JPH109556A - 煙突等のライニングはつり装置とその方法 - Google Patents

煙突等のライニングはつり装置とその方法

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JPH109556A
JPH109556A JP16577596A JP16577596A JPH109556A JP H109556 A JPH109556 A JP H109556A JP 16577596 A JP16577596 A JP 16577596A JP 16577596 A JP16577596 A JP 16577596A JP H109556 A JPH109556 A JP H109556A
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JP
Japan
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lining
chisel
hanging
chimney
suspended
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Withdrawn
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JP16577596A
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English (en)
Inventor
Shigeo Inoue
繁夫 井上
Hiroshi Kondo
浩 近藤
Sho Takeuchi
詔 竹内
Joji Daimaru
讓二 大丸
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーカ装置の発生する衝撃力をノミを介し
て筒身とライニングとの境界層に対して付与するように
した。 【解決手段】 筒身30の内部に昇降自在に吊り下げら
れたゴンドラ10の作業床11中央から筒身30の半径
方向へ放射状に、かつ旋回自在に設置された複数のアー
ム1と、同アーム1に沿って伸縮自在に設置された第1
の伸縮手段3と、はつり用ノミ2aを備え同第1の伸縮
手段3の先端に上下方向へ首振り自在に取り付けられた
ブレーカ装置2とで構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煙突筒身等のライ
ニング材の塗り替え時などに使用されるライニングはつ
り装置及びその工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、煙突筒身のライニングのはつり落
とし作業は通常図4に示すように、筒身30の内部にゴ
ンドラ32をワイヤー36によって吊り下げ、支柱33
から突設した複数のビーム34の先端のガイドローラ3
5を介して、ゴンドラ32を筒身内壁に沿って昇降させ
る一方、作業員が作業床38上に乗り込み、携帯型削岩
機40を手動操作してライニング31をはつり落として
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法はラ
イニングはつり能力が1人1日当りせいぜい0.5m3
程度で、筒身全面のはつりを完了するまでに非常に長い
工期が必要となる。またはつり作業が、重たい携帯型削
岩機を抱えて粉塵の発生する悪い環境下で行なわれるの
で、作業員は過酷な作業を強いられることになる。
【0004】上記方法の改善策として図5に示す方法が
提案されている。この方法は、筒身30内部に吊り下げ
たゴンドラ50の作業床58上の作業員が制御装置52
を操作し、支持梁53の先端に設けた放射ノズル55よ
り高圧水をライニング31面に対して噴射し、同ライニ
ング面を縦・横方向に溝切りしてブロック状に成形し、
そのライニングブロックを前記図4に示す方法によりは
つり落とすものである。
【0005】この方法は粉塵の発生が少なく作業環境は
改善される。しかし、多量の高圧水を必要とする上、遠
隔操作によって高圧水を噴射してライニングを切断する
作業と、切断したライニングブロックを手動によっては
つり落とすはつり落とし作業との2工程作業となっては
つり能力が低く、更に、はつり屑と水との分離処理が余
分に必要となるなどの課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決することを目的とし、筒身の内部に昇降自在に吊り下
げられたゴンドラの作業床中央から筒身の半径方向へ放
射状にかつ旋回自在に設置された複数のアームと、同各
アームに沿って昇降自在に設置された第1の伸縮手段
と、はつり用ノミを備え、同第1の伸縮手段の先端に上
下方向へ首振り自在に取り付けられたブレーカ装置とで
構成されたことを特徴とし、また、前記ブレーカ装置に
突起を設けると共に、同ブレーカ装置の、この突起を挟
んで前記ノミと反対側の位置と、前記アームとの間に第
