JPH109430A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH109430A
JPH109430A JP18682496A JP18682496A JPH109430A JP H109430 A JPH109430 A JP H109430A JP 18682496 A JP18682496 A JP 18682496A JP 18682496 A JP18682496 A JP 18682496A JP H109430 A JPH109430 A JP H109430A
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JP
Japan
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valve
diaphragm
iron core
fluid
solenoid valve
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Application number
JP18682496A
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English (en)
Inventor
Takehide Miyajima
武秀 宮島
Yoshifumi Shibata
嘉文 柴田
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Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電磁弁の弁本体内に滞留している流体が凍結
しても電磁石と前記弁本体との結合部に隙間を生じさせ
ず、しかも、流体の逆流等を防ぐことが可能で、更に、
電磁弁自体を大形化させずに可動鉄心の吸引力を大きく
する。 【解決手段】 案内部材38内に可動鉄心39を、その
上端面を励磁コイルのコイルボビン33の中空孔33a
に所定の空隙を設けて圧入した一対の磁性リング37
a,37bのうち、上側の磁性リング37aの下端面と
同一線上の位置で一致させた状態で挿入した。また、前
記一対の磁性リング37a,37b内周面に、ヨーク3
6下部との間に円周壁38cを介して隙間S2 を設けた
状態で案内部材38を挿入した。更に、流体の流入口2
4と流出口25とを連通する弁口26を開閉するダイヤ
フラム28を前記弁口26側に押圧付勢させた状態で弁
本体27内に配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁力を利用して流体
の流路切換を行う電磁弁の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、流体の流路切換を行うのに使用す
る電磁弁には、例えば、図8で示すものがある。図8に
おいて、1は電磁弁で、概略的に示す弁部Aと電磁石B
とにより構成されている。
【0003】前記弁部Aは、図8で示すように、流体
(例えば、水道水)の流入口4と流出口5とを弁口6を
介して連通可能に形成した弁本体2と、前記弁本体2内
を上室a及び下室bの二室に区画し、かつ、前記弁口6
を開閉する例えば、ゴム製のダイヤフラム7と、前記ダ
イヤフラム7の中央部に開口したパイロット弁口8及び
ダイヤフラム7の周縁に開口した細孔9とによって構成
されている。
【0004】次に、前記電磁石Bの構造について説明す
る。図8において、10はコイルボビン11にコイル導
体を所定回数巻回して形成した励磁コイルで、その外周
面には合成樹脂によりモールド成形した樹脂絶縁層12
が形成されている。13は磁性材料をコ字形に成形加工
して前記励磁コイル10を囲繞するような状態で配置し
た磁路形成用のヨークである。14はコイルボビン11
の中空孔11aに挿入した中空状のガイド筒部14a
と、前記ヨーク13の下部に当接する前記ガイド筒部1
4aより径大なシールリング部14bとを合成樹脂によ
り一体的に形成してなる凸形の案内部材である。15は
前記案内部材14のガイド筒部14aに挿入した状態で
前記ヨーク13の上部にカシメ等の手段により固着した
固定鉄心である。16は案内部材14のガイド筒部14
a内に、前記固定鉄心15との間に圧縮バネ17を介挿
して上下動可能に挿入した可動鉄心で、その先端には前
記ダイヤフラム7のパイロット弁口8を開閉する弁棒1
6aが取付けられている。19は電磁弁1の励磁コイル
10に通電を行うための端子板である。
