JPH1094761A - 郵便物区分けシステムと郵便物区分け方法 - Google Patents

郵便物区分けシステムと郵便物区分け方法

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JPH1094761A
JPH1094761A JP26909396A JP26909396A JPH1094761A JP H1094761 A JPH1094761 A JP H1094761A JP 26909396 A JP26909396 A JP 26909396A JP 26909396 A JP26909396 A JP 26909396A JP H1094761 A JPH1094761 A JP H1094761A
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雄大 工藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 郵便物を郵便番号別に区分けし割符を発行し
必要により結束するシステムおよび方法を提供する。 【解決手段】 処理予定データに基づき予め処理計画デ
ータを作成した後、フィーダーから供給された郵便物に
付された郵便番号または郵便番号と対応したシーケンス
番号を番号読取機で読み取り、作成された処理計画に基
づき、割符の発行、郵便物の区分け、結束等の各部の制
御を行い、郵便番号別に割符が添付された郵便物の束を
作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は郵便物に書かれた
郵便番号またはシーケンス番号を機械読み取りし、郵便
番号毎に区分けするとともに割符を印字して発行する郵
便物区分けシステムおよび郵便物区分け方法に関する。
【0002】郵便物を所定の条件で郵便番号毎にまとて
結束し、結束単位毎に割符を添付し、差し出しすると郵
便料金の割引を受けることができる郵便料金利用者区分
割引制度が行われている。この制度は、トータルが20
00通以上の郵便物について、所定の方法で郵便物を区
分けして差し出した場合に郵便料金の割引を受けられる
制度である。図5は、郵便物の利用者区分割引を利用す
る場合の差出区分方法を説明する図である。図5(A)
は、同じ郵便物1が10通以上ある場合に、各郵便番号
(3ケタまたは5ケタ)毎に区分し、割符2を付し結束
3して差出す場合である(以後、この区分けを便宜上
「の区分け」とする。)。図5(B)は、同じ郵便番
号が10通未満である場合に、郵便番号の頭2ケタ毎に
揃えて区分し、割符2を付し結束して差出す場合である
(同様、この区分けを「の区分け」とする。)。図5
(C)は、上記頭2ケタで区分しても同じ郵便番号の郵
便物が10通未満である場合に、郵便番号の若い順に上
から並べて、割符2を付し結束して差出す場合である。
最後の場合、割符には「雑」と記入する(この区分けを
「の区分け」とする。)。
【0003】図6は、郵便物に添付される「割符」を説
明する図である。割符は、区分郵便物に添付される紙札
であって、郵便番号4と割引の種類5が記載されてい
る。図6において、「割引」は通常の率の割引であり、
「特割」は3日程度の配達猶予が認められる場合に適用
される割引料率の高い割引きを意味している。
【0004】
【従来の技術】このような割引制度の普及にともなっ
て、従来、郵便局内で行われていた郵便物の区分け作業
を、発送郵便物の多い民間企業では発信者側で予め区分
して差し出す動きが出てきている。この区分け作業につ
いて、従来は、郵便番号を目視で認識し、人手で区分け
し帯掛け機で結束するか、または封入封緘機で郵便番号
の変わり目の封筒に着色マーキングし、そのマークを基
に人手で区分けし、結束することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、郵便番号の認
識、区分、結束が手作業で行われるため、区分けミスや
員数ミスが生じる。能力的に限界があり大量の処理がで
きない。人件費が高く採算が合わない等の問題があっ
た。そこで、本発明はこのような問題を解決するべくな
されたもので、郵便物に付された郵便番号またはシーケ
ンス番号を読み取ることにより郵便番号を認識し、それ
に基づく郵便物の区分、結束作業の自動化を図ったもの
である。ところで、このような郵便番号の区分け作業を
行う場合、郵便番号自体により区分けすることは勿論可
能であるが、郵便番号とともに郵便番号の若い順に(あ
