JPH1093665A - 移動電話端末を利用した室内機器制御システム - Google Patents

移動電話端末を利用した室内機器制御システム

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JPH1093665A
JPH1093665A JP24206996A JP24206996A JPH1093665A JP H1093665 A JPH1093665 A JP H1093665A JP 24206996 A JP24206996 A JP 24206996A JP 24206996 A JP24206996 A JP 24206996A JP H1093665 A JPH1093665 A JP H1093665A
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telephone terminal
indoor
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隆史 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1つの移動電話端末をリモコンとして用いて、
1つ以上の機器の動作を制御することを可能とした室内
機器制御システムを提供する。 【解決手段】移動電話端末101は、機器の動作を制御
する旨の指示をユーザが入力し、動作を制御すべき機器
をユーザが特定すると、特定された機器に接続された機
器制御装置に向けた無線信号を送信し、この無線信号を
受信した機器制御装置は、移動電話端末に向けて、自身
に接続された機器の動作の一覧を示す無線信号を送信す
る。移動電話端末は、受信した動作の一覧を表示し、制
御すべき動作をユーザが指定すると、再び同じ機器制御
装置に向けて、指定された動作を示す無線信号を送信
し、この無線信号を受信した機器制御装置は、指定され
た動作を行うよう、自身に接続された機器を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの移動電話端
末を用いて、1つ以上の機器の動作を制御することを可
能とする室内機器制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、室内に設置される機器のうち、
付属のリモコンで動作を制御することが可能な機器とし
ては、テレビ,ビデオ,ステレオ,エアコン等がある。
これらの機器においては、リモコンから機器本体に送信
される、機器の動作を制御するための信号として、主に
赤外線信号が利用されている。
【0003】従来は、このような機器が同一室内に多数
設置されており、これらの機器の機種が異なる場合や、
同じ機種であっても製造メーカが異なる場合には、これ
らの機器の各々に付属のリモコンが存在することとなる
ので、ユーザは、動作を制御すべき機器に付属のリモコ
ンを用いて、該機器の動作を制御するための操作を行う
必要があった。
【0004】一方、学習機能付きリモコンが商品化され
ており、各機器に付属のリモコンから送信される信号を
学習機能付きリモコンに記憶させることで、1つの学習
機能付きリモコンを用いて、複数の機器の動作を制御す
ることができるようになっている。
【0005】しかしながら、学習機能付きリモコンを用
いて動作を制御することが可能な機器は、元々付属のリ
モコンが存在する機器に限られており、付属のリモコン
が存在しない機器の動作を制御することはできない。
【0006】また、一方で、公衆電話網を利用して、家
庭内に設置された機器の動作を制御する遠隔機器制御サ
ービスを提供する事業が行われている。
【0007】具体的には、ユーザが、公衆電話等の電話
端末から、公衆電話網を介して、制御すべき動作を指示
することで、給湯装置等の予め定めた特定の機器の動作
を制御することができるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従
来、ユーザは、付属のリモコンで機器の動作を制御する
際に、付属のリモコンを有する機器が多数存在する場合
には、多数のリモコンも存在するので、操作すべきリモ
コンを間違えたり、操作すべきリモコンが見つからなか
ったりするなど、ユーザにとって煩わしさの原因となっ
ている。
【0009】また、上述した従来の学習機能付きリモコ
ンを用いる場合には、1つの学習機能付きリモコンで複
数の機器の動作を制御することができるが、付属のリモ
コンが存在しない機器の動作を制御することができない
という問題点がある。
【0010】ところで、近年、PHS(パーソナル・ハ
ンディホン・システム)等の、移動電話網と、移動電話
網に接続され、移動電話端末との間で無線信号を送受信
する複数の無線基地局とを備えた移動電話システムが普
及しつつある。
【0011】特に、PHSは、無線基地局がカバーする
エリアが小規模である点を特徴としており、1つの無線
基地局を室内無線基地局として家庭内に設置すること
で、ユーザが、自身の移動電話端末を家庭内でも家庭外
でも同様に用いるようにした利用形態を実現することを
前提としている。
【0012】以上の問題点および背景を鑑みて、本発明
者等は、1つの移動電話端末をリモコンとして用いて、
1つ以上の機器の動作を制御することを可能とした室内
機器制御システムを考案し、本明細書において開示する
こととした。
【0013】具体的には、制御対象とする機器に接続さ
れ、接続された機器の動作を制御する機器制御装置を設
け、移動電話端末と機器制御装置との間で無線信号を送
受信することで、該移動電話端末をリモコンとして用い
て、該機器制御装置が接続された機器の動作を制御する
ことを可能とするものである。
【0014】これにより、機器の製造メーカが、機器制
御装置を接続するための接続端子を機器に設ければ、ユ
ーザは、機器制御装置を入手して、制御対象とする機器
に接続させれば、自身の移動電話端末で該機器の動作を
制御することができるようになる。なお、機器制御装置
の製造は、機器の製造メーカが行っても、機器制御装置
専用の製造メーカが行ってもよい。
【0015】さらに、移動電話端末を用いることから、
ユーザは、制御対象とする機器が設置された室内から離
れた場所でも、自身の移動電話端末を用いて、該移動電
話端末が存在するエリアをカバーする無線基地局、移動
電話網、および、室内無線基地局を介して、該機器の動
作を制御することを可能とすることができるようにな
る。
【0016】すなわち、ユーザは、上述した従来の遠隔
機器制御サービスのように、予め定めた特定の機器のみ
の動作を遠隔地から制御するだけではなく、機器制御装
置が接続された機器であれば、任意の機器の動作を遠隔
地から制御することができるようになる。
【0017】さらに、移動電話システムの特徴である、
移動電話端末が存在するエリアをカバーする無線基地局
を移動電話網が管理する機能(位置登録機能)を利用す
ることで、予め定めた特定の機器については、ユーザの
意思に関わらず、移動電話端末を所持しているユーザの
移動の仕方に応じて、自動的に、該機器の動作を制御す
ることを可能とすることもできるようになる。
【0018】すなわち、上述した従来の遠隔機器制御サ
ービスでは、ユーザが意図して、制御すべき動作を指示
する必要があるので、ユーザが指示行為を怠ってしまう
と、必要な動作が行われない場合があったが、必要な動
作については、ユーザの意思に関わらず、これを確実に
行わせることができるようになる。
【0019】さらに、移動電話端末を用いることから、
遠隔地から機器の動作を制御した場合や、自動的に機器
の動作を制御した場合に、室内無線基地局、移動電話
網、および、ユーザが所持している移動電話端末が存在
するエリアをカバーする無線基地局を介して、該動作が
完了した旨をユーザに通知することを可能とすることも
できるようになる。
【0020】このように、本発明の目的は、1つの移動
電話端末をリモコンとして用いて、1つ以上の機器の動
作を制御することを可能とした室内機器制御システムを
提供することにある。
【0021】また、本発明の他の目的は、移動電話端末
を所持しているユーザの移動の仕方に応じて、自動的
に、予め定めた機器の動作を制御することを可能とした
室内機器制御システムを提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の態様として、1つの移動電話端末
と、1つの機器に接続されて接続された機器の動作を制
御する、1つ以上の機器制御装置とを備え、上記機器制
御装置は、自身を識別する装置識別情報を記憶している
装置記憶手段と、自身に接続される機器に応じて、該機
器の複数の動作を各々識別する動作識別情報を記憶して
いる動作記憶手段と、機器制御用の無線信号である旨を
示す機器制御情報、および、上記装置記憶手段が記憶し
ている装置識別情報と一致する装置識別情報が設定され
た無線信号を受信した場合に、上記動作識別情報の通知
が要求されているならば、上記機器制御情報、上記装置
記憶手段が記憶している装置識別情報、および、上記動
作記憶手段が記憶している動作識別情報を設定した、該
動作識別情報を通知するための無線信号を送信する動作
一覧送信手段と、上記機器制御情報、および、上記装置
記憶手段が記憶している装置識別情報と一致する装置識
別情報が設定された無線信号を受信した場合に、機器の
動作の制御が要求されているならば、該無線信号に設定
されている動作識別情報が示す動作を行うよう、自身に
接続された機器を制御する機器制御手段とを有するよう
にし、上記移動電話端末は、上記機器制御装置が接続さ
れた機器を各々識別する機器識別情報ごとに、該機器に
接続された機器制御装置の装置識別情報を記憶している
機器・装置記憶手段と、機器の動作を制御する旨の機器
制御指示の入力を、動作を制御すべき機器の機器識別情
報の入力と共に受付ける機器制御指示受付手段と、上記
機器制御指示受付手段が機器制御指示を受付けた場合
に、上記機器制御情報、および、上記機器制御指示受付
手段が受付けた機器識別情報に対応付けて上記機器・装
置記憶手段が記憶している装置識別情報を設定した、上
記動作識別情報の通知を要求するための無線信号を送信
する第1の無線信号送信手段と、上記機器制御情報、お
よび、上記第1の無線信号送信手段が無線信号に設定し
た装置識別情報と一致する装置識別情報が設定された無
線信号を受信した場合に、該無線信号に設定されている
動作識別情報の一覧を表示する動作一覧表示手段と、上
記動作表示手段が表示した動作識別情報の一覧のうちか
ら、制御すべき動作の動作識別情報の入力を受付ける動
作受付手段と、上記動作受付手段が動作識別情報を受付
けた場合に、上記機器制御情報、上記第1の無線信号送
信手段が無線信号に設定した装置識別情報、および、上
記動作受付手段が受付けた動作識別情報を設定した、機
器の動作の制御を要求するための無線信号を送信する第
2の無線信号送信手段とを有するようにした、移動電話
端末を利用した室内機器制御システムを提供している。
【0023】第1の態様によれば、ユーザは、自身の移
動電話端末をリモコンとして用いて、1つ以上の機器の
動作を制御することができるようになる。
【0024】詳しくは、ユーザは、自身の移動電話端末
において、機器の動作を制御する旨の機器制御指示、お
よび、動作を制御すべき機器の機器識別情報を入力する
と共に、その後に表示される動作識別情報の一覧のうち
から、制御すべき動作の動作識別情報を入力するだけ
で、自身の移動電話端末をリモコンとして用いて、複数
の機器のうちの任意の機器の動作を制御することができ
るようになる。
【0025】なお、上述した第1の態様において、上記
移動電話端末の機器・装置記憶手段は、さらに、上記機
器識別情報ごとに、該機器識別情報が示す機器が属する
機種を各々識別する機種識別情報を記憶するようにし、
上記移動電話端末の機器制御指示受付手段は、上記機器
制御指示を受付ける機能と、上記機器制御指示を受付け
た場合に、上記機器・装置記憶手段が記憶している機種
識別情報の一覧を表示する機能と、表示した機種識別情
報の一覧のうちから、動作を制御すべき機器が属する機
種の機種識別情報の入力を受付ける機能と、上記機種識
別情報を受付けた場合に、該機種識別情報に対応付けて
上記機器・装置記憶手段が記憶している機器識別情報の
一覧を表示する機能と、表示した機器識別情報の一覧の
うちから、動作を制御すべき機器の機器識別情報の入力
を受付ける機能とを有するようにすることができる。
【0026】このようにした場合、さらに、上記移動電
話端末は、予め定めた複数の機種の機種識別情報を記憶
している機種記憶手段を有し、制御対象とする機器を登
録する旨の機器登録指示の入力を受付ける機器登録指示