【0005】そして、前記電磁石Bは、案内部材14の
シールリング部14bを、前記ダイヤフラム7とヨーク
13の下部との間に挟持した状態で弁本体2の上室a内
に嵌挿し、この状態で、前記ヨーク13下部を弁本体2
側に締付ねじ18にて締着することにより、電磁弁1を
構成する。
【0006】次に、前記電磁弁1の動作について説明す
る。励磁コイル10に通電を行うと、固定鉄心15→ヨ
ーク13→可動鉄心16→固定鉄心15からなる磁路内
に磁束が流れる。これにより、可動鉄心16は圧縮バネ
17のバネ圧力に抗して固定鉄心15側に吸引され、前
記可動鉄心16の先端に取付けた弁棒16aがダイヤフ
ラム7のパイロット弁口8を開放する。これと同時に、
流入口4側から流体(例えば、水道水)が、ダイヤフラ
ム7の細孔9→弁本体2の上室a→ダイヤフラム7のパ
イロット弁口8からなる流通ルートを通って流出口5側
に流通する。この結果、前記ダイヤフラム7は所定の流
体圧力を受けて上昇して弁口6を開放し、流体を弁口6
を介して流入口4側から流出口5側に流通させる。
【0007】また、励磁コイル10への通電を停止する
と、固定鉄心15→ヨーク13→可動鉄心16→固定鉄
心15からなる磁路内に磁束が流れなくなるので、この
結果、可動鉄心16は固定鉄心15側への吸引を解除さ
れ、圧縮バネ17のバネ圧力によりダイヤフラム7側に
押圧されて、前記可動鉄心16の先端に取付けた弁棒1
6aにより前記ダイヤフラム7のパイロット弁口8を閉
鎖する。この結果、前記流体は流入口4側からダイヤフ
ラム7の細孔9→弁本体2の上室a→ダイヤフラム7の
パイロット弁口8からなる流通ルートを通って流出口5
側に流通しなくなるので、前記ダイヤフラム7は流体圧
力の減少及び可動鉄心16による押圧力によって下降し
て弁口6を閉鎖し、流入口4と流出口5との連通を阻止
して流体の流通を停止させる。
【0008】このように、電磁弁1の弁本体2内の上室
a及び下室bには、電磁弁1の運転中、あるいは、停止
中にかかわらず、流体が常時満水状態で滞留している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
磁弁1を例えば、寒冷地で使用する場合、前記電磁弁1
の弁本体2内の上室a及び下室bに滞留している流体
は、冬季においてしばしば凍結することがあった。前記
のように、弁本体2内に滞留している流体が凍結する
と、体積膨張により生じる応力が上室aにおいては、案
内部材14のシールリング部14b内側やダイヤフラム
7等に作用する。ところが、前記案内部材14のシール
リング部14bはヨーク13の下部に当接しているの
で、前記体積膨張により生じる応力が前記シールリング
部14bに作用すると、シールリング部14bは前記ヨ
ーク13を介して電磁石Bを上方に押し上げて弁本体2
との結合部に隙間を生じさせるという問題があった。
【0010】電磁石Bは僅かでも押し上げられると元に
復元することができなくなるため、前記弁本体2内の流
体が温度上昇により解凍した後、前記のように結合部に
隙間が生じた状態で流体を流通させると、前記弁本体2
内に流入する流体が前記結合部の隙間から漏出するとい
う問題があった。
【0011】また、前記電磁弁1を使用して、例えば、
水道水の流通を制御する場合、前記電磁弁1の流入口4
側には、一般に、0.5kgf/cm2 〜7.5kgf
/cm2 の入水圧力が加わっている。そして、前記入水
圧力が下限に近い状態で使用しているときに、他所での
水道水の使用により流入口4側の入水圧力が変動して、
流出口5側の圧力が流入口4側の圧力より高くなると、
前記電磁弁1への通電を停止しても、水道水の流通を停
止することができなくなったり、水道水が逆流したりす
るという問題があった。このため、前記可動鉄心16を
ダイヤフラム7側に押圧付勢する圧縮バネ17のバネ圧
力を強くし、強制的に前記ダイヤフラム7を弁口6側に
押圧して弁口6を閉鎖することにより、前記問題を解決
するようにしていたが、前記圧縮バネ17のバネ圧力を
強くすると、可動鉄心16を固定鉄心15側に吸引させ
るための吸引力を大きくしなければならないという問題
があった。
【0012】従って、吸引力を大きくするために、励磁
コイル10に通電する電流のアンペアターンを大きくし
たり、可動鉄心16の直径を大きくする等していたが、
前者の場合、励磁コイル10に大電流を通電するために
励磁コイル10自体を大きくする必要があり、この結
果、電磁弁1自体が大形化するという問題があった。ま
た、後者の場合、可動鉄心16の直径を大きくすると、