るいは一定の規則の基に)宛て先をソートし、ソートさ
れた順にシーケンス番号を付することが一般的に行われ
てきている。この場合は、シーケンス番号と郵便番号と
の対応関係を記憶装置に記憶させておけば、シーケンス
番号を読むことによって所定の区分け作業が可能とな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明請求項1の発明は、郵便物に付された郵便番号
を読み取るとともに、郵便物を郵便番号毎に区分けして
区分け部に集積するとともに、郵便番号毎に区分けされ
た郵便物に添付する割符を印字し発行することを特徴と
する郵便物区分けシステム、にある。このシステムは郵
便番号のみで郵便物を区分けすることができる。
【0007】上記課題を解決するための本発明請求項2
の発明は、郵便物に付されたシーケンス番号を読み取る
とともに、予め記憶されたシーケンス番号と郵便番号と
の対応データに基づき、郵便物を郵便番号毎に区分けし
て区分け部に集積するとともに、郵便番号毎に区分けさ
れた郵便物に添付する割符を印字し発行することを特徴
とする郵便物区分けシステム、にある。このシステムは
郵便番号と対応したシーケンス番号により郵便物を区分
けすることができる。
【0008】上記課題を解決するための本発明請求項3
の発明は、郵便物に付された郵便番号またはシーケンス
番号を読み取って区分けする郵便物区分けシステムにお
いて、郵便物を供給するフィーダー部と、郵便番号また
はシーケンス番号読取部と、郵便番号毎に区分けされた
郵便物に添付する割符を発行する割符印字部と、割符と
区分け郵便物を一体に集積する区分け部を具備すること
を特徴とする郵便物区分けシステム、にある。このシス
テムは郵便番号またはそれと対応したシーケンス番号に
より郵便物を区分けすることができる。
【0009】上記課題を解決するための本発明請求項4
の発明は、郵便番号毎に区分された郵便物を割符ととも
に結束する結束装置が当該郵便物区分システムに結合さ
れていることを特徴とする請求項3記載の郵便物区分け
システム、にある。このシステムによれば結束までを自
動的に行うことができる。
【0010】上記課題を解決するための本発明請求項5
の発明は、フィーダー部が若番用と老番用とからなるこ
とを特徴とする請求項3から請求項4記載の郵便物区分
けシステム、にある。このシステムによれば、いかなる
配列順序の郵便物もシステムに供給することができる。
【0011】上記課題を解決するための本発明請求項5
の発明は、各郵便物に対するシーケンス番号、郵便番号
等のリストが記録された処理予定データに基づいて当該
処理予定データに対応する宛て先を有する一連の郵便物
を郵便物区分けシステムを用いて郵便番号別に区分けす
る方法において、処理予定データをシステムのメモリー
に記憶するステップと、当該処理予定データに基づいて
システムの処理計画データを作成するステップと、郵便
物に出力されたシーケンス番号を番号読取機で認識する
ステップと、認識したシーケンス番号と前記処理計画デ
ータに基づき区分けを行うステップと、郵便番号単位毎
の割符を発行するステップを含むことを特徴とする郵便
物区分け方法、にある。この方法によれば、予め立てた
処理計画データに基づき郵便物区分けシステムを制御し
郵便物を高い精度で区分けすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1ないし図
2を参照して説明することとする。図1は、本発明の郵
便物区分けシステムを説明する図である。図1(A)は
その上面図であり、図1(B)は側面図を示している。
本発明のシステムは、図示されるように、フィーダー部
11、搬送ライン12、番号読取部13、排出部14、
割符印字部15、区分け部16、結束部17、スタック
部18と、図示はされていないが、制御部19から構成
されている。
【0013】図1(A)において、フィーダー部11
は、郵便物供給部であって、封筒のような郵便物を一方
の長辺を下にして立てた状態で載置するホッパー111
と郵便物を1枚づつ吸着して供給する回転ベルト112
から構成されている。フィーダーは載置された郵便物全
体を後側からスプリングで押して回転ベルトに1枚ずつ
吸着されるようにする。フィーダーから供給された郵便
物は、長辺を下にして立った状態のままで搬送ライン1
2に沿って移動する。搬送ライン12の両サイドには、
周回回転するベルト121,122が設けられていて郵
