JPH1093990A - 自動利得制御ループ回路 - Google Patents

自動利得制御ループ回路

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JPH1093990A
JPH1093990A JP8246438A JP24643896A JPH1093990A JP H1093990 A JPH1093990 A JP H1093990A JP 8246438 A JP8246438 A JP 8246438A JP 24643896 A JP24643896 A JP 24643896A JP H1093990 A JPH1093990 A JP H1093990A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】交互に入力する2チャネルの信号が入力するA
GCループ回路において、2チャネルの信号が切り換わ
った時のフリッカーの発生を防止する。 【解決手段】交互に入力する2チャネルの信号を増幅す
る可変利得増幅回路11と、可変利得増幅回路の出力に
応じたレベルを検出し、第1の信号およびこれにほぼ比
例したレベルを有する第2の信号を出力するACC検波
回路13と、第1の信号出力を低域濾波する第1のコン
デンサC1と、第2の信号出力を第2チャネル信号期間
に低域濾波して保持する第2のコンデンサC2と、第2
のコンデンサの保持出力を第1のコンデンサの出力に加
算する加算回路16と、第1チャネル信号期間には第1
のコンデンサの出力を選択し、第2のチャネルの信号期
間には加算回路の出力を選択し、選択出力を可変利得増
幅回路の利得制御入力端に帰還させるスイッチ回路14
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動利得制御(A
GC)ループ回路に係り、特に2チャネルの入力信号に
対してそれらのレベルを揃えるためのAGCループ回路
に関するもので、ビデオテープレコーダ(VTR)の色
信号再生系やテレビジョン受像装置の映像信号処理系な
どに使用される。
【0002】
【従来の技術】ビデオ信号の記録・再生を行う家庭用の
VTRにおいては、ビデオ信号の輝度信号成分を低搬送
波FM信号に変換し、ビデオ信号の色信号成分を低搬送
波FM信号より低域の周波数の信号(低域変換色信号)
に変換し、低域変換色信号を低搬送波FM信号に重ね合
わてビデオテープに磁気記録する。
【0003】この場合、ヘリカルスキャン方式のVTR
においては、回転シリンダーにビデオテープを巻き付け
て走行させることにより、回転シリンダーに設けられて
いる2つのビデオヘッドによりビデオテープ上の隣接す
る2つのビデオトラックを交互に使用して記録してい
る。
【0004】上記したようにビデオテープ上のビデオト
ラックに記録された信号を再生する時、2つのビデオヘ
ッドによりそれぞれ対応して再生された2チャネルの信
号は交互に選択されて連続信号になる。
【0005】従って、これらの2つのビデオヘッドのば
らつきがある場合には、2つのビデオヘッドによって交
互(通常、1垂直期間毎)に振幅の異なった信号が出力
されるようになり、その影響は特に色信号に対して大き
く、いわゆるフリッカーが生じ易い。
【0006】そこで、従来のVTRにおいては、前記フ
リッカーを抑制するために、2つのビデオヘッドに対応
する再生信号の色信号成分の振幅を揃えるように、色信
号再生系でAGC機能を有するACC(自動色振幅制
御)ループにより色信号振幅制御を行っている。
【0007】図1は、VTRの信号再生系の一例を示
す。2つのビデオヘッド(Aヘッド41、Bヘッド4
2)によりそれぞれ対応して再生された信号は、それぞ
れ対応して再生前置増幅回路43、44により増幅され
た後にスイッチャー回路45により交互に選択されて連
続信号になる。
【0008】上記スイッチャー回路45の出力信号は色
信号再生系に入力し、まず、LPF(低域通過炉波器)
46により輝度信号成分(低搬送波FM信号)が除去さ
れて再生低域色信号が取り出され、ACCループ回路1
0に入力する。
【0009】図5は、図1中のACCループ回路10の
従来例を示す。図5のACCループ回路において、交互
に入力する2チャネルの信号は、利得制御が可能な可変
