〜178.5 Me CO2Me SO2Me 151〜152 Me CH2OEt SMe 172〜175 Me CH2OEt SO2Me 160〜162 Cl CO2Me Cl 183〜185 Me CHMeOMe SMe 油状物 Me CHMeOMe SO2Me 106〜109 Me CO2Pr-i SMe 151〜153 Me CO2Pr-i SO2Me 153〜155 Cl CH2OMe SO2Me 137〜141 Me CH2OPr-i SMe 134〜138 Me CH2OPr-i SO2Me 159〜161 Me CO2CH2CH2OMe SMe 90〜93 Me CO2CH2CH2OMe SO2Me 118〜121 Cl CH2SEt SO2Me 172〜174 Me CO2Et SMe 114〜120 Me CO2Et SO2Me 119.7〜127.9 Cl CH2OCH2CH2OMe SO2Me 93〜95 Cl CH2N(CH2)5 SO2Me 油状物 Me CO2Hex-cyc SMe 169〜172 Me CO2Hex-cyc SO2Me 129〜134 ─────────────────────────────
【0055】
【表2】 第1表 ( 続き ) ───────────────────────────── X Y Z 融点(℃) ───────────────────────────── Me CO2Pr-n SMe 138〜142 Me CO2Pr-n SO2Me 142〜146 Cl CH2OH SO2Me 240〜245 Cl CO2Me SMe 176〜179 Cl CO2Me SO2Me 160〜162 Cl CO2Pr-i SMe 114〜118 Cl CO2Pr-i SO2Me 146〜148 OMe CO2Me SMe 107〜109 OMe CO2Me SO2Me 113〜119 Me CHEtOMe SMe 油状物 Me CHEtOMe SO2Me 油状物 Me CHMeOEt SMe 油状物 Me CHMeOEt SO2Me 油状物 Cl CH2OCH2C≡CH SO2Me 166〜169 Cl CH2OCH2CH=CH2 SO2Me 118〜119 Cl CH2OAm-n SO2Me 油状物 Me CO2Am-i SMe 98〜105 Me CO2Am-i SO2Me 107〜113 Cl CH2OCH2CF3 SO2Me 155 〜157 OMe CH2OMe SMe 157〜161 OMe CH2OMe SO2Me 油状物 Me CO2CH2CH2Cl SMe 138〜144 ─────────────────────────────
【0056】
【表3】 第1表 ( 続き ) ───────────────────────────── X Y Z 融点(℃) ───────────────────────────── Me CO2CH2CH2Cl SO2Me 121〜126 Cl CH2CN SO2Me 169〜172 Cl CH2OAc SO2Me 219〜223 Cl CH2OMe Cl 130〜136 Cl CO2Et SO2Me 156〜159 Cl CH=CHOMe SO2Me 146〜149 (トランス) Cl CON(Et)2 SO2Me 196〜201 Cl COOH SO2Me 200〜205 ─────────────────────────────
【0057】
【表4】 第2表 ───────────────────────────── X Y Z 1H-NMR ( δ, ppm) [溶媒] ───────────────────────────── Me CHEtOMe SO2Me 1.19(3H,t), 1.63(3H,d), 2.78(3H,s), 3.18(3H,s), 3.35(2H,q), 5.63(1H,q), 7.81(2H, A-B q), 10.20(1H,s) [CDCl3] Me CHMeOEt SMe 1.00(3H,t), 1.67〜2.26(2H,m), 2.46(3H,s), 2.69(3H,s), 3.21(3H,s), 4.91(1H,d-d), 7.48(2H, A-Bq), 10.2(1H,s) [CDCl3] Me CHMeOEt SO2Me 1.04(3H,t), 1.60〜2.20(2H,m), 2.66(3H,s), 3.23(6H,s), 5.26(1H,d-d), 7.79(2H, A-B q), 9.0(1H, Broad s) [CDCl3 + DMSO-d6] OMe CH2OMe SO2Me 3.04(3H,s), 3.24(3H,s), 3.71(3H,s), 4.71(2H,s), 7.71(2H,s), 8.88(1H,Broad s) [CDCl3 + DMSO-d6] ─────────────────────────────
【0058】これらの安息香酸は五塩化リン、チオニル
クロリド、スルフリルクロリドなどの塩素化剤により容
易にベンゾイルクロリド類に誘導することができる。ま
た、トリメチルシリルシアニドにより容易にベンゾイル
シアニド類に誘導することができる。このように合成さ
れた安息香酸類、ベンゾイルクロリド類またはベンゾイ
ルシアニド類を用いて反応式1〜4に従って参考化合物
のピラゾール誘導体を容易に合成することができる。
クロリド、スルフリルクロリドなどの塩素化剤により容
易にベンゾイルクロリド類に誘導することができる。ま
た、トリメチルシリルシアニドにより容易にベンゾイル
シアニド類に誘導することができる。このように合成さ
れた安息香酸類、ベンゾイルクロリド類またはベンゾイ
ルシアニド類を用いて反応式1〜4に従って参考化合物
のピラゾール誘導体を容易に合成することができる。
【0059】次に参考例を具体的に挙げて説明する。 〔参考例2−1〕 1−エチル−5−ヒドロキシ−4−(4−メタンスルホ
ニル−3−メトキシメチル−2−メチルベンゾイル)ピ
ラゾールの合成 1−エチル−5−ヒドロキシピラゾール1.12g
(0.01モル)をt−アミルアルコール30 mlに溶
解後、4−メタンスルホニル−3−メトキシメチル−2
−メチル安息香酸2.59g(0.01モル)、N,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド2.06g
(0.01モル)、無水炭酸カリウム0.69g(0.
005モル)を順次加えた。この混合物を攪拌しつつ8
0〜90℃で8時間反応させた。反応終了後、t−アミ
ルアルコールを減圧にて留去したのち、水30 mlを加
え、可溶部分を溶解し、濾過することにより、不溶部分
を分離した。得られた水溶液をクロロホルムにて洗浄し
たのち、濃塩酸を加えて、pH<1とし、析出した油分を
クロロホルムにて抽出した。溶媒を減圧にて留去して得
られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液、酢酸エチル:エタノール=9:1)で精製し
て、目的物2.3gを得た。収率66% 融点116
〜118℃)
ニル−3−メトキシメチル−2−メチルベンゾイル)ピ
ラゾールの合成 1−エチル−5−ヒドロキシピラゾール1.12g
(0.01モル)をt−アミルアルコール30 mlに溶
解後、4−メタンスルホニル−3−メトキシメチル−2
−メチル安息香酸2.59g(0.01モル)、N,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド2.06g
(0.01モル)、無水炭酸カリウム0.69g(0.
