JPH1094758A - 気流式分級機およびこれを用いた電子写真用トナーの製造方法 - Google Patents

気流式分級機およびこれを用いた電子写真用トナーの製造方法

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JPH1094758A
JPH1094758A JP25277896A JP25277896A JPH1094758A JP H1094758 A JPH1094758 A JP H1094758A JP 25277896 A JP25277896 A JP 25277896A JP 25277896 A JP25277896 A JP 25277896A JP H1094758 A JPH1094758 A JP H1094758A
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toner
classifier
raw material
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pipe
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Akihiro Nakamura
昭裕 中村
Choichiro Tanigawa
長一郎 谷川
Yutaka Tsujishita
豊 辻下
Yasunori Sakuta
安功 作田
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Minolta Co Ltd
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    • G03G9/0817Separation; Classifying
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    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B11/00Arrangement of accessories in apparatus for separating solids from solids using gas currents
    • B07B11/06Feeding or discharging arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
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    • B07B7/08Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、分級機本体への侵入直前または直
後にトナー粒子の微粉等との凝集を効率よく解砕するこ
とのできる気流式分級機を提供すること。 【解決手段】 原料供給管中を流動する気流に乗せて原
料粉を分級機本体に噴出することにより分級を行う気流
式分級機において、分級機本体直前の原料供給管に円錐
台状通気管がこの供給管の下流側に向かって円錐台状通
気管の開口断面積が小さくなるように設置されており、
この通気管は最小開口断面積S1が最大開口断面積S0
20〜50%であり、この通気管の軸線と母線とのなす
角度θが10〜35°であることを特徴とする気流式分
級機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所望の粒径のトナ
ーを得るための気流式分級機およびこれを用いた電子写
真用トナーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トナーは経済性の観点から、原
料を混合する工程、得られた混合物を溶融混練する工
程、得られた混練物を冷却した後、粉砕する工程、およ
び得られた粉砕物を分級する工程を経て製造され、最近
では、カラー化およびデジタル化に伴う高精細画像対応
のため、トナーには小径化および狭い粒度分布が求めら
れている。
【0003】このようなトナーを製造するために、上記
工程のうち、特に分級工程において高精度で高い処理能
力を有する分級機構が要求されている。従来では、図4
に示す以下のような粉砕分級システムを採用して混練物
の粉砕分級を行っている。
【0004】溶融混練後の粗砕物が投入口1より投入さ
れる。配管中では、ブロワー2により配管中の空気を吸
引しており、矢印で示すような空気の流れが発生してい
る。粗砕物はこの気流に乗り、運搬され、まず分級機本
体3に突入する。ここで、所望の粒径よりも大きいトナ
ーは粉砕機4に、所望の粒径のトナーはサイクロン5
に、バグ微粉はバグフィルター6に送られるように分級
する。最初の粗砕物の状態では粒径は非常に大きいの
で、ほとんどが粉砕機4に送られる。粉砕機4で微粉砕
されたトナーは再び分級機本体3に送られ上述のような
分級を受ける。このように粒径の大きなトナーは所望の
粒径になるまで粉砕、分級を繰り返し、所望の粒径にな
