JPH1093734A - 音声データ重畳通信装置 - Google Patents

音声データ重畳通信装置

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JPH1093734A
JPH1093734A JP24173796A JP24173796A JPH1093734A JP H1093734 A JPH1093734 A JP H1093734A JP 24173796 A JP24173796 A JP 24173796A JP 24173796 A JP24173796 A JP 24173796A JP H1093734 A JPH1093734 A JP H1093734A
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JP
Japan
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data
transmission
audio signal
voice
telephone
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JP24173796A
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English (en)
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Takamichi Koyama
孝美智 小山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声データ重畳電送モードに復帰可能である
ことを知らせることができる通話予約付き音声データ重
畳通信装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 データ専用電送モードにおいて、ローカ
ルユーザがパーソナルコンピュータ上のソフトウエアに
て通話予約データ転送命令を入力することにより、送信
データの送信が終了すると、リング監督パケットを電話
線を介して相手方装置へ送信する。相手方装置はリング
監督パケットを受信すると、呼出音を鳴動させ、送信元
装置へリングバックパケットで応答するとともに、モデ
ムにリングバック音をまねさせることにより、両ユーザ
に音声データ重畳電送モードに復帰可能であることを知
らせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ支援デ
ジタル通信装置に関し、より詳しくは、音声とデータを
同時に通信可能な音声データ重畳通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音声データ重畳電送システムにお
ける音声データ重畳電送は、デジタル化および圧縮され
た音声情報をパケット化したものと、デジタル情報をパ
ケット化したものを結合させ、音声電送の間の静かな期
間に依存して、与えられた期間に電送される音声情報と
デジタル情報の量を動的に変化させ、より多くのデジタ
ル情報が電送される構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成においては、データ専用電送と比較すると、音
声データ重畳電送の方がデータ転送速度が遅いため、音
声データ重畳電送中に大量のデータを転送する場合に
は、データ専用電送状態に切り替えた方が望ましく、そ
の際にはデータ電送が終了するのをローカルユーザが待
ち、音声データ重畳電送状態へ復帰するために電話ハン
ドセットをオフフックし、遠隔ユーザの電話ハンドセッ
トのベルを鳴動させて、遠隔ユーザに電話ハンドセット
をオフフックしてもらう必要があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、データ電送終了と同時に両ユーザの電話ハンドセ
ットのベルを鳴動させることにより、ローカルユーザが
パーソナルコンピュータのディスプレイを見ながらデー
タ電送終了を待つ必要がなく、音声データ重畳電送状態
に復帰できるタイミングを知り、両ユーザが電話ハンド
セットをオフフックすることによって、音声データ重畳
電送状態に復帰することができる音声データ重畳通信装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、データ専用電送状態(ローカルユーザ及び
遠隔ユーザ共にハンドセットをオンフックしている状
態)にてローカルユーザが通話予約の設定後にデータ電
送を開始することにより、データ電送終了と同時に自動