受付手段と、上記機器登録指示受付手段が機器登録指示
を受付けた場合に、登録すべき機器に接続された機器制
御装置の装置識別情報の入力を受付ける装置受付手段
と、上記機器登録指示受付手段が機器登録指示を受付け
た場合に、上記機種記憶手段が記憶している機種識別情
報の一覧を表示する機種表示手段と、上記機種表示手段
が表示した機種識別情報の一覧のうちから、登録すべき
機器が属する機種の機種識別情報の入力を受付ける機種
受付手段と、上記機種受付手段が機種識別情報を受付け
た場合に、該機種識別情報に対応付けて上記機器・装置
記憶手段が記憶している全ての機器識別情報と重複しな
いように、登録すべき機器の機器識別情報を生成し、生
成した機器識別情報を表示する機器表示手段と、上記機
器表示手段が表示した機器識別情報を、登録すべき機器
の機器識別情報として承認する旨の入力を受付ける機器
受付手段と、上記機器受付手段が受付けた機器識別情
報、上記装置受付手段が受付けた装置識別情報、およ
び、上記機種受付手段が受付けた機種識別情報を、上記
機器・装置記憶手段に登録する登録手段とを有するよう
にすることができる。
【0027】これにより、ユーザは、任意の機器を、制
御対象とする機器として、自身の移動電話端末に登録す
ることができるようになる。
【0028】すなわち、機器の製造メーカが、機器制御
装置を接続するための接続端子を機器に設ければ、ユー
ザは、制御対象とする機器に応じた機器制御装置を入手
して、該機器に接続させると共に、該機器を制御対象と
して自身の移動電話端末に登録することで、自身の移動
電話端末をリモコンとして用いて、該機器の動作を制御
することができるようになる。
【0029】また、本発明は、第2の態様として、上述
した第1の態様において、移動電話網に接続され、上記
室内機器制御システムが構築されたエリアをカバーする
室内無線基地局を備え、上記移動電話網は、複数の室内
機器制御システムを各々識別するシステム識別情報ごと
に、該室内機器制御システムが構築されたエリアをカバ
ーする室内無線基地局を各々識別する基地局識別情報を
記憶している基地局記憶手段と、いずれかの移動電話端
末から送信されてきた、上記システム識別情報が設定さ
れた信号を受信した場合に、該システム識別情報に対応
付けて上記基地局記憶手段が記憶している基地局識別情
報が示す室内無線基地局と、該移動電話端末との間の通
信路を確立する通信路確立手段とを有するようにし、上
記室内無線基地局は、上記移動電話端末との間の通信路
が確立されている場合に、上記機器制御情報が設定され
た信号を上記移動電話網から受信したならば、該信号を
変調した無線信号を送信し、また、上記機器制御情報が
設定された無線信号を受信したならば、該無線信号を復
調した信号を上記移動電話網に送信する遠隔機器制御仲
介手段を有するようにし、上記移動電話端末は、自身を
備えた室内機器制御システムのシステム識別情報を記憶
しているシステム記憶手段を有するようにし、上記移動
電話端末の第1の無線信号送信手段は、さらに、送信す
べき無線信号に、上記システム記憶手段が記憶している
システム識別情報を設定するようにした、移動電話端末
を利用した室内機器制御システムを提供している。
【0030】第2の態様によれば、ユーザは、上述した
第1の態様における操作と同様の操作で、制御対象とす
る機器が設置された室内から離れた場所でも、自身の無
線電話端末を用いて、該機器の動作を制御することがで
きるようになる。
【0031】なお、上述した第2の態様において、上記
機器制御装置は、自身に接続された機器の動作を上記機
器制御手段が制御した場合に、上記機器制御情報、該動
作の動作識別情報、および、上記装置記憶手段が記憶し
ている装置識別情報を設定した、制御の完了を通知する
ための無線信号を送信する制御完了通知手段を有するよ
うにし、上記移動電話端末は、上記機器制御情報、およ
び、上記第2の無線信号送信手段が無線信号に設定した
装置識別情報と一致する装置識別情報が設定された信号
を上記移動電話網から受信した場合に、該信号に設定さ
れている装置識別情報に対応付けて上記機器・装置記憶
手段が記憶している機器識別情報、および、該信号に設
定されている動作識別情報を表示する制御完了表示手段
を有するようにすることができる。
【0032】これにより、ユーザは、遠隔地から機器の
動作を制御した場合に、該動作が完了した旨を知ること
ができるようになる。
【0033】また、本発明は、第3の態様として、1つ
の移動電話端末と、1つの機器に接続されて接続された
機器の動作を制御する、1つ以上の機器制御装置と、移
動電話網に接続され、上記機器制御装置が設置されたエ
リアをカバーする室内無線基地局とを備え、上記室内無
線基地局は、上記機器制御装置を識別する装置識別情報
ごとに、該機器制御装置に接続された機器の複数の動作
のうちの、予め定めた動作を識別する動作識別情報を記
憶している装置・動作記憶手段と、自身がカバーするエ
リアから上記移動電話端末が移動していった場合に、上
記装置・動作記憶手段が記憶している装置識別情報が各
々示す機器制御装置に対して、該装置識別情報に対応付
けて上記装置・動作記憶手段が記憶している動作識別情
報を内部に設定した、機器の動作の制御を要求するため
の無線信号を送信する無線信号送信手段とを有するよう
にし、上記機器制御装置は、自身に対して向けられた無
線信号であって、機器の動作の制御を要求するための無
線信号を上記室内無線基地局から受信した場合に、該無
線信号の内部に設定されている動作識別情報が示す動作
を行うよう、自身に接続された機器を制御する機器制御
手段を有するようにした室内機器制御システムを提供し
ている。
【0034】第3の態様によれば、予め定めた特定の機
器の動作については、ユーザの意思に関わらず、移動電
話端末を所持しているユーザの移動の仕方に応じて、自
動的に、該動作を制御することができるようになる。
【0035】具体的には、移動電話端末を所持している
ユーザが室内無線基地局がカバーするエリアから移動し
ていった場合に、施錠装置に施錠させたり、照明機器に
消灯させたりするなど、ユーザが外出時に制御する必要
がある機器の動作については、これを確実に行わせるこ
とができるようになる。
【0036】なお、上述した第3の態様において、上記
機器制御装置は、自身に接続された機器の動作を上記機
器制御手段が制御した場合に、上記機器制御情報、該動
作の動作識別情報、および、上記装置記憶手段が記憶し
ている装置識別情報を設定した、制御の完了を通知する
ための無線信号を送信する制御完了通知手段を有するよ
うにし、上記室内無線基地局は、上記無線信号送信手段
が無線信号を送信した機器制御装置から返送されてきた
無線信号であって、制御の完了を通知するための無線信
号を受信した場合に、該無線信号を復調した信号を、上
記移動電話網を介して上記移動電話端末に送信する制御
完了通知仲介手段を有するようにすることができる。
【0037】これにより、ユーザは、自動的に機器の動
作が制御された場合に、該動作が完了した旨を知ること
ができるようになる。
【0038】また、本発明は、第4の態様として、1つ
の移動電話端末と、1つの機器に接続されて接続された
機器の動作を制御する、1つ以上の機器制御装置と、移
動電話網に接続され、上記機器制御装置が設置されたエ
リアをカバーする室内無線基地局とを備え、上記室内無
線基地局は、上記機器制御装置を識別する装置識別情報
ごとに、該機器制御装置に接続された機器の複数の動作
のうちの、予め定めた動作を識別する動作識別情報を記
憶している装置・動作記憶手段と、自身がカバーするエ
リアに上記移動電話端末が移動してきた場合に、上記装
置・動作記憶手段が記憶している装置識別情報が各々示
す機器制御装置に対して、該装置識別情報に対応付けて
上記装置・動作記憶手段が記憶している動作識別情報を
内部に設定した、機器の動作の制御を要求するための無
線信号を送信する無線信号送信手段とを有するように
し、上記機器制御装置は、自身に対して向けられた無線
信号であって、機器の動作の制御を要求するための無線
信号を上記室内無線基地局から受信した場合に、該無線
信号の内部に設定されている動作識別情報が示す動作を
行うよう、自身に接続された機器を制御する機器制御手
段を有するようにした室内機器制御システムを提供して
いる。
【0039】第4の態様によれば、予め定めた特定の機
器の動作については、ユーザの意思に関わらず、移動電
話端末を所持しているユーザの移動の仕方に応じて、自
動的に、該動作を制御することができるようになる。
【0040】具体的には、移動電話端末を所持している
ユーザが室内無線基地局がカバーするエリアに移動して
きた場合に、施錠装置に解錠させたり、照明機器に点灯
させたりするなど、ユーザが帰宅時に制御する必要があ
る機器の動作については、これを確実に行わせることが
できるようになる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0042】まず、本発明の第1の実施形態の室内機器
制御システムについて説明する。
【0043】第1の実施形態は、1つの移動電話端末
を、室内で、1つ以上の機器の動作を制御するためのリ
モコンとして用いることを可能とするものである。
【0044】このために、第1の実施形態においては、
制御対象とする1つ以上の機器の各々に、該機器の動作
を制御するための機器制御装置を接続し、移動電話端末
は、ユーザの操作に従って、実際に動作を制御すべき機
器に接続された機器制御装置との間で無線信号を送受信
することで、該機器の動作を制御するようにしている。
【0045】図1は第1の実施形態の室内機器制御シス
テムの構成図である。
【0046】図中、101は移動電話端末、102は室
内無線基地局、103aは機器制御装置A、103bは
機器制御装置B、103cは機器制御装置C、104a
は機器A、104bは機器B、104cは機器C、10
5は移動電話網である。
【0047】図1において、室内無線基地局102は、
移動電話網105に接続されており、移動電話端末10
1は、室内無線基地局102との間で無線信号を送受信
することにより、移動電話網105を介して相手先と通
話することができる。
【0048】また、図1において、機器制御装置A(1
03a)は、機器A(104a)に接続され、移動電話
端末101との間で無線信号を送受信し、移動電話端末
101から送信されてくる無線信号に従って、機器A
(104a)の動作を制御するものである。
【0049】同様に、機器制御装置B(103b)は、
機器B(104b)に接続され、移動電話端末101と
の間で無線信号を送受信し、移動電話端末101から送
信されてくる無線信号に従って、機器B(104b)の
動作を制御するものである。
【0050】同様に、機器制御装置C(103a)は、
機器C(104c)に接続され、移動電話端末101と
の間で無線信号を送受信し、移動電話端末101から送
信されてくる無線信号に従って、機器C(104c)の
動作を制御するものである。
【0051】例えば、機器A(104a),機器B(1
04b),機器C(104c)は、各々、テレビ,ステ
レオ,ラジオ,エアコン,照明機器,給湯装置,施錠装
置,火災感知装置,防犯監視装置等に相当している。な
お、2台のテレビが存在する場合など、同じ機種の機器
104が複数存在する場合でも、1つの機器104に1
つの機器制御装置103が接続されるものとする。
【0052】図2は移動電話端末101の構成例を示す
図である。
【0053】図2に示すように、移動電話端末101
は、マイク201と、スピーカ202と、音声符号化部
203と、チャネルコーデック部204と、復調部20
5と、変調部206と、高周波(RF)部207と、ア
ンテナ208と、バス209と、制御部210と、記憶
部211と、表示部212と、操作部213とを備えて
構成されている。
【0054】第1の実施形態の特徴であるリモコンとし
ての機能は、制御部210が記憶部211に記憶された
プログラムを実行することで実現される。また、このプ
ログラムを実行する際に必要な各種データ(詳細は後述
する。)も、記憶部211に記憶されている。
【0055】図3は機器制御装置103の構成例を示す
図である。
【0056】図3に示すように、機器制御装置103
は、自身に接続される機器104との間を接続する接続
端子301と、機器インタフェース部302と、チャネ
ルコーデック部303と、復調部304と、変調部30
5と、高周波(RF)部306と、アンテナ307と、
バス308と、制御部309と、記憶部310とを備え
て構成されている。
【0057】記憶部310には、図4(a)に示すよう
に、機器制御装置103自身を識別するための装置ID
を格納した装置テーブル400が、予め記憶されてい