利得増幅回路51により増幅された後、周波数変換回路
52に入力し、4.2MHzのローカル信号との間で周
波数変換されて3.58MHz帯域の搬送色信号に復元
される。そして、この搬送色信号はACC検波回路53
に入力し、カラーバースト信号のレベルが検出される。
【0010】上記ACC検波回路53の出力レベルは所
定の基準レベルと比較され、両レベルの差分レベルが前
記可変利得増幅回路51の利得制御信号として帰還(負
帰還)される。この場合、前記2つのビデオヘッド4
1、42に対応する2チャネルの各チャネル期間毎にA
CC検波回路53の出力レベルをそれぞれ対応して2つ
の低域濾波(フィルター)用のコンデンサC1、C2で
保持するように第1のスイッチ回路54を制御し、か
つ、各チャネル期間毎に応じて対応するコンデンサC
1、C2の保持電圧を選択して前記可変利得増幅回路5
1に帰還させるように第2のスイッチ回路55を制御し
ている。
【0011】これにより、前記2つのコンデンサC1、
C2は2チャネルの各色信号レベルに応じた電圧を保持
するので、色信号レベルのチャネル間(ヘッド間)のレ
ベル差がなくなり、いわゆるフリッカーが抑制される。
このようなフリッカーの抑制方式はチャネルACC方式
と称されている。
【0012】しかし、色信号レベルは各チャネル期間内
でも細かい変動があり、これに応答するために最低2個
必要とするフィルター用のコンデンサC1、C2をそれ
ぞれ高い精度で最適の容量値に設定する必要があり、部
品コストが高くなる。
【0013】さらに、前記2つのフィルター用コンデン
サC1、C2は、それぞれ適切な応答性を持つように比
較的小さな容量値を必要とするので、色信号レベルの保
持中にリーク電流によって保持電圧が低下し、2つのビ
デオヘッド41、42の再生信号が切り換わった時にレ
ベル差が生じ、フリッカーが残ってしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したように交互に
入力する2チャネルの信号の振幅を揃えるように自動利
得制御を行う従来の自動利得制御ループ回路は、2チャ
ネルの信号に対応してそれぞれ適切な応答性を持つ比較
的小さな高い精度の容量値に設定された最低2個のフィ
ルター用コンデンサを必要とし、2チャネルの信号が切
り換わった時に2個のフィルター用コンデンサの保持電
圧にレベル差が生じ、フリッカーが残ってしまうという
問題があった。
【0015】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、交互に入力する2チャネルの信号の振幅を揃
えるように自動利得制御を行うループ回路において、比
較的高い精度の容量値に設定された1個のフィルター用
コンデンサと比較的低い精度の容量値に設定された1個
のフィルター用コンデンサとを用いて、2チャネルの信
号が切り換わった時のフリッカーの発生を防止し得る自
動利得制御ループ回路を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の自動利得制御ル
ープ回路は、交互に入力する2チャネルの信号を増幅す
る利得制御可能な可変利得増幅回路と、前記可変利得増
幅回路の出力信号に応じたレベルを検出し、第1の信号
およびこれにほぼ比例したレベルを有する第2の信号を
出力するレベル検出回路と、前記レベル検出回路から出
力する第1の信号を低域濾波する第1のコンデンサと、
前記レベル検出回路から出力する第2の信号を前記2チ
ャネルのうちの第2のチャネルの信号期間に低域濾波し
て保持する第2のコンデンサと、前記第2のコンデンサ
の保持出力を前記第1のコンデンサの出力に加算する加
算回路と、前記2チャネルのうちの第1のチャネルの信
号期間には前記第1のコンデンサの出力を選択し、前記
2チャネルのうちの第2のチャネルの信号期間には前記
加算回路の出力を選択し、選択出力を前記可変利得増幅
回路の利得制御入力端に帰還させるスイッチ回路とを具
備することを特徴とする。
【0017】また、本発明の自動利得制御ループ回路
は、交互に入力する2チャネルの信号を増幅する利得制
御可能な可変利得増幅回路と、前記可変利得増幅回路の
出力信号に応じたレベルを検出し、第1の信号電流を出
力するとともにこれにほぼ比例したレベルを有する第2