るとサイクロン5へ送られ、捕集される。サイクロン5
に送られたトナーの中には分級機3において除去できな
かったバグ微粉も多少含まれているが、これらのバグ微
粉はバグフィルター6に送られる。
【0005】サイクロン5に捕集されたトナーはサイク
ロン5の下部に設けられているダブルダンパー7の上部
に蓄積されていく。このトナーを取り出すためには、ま
ず下側の弁を閉めた状態で上側の弁を開けてトナーを下
側の弁の上部に落下させ、次に上側の弁を閉めた後、下
側の弁を開ける。これにより、配管内部の気流の状態を
維持したままトナーを外部に取り出すことができる。な
お、バグフィルター6の下部にもダブルダンパー8が取
り付けられており、バグフィルター6に捕集されたバグ
微粉も配管内部の気流の状態を維持したまま外部に取り
出すことができる。
【0006】この種のシステムに通常よく用いられる気
流式分級機としては、例えば、旋回気流を利用するディ
スパージョンセパレータ(DS型:日本ニューマチック
社製)等が知られている。その断面図を図5に示す。具
体的には、21は本体ケーシングであり、22は本体ケ
ーシング21の下部に接続した下部ケーシングであっ
て、ホッパー23を兼ねている。本体ケーシング21と
下部ケーシング22との間には分級域24が形成されて
いる。本体ケーシング21の上部には分散室25が起立
して設けられ、この分散室25の上部外周面に一次空気
流と粉体材料との混合物の原料供給管26が接続されて
いる。分散室25内の下方部に、中央部が高い円錐状の
センターコア27が設けられ、このセンターコア27の
下縁外周面に環状の供給溝28が形成されている。分級
域24の底部には、中央部に微粉排出管31を有し、中
央部が高い円錐状のセパレータコア29が設けられてお
り、このセパレータコア29の下縁外周面に環状の粗粉
排出溝30が形成されている。分級域24の下部周壁
に、二次空気流を供給するための二次空気流入口32、
33が設けられ、粉体材料を分散させるとともに旋回速
度を加速するように構成されている。34はバグ微粉を
バグフィルター(図4における6)へと誘導する空気排
出管、35は粗粉を粉砕機(図4における4)へと排出
する粗粉排出口である。
【0007】この種の分級機の特徴としては、分級原理
として分級域内において流入する二次空気流が粉体材料
を旋回状に半自由運動させる際、該粉体材料中の粗粒子
と微粒子に対して働く遠心力および向心力が異なること
を利用するものであり、目的とする分級粒径に応じて条
件設定を変えることができる。また、この処理能力は分
散室および分級域の容積、または一次空気流と二次空気
流の総流量でほぼ決まる。
【0008】しかしながら、このような気流式分級機を
用いた粉砕分級システムでは、トナーの小径化により微
粉のトナー粒子への付着力が増大することに伴って、分
級効率が低下するという問題がある。特に、荷電制御剤
として有機ホウ素化合物を用いた場合にはこの問題は顕
著になる。これらの原因として、微粉のトナー粒子への
付着力が増大するとともにそれらの分散が困難になり、
特に有機ホウ素化合物を用いた場合は粉体同士の凝集力
が増大するためそれらの分散が困難になり、凝集したま
ま、すなわち凝集体が分級機本体における分散室内で十
分にバラケずに分級域に侵入するため、このまま分級さ
れ、微粉等の付着した適正粒径のトナーは大粒径のトナ
ーとともに再度粉砕されて過粉砕され、不用な微粉が増
加し、分級効率が低下すると考えられる。
【0009】また、トナー粒子への微粉の付着力の増加
に伴って、製品トナー中への微粉の混入も無視できなく
なり、このトナーを使用した場合、フィルミングやカブ
リ等が発生する原因にもなる。
【0010】このような問題を解決するために、特開平
7−80415号公報では原料供給管の内壁側から中心
に向かって絞り部を2以上形成し、または凸状の突起物
を数箇所形成し、トナー粒子の凝集を解砕させようとい
う試みがなされているが、かかる分級機では圧損が生じ
るため、気流発生機における出力を必要以上に上げる必
要があり、有効処理能力にもまだ問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、分級機本体
への侵入直前または直後にトナー粒子の微粉等との凝集
を効率よく解砕することのできる気流式分級機を提供す
ることを目的とする。また、本発明はかかる気流式分級
機を用いて、フィルミングやカブリ等の問題のない電子
写真用トナーの製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、原料供給管中
を流動する気流に乗せて原料粉を分級機本体に噴出する
ことにより分級を行う気流式分級機において、分級機本
体直前の原料供給管に円錐台状通気管がこの供給管の下
流側に向かって円錐台状通気管の開口断面積が小さくな
るように設置されており、この通気管は最小開口断面積
1が最大開口断面積S0の20〜50%であり、この通
気管の軸線と母線とのなす角度θが10〜35°である