る。
【0058】なお、第1の実施形態においては、機器制
御装置103が、特定の機器104の動作を専用に制御
するものとしている。すなわち、例えば、A社製造のテ
レビ専用の機器制御装置103,B社製造のテレビ専用
の機器制御装置103,C社製造のステレオ専用の機器
制御装置103,D社製造のステレオ専用の機器制御装
置103というように、機器104に応じた機器制御装
置103が製品化され、ユーザは、自身のニーズに応じ
た機器制御装置103を入手し、制御対象とする機器1
04に接続させるようにしている。
【0059】このことから、機器104の製造メーカ
が、機器制御装置103を接続するための接続端子を機
器104に設ければ、ユーザは、付属のリモコンを入手
する必要がなくなる。さらに、機器104の製造メーカ
が、機器制御装置103を機器に内蔵させれば、ユーザ
は、機器制御装置103を入手する必要もなくなる。な
お、機器制御装置の製造は、機器の製造メーカが行って
も、機器制御装置専用の製造メーカが行ってもよい。
【0060】そこで、記憶部310には、さらに、図4
(b)に示すように、機器制御装置103自身に接続さ
れる機器104に応じて、該機器104の複数の動作を
各々識別するための動作IDを格納した動作テーブル4
01が、予め記憶されており、また、これらの動作ID
が各々示す動作を機器104に行わせるために必要な処
理手順を記述した、制御部309が実行するプログラム
が、予め記憶されている。
【0061】図5は室内無線基地局102の構成例を示
す図である。
【0062】図5に示すように、室内無線基地局102
は、回線インタフェース部501と、音声符号化部50
2と、チャネルコーデック部503と、復調部504
と、変調部505と、アンテナ506と、高周波(R
F)部507と、バス508と、制御部509と、記憶
部510とを備えて構成されている。
【0063】記憶部510には、通話機能を実現するた
めに必要な処理手順を記述した、制御部509が実行す
るプログラムが、予め記憶されている。
【0064】次に、第1の実施形態の動作およびユーザ
の操作について説明する。
【0065】まず、移動電話端末101の記憶部211
に記憶されている各種データについて説明する。
【0066】移動電話端末101の記憶部211には、
図6(a)に示すように、予め定めた複数の機種を各々
識別するための機種IDを格納した機種テーブル600
が、予め記憶されている。
【0067】また、移動電話端末101の記憶部211
には、図6(b)に示すように、機器制御装置103が
接続された機器104を各々識別するための機器IDご
とに、該機器IDが示す機器104が属する機種の機種
IDと、該機器IDが示す機器104に接続された機器
制御装置103の装置IDとを格納した機器・機種・装
置テーブル601が、予め記憶されている。
【0068】なお、機器・機種・装置テーブル601の
内容は、後述するように、ユーザの操作によって登録さ
れるものである。
【0069】さて、ユーザは、自身の移動電話端末10
1をリモコンとして用い、機器制御装置103が接続さ
れた機器104のうちの、所望の機器104の動作を制
御したい場合に、まず、移動電話端末101の操作部2
13に設けられた特定のキー(例えば、機器制御キー)
を押下することで、その旨の機器制御指示を入力する。
【0070】移動電話端末101は、図7に示すよう
に、ユーザが入力した指示を受付けると(ステップ70
1)、受付けた指示が機器制御指示である場合には(ス
テップ702)、動作を制御すべき機器104が属する
機種の機種IDをユーザが入力することを可能とするた
めに、図8(a)に示すように、機器・機種・装置テー
ブル601に格納されている全ての機種IDの一覧を、
表示部212に表示する(ステップ703)。
【0071】ユーザは、表示部212に表示された機種
IDの一覧のうちから、動作を制御すべき機器104が
属する機種IDを選択指示し、特定のキー(例えば、決
定キー)を押下することで、選択指示した機種IDを入
力する。図8(a)では、ユーザが「エアコン」を入力
した例を示している。
【0072】移動電話端末101は、ユーザが入力した
機種IDを受付けると(ステップ704)、動作を制御
すべき機器104の機器IDをユーザが入力することを
可能とするために、図8(b)に示すように、機器・機
種・装置テーブル601に格納されている機器IDのう
ちの、ステップ704で受付けた機種IDと同じ機種I
Dに対応する全ての機器IDの一覧を、表示部212に
表示する(ステップ705)。
【0073】ユーザは、表示部212に表示された機器
IDの一覧のうちから、動作を制御すべき機器104の
機器IDを選択指示し、決定キーを押下することで、選
択指示した機器IDを入力する。図8(b)では、ユー
ザが「エアコンA」を入力した例を示している。
【0074】移動電話端末101は、ユーザが入力した
機器IDを受付けると(ステップ706)、図9(a)
に示すように、機器制御用の無線信号である旨を示す機
器制御情報と、機器・機種・装置テーブル601に格納
されている装置IDのうちの、ステップ706で受付け
た機器IDに対応する装置IDとを設定した無線信号
(以下、「機器制御指示信号」と称す。)を作成し(ス
テップ707)、作成した機器制御指示信号を送信する
(ステップ708)。
【0075】なお、移動電話端末101は、移動電話端
末101の操作部213に設けられた特定のキー(例え
ば、送信キー)をユーザが押下することを契機として、
機器制御指示信号を送信するようにしてもよい。
【0076】その後は、動作を制御すべき機器104に
接続された機器制御装置103から、後述するように、
機器制御情報,装置ID,動作IDが設定された無線信
号(以下、「動作一覧信号」と称す。)が送信されてく
ることとなる。
【0077】そこで、移動電話端末101は、無線信号
を受信した場合に(ステップ709)、受信した無線信
号に、機器制御情報と、ステップ707で機器制御指示
信号に設定した装置IDと一致する装置識別情報とが設
定されているならば(ステップ710)、受信した無線
信号が、動作を制御すべき機器104に接続された機器
制御装置103から送信された動作一覧信号であること
を意味しているので、制御すべき動作の動作IDをユー
ザが入力することを可能とするために、図8(c)に示
すように、該動作一覧信号に設定されている動作IDの
一覧を、表示部212に表示する(ステップ711)。
【0078】ユーザは、表示部212に表示された動作
IDのうちから、制御すべき動作の動作IDを選択指示
し、決定キーを押下することで、選択指示した動作ID
を入力する。図8(c)では、ユーザが「電源入」を入
力した例を示している。
【0079】移動電話端末101は、ユーザが入力した
動作IDを受付けると(ステップ712)、図9(b)
に示すように、機器制御情報と、機器・機種・装置テー
ブル601に格納されている装置IDのうちの、ステッ
プ706で受付けた機器IDに対応する装置IDと、ス
テップ712で受付けた動作IDとを設定した無線信号
(以下、「動作指示信号」と称す。)を作成し(ステッ
プ713)、作成した動作指示信号を送信してから(ス
テップ714)、ステップ701に戻る。
【0080】なお、ユーザは、複数の動作IDを1度に
選択指示するようにしてもよく、このようにした場合、
移動電話端末101は、受付けた複数の動作IDを1つ
の動作指示信号に設定するようにしても、受付けた動作
IDごとに、動作指示信号を作成して送信するようにし
てもよい。
【0081】また、移動電話端末101は、移動電話端
末101の操作部213に設けられた特定のキー(例え
ば、送信キー)をユーザが押下することを契機として、
動作指示信号を送信するようにしてもよい。
【0082】一方、機器制御装置103は、図10に示
すように、無線信号を受信した場合に(ステップ100
1)、受信した無線信号に、機器制御情報と、装置テー
ブル400に格納されている装置IDと一致する装置I
Dとが設定されているか否かを判定する(ステップ10
02)。
【0083】受信した無線信号に、機器制御情報と、装
置テーブル400に格納されている装置IDと一致する
装置IDとが設定されていない場合には、自身に対して
向けられた無線信号でないことを意味しているので、ス
テップ1001に戻る。
【0084】続いて、機器制御装置103は、受信した
無線信号に、動作IDが設定されていないならば(ステ
ップ1003)、機器制御指示信号であることを意味し
ているので、図9(c)に示すように、機器制御情報
と、装置テーブル400に格納されている装置IDと、
動作テーブル401に格納されている動作IDとを設定
した動作一覧信号を作成し(ステップ1004)、作成
した一覧信号を送信してから(ステップ1005)、ス
テップ1001に戻る。
【0085】また、機器制御装置103は、受信した無
線信号に、動作IDが設定されているならば(ステップ
1003)、動作指示信号であることを意味しているの
で、該動作指示信号に設定されている動作IDが示す動
作を行うよう、自身に接続された機器104を制御して
から(ステップ1006)、ステップ1001に戻る。
【0086】これにより、ユーザは、室内で、自身の移
動電話端末101をリモコンとして用いて、複数の機器
104のうちの任意の機器104の動作を制御すること
ができるようになる。
【0087】次に、機器・機種・装置テーブル601の
内容を登録する際の動作およびユーザの操作について説
明する。
【0088】ユーザは、自身の移動電話端末101をリ
モコンとして用いるためには、実際には、制御対象とす
る機器104に、該機器104に応じた機器制御装置1
03を接続させると共に、該機器104を制御対象とし
て移動電話端末101に登録する必要がある。
【0089】そこで、ユーザは、所望の機器104を制
御対象として移動電話端末101に登録したい場合に、
まず、移動電話端末101の操作部213に設けられた
特定のキー(例えば、登録キー)を押下することで、そ
の旨の機器登録指示を入力する。
【0090】移動電話端末101は、図7に示すよう
に、ユーザが入力した指示を受付けると(ステップ70
1)、受付けた指示が機器登録指示である場合には(ス
テップ702)、図11に示す動作を実行する。
【0091】すなわち、移動電話端末101は、登録す
べき機器104が属する機種の機種IDをユーザが入力
することを可能とするために、図12(a)に示すよう
に、機種テーブル600に格納されている全ての機種I
Dの一覧を、表示部212に表示する(ステップ110
1)。
【0092】ユーザは、表示部212に表示された機種
IDの一覧のうちから、登録すべき機器104が属する
機種IDを選択指示し、決定キーを押下することで、選
択指示した機種IDを入力する。図12(a)では、ユ
ーザが「エアコン」を入力した例を示している。
【0093】移動電話端末101は、ユーザが入力した
機種IDを受付けると(ステップ1102)、機器・機
種・装置テーブル601に格納されている機器IDのう
ちの、受付けた機種IDと同じ機種IDに対応する全て
の機器IDと重複しないような、新たな機器IDを生成
し(ステップ1103)、生成した機器IDを、表示部
212に表示する(ステップ1104)。
【0094】具体的には、「エアコン」という機種ID
に対応する機器IDとして、「エアコンA」および「エ
アコンB」が既に機器・機種・装置テーブル601に格
納されている場合には、登録すべき機器104の機器I
Dをユーザが入力することを可能とするために、図12
(b)に示すように、「エアコンC」という機器IDを
生成し、表示部212に表示する。
【0095】ユーザは、表示部212に表示された機器
IDを、登録すべき機器104の機器IDとして承認す
るならば、決定キーを押下する。図12(b)では、ユ
ーザが「エアコンC」を承認(入力)した例を示してい
る。
【0096】移動電話端末101は、ユーザが入力した
機器IDを受付けると(ステップ1105)、登録すべ
き機器104に接続された機器制御装置103の装置I
Dをユーザが入力することを可能とするために、図12
(c)に示すように、装置IDの入力を促すメッセージ
を、表示部212に表示する(ステップ1106)。
【0097】ユーザは、表示部212に表示されたメッ
セージに従って、登録すべき機器104に接続された機
器制御装置103の装置IDを、操作部213から入力
し、決定キーを押下する。図12(c)では、ユーザが
「0123××」を入力した例を示している。
【0098】なお、装置IDは、ユーザが機器制御装置
103を入手した際に、ユーザに分かる形式で提示され