前記のように流体が凍結したときの破壊圧に対する電磁
弁1自体の耐圧性が弱くなり、この結果、案内部材14
等の壁厚等を厚くして耐圧性を強くしていたため、必然
的に電磁弁1自体が大きくなるという問題があった。
【0013】本発明は、前記種々の問題に鑑み、弁本体
内の流体が凍結しても電磁石本体と弁本体との結合部に
隙間を生じさせることなく、しかも、圧縮バネのバネ圧
力を強くすることなく流体の逆流等を防ぐことが可能
で、更に、電磁弁自体を大形化させることなく可動鉄心
の吸引力を大きくできるようにした電磁弁を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、コイルボビンにコイル導体を所定回数
巻回し、その外周面に樹脂絶縁層を形成して構成した励
磁コイルと、磁性材料をコ字形に成形加工して前記励磁
コイルを囲繞するような状態で配置した磁路形成用のヨ
ークと、前記ヨークを貫通した状態で前記コイルボビン
の中空孔内に、上,下方向から所定の空隙を設けて圧入
した一対の磁性リングと、前記一対の磁性リング内に挿
入される合成樹脂製の凸形の案内部材と、前記案内部材
内に圧縮バネを介挿して上下動可能に挿入した可動鉄心
とからなる電磁石と、流体の流入口と流出口とを弁口を
介して連通可能に形成した弁本体と、前記弁口を開閉
し、かつ、前記弁本体内を上下二室に区画するゴム製の
ダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに取付けられて、そ
の中央部にパイロット弁口を、周縁の一ヶ所に細孔をそ
れぞれ穿孔した合成樹脂製のパイロット弁体とからなる
弁部とを備えて電磁弁を構成したことを特徴とする。
【0015】また、前記案内部材は、前記一対の磁性リ
ング内に挿入される中空状のガイド筒部と、前記ヨーク
の下部から外方に突出する前記ガイド筒部よりも径大な
シールリング部と、前記シールリング部の上部にその外
周縁に所定の高さで円周壁を周設することにより形成し
た凹陥部とを備えて構成し、前記ヨーク下部との間に前
記円周壁が当接する部分を除いて隙間を設けた状態で一
対の磁性リング内に挿入するように構成したことを特徴
とする。
【0016】更に、前記可動鉄心は、前記一対の磁性リ
ングのうち上側の磁性リングの下端面と、前記磁性リン
グ側に吸引される可動鉄心の上端面とを同一線上の位置
で一致させた状態で案内部材内に挿入するように構成し
たことを特徴とする。
【0017】また、前記ダイヤフラムは、自体を常時弁
口側に押圧付勢する力を付与した状態に変形させて弁本
体内に配設するように構成したことを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明は、前記のように、可動鉄心を、その上
端面と一対の磁性リングのうち上側の磁性リングの下端
面とを同一線上の位置で一致させて配置するように構成
したので、励磁コイルに電流を通電すると、可動鉄心の
起動時、上側の磁性リング→ヨーク→下側の磁性リング
→可動鉄心→上側の磁性リングからなる磁路に流れる磁
束は、可動鉄心上端面の隅角部と、上側磁性リングの下
端面隅角部との一点に集中して流れるため、前記可動鉄
心は、励磁コイルに通電する電流を大きくしたり、可動
鉄心の直径を大きくしたりすることなく、しかも、固定
鉄心を必要とすることなく、瞬間的に大きな吸引力を得
て円滑・良好に作動させることができる。
【0019】また、前記案内部材は、そのシールリング
部の上部外周縁に形成した円周壁により、シールリング
部上部とヨーク下部との間に隙間を形成するようにした
ので、弁本体内に滞留する流体が凍結した場合、体積膨
張による応力が案内部材に作用しても、前記シールリン
グ部上部とヨーク下部との間の隙間を利用して前記シー
ルリング部の凹陥部を上方に変形させることにより前記
応力を逃がすことができるので、前記応力により電磁石
が押し上げられて弁部と前記電磁石との結合部に隙間が
でき、流体の流通時に前記流体が外部に漏出するのを確
実に防ぐことができる。
【0020】更に、前記ダイヤフラムは、自体を常時弁
口側に押圧付勢する力を付与した状態に変形させて弁本
体内に配設するようにしたので、前記ダイヤフラムは、
圧縮バネのバネ圧力を特別に強くすることなく、自体の
押圧力により弁口側に押圧することが可能となり、この
結果、流出口5側の圧力が流入口4側の圧力より高くな
ることにより、前記電磁弁21への通電を停止しても、
水道水の流通を停止することができなくなったり、水道