でデータ専用電送と音声データ重畳電送との間の切り替
えの要求を示す監督パケットを遠隔位置へ送信し、遠隔
位置はその受信を確認して電話ハンドセット手段にてリ
ングのシミュレートを行い、それと同時に送信位置にお
いても電話ハンドセット手段にてリングのシミュレート
を行わせる。
【0006】本発明によれば、ローカルユーザがパーソ
ナルコンピュータのディスプレイを見ながらデータ電送
終了を待つ必要がなく、音声データ重畳電送状態に復帰
できるタイミングを電話ハンドセットのベル鳴動によっ
て知り、その後に両ユーザが電話ハンドセットをオフフ
ックすることにより、音声データ重畳電送状態に復帰す
ることができる音声データ重畳通信装置が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、パーソナルコンピュータとのデータ転送のためのデ
ータインタフェース手段と、電話線への接続のための電
話線インタフェース手段と、電話ハンドセット手段と、
前記電話ハンドセット手段によって入力された出力アナ
ログ音声信号を出力デジタル音声信号に変換し、入力デ
ジタル音声信号を入力アナログ音声信号に変換して電話
ハンドセット手段へ送り出す全2重変換手段と、前記全
2重変換手段からの出力デジタル音声信号を出力圧縮デ
ジタル音声信号に圧縮するとともに入力圧縮デジタル音
声信号を入力デジタル音声信号に復調して全2重変換手
段へ出力する音声圧縮手段と、前記音声圧縮手段からの
出力圧縮デジタル音声信号とパーソナルコンピュータか
らのデジタルデータを多重化して電話線インタフェース
手段より電話線を介して遠隔位置へ送信する制御手段を
備えた音声データ重畳通信装置であって、データ専用電
送状態(ローカルユーザ及び遠隔ユーザ共にハンドセッ
トをオンフックしている状態)にてローカルユーザが通
話予約の操作を行うことにより送信位置の音声データ重
畳通信装置はデータ電送終了と同時に自動でデータ専用
電送と音声データ重畳電送との間の切り替えの要求を示
す監督パケットを遠隔位置へ送信し、遠隔位置の音声デ
ータ重畳通信装置はその監督パケットの受信によって遠
隔の電話ハンドセット手段にてリングのシミュレートを
開始し、それと同時に送信位置においてもリングのシミ
ュレートが開始されることを特徴とする音声データ重畳
通信装置であり、このような構成により、ローカルユー
ザおよび遠隔ユーザが共にパーソナルコンピュータのデ
ィスプレイを見ながらデータ電送終了を待つ必要なく、
音声データ重畳電送状態に復帰できるタイミングを知
り、両ユーザが電話ハンドセットをオフフックすること
によって、音声データ重畳電送状態に復帰することがで
きるという作用を有する。
【0008】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態による通信
環境図を、図2は本発明の実施の形態の装置のハードウ
ェア構成部のブロック図を、図3は同装置のフローチャ
ートを示すものである。
【0009】図1において、パーソナルコンピュータ1
01は、本通信装置のソフトウェア構成部を実行する。
102は本通信装置のハードウェア構成部となるPCS
モデムである。ハードウェア構成部すなわちPCSモデ
ム102は、データ通信設備および電話ハンドセットを
含む。このPCSモデム102に標準電話線103が接
続され、標準電話線103を介して遠隔位置の通信装置
と通信可能になっている。
【0010】101aは遠隔位置にあるパーソナルコン
ピュータ、102aは遠隔位置のパーソナルコンピュー
タ101aに接続されたPCSモデムであり、遠隔位置
においてもパーソナルコンピュータ101aが本発明の
通信装置のソフトウェア構成部、またPCSモデム10
2aが本発明の通信装置のハードウェア構成部となって
いる。
【0011】図2にはPCSモデム102の構成が示さ
れており、このPCSモデム102が、ユーザ、ソフト
ウェア構成部であるパーソナルコンピュータ、および電
話線インタフェースの間のリンクを形成する。本通信装
置のハードウェア構成部へのインタフェースは、パーソ
ナルコンピュータに結合されたシリアル通信ポートを介
している。
【0012】インタフェースのプロトコルは、パーソナ
ルコンピュータ101で実行される他のソフトウェアシ
ステムまたはプログラムが、図2に示すハードウェア構
成部(PCSモデム102)を制御実行できるように、
十分順序づけられ定義される。
【0013】本通信装置の好ましい実用例では、3つの
電話インタフェース、すなわち、電話ハンドセット20
1、電話ヘッドセット202、手放しのマイクロホン2
03およびスピーカ204が利用可能である。この3つ