便物を表裏の両サイドから圧力を加えて挟んで搬送する
ようにされている。搬送ライン全長にわたって周回回転
ベルトを設けることができない場合は、部分的に回転ロ
ールを立設することで、これに替えることもできる。回
転ベルト112は両面に微少透孔の開いた中空のベルト
体からなり、表面側で郵便物を吸着し、内側では中央に
立設したサクション113から微少透孔を通じてエアー
が吸引されている。このような装置は公知のものであ
る。
【0014】番号読取部13には、バーコードリーダー
またはOCRリーダー等の番号読取機131が設けられ
ていて搬送される封筒に付されている郵便番号またはシ
ーケンス番号を読み取る。おおくの場合、これらの番号
は窓付き封筒の中に挿入された通信文書の封筒の窓部に
あたる部分に受取人の住所、氏名等とともに印字されて
いるので、郵便物の封筒の窓部を介して番号読取機が読
み取ることになる。従って、フィーダー部では、郵便物
の窓側が番号読取機131の方向に面するように供給す
る必要がある。番号読取機131が郵便物からの情報を
正しく読み取ることができるように、読取機前面のベル
トはローラーで受けて断続するようにするかベルトを上
側部分と下側部分に分けて、読み取り情報の記入されて
いる部分の視界を遮ることがないようにする必要があ
る。このような手段は当業者により適宜なされることで
ある。
【0015】排出部14は、必要により設ければよく、
封筒の宛て先が未記入であるとかシーケンス番号、郵便
番号が無いことにより区分が不可能である場合には、排
出ボックス141に排出されるようにされている。割符
印字部15は、区分された郵便物毎に添付するための割
符に郵便番号を印字し発行する部分で、熱転写印刷機ま
たはドットプリンタ等の印字機151が設けられてい
る。印字された割符は郵便番号が変わる郵便物の間に挿
入されるか、当該郵便物と重ねるようにして搬送ベルト
121,122間に差し込まれる。
【0016】区分け部16には、4個程度の区分けボッ
クス161が設けられている。最初の2つのボックス
は、前記した「の区分け」用の集積場所とし、次のボ
ックスは、「の区分け」用の集積場所、最後のボック
スは「の区分け」用とするのが実際的な設計と考えら
れる。もちろん、このボックスの数は必要に応じて幾つ
でも設けることができるが、郵便局での区分けボックス
のようにおおががりな装置とする必要がないのが、本発
明システムの利点である。搬送された郵便物をボックス
内に落とすために、郵便物の背後から郵便物をボックス
内に押し出す小さなエアーシリンダ162がボックス毎
に設けられている。あるいはこの押し出し操作はシャッ
ター等により該当ボックス箇所で搬送を止め、ボックス
内に自然落下させるようにしてもよい。郵便物に限ら
ず、印字された割符自体もボックス内に落とされ、その
割符に印字された郵便番号に該当する郵便が引き続いて
当該割符の上に落とされ集積されるか、該当する郵便番
号の郵便物が集積された最後に割符が落とされることに
なる。搬送ベルトが郵便物の落下を邪魔しないように、
ボックス部分のベルトはローラーで受けて断続するよう
にするかベルトを上側部分のみとするか適宜な手段をと
る必要があるのは、前記読取機の場合と同様である。
【0017】区分け部には、各ボックスへの通路を仕切
るためのシャッター163が設けられていて、「の区
分け」に郵便物が落とされている間は、ボックス2とボ
ックス3間のシャッタが閉じていて、「の区分け」ボ
ックス側に郵便物が搬送されないようにされている。こ
れは、「の区分け」と「の区分け」の間についても
同様である。、、の区分けが予め順序立って処理
計画されている場合の他は、「〜の区分け」はラン
ダムに生じるので、必要によりスムーズにシャッターの
開閉がなされる必要がある。各郵便番号毎の区分けが終
了すると郵便物は割符とともに、結束部17に向かうコ
ンベア164上に押し出されて移動することになる(こ
の結束部への押し出しはエアシリンダによってされても
よい。)。「の区分け」用ボックスを2個設ける場合
は、ボックス1の郵便物が一杯になり割符が印字され、
郵便物がコンベアで結束部に向かう間は、ボックス2に
次の「の区分け」を行うように、ボックス1とボック
ス2は交互に使用するのが実際的である。
【0018】結束部17は任意的な部分であって、所定
数の郵便物と割符を結束する結束機171が設備されて
いる。このような結束機自体は公知の装置である。結束
は、割符を最上面としてその下に郵便物が重ねられ(も