水が逆流したりするのを良好に回避することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図1ないし図4に
より説明する。図1において、21は本発明の電磁弁を
示し、概略的に示す弁部22と電磁石23とにより構成
されている。
【0022】前記弁部22は、流体(例えば、水道水)
の流入口24と流出口25とを弁口26を介して連通可
能に形成した弁本体27と、前記弁本体27の弁口26
を開閉し、かつ、弁本体27内を上室a及び下室bの二
室に区画する、例えば、ゴム製のダイヤフラム28と、
前記ダイヤフラム28の底面部28bに載置・固定され
て、中央部に弁本体27の上室aと流体の流出口25と
を連通するパイロット弁口29を形成し、かつ、周縁の
一ヶ所に流体の流入口24と弁本体27の上室aとを連
通する細孔30を形成した合成樹脂からなる椀形のパイ
ロット弁体31とにより構成されている。
【0023】前記パイロット弁体31は、前記のよう
に、合成樹脂によりダイヤフラム28と個別に形成した
ので、パイロット弁口29及び細孔30の穿孔作業を円
滑に行えるとともに、前記パイロット弁口29及び細孔
30に水垢等がたまって流体の流通を妨げるのを良好に
防ぐことができる。
【0024】なお、前記パイロット弁体31は、図3で
示すように、その中央部に形成したパイロット弁口29
の直径d1 と、周縁の一ヶ所に形成した細孔30の直径
2との関係をd2 <d1 となして形成されている。即
ち、パイロット弁口29は、細孔30よりやや径大に形
成されている。
【0025】次に、前記電磁石23の構造について説明
する。図1において、32はコイルボビン33にコイル
導体34を所定回数巻回し、その外周に合成樹脂をモー
ルド成形して樹脂絶縁層35を形成した励磁コイルであ
る。36は磁性材料をコ字形に成形加工した磁路形成用
のヨークで、前記励磁コイル32の外周面に、これを囲
繞するような状態で配置されている。
【0026】37a,37bは一方端を前記ヨーク36
を貫通させた状態でコイルボビン33の中空孔33a内
に上,下方向から圧入した一対の磁性リングで、前記ヨ
ーク36の上,下端部から外方に突出する他方端をカシ
メ等の手段により前記ヨーク36に固定し、ヨーク36
と励磁コイル32とを固定する。なお、前記一対の磁性
リング37a,37bは、コイルボビン33の中空孔3
3a内に位置する端部間に、所定距離の空隙S1 を設け
て前記コイルボビン33の中空孔内33aに圧入されて
いる。
【0027】図1,4において、38は前記一対の磁性
リング37a,37bの内側に挿入されるガイド筒部3
8aと、前記ヨーク36の下部から外方に突出する前記
ガイド筒部38aより径大なシールリング部38bと、
前記シールリング部38bの上部に、その外周縁に所定
の高さで円周壁38cを周設することにより形成した凹
陥部38dとを備えて構成したポリプロピレン等比較的
軟質な合成樹脂からなる凸形の案内部材で、前記円周壁
38cが当接する部分を除いて、シールリング部38b
とヨーク36下部との間に所定の隙間S2 を形成してい
る。
【0028】39は前記案内部材38のガイド筒部38
a内に挿入した磁性材料からなる円柱状の可動鉄心で、
常時は前記案内部材38のガイド筒部38aとの間に介
挿した圧縮バネ40のバネ圧力により、その上端面を前
記一対の磁性リング37a,37bのうち、上側の磁性
リング37aの下端面と同一線上の位置に一致させた状
態で、前記弁部22のパイロット弁体31のパイロット
弁口29を閉鎖するように下向きに押圧付勢されてい
る。41は前記励磁コイル32に電流を通電するための
端子板である。
【0029】次に、前記電磁弁21を組み立てる場合に
ついて説明する。まず、電磁石23を組み立てる場合
は、励磁コイル32をコ字形のヨーク36に挿入し、こ
の状態で、前記ヨーク36を貫通させて一対の磁性リン
グ37a,37bの一方端を励磁コイル32のコイルボ
ビン33の中空孔33a内に圧入する。この後、前記磁
性リング37a,37bの他方端をカシメ等の手段によ
りヨーク36に固定し、前記ヨーク36と励磁コイル3
2とを固定する。つづいて、前記磁性リング37a,3
7bの内側に、案内部材38のガイド筒部38aを、シ
ールリング38b上部の凹陥部38dとヨーク36の下
部との間に隙間S2 を形成した状態で挿入し、更に、こ
のガイド筒部38a内に圧縮バネ40を介挿した状態で
可動鉄心39を上下動可能に挿入して電磁石23の組み
立てを終える。
【0030】次に、弁本体27を二室に区画するダイヤ