005モル)を順次加えた。この混合物を攪拌しつつ8
0〜90℃で8時間反応させた。反応終了後、t−アミ
ルアルコールを減圧にて留去したのち、水30 mlを加
え、可溶部分を溶解し、濾過することにより、不溶部分
を分離した。得られた水溶液をクロロホルムにて洗浄し
たのち、濃塩酸を加えて、pH<1とし、析出した油分を
クロロホルムにて抽出した。溶媒を減圧にて留去して得
られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶出液、酢酸エチル:エタノール=9:1)で精製し
て、目的物2.3gを得た。収率66% 融点116
〜118℃)
【0060】〔参考例2−2〕 1−エチル−5−ヒドロキシ−4−(4−メタンスルホ
ニル−3−メトキシカルボニル−2−メチルベンゾイ
ル)ピラゾールの合成 1−エチル−5−ヒドロキシピラゾール1.12g
(0.01モル)をt−アミルアルコール30 mlに溶
解後、4−メタンスルホニル−3−メトキシカルボニル
−2−メチル安息香酸2.72g(0.01モル)、
N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド2.27g
(0.011モル)、無水炭酸カリウム0.76g
(0.0055モル)を順次加えた。この混合物を攪拌
しつつ80℃で6時間反応させた。反応終了後、t−ア
ミルアルコールを減圧にて留去したのち、水を加え、可
溶部分を溶解し、濾過することにより、不溶部分を分離
した。得られた水溶液をクロロホルムにて2回洗浄した
のち、濃塩酸を加えて、pH<1とし、析出した油分をク
ロロホルムにて抽出した。クロロホルム層を水、飽和塩
化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、溶媒を減圧にて留去した。得られた残渣を、
水−エタノールで再結晶することにより、目的物2.2
6gを得た。収率62% 融点150〜152℃
ニル−3−メトキシカルボニル−2−メチルベンゾイ
ル)ピラゾールの合成 1−エチル−5−ヒドロキシピラゾール1.12g
(0.01モル)をt−アミルアルコール30 mlに溶
解後、4−メタンスルホニル−3−メトキシカルボニル
−2−メチル安息香酸2.72g(0.01モル)、
N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド2.27g
(0.011モル)、無水炭酸カリウム0.76g
(0.0055モル)を順次加えた。この混合物を攪拌
しつつ80℃で6時間反応させた。反応終了後、t−ア
ミルアルコールを減圧にて留去したのち、水を加え、可
溶部分を溶解し、濾過することにより、不溶部分を分離
した。得られた水溶液をクロロホルムにて2回洗浄した
のち、濃塩酸を加えて、pH<1とし、析出した油分をク
ロロホルムにて抽出した。クロロホルム層を水、飽和塩
化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、溶媒を減圧にて留去した。得られた残渣を、
水−エタノールで再結晶することにより、目的物2.2
6gを得た。収率62% 融点150〜152℃
【0061】〔参考例2−3〕 5−ヒドロキシ−(3−イソプロポキシカルボニル−4
−メタンスルホニル−2−メチルベンゾイル)−1−メ
チルピラゾールの合成 参考例2−1において、1−エチル−5−ヒドロキシピ
ラゾール1.12gを5−ヒドロキシ−1−メチルピラ
ゾール0.98gに、4−メタンスルホニル−3−メト
キシカルボニル−2−メチル安息香酸2.72gを3−
イソプロポキシカルボニル−4−メタンスルホニル−2
−メチル安息香酸3.00gに代えることを除いて、全
く同様の操作と処理を行うことにより、目的物を1.7
1g得た。収率45% 融点192〜194℃
−メタンスルホニル−2−メチルベンゾイル)−1−メ
チルピラゾールの合成 参考例2−1において、1−エチル−5−ヒドロキシピ
ラゾール1.12gを5−ヒドロキシ−1−メチルピラ
ゾール0.98gに、4−メタンスルホニル−3−メト
キシカルボニル−2−メチル安息香酸2.72gを3−
イソプロポキシカルボニル−4−メタンスルホニル−2
−メチル安息香酸3.00gに代えることを除いて、全
く同様の操作と処理を行うことにより、目的物を1.7
1g得た。収率45% 融点192〜194℃
【0062】〔参考例2−4〕 4−(2−クロロ−3−エチルチオメチル−4−メタン
スルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキシ
ピラゾールの合成 2−クロロ−3−エチルチオメチル−4−メタンスルホ
ニル安息香酸3g、炭酸カリウム0.72g、t−アミ
ルアルコール50 ml、N,N′−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド1.95g、1−エチル−5−ピラゾロン
の25%t−アミルアルコール溶液4.5gを加え、攪
拌下で4時間、70〜80℃で加熱した。冷却後、減圧
留去し、水200 mlを加え、不溶物を濾別した後、濾
液をクロロホルムで洗浄した。水層に塩酸を加え、クロ
ロホルムで抽出した。乾燥後、溶媒を留去して粗製の目
的物を得た。これをエタノールで再結晶し、目的物1.
88gを得た。融点142〜145℃
スルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキシ
ピラゾールの合成 2−クロロ−3−エチルチオメチル−4−メタンスルホ
ニル安息香酸3g、炭酸カリウム0.72g、t−アミ
ルアルコール50 ml、N,N′−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド1.95g、1−エチル−5−ピラゾロン
の25%t−アミルアルコール溶液4.5gを加え、攪
拌下で4時間、70〜80℃で加熱した。冷却後、減圧
留去し、水200 mlを加え、不溶物を濾別した後、濾
液をクロロホルムで洗浄した。水層に塩酸を加え、クロ
ロホルムで抽出した。乾燥後、溶媒を留去して粗製の目
的物を得た。これをエタノールで再結晶し、目的物1.