の電話インタフェースは、デジタル電話コーダデコーダ
(CODEC)回路205と結合する。
【0014】デジタル電話CODEC回路205は、音
声制御デジタル信号プロセッサ(DSP)回路206と
インタフェースする。この回路は、デジタル/アナログ
(D/A)変換、符号化/複合化および利得制御を行
い、音声制御DSP回路206と電話インタフェースの
間のインタフェースである。
【0015】音声制御DSP回路206のCODEC
は、デジタル化された音声情報を、圧縮されたフォーマ
ットで、アナログ電話線インタフェース回路209への
マルチプレクサ(MUX)回路210へ転送する。音声
制御DSP回路206のCODECは、実際は、音声制
御デジタル信号プロセッサの集積回路の一体部品であ
る。音声制御DSP回路206の音声制御DSPは、デ
ジタル電話CODEC回路205を制御し、音声圧縮と
エコー打ち消しを行う。
【0016】MUX回路210は、アナログ電話線イン
タフェース回路209を通って電話線で情報を電送する
ために、音声制御DSP回路206とデータポンプDS
P回路211の中で選択する。また、データポンプDS
P回路211は、MUX回路210を通ってアナログ電
話線インタフェース回路209での通信のためのデジタ
ル信号プロセッサ(DSP)とCODECを含む。デー
タポンプDSP回路211のデータポンプDSPとCO
DECは、ファックスとモデムのプロトコルを含む複数
の電信電話標準を用いて、アナログ電話線インタフェー
ス回路209で通信するために、変調、復調、エコーの
打ち消しなどの機能を行う。
【0017】主制御器213は、シリアル入力/出力お
よびクロックタイマ制御(SIO/CTC)回路212
とデュアルポートRAM回路208を介して、データポ
ンプDSP回路211と音声制御DSP回路206を制
御する。また、主制御器213は、デュアルポートRA
M回路208を介して音声制御DSP回路206と通信
する。
【0018】このように、デジタル音声データは、ユー
ザと(インタフェースである電話ハンドセット201、
電話ヘッドセット202またはマイクロホン203/ス
ピーカ204を通して)パーソナルコンピュータ(シリ
アルインタフェース回路215)との間での高速通信の
ために、デュアルポートRAM回路208のメモリ部分
とのリードとライトができる。また、遠隔電話接続は、
アナログ電話線インタフェース回路209につながれる
電話線を通して接続される。
【0019】好ましい実施例では、主制御器213は、
図2に示される全ハードウェア構成部の機能と動作を制
御するマイクロプロセッサを含む。主制御器213は、
RAM回路216、および、プログラム可能で電気的に
訂正可能なリード専用メモリ(PEROM)回路217
に結合される。
【0020】このようにPEROM回路217は、音声
制御DSP回路206と主制御器213のための実行可
能な制御プログラムを記憶する不揮発性メモリを含む。
RS232シリアルインタフェース回路215は、シリ
アル入力/出力(SIO)回路214を介して主制御器
213に結合される。SIO回路214は、好ましい実
施例において、SIO/CTC回路212の一部であ
る。
【0021】本通信装置は、音声データ重畳電送機能お
よびデータ電送機能を有するが、これらの機能は、すべ
て図2のハードウェア構成部において実行される。これ
らの機能は、以下、順番に説明される。
【0022】まず音声データ重畳機能の音声部分は、電
話インタフェースである電話ハンドセット201、電話
ヘッドセット202またはマイクロホン203を介して
ユーザの声を受信することにより達成され、音声情報
は、デジタル電話CODEC回路205によってデジタ
ル化される。デジタル化された音声情報は、音声制御D
SP回路206に通され、そこでデジタル化された音声
情報が圧縮される。
【0023】圧縮されるデジタル化音声情報は、デュア
ルポートRAM回路208を通して主制御器213に通
される。言語の静かな期間に、静寂フラグが音声制御D
SP回路206から主制御器213へ、デュアルポート
RAM回路208により後で説明されるパケット転送プ
ロトコルを用いて送信される。音声情報のデジタル化、
圧縮及びパケット化と同時に、主制御器213により、
パケット化されるデジタル情報が、シリアルインタフェ
ース回路215を経てパーソナルコンピュータから受信
される。
【0024】本通信装置の音声データ重畳電送機能にお
ける主制御器213は、デジタル化された音声情報を、
アナログ電話線インタフェース回路209を介して電話
線での電送のためのデジタル情報と結合する。上で説明