2の伸縮手段を設けたことを特徴とし、また昇降自在に
吊り下げられ、はつり作業中の筒身位置の外周を被覆し
てはつり音を遮断する防音カバーを備えたことを特徴と
する。
【0007】更に、前記第1の伸縮手段を作動して、ブ
レーカ装置を筒身内壁に押し付けると共に、ノミの先端
を筒身とライニングとの境界層に押し当てた後、ブレー
カ装置を作動し、境界層方向に衝撃力を付与するように
したことを特徴とし、また、前記第2の伸縮手段を作動
してブレーカ装置を突起を中心に回動させ、ノミを介し
てはつり終えた部分を筒身から引き離すようにして破断
させて筒身本体から除去するようにしたことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を参照して
説明する。図1に本発明のライニングはつり装置の全体
図を示す。図示するように、本発明のはつり装置は、作
業対象のライニング31が内張りされた煙突筒身30の
内部に、吊りワイヤー12によって昇降自在に吊り下げ
られたゴンドラ10に設置されており、ゴンドラ10の
作業床11中央から下方に突設した支柱5に、筒身30
の半径方向へ放射状に、かつ旋回装置6を介して旋回自
在に設置された複数のアーム1を設け、この各アーム1
の内部に、伸縮自在に設置された油圧シリンダ3と、こ
の油圧シリンダ3の先端に支点O1 を介して上下方向に
首振り自在に取り付けられたブレーカ装置2と、このブ
レーカ装置2とアーム1との間に、支点O2 及びO3
介して伸縮自在に取り付けられた油圧シリンダ4などで
構成されている。
【0009】ブレーカ装置2は内蔵する駆動手段(図示
せず)によって作動するはつり用ノミ2aを備えてい
る。また装置本体2bの、ノミ2aと支点O2 との中間
位置(真中位置でなくてもよい)には突起2cを備えて
おり、油圧シリンダ4を伸長させることによってブレー
カ装置2をこの突起2cまわりに回動させることができ
る。
【0010】なお、ノミ2aは図2(a)に示すように
その先端が錐状のものまたは、図2(b)のようにへら
状のものが好適である。更に、図1に示すように、吊り
ワイヤー16によって昇降自在に吊り下げられた防音カ
バー15が筒身30の外周を被覆するように設けられて
いる。この防音カバー15は分割可能な枠体15aと、
枠体15aの内側にその全周に亘って張られた吸音シー
ト15bと、枠体15aと筒身30との隙間を埋める摺
動部材15cなどより成り、吊りワイヤー16を適宜上
・下させてはつり作業中の筒身30外周部を被覆し、そ
のはつり音が外部に漏洩しないように遮断するようにな
っている。
【0011】次に、本発明のはつり装置の作用及びその
はつり方法を図3(a)(b)(c)を参照して説明す
る。吊りワイヤー12に吊り下げられたゴンドラ10が
ゴンドラガイド13にガイドされながら筒身30内を下
降して作業位置に停止し、位置固定されると、各アーム
1の油圧シリンダ3を伸長してブレーカ装置2の突起2
cを筒身内壁に押し付けると共に、ノミ2a先端を筒身
30とライニング31との境界層に押し当てる。
【0012】次いで、ブレーカ装置2を作動し、ノミ2
aを介して境界層の方向に連続的に衝撃力を加えると、
ライニング30の1部分31aが筒身30から剥離する
(図3(a))。そこでノミ2aが境界層内に挿し込ま
れた状態で、次に油圧シリンダ4を伸長すると共に、ブ
レーカ装置2を筒身30へ押し付けている油圧シリンダ
3の押し付け力を開放(または減少)すると、装置2は
突起2cまわりに回動し、これによって剥離部分31a
がノミ2aによって破断される(図3(b))。この
後、ライニング層31内に埋設されている鉄筋(または
金網)31bを鋏など(図示せず)を用いて切断し、ま
た、更に油圧シリンダ4を伸長して装置2を更に回動さ
せることにより、破断片31aをライニング本体より除
去する。(図3(c))。
【0013】こうして、各ブレーカ装置2による所定範
囲のはつりが終了すると旋回装置6によって各アーム1
を旋回して位置を移し、順次筒身周方向のはつりを続行
する。また、こうして、周方向のはつりが終了すると、
今度はゴンドラ10を1段階だけ下降した後、上記と同
様の操作をくり返すことにより、筒身30全面のライニ
ング31のはつりを続行する。
【0014】なお、上記はつり作業中に発生するはつり
音は常時防音カバー15によって外部への漏洩が遮断さ
れるので、静かな作業環境を保持することができる。ま
た、はつり作業に関する旋回装置、各油圧シリンダ及び
ブレーカ装置等の制御は、すべてゴンドラ上または地上
からの遠隔操作によって行なうことができる。
【0015】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明は
ブレーカ装置の発生する衝撃力をノミを介して筒身とラ
イニングとの境界層に対して付与するようにしたので、
従来のように筒身面を損傷することなくライニングを効
率よく剥離させることができ、またこうして剥離した部