ことを特徴とする気流式分級機に関する。
【0013】また、本発明は、少なくとも結着樹脂、着
色剤および荷電制御剤からなるトナー原料を混合する工
程、得られた混合物を溶融混練する工程、得られた混練
物を粉砕する工程、および得られた粉砕物を分級する工
程からなる電子写真用トナーの製造方法であって、分級
工程において上記気流式分級機を用いることを特徴とす
る電子写真用トナーの製造方法に関する。
【0014】すなわち、本発明は、分級機本体への侵入
直前の原料供給管に特定形状の円錐台状通気管を設ける
ことにより圧損が少ない状態で乱流を起こし、これによ
りトナー粒子の微粉等との凝集を解砕し、少なくとも分
級室内において微粉およびトナー粒子が分散状態にある
ことを可能にするものである。これによって、凝集した
まま分級されて過粉砕され、不要な微粉が増加するのを
回避し、分級効率の低下を防止する。また、分級域で適
正な微粉分級を行うことが可能になるため、製品トナー
の粒度分布がシャープになり、微粉の混入も最小限に抑
えることができ、フィルミングやカブリ等の問題のない
電子写真用トナーを容易に提供することができる。
【0015】本発明における円錐台状通気管は詳しくは
図1に示すような形状を有している。この最小開口断面
積S1は最大開口断面積S0の20〜50%、好ましくは
30〜50%であり、軸線mと母線nとのなす角度θは
10〜35°、好ましくは15〜30°である。S1
0の20%より小さいと圧損を無視できなくなり、ブ
ロアー能力等を大きくする必要があり、50%より大き
いとトナー粒子等の凝集が解砕されにくくなり、本発明
の効果が得られなくなる。また、θが10°より小さい
とトナー粒子等の凝集が解砕されにくくなり、35°よ
り大きいと圧損を無視できなくなる。
【0016】この通気管の取り付け位置としては、本発
明における気流式分級機を真上から見たときの概略見取
り図を表す図2において、分級機本体の直径をL0とし
たとき取り付け位置L1は3L0以下であり、好ましくは
2L0以下である。3L0を越えるとトナー粒子等の凝集
が解砕されにくくなり、本発明の効果が得られない。ま
た、上記の取り付け範囲内であれば複数の通気管を取り
付けてもよいが、圧損を考慮して、通常1または2個取
り付けることが好ましく、最も好ましくは1個である。
かかる通気管の材料としてはステンレス、アルミ、鉄、
プラスチック、セラミック、ゴム等が挙げられ、成形が
容易な硬質性の材料であれば特に制限されないが、好ま
しくはステンレス、アルミ、鉄である。
【0017】上記円錐台状通気管を取り付ける原料供給
管の断面積は20〜120cm2、好ましくは50〜10
0cm2である。20cm2より小さいと風速が速すぎて融着
の原因となり、120cm2より大きいと風速が遅すぎて
輸送が困難となる。
【0018】本発明は、上述のごとく分級機本体直前の
原料供給管に上記通気管を取り付けることを特徴とし、
これによって圧損が少ない状態で乱流を起こし、トナー
粒子の凝集を解砕してトナーを分散させた状態で分級す
ることを可能にするものである。従って、気流式分級機
としては特に制限されず、従来から用いられている公知
の分級機を使用することができる。通気管は、凝集トナ
ーを含む管内気流の速度が10m/秒以上のとき効率よく
かかる凝集を解砕させることができ、さらに効率がよい
のは流速が20m/秒以上のときである。
【0019】本発明の気流式分級機は、従来のトナー製
造方法において、少なくとも結着樹脂、着色剤および荷
電制御剤からなるトナー原料を混合する工程、得られた
混合物を溶融混練する工程、および得られた混練物を粉
砕する工程を経て得られた粉砕物を分級する際に用いら
れる。
【0020】本発明において用いられる結着樹脂として
は、公知のものを使用することができ、例えば、スチレ
ン系樹脂、アルキルアクリレートおよびアルキルメタク
リレート等のアクリル系樹脂、スチレン−アクリル系共
重合樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シリ
コン系樹脂、オレフィン系樹脂、アミド系樹脂等を挙げ
ることができ、これらを単独でまたは混合して使用する
ことができる。
【0021】本発明で用いられる着色剤としては、公知
のものを使用することができ、特に限定されるものでは
ない。なお、カラートナーに用いる着色剤はマスターバ
ッチ処理あるいはフラッシング処理により着色剤の分散
性を向上させたものが好適である。着色剤の含有量は結
着樹脂100重量部に対して2〜15重量部が好まし
い。
【0022】本発明においては荷電制御剤としては、従
来から電子写真用トナーに使用されているいかなる荷電
制御剤を用いてもよいが、トナーの製造工程において粉
砕後のトナー粒子の二次凝集が著しい一般式(I):
【化2】 (式中、Zは隣接する酸素原子および炭素原子とともに
環を形成する残基を表し、Xはカチオンを表し、nはX
の価数に応じて1または2である。)で表される有機ホ
ウ素化合物を用いる場合に本発明の気流式分級機は特に
有用である。
