JPH0780415A - 気流式分級機及び気流式分級方法 - Google Patents

気流式分級機及び気流式分級方法

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JPH0780415A
JPH0780415A JP5247310A JP24731093A JPH0780415A JP H0780415 A JPH0780415 A JP H0780415A JP 5247310 A JP5247310 A JP 5247310A JP 24731093 A JP24731093 A JP 24731093A JP H0780415 A JPH0780415 A JP H0780415A
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material supply
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Kazuyuki Miyano
和幸 宮野
Youko Goka
洋子 五箇
Hitoshi Kanda
仁志 神田
Satoshi Mitsumura
聡 三ッ村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B07SEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS; SORTING
    • B07BSEPARATING SOLIDS FROM SOLIDS BY SIEVING, SCREENING, SIFTING OR BY USING GAS CURRENTS; SEPARATING BY OTHER DRY METHODS APPLICABLE TO BULK MATERIAL, e.g. LOOSE ARTICLES FIT TO BE HANDLED LIKE BULK MATERIAL
    • B07B7/00Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents
    • B07B7/08Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force
    • B07B7/086Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force generated by the winding course of the gas stream
    • B07B7/0865Selective separation of solid materials carried by, or dispersed in, gas currents using centrifugal force generated by the winding course of the gas stream using the coanda effect of the moving gas stream

Abstract

(57)【要約】 【目的】 より高精度の分級を可能にし精緻な粒度分布
を有する粉体を効率良く生成する気流式分級機を提供す
ることにある。 【構成】 分級域内に開口部を有する原料供給管16中
を流動する気流によって原料粉を分級域に噴出させ、該
噴出気流中粒子の慣性力及びコアンダ効果による湾曲気
流の遠心力によって、少なくとも粗粉領域及び微粉領域
に分級する気流分級機1において、前記原料供給管16
の流路に絞り部7を2ケ所以上設けたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コアンダ効果を利用し
た気流式分級機及び気流式分級方法に関し、特に、体積
平均粒径20μm以下の粒子を50個数%以上含有する
原料粉を効率よく分級する気流式分級機及び気流式分級
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体の分級については、各種の気流式分
級機及び方法が提案されている。この中で、回転翼を用
いる分級機と可動部分を有しない分級機がある。
【0003】このうち、可動部分のない分級機として、
固定壁遠心式分級機と慣性力分級機がある。かかる慣性
力を利用する分級機としては、Loffler.F.a
ndK.Maly:Symposium on Pow
der Technology D−2(1981)に
例示され、日鉄鉱業製として商品化されているエルボジ
ェット分級機や、Okuda.S.and Yasuk
uni.J.:Proc.Inter.Symposi
um on Powder Technology ’
81,771(1981)で例示される分級機が提案さ
れている。
【0004】これらは、図9に示すように、好ましい態