分はブレーカ装置全体を回動させることによりノミを介
して本体から破断して除去するようにしたので、筒身の
ライニングはつり作業を人手によることなく遠隔操作に
よって機械的に、かつ効率的に行なうことができる。ま
た、はつり音は防音カバーによって遮断して外部へ洩れ
ないようにしたので静かな作業環境が保持されるなどの
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るライニングはつり装
置の全体図である。
【図2】本発明の実施例に係るノミの種類を示す正面図
で、(a)は錐状、(b)はへら状を示す。
【図3】本発明のはつり方法を示す説明図で、(a)は
第1工程、(b)は第2工程、(c)は第3工程を示
す。
【図4】従来のライニングはつり方法を示す全体図であ
る。
【図5】従来の他のライニングはつり方法を示す全体図
である。
【符号の説明】
1 アーム 2 ブレーカ装置 2a ノミ 2c 突起 3 第1の油圧シリンダ(第1の伸縮手段) 4 第2の油圧シリンダ(第2の伸縮手段) 5 支柱 6 旋回装置 10 ゴンドラ 11 作業床 12 吊りワイヤー 15 防音カバー 16 吊りワイヤー 30 筒身 31 ライニング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大丸 讓二 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒身の内部に昇降自在に吊り下げられた
    ゴンドラの作業床中央から筒身の半径方向へ放射状に、
    かつ旋回自在に設置された複数のアームと、同各アーム
    に沿って伸縮自在に設置された第1の伸縮手段と、はつ
    り用ノミを備え、同第1の伸縮手段の先端に上下方向へ
    首振り自在に取り付けられたブレーカ装置とで構成され
    たことを特徴とする煙突等のライニングはつり装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレーカ装置に突起を設けると共
    に、同ブレーカ装置の、この突起を挟んで前記ノミと反
    対側の位置と、前記アームとの間に第2の伸縮手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の煙突等のライニン
    グはつり装置。
  3. 【請求項3】 前記筒身の外部に、昇降自在に吊り下げ
    られ、はつり作業中の筒身位置の外周を被覆してはつり
    音を遮断する防音カバーを備えたことを特徴とする請求
    項1記載の煙突等のライニングはつり装置。
  4. 【請求項4】 筒身の内部に昇降自在に吊り下げられた
    ゴンドラの作業床中央から筒身の半径方向に放射状にか
    つ旋回自在に設置される複数のアームに沿って伸縮自在
    に設置された第1の伸縮手段と、同第1の伸縮手段の先
    端に、上下方向に首振り自在に取り付けられ、かつはつ
    りノミと突起と、同突起を挟んで前記はつりノミと反対
    側に前記アームに連結する第2の伸縮手段とを有するブ
    レーカ装置を、前記第1の伸縮手段を作動して筒身内壁
    に押し付けると共に前記ノミの先端を筒身とライニング
    との境界層に押し当てた後ブレーカ装置を作動し境界層
    方向に衝撃力を付与することを特徴とする煙突等のライ
    ニングはつり方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の伸縮手段を作動してブレーカ
    装置を突起を中心に回動させノミを介してはつり終えた
    部分を筒身から引き離すようにして破断させて筒身本体
    から除去するようにしたことを特徴とする請求項4記載
    の煙突等のライニングはつり方法。
JP16577596A 1996-06-26 1996-06-26 煙突等のライニングはつり装置とその方法 Withdrawn JPH109556A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006144378A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Hokuto Kenki Service Kk 建材剥ぎ取り用スクレーパ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006144378A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Hokuto Kenki Service Kk 建材剥ぎ取り用スクレーパ装置
JP4552186B2 (ja) * 2004-11-19 2010-09-29 北都建機サービス株式会社 建材剥ぎ取り用スクレーパ装置

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