ているものである。
【0099】移動電話端末101は、ユーザが入力した
装置IDを受付けると(ステップ1107)、受付けた
装置IDと、ステップ1102で受付けた機種IDと、
ステップ1105で受付けた機器IDとを機器・機種・
装置テーブル601に登録してから(ステップ110
8)、ステップ701に戻る。
【0100】これにより、ユーザは、任意の機器104
を、自身の移動電話端末101に制御対象として登録す
ることができるようになる。
【0101】以上説明したように、第1の実施形態によ
れば、1つの移動電話端末101を、室内で、1つ以上
の機器104の動作を制御するためのリモコンとして用
いることが可能となる。
【0102】なお、第1の実施形態においては、ユーザ
が機器制御キーを押下することで、機器制御指示を入力
するようにしているので、通話時のユーザの操作は、従
来と同様の操作となる。
【0103】また、第1の実施形態において、室内無線
基地局102の構成は、従来と相違ないが、移動電話端
末101がリモコンとして用いられるときに、移動電話
端末101と機器制御装置103との間で送受信される
無線信号が、室内無線基地局102にも届くので、室内
無線基地局102の誤動作を防止するために、受信した
無線信号に機器制御情報が設定されている場合には、該
無線信号を無視するようにした処理手順を、記憶部51
0に記憶されているプログラムに記述するようにしても
よい。
【0104】また、第1の実施形態において、室内無線
基地局102が、機器制御装置103の動作と同様の動
作を実現するために必要な処理手順を記述したプログラ
ム、および、機器制御装置103が記憶しているデータ
と同様のデータを、記憶部510に記憶するようにし、
制御部509が該データを用いて該プログラムを実行す
るようにすれば、ユーザは、室内無線基地局102にも
機器104を接続させ、自身の移動電話端末101で、
該機器104の動作を制御するようにすることができ
る。
【0105】また、第1の実施形態において、移動電話
端末101および機器制御装置103は、室内無線基地
局102を介して、無線信号(機器制御指示信号,動作
一覧信号,動作指示信号)を送受信するようにしてもよ
い。
【0106】また、第1の実施形態においては、動作を
制御すべき機器104を選択指示する際のユーザの操作
性を向上させるために、機器IDに加えて、該機器ID
が示す機器104が属する機種の機種IDを用いるよう
にしているが、機種IDを用いなくてもよい。
【0107】次に、本発明の第2の実施形態の室内機器
制御システムについて説明する。
【0108】第2の実施形態の室内機器制御システムの
構成図は、図1と同様であり、第2の実施形態も、第1
の実施形態と同様に、1つの移動電話端末101を、室
内で、1つ以上の機器104の動作を制御するためのリ
モコンとして用いることを可能とするものである。
【0109】このために、第2の実施形態においても、
第1の実施形態と同様に、制御対象とする1つ以上の機
器104の各々に、該機器104の動作を制御するため
の機器制御装置103を接続し、移動電話端末101
は、ユーザの操作に従って、実際に動作を制御すべき機
器104に接続された機器制御装置103との間で無線
信号を送受信することで、該機器104の動作を制御す
るようにしている。
【0110】さらに、第2の実施形態は、機器104が
設置された室内から離れた場所でも、移動電話端末10
1で、該機器104の動作を遠隔地から制御することを
可能とするものである。
【0111】このために、第2の実施形態においては、
移動電話網105は、機器104が設置された室内から
離れた場所に存在する移動電話端末101と、該移動電
話端末101に対応する室内機器制御システムが構築さ
れたエリアをカバーしている室内無線基地局102との
間に、通信路を確立するようにしている。また、室内無
線基地局102は、自身との間に通信路が確立されてい
る移動電話端末101が、室内に設置された機器104
が接続された機器制御装置103との間で無線信号を送
受信する際の仲介を行うようにしている。
【0112】さて、第2の実施形態において、移動電話
端末101の構成例を示す図は、図2と同様である。
【0113】第2の実施形態の特徴でもあるリモコンと
しての機能は、制御部210が記憶部211に記憶され
たプログラムを実行することで実現される。また、制御
部211がこのプログラムを実行する際に必要な各種デ
ータ(詳細は後述する。)も、記憶部211に記憶され
ている。
【0114】また、第2の実施形態において、機器制御
装置103の構成例を示す図は、図3と同様である。
【0115】記憶部310には、図4(a)に示した装
置テーブル400が、予め記憶されている。
【0116】なお、第2の実施形態においても、第1の
実施形態と同様に、機器制御装置103が、特定の機器
104の動作を専用に制御するものとしている。
【0117】そこで、記憶部310には、さらに、図4
(b)に示した動作テーブル401が、予め記憶されて
おり、また、動作テーブル401に格納された動作ID
が各々示す動作を機器104に行わせるために必要な処
理手順を記述した、制御部309が実行するプログラム
が、予め記憶されている。
【0118】また、第2の実施形態において、室内無線
基地局102の構成例を示す図は、図5と同様である。
【0119】記憶部510には、通話機能を実現するた
めに必要な処理手順を記述した、制御部509が実行す
るプログラムに加えて、第2の実施形態の特徴である遠
隔制御機能を実現するために必要な処理手順を記述し
た、制御部509が実行するプログラムが、予め記憶さ
れている。
【0120】次に、第2の実施形態の動作およびユーザ
の操作について説明する。
【0121】まず、移動電話端末101の記憶部211
に記憶されている各種データについて説明する。
【0122】移動電話端末101の記憶部211には、
図6(a)に示した機種テーブル600、および、図6
(b)に示した機器・機種・装置テーブル601が、予
め記憶されている。
【0123】また、移動電話端末101の記憶部211
には、図6(c)に示すように、自身に対応する室内機
器制御システムを識別するためのシステムIDを格納し
たシステムテーブル602が、予め記憶されている。
【0124】なお、機器・機種・装置テーブル601の
内容は、第1の実施形態で説明したように、ユーザの操
作によって登録されるものである。すなわち、機器・機
種・装置テーブル601の内容を登録する際の動作およ
びユーザの操作は、第1の実施形態と同様である。
【0125】さて、室内で、ユーザが移動電話端末10
1をリモコンとして用いる際の動作およびユーザの操作
は、第1の実施形態と同様である。
【0126】ただし、移動電話端末101は、図7のス
テップ707で、図9(d)に示すように、機器制御情
報および装置IDに加えて、システムテーブル602に
格納されているシステムIDを設定した機器制御指示信
号を作成するようにする。
【0127】次に、機器104が設置された室内から離
れた場所(室内無線基地局102がカバーするエリア以
外の場所)で、ユーザが移動電話端末101を用いて機
器104の動作を遠隔制御する際の動作およびユーザの
操作について説明する。
【0128】この際のユーザの操作および移動電話端末
101の動作は、室内で、ユーザが移動電話端末101
をリモコンとして用いる際の動作と同様であるが、移動
電話端末101は、少なくとも、機器制御指示信号を送
信する前(図7のステップ710の前)に、移動電話網
105との間を接続するために、移動電話網105に対
して発信する必要がある。
【0129】これは、例えば、予め定めた特定の電話番
号を、遠隔制御を行うための専用の電話番号(以下、
「遠隔制御特番」と称す。)として確保しておき、移動
電話端末101が、遠隔制御特番を自動的にダイヤルす
るようにすることができる。なお、ユーザが、遠隔制御
特番をダイヤルするようにしてもよい。
【0130】また、第2の実施形態において、移動電話
網105は、図13に示すように、複数の室内機器制御
システムのシステムIDごとに、該室内機器制御システ
ムが構築されたエリアをカバーする室内無線基地局10
2を各々識別するための基地局IDを格納した、基地局
テーブル1300を、内部の記憶部に記憶するようにし
ている。
【0131】そして、移動電話網105は、従来の動作
に加えて、図14に示す動作を行うようにしている。
【0132】すなわち、移動電話網105は、図14に
示すように、いずれかの移動電話端末101から遠隔制
御特番に着信があると(ステップ1401)、その後
は、該移動電話端末101から機器制御指示信号(実際
には、機器制御指示信号が、該移動電話端末101が存
在するエリアをカバーする無線基地局によって復調され
た信号である。)が送信されてくることとなる。
【0133】そこで、移動電話網105は、信号を受信
した場合に(ステップ1402)、受信した信号にシス
テムIDが設定されているならば(ステップ140
3)、移動電話端末101から送信された機器制御指示
信号であることを意味しているので、基地局テーブル1
300に格納されている基地局IDのうちから、受信し
た機器制御指示信号に設定されているシステムIDに対
応する基地局IDを求め(ステップ1404)、求めた
基地局IDが示す室内無線基地局102と、発信元の移
動電話端末101との間の通信路を確立する(ステップ
1405)。
【0134】なお、ステップ1405の後に、図示して
いないが、実際には、移動電話網105は、移動電話端
末101がオンフックすると、確立していた通話路を切
断するようになっている。
【0135】また、第2の実施形態において、室内無線
基地局102は、従来の動作に加えて、以下に説明する
動作を行うようにしている。
【0136】すなわち、室内無線基地局102は、移動
電話網105によって移動電話端末101との間の通信
路が確立されると、移動電話網105から受信した信号
に機器制御情報が設定されている場合には、該移動電話
端末101から移動電話網105を介して送信された機
器制御指示信号または動作指示信号であることを意味し
ているので、受信した信号を変調した無線信号を送信
し、また、受信した無線信号に機器制御情報が設定され
ている場合には、機器制御装置103から送信された動
作一覧信号であることを意味しているので、受信した無
線信号を復調して移動電話網105に送信することで、
該移動電話端末101と機器制御装置103との間で無
線信号を送受信する際の仲介を行う。
【0137】なお、室内無線基地局102は、移動電話
網105から受信した信号および受信した無線信号に、
機器制御情報が設定されていないならば、自身がカバー
するエリアに存在する移動電話端末101とその相手先
との間で通話時に送受信される信号および無線信号であ
ることを意味しているので、従来の動作と同様の動作を
行うこととなる。
【0138】これにより、ユーザは、上述した第1の実
施形態における操作と同様の操作で、機器104が設置
された室内から離れた場所でも、自身の移動電話端末1
01を用いて、該機器104の動作を遠隔地から制御す
ることができるようになる。
【0139】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、1つの移動電話端末101を、室内で、1つ以上
の機器104の動作を制御するためのリモコンとして用
いることが可能となると共に、機器104が設置された
室内から離れた場所でも、移動電話端末101で、室内
に設置された1つ以上の機器104の動作を制御するこ
とが可能となる。
【0140】なお、第2の実施形態においては、ユーザ
が、動作を制御すべき機器104から離れた場所にいる
ので、自身が意図した通りの動作が行われたか否かを確
認することが不可能であるそこで、機器制御装置103
が、自身に接続された機器104の動作を制御した場合
に、その旨を、移動電話端末101のユーザに通知する
ようにすることが好ましい。
【0141】以下、このようにした実施形態を、第3の
実施形態として、第2の実施形態と異なる点についての
み説明する。
【0142】第3の実施形態においては、機器制御装置
103は、自身に接続された機器104の動作を制御し
た後(図10のステップ1006の後)に、機器制御情
報と、該動作の動作IDと、装置テーブル400に格納
されている装置IDとを設定した無線信号(以下、「制
御完了信号」と称す。)を作成し、作成した制御完了信
号を送信するようにする。
【0143】機器制御装置103から送信された制御完
了信号は、第2の実施形態で説明したように、室内無線
基地局102によって復調されて移動電話網105に送