様としては、分級機内へ開口する供給ノズル16から高
速で気流とともに粉体を分級域内へ噴出し、分級室内に
はコアンダブロック26を有して、噴出する気流と角度
の交叉する気流を導入し、コアンダに沿って流れる湾曲
気流の遠心力によって粗粉と微粉に分離し、先端の細く
なったエッジ17,18により、粗粉と微粉、もしく
は、粗粉と中粉と微粉のごとき多分割などの分級を行っ
ている。
【0005】しかしながら、これらは瞬時に供給ノズル
から分級機内へ導入され、分級されて、分級機系外へ排
出されるため、分級機へ導入される粉体は供給ノズル及
び分級機内の入口近傍までに十分に個々の粒子に分散さ
れていることが重要である。特に、供給ノズル内ない
し、その以前での分散が重要である。また、分級機への
開口はコアンダブロックの面から一定の開口高さを有し
て導入されるが、狭すぎると、粗大粒子による閉塞があ
り、広い場合は流速の低下から分散が悪くなることや分
級機内への導入部位によって、それぞれ異る軌跡を描く
ことや、粗粉が微粉の軌跡を撹乱するために、分級精度
の向上に限界があり、かつ20μm以上の粗粒の多い粉
体の分級では著しく精度が低下する傾向があった。
【0006】このことは、特に、供給ノズル口の高さが
高くなると顕著になるので現状では閉塞と精度のバラン
スから、3mm〜10mmの範囲で一般に使用されてい
るが、前述のごとき理由により未だ十分なものではな
い。また、粉塵濃度が高くなるほどこの現象は顕著にな
る。十分な分散が行われて分級室に送られるならば理想
的な分級が行われるわけであるが、粉塵濃度の高い場合
には分散が十分ではなくなり、分級精度の低下から微粉
を除去する場合の製品の収率の低下や、微粉の増加の原
因となり、その処理能力を抑えて、使用せざるを得ない
などの問題を有していた。特に、複写機,プリンターな
どに用いられるトナーを製造する際に、かかる問題が顕
著になる。
【0007】一般に、トナーには数多くの異なった性質
が要求され、かかる要求性質を得るためには、使用する
原材料は勿論のこと、製造方法によって決まることも多
い。トナーの分級工程においては、分級された粒子がシ
ャープな粒度分布を有することが要求される。また低コ
ストで効率良く安定的に品質の良いトナーを作り出すこ
とが望まれる。
【0008】さらには、複写機やプリンターにおける画
質向上のために、トナー粒子が徐々に微細化の方向に移
ってきている。一般に、物質は細かくなるに従い粒子間
力の働きが大きくなっていくが、樹脂やトナーも同様
で、微粉砕サイズになると粒子同士の凝集性が大きくな
っていく。
【0009】特に重量平均径が10μm以下のトナー原
料からシャープな粒度分布を有するトナーを得ようとす
る場合には、従来の装置及び方法では、分級収率の低下
を引き起こす。
【0010】このような点に鑑み、微粉体特にトナーの
如き樹脂微粉末を、安定かつ効率的に分級する気流式分
級機及び分級方法が望まれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、本発明の目
的は、特に、粒径20μm以下の粒子を50個数%以上
含有する粉体の分級機と分級方法における前述の各種問
題点を解決するものであって、より高精度の分級を可能
にし精緻な粒度分布を有する粉体を効率良く生成する気
流式分級機及び気流式分級方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、分級
域内に開口部を有する原料供給管中を流動する気流によ
って原料粉を分級域に噴出させ、該噴出気流中粒子の慣
性力及びコアンダ効果による湾曲気流の遠心力によっ
て、少なくとも粗粉領域及び微粉領域に分級する気流分
級機において、前記原料供給管の流路に絞り部を2ケ所
以上設けたことを特徴とする気流式分級機に関する(発
明1)。
【0013】さらに本発明は、分級域内に開口部を有す
る原料供給管中を流動する気流によって流速50m/秒
〜300m/秒の速度で原料粉を分級域に噴出させ、該
噴出気流中粒子の慣性力及びコアンダ効果による湾曲気
流の遠心力によって、少なくとも粗粉領域及び微粉領域
に分級する気流分級方法において、該原料供給管中を流
動する原料粉を含む気流が交互に圧縮と膨張することを
特徴とする気流式分級方法に関する(発明2)。
【0014】また本発明は、分級域内に開口部を有する
原料供給管中を流動する気流によって原料粉を分級域に
噴出させ、該噴出気流中粒子の慣性力及びコアンダ効果
による湾曲気流の遠心力によって、少なくとも粗粉領域
及び微粉領域に分級する気流分級機において、前記原料
供給管内の側壁内部に凸状の突起物を設けたことを特徴
とする気流式分級機に関する(発明3)。
【0015】さらに本発明は、分級域内に開口部を有す
る原料供給管中を流動する気流によって流速50m/秒
〜300m/秒の速度で原料粉を分級域に噴出させ、該