されるように、主制御器213は、音声電送の間の静か
な期間に依存して、与えられた期間に電送される音声情
報とデジタル情報を動的に変化させる。
【0025】また、音声データパケット情報も、CCI
TT V.42標準に従うが、受信する位置がデータパ
ケットと音声パケットの間の差を認識するように異なっ
たヘッダを用いる。
【0026】音声パケットは、CCITT V.42標
準のヘッダ(80hex)における同定されないビット
を使用することにより、データパケットと区別される。
本通信装置の音声データ重畳電送のためのパケットプロ
トコルは、後でさらに説明される。
【0027】遠隔位置との音声データ重畳通信は全2重
であり、入ってくるデータパケットと入ってくる音声パ
ケットは、図2のハードウェア構成部により受信され
る。すなわち入ってくるデータパケットと音声パケット
はアナログ電話線インタフェース回路209を通して受
信され、データポンプDSP回路211を介して主制御
器213に通される。そのうちデータパケットは主制御
器213により、パーソナルコンピュータへ通ずるシリ
アルインタフェース回路215へ送られる。また他方の
音声パケットは、主制御器213により、音声制御DS
P回路206による受信のため、デュアルポートRAM
回路208へ送られる。
【0028】音声パケットは、符号から元のデータに戻
され、その中の圧縮されたデジタル情報は、音声制御D
SP回路206の音声制御DSPにより復調される。元
に戻されたデジタル音声情報は、デジタル電話CODE
C回路205に送られ、そこで、アナログ信号に再変換
され、アナログ電話線インタフェース回路209を通っ
て再電送される。このように、全2重の音声とデータの
電送と受信は、本通信装置の音声データ重畳電送機能の
動作により、図2のハードウェア構成部を通して達成さ
れる。
【0029】再び図1を参照して説明する。ハードウェ
ア構成部(PCSモデム)102とパーソナルコンピュ
ータ(データ端末)101からなるシステムは、標準電
話線103を介して通信相手方のシステム(PCSモデ
ム102a,データ端末101a)に接続されている。
PCSモデム102と102aとの間のデータモードに
おいて作動する間に、通信装置はデータを転送し、音声
データ重畳モードは、このときは作動しない。
【0030】音声データ重畳モードに入るために、一方
の通信装置の操作者は、データ転送を停止しなければな
らない。そして、音声データ重畳のソフトウェアモード
を発動することにより、音声データ重畳モードが起動で
きる。
【0031】そのようなシステムを実施するために、
(表1)に示される監督パケットと呼ばれる特殊なデー
タパケットが使用される。
【0032】
【表1】
【0033】このパケットは、保留され、または定義さ
れていない複数のビットを有するCCITT標準データ
監督パケットを使用する。この保留されたパケットタイ
プの使用は、たとえばPCSでないモデムと通信すると
き、他のデータ通信端末と衝突しない。監督パケットの
使用は、データ通信の割込みのため電話線で送られるエ
スケープコマンドのための必要を除去する。
【0034】リングダウン音声データパケット情報は、
CCITT V.42に従うが、異なったヘッドフォー
マットを使用するので、受信位置は、データパケットと
監督パケットとの差を認識する。監督パケットは、CC
ITT V.42標準のヘッダ(80hex)における
未定義ビットを使用することにより、データパケットか
ら区別される。
【0035】遠隔のPCSモデムへの呼び出しの試み
は、ローカル位置でヘッドセットをユーザが持ち上げる
ことにより、または、音声データ重畳接続が要求されて
いることをハードウェアに知らせる行動をとることによ
り開始される(遠隔のPCSモデムのリングがシミュレ
ートされる)。
【0036】警告機能は、ローカル及び遠隔位置ともに
電話ハンドセットをオンフックしている状態(データ専
用電送モード時)に、どちらか一方が電話ハンドセット
をオフフックすることによりなされる。音声データ重畳
モードを起動するという希望のローカルな警報は、遠隔
位置へ送られるリングダウンパケットと呼ばれる監督パ
ケットの発生を生じ、遠隔位置のPCSモデムにてリン
グをシミュレートさせる。
【0037】監督データパケットは、リングダウン警報
として80hexを割り当てる。受信するPCSモデム
は、リングダウン警報を確認し、電話音、可聴警報また
は可視警報をまねることにより、ユーザに警告する。リ
ングダウン監督パケットを受信すると、呼び出されたP
CSモデムは、肯定応答またはヘッダ81hexを用い
たリングバックパケットで応答する。肯定応答パケット