信されるので、移動電話端末101は、移動電話網10
5から制御完了信号(実際には、制御完了信号が、該移
動電話端末101が存在するエリアをカバーする無線基
地局によって変調された無線信号である。)を受信する
こととなる。
【0144】そこで、第3の実施形態においては、移動
電話端末101は、動作指示信号を送信した後(図7の
ステップ714の後)に、移動電話網105から信号を
受信した場合に、受信した信号に、機器制御情報、およ
び、図7のステップ713で動作指示信号に設定した装
置IDと一致する装置IDが設定されているならば、受
信した信号が、動作を制御した機器104に接続された
機器制御装置103から送信された制御完了信号である
ことを意味しているので、機器・機種・装置テーブル6
01に格納されている機器IDおよび機種IDのうちか
ら、該制御完了信号に設定されている装置IDに対応す
る機器IDおよび機種IDを求め、求めた機器IDおよ
び機種IDを、表示部212に表示すると共に、該制御
完了信号に設定されている動作IDを、表示部212に
表示するようにする。
【0145】以上説明したように、第3の実施形態によ
れば、ユーザは、自身の移動電話端末101を用いて、
遠隔地から機器104の動作を制御した場合に、該動作
が完了した旨を知ることができるようになる。
【0146】なお、第3の実施形態において、機器制御
装置103は、自身に接続された機器104の動作を制
御した後(図10のステップ1006の後)に、該機器
104に何らかの障害が発生し、制御すべき動作が行わ
れなかったことを検知した場合には、その旨を示す情報
を、制御完了信号に設定するようにすることが好まし
い。
【0147】ところで、上述したいずれの実施形態にお
いても、移動電話端末101をリモコンとして用いるこ
とを特徴としているので、第2の実施形態および第3の
実施形態で説明したように、ユーザは、外出時に、自身
が所持している移動電話端末101を用いて、室内に設
置された機器104の動作を制御することが可能となっ
ている。
【0148】しかしながら、外出時に所持するには多少
の不便があるが、リモコンとしての機能を実現するため
の動作を行う専用の装置(以下、「機器制御指示装置」
と称す。)を設けるようにし、1つの機器制御指示装置
を用いて、1つ以上の機器104の動作を制御するよう
にすることもできる。
【0149】このようにする場合、機器制御指示装置の
構成例は、移動電話端末101の構成要素のうちから、
通話機能のみを実現するために必要な構成要素を除いた
ものとすることができる。
【0150】そして、機器制御指示装置は、リモコンと
しての機能を実現するための動作を行う専用の装置であ
ることから、機器制御指示をユーザが入力する必要はな
く、機種IDの一覧を表示した状態を、機器制御指示装
置の初期状態とすればよい。
【0151】なお、この機器制御指示装置は、上述した
従来の学習機能付きリモコンとは異なり、付属のリモコ
ンが存在しない機器104であっても、その動作を制御
することが可能である。
【0152】さらに、上述したいずれの実施形態も、既
存の移動電話システムが備えた移動電話端末101や室
内無線基地局102や移動電話網105を利用して構築
するようにしているので、移動電話システムの特徴であ
る、移動電話端末101が存在するエリアをカバーする
無線基地局を移動電話網105が管理する機能(位置登
録機能)を利用することで、予め定めた特定の機器10
4については、ユーザの意思に関わらず、移動電話端末
101を所持しているユーザの移動の仕方に応じて、自
動的に、該機器104の動作を制御するようにすること
ができる。
【0153】以下、このようにした実施形態を、第4の
実施形態として説明する。
【0154】第4の実施形態の室内機器制御システムの
構成図は、図1と同様であり、第4の実施形態も、第1
の実施形態と同様に、1つの移動電話端末101を、室
内で、1つ以上の機器104の動作を制御するためのリ
モコンとして用いることを可能とするものである。
【0155】このために、第4の実施形態においても、
第1の実施形態と同様に、制御対象とする1つ以上の機
器104の各々に、該機器104の動作を制御するため
の機器制御装置103を接続し、移動電話端末101
は、ユーザの操作に従って、実際に動作を制御すべき機
器104に接続された機器制御装置103との間で無線
信号を送受信することで、該機器104の動作を制御す
るようにしている。
【0156】さらに、第4の実施形態は、予め定めた特
定の機器104については、ユーザの意思に関わらず、
移動電話端末101を所持しているユーザが、該機器1
04が設置された室内から離れていった場合に、自動的
に、該機器104の動作を制御することを可能とするも
のである。
【0157】このために、第4の実施形態においては、
室内無線基地局102は、移動電話端末101に対応す
る室内機器制御システムが構築されたエリアをカバーし
ていることから、自身がカバーするエリアから移動電話
端末101が移動していった場合に、予め定めた特定の
機器104に接続された機器制御装置103に無線信号
を送信することで、該機器104の動作を制御するよう
にしている。
【0158】さて、第4の実施形態において、移動電話
端末101の構成例を示す図は、図2と同様である。
【0159】第4の実施形態の特徴でもあるリモコンと
しての機能は、制御部210が記憶部211に記憶され
たプログラムを実行することで実現される。また、この
プログラムを実行する際に必要な各種データ(詳細は後
述する。)も、記憶部211に記憶されている。
【0160】また、第4の実施形態において、機器制御
装置103の構成例を示す図は、図3と同様である。
【0161】記憶部310には、図4(a)に示した装
置テーブル400が、予め記憶されている。
【0162】なお、第4の実施形態においても、第1の
実施形態と同様に、機器制御装置103が、特定の機器
104の動作を専用に制御するものとしている。
【0163】そこで、記憶部310には、さらに、図4
(b)に示した動作テーブル401が、予め記憶されて
おり、また、動作テーブル401に格納された動作ID
が各々示す動作を機器104に行わせるために必要な処
理手順を記述した、制御部309が実行するプログラム
が、予め記憶されている。
【0164】また、第4の実施形態において、室内無線
基地局102の構成例を示す図は、図5と同様である。
【0165】記憶部510には、通話機能を実現するた
めに必要な処理手順を記述した、制御部509が実行す
るプログラムに加えて、第4の実施形態の特徴である自
動制御機能を実現するために必要な処理手順を記述し
た、制御部509が実行するプログラムが、予め記憶さ
れている。
【0166】また、記憶部510には、第4の実施形態
の特徴である自動制御機能を実現するために、さらに、
図15に示すように、予め定めた少なくとも1つの機器
制御装置103の装置IDごとに、該装置IDが示す機
器制御装置103に接続される機器104の複数の動作
のうちの、予め定めた動作の動作IDを格納した装置・
動作テーブル1500が、予め記憶されている。
【0167】次に、第4の実施形態の動作およびユーザ
の操作について説明する。
【0168】まず、移動電話端末101の記憶部211
に記憶されている各種データについて説明する。
【0169】移動電話端末101の記憶部211には、
図6(a)に示した機種テーブル600、および、図6
(b)に示した機器・機種・装置テーブル601が、予
め記憶されている。
【0170】なお、機器・機種・装置テーブル601の
内容は、第1の実施形態で説明したように、ユーザの操
作によって登録されるものである。すなわち、機器・機
種・装置テーブル601の内容を登録する際の動作およ
びユーザの操作は、第1の実施形態と同様である。
【0171】さて、第4の実施形態において、室内で、
ユーザが移動電話端末101をリモコンとして用いる際
の動作およびユーザの操作は、第1の実施形態と同様で
ある。
【0172】そこで、機器104が設置された室内(室
内無線基地局102がカバーするエリア)から、移動電
話端末101を所持しているユーザが移動していった場
合に、予め定めた特定の機器104の動作を自動制御す
る際の動作について説明する。
【0173】第4の実施形態の特徴である自動制御機能
は、ユーザの意思に関わらず、自動的に、予め定めた特
定の機器104の動作を制御するものであるので、この
際のユーザの操作は一切不要であり、従って、移動電話
端末101は、第1の実施形態で説明した動作は一切行
わない。
【0174】ただし、移動電話端末101は、既存の移
動電話システムにおける位置登録機能を実現するため
に、自身が存在するエリアが変更した旨を移動電話網1
05に通知するための無線信号である位置登録信号を、
移動先のエリアをカバーする無線基地局に送信するよう
になっている。
【0175】また、第4の実施形態において、室内無線
基地局102は、従来の動作に加えて、図16に示す動
作を行うようにしている。
【0176】すなわち、室内無線基地局102は、図1
6に示すように、自身がカバーするエリアに構築された
室内機器制御システムに対応する移動電話端末101
が、自身がカバーするエリアから移動していった場合は
(ステップ1601)、装置・動作テーブル1500に
格納されている装置IDの各々について、機器制御情報
と、該装置IDと、該装置IDに対応付けて装置・動作
テーブル1500に格納されている動作IDとを設定し
た無線信号(以下、「自動制御信号」と称す。)を作成
し(ステップ1602)、作成した自動制御信号を送信
する(ステップ1603)。
【0177】例えば、ステップ1601では、室内無線
基地局102は、移動電話端末101が自身がカバーす
るエリアに存在するときには、それ以前に、該移動電話
端末101から位置登録信号が送信されたはずであるの
で、該移動電話端末101との間で、定期的に、無線出
力レベルをチェックするための無線信号を送受信するよ
うにし、この無線信号の受信レベルが予め定めた閾値以
下になったことを契機として、自身がカバーするエリア
から該移動電話端末101が移動していったと判断する
ようにすることができる。
【0178】なお、室内無線基地局102は、位置登録
信号の送信元の移動電話端末101が、自身がカバーす
るエリアに構築された室内機器制御システムに対応する
移動電話端末101であることを認識するために、該移
動電話端末101の電話番号を、記憶部510に記憶す
るようにしておく必要がある。
【0179】また、例えば、ステップ1601では、室
内無線基地局102は、自身がカバーするエリアに構築
された室内機器制御システムに対応する移動電話網10
1が、自身がカバーするエリアから移動していった旨の
通知を、移動電話網105から受取るようにすることが
できる。
【0180】これは、詳しくは、移動電話端末101が
存在するエリアをカバーする無線基地局を管理する移動
電話網105が、複数の室内機器制御システムごとに、
該室内機器制御システムに対応する移動電話端末101
と、該室内機器制御システムが構築されたエリアをカバ
ーする室内無線基地局102と、該室内機器制御システ
ムが構築されたエリアに隣接する全てのエリアを各々カ
バーする無線基地局とを管理するようにしておけば、移
動電話網105は、位置登録信号を送信してきた該移動
電話端末101が、対応する室内機器制御システムが構
築されたエリアから該エリアに隣接するエリアに移動し
ていったか否かを判定することができるので、室内無線
基地局102への通知を行うことが可能となる。
【0181】これにより、自動制御信号を受信した機器
制御装置103は、第1の実施形態で説明したように、
自身に接続された機器104の動作を制御するので、移
動電話端末101を所持しているユーザが室内無線基地
局102がカバーするエリアから移動していった場合
に、施錠装置に施錠させたり、照明機器に消灯させたり
するなど、ユーザが外出時に制御する必要がある機器1
04の動作については、これを確実に行わせることがで
きるようになる。
【0182】以上説明したように、第4の実施形態によ
れば、1つの移動電話端末101を、室内で、1つ以上
の機器104の動作を制御するためのリモコンとして用
いることが可能となると共に、予め定めた特定の機器1
04については、ユーザの意思に関わらず、移動電話端
末101を所持しているユーザが、該機器104が設置
された室内から離れていった場合に、自動的に、該機器
104の動作を制御することが可能となる。
【0183】なお、第4の実施形態において、室内無線
基地局102が操作部および表示部を備えるようにすれ