噴出気流中粒子の慣性力及びコアンダ効果による湾曲気
流の遠心力によって、少なくとも粗粉領域及び微粉領域
に分級する気流分級方法において、前記原料供給管内の
側面近傍において、原料粉を凸状突起物に衝突させ、し
かる後に分級域に噴出させることを特徴とする気流式分
級方法に関する(発明4)。
【0016】以下、本発明を添付図面に基づいてより詳
細に説明する。
【0017】
【実施例】本発明のうち、発明1及び2の気流式分級機
の一例として図1(断面図)及び図2(立体図)に示す
形式のものを例示する。
【0018】図1及び図2において、側壁は22,2
3,24で示される形状を有し、下部壁は25で示され
る形状を有し、側壁23と下部壁25にはそれぞれナイ
フエッジ型の分級エッジ17,18を具備し、この分級
エッジ17,18により、分級ゾーンは3分画されてい
る。側壁22下の部分に分級室に開口する原料供給管1
6を設け、該供給管の底部接線の延長方向に対して下方
に折り曲げて長楕円弧を描いたコアンダブロック26を
設ける。分級室上部壁27は、分級室下部方向にナイフ
エッジ型の入気エッジ19を具備し、更に分級室上部に
は分級室に開口する入気管14,15を設けてある。ま
た、入気管14,15にはダンパーの如き第1,第2気
体導入調節手段20,21及び静圧計28,29を設け
てある。分級エッジ17,18及び入気エッジ19の位
置は、被分級処理原料の種類により、また所望の粒径に
より異なる。また、分級室底面にはそれぞれの分画域に
対応させて、室内に開口する排出口11,12,13を
設けてある。排出口11,12,13には、それぞれバ
ルブ手段の如き開閉手段を設けてもよい。
【0019】原料供給管16は直角筒部と角錘筒部とか
ら成り、直角筒部の内径と角錘筒部の最も狭まった箇所
の内径の比を20:1乃至1:1、好ましくは10:1
から2:1に設定すると、良好な導入速度が得られる。
【0020】本発明の発明1及び2では、該原料供給管
16の流路に絞り部7を2ケ所以上設ける。該原料供給
管の拡大断面図を図3に示し、斜視図を図4に示す。該
絞り部は、原料供給管内を流動する原料粉を含む気流の
流路を規制するものであり、該原料粉を含む気流(図3
中の矢印)が交互に圧縮及び膨張するように制御してい
る。
【0021】かかることにより、絞り部における原料粉
を含む気流の圧縮に伴う原料粉同士の衝突効果により、
原料粉は解砕され、また絞り部における原料粉を含む気
流の膨張に伴う拡散効果により原料粉は充分に分散され
る。
【0022】絞り部の数及び形状は、原料粉体の種類、
粒径等により適宜設定すればよい。
【0023】また、原料供給管の開口部と絞り部の最も
狭まった箇所の開口部の面積比を20:1乃至1.0
5:1、好ましくは10:1乃至1.1:1、更に好ま
しくは5:1乃至1.1:1に設定すると、効果的な気
流の圧縮及び膨張が得られ、良好な原料粉体の分散が得
られる。
【0024】一方、本発明のうち発明3及び4の気流分
級機の一例を図5(断面図)に示す。
【0025】原料供給管16以外は図1に示したものと
全く同じである。この原料供給管16の内壁には、凸状
突起物40が設けられ、突起物の形状はピン、円錐、角
錐等種々の形状が取れるが、それらに限定されるもので
はない。その設定位置及び設定個数は、内壁面の任意の
位置、任意の個数に設定して良く、特に限定されるもの
ではない。また、粉流に対する角度は、粉体及び粉体と
共に流れる気流の流れ方向に対して、任意に設定すれば
よい。これらの凸状突起物の設置方法は処理される粉体
の性状により決定すればよい。
【0026】その例として、図6(a)〜(d)に本発
明における該原料供給管の断面図を示す。また、図5の
A−A’断面の側面図を図7(a)〜(d)に示す。
尚、図中の(a)〜(d)はそれぞれ対応している。
(a)はピン状、(b)は角状、(c)は錐状、(d)
は円状のそれぞれ凸状突起物の一例である。該原料供給
管16内の内壁近傍で、凝集した原料粉は該凸状突起物
に衝突して分散し、分級ゾーンに噴出されるため、効率
がより良くなる。該凸状突起物の設置位置は、該原料供
給管16の内壁及び四隅に任意に設置すればよい。
【0027】また、図6中のA−A’断面の原料供給管
の断面形状は、長方形、円、楕円状等種々の形状が取れ
る。これらの形状は処理される粒体の性状によって決定
すればよい。
【0028】発明3及び4によれば、粉体と共に流れる
気流の流路内の側面に凸状の突起物を設けることによ
り、該凸状突起物に粉流が衝突し、それにより、粉体の
分散がより向上し、より高い粉塵濃度でも良好な分級精
度が得られ、製品の収率が低下するのを防止することが
可能になる。また、同じ粉塵濃度で、より良好な分級精
度と製品の収率の向上が可能となる。
【0029】以上のように構成してなる多分割分級域で
の分級操作は例えば次のようにして行う。すなわち、排