の信号電流を前記2チャネルのうちの第2のチャネルの
信号期間にのみ出力するレベル検出回路と、前記レベル
検出回路から出力する第1の信号電流を低域濾波する第
1のコンデンサと、前記レベル検出回路から出力する第
2の信号電流を低域濾波して保持する第2のコンデンサ
と、前記第2のコンデンサの保持出力が反転入力端子
(−)に入力し、非反転入力端子(+)に基準電圧Vre
f が印加された電流出力型の第1の演算増幅回路と、前
記第1の演算増幅回路の動作/非動作をスイッチ制御す
る第1のスイッチ回路と、前記第1のコンデンサの出力
電圧が非反転入力端子(+)に入力し、前記第1の演算
増幅回路の出力端子が反転入力端子(−)に接続され、
出力電圧が前記可変利得増幅回路の利得制御入力端に帰
還する第2の演算増幅回路とを具備する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図2は、本発明のAGCル
ープ回路の第1の実施の形態が適用されたACCループ
回路を示しており、図1を参照して前述したVTRの色
信号再生系のACCループ回路10を改良したものであ
る。
【0019】即ち、図2のACCループ回路の入力信号
は、図1に示したように2つのビデオヘッド41、42
によりそれぞれ対応して再生された2チャネルの信号が
それぞれ再生前置増幅回路43により増幅された後にス
イッチャー回路44により交互に選択されて連続信号と
なった信号がLPF45により低域濾波され、再生低域
色信号が取り出されたものであり、2チャネルの信号が
交互に入力する。
【0020】図2のACCループ回路は、交互に入力す
る2チャネルの信号の振幅を揃えるようにチャネルAC
C方式により自動利得制御を行うものであり、その動作
波形の一例を図3に示している。
【0021】即ち、入力信号は、利得制御が可能な可変
利得増幅回路11により増幅された後、周波数変換回路
12に入力して4.2MHzのローカル信号との間で周
波数変換されて3.58MHz帯域の搬送色信号に復元
される。
【0022】この搬送色信号は次段回路に入力するとと
もにACC検波回路13に入力する。このACC検波回
路13は、カラーバースト信号のレベルを検出し、第1
の信号およびこれにほぼ比例したレベルを有する第2の
信号を出力する。本例では、第1の信号および第2の信
号は電流形式で出力するように構成されている。なお、
第2の信号を前記2チャネルのうちの第2のチャネルの
信号期間にのみ出力するように構成してもよい。
【0023】前記ACC検波回路13から出力する第1
の信号を低域濾波するためのフィルター用の第1のコン
デンサC1と、前記第1の信号を前記2チャネルのうち
の第1のチャネルの信号期間に選択する第1のスイッチ
回路14が設けられている。この場合、前記第1のコン
デンサC1は、ACC検波回路13から出力する第1の
信号に対して適切な応答性を持つ比較的小さな容量値が
高い精度で設定されている。
【0024】さらに、前記ACC検波回路13から出力
する第2の信号を前記第2のチャネルの信号期間にのみ
選択する第2のスイッチ回路15と、この第2のスイッ
チ回路15の選択出力を低域濾波して保持するためにフ
ィルター用の第2のコンデンサC2と、この第2のコン
デンサC2の保持出力を前記第1のコンデンサC1の出
力に加算する加算回路16が設けられている。この場
合、前記第2のコンデンサC2は、比較的大きな容量値
で設定されている。
【0025】また、第1のスイッチ回路14は、第1の
チャネルの信号期間には第1のコンデンサC1の出力を
選択するが、第2のチャネルの信号期間には加算回路1
4の出力を選択し、選択出力を可変利得増幅回路11の
利得制御入力端に帰還させるように制御される。
【0026】上記構成のACCループ回路において、第
1のチャネルの信号期間には、ACC検波回路13から
出力する第1の信号が第1のコンデンサC1で低域濾波
され、この第1のコンデンサC1の出力電圧が第1のス
イッチ回路14により選択されて可変利得増幅回路11
の利得制御入力端に帰還する。
【0027】これに対して、第2のチャネルの信号期間
には、ACC検波回路13から出力する第2の信号が第
2のスイッチ回路で選択されてフィルター用の第2のコ
ンデンサC2で低域濾波され、この第2のコンデンサC