フラム28を、図2の(a)で示すように、その鍔部2
8aを、その下部と底面部28bの下部との間の距離l
1 が、図2の(b)で示すように、距離l2 となるよう
に下向きに押し縮めて変形させた状態で弁本体27内に
配設する。この結果、前記ダイヤフラム28は、底面部
28bを押し戻そうとする力(復元力)により、弁口2
6側に押圧付勢された状態となっている。そして、前記
のようにダイヤフラム28により二室に区画した弁本体
27内に、前記組み立てを終えた電磁石23のヨーク3
6下部から突出する案内部材38のシールリング部38
bを嵌挿し、その下端部をダイヤフラム28の鍔部28
a上に乗載した状態で、前記ヨーク36を弁部22に締
付ねじ42等により締着して電磁弁21の組み立てを終
了する。
【0031】つづいて、前記構成の電磁弁21の動作に
ついて説明する。まず、流体を流入口24側から流出口
25側に流通させる場合について説明する。なお、この
時、図1で示すように、電磁弁21の可動鉄心39がパ
イロット弁体31のパイロット弁口29を閉鎖している
ので、流入口24側の圧力P1 ,弁本体27の上室aの
圧力P2 ,流出口25側の圧力P3 の関係は、P1 =P
2>P3 となっている。
【0032】ここで、前記励磁コイル32に電流を通電
したときに、上側の磁性リング37aと可動鉄心39と
の間に発生する吸引力について説明する。一般に、励磁
コイル32に電流を通電すると、図1で示すように、上
側の磁性リング37a→ヨーク36→下側の磁性リング
37b→可動鉄心39→上側の磁性リング37aからな
る磁路内に磁束Φが流れ、この磁束Φにより、前記上側
の磁性リング37aと可動鉄心39との間には次式に示
す吸引力Fが発生する。
【0033】
【数1】
【0034】ここで、F:吸引力 U:励磁コイル32に通電を行うことによって発生する
起磁力 Λ:パーミアンス x:可動鉄心39の上端面と上側の磁性リング37aの
下端面との間の空隙 をそれぞれ示す。なお、(1)式中、dΛ/dxは、空
隙xに対するパーミアンスΛの変化を示す微分値であ
る。
【0035】前記(1)式から明らかなように、可動鉄
心39と上側の磁性リング37aとの間に発生する吸引
力Fは、空隙xに対するパーミアンスΛの変化が最大の
とき最大となることがわかる。
【0036】また、前記パーミアンスΛは、次式によっ
て表される。
【0037】
【数2】
【0038】ここで、μ:空隙の透磁率 S:上側の磁性リング37aの断面積 をそれぞれ示す。
【0039】前記(2)式から明らかなように、パーミ
アンスΛは、可動鉄心39の端面と上側の磁性リング3
7aの端面との間の空隙xが最小のとき、最大となるこ
とがわかる。
【0040】この結果、上側の磁性リング37aと可動
鉄心39との間の吸引力Fを最大にするためには、可動
鉄心39の上端面と上側の磁性リング37aの下端面と
の間の空隙xが最小になるとともに、空隙xに対するパ
ーミアンスΛの変化が最大となる位置に、可動鉄心39
の起動開始位置を設定すればよいことになる。
【0041】本発明においては、前記の点を考慮し、図
5の(b)で示すように、可動鉄心39の上端面と上側
の磁性リング37aの下端面とを同一線上の位置で一致
させて案内部材38内に配置するようにした。この結
果、可動鉄心39の上端面と上側の磁性リング37aの
下端面との間の空隙x(即ち、案内部材38のガイド筒
部38aの壁厚(約1mm))は最小となり、かつ、こ
れにより空隙xに対するパーミアンスΛの変化が最大と
なるので、図5の(a)で示すように、上側の磁性リン
グ37aと可動鉄心39との間に発生する吸引力Fは、
前記可動鉄心39の上端面と上側の磁性リング37aの
下端面とが同一線上の位置で一致する位置において最大
となる。
【0042】このように、本発明においては、電磁弁2
1の励磁コイル32に通電を行うと、上側の磁性リング
37a→ヨーク36→下側の磁性リング37b→可動鉄
心39→上側の磁性リング37aからなる磁路内に流れ
る磁束Φは、図5の(b)で示すように、前記可動鉄心
39上端面の隅角部と、上側の磁性リング37a下端面
の隅角部との一点に集中して流れるため、瞬間的に大き
な吸引力を得ることが可能となる。前記可動鉄心39は
前記吸引力により、図6で示すように、圧縮バネ40の
バネ圧力に抗して案内部材38のガイド筒部38aに沿
って上側の磁性リング37a側に吸引され、パイロット
弁体31の中央部に設けたパイロット弁口29を開放す
る。
【0043】また、前記可動鉄心39は、前記のよう