【0023】一般式(I)の有機ホウ素化合物中のZは
以下の構造式で表される。
【化3】 式中において、R1は水素原子、アルキル基、置換また
は非置換のアリール基を示し、R2は置換または非置換
のアリール基を示す。R3は水素原子、アルキル基、ア
リール基を示し、mは1〜4の整数を示す。R4は水素
原子、アルキル基、アリール基を示し、pは1〜4の整
数を示す。
【0024】上記Zを含む有機ホウ素化合物のアニオン
としては、例えば、以下のアニオンが挙げられる:
【化4】
【化5】
【化6】
【0025】上記有機ホウ素化合物のXn+で表されるカ
チオンとしては無機カチオン、例えば、H+、Li+、N
+、K+、Mg2+、Ca2+、Zn2+等、および有機カチ
オン、例えば、アンモニウムイオン、イミニウムイオ
ン、ホスホニウムイオン等が挙げられ、有機カチオンと
しては具体的には、
【化7】 等が挙げられる。本発明に有効な有機ホウ素化合物は上
記アニオンと上記カチオンとのいかなる組み合わせであ
ってもよい。荷電制御剤の含有量は結着樹脂100重量
部に対して1〜10重量部が好ましい。
【0026】トナーの製造にあたっては、少なくとも上
述の結着樹脂中に着色剤および荷電制御剤を分散してな
るトナー粒子中に、金属酸化物微粒子を内添することが
好ましい。すなわち、トナー原料の混合時に金属酸化物
微粒子を添加することにより混練前の混合工程での混合
物の流動性が向上し、特に上述の有機ホウ素化合物を使
用した場合に問題となる混合物の粘着化が回避されるた
め、次工程への搬送性が向上し、生産性が向上する。ま
た、所望の混合が可能となることによって、トナー粒子
中に含有される上記材料の分散性が向上してフィルミン
グやカブリ等の問題も解決される。
【0027】本発明においてトナー粒子に内添される金
属酸化物微粒子としては、シリカ、チタニア、アルミナ
等が使用可能である。これらの金属酸化物微粒子は疎水
化剤によって表面処理されていることが好ましい。この
ように疎水化された金属酸化物微粒子を使用することに
より、環境安定性を損なうことなく、原料混合時の発熱
を抑え、荷電制御剤の分散性を向上させることができ
る。
【0028】金属酸化物微粒子を表面処理するための疎
水化剤としては、シランカップリング剤、チタネートカ
ップリング剤、シリコーンオイル、シリコーンワニス等
が使用可能である。シランカップリング剤としては、例
えば、ヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラン、ト
リメチルクロルシラン、ジメチルジクロルシラン、メチ
ルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、ベ
ンジルジメチルクロルシラン、メチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、イソブチルトリメトキ
シシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエト
キシシラン、トリメチルメトキシシラン、ヒドロキシプ
ロピルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラ
ン、n−ブチルトリメトキシシラン、n−ヘキサデシル
トリメトキシシラン、n−オクタデシルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシ
シラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリアセトキシシラン等が使用可能であ
り、シリコーンオイルとしては、例えば、ジメチルポリ
シロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン等が使用可能である。
【0029】トナー粒子に内添される金属酸化物微粒子
の添加量は、結着樹脂100重量部に対して0.05〜
3.0重量部、好ましくは0.1〜1.0重量部、より好
ましくは0.1〜0.5重量部である。添加量が0.05
重量部より少ないと、上述した添加による効果が不十分
となり、3.0重量部より多いとトナー粒子の帯電性や
定着性を損なう恐れがある。
【0030】本発明においては、上記原料の混合工程で
ヘンシェルミキサー等のような剪断力を伴う混合装置を
用いて結着樹脂を粉砕しながら、その際のストレス等に
より、着色剤や荷電制御剤等が分散混合される。この工
程において添加される他の組成物としては、ワックス、
磁性粉等が挙げられる。また、トナーの製造工程、具体
的には粉砕および/または分級工程で発生したバグ微粉
を、再度材料混合工程に供して再利用することは経済的
な観点から好ましい。
【0031】混合工程は、全ての材料を一括して混合す
る方法、あるいは各材料を段階的に混合する方法のいず
れを採用してもよいが、好ましくは他の材料を混合した
後で上記バグ微粉を混合することである。その理由とし
ては、着色剤や荷電制御剤等の材料は均一に分散させる