88gを得た。融点142〜145℃
【0063】〔参考例2−5〕 4−(2−クロロ−3−エタンスルホニルメチル−4−
メタンスルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒド
ロキシピラゾールの合成 参考例2−4で得られた化合物0.5gをCHCl3 3
0 mlとTHF 30 mlの溶液に室温にて溶解し、氷浴
で冷却させながらm−クロロ過安息香酸2.2当量を加
えた。徐々に室温に戻した後、1日攪拌した。溶媒を留
去し、得られた結晶を濾取し、エーテルで洗浄して目的
物2.2gを得た。融点133〜135℃
メタンスルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒド
ロキシピラゾールの合成 参考例2−4で得られた化合物0.5gをCHCl3 3
0 mlとTHF 30 mlの溶液に室温にて溶解し、氷浴
で冷却させながらm−クロロ過安息香酸2.2当量を加
えた。徐々に室温に戻した後、1日攪拌した。溶媒を留
去し、得られた結晶を濾取し、エーテルで洗浄して目的
物2.2gを得た。融点133〜135℃
【0064】〔参考例2−6〕 4−(2−クロロ−3−エタンスルフィニル−4−メタ
ンスルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキ
シピラゾールの合成 参考例2−4で得られた化合物0.45gをジオキサン
30 mlに溶解し、これに亜臭素酸ナトリウム3水塩
0.21gを加えた。室温で30分間攪拌した後、水を
加え、クロロホルムで抽出した。乾燥後、溶媒を留去し
て得られた粗製の目的物をカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム−エタノール展開)により精製し、目的
物0.2gを得た。油状物
ンスルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキ
シピラゾールの合成 参考例2−4で得られた化合物0.45gをジオキサン
30 mlに溶解し、これに亜臭素酸ナトリウム3水塩
0.21gを加えた。室温で30分間攪拌した後、水を
加え、クロロホルムで抽出した。乾燥後、溶媒を留去し
て得られた粗製の目的物をカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム−エタノール展開)により精製し、目的
物0.2gを得た。油状物
【0065】〔参考例2−7〕 4−(2,4−ジクロロ−3−メトキシカルボニルベン
ゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキシピラゾールの合
成 参考例2−2に準じて合成した。融点167〜170℃
ゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキシピラゾールの合
成 参考例2−2に準じて合成した。融点167〜170℃
【0066】〔参考例2−8〕 5−ベンジルオキシ−4−(2,4−ジクロロ−3−メ
トキシカルボニルベンゾイル)−1−エチルピラゾール
の合成 参考例2−7で合成した化合物0.3g、ベンジルブロ
マイド0.16g、トリエチルアミン0.1gおよびベ
ンゼン13 mlの溶液を室温で30分間、続いて50℃
で3時間攪拌した。不溶物を濾別した後、減圧濃縮し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼン−
酢酸エチル展開)による精製後の得量0.15g。油状
物
トキシカルボニルベンゾイル)−1−エチルピラゾール
の合成 参考例2−7で合成した化合物0.3g、ベンジルブロ
マイド0.16g、トリエチルアミン0.1gおよびベ
ンゼン13 mlの溶液を室温で30分間、続いて50℃
で3時間攪拌した。不溶物を濾別した後、減圧濃縮し
た。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼン−
酢酸エチル展開)による精製後の得量0.15g。油状
物
【0067】〔参考例2−9〕 5−ヒドロキシ−4−(4−メタンスルホニル−3−メ
トキシメチル−2−メチルベンゾイル)−3−メトキシ
メチル−1−メチルピラゾールの合成 (1) 5−(4−メタンスルホニル−3−メトキシメチ
ル−2−メチルベンゾイル)オキシ−3−メトキシメチ
ル−1−メチルピラゾール 5−ヒドロキシ−3−メトキシメチルピラゾール1.9
gを水酸化カリウム(85%)0.5gの水溶液8 ml
およびクロロホルム12 mlの混合溶液に加えた後、4
−メタンスルホニル−3−メトキシメチル−2−メチル
ベンゾイルクロリドを添加した。室温で3時間攪拌した
後、クロロホルムにて抽出した。クロロホルム溶液を水
洗、乾燥後、溶媒を留去して目的物をほぼ定量的に得
た。油状物 (2) 5−ヒドロキシ−4−(4−メタンスルホニル−
3−メトキシメチル−2−メチルベンゾイル)−3−メ
トキシメチル−1−メチルピラゾール (1)で得られた化合物3.0g、炭酸カリウム2.7g
およびジオキサン8 mlを120℃で35時間攪拌し、
水20 mlを加えた後、放冷した。反応溶液をクロロホ
ルムで洗浄した後、塩酸で酸性にした。これをクロロホ
ルムで抽出を行い、水洗、乾燥後、溶媒を留去して粗製
の目的物1.8gを得た。エタノール中で再結晶した後
の得量1.2g。融点100〜104℃
トキシメチル−2−メチルベンゾイル)−3−メトキシ
メチル−1−メチルピラゾールの合成 (1) 5−(4−メタンスルホニル−3−メトキシメチ
ル−2−メチルベンゾイル)オキシ−3−メトキシメチ
ル−1−メチルピラゾール 5−ヒドロキシ−3−メトキシメチルピラゾール1.9
gを水酸化カリウム(85%)0.5gの水溶液8 ml
およびクロロホルム12 mlの混合溶液に加えた後、4
−メタンスルホニル−3−メトキシメチル−2−メチル
ベンゾイルクロリドを添加した。室温で3時間攪拌した
後、クロロホルムにて抽出した。クロロホルム溶液を水
洗、乾燥後、溶媒を留去して目的物をほぼ定量的に得
た。油状物 (2) 5−ヒドロキシ−4−(4−メタンスルホニル−
3−メトキシメチル−2−メチルベンゾイル)−3−メ
トキシメチル−1−メチルピラゾール (1)で得られた化合物3.0g、炭酸カリウム2.7g
およびジオキサン8 mlを120℃で35時間攪拌し、
水20 mlを加えた後、放冷した。反応溶液をクロロホ
ルムで洗浄した後、塩酸で酸性にした。これをクロロホ
ルムで抽出を行い、水洗、乾燥後、溶媒を留去して粗製
の目的物1.8gを得た。エタノール中で再結晶した後
の得量1.2g。融点100〜104℃
【0068】〔参考例2−10〕 4−(3−アセトキシメチル−2−クロロ−4−メタン
スルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキシ
ピラゾールの合成 参考例2−2に準じて合成した。融点140〜144℃
スルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキシ
ピラゾールの合成 参考例2−2に準じて合成した。融点140〜144℃
【0069】〔参考例2−11〕 4−(2−クロロ−3−ヒドロキシメチル−4−メタン
スルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキシ
ピラゾールの合成 参考例2−10で合成した化合物0.3gのメタノール
溶液30 mlに水酸化ナトリウム(93%)0.1gの
水溶液5 mlを加え、室温にて2時間攪拌した。減圧下
にメタノールを留去した後、塩酸を加え、析出した目的
物を濾取した。得量0.2g。融点70〜76℃
スルホニルベンゾイル)−1−エチル−5−ヒドロキシ
ピラゾールの合成 参考例2−10で合成した化合物0.3gのメタノール
溶液30 mlに水酸化ナトリウム(93%)0.1gの
水溶液5 mlを加え、室温にて2時間攪拌した。減圧下
にメタノールを留去した後、塩酸を加え、析出した目的
物を濾取した。得量0.2g。融点70〜76℃
【0070】〔参考例2−12〕 5−ヒドロキシ−4−(2−クロロ−4−メタンスルホ
ニル−3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1−エチ
ルピラゾールの合成 (1) 5−(2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−
メトキシカルボニルベンゾイル)オキシ−1−エチルピ
ラゾール 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキシカル
ボニル安息香酸3.03gと塩化チオニル10 mlを還
流下、1時間攪拌した後、過剰の塩化チオニルを留去し
た。残渣を乾燥トルエン30 mlに溶解し、再び溶媒を
留去すると、2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−
メトキシカルボニルベンゾイルクロリドの固体がほぼ定
量的に得られた。これをエチレンジクロリド40 mlに
溶解し、1−エチル−5−ヒドロキシピラゾール1.1
6g 、水酸化カリウム(85%)0.7gおよび水3
0 mlの混合液を加えた。室温で4時間攪拌した後、反
応溶液をクロロホルムにて抽出し、これを水洗、乾燥し
た。溶媒を留去して2−(2−クロロ−4−メタンスル
ホニル−3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1−エ
チル−5−ピラゾンを20%含有する目的物3.28g
を得た。油状物 目的物及び副生成物のNMRのケミカルシフトは以下の
とおりである。 〔δ, ppm, 溶媒CDCl3〕 目的物 1.42(3H,t), 3.17(3H,s), 3.98(3H,s), 4.07(2H,d), 6.