出口11,12,13の少なくとも1つを介して分級域
内を減圧し、分級域内に開口する原料供給管16中を該
減圧によって流動する気流によって流速50m/秒、な
いし300m/秒の速度で原料を原料供給管16を介し
て分級域に供給する。
【0030】原料粉体を気流とともに供給管へ投入する
手段としては、0.1〜3kg/cm2 の圧を加えて送
る方法、分級ゾーンの下流側にある送風機を大型化し分
級ゾーンの負圧をより大きくすることで外気と原料粉を
自然に吸引する方法、あるいは、原料粉投入口にインゼ
クションフィーダー(図1及び図5中、31)を装着
し、これによって原料粉と外気を吸引せしめるとともに
供給管を経て分級ゾーンへ送る方法等がある。
【0031】流速50m/秒より小さい速度で原料を分
級域に供給すると原料粉の凝集を充分にほぐすことがで
きず、分級収率、分級精度の低下を引き起こす。また、
流速300m/秒を超える速度で原料粉を分級域に供給
すると、粉体同士の衝突により粒子が粉砕され、微粒子
を生成するため分級収率の低下を引き起こす傾向があ
る。
【0032】以上の手段により、供給された原料粉は、
コアンダブロック26の作用によるコアンダ効果と、そ
の際流入する空気の如き気体の作用とにより湾曲線30
を描いて移動し、それぞれの粒径の大小に応じて、大き
い粒子(粗粒子)は気流の外側、すなわち分級エッジ1
8の外側の分画、中間の粒子(規定内粒径の粒子)は分
級エッジ18と17の間の分画、小さい粒子(規定粒径
以下の粒子)は分級エッジ17の内側の分画に分割さ
れ、大きい粒子は排出口11より、中間の粒子は排出口
12より、小さい粒子は排出口13よりそれぞれ排出さ
れる。
【0033】上述の方法を実施するには、通常相互の機
器をパイプの如き連通手段等で連結してなる一体装置シ
ステムを使用するのが通常であり、そうした装置の好ま
しい例を図8に示す。図8に示す一体装置は、3分割分
級機1(図1,図2及び図5に示される形式のもの。詳
細は先に説明のとおりである。),定量供給機2,振動
フィーダー3,捕集サイクロン4,5,6を連通手段で
連結してなるものである。
【0034】この装置において、原料粉は、適宜の手段
により、定量供給機2に送り込まれ、ついで振動フィー
ダー3を介し、原料供給管16により3分割分級機1内
に導入される。
【0035】導入に際しては、50〜300m/秒の流
速で3分割分級機1内に粉砕物を導入する。分級機1の
分級域を構成する大きさは通常[10〜50cm]×
[10〜50cm]なので、粉砕物は0.1〜0.01
秒以下の瞬時に3種以上の粒子群に分級し得る。そし
て、3分割分級機1により、大(粗粒子)、中(規定内
粒子径の粒子)、小(規定粒径以下の粒子)に分割され
る。その後、大きい粒子は排出導管11を通って、捕集
サイクロン6に送られ回収される。中間の粒子は、排出
導管12を介して系外に排出され捕集サイクロン5で捕
集され製品51となるべく回収される。小さい粒子は、
排出導管13を介して系外に排出され捕集サイクロン4
で捕集され、ついで規定外粒径の微小粉41として回収
される。捕集サイクロン4,5,6は粉砕原料をノズル
16を介して分級域に吸引導入するための吸引減圧手段
としての働きをしている。
【0036】本発明の分級機及び分級方法において、分
級域に粉体原料を供給する時に、充分分散した状態で導
入することが重要である。この分級域への導入に際し、
既に詳述した如き原料粉同士の衝突効果及び気流の膨張
に伴う拡散効果により、供給管内の粉体をより分散した
状態で分級域に原料を導入することが出来る。
【0037】そのため、分級域での粉体の分散がより向
上し、より高い粉塵濃度でも良好な分級精度が得られ、
製品の収率低下を防止できる。また、同じ粉塵濃度で、
より良好な分級精度と製品の収率の向上が可能になる。
【0038】本発明の装置及び方法は、特に電子写真法
による画像形成法に用いられるトナーまたはトナー用着
色樹脂粉体を分級する場合に特に有効である。
【0039】近年、画質向上のために、複写機やプリン
ターに用いられるトナーはより微細化の方向に推移して
いる。かかる場合、粒子同士の凝集力,付着力が大きく
なり、これらをより分散させることが分級効率を向上さ
せる上で非常に重要になってくる。
【0040】本発明装置及び方法では、これらのトナー
粒子の凝集をほぐし、より分散した状態で分級域に粉流
を供給できるため、分級効率を向上させることができ
る。特に重量平均径10μm以下のトナー原料を使用す
る場合に効果がより顕著になる。
【0041】本発明の分級機を用いて、体積平均粒径2
0μm以下の粒子を50個数%以上含有する原料粉を分
級したところ、従来に比べ効率よく分級を行うことがで
きた。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の気流式分級
機及び方法によれば、より高精度の分級が可能となり、