必要があるが、このときにバグ微粉を同時に添加する
と、バグ微粉はその粒径が非常に小さいことに起因して
緩衝剤として働き、かかる材料に結着樹脂粒子によるス
トレスがかかりにくくなり、完全な分散混合が達成され
ないためである。
【0032】このようにして混合された混合物は、従来
から採用されている溶融混練工程に供され、次いで、得
られた混練物を冷却した後、粉砕分級工程へと送られ
る。溶融混練工程におては、結着樹脂とこれと相溶する
成分とが溶融し、また、結着樹脂と相溶しない荷電制御
剤等の成分が結着樹脂中で均一に分散されるよう、従来
から用いられている1軸または2軸の混練押出機を用い
ることができる。粉砕後は粉砕物を分級し、体積平均粒
径5〜10μm、好ましくは6〜9μmのトナー粒子を得
る。5μmより小さいと機内での取り扱いが困難にな
り、10μmを越えると高精細再現性が悪化する。粉砕
工程においては所望のトナー粒径を得るため、まずフェ
ザーミル等により粗粉砕した後、ジェットミル等により
微粉砕することが好ましい。
【0033】例えば、粗粉砕した後は、図3に示される
微粉砕工程と本発明の分級機による分級工程とを連続し
て行う粉砕分級システムに供される。溶融混練後の粗砕
物が投入口1より投入される。配管中では、ブロワー2
により配管中の空気を吸引しており、矢印で示すような
空気の流れが発生している。粗砕物はこの気流に乗り、
運搬され、本発明による気流式分級機本体の分散室に突
入する。ここでは、円錐台状通気管10により生じた乱
流によりトナー粒子等の凝集は解砕されており、トナー
粒子は分散状態にあり、このため所望の粒径よりも大き
いトナーは粉砕機4に、所望の粒径のトナーはサイクロ
ン5に、バグ微粉はバグフィルター6に送られ、高精度
に分級される。最初の粗砕物の状態では粒径は非常に大
きいので、ほとんどが粉砕機4に送られる。粉砕機4で
微粉砕されたトナーは再び通気管10を有する供給管9
を経て分級機本体3に送られ上述のような分級を受け
る。このように粒径の大きなトナーは所望の粒径になる
まで粉砕、分級を繰り返し、所望の粒径になるとサイク
ロン5へ送られ、捕集される。サイクロン5に送られた
トナーの中には分級機本体3において除去できなかった
バグ微粉も多少含まれているが、これらのバグ微粉はバ
グフィルター6に送られる。
【0034】サイクロン5に捕集されたトナーはサイク
ロン5の下部に設けられているダブルダンパー7の上部
に蓄積されていく。このトナーを取り出すためには、ま
ず下側の弁を閉めた状態で上側の弁を開けてトナーを下
側の弁の上部に落下させ、次に上側の弁を閉めた後、下
側の弁を開ける。これにより、配管内部の気流の状態を
維持したままトナーを外部に取り出すことができる。な
お、バグフィルター6の下部にもダブルダンパー8が取
り付けられており、バグフィルター6に捕集されたバグ
微粉も配管内部の気流の状態を維持したまま外部に取り
出すことができる。
【0035】このような工程を経て得られたトナー粒子
には、その流動性や環境安定性等の特性を向上させるた
めに、金属酸化物微粒子を外添混合することが好まし
い。また、かかる微粒子は疎水化処理されていることが
好ましく、さらには金属酸化物微粒子がシリカまたはチ
タニアであることが特に好ましい。
【0036】トナー粒子に外添される上記金属酸化物微
粒子のトナー粒子に対する総添加量は0.1〜3.0重量
%、好ましくは0.5〜2.5重量%である。0.1重量
%より少ないと上述した添加による効果が不十分とな
り、3重量%より多いとブレードクリーニングの際に金
属酸化物微粒子が通過する量が増加して画像ノイズの原
因となる。
【0037】このようにして得られたトナーは、本発明
の気流式分級機による分級工程において、トナー粒子等
の凝集が解砕された状態、すなわち分散状態で分級され
ているため、微粉の混入が少なく、フィルミングやカブ
リ等の問題は起こらない。また、その分級工程におい
て、微粉等の付着した適正粒径のトナーが大粒径のトナ
ーとともに再度粉砕されて過粉砕されることを回避でき
るため、不要な微粉が増加することもなく、分級効率は
従来と比較して著しく向上している。さらに、小粒径で
粒径分布が狭いトナーが容易に得られるため、今日求め
られている高精細画像に非常に適している。
【0038】本発明において得られたトナーはキャリア
と混合して用いる二成分系現像用トナーとして、またキ
ャリアを使用しない一成分系現像用トナーとして使用可
能である。本発明を以下の実施例によりさらに詳しく説
明する。
【0039】
【実施例】 ポリエステル樹脂Aの合成 モル比 ・ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4− 3 ヒドロキシフェニル)プロパン(PO) ・ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒ 7 ドロキシフェニル)プロパン(EO) ・テレフタル酸(TPA) 9 5リットルの4つ口フラスコに還流冷却器、水分離装
置、窒素ガス導入管、撹拌装置および温度計を付し、マ