22(1H,d), 7.35(1H,d),7.98(2H,s) 副生成物:2−(2−クロロ−4−メタンスルホニル−
3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1−エチル−5
−ピラゾロン 1.26(3H,t), 3.22(3H,s), 4.01(3H,s), 4.36(2H,d), 5.
75(1H,d), 7.41(1H,d),7.99(2H,A-Bq) (2) 5−ヒドロキシ−4−(2−クロロ−4−メタン
スルホニル−3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1
−エチルピラゾールの合成 (1)で得られた化合物3.28g 、炭酸カリウム1.3
gおよびジオキサン50 mlを120℃で6時間攪拌し
た後、水100 mlを加え放冷した。反応溶液をクロロ
ホルムにて抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を留去して粗製
の目的物3.35gを得た。エタノールで再結晶した後
の得量2.16g。融点174〜176℃
ニル−3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1−エチ
ルピラゾールの合成 (1) 5−(2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−
メトキシカルボニルベンゾイル)オキシ−1−エチルピ
ラゾール 2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキシカル
ボニル安息香酸3.03gと塩化チオニル10 mlを還
流下、1時間攪拌した後、過剰の塩化チオニルを留去し
た。残渣を乾燥トルエン30 mlに溶解し、再び溶媒を
留去すると、2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−
メトキシカルボニルベンゾイルクロリドの固体がほぼ定
量的に得られた。これをエチレンジクロリド40 mlに
溶解し、1−エチル−5−ヒドロキシピラゾール1.1
6g 、水酸化カリウム(85%)0.7gおよび水3
0 mlの混合液を加えた。室温で4時間攪拌した後、反
応溶液をクロロホルムにて抽出し、これを水洗、乾燥し
た。溶媒を留去して2−(2−クロロ−4−メタンスル
ホニル−3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1−エ
チル−5−ピラゾンを20%含有する目的物3.28g
を得た。油状物 目的物及び副生成物のNMRのケミカルシフトは以下の
とおりである。 〔δ, ppm, 溶媒CDCl3〕 目的物 1.42(3H,t), 3.17(3H,s), 3.98(3H,s), 4.07(2H,d), 6.
22(1H,d), 7.35(1H,d),7.98(2H,s) 副生成物:2−(2−クロロ−4−メタンスルホニル−
3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1−エチル−5
−ピラゾロン 1.26(3H,t), 3.22(3H,s), 4.01(3H,s), 4.36(2H,d), 5.
75(1H,d), 7.41(1H,d),7.99(2H,A-Bq) (2) 5−ヒドロキシ−4−(2−クロロ−4−メタン
スルホニル−3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1
−エチルピラゾールの合成 (1)で得られた化合物3.28g 、炭酸カリウム1.3
gおよびジオキサン50 mlを120℃で6時間攪拌し
た後、水100 mlを加え放冷した。反応溶液をクロロ
ホルムにて抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を留去して粗製
の目的物3.35gを得た。エタノールで再結晶した後
の得量2.16g。融点174〜176℃
【0071】〔参考例2−13〕 5−ヒドロキシ−4−(2−クロロ−4−メタンスルホ
ニル−3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1−イソ
プロピルピラゾールの合成 参考例2−12に準じて合成した。融点138〜140
℃ 中間体の物性は以下のとおりである。 5−(2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキ
シカルボニルベンゾイル)オキシ−1−イソプロピルピ
ラゾール 融点108〜113℃ NMRのケミカルシフトを以下に示す。 〔δ, ppm, 溶媒CDCl3〕 1.49(6H,d), 3.19(3H,s), 4.03(3H,s), 4.53(1H,m), 6.
26(1H,d), 7.47(1H,d),8.13(2H,s)
ニル−3−メトキシカルボニルベンゾイル)−1−イソ
プロピルピラゾールの合成 参考例2−12に準じて合成した。融点138〜140
℃ 中間体の物性は以下のとおりである。 5−(2−クロロ−4−メタンスルホニル−3−メトキ
シカルボニルベンゾイル)オキシ−1−イソプロピルピ
ラゾール 融点108〜113℃ NMRのケミカルシフトを以下に示す。 〔δ, ppm, 溶媒CDCl3〕 1.49(6H,d), 3.19(3H,s), 4.03(3H,s), 4.53(1H,m), 6.