ば、装置・動作テーブル1500の内容は、以下に説明
するように、ユーザの操作によって登録することができ
る。
【0184】すなわち、ユーザは、所望の機器104を
制御対象として室内無線基地局102に登録したい場合
に、まず、室内無線基地局102の操作部に設けられた
特定のキー(例えば、登録キー)を押下することで、そ
の旨の機器登録指示を入力すると共に、登録すべき機器
104に接続された機器制御装置103の装置ID、お
よび、登録すべき機器104の複数の動作のうちの、制
御すべき動作の動作IDを、操作部から入力する。
【0185】室内無線基地局102は、ユーザが入力し
た機器登録指示,装置ID,動作IDを受付けると、受
付けた装置IDおよび動作IDを、装置・動作テーブル
1500に登録する。
【0186】これにより、ユーザは、任意の機器104
を、室内無線基地局102に制御対象として登録するこ
とができるようになる。
【0187】また、第4の実施形態においては、ユーザ
の意思に関わらず、予め定めた特定の機器104の動作
が制御されるので、機器制御装置103が、自身に接続
された機器104の動作を制御した場合に、その旨を、
移動電話端末101のユーザに通知するようにすること
が好ましい。
【0188】以下、このようにした実施形態を、第5の
実施形態として、第4の実施形態と異なる点についての
み説明する。
【0189】第5の実施形態においては、第2の実施形
態と同様に、機器制御装置103は、自身に接続された
機器104の動作を制御した後(図10のステップ10
06の後)に、機器制御情報と、該動作の動作IDと、
装置テーブル400に格納されている装置IDとを設定
した無線信号(以下、「制御完了信号」と称す。)を作
成し、作成した制御完了信号を送信するようにする。
【0190】また、第5の実施形態においては、室内無
線基地局102は、自動制御信号を送信した後(図16
のステップ1603の後)に、受信した無線信号に、機
器制御情報、並びに、図16のステップ1602で設定
した装置IDおよび動作IDと各々一致する装置IDお
よび動作IDが設定されている場合には、機器制御装置
103から送信された制御完了信号であることを意味し
ているので、自身がカバーするエリアに構築された室内
機器制御システムに対応する移動電話端末101に発信
し、該移動電話端末101との間の通信路が移動電話網
105によって確立されると、該制御完了信号を復調し
て移動電話網105に送信するようにする。
【0191】なお、室内無線基地局102は、移動電話
端末101に発信するために、該動電話端末101の電
話番号を、記憶部510に記憶するようにしておく必要
がある。
【0192】また、第5の実施形態においては、移動電
話端末101は、室内無線基地局102から着信があっ
た場合に、自身が存在するエリアをカバーする無線基地
局を介して移動電話網105から受信した無線信号に、
機器制御情報が設定されているならば、受信した無線信
号が、室内無線基地局102が送信した自動制御信号に
よって機器104の動作を制御した機器制御装置103
から送信された制御完了信号であることを意味している
ので、機器・機種・装置テーブル601に格納されてい
る機器IDおよび機種IDのうちから、該制御完了信号
に設定されている装置IDに対応する機器IDおよび機
種IDを求め、求めた機器IDおよび機種IDを、表示
部212に表示すると共に、該制御完了信号に設定され
ている動作IDを、表示部212に表示するようにす
る。
【0193】以上説明したように、第5の実施形態によ
れば、ユーザは、自動的に機器104の動作が制御され
た場合に、該動作が完了した旨を知ることができるよう
になる。
【0194】さて、ここで、第5の実施形態の室内機器
制御システムの具体例を、自動的に動作が制御される機
器104が、玄関扉の施錠を行う施錠装置である場合を
例にして、図17〜図20を用いて説明する。
【0195】図17は施錠装置の動作を制御させる際の
動作シーケンス図である。
【0196】図17に示すように、移動電話端末101
は、室内無線基地局102がカバーするエリアから、該
エリアに隣接するエリアに移動した場合に、位置登録信
号1700を、移動後のエリアをカバーする無線基地局
を介して移動電話網105に送信する。
【0197】移動電話網105は、上述したように、位
置登録信号1700の送信元の移動電話端末101が、
室内無線基地局102がカバーするエリア(すなわち、
該移動電話端末101に対応する室内機器制御システム
が構築されたエリア)から、該エリアに隣接するエリア
に移動したことを検知するので、その旨を示す位置登録
確認信号1701を、室内無線基地局102に送信す
る。
【0198】室内無線基地局102は、上述したよう
に、位置登録確認信号1701を受信すると、機器制御
情報と、施錠装置が接続された機器制御装置103の装
置IDと、施錠する旨を示す動作IDとを設定した自動
制御信号1702を送信する。
【0199】施錠装置が接続された機器制御装置103
は、上述したように、自動制御信号1702を受信する
と、施錠装置が玄関扉を施錠するよう制御し、施錠装置
が玄関扉を施錠すると、機器制御情報と、自身の装置I
Dと、施錠する旨を示す動作IDとを設定した制御完了
信号1703を送信する。
【0200】室内無線基地局102は、上述したよう
に、制御完了信号1703を受信すると、自身がカバー
するエリアに構築された室内機器制御システムに対応す
る移動電話端末101に発信し、移動電話端末101と
の間の通信路が移動電話網105によって確立される
と、受信した制御完了信号1703を復調して移動電話
網105に送信する。
【0201】一方、移動電話端末101は、上述したよ
うに、室内無線基地局102から着信があり、自身が存
在するエリアをカバーする無線基地局を介して移動電話
網105から制御完了信号1703を受信すると、施錠
装置が玄関扉を施錠した旨を表示部212に表示する。
【0202】なお、室内無線基地局102が、自動制御
信号1702を送信する前に、施錠されているか否かを
確認するための無線信号である施錠確認要求信号を送信
するようにし、機器制御装置103が、施錠確認要求信
号を受信した場合に、施錠装置が施錠しているか否かを
確認し、確認結果を示す無線信号である施錠確認結果信
号を送信するようにしてもよい。
【0203】このようにした場合、図18に示すよう
に、室内無線基地局102は、施錠確認要求信号180
0に対する返答として受信した施錠確認結果信号180
1が未施錠である旨を示しているときにのみ、自動制御
信号1702を送信するようにすることができる。
【0204】また、このようにした場合、図19に示す
ように、室内無線基地局102は、施錠確認結果信号1
801を受信した時点で、移動電話端末101に発信
し、移動電話端末101との間の通信路が移動電話網1
05によって確立されると、受信した施錠確認結果信号
1801を復調して移動電話網105に送信すること
で、施錠装置が玄関扉を施錠しているか否かを、移動電
話端末101のユーザに通知するようにしてもよい。
【0205】そして、さらに、図20に示すように、移
動電話端末101は、受信した施錠確認結果信号180
1が未施錠である旨を示している場合に、施錠する旨の
指示を受付けるようにし、施錠する旨の指示を受付けた
ならば、施錠要求信号2000を、自身をカバーする無
線基地局および移動電話網105を介して、室内無線基
地局102に送信することで、室内無線基地局102に
自動制御信号1702を送信させるようにすることがで
きる。
【0206】なお、図18〜図20に示した例では、室
内無線基地局102が施錠確認要求信号1800を送信
するようにするようにしているが、これを応用させて、
室内無線基地局102が、定期的または断続的に、機器
104の動作状態を確認するための無線信号を送信する
ことで、予め定めた機器104の動作状態を、該機器1
04に接続された機器制御装置103に問合せ、問合せ
た結果、該機器104に障害が発生していることを検知
した場合に、移動電話端末101に発信して、その旨を
通知するようにすることができる。
【0207】なお、第4の実施形態および第5の実施形
態においては、第1の実施形態と同様に、リモコンとし
ての機能を実現しているが、このリモコンとしての機能
と、第4の実施形態および第5の実施形態のみの特徴で
ある自動制御機能とは、直接の関連はないので、自動制
御機能のみを実現するようにした室内機器制御システム
を構築することも可能である。
【0208】このようにした場合、特に、室内無線基地
局102が、図21に示すように、予め定めた少なくと
も1つの機器制御装置103の装置IDごとに、該装置
IDが示す機器制御装置103に接続される機器104
の機器IDと、該装置IDが示す機器制御装置103に
接続される機器104が属する機種の機種IDと、該装
置IDが示す機器制御装置103に接続される機器10
4の複数の動作のうちの、予め定めた動作の動作IDと
を格納した装置・機器・機種・動作テーブル2100
を、記憶部510に記憶しているようにすると共に、制
御完了信号に、機器ID,機種ID,動作IDを設定す
るようにすれば、移動電話端末101は、リモコンとし
ての機能を実現するために必要な処理手順を記述したプ
ログラムも、機種テーブル600および機器・機種・装
置テーブル601も、記憶部211に記憶していなくて
も済む。
【0209】さらに、第4の実施形態と同様に、移動電
話システムの特徴である位置登録機能を利用すること
で、予め定めた特定の機器104については、ユーザの
意思に関わらず、移動電話端末101を所持しているユ
ーザの移動の仕方に応じて、自動的に、該機器104の
動作を制御するようにした実施形態を、第6の実施形態
として説明する。
【0210】第6の実施形態の室内機器制御システムの
構成図は、図1と同様であり、第6の実施形態も、第1
の実施形態と同様に、1つの移動電話端末101を、室
内で、1つ以上の機器104の動作を制御するためのリ
モコンとして用いることを可能とするものである。
【0211】このために、第6の実施形態においても、
第1の実施形態と同様に、制御対象とする1つ以上の機
器104の各々に、該機器104の動作を制御するため
の機器制御装置103を接続し、移動電話端末101
は、ユーザの操作に従って、実際に動作を制御すべき機
器104に接続された機器制御装置103との間で無線
信号を送受信することで、該機器104の動作を制御す
るようにしている。
【0212】さらに、第6の実施形態は、予め定めた特
定の機器104については、ユーザの意思に関わらず、
移動電話端末101を所持しているユーザが、該機器1
04が設置された室内に戻ってきた場合に、自動的に、
該機器104の動作を制御することを可能とするもので
ある。
【0213】このために、第6の実施形態においては、
室内無線基地局102は、移動電話端末101に対応す
る室内機器制御システムが構築されたエリアをカバーし
ていることから、自身がカバーするエリアに移動電話端
末101が移動してきた場合に、予め定めた特定の機器
104に接続された機器制御装置103に無線信号を送
信することで、該機器104の動作を制御するようにし
ている。
【0214】さて、第6の実施形態において、移動電話
端末101の構成例を示す図は、図2と同様である。
【0215】第4の実施形態の特徴でもあるリモコンと
しての機能は、制御部210が記憶部211に記憶され
たプログラムを実行することで実現される。また、この
プログラムを実行する際に必要な各種データ(詳細は後
述する。)も、記憶部211に記憶されている。
【0216】また、第6の実施形態において、機器制御
装置103の構成例を示す図は、図3と同様である。
【0217】記憶部310には、図4(a)に示した装
置テーブル400が、予め記憶されている。
【0218】なお、第6の実施形態においても、第1の
実施形態と同様に、機器制御装置103が、特定の機器
104の動作を専用に制御するものとしている。
【0219】そこで、記憶部310には、さらに、図4
(b)に示した動作テーブル401が、予め記憶されて
おり、また、動作テーブル401に格納された動作ID
が各々示す動作を機器104に行わせるために必要な処
理手順を記述した、制御部309が実行するプログラム
が、予め記憶されている。
【0220】また、第6の実施形態において、室内無線
基地局102の構成例を示す図は、図5と同様である。
【0221】記憶部510には、通話機能を実現するた
めに必要な処理手順を記述した、制御部509が実行す
るプログラムに加えて、第6の実施形態の特徴である自
動制御機能を実現するために必要な処理手順を記述し