に、磁路内に流れる磁束Φを前記可動鉄心39上端面の
隅角部と、上側の磁性リング37a下端面の隅角部との
一点に集中して流すことにより、固定鉄心を必要とする
ことなく作動させることができるので、可動鉄心が固定
鉄心に吸引されるときに生じる騒音(衝突音)を抑制す
ることが可能となる。
【0044】次に、可動鉄心39が上側の磁性リング3
7a側に吸引されると、前記磁路内に流れる磁束Φは、
図5の(b)に2点鎖線で示すように、可動鉄心39の
側面から前記上側の磁性リング37a側に流れるので、
可動鉄心39に働く吸引力は、図5の(a)で示すよう
に、起動時に比べて徐々に小さくなり、圧縮バネ40の
バネ圧力に打ち勝つ程度の大きさになっている。
【0045】なお、前記可動鉄心39が上側の磁性リン
グ37a側に吸引されて、パイロット弁口29を開放す
ることにより、流入口24側の圧力P1 ,弁本体27の
上室aの圧力P2 ,流出口25側の圧力P3 の関係は、
1 >P2 >P3 となる。
【0046】前記可動鉄心39の吸引と同時に流入口2
4側から流体(例えば、水道水)が、パイロット弁体3
1の細孔30→弁本体27の上室a→パイロット弁口2
9からなる流通ルートを通って流出口25側に流通す
る。これにより、ダイヤフラム28は次式に示す力をう
けて上昇する。
【0047】
【数3】
【0048】ここで、P:ダイヤフラム28を上昇させ
る力 P1 :流入口24側の圧力 P2 :弁本体27の上室aの圧力 A:弁本体27の下室bの断面積 をそれぞれ示す。
【0049】そして、今例えば、P1 =2kgf/cm
2 ,P2 =1.8kgf/cm2 ,A=2cm2 とし
て、これを前記(3)式に代入すると、前記ダイヤフラ
ム28を上昇させる力Pは、
【0050】
【数4】
【0051】となる。この結果、前記ダイヤフラム28
は0.4kgfの力をうけて上昇し、図6で示すよう
に、弁口26を開放する。ダイヤフラム28が上昇して
弁口26が開放されると、流体は流入口24側から弁口
26を介して流出口25側に流通する。これと同時に、
前記流体はパイロット弁体31の細孔30→弁本体27
の上室a→パイロット弁口29からなる流通ルートにも
流通して、前記ダイヤフラム28を上昇させる力Pを得
ている。
【0052】つづいて、流入口24側から流出口25側
への流体の流通を停止させる場合について説明する。な
お、この時、図6で示すように、電磁弁21の可動鉄心
39がパイロット弁体31のパイロット弁口29を開放
しているので、流入口24側の圧力P1 ,弁本体27の
上室aの圧力P2 ,流出口25側の圧力P3 の関係は、
1 >P2 >P3 となっている。
【0053】電磁弁21の励磁コイル32への通電を停
止すると、上側の磁性リング37a→ヨーク36→下側
の磁性リング37b→可動鉄心39→上側の磁性リング
37aからなる磁路内に磁束Φが流れなくなる。この結
果、可動鉄心39は上側の磁性リング37a側への吸引
が解除されて、案内部材38のガイド筒部38aとの間
に介挿した圧縮バネ40のバネ圧力により前記案内部材
38のガイド筒部38aに沿って、その上端面が上側の
磁性リング37aの下端面と同一線上の位置で一致する
位置まで下降し、パイロット弁体31の中央部に設けた
パイロット弁口29を閉鎖する。この結果、流入口24
側から流体がパイロット弁体31の細孔30→弁本体2
7の上室a→パイロット弁口29からなる流通ルートを
通って流出口25側に流通しなくなる。また、可動鉄心
39が下降してパイロット弁口29を閉鎖することによ
り、流入口24側の圧力P1 ,弁本体27の上室aの圧
力P2 ,流出口25側の圧力P3 の関係は、P1 =P2
>P3 となる。
【0054】そして、今例えば、P1 =2kgf/cm
2 ,P2 =2kgf/cm2 ,A=2cm2 として、こ
れを前記(3)式に代入すると、前記ダイヤフラム28
を上昇させる力Pは、
【0055】
【数5】
【0056】となる。従って、ダイヤフラム28にはこ
れを上昇させる力Pが作用しないので、図1で示すよう
に、前記ダイヤフラム28は自体の押圧力により下降し
て弁口26を閉鎖する。これにより、流体は流入口24
側から流出口25側への流通を停止する。
【0057】次に、前記電磁弁21を寒冷地で使用する
場合、前記電磁弁21の弁本体27内の上室a及び下室
bに滞留している流体は、冬季においてしばしば凍結す
ることがある。前記のように、上室a及び下室bに滞留
している流体が凍結すると、体積膨張により生じる応力
は上室aにおいては、案内部材38のシールリング部3