26(1H,d), 7.47(1H,d),8.13(2H,s)
【0072】次に前記参考例に準じて合成した化合物の
物性を前記参考例を含めて第3表及び第4表に示す。
物性を前記参考例を含めて第3表及び第4表に示す。
【0073】第3表
【0074】
【化20】
【0075】
【表5】 ────────────────────────────────── 化合物No. A B X Y Z Q 融点(℃) ────────────────────────────────── 1 Me H Me CH2OMe SO2Me H 油状物 2 Me H Me CH2OMe SO2Me CH2Ph 油状物 3 Et H Me CH2OMe SO2Me H 116〜118 4 i-Pr H Me CH2OMe SO2Me H 油状物 5 Me H Me CO2H SO2Me H 274〜274.5 6 Me H Me CO2Me SO2Me H 199〜201 7 Et H Me CO2Me SO2Me H 150〜152 8 Me H Me CO2Et SO2Me H 174〜174.5 9 Et H Me CO2Et SO2Me H 78〜81 10 Me H Me CO2Pr-i SO2Me H 192〜194 11 Et H Me CO2Pr-i SO2Me H 125〜128 12 Me H Cl CO2Me Cl H 123〜126 13 Me H Cl CO2Me Cl p-Ts 油状物 14 Me H Me CH2OEt SO2Me H 178〜179 15 Et H Me CH2OEt SO2Me H 油状物 16 i-Pr H Me CH2OEt SO2Me H 油状物 17 Me Me Me CH2OEt SO2Me H 油状物 18 Me H Me CHMeOMe SO2Me H 238〜240 19 Et H Me CHMeOMe SO2Me H 138〜141 20 Me H Cl CH2OMe SO2Me H 189〜190 21 Et H Cl CH2OMe SO2Me H 151〜154 22 i-Pr H Cl CH2OMe SO2Me H 142〜144 23 Et H Me CH2OPr-i SO2Me H 125〜127 ──────────────────────────────────
【0076】
【表6】 第3表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物No. A B X Y Z Q 融点(℃) ────────────────────────────────── 24 Me H Me CO2CH2CH2OMe SO2Me H 114〜117 25 Et H Me CO2CH2CH2OMe SO2Me H 122〜124 26 Me H Cl CH2OCH2CH2OMe SO2Me H 157〜161 27 Et H Cl CH2SEt SO2Me H 142〜145 28 Et H Cl CH2SOEt SO2Me H 油状物 29 Et H Cl CH2SO2Et SO2Me H 133〜135 30 Et H Me CO2Pr-n SO2Me H 油状物 31 Me H Cl CH2N(CH2)5 SO2Me H 油状物 32 Me H Me CO2Hex-c SO2Me H 220〜222 33 Et H Me CO2Hex-c SO2Me H 179〜183 34 Me H Cl CO2Me SO2Me H 183〜185 35 Et H Cl CO2Me SO2Me H 174〜176 36 Pr-i H Cl CO2Me SO2Me H 138〜140 37 Et H Cl CH2OCH2C≡CH SO2Me H 161 〜164 38 Me H Cl CH2OAm-n SO2Me H 油状物 39 Et H Me CH2OMe SO2Me K 180〜190 40 Et H Me CH2OMe SO2Me Na 210〜216 41 Et H Me CH2OMe SO2Me NH3 + Pr-i 95〜102 42 Me H OMe CO2Me SO2Me H 195〜198 43 Me H Cl CO2Pr-i SO2Me H 117〜119 44 Et H Cl CO2Pr-i SO2Me H 141〜143 45 Me H Cl CH2OCH2CF3 SO2Me H 167〜170 ──────────────────────────────────
【0077】
【表7】 第3表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物No. A B X Y Z Q 融点(℃) ────────────────────────────────── 46 Et H Me CH2OMe SO2Me 1/2 Ca 232〜242 47 Pr-i H Me CO2Me SO2Me H 116〜121 48 Me H OMe CH2OMe SO2Me H 154〜157 49 Et H Me CO2CH2CH2Cl SO2Me H 149〜152 50 Et H OMe CO2Me SO2Me H 172〜175 51 Et H Cl CO2Me Cl H 167〜170 52 Et H Cl CO2Me Cl CH2-Ph 油状物 53 Pr-i H Cl CO2Me Cl H 144〜151 54 Pr-i H Cl CO2Me Cl CH2-Ph 104〜110 55 Me CH2OMe Me CH2OMe SO2Me H 100〜104 56 Et H Cl CH2CN SO2Me H 235〜239 57 Et H Cl CH2OAc SO2Me H 140〜144 58 Et H Cl CH2OH SO2Me H 70〜76 59 Et H Me CO2Me SMe H 142〜146 60 Et H Cl CH2OMe Cl H 102〜104 61 Et H Cl CO2Et SO2Me H 100〜104 62 Et H Me CH2OMe SMe H 油状物 63 Me H Cl CH2OMe Cl H 141〜144 64 Et H Cl CH=CHOMe SO2Me H 165〜171 ( トランス ) 65 Pr-i H Cl CO2Et SO2Me H 123〜126 66 Et H OMe CH2OMe SO2Me H 油状物 ──────────────────────────────────
【0078】
【表8】 第3表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物No. A B X Y Z Q 融点(℃) ────────────────────────────────── 67 Et H Me CHMeOEt SO2Me H 油状物 68 Et H Me CHEtOMe SO2Me H 油状物 69 Et H Cl CON(Et)2 SO2Me H 94〜 97 ──────────────────────────────────
【0079】以下の化合物番号は、第3表の化合物番号
と同じである。
と同じである。
【0080】
【表9】 第4表 ─────────────────────────── 化合物No. 1H-NMR(δ,ppm ) 〔溶媒〕 ─────────────────────────── 1 2.47(3H,s), 3.22(3H,s), 3.50(3H,s), 3.69(3H,s), 4.96(2H,s), 7.30(1H,s), 7.78(2H,A-Bq), 10.9(1H) 〔CDCl3〕 2 2.41(3H,s), 3.17(3H,s), 3.50(3H,s), 4.94(2H,s), 5.53(2H,s), 7.30〜8.12(8H,m) 〔CDCl3〕 3 1.44(3H,t), 2.48(3H,s), 3.23(3H,s), 3.51(3H,s), 4.07(2H,q), 4.98(2H,s), 7.36(1H,s), 7.82(2H,A-Bq) 〔CDCl3〕 4 1.48(6H,d), 2.47(3H,s), 3.19(3H,s), 3.48(3H,s), 4.53(1H,m), 4.92(2H,s), 7.18(1H,s), 7.69(2H,A-Bq), 9.57(1H) 〔CDCl3〕 13 2.43(3H,s), 3.78(3H,s), 3.94(3H,s), 7.24 〜7.81(7H,m) 〔CDCl3〕 ───────────────────────────
【0081】
【表10】 第4表 (続き) ─────────────────────────── 化合物No. 1H-NMR(δ,ppm ) 〔溶媒〕 ─────────────────────────── 15 1.07(3H,t), 2.27(3H,s), 3.01(3H,s), 3.30〜3.65(5H,m), 4.77(2H,s), 6.99(1H,s), 7.48(2H,A-B q), 8.22(1H,s) 〔CDCl3〕 28 1.45(3H,t), 3.04(2H,q), 4.05(2H,q), 4.91(2H,q), 7.29(1H,s), 7.70(1H,s), 7.85(2H,q) 〔CDCl3〕 30 0.91〜2.03(8H,m), 2.41(3H,s), 3.20(3H,s), 3.91〜4.47(4H,m), 7.36〜8.08(4H,m) 〔CDCl3〕 16 1.26(3H,t), 1.49(3H,d), 2.49(3H,s), 3.24(3H,s), 3.69(2H,q), 4.59(1H,m), 5.00(2H,s), 7.28〜8.14(4H,m) 〔CDCl3〕 17 1.27(3H,t), 1.67(3H,s), 2.42(3H,s), 3.23(3H,s), 3.63(3H,s), 3.68(2H,q), 5.02(2H,s), 7.7 (1H,s), 7.75 (2H,A-B q) 〔CDCl3〕 ───────────────────────────
【0082】
【表11】 第4表 (続き) ─────────────────────────── 化合物No. 1H-NMR(δ,ppm ) 〔溶媒〕 ─────────────────────────── 62 1.45(3H,t), 2.49(6H,Broad s), 3.44(3H,s), 4.03(2H,q), 4.66 (2H,s), 7.29(2H,q), 7.39(1H,s) 〔CDCl3〕 66 1.47(3H,t), 3.29(3H,s), 3.51(3H,s), 3.82(3H,s), 4.09(2H,q), 5.00(2H,s), 7.50(1H,s), 7.84(2H,A-Bq), 7.96(1H,s) 〔CDCl3〕 67 1.07-1.67(9H, m), 2.59(3H,s), 3.17(3H,s), 3.42(2H,t), 3.96 (2H,t), 5.61(1H,q), 7.27(1H,s), 7.61(2H,A-Bq), 9.66 (1H,Broad s) 〔CDCl3〕 68 1.09(3H,t), 1.45(3H,t), 2.55(3H,s), 3.16(3H,s), 3.27(3H,s), 3.70-4.20(4H,m), 5.13-5.36(1H,m), 7.14(1H,s), 7.60(2H,A-Bq), 9.46(1H,Broad s) 〔CDCl3〕 ───────────────────────────
【0083】前記参考例の化合物を農園芸用除草剤とし
て使用するにあたっては,一般には適当な担体,例えば
クレー,タルク,ベントナイト,珪藻土等の固体担体あ
るいは水,アルコール類(メタノール,エタノール
等),芳香族炭化水素類(ベンゼン,トルエン,キシレ
ン等),塩素化炭化水素類,エーテル類,ケトン類,エ
ステル類(酢酸エチル等),酸アミド類(ジメチルホル
ムアミド等)などの液体担体と混用して適用することが