2の出力電圧が加算回路16で第1のコンデンサC1の
出力と加算され、この加算出力が第1のスイッチ回路1
4により選択されて可変利得増幅回路11の利得制御入
力端に帰還する。
【0028】上記したような第1のチャネルの信号期間
と第2のチャネルの信号期間とが交互に繰り返すと、A
CCループの安定状態では第1のスイッチ回路14の選
択出力の電圧(可変利得増幅回路11の利得制御入力端
の帰還電圧)がほぼ一定になり、従来のチャネルACC
方式と同様に2チャネルの信号の振幅を揃えてフリッカ
ーを抑圧するようにACC動作が行われる。
【0029】この場合、第2のコンデンサC2は、第1
のチャネルの信号期間と第2のチャネルの信号期間とに
おける第1の信号のレベル差に応じた補正電圧を保持す
るように動作するので、第1のコンデンサC1よりも大
きな容量値を持てばよく、その精度は低くてもよい。
【0030】従って、第2のコンデンサC2は、色信号
レベルの保持中のリーク電流による保持電圧の低下は少
ないので、2チャネルの再生信号が切り換わった時のフ
リッカーは生じ難い。
【0031】即ち、上記した図2のACCループ回路に
よれば、交互に入力する2チャネルの信号として平均的
な入力振幅がある周期で切り換わりながら入力しても、
2チャネルの信号の振幅を揃えるようにACC動作が行
われる。
【0032】この際、第1のコンデンサC1は、ACC
検波回路13から出力する第1の信号に対して適切な応
答性を持つ比較的小さな容量値を持つように高い精度で
設定されているが、第2のコンデンサC2は、前述した
ように第1のコンデンサC1よりも大きな容量値を持て
ばよく、その精度は低くてもよい。
【0033】従って、VTRの記録時に用いられるクロ
マACCループ(各垂直走査期間毎のクロマ信号の平均
レベルに応じて記録信号の振幅を制御するループ)のフ
ィルター用コンデンサを第2のコンデンサC2と兼用す
ることが可能になるので、図2のACCループ回路にお
けるコンデンサの使用数は実質的には図1に示した従来
例のACCループ回路よりも少なくなる。
【0034】なお、もし、第2の信号出力が第1の信号
出力とは逆相であれば、第2のコンデンサC2の出力電
圧を加算回路16で第1のコンデンサC1の出力と加算
する際、第2の信号出力を逆相にして加算(つまり、減
算)すればよい。
【0035】次に、図3に示す波形図を参照しながら図
2のACCループ回路による色信号振幅制御動作につい
て詳細に説明する。ここでは、再生低域色信号入力は、
例えば第1のチャネルの信号期間のレベルが第2のチャ
ネルの信号期間のレベルのほぼ2倍であり、第2の信号
出力は第1の信号出力と同相であり、第1のコンデンサ
C1の出力電圧の初期値は零である場合を示している。
【0036】第1のチャネルの信号期間には、ACC検
波回路13の第1の信号出力が第1のコンデンサC1で
低域濾波され、この第1のコンデンサC1の出力電圧が
第1のスイッチ回路14により選択されて可変利得増幅
回路11の利得制御入力端に帰還するので、従来例と同
様のACC動作が行われる。
【0037】この場合、直前の第2のチャネルの信号期
間の終りには第1のコンデンサC1の出力電圧は可変利
得増幅回路11の利得を大きくするために高いレベル
(例えばVB )になっているので、第1のチャネルの信
号期間に切り換わった直後にはACCループの利得が大
きいが、やがて第1のコンデンサC1の出力電圧は低い
レベル(例えば電圧VA )に落ち着いてくる。
【0038】次に、第2のチャネルの信号期間に切り換
わると、第2のコンデンサC2の出力電圧は、次第に上
昇し、第1のコンデンサC1の出力電圧との加算電圧が
前記高いレベルVB になったところで落ち着く。
【0039】上記したような第1のチャネルの信号期間
の動作と第2のチャネルの信号期間の動作を交互に繰り
返すと、最終的には、第2のコンデンサC2の出力電圧
Vdは、Vd =VB −VA となり、第1のコンデンサC
1の出力電圧はVA で一定となる。
【0040】図4は、図2のACCループ回路の変形例
を具体的に示している。図4に示すACCループ回路
は、図2のACCループ回路と比較して次の点(1)〜
(3)が異なり、その他は同じである。
【0041】(1)ACC検波回路13から出力する第