は、リングダウンが(表1)に示される監督パケットの
ACKフィールドの使用により、受信されたことを呼び
出されたモデムに警告する。肯定応答リングバック監督
パケットの受信は、リングをシミュレートさせる。この
ため、呼び出されたユーザは、モデムに接続された電話
が鳴っていることを知る。
【0038】(表1)のヘッダにおける82hexに割
り当てられた他の監督パケットは、他のステータス(た
とえば他者がもっていることの警告)のために使用でき
る。リングダウンとリングバックの制御機能の動作にお
いて、一端でのユーザは、音声データ重畳接続が要求さ
れたことをローカルなユニットに信号するためにハンド
セットを持ち上げる。この点での通信リンクは前に確立
されていて、データ転送モードは進行中である。ユーザ
は、ハンドセットの耳部で、電話ユーザが呼び出しを試
みるときに聞くリングバック音に似た、リングバック音
を聞く。呼び出された者、すなわち遠隔位置で、PCS
モデムキヤビネットのスピーカは、接続が希望されてい
ることを表すためのリング、または他の音をシミュレー
トする。
【0039】データモードから音声データ重畳モードへ
の移行を完成するために、ユーザがハンドセットを持ち
上げることにより、接続が完成される。もし、呼び出さ
れた者が遠隔位置で答えないならば、接続が確立されて
いないことを表すために、信号が発呼人の側でシミュレ
ートされる。
【0040】以上の音声データ重畳通信装置について、
以下、データ専用電送状態から通話予約命令にてデータ
転送を開始し、音声データ重畳電送に至るまでの動作を
図3のフローチャートを用いて説明する。
【0041】まず、データ送信を開始する側(以下、ロ
ーカル側と略称する)のユーザによって、パーソナルコ
ンピュータ101上のソフトウェアにより通話予約デー
タ送信命令が入力されると(ステップS1)、パーソナ
ルコンピュータ101上のソフトウェアから、その命令
および送信データがハードウェア構成部に、シリアルイ
ンタフェース回路215を経てダウンロードされ、主制
御器213により受信される。主制御器213により受
信された送信データは、デュアルポートRAM回路20
8によってパケット化された後、データポンプDSP回
路211を通り遠隔位置での受信のために電話線に送ら
れる(ステップS2)。
【0042】命令のあった送信データの送信が終了する
と(ステップS3)、主制御器213はリングダウンパ
ケットと呼ばれる監督パケットをデータポンプDSP回
路211を通して電話線に送信する(ステップS4)。
【0043】監督データパケットは、リングダウン警報
として80hexを割り当てる。受信する遠隔位置のモ
デムは、リングダウン警報を確認し(ステップS5)、
電話音、可聴警報または可視警報をまねることにより、
モデム接続の呼び出された端で、ユーザに警報する(ス
テップS6)。
【0044】リングダウン監督パケットを受信すると、
呼び出された遠隔位置のモデムは、肯定応答またはヘッ
ダ81hexを用いたリングバックパケットで応答する
(ステップS7)。
【0045】肯定応答パケットは、リングダウンが(表
1)に示される監督パケットのACKフィールドの使用
により受信されたことを呼び出されたモデムに警報す
る。肯定応答リングバック監督パケットの受信は、呼び
出されたモデムに、リングバック音をまねさせ(ステッ
プS8)、このため、呼び出されたユーザは、モデムに
接続された電話が鳴っていることを知る。
【0046】ここで、両ユーザのオフフック状況の検知
を行い(ステップS9)、ローカルユーザ、リモートユ
ーザ共にオフフックしていなければ、ローカル側およ
び、リモード側の電話ハンドセットのベル鳴動を繰り返
し、先にローカルユーザがオフフックした場合には、ロ
ーカル側の電話ハンドセットの耳部にてリングバック音
を鳴動させ(ステップS10)、リモート側のオフフッ
ク状況の検知を行い(ステップS11)、オフフックさ
れていなければハンドセットの耳部でのリングバック音
の鳴動を繰り返し、オフフックされていれば、音声デー
タ重畳モードへ移行する(ステップS14)。
【0047】また、ステップS9の時点で、先にリモー
ト側がオフフックされた場合には、リモート側の電話ハ
ンドセットの耳部にてリングバック音を鳴動させ(ステ
ップS12)、ローカル側のオフフック状況の検知を行
い(ステップS13)、オフフックされていなければ、
ハンドセットの耳部でのリングバック音の鳴動を繰り返
し、オフフックされていれば、音声データ重畳モードへ
移行し(ステップ14)、終了する。