しくは割符を最下面としてその上に郵便物が重ねら
れ)、図5のように十文字または一文字に結束される。
同じ郵便番号である前記の「の区分け」であれば郵便
物の数は、10通以上であれば何枚でも良いことにな
る。「の区分け」、「の区分け」でもその数が大量
になることはあり得ることである。結束された郵便物
は、スタック部18に集積されることになる。
【0019】以上、本発明システムの概要を説明した
が、各部の留意すべき点について次に説明する。図7
は、「老番用」と「若番用」のフィーダーについて説明
する図である。本発明システムのフィーダー部には、
「老番用」と「若番用」のフィーダーが必要になる。
「老番用」フィーダーは、図7(A)のように郵便物1
の窓1w側に、古い番号順にシーケンス番号1nが配列
された郵便物を供給するためのフィーダーであり、「若
番用」は、図7(B)のように逆に、若い番号順にシー
ケンス番号1nが配列された郵便物1を供給するための
フィーダーをいう。もちろん、郵便物の番号を若い番号
順に配列するように統一すれば、このような2種のフィ
ーダーを設ける必要はないのであるが、郵便物の作成装
置によっては、一定の順序で並べることしかできない装
置があり、そのような装置により作成された郵便物の並
び順を人為的に変えることは郵便物が大量となる場合に
は非常に手間のかかる作業となるからである。
【0020】このような「老番用」と「若番用」のフィ
ーダーは、作業内容によって、互換して使用してもよい
し、搬送ラインが直線となるように両者を連結したシス
テムとすることもできる。いずれの場合もシーケンス番
号または郵便番号の記入されている側が読み取り機側に
向くようにシステムに連結する。すなわち、郵便物に宛
名窓がある場合に、図7(A)の「老番用」の場合は郵
便物の窓側でない面が回転ベルト112に面するよう、
図7(B)の「若番用」の場合は郵便物の窓側面が回転
ベルト112に面するように、フィーダー内に載置する
ことになる。
【0021】区分け部16において、郵便番号毎の郵便
物は割符とともにボックス1ないしボックス4内に集積
される。しかし、「の区分け」と「の区分け」作業
は連続的になされるので、異なる種類の郵便番号の郵便
物がボックス内に溜まらない内に、コンベアで郵便物を
結束部に搬送する必要がある。このため、ボックス内に
溜まった割符毎の郵便物をタイミングを図ってコンベア
ラインに移すためのエアシリンダまたは搬送ベルトが必
要になる。
【0022】本発明システムの制御部19は、システム
全体を制御する部分であって、記憶メモリを含むコンピ
ュータ装置191と制御ソフトウェア192および各郵
便物毎のデータ193とからなっている。制御部は番号
読取部で読取った郵便番号またはシーケンス番号と後述
する処理計画データに基づき割符の発行、区分け部シャ
ッター163の開閉、エアピストン162の駆動、コン
ベア164の制御等を行う。
【0023】次に、本発明の郵便物区分け方法を動作手
順に基づいて説明する。図2は、本発明システムの動作
手順を説明するフローチャートである。まず、S1で、
処理予定データをシステムに登録する。処理予定データ
には、処理開始および終了の信号、各郵便物に付された
シーケンス番号、シーケンス番号に対応する郵便番号、
それに対する通数が記録されている。通常、郵便番号は
番号の若い順(若番順)に配列されているのが処理を容
易にするが、その他の配列または無配列であっても、シ
ーケンス番号に対応する郵便番号の対応がなされていれ
ば、システムの内部処理により処理が可能となる。ま
た、郵便番号のみの記載であっても処理データに基づく
一定の順序に郵便物が配列されていれば同様に処理が可
能である。このような対応は処理データの内容に対する
ソフトウェアを整備しておくことによりなされる。ただ
し、郵便物の宛名は当該処理予定データに基づき印字さ
れていることが前提である。
【0024】次に、S2で、処理予定データを基に処理
計画データを作成する。図4は、処理予定データを説明
する図である。この例ではトータル100通の郵便物の
内、「の区分け」により割符を発行するのは、「01
2」、「012−34」、「403」、「602」、
「802」の郵便番号に相当し、その数は、12+14
+12+15+12=65通になる。また、「の区分
け」の扱いとなるのは、「02」と「70」であり、そ
の数は、4+4+6+6+4=24通になる。また、
「の区分けの雑」の扱いとなるのは、シーケンス(S
N)番号が41,42,55,56,57,58,7