でき,所望により乳化剤,分散剤,懸濁剤,浸透剤,展
着剤,安定剤などを添加し,液剤,乳剤,水和剤,粉
剤,粒剤,フロアブル剤等任意の剤型にて実用に供する
ことができる。また,必要に応じて製剤または撒布時に
他種の除草剤,各種殺虫剤,殺菌剤,植物生長調節剤,
共力剤などと混合施用してもよい。混合する除草剤の種
類としては,例えば,ファ−ム・ケミカルズ・ハンドブ
ック(Farm ChemicalsHandbook), 第73版(198
7)に記載されている化合物などがある。その中からい
くつかを挙げれば、アトラジン、シアナジン、アラクロ
ール、メトラクロール、EPTC、2,4−D、ブチレ
ート、ジカンバ、ブロモキシニル、トリジファンおよび
N−[(4,6−ジ(ジフルオロメトキシ)ピリミジン
−2−イル)アミノカルボニル]−2−メトキシカルボ
ニルベンゼンスルホンアミドなどが挙げられる。またこ
の他にも米国特許第4,668,277号記載のN−[(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニ
ル]−3−クロロ−4−メトキシカルボニル−1−メチ
ルピラゾール−5−スルホンアミドあるいはN−
[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ
カルボニル]−3−ブロモ−4−メトキシカルボニル−
1−メチルピラゾール−5−スルホンアミド、特開昭62
-223180号公報記載のN−[(4, 6−ジメトキシピリ
ジン−2−イル)アミノカルボニル]−3−ジメチルア
ミノカルボニルピリジン−2−スルホンアミドなどと混
合施用してもよい。その施用薬量は適用場面、施用時
期、施用方法、栽培作物等により差異はあるが一般には
有効成分量としてヘクタール当たり0.001〜10kg程度
が適当である。
て使用するにあたっては,一般には適当な担体,例えば
クレー,タルク,ベントナイト,珪藻土等の固体担体あ
るいは水,アルコール類(メタノール,エタノール
等),芳香族炭化水素類(ベンゼン,トルエン,キシレ
ン等),塩素化炭化水素類,エーテル類,ケトン類,エ
ステル類(酢酸エチル等),酸アミド類(ジメチルホル
ムアミド等)などの液体担体と混用して適用することが
でき,所望により乳化剤,分散剤,懸濁剤,浸透剤,展
着剤,安定剤などを添加し,液剤,乳剤,水和剤,粉
剤,粒剤,フロアブル剤等任意の剤型にて実用に供する
ことができる。また,必要に応じて製剤または撒布時に
他種の除草剤,各種殺虫剤,殺菌剤,植物生長調節剤,
共力剤などと混合施用してもよい。混合する除草剤の種
類としては,例えば,ファ−ム・ケミカルズ・ハンドブ
ック(Farm ChemicalsHandbook), 第73版(198
7)に記載されている化合物などがある。その中からい
くつかを挙げれば、アトラジン、シアナジン、アラクロ
ール、メトラクロール、EPTC、2,4−D、ブチレ
ート、ジカンバ、ブロモキシニル、トリジファンおよび
N−[(4,6−ジ(ジフルオロメトキシ)ピリミジン
−2−イル)アミノカルボニル]−2−メトキシカルボ
ニルベンゼンスルホンアミドなどが挙げられる。またこ
の他にも米国特許第4,668,277号記載のN−[(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニ
ル]−3−クロロ−4−メトキシカルボニル−1−メチ
ルピラゾール−5−スルホンアミドあるいはN−
[(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ
カルボニル]−3−ブロモ−4−メトキシカルボニル−
1−メチルピラゾール−5−スルホンアミド、特開昭62
-223180号公報記載のN−[(4, 6−ジメトキシピリ
ジン−2−イル)アミノカルボニル]−3−ジメチルア
ミノカルボニルピリジン−2−スルホンアミドなどと混
合施用してもよい。その施用薬量は適用場面、施用時
期、施用方法、栽培作物等により差異はあるが一般には
有効成分量としてヘクタール当たり0.001〜10kg程度
が適当である。
【0084】次に参考例の化合物の除草効果について、
具体的に試験例を挙げて説明する。 〔試験例−1〕 土壌処理による除草効果試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ、ノビエ、エノコログサ、オヒシ
バ、メヒシバ、オオクサキビ、イチビ、イヌビユ、イヌ
タデ、トーモロコシを播種し,更にキイロハマスゲ塊茎
を置床し、1.5cm覆土した後有効成分量が所定の割合
となるように土壌表面へ均一に散布した。散布の際の薬
液は、前記配合例等に準じて適宜調整された水和剤、乳
剤、液剤またはフロアブル剤を水で希釈して小型スプレ
ーで全面に散布した。薬液散布3週間後に各種雑草に対
する除草効果を以下の判定基準に従い調査した。結果を
第5表に示す。化合物番号は第3表の化合物番号と同じ
である。
具体的に試験例を挙げて説明する。 〔試験例−1〕 土壌処理による除草効果試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ、ノビエ、エノコログサ、オヒシ
バ、メヒシバ、オオクサキビ、イチビ、イヌビユ、イヌ
タデ、トーモロコシを播種し,更にキイロハマスゲ塊茎
を置床し、1.5cm覆土した後有効成分量が所定の割合
となるように土壌表面へ均一に散布した。散布の際の薬
液は、前記配合例等に準じて適宜調整された水和剤、乳
剤、液剤またはフロアブル剤を水で希釈して小型スプレ
ーで全面に散布した。薬液散布3週間後に各種雑草に対
する除草効果を以下の判定基準に従い調査した。結果を
第5表に示す。化合物番号は第3表の化合物番号と同じ
である。
【0085】判定基準 5──殺草率 90%以上(ほとんど完全枯死) 4──殺草率 70〜90% 3──殺草率 40〜70% 2──殺草率 20〜40% 1──殺草率 5〜20% 0──殺草率 5%未満(ほとんど効力なし) ただし,上記の殺草率は,薬剤処理区の地上部生草重お
よび無処理区の地上部生草重を測定して下記の式により
求めたものである。
よび無処理区の地上部生草重を測定して下記の式により
求めたものである。
【0086】殺草率=(1−処理区の地上部生草重/無
処理区の地上部生草重)×100
処理区の地上部生草重)×100
【0087】〔試験例−2〕 茎葉処理による除草効果
試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ,ノビエ、エノコログサ、オヒシ
バ、メヒシバ、オオクサキビ、オナモミ、イチビ、イヌ
ビユ、イヌタデ、トーモロコシの種子をそれぞれスポッ
ト状に播種し、更にキイロハマスゲ塊茎を置床し、約
1.5cm覆土した。各種植物が2〜3葉期に達したと
き,有効成分量が所定の割合となるように茎葉部へ均一
に散布した。
試験 縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチック製箱に殺
菌した洪積土壌を入れ,ノビエ、エノコログサ、オヒシ
バ、メヒシバ、オオクサキビ、オナモミ、イチビ、イヌ
ビユ、イヌタデ、トーモロコシの種子をそれぞれスポッ
ト状に播種し、更にキイロハマスゲ塊茎を置床し、約
1.5cm覆土した。各種植物が2〜3葉期に達したと
き,有効成分量が所定の割合となるように茎葉部へ均一
に散布した。
【0088】散布の際の薬液は、前記配合例の水和剤、
乳剤、液剤またはフロアブル剤を水で希釈して小型スプ
レーで各種雑草および作物の茎葉部の全面に散布した。
薬液散布2週間後に各種雑草に対する除草効果を試験例
−1の判定基準に従い、また各種作物に対する薬害も試
験例−1の判定基準に従い調査した。結果を第6表に示
す。化合物番号は、第3表の化合物番号と同じである。
乳剤、液剤またはフロアブル剤を水で希釈して小型スプ
レーで各種雑草および作物の茎葉部の全面に散布した。
薬液散布2週間後に各種雑草に対する除草効果を試験例
−1の判定基準に従い、また各種作物に対する薬害も試
験例−1の判定基準に従い調査した。結果を第6表に示
す。化合物番号は、第3表の化合物番号と同じである。
【0089】第6表及び第7表中の記号は以下を表す A:ノビエ、B:エノコログサ、C:オヒシバ、D:メ
ヒシバ、E:オオクサキビ、F:イチビ、G:イヌビ
ユ、H:イヌタデ、I:オナモミ、J:キイロハマス
ゲ、a:トウモロコシ
ヒシバ、E:オオクサキビ、F:イチビ、G:イヌビ
ユ、H:イヌタデ、I:オナモミ、J:キイロハマス
ゲ、a:トウモロコシ
【0090】第6表及び第7表中の対照化合物は下記の
とおりである。
とおりである。
【0091】
【化21】
【0092】
【表12】 第5表 ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 1 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 3 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 4 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 6 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0093】
【表13】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 7 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 8 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 9 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 10 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 11 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0094】
【表14】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 12 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 13 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 14 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 15 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 16 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0095】
【表15】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 17 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 18 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 19 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 20 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 21 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0096】