精緻な粒度分布を有する粉体、特に体積平均粒径20μ
m以下の粒子を50個数%以上含有する粉体を効率よく
分級生成することが可能となる。
【0043】また、本発明は特に、トナーの如き樹脂粉
体を分級する時に有効であり、更には、重量平均径10
μm以下のトナー原料を分級する場合により有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気流式分級機の一実施例の概略断面図
である。
【図2】図1に示す気流式分級機の立体図である。
【図3】本発明に用いる原料供給管を詳しく説明するた
めの拡大断面図である。
【図4】図3に示す原料供給管の斜視図である。
【図5】本発明の気流式分級機の他の実施例の概略断面
図である。
【図6】本発明に用いる原料供給管の他の実施例の拡大
断面図である。
【図7】図5のA−A’断面の側面図である。
【図8】本発明装置を用いた分級プロセスの一例を示す
説明図である。
【図9】従来例の気流式分級機の概略断面図である。
【符号の説明】
1 固体粒子多分割分級装置 2 定量供給機 3 振動フィーダー 4,5,6 捕集サイクロン 7 絞り部 11,12,13 排出口 14,15 入気口 16 原料供給管 17,18 分級エッジ 19 入気エッジ 20 第1気体導入調節手段 21 第2気体導入調節手段 22,23,24 側壁 25 下部壁 26 コアンダブロック 27 上部壁 28,29 静圧計 30 固体粒子飛散方向 31 インジェクションノズル 40 凸状突起物
フロントページの続き (72)発明者 三ッ村 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分級域内に開口部を有する原料供給管中
    を流動する気流によって原料粉を分級域に噴出させ、該
    噴出気流中粒子の慣性力及びコアンダ効果による湾曲気
    流の遠心力によって、少なくとも粗粉領域及び微粉領域
    に分級する気流分級機において、 前記原料供給管の流路に絞り部を2ケ所以上設けたこと
    を特徴とする気流式分級機。
  2. 【請求項2】 分級域内に開口部を有する原料供給管中
    を流動する気流によって流速50m/秒〜300m/秒
    の速度で原料粉を分級域に噴出させ、該噴出気流中粒子
    の慣性力及びコアンダ効果による湾曲気流の遠心力によ
    って、少なくとも粗粉領域及び微粉領域に分級する気流
    分級方法において、 該原料供給管中を流動する原料粉を含む気流を交互に圧
    縮及び膨張させることを特徴とする気流式分級方法。
  3. 【請求項3】 分級域内に開口部を有する原料供給管中
    を流動する気流によって原料粉を分級域に噴出させ、該
    噴出気流中粒子の慣性力及びコアンダ効果による湾曲気
    流の遠心力によって、少なくとも粗粉領域及び微粉領域
    に分級する気流分級機において、 前記原料供給管内の側壁内部に凸状の突起物を設けたこ
    とを特徴とする気流式分級機。
  4. 【請求項4】 分級域内に開口部を有する原料供給管中
    を流動する気流によって流速50m/秒〜300m/秒
    の速度で原料粉を分級域に噴出させ、該噴出気流中粒子
    の慣性力及びコアンダ効果による湾曲気流の遠心力によ
    って、少なくとも粗粉領域及び微粉領域に分級する気流
    分級方法において、 前記原料供給管内の側面近傍において、原料粉を凸状突
    起物に衝突させ、しかる後に分級域に噴出させることを
    特徴とする気流式分級方法。
JP5247310A 1993-09-09 1993-09-09 気流式分級機及び気流式分級方法 Withdrawn JPH0780415A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5921481A (en) * 1996-09-25 1999-07-13 Minolta Co., Ltd. Air classifier with specified truncated cone-like breather pipe
JP2016187759A (ja) * 2015-03-29 2016-11-04 正行 片倉 分級機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5921481A (en) * 1996-09-25 1999-07-13 Minolta Co., Ltd. Air classifier with specified truncated cone-like breather pipe
JP2016187759A (ja) * 2015-03-29 2016-11-04 正行 片倉 分級機

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