1の信号の信号源として第1の電流源131を示してお
り、ACC検波回路13から出力する第2の信号の信号
源として第2の電流源132を示している。
【0042】(2)第2のコンデンサC2の出力電圧が
電流出力型の第1の演算増幅回路31の反転入力端子
(−)に入力し、第1の演算増幅回路31の非反転入力
端子(+)に基準電圧Vref が印加されており、第1の
演算増幅回路31の出力端子と非反転入力端子(+)と
の間に帰還用の抵抗素子Rが接続されている。
【0043】(3)第1のスイッチ回路14は、第2の
コンデンサC2の出力電圧の選択/非選択をスイッチ制
御するのでなく、第2の電流源132の電流出力のオン
/オフをスイッチ制御するとともに第1の演算増幅回路
31の動作/非動作をスイッチ制御する。
【0044】(4)第1のコンデンサC1の出力電圧が
第2の演算増幅回路32の非反転入力端子(+)に入力
し、第2の演算増幅回路32の反転入力端子(−)に第
1の演算増幅回路31の出力端子が接続されている。
【0045】(5)第2のスイッチ回路15は省略され
ており、第2の演算増幅回路の出力電圧が可変利得増幅
回路11の利得制御入力端に帰還する。図4に示すAC
Cループ回路の動作は、図3に示す波形図を参照して説
明した図2のACCループ回路の動作に準じて色信号振
幅制御動作が行われる。
【0046】なお、本発明のAGC回路は、上記したよ
うなVTRに限らず、ビデオテープの再生専用の装置に
も適用でき、さらに、テレビジョン受像装置の映像信号
処理系において画像表示装置の画面の水平走査期間の途
中で表示画面を切り換えるため2つの映像信号が交互に
入力する回路に適用して2つの映像信号の輝度レベルあ
るいはクロマレベルを揃えることができる。
【0047】なお、特開平5−244635号公報に
は、VTRの再生系のカラーバースト信号用のACC回
路において、ヘッド切り替え直後に生じる急激なレベル
変化に対する高域応答改善技術が開示されている。ま
た、特開平5−328395号公報には、VTRの再生
系のACC回路において、ヘッド切り替え直後だけ検波
感度を上げる技術が開示されている。また、特開平7−
184229号公報には、VTRの再生系のACC回路
において、垂直ブランキング期間でのACC電圧の乱れ
を解消する応答改善技術が開示されている。しかし、こ
れらの開示技術のいずれも、本発明の特徴とするチャネ
ル間レベル差を保持する補正技術とは異なる。
【0048】
【発明の効果】上述したように本発明のAGCループ回
路によれば、交互に入力する2チャネルの信号の振幅を
揃えるように自動利得制御を行うループ回路において、
比較的高い精度の容量値に設定された1個のフィルター
用コンデンサと比較的低い精度の容量値に設定された1
個のフィルター用コンデンサとを用いて、2チャネルの
信号が切り換わった時のフリッカーの発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】VTRの信号再生系の一部を示すブロック図。
【図2】本発明のAGCループ回路の第1の実施の形態
を適用したACCループ回路を示す回路図。
【図3】図2のACCループ回路の動作例を示す波形
図。
【図4】図2のACCループ回路の変形例を示す回路
図。
【図5】図1中のACCループ回路の従来例を示す回路
図。
【符号の説明】 10…ACCループ回路、 11…可変利得増幅回路、 12…周波数変換回路、 13…ACC検波回路、 14…第1のスイッチ回路、 15…第2のスイッチ回路、 16…加算回路、 C1…第1のコンデンサ、 C2…第2のコンデンサ、 131…第1の電流源、 132…第2の電流源、 31…第1の演算増幅回路、 32…第2の演算増幅回路、 41、42…ビデオヘッド、 43、44…再生前置増幅回路、 45…スイッチャー回路、 46…LPF。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交互に入力する2チャネルの信号を増幅
    する利得制御可能な可変利得増幅回路と、 前記可変利得増幅回路の出力信号に応じたレベルを検出
    し、第1の信号およびこれにほぼ比例したレベルを有す
    る第2の信号を出力するレベル検出回路と、 前記レベル検出回路から出力する第1の信号を低域濾波