4,75,76,99,100の11通となる。
【0025】このような処理計画データは、処理予定デ
ータをメモリーに記憶させ、郵便番号のソーティングを
行い、予め各郵便番号に対する郵便物の数を検索し明ら
かにすることにより作成することができる。それによ
り、どのシーケンス番号のものの場合は、どの種類の区
分けに該当し、どの時点で割符を発行し、どこに区分け
するかの制御計画ができる。図4の処理データの例は、
2000通に満たず割引の適用を受けられるものではな
いが、実際の処理データの場合は、同一の郵便番号の郵
便物が多数となることが考えられ、このような場合は同
一の郵便番号を全て1枚の割符で結束する必要はなく、
処理可能な一定の枚数毎に割符を発行するのが好まし
い。
【0026】次に、S3で、郵便物をフィーダーにセッ
トし、システムに郵便物を供給する。この際には、前記
のとおり郵便物の「老番順」と「若番順」の種別に注意
する。また、シーケンス番号を番号読取機が認識できる
ように、郵便物には、一定の高さ位置にシーケンス番号
が印字されていて、かつシステムに供給されることが必
要である。S4では、郵便物に出力されたシーケンス番
号を番号読取機で認識する。このようなシーケンス番号
は多くの場合、バーコードで付されるがOCRやその他
の記録方式の番号であってもよい。
【0027】S5では、認識したシーケンス番号と処理
計画データに基づき区分けを行う。S2で処理計画デー
タが作成されているので、それに基づきシステムの各部
を制御することができる。この際、シーケンス番号順に
郵便物が供給されているかシステムは確認を同時に行
い、所定のシーケンス番号順になっていない場合は警告
信号を発する。S6では、結束単位の「割符」を発行す
る。「割符」は郵便物の宛名が印字されている側に添付
するのが好ましいので、区分けボックス内に宛名印字を
上面として郵便物が落下集積する場合には、割符はこの
ように最後に発行するのが好ましい。ただし、逆に郵便
物が宛名印字を下面として落下集積する場合には、割符
は最初に発行されるようにしてもよい。
【0028】S7では、結束部で対応する割符と郵便物
を同時に結束する。処理計画データに基づく所定郵便番
号に対する所定の枚数の郵便物が蓄積されると郵便物は
結束部に搬送され、結束される。その後、スタック部に
搬送される。結束された郵便物のスタック部での扱いに
ついては特に考慮されない。
【0029】次に、本発明において結束機がない場合に
ついて説明する。図3は、結束機がない場合の本発明シ
ステムの動作手順を説明するフローチャートである。ス
テップ5までの動作手順は結束機がある場合と同一であ
る。S6では、予め設定した結束単位の郵便物が流れた
時点で区分けされた郵便物の切り分けまたはマーキング
を行う。これは郵便物、例えば封筒のエッヂ部に着色マ
ークを付けるとか郵便番号の異なる部分からコンベアの
速度を変えて切り分けが明瞭になるようにすることをい
う。
【0030】S7では、結束単位の「割符」を発行す
る。割符は印字機によりシステムと連動して自動発行し
てもよいし、予め、処理計画データを参照して一括発行
して事前準備しておいてもよい。S8では、作業員が切
り分けまたはマーキングを確認し郵便物を結束する。こ
の作業は人手によることになる。
【0031】
【実施例】上記実施の形態の如く結束部のついた郵便物
区分けシステムを作製した。番号読取機にバーコードリ
ーダー、印字機に熱転写印刷機を使用し、バーコードに
よるシーケンス番号の付された郵便物を、バーコードリ
ーダーで読取り処理し、円滑な郵便物区分けがなされ、
割符付きの郵便物の結束束が得られた。
【0032】
【発明の効果】以上に詳述のように本発明の郵便物区分
けシステムおよび郵便物区分け方法は、封筒等の郵便物
に印字された郵便番号またはシーケンス番号を読み取
り、郵便物を郵便番号毎に区分けし、および結束する技
術に関するもので、従来、人為的な作業によっていたも
のを全自動化することで作業能率の向上と作業精度の完
全を図ることができる。また、このような作業を郵便局
差し出し前に事前に行うことによる郵便料金割引による
経済的効果が大きいことも言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の郵便物区分システムを説明する図で
ある。
【図2】 本発明の郵便物区分システムの動作手順を説
明するフローチャートである。
【図3】 結束機がない場合の本発明の郵便物区分シス