【表16】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 22 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 23 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 24 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 25 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 26 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0097】
【表17】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 27 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 28 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 29 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 30 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 34 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0098】
【表18】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 35 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 36 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 37 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 39 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 40 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0099】
【表19】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 41 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 42 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 43 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 44 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 45 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0100】
【表20】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 46 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 47 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 48 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 49 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 50 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0101】
【表21】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 56 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 58 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 63 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 64 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 65 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────
【0102】
【表22】 第5表 (続き) ──────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H J a No. 処理量 g/a ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 66 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 67 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 68 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────── 対照 4 3 1 3 3 1 4 5 5 0 0 化合物 8 4 2 4 4 2 5 5 5 0 0 A 16 5 3 5 5 3 5 5 5 1 1 ──────────────────────────────── 対照 4 5 5 5 5 5 1 1 1 2 0 化合物 8 5 5 5 5 5 2 2 2 3 0 B 16 5 5 5 5 5 3 3 3 4 1 ────────────────────────────────
【0103】
【表23】 第6表 ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 1 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 3 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 4 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 6 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0104】
【表24】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 7 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 8 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 9 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 10 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 11 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0105】
【表25】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 12 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 13 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 14 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 15 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 16 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0106】
【表26】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 17 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 18 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 19 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 20 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 21 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0107】
【表27】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 22 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 23 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 24 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 25 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 26 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0108】
【表28】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 27 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 28 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 29 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 30 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 34 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0109】
【表29】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 35 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 36 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 37 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 39 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 40 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0110】
【表30】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 41 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 42 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 43 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 44 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 45 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0111】