    する第1のコンデンサと、 前記レベル検出回路から出力する第2の信号を前記2チ
    ャネルのうちの第2のチャネルの信号期間に低域濾波し
    て保持する第2のコンデンサと、 前記第2のコンデンサの保持出力を前記第1のコンデン
    サの出力に加算する加算回路と、 前記2チャネルのうちの第1のチャネルの信号期間には
    前記第1のコンデンサの出力を選択し、前記2チャネル
    のうちの第2のチャネルの信号期間には前記加算回路の
    出力を選択し、選択出力を前記可変利得増幅回路の利得
    制御入力端に帰還させる第2のスイッチ回路とを具備す
    ることを特徴とする自動利得制御ループ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動利得制御ループ回路
    において、 前記2チャネルの信号は、VTRの2つのビデオヘッド
    によりそれぞれ対応して再生された2チャネルの信号が
    それぞれ再生前置増幅回路により増幅された後にスイッ
    チャー回路により交互に選択されて連続信号となった信
    号がLPFにより低域濾波されて取り出された再生低域
    色信号であり、 前記レベル検出回路は、前記可変利得増幅回路の出力信
    号から搬送色信号を復元する周波数変換回路の出力信号
    のレベルを検出するACC検波回路であることを特徴と
    する自動利得制御ループ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の自動利得制御ル
    ープ回路において、 前記第2の信号は第1の信号と同相であり、前記加算回
    路は前記第2の信号の同相信号を第1の信号に加算する
    ことを特徴とする自動利得制御ループ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の自動利得制御ル
    ープ回路において、 前記第2の信号は第1の信号と逆相であり、前記加算回
    路は前記第2の信号の逆相信号を第1の信号に加算する
    ことを特徴とする自動利得制御ループ回路。
  5. 【請求項5】 交互に入力する2チャネルの信号を増幅
    する利得制御可能な可変利得増幅回路と、 前記可変利得増幅回路の出力信号に応じたレベルを検出
    し、第1の信号電流を出力するとともにこれにほぼ比例
    したレベルを有する第2の信号電流を前記2チャネルの
    うちの第2のチャネルの信号期間にのみ出力するレベル
    検出回路と、 前記レベル検出回路から出力する第1の信号電流を低域
    濾波する第1のコンデンサと、 前記レベル検出回路から出力する第2の信号電流を低域
    濾波して保持する第2のコンデンサと、 前記第2のコンデンサの保持出力が反転入力端子(−)
    に入力し、非反転入力端子(+)に基準電圧Vref が印
    加された電流出力型の第1の演算増幅回路と、 前記第1の演算増幅回路の動作/非動作をスイッチ制御
    する第1のスイッチ回路と、 前記第1のコンデンサの出力電圧が非反転入力端子
    (+)に入力し、前記第1の演算増幅回路の出力端子が
    反転入力端子(−)に接続され、出力電圧が前記可変利
    得増幅回路の利得制御入力端に帰還する第2の演算増幅
    回路とを具備することを特徴とする自動利得制御ループ
    回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の自動利得制御ループ回路
    において、 前記2チャネルの信号は、VTRの2つのビデオヘッド
    によりそれぞれ対応して再生された2チャネルの信号が
    それぞれ再生前置増幅回路により増幅された後にスイッ
    チャー回路により交互に選択されて連続信号となった信
    号がLPFにより低域濾波されて取り出された再生低域
    色信号であり、 前記レベル検出回路は、前記可変利得増幅回路の出力信
    号から搬送色信号を復元する周波数変換回路の出力信号
    のレベルを検出するACC検波回路であることを特徴と
    する自動利得制御ループ回路。
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