テムの動作手順を説明するフローチャートである。
【図4】 処理予定データを説明する図である。
【図5】 郵便物の利用者区分割引を利用する場合の差
出区分方法を説明する図である。
【図6】 郵便物に添付される「割符」を説明する図で
ある。
【図7】 「老番用」と「若番用」のフィーダーについ
て説明する図である。
【符号の説明】
1 郵便物 1w 郵便物の窓部 1n 郵便物に付されたシーケンス番号 2 割符 3 結束 4 郵便番号 5 割引の種類を示す表示 11 フィーダー部 12 搬送ライン 13 番号読取部 14 排出部 15 割符印字部 16 区分け部 17 結束部 18 スタック部 19 制御部 111 ホッパー 112 回転ベルト 121,122 搬送ベルト 131 番号読取機 141 排出ボックス 151 印字機 161 区分けボックス 162 エアシリンダ 163 シャッター 164 コンベア 171 結束機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 郵便物に付された郵便番号を読み取ると
    ともに、郵便物を郵便番号毎に区分けして区分け部に集
    積するとともに、郵便番号毎に区分けされた郵便物に添
    付する割符を印字し発行することを特徴とする郵便物区
    分けシステム。
  2. 【請求項2】 郵便物に付されたシーケンス番号を読み
    取るとともに、予め記憶されたシーケンス番号と郵便番
    号との対応データに基づき、郵便物を郵便番号毎に区分
    けして区分け部に集積するとともに、郵便番号毎に区分
    けされた郵便物に添付する割符を印字し発行することを
    特徴とする郵便物区分けシステム。
  3. 【請求項3】 郵便物に付された郵便番号またはシーケ
    ンス番号を読み取って区分けする郵便物区分けシステム
    において、郵便物を供給するフィーダー部と、郵便番号
    またはシーケンス番号読取部と、郵便番号毎に区分けさ
    れた郵便物に添付する割符を発行する割符印字部と、割
    符と区分け郵便物を一体に集積する区分け部を具備する
    ことを特徴とする郵便物区分けシステム。
  4. 【請求項4】 郵便番号毎に区分された郵便物を割符と
    ともに結束する結束装置が当該郵便物区分システムに結
    合されていることを特徴とする請求項3記載の郵便物区
    分けシステム。
  5. 【請求項5】 フィーダー部が若番用と老番用とからな
    ることを特徴とする請求項3から請求項4記載の郵便物
    区分けシステム。
  6. 【請求項6】 各郵便物に対するシーケンス番号、郵便
    番号等のリストが記録された処理予定データに基づいて
    当該処理予定データに対応する宛て先を有する一連の郵
    便物を郵便物区分けシステムを用いて郵便番号別に区分
    けする方法において、処理予定データをシステムのメモ
    リーに記憶するステップと、当該処理予定データに基づ
    いてシステムの処理計画データを作成するステップと、
    郵便物に出力されたシーケンス番号を番号読取機で認識
    するステップと、認識したシーケンス番号と前記処理計
    画データに基づき区分けを行うステップと、郵便番号単
    位毎の割符を発行するステップを含むことを特徴とする
    郵便物区分け方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20110062544A (ko) * 2009-12-03 2011-06-10 한국전자통신연구원 우편물의 용기단위 구분 방법 및 장치, 그리고 그의 우편물 접수정보 생성 방법
JP2012120968A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Dainippon Printing Co Ltd 割符の製造方法
JP2014097462A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Dainippon Printing Co Ltd マーキング装置
JP2014114076A (ja) * 2012-11-16 2014-06-26 Bowe Systec Japan Co Ltd 搬送装置、区分け処理システム、及び搬送方法

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