ントルヒーターに設置した。このフラスコに上記原料を
各々のモル比に相当するだけ仕込み、フラスコ内に窒素
ガスを導入しながら、加熱、撹拌して反応させた。酸価
を測定しながら反応の進行を追跡し、所定の酸価に達し
た時点で反応を終了し、ポリエステル樹脂Aを得た。こ
の樹脂はTg:65℃であった。
【0040】 顔料マスターバッチの作製 重量比 ・ポリエステル樹脂A(Tg=65℃) 7 ・シアン顔料(C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー-15-3:東洋インキ製造社製) 3 上記材料を各々の重量比になるように加圧ニーダーに仕
込み、熱と圧を加えながら、当該顔料が十分分散される
ように混練した。混練物を冷却後、フェザーミルで粉砕
し、顔料マスターバッチを得た。
【0041】実施例1 ・ポリエステル樹脂A(Tg=65℃) 80重量部 ・顔料マスターバッチ 20重量部 ・荷電制御剤(以下の一般式(II)で表される有機ホウ素化合物) 2重量部
【化8】 上記材料をヘンシェルミキサーの中に入れ、樹脂と各材
料が均一に混合されるよう混合した(第1混合工程)。
得られた混合物にさらに微粉(粉砕および分級工程で発
生した微粉)20重量部および0.2重量部の疎水性シ
リカ(ヘキスト社製;H−2000)を添加し、再度混
合した(第2混合工程)。
【0042】第2混合工程で得られた混合物を2軸系混
練押出機に投入して均一に混練し、排出される混練物を
十分に放置冷却した後、粗粉砕し、図3の微粉砕分級シ
ステムに供した。微粉砕はジェット式粉砕機により行
い、分級は気流式分級機に、図1および図2における下
記の条件を有する円錐台状通気管を取り付けたものを用
いた。得られたトナー粒子は平均粒径8.3μmであっ
た。このトナー粒子を0.3重量%の疎水性シリカ(ヘ
キスト社製;H−2000、比表面積150m2/g、疎水
化度55%)で表面処理した後、さらに0.2重量%の
疎水性チタン(日本アエロジル社製;T−805、比表
面積35m2/g、疎水化度55%)で表面処理してトナー
Aを得た。
【0043】実施例2 ・ポリエステル樹脂A(Tg=65℃) 100重量部 ・荷電制御剤(上記一般式(II)の有機ホウ素化合物) 2重量部 上記材料をヘンシェルミキサーの中に入れ、荷電制御剤
が均一に混合されるよう混合した(第1混合工程)。得
られた混合物にさらにカーボンブラック(三菱化学工業
社製;MA#8)7重量部、微粉(粉砕および分級工程
で発生した微粉)20重量部および0.2重量部の疎水
性シリカ(ヘキスト社製;H−2000)を添加し、再
度混合した(第2混合工程)。
【0044】その後、気流式分級機における円錐台状通
気管の設置位置を300mm(L1=300mm=1.04L
0)にした以外は実施例1と同様にして、平均粒径8.2
μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を0.5重量%
の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−2000)で表面
処理してトナーBを得た。
【0045】実施例3 ・熱可塑性スチレン−アクリル系樹脂(Tg=64℃) 100重量部 ・荷電制御剤(オリエント化学工業社製;ニク゛ロシンヘ゛ース) 2重量部 ・カルナバワックス(加藤洋行社製) 3.5重量部 上記材料をヘンシェルミキサーの中に入れ、荷電制御剤
が均一に混合されるよう混合した(第1混合工程)。得
られた混合物にさらにカーボンブラック(三菱化学工業
社製;MA#8)7重量部および微粉(粉砕および分級
工程で発生した微粉)20重量部を添加し、再度混合し
た(第2混合工程)。
【0046】その後、実施例1と同様にして、平均粒径
8.5μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を0.5
重量%の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−2000)
で表面処理してトナーCを得た。
【0047】実施例4 分級機における円錐台状通気管およびその設置位置を以
下に示す条件にした以外は実施例1と同様にして、平均
粒径8.4μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を
0.5重量%の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−20
00)で表面処理してトナーDを得た。
【0048】実施例5 分級機における円錐台状通気管およびその設置位置を以
下に示す条件にした以外は実施例1と同様にして、平均
粒径8.2μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を
0.5重量%の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−20
00)で表面処理してトナーEを得た。