た、制御部509が実行するプログラムが、予め記憶さ
れている。
【0222】また、記憶部510には、第6の実施形態
の特徴である自動制御機能を実現するために、さらに、
図15に示した装置・動作テーブル1500が、予め記
憶されている。
【0223】次に、第6の実施形態の動作およびユーザ
の操作について説明する。
【0224】まず、移動電話端末101の記憶部211
に記憶されている各種データについて説明する。
【0225】移動電話端末101の記憶部211には、
図6(a)に示した機種テーブル600、および、図6
(b)に示した機器・機種・装置テーブル601が、予
め記憶されている。
【0226】なお、機器・機種・装置テーブル601の
内容は、第1の実施形態で説明したように、ユーザの操
作によって登録されるものである。すなわち、機器・機
種・装置テーブル601の内容を登録する際の動作およ
びユーザの操作は、第1の実施形態と同様である。
【0227】さて、第6の実施形態において、室内で、
ユーザが移動電話端末101をリモコンとして用いる際
の動作およびユーザの操作は、第1の実施形態と同様で
ある。
【0228】そこで、機器104が設置された室内(室
内無線基地局102がカバーするエリア)に、移動電話
端末101を所持しているユーザが移動してきた場合
に、予め定めた特定の機器104の動作を自動制御する
際の動作について説明する。
【0229】第6の実施形態の特徴である自動制御機能
は、ユーザの意思に関わらず、自動的に、予め定めた特
定の機器104の動作を制御するものであるので、この
際のユーザの操作は一切不要であり、従って、移動電話
端末101は、第1の実施形態で説明した動作は一切行
わない。
【0230】ただし、移動電話端末101は、既存の移
動電話システムにおける位置登録機能を実現するため
に、自身が存在するエリアが変更した旨を移動電話網1
05に通知するための無線信号である位置登録信号を、
移動先のエリアをカバーする無線基地局に送信するよう
になっている。
【0231】また、第6の実施形態において、室内無線
基地局102は、従来の動作に加えて、図22に示す動
作を行うようにしている。
【0232】すなわち、室内無線基地局102は、図2
2に示すように、自身がカバーするエリアに構築された
室内機器制御システムに対応する移動電話端末101
が、自身がカバーするエリアに移動してきた場合は(ス
テップ2201)、装置・動作テーブル1500に格納
されている装置IDの各々について、機器制御情報と、
該装置IDと、該装置IDに対応付けて装置・動作テー
ブル1500に格納されている動作IDとを設定した自
動制御信号を作成し(ステップ2202)、作成した自
動制御信号を送信する(ステップ2203)。
【0233】例えば、ステップ2201では、室内無線
基地局102は、自身がカバーするエリアに構築された
室内機器制御システムに対応する移動電話端末101か
ら位置登録信号を受信したことを契機として、該移動電
話端末101が自身がカバーするエリアに移動してきた
と判断するようにすることができる。
【0234】なお、室内無線基地局102は、位置登録
信号の送信元の移動電話端末101が、自身がカバーす
るエリアに構築された室内機器制御システムに対応する
移動電話端末101であることを認識するために、該移
動電話端末101の電話番号を、記憶部510に記憶す
るようにしておく必要がある。
【0235】これにより、自動制御信号を受信した機器
制御装置103は、第1の実施形態で説明したように、
自身に接続された機器104の動作を制御するので、移
動電話端末101を所持しているユーザが室内無線基地
局102がカバーするエリアに移動してきた場合に、施
錠装置に解錠させたり、照明機器に点灯させたりするな
ど、ユーザが帰宅時に制御する必要がある機器104の
動作については、これを確実に行わせることができるよ
うになる。
【0236】以上説明したように、第6の実施形態によ
れば、1つの移動電話端末101を、室内で、1つ以上
の機器104の動作を制御するためのリモコンとして用
いることが可能となると共に、予め定めた特定の機器1
04については、ユーザの意思に関わらず、移動電話端
末101を所持しているユーザが、該機器104が設置
された室内に戻ってきた場合に、自動的に、該機器10
4の動作を制御することが可能となる。
【0237】なお、第6の実施形態においても、第4の
実施形態と同様に、室内無線基地局102が操作部およ
び表示部を備えるようにすれば、装置・動作テーブル1
500の内容は、ユーザの操作によって登録することが
できる。
【0238】また、第6の実施形態においては、ユーザ
が、帰宅して、自動的に動作が制御された機器104を
確認することができるので、第5の実施形態で説明した
ように、機器制御装置103が、自身に接続された機器
104の動作を制御した旨を通知する必要は特にない。
【0239】さて、ここで、第6の実施形態の室内機器
制御システムの具体例を、自動的に動作が制御される機
器104が、照明機器である場合を例にして、図23を
用いて説明する。
【0240】図23は照明機器の動作を制御させる際の
動作シーケンス図である。
【0241】図23に示すように、移動電話端末101
は、室内無線基地局102がカバーするエリアに隣接す
るエリアから、室内無線基地局102がカバーするエリ
アに移動した場合に、位置登録信号2300を、室内無
線基地局102を介して移動電話網105に送信する。
【0242】室内無線基地局102は、上述したよう
に、位置登録信号2300を受信すると、位置登録信号
2300の送信元の移動電話端末101が、自身がカバ
ーするエリア(すなわち、該移動電話端末101に対応
する室内機器制御システムが構築されたエリア)に移動
してきたと判断するので、機器制御情報と、照明機器が
接続された機器制御装置103の装置IDと、点灯する
旨を示す動作IDとを設定した自動制御信号2301を
送信する。
【0243】照明機器が接続された機器制御装置103
は、上述したように、自動制御信号2301を受信する
と、照明機器が点灯するよう制御する。
【0244】なお、図23に示すように、照明機器が接
続された機器制御装置103は、照明機器が点灯する
と、機器制御情報と、自身の装置IDと、点灯する旨を
示す動作IDとを設定した制御完了信号2302を送信
するようにすれば、室内無線基地局102が、照明機器
が点灯した旨を確認することが可能となる。
【0245】なお、第6の実施形態においては、第1の
実施形態と同様に、リモコンとしての機能を実現してい
るが、このリモコンとしての機能と、第6の実施形態の
みの特徴である自動制御機能とは、直接の関連はないの
で、自動制御機能のみを実現するようにした室内機器制
御システムを構築することも可能である。
【0246】このようにした場合、特に、室内無線基地
局102が、図21に示した装置・機器・機種・動作テ
ーブル2100を、記憶部510に記憶しているように
すると共に、制御完了信号に、機器ID,機種ID,動
作IDを設定するようにすれば、移動電話端末101
は、リモコンとしての機能を実現するために必要な処理
手順を記述したプログラムも、機種テーブル600およ
び機器・機種・装置テーブル601も、記憶部211に
記憶していなくても済む。
【0247】ところで、第1の実施形態を除いたいずれ
の実施形態においても、室内無線基地局102が、各実
施形態の特徴である遠隔制御機能や自動制御機能を実現
するための動作を行うようにしているが、この動作を行
うための専用の装置(以下、「室内機器制御装置」と称
す。)を設け、通信網105と室内無線基地局102と
の間に設置するようにしてもよい。
【0248】このようにする場合、室内機器制御装置
は、室内無線基地局102を介して、機器制御装置10
3や移動電話端末101との間で無線信号を送受信する
ようにすることができ、その構成例は、図24に示すよ
うにすることができる。
【0249】図24に示すように、室内機器制御装置
は、回線インタフェース部2401と、室内無線基地局
インタフェース部2402と、バス2403と、制御部
2404と、記憶部2405と、表示部2406と、操
作部2407とを備えて構成されている。
【0250】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つの移動電話端末をリモコンとして用いて、1つ以上
の機器の動作を制御することを可能とした室内機器制御
システムを提供することができる。
【0251】また、本発明によれば、移動電話端末を所
持しているユーザの移動の仕方に応じて、自動的に、予
め定めた機器の動作を制御することを可能とした室内機
器制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の室内機器制御システムの構成
図。
【図2】第1の実施形態における移動電話端末の構成
図。
【図3】第1の実施形態における機器制御装置の構成
図。
【図4】第1の実施形態における機器制御装置の記憶部
が記憶しているテーブルを示す説明図。
【図5】第1の実施形態における室内無線基地局の構成
図。
【図6】第1の実施形態における移動電話端末の記憶部
が記憶しているテーブルを示す説明図。
【図7】第1の実施形態における移動電話端末の動作を
示すフローチャート。
【図8】第1の実施形態における移動電話端末の表示部
の表示内容を示す説明図。
【図9】第1の実施形態における信号フォーマットを示
す説明図。
【図10】第1の実施形態における機器制御装置の動作
を示すフローチャート。
【図11】第1の実施形態における移動電話端末の動作
を示すフローチャート。
【図12】第1の実施形態における移動電話端末の表示
部の表示内容を示す説明図。
【図13】第2の実施形態における移動電話網の記憶部
が記憶しているテーブルを示す説明図。
【図14】第2の実施形態における移動電話網の動作を
示すフローチャート。
【図15】第4の実施形態における室内無線基地局の記
憶部が記憶しているテーブルを示す説明図。
【図16】第4の実施形態における室内無線基地局の動
作を示すフローチャート。
【図17】第5の実施形態の室内機器制御システムの具
体例の動作シーケンス図。
【図18】第5の実施形態の室内機器制御システムの具
体例の動作シーケンス図。
【図19】第5の実施形態の室内機器制御システムの具
体例の動作シーケンス図。
【図20】第5の実施形態の室内機器制御システムの具
体例の動作シーケンス図。
【図21】自動制御機能のみを実現する室内機器制御シ
ステムにおける室内無線基地局の記憶部が記憶している
テーブルを示す説明図。
【図22】第6の実施形態における室内無線基地局の動
作を示すフローチャート。
【図23】第6の実施形態の室内機器制御システムの具
体例の動作シーケンス図。
【図24】遠隔制御機能や自動制御機能を実現するため
の動作を行うための専用の室内機器制御装置の構成図。
【符号の説明】
101…移動電話端末、102…室内無線基地局、10
3…機器制御装置、104…機器、105…移動電話
網、201…マイク、202…スピーカ、203…音声
符号化部、204…チャネルコーデック部、205…復
調部、206…変調部、207…高周波(RF)部、2
08…アンテナ、209…バス、210…制御部、21
1…記憶部、212…表示部、213…操作部、301
…接続端子、302…機器インタフェース部、303…
チャネルコーデック部、304…復調部、305…変調
部、306…高周波(RF)部、307…アンテナ、3
08…バス、309…制御部、310…記憶部、400
…装置テーブル、401…動作テーブル、501…回線
インタフェース部、502…音声符号化部、503…チ
ャネルコーデック部、504…復調部、505…変調
部、506…アンテナ、507…高周波(RF)部、5
08…バス、509…制御部、510…記憶部、600
…機種テーブル、601…機器・機種・装置テーブル、
602…システムテーブル、1300…基地局テーブ
ル、1500…装置・動作テーブル、2100…装置・
機器・機種・動作テテーブル、2401…回線インタフ
ェース部、2402…室内無線基地局インタフェース
部、2403…バス、2404…制御部、2405…記
憶部、2406…表示部、2407…操作部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04B 7/26 109M

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの移動電話端末と、 1つの機器に接続されて接続された機器の動作を制御す
    る、1つ以上の機器制御装置とを備え、 上記機器制御装置は、 自身を識別する装置識別情報を記憶している装置記憶手