8b内側やダイヤフラム28等に作用する。
【0058】本発明においては、案内部材38のシール
リング部38bの上部外周縁に所定の高さで円周壁38
cを周設し、この円周壁38cが当接する部分を除い
て、ヨーク36下部と案内部材38との間に所定の隙間
2 を設け、しかも、前記案内部材38自体をポリプロ
ピレン等比較的軟質な合成樹脂により形成したので、前
記のように流体の凍結による体積膨張によって生じる応
力が案内部材38のシールリング部38bに作用して
も、図7で示すように、前記ヨーク36下部との間の隙
間S2 を有効利用してシールリング部38bの凹陥部3
8dを上方に変形させることにより前記応力を逃がすこ
とができるので、前記応力が電磁石23と弁部22との
結合部に作用するのを未然に防ぎ、前記応力をうけて前
記結合部に隙間が生じ、前記隙間から流体が漏出すると
いう問題を確実に解決することができる。
【0059】また、前記電磁弁21を使用して、例え
ば、水道水の流通を制御する場合、前記電磁弁21の流
入口24側には、一般に、0.5kgf/cm2 〜7.
5kgf/cm2 の入水圧力が加わっている。そして、
前記入水圧力が下限に近い状態で使用しているときに、
他所での水道水の使用により流入口24側の入水圧力が
変動して、流出口25側の圧力が流入口24側の圧力よ
り高くなると、前記電磁弁21への通電を停止しても、
水道水の流通を停止することができなくなったり、水道
水が逆流したりすることがある。
【0060】本発明においては、ダイヤフラム28を図
2の(a)で示す状態から図2の(b)で示すように押
し縮めて変形させた状態で弁本体27内に配設するよう
にしたので、前記ダイヤフラム28には、これを元の状
態に戻そうとする復元力が弁口26側に押圧付勢する力
として作用するため、圧縮バネ40のバネ圧力を強くす
ることなくダイヤフラム28を弁口26側に押圧するこ
とが可能となる。この結果、流出口25側の圧力が流入
口24側の圧力より高くなることにより、前記電磁弁2
1への通電を停止しても、水道水の流通を停止すること
ができなくなったり、水道水が逆流したりするのを確実
に防ぐことができる。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、可動鉄
心を、その上端面と一対の磁性リングのうち上側の磁性
リングの下端面とを同一線上の位置で一致させて配置す
るようにしたので、励磁コイルに通電を行うと、可動鉄
心の起動時、上側の磁性リング→ヨーク→下側の磁性リ
ング→可動鉄心→上側の磁性リングからなる磁路に流れ
る磁束は、可動鉄心上端面の隅角部と、上側の磁性リン
グ下端面の隅角部との一点に集中して流れるため、励磁
コイルに通電する電流を大きくしたり、可動鉄心の直径
を大きくしたりすることなく、瞬間的に大きな吸引力を
得て前記可動鉄心を円滑・良好に作動させることができ
る。しかも、固定鉄心を必要とすることなく可動鉄心を
作動させることができるので、可動鉄心が固定鉄心に吸
引されるときに生じる騒音(衝突音)を抑制することが
可能となり、この結果、電磁弁の静音化を図ることがで
きるという利点もある。
【0062】また、前記案内部材は、そのシールリング
部の上部外周縁に形成した円周壁により、シールリング
部上部とヨーク下部との間に隙間を形成するようにした
ので、弁本体内に滞留する流体が凍結した場合、体積膨
張による応力が案内部材に作用しても、前記シールリン
グ部上部とヨーク下部との間の隙間を利用して前記シー
ルリング部の凹陥部を上方に変形させることにより前記
応力を逃がすことができるので、前記応力により電磁石
が押し上げられて弁部と前記電磁石との結合部に隙間が
でき、流体の流通時に前記流体が外部に漏出するのを確
実に防ぐことができる。
【0063】更に、前記ダイヤフラムは、これを押し縮
めて変形させた状態で弁本体内に配設するようにしたの
で、前記ダイヤフラムには、これを元の状態に戻そうと
する復元力が、自体を常時弁口側に押圧付勢する力とし
て作用するため、前記ダイヤフラムは、圧縮バネのバネ
圧力を特別に強くすることなく、弁口側に押圧すること
が可能となり、この結果、流出口側の圧力が流入口側の
圧力より高くなることにより、前記電磁弁への通電を停
止しても、水道水の流通を停止することができなくなっ
たり、水道水が逆流したりするのを確実に防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁弁を示す縦断面図である。
【図2】(a)はダイヤフラムの縦断面図、(b)はダ