【0049】実施例6 分級機において円錐台状通気管を150mm(L1=15
0mm=0.52L0)および300mm(L1'=300mm=
1.04L0)の位置に2カ所設置した以外は、実施例5
と同様にして、平均粒径8.3μmのトナー粒子を得た。
このトナー粒子を0.5重量%の疎水性シリカ(ヘキス
ト社製;H−2000)で表面処理してトナーFを得
た。この時のブロア風量自動調整ダンパーの開度は70
%であり十分に余裕があった。
【0050】実施例7 分級機における円錐台状通気管およびその設置位置を以
下に示す条件にした以外は実施例1と同様にして、平均
粒径8.3μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を
0.5重量%の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−20
00)で表面処理してトナーGを得た。
【0051】実施例8 分級機における円錐台状通気管およびその設置位置を以
下に示す条件にした以外は実施例1と同様にして、平均
粒径8.2μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を
0.5重量%の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−20
00)で表面処理してトナーHを得た。
【0052】実施例9 分級機における円錐台状通気管およびその設置位置を以
下に示す条件にした以外は実施例1と同様にして、平均
粒径8.2μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を
0.5重量%の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−20
00)で表面処理してトナーIを得た。
【0053】比較例1 分級機に円錐台状通気管を設けなかったこと以外は実施
例1と同様にして、平均粒径8.4μmのトナー粒子を得
た。このトナー粒子を0.5重量%の疎水性シリカ(ヘ
キスト社製;H−2000)で表面処理してトナーJを
得た。
【0054】比較例2 分級機に円錐台状通気管を設けなかったこと以外は実施
例3と同様にして、平均粒径8.6μmのトナー粒子を得
た。このトナー粒子を0.5重量%の疎水性シリカ(ヘ
キスト社製;H−2000)で表面処理してトナーKを
得た。
【0055】比較例3 分級機における円錐台状通気管およびその設置位置を以
下に示す条件にした以外は実施例1と同様にして、平均
粒径8.5μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を
0.5重量%の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−20
00)で表面処理してトナーLを得た。
【0056】比較例4 分級機における円錐台状通気管およびその設置位置を以
下に示す条件にした以外は実施例1と同様にして、平均
粒径8.5μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を
0.5重量%の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−20
00)で表面処理してトナーMを得た。
【0057】比較例5 分級機における円錐台状通気管およびその設置位置を以
下に示す条件にした以外は実施例1と同様にして、トナ
ー粒子を得ようとしたが、圧損が大きくなりすぎてブロ
アー能力が出ず、分級できなかった。
【0058】比較例6 分級機における円錐台状通気管およびその設置位置を以
下に示す条件にした以外は実施例1と同様にして、平均
粒径8.4μmのトナー粒子を得た。このトナー粒子を
0.5重量%の疎水性シリカ(ヘキスト社製;H−20
00)で表面処理してトナーNを得た。
【0059】得られたトナーA〜Nの製造条件をまとめ
て表1に示した。また、それぞれのトナーにおける粒径
12.7μm以上のトナー粒子の割合(重量%)および粒
径5.0μm以下のトナー粒子の割合(重量%)をマルチ
サイザーにより測定し、さらに、製造工程において微粉
砕分級システムに供した粗粉砕物重量に対する得られた
所望粒径のトナー粒子重量の割合(収率)を計算し、そ
れらの結果をまとめて表2に示した。
【0060】
【表1】
【0061】
【表2】
【0062】(耐刷テスト)トナーA、B、D、E、
F、JおよびLについては、ミノルタ社製電子写真プリ
ンターSP1000改造機(システムスピード35mm/s
ec)にて連続で6000枚複写し、3000枚および6
000枚耐刷終了時の感光体上フィルミングおよびコピ
ー上のカブリについて評価した。結果を以下の表3に示
す。なお、評価は以下のランク付けに従って行った。 感光体上フィルミング ◎:全くなし ○:少しフィルミングしているものの実用上問題なし △:フィルミングにより部分的にカブリが発生し、実用