【0048】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、データ専用電送モード時に、通話予約データ
送信を開始することにより、データ送信終了と同時に両
ユーザの電話ハンドセットのベルを鳴動させ、それによ
って、ローカルユーザおよび遠隔ユーザが共にパーソナ
ルコンピュータのディスプレイを見ながらデータ電送終
了を待つ必要なく、音声データ重畳電送状態に復帰でき
るタイミングを知り、両ユーザが電話ハンドセットをオ
フフックすることによって、音声データ重畳電送状態に
復帰することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の音声データ重畳通信装置が機能できる
遠距離通信環境の図
【図2】本発明の実施の形態1の音声データ重畳通信装
置のハードウェアブロック図
【図3】本発明の実施の形態1の音声データ重畳通信装
置の動作フローチャート
【符号の説明】
101、101a パーソナルコンピュータ 102、102a PCSモデム 103 標準電話線 201 電話ハンドセット 202 電話ヘッドセット 203 マイクロホン 204 スピーカ 205 デジタル電話コーダデコーダ回路 206 音声制御デジタル信号プロセッサ回路 207 メモリ回路 208 デュアルポートRAM回路 209 アナログ電話線インタフェース回路 210 マルチプレクサ回路 211 データポンプDSP回路 213 主制御器 214 シリアル入力/出力回路 215 シリアルインタフェース回路 216 RAM回路 217 リード専用メモリ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーソナルコンピュータとのデータ転送の
    ためのデータインタフェース手段と、電話線への接続の
    ための電話線インタフェース手段と、電話ハンドセット
    手段と、前記電話ハンドセット手段によって入力された
    アナログ音声信号を出力デジタル音声信号に変換し、入
    力デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して電話
    ハンドセット手段へ送り出す全2重変換手段と、前記全
    2重変換手段からの出力デジタル音声信号を出力圧縮デ
    ジタル音声信号に圧縮するとともに入力圧縮デジタル音
    声信号を入力デジタル音声信号に復調して全2重変換手
    段へ出力する音声圧縮手段と、前記音声圧縮手段からの
    出力圧縮デジタル音声信号とパーソナルコンピュータか
    らのデジタルデータを多重化して電話線インタフェース
    手段より電話線を介して遠隔位置へ送信するとともに、
    多重化された入力デジタルデータを圧縮デジタル音声デ
    ータとデジタルデータに分けて音声圧縮手段及びパーソ
    ナルコンピュータへ出力する手段と、データ専用電送と
    音声データ重畳電送との間の切り替えの要求を示す監督
    パケットを遠隔位置へ送信する手段とを備え、パーソナ
    ルコンピュータとともに使用しデータ専用電送と音声デ
    ータ重畳電送との間の切り替えを行う、音声情報とデー
    タ情報の全2重電送のための音声データ重畳通信装置で
    あって、 データ専用電送状態にてローカルユーザが通話予約の操
    作を行った後にデータ通信を開始することにより、送信
    位置の音声データ重畳通信装置はデータ電送終了と同時
    に自動でデータ専用電送と音声データ重畳電送との間の
    切り替えの要求を示す監督パケットを遠隔位置へ送信
    し、遠隔位置の音声データ重畳通信装置はその監督パケ
    ットの受信によって遠隔の電話ハンドセット手段にてリ
    ングのシミュレートが開始され、それと同時に送信位置
    においてもリングのシミュレートが開始されることを特
    徴とする音声データ重畳通信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108206773A (zh) * 2016-12-19 2018-06-26 通号通信信息集团上海有限公司 一种基于主备双can总线的数字语音机车通信设备

Cited By (1)

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CN108206773A (zh) * 2016-12-19 2018-06-26 通号通信信息集团上海有限公司 一种基于主备双can总线的数字语音机车通信设备

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