【表31】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 46 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 47 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 48 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 49 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 50 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0112】
【表32】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 56 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 58 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 63 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 64 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 65 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ──────────────────────────────────
【0113】
【表33】 第6表 (続き) ────────────────────────────────── 化合物 有効成分の A B C D E F G H I J a No. 処理量 g/a ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 66 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 67 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 0.5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 68 1 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 2 5 5 5 5 5 5 5 5 5 5 0 ────────────────────────────────── 対照 4 3 1 2 3 0 3 5 5 4 0 0 化合物 8 4 2 3 4 1 5 5 5 5 0 1 A 16 5 3 4 5 2 5 5 5 5 1 2 ────────────────────────────────── 対照 4 4 3 3 4 3 0 2 2 0 1 0 化合物 8 4 4 4 4 4 1 3 3 1 2 1 B 16 5 5 5 5 5 2 4 4 2 3 2 ──────────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07C 233/65 C07C 233/65 317/44 317/44 323/62 323/62 C07D 295/16 C07D 295/16 A Z // C07D 231/20 231/20 (31)優先権主張番号 特願昭63−5449 (32)優先日 昭63(1988)1月13日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 大屋 栄一 千葉県船橋市坪井町722番地1 日産化学 工業株式会社中央研究所内 (72)発明者 猪飼 隆 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日産 化学工業株式会社生物化学研究所内 (72)発明者 縄巻 勤 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日産 化学工業株式会社生物化学研究所内 (72)発明者 渡辺 重臣 埼玉県南埼玉郡白岡町大字白岡1470 日産 化学工業株式会社生物化学研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔Xは炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数1〜
6のアルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
基、炭素原子数1〜6のハロアルキル基、炭素原子数2
〜6のアルコキシアルキル基、炭素原子数2〜6のアル
キルカルボニル基、炭素原子数2〜6のアルコキシカル
ボニル基、互いに独立して水素または炭素原子数1〜6
のアルキル基により置換されているアミノカルボニル
基、炭素原子数1〜6のハロアルコキシ基、炭素原子数
1〜6のアルキルチオ基または炭素原子数2〜6のアル
キルチオアルキル基を表す。Yは-COOR1基[但し、R1は
水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数
3〜8のシクロアルキル基、炭素原子数4〜8のシクロ
アルキルアルキル基、炭素原子数3〜6のアルキニル
基、炭素原子数2〜6のアルケニル基、炭素原子数1〜
6のハロアルキル基、炭素原子数3〜8のハロシクロア
ルキル基、炭素原子数3〜6のハロアルキニル基、炭素
原子数2〜6のハロアルケニル基または、炭素原子数1
〜3のアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基もしくは炭
素原子数1〜3のアルコキシ基により置換されていても
よいフェニル基を表す。]、-COO-L-OR1基[但し、Lは
炭素原子数1〜3のアルキル基で置換されていてもよい
炭素原子数1〜6のアルキレン基を表す。R1は前記と同
様の意味を表す。]、-COO-L-R2基[但し、R2は炭素原
子数1〜3のアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基もし
くは炭素原子数1〜3のアルコキシ基により置換されて
いてもよいフェニル基を表す。]、-COO-M基[但し、M
は2個以内のイオウ原子あるいは酸素原子を含み1〜4
個の炭素原子と結合することによって形成される員数3
〜6の脂環式残基を表す。]、-COO-L-M基[但し、L、M
は前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-O-L-R2基[但
し、L、R2は前記と同様の意味を表す。]、-COO-L-S(O)
n-R1基[但し、L、R1は前記と同様の意味を表す。nは0
〜2の整数を表す。]、-CON(R3)(R4)基[但し、R3、R4
はそれぞれ独立して水素原子、炭素原子数1〜6のアル
キル基、炭素原子数3〜8のシクロアルキル基、炭素原
子数4〜8のシクロアルキルアルキル基、炭素原子数1
〜6のアルコキシ基、炭素原子数2〜6のアルキニル
基、炭素原子数2〜6のアルケニル基、炭素原子数1〜
6のハロアルキル基、炭素原子数3〜8のハロシクロア
ルキル基、炭素原子数2〜6のハロアルキニル基、炭素
原子数2〜6のハロアルケニル基または、炭素原子数1
〜3のアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基もしくは炭
素原子数1〜3のアルコキシ基により置換されていても
よいフェニル基を表す。]、 【化2】 基[但し、nは4〜6の整数を表す。]、 【化3】 基[但し、R5は炭素原子数1〜3のアルキル基を表
す。]、 【化4】 基、-CONHSO2CH3基、-CONHSO2CF3基、-COO-L-N(R3)(R4)
基[但し、L、R3、R4は前記と同様の意味を表す。]、-
COO-L-CO-R1基[但し、L、R1は前記と同様の意味を表
す。]、-COO-L-CO-O-R1基[但し、L、R1は前記と同様
の意味を表す。]、-COO-L-CN基[但し、Lは前記と同様
の意味を表す。]、-COO-L-NO2基[但し、Lは前記と同
様の意味を表す。]、-COOSi(R5)3基[但し、R5は前記
と同様の意味を表す。]、-COO-N=C(R6)(R7)基[但し、
R6およびR7は炭素原子数1〜3のアルキル基を表す。R
6、R7は同一でも異なっていてもよい。]、 【化5】 基[但し、nは4〜6の整数を表す。]、-COO-L-O-SO2-
R1基[但し、L、R1は前記と同様の意味を表す。]、-CO
O-L-O-CO-R1基[但し、L、R1は前記と同様の意味を表
す。]、-COO-L-O-L-O-R1基[但し、L、R1は前記と同様
の意味を表す。]、-COO-L-Si(R5)3基[但し、L、R5は
前記と同様の意味を表す。]、-C(O)S-R1基[但し、R1
は前記と同様の意味を表す。]、-C(S)O-R1基[但し、R
1は前記と同様の意味を表す。]、-C(S)S-R1基[但し、
R1は前記と同様の意味を表す。]、-L-O-R1基[但し、L
およびR1は前記と同様の意味を表す。]、-L-O-L-O-R8
基[但し、Lは前記と同様の意味を表す。R8は水素原子
または炭素原子数1〜6のアルキル基を表す。]、-L-O
-M基[但し、LおよびMは前記と同様の意味を表す。]、
-L-O-L-M基[但し、LおよびMは前記と同様の意味を表
す。]、-LNR8R9基[但し、R8は前記と同様の意味を表
す。R9は炭素原子数1〜6のアルキル基を表す。]、-L
-O-CH2Ph基、-L-O-L-COOR9基[但し、LおよびR9は前記
と同様の意味を表す。]、-L-CN基[但し、Lは前記と同
様の意味を表す。]、-L-S(O)n-R1基[但し、LおよびR1
は前記と同様の意味を表す。nは0〜2の整数を表
す。]、-L-S-L-O-R9基[但し、LおよびR9は前記と同様
の意味を表す。]、-L-O-COR9基[但し、LおよびR9は前
記と同様の意味を表す。]、-L-O-SO2R9基[但し、Lお
よびR9は前記と同様の意味を表す。]、-L-COOR8基[但
し、LおよびR8は前記と同様の意味を表す。]、-CH=CHO
R8基[但し、R8は前記と同様の意味を表す。]または-L
-O-L-CN基[但し、Lは前記と同様の意味を表す。]を表
す。Zはハロゲン原子、ニトロ基、炭素原子数1〜3の
アルコキシ基、トリフルオロメチル基、シアノ基または
-S(O)nR10基を表す[但し、R10は炭素原子数1〜3のア
ルキル基または炭素原子数1〜3のハロアルキル基を表
す。nは0〜2の整数を表す。]。Vは水素原子、ハロ
ゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル基あるいは炭素
原子数1〜4のアルコキシ基を表す。Wは水素原子、ハ
ロゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子
数1〜4のハロアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコ
キシ基、炭素原子数2〜6のアルコキシアルキル基、炭
素原子数2〜5のアルコキシカルボニル基、炭素原子数
1〜3のハロアルコキシ基、ニトロ基、シアノ基または
-S(O)n-R基[但し、nは前記と同様の意味を表す。Rは
炭素原子数1〜4のアルキル基を表す。]を表す。Gは
カルボキシル基、水素原子またはシアノカルボニル基を
表す。〕で表される置換ベンゼン誘導体。
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JP63-5449 | 1988-01-13 | ||
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