イヤフラムの取付状態を示す縦断面図である。
【図3】パイロット弁体の縦断面図である。
【図4】案内部材の斜視図である。
【図5】(a)は可動鉄心の吸引時における特性図、
(b)は可動鉄心の吸引時における磁束の流れを示す説
明図である。
【図6】本発明の電磁弁の使用状態を示す縦断面図であ
る。
【図7】流体の凍結時に案内部材のシールリング部上部
の凹陥部が上方に変形した状態を示す電磁弁の縦断面図
である。
【図8】従来の電磁弁を示す縦断面図である。
【符号の説明】
21 電磁弁 22 弁部 23 電磁石 27 弁本体 28 ダイヤフラム 31 パイロット弁体 32 励磁コイル 36 ヨーク 37a,37b 磁性リング 38 案内部材 39 可動鉄心

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンに巻回した励磁コイルと、
    前記励磁コイルを囲繞するような状態で配置した磁路形
    成用のヨークと、前記コイルボビンの中空孔内に、上,
    下方向から所定の空隙を設けて圧入した一対の磁性リン
    グと、前記一対の磁性リング内に挿入される合成樹脂製
    の案内部材と、前記案内部材内に圧縮バネを介挿して上
    下動可能に挿入した可動鉄心とからなる電磁石と、流体
    の流入口と流出口とを弁口を介して連通可能に形成した
    弁本体と、前記弁口を開閉し、かつ、前記弁本体内を上
    下二室に区画するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに
    取付けられて、その中央部にパイロット弁口を、周縁の
    一ヶ所に細孔をそれぞれ穿孔した合成樹脂製のパイロッ
    ト弁体とからなる弁部とを備えて構成したことを特徴と
    する電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記案内部材は、前記一対の磁性リング
    内に挿入される中空状のガイド筒部と、前記ヨークの下
    部から外方に突出する前記ガイド筒部よりも径大なシー
    ルリング部と、前記シールリング部の上部にその外周縁
    に所定の高さで円周壁を周設することにより形成した凹
    陥部とを備えて構成し、前記ヨーク下部との間に前記円
    周壁が当接する部分を除いて隙間を設けた状態で一対の
    磁性リング内に挿入するように構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記可動鉄心は、前記一対の磁性リング
    のうち上側の磁性リングの下端面と、前記磁性リング側
    に吸引される可動鉄心の上端面とを同一線上の位置で一
    致させた状態で案内部材内に挿入するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
  4. 【請求項4】 前記ダイヤフラムは、自体を常時弁口側
    に押圧付勢する力を付与した状態に変形させて弁本体内
    に配設するように構成したことを特徴とする請求項1記
    載の電磁弁。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004218670A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Nok Corp 電磁弁
CN1311181C (zh) * 2001-12-17 2007-04-18 株式会社三国 电磁阀
CN103225707A (zh) * 2013-04-28 2013-07-31 重庆融焕电器有限公司 快装式脉冲电磁阀
JP2014098451A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Saginomiya Seisakusho Inc パイロット式電磁弁
JP2019039509A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 株式会社不二工機 パイロット式電磁弁
CN109611580A (zh) * 2018-12-28 2019-04-12 中航电测仪器股份有限公司 一种摇臂式隔膜阀
CN112797186A (zh) * 2021-02-02 2021-05-14 柯尔(苏州)医疗科技有限公司 一种制氧机专用换向组合阀

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