上問題あり ×:フィルミングが発生し、感光体の感度低下でカブリ
が発生する カブリ ○:全くなし △:コピー上に部分的にカブリが発生し、実用上問題あ
り ×:コピー上にカブリが発生した
【0063】
【表3】
【0064】トナーCおよびKについては、別途調製し
たバインダー型キャリア(平均粒径65μm)と十分混
合し、帯電させて、ミノルタ社製EP410Z複写機に
て連続で60000枚複写し、30000枚および60
000枚耐刷終了時の感光体上のフィルミングおよび黒
点融着(BS)について評価した。結果を以下の表4に
示す。なお、評価は以下のランク付けに従って行った。 感光体上フィルミング ◎:全くなし ○:少しフィルミングしているものの実用上問題なし △:フィルミングにより部分的にカブリが発生し、実用
上問題あり ×:フィルミングが発生し、感光体の感度低下でカブリ
が発生する BS ○:全くなし △:感光体上にBSの発生は見られるが、コピーには発
生しておらず、実用上問題なし ×:コピーにBSが発生した
【0065】
【表4】
【0066】本発明の気流式分級機を分級工程において
用いて製造したトナーは、それ以外のトナーと比較し
て、収率がよく、また粒径分布はシャープであった。さ
らには、フィルミングやカブリ等の問題も発生しなかっ
た。これは、本発明の気流式分級機を用いることによ
り、凝集トナー粒子がうまくバラけて分級されているた
めであると考えられる。
【0067】
【発明の効果】本発明の気流式分級機により分級されて
得られたトナーは微粉の混入が少なく、その粒径分布は
狭い。このため、フィルミングおよびカブリ等の問題が
なく、今日の高精細画質の要求に容易に応えることがで
きる。また、本発明の気流式分級機は、特に凝集性が高
いとされる有機ホウ素化合物を荷電制御剤として用いた
トナー粒子に対しても有用であり、高収率にて粒度分布
の狭い所望粒径のトナーを容易に得ることができる。さ
らに、本発明の気流式分級機においては圧損が少ないた
め、効率のよい高精度の分級が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の気流式分級機における原料供給管に
取り付けられる円錐台状通気管の概略斜視図を示す。
【図2】 気流式分級機を真上から見たときの、本体、
原料供給管および円錐台状通気管の関係を表す概略構成
図を示す。
【図3】 本発明の気流式分級機を用いた粉砕分級シス
テムの一例を表す概略図を示す。
【図4】 従来からの粉砕分級システムの一例を表す概
略図を示す。
【図5】 旋回気流を利用する気流式分級機の概略断面
構成図を示す。
【符号の説明】
1:粗砕物投入口、2:ブロワー、3:気流式分級機本
体、4:粉砕機、5:サイクロン、6:バグフィルタ
ー、7、8:ダブルダンパー、9、26:原料供給管、
10:円錐台状通気管、21:本体ケーシング、22:
下部ケーシング、23:ホッパー、24:分級域、2
5:分散室、27:センターコア、28:供給溝、2
9:セパレータコア、30:粗粉排出溝、31:微粉排
出管、32、33:二次空気流入口
フロントページの続き (72)発明者 辻下 豊 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 作田 安功 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料供給管中を流動する気流に乗せて原
    料粉を分級機本体に噴出することにより分級を行う気流
    式分級機において、分級機本体直前の原料供給管に円錐
    台状通気管がこの供給管の下流側に向かって円錐台状通
    気管の開口断面積が小さくなるように設置されており、
    この通気管は最小開口断面積S1が最大開口断面積S0
    20〜50%であり、この通気管の軸線と母線とのなす
    角度θが10〜35°であることを特徴とする気流式分
    級機。
  2. 【請求項2】 少なくとも結着樹脂、着色剤および荷電
    制御剤からなるトナー原料を混合する工程、得られた混
    合物を溶融混練する工程、得られた混練物を粉砕する工
    程、および得られた粉砕物を分級する工程からなる電子
    写真用トナーの製造方法であって、上記分級工程におい
    て請求項1記載の気流式分級機を用いることを特徴とす
    る電子写真用トナーの製造方法。
  3. 【請求項3】 荷電制御剤が一般式(I): 【化1】 (式中、Zは隣接する酸素原子および炭素原子とともに
    環を形成する残基を表し、Xはカチオンを表し、nはX
    の価数に応じて1または2である。)で示される有機ホ
    ウ素化合物である、請求項2記載の電子写真用トナーの
    製造方法。
JP25277896A 1996-09-25 1996-09-25 気流式分級機およびこれを用いた電子写真用トナーの製造方法 Pending JPH1094758A (ja)

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