    段と、 自身に接続される機器に応じて、該機器の複数の動作を
    各々識別する動作識別情報を記憶している動作記憶手段
    と、 機器制御用の無線信号である旨を示す機器制御情報、お
    よび、上記装置記憶手段が記憶している装置識別情報と
    一致する装置識別情報が設定された無線信号を受信した
    場合に、上記動作識別情報の通知が要求されているなら
    ば、上記機器制御情報、上記装置記憶手段が記憶してい
    る装置識別情報、および、上記動作記憶手段が記憶して
    いる動作識別情報を設定した、該動作識別情報を通知す
    るための無線信号を送信する動作一覧送信手段と、 上記機器制御情報、および、上記装置記憶手段が記憶し
    ている装置識別情報と一致する装置識別情報が設定され
    た無線信号を受信した場合に、機器の動作の制御が要求
    されているならば、該無線信号に設定されている動作識
    別情報が示す動作を行うよう、自身に接続された機器を
    制御する機器制御手段とを有し、 上記移動電話端末は、 上記機器制御装置が接続された機器を各々識別する機器
    識別情報ごとに、該機器に接続された機器制御装置の装
    置識別情報を記憶している機器・装置記憶手段と、 機器の動作を制御する旨の機器制御指示の入力を、動作
    を制御すべき機器の機器識別情報の入力と共に受付ける
    機器制御指示受付手段と、 上記機器制御指示受付手段が機器制御指示を受付けた場
    合に、上記機器制御情報、および、上記機器制御指示受
    付手段が受付けた機器識別情報に対応付けて上記機器・
    装置記憶手段が記憶している装置識別情報を設定した、
    上記動作識別情報の通知を要求するための無線信号を送
    信する第1の無線信号送信手段と、 上記機器制御情報、および、上記第1の無線信号送信手
    段が無線信号に設定した装置識別情報と一致する装置識
    別情報が設定された無線信号を受信した場合に、該無線
    信号に設定されている動作識別情報の一覧を表示する動
    作一覧表示手段と、 上記動作表示手段が表示した動作識別情報の一覧のうち
    から、制御すべき動作の動作識別情報の入力を受付ける
    動作受付手段と、 上記動作受付手段が動作識別情報を受付けた場合に、上
    記機器制御情報、上記第1の無線信号送信手段が無線信
    号に設定した装置識別情報、および、上記動作受付手段
    が受付けた動作識別情報を設定した、機器の動作の制御
    を要求するための無線信号を送信する第2の無線信号送
    信手段とを有することを特徴とする、移動電話端末を利
    用した室内機器制御システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の室内機器制御システムにお
    いて、 上記移動電話端末の機器・装置記憶手段は、さらに、 上記機器識別情報ごとに、該機器識別情報が示す機器が
    属する機種を各々識別する機種識別情報を記憶し、 上記移動電話端末の機器制御指示受付手段は、 上記機器制御指示を受付ける機能と、 上記機器制御指示を受付けた場合に、上記機器・装置記
    憶手段が記憶している機種識別情報の一覧を表示する機
    能と、 表示した機種識別情報の一覧のうちから、動作を制御す
    べき機器が属する機種の機種識別情報の入力を受付ける
    機能と、 上記機種識別情報を受付けた場合に、該機種識別情報に
    対応付けて上記機器・装置記憶手段が記憶している機器
    識別情報の一覧を表示する機能と、 表示した機器識別情報の一覧のうちから、動作を制御す
    べき機器の機器識別情報の入力を受付ける機能とを有す
    ることを特徴とする、移動電話端末を利用した室内機器
    制御システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の室内機器制御システムにお
    いて、 上記移動電話端末は、 予め定めた複数の機種の機種識別情報を記憶している機
    種記憶手段を有し、制御対象とする機器を登録する旨の
    機器登録指示の入力を受付ける機器登録指示受付手段
    と、 上記機器登録指示受付手段が機器登録指示を受付けた場
    合に、登録すべき機器に接続された機器制御装置の装置
    識別情報の入力を受付ける装置受付手段と、 上記機器登録指示受付手段が機器登録指示を受付けた場
    合に、上記機種記憶手段が記憶している機種識別情報の
    一覧を表示する機種表示手段と、 上記機種表示手段が表示した機種識別情報の一覧のうち
    から、登録すべき機器が属する機種の機種識別情報の入
    力を受付ける機種受付手段と、 上記機種受付手段が機種識別情報を受付けた場合に、該
    機種識別情報に対応付けて上記機器・装置記憶手段が記
    憶している全ての機器識別情報と重複しないように、登
    録すべき機器の機器識別情報を生成し、生成した機器識
    別情報を表示する機器表示手段と、 上記機器表示手段が表示した機器識別情報を、登録すべ
    き機器の機器識別情報として承認する旨の入力を受付け
    る機器受付手段と、 上記機器受付手段が受付けた機器識別情報、上記装置受
    付手段が受付けた装置識別情報、および、上記機種受付
    手段が受付けた機種識別情報を、上記機器・装置記憶手
    段に登録する登録手段とを有することを特徴とする、移
    動電話端末を利用した室内機器制御システム。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載の室内機器制御
    システムにおいて、 移動電話網に接続され、上記室内機器制御システムが構
    築されたエリアをカバーする室内無線基地局を備え、 上記移動電話網は、 複数の室内機器制御システムを各々識別するシステム識
    別情報ごとに、該室内機器制御システムが構築されたエ
    リアをカバーする室内無線基地局を各々識別する基地局
    識別情報を記憶している基地局記憶手段と、 いずれかの移動電話端末から送信されてきた、上記シス
    テム識別情報が設定された信号を受信した場合に、該シ
    ステム識別情報に対応付けて上記基地局記憶手段が記憶
    している基地局識別情報が示す室内無線基地局と、該移
    動電話端末との間の通信路を確立する通信路確立手段と
    を有し、 上記室内無線基地局は、 上記移動電話端末との間の通信路が確立されている場合
    に、上記機器制御情報が設定された信号を上記移動電話
    網から受信したならば、該信号を変調した無線信号を送
    信し、また、上記機器制御情報が設定された無線信号を
    受信したならば、該無線信号を復調した信号を上記移動
    電話網に送信する遠隔機器制御仲介手段を有し、 上記移動電話端末は、 自身を備えた室内機器制御システムのシステム識別情報
    を記憶しているシステム記憶手段を有し、 上記移動電話端末の第1の無線信号送信手段は、さら
    に、 送信すべき無線信号に、上記システム記憶手段が記憶し
    ているシステム識別情報を設定することを特徴とする、
    移動電話端末を利用した室内機器制御システム。
  5. 【請求項5】請求項4記載の室内機器制御システムにお
    いて、 上記機器制御装置は、 自身に接続された機器の動作を上記機器制御手段が制御
    した場合に、上記機器制御情報、該動作の動作識別情
    報、および、上記装置記憶手段が記憶している装置識別
    情報を設定した、制御の完了を通知するための無線信号
    を送信する制御完了通知手段を有し、 上記移動電話端末は、 上記機器制御情報、および、上記第2の無線信号送信手
    段が無線信号に設定した装置識別情報と一致する装置識
    別情報が設定された信号を上記移動電話網から受信した
    場合に、該信号に設定されている装置識別情報に対応付
    けて上記機器・装置記憶手段が記憶している機器識別情
    報、および、該信号に設定されている動作識別情報を表
    示する制御完了表示手段を有することを特徴とする、移
    動電話端末を利用した室内機器制御システム。
  6. 【請求項6】1つの機器に接続されて接続された機器の
    動作を制御する機器制御装置であって、 自身に接続される機器に応じて、該機器の複数の動作を
    各々識別する動作識別情報を記憶している動作記憶手段
    と、 自身に対して向けられた無線信号であって、上記動作識
    別情報の通知を要求するための無線信号を移動電話端末
    から受信した場合に、該移動電話端末に対して、上記動
    作記憶手段が記憶している動作識別情報を設定した、該
    動作識別情報を通知するための無線信号を送信する動作
    一覧送信手段と、 自身に対して向けられた無線信号であって、機器の動作
    の制御を要求するための無線信号を移動電話端末から受
    信した場合に、該無線信号によって要求された動作を行
    うよう、自身に接続された機器を制御する機器制御手段
    とを備えたことを特徴とする機器制御装置。
  7. 【請求項7】1つ以上の機器を各々識別する機器識別情
    報ごとに、該機器に接続されて該機器の動作を制御する
    機器制御装置を識別する装置識別情報を記憶している機
    器・装置記憶手段と、 機器の動作を制御する旨の機器制御指示の入力を、動作
    を制御すべき機器の機器識別情報の入力と共に受付ける
    機器制御指示受付手段と、 上記機器制御指示受付手段が機器制御指示を受付けた場
    合に、上記機器制御指示受付手段が受付けた機器識別情
    報に対応付けて上記機器・装置記憶手段が記憶している
    装置識別情報が示す機器制御装置に対して、該機器制御
    装置が制御可能な複数の動作を各々識別する動作識別情
    報の通知を要求するための無線信号を送信する第1の無
    線信号送信手段と、 上記第1の無線信号送信手段が無線信号を送信した機器
    制御装置から返送されてきた無線信号であって、上記動
    作識別情報を通知するための無線信号を受信した場合
    に、該無線信号によって通知された動作識別情報の一覧
    を表示する動作一覧表示手段と、 上記動作表示手段が表示した動作識別情報の一覧のうち
    から、制御すべき動作の動作識別情報の入力を受付ける
    動作受付手段と、 上記動作受付手段が動作識別情報を受付けた場合に、上
    記第1の無線信号送信手段が無線信号を送信した機器制
    御装置に対して、該動作識別情報を内部に設定した、機
    器の動作の制御を要求するための無線信号を送信する第
    2の無線信号送信手段とを備えたことを特徴とする移動
    電話端末。
  8. 【請求項8】1つの移動電話端末と、 1つの機器に接続されて接続された機器の動作を制御す
    る、1つ以上の機器制御装置と、 移動電話網に接続され、上記機器制御装置が設置された
    エリアをカバーする室内無線基地局とを備え、 上記室内無線基地局は、 上記機器制御装置を識別する装置識別情報ごとに、該機
    器制御装置に接続された機器の複数の動作のうちの、予
    め定めた動作を識別する動作識別情報を記憶している装
    置・動作記憶手段と、 自身がカバーするエリアから上記移動電話端末が移動し
    ていった場合に、上記装置・動作記憶手段が記憶してい
    る装置識別情報が各々示す機器制御装置に対して、該装
    置識別情報に対応付けて上記装置・動作記憶手段が記憶
    している動作識別情報を内部に設定した、機器の動作の
    制御を要求するための無線信号を送信する無線信号送信
    手段とを有し、 上記機器制御装置は、 自身に対して向けられた無線信号であって、機器の動作
    の制御を要求するための無線信号を上記室内無線基地局
    から受信した場合に、該無線信号の内部に設定されてい
    る動作識別情報が示す動作を行うよう、自身に接続され
    た機器を制御する機器制御手段を有することを特徴とす
    る室内機器制御システム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の室内機器制御システムにお
    いて、 上記機器制御装置は、 自身に接続された機器の動作を上記機器制御手段が制御
    した場合に、上記機器制御情報、該動作の動作識別情
    報、および、上記装置記憶手段が記憶している装置識別
    情報を設定した、制御の完了を通知するための無線信号
    を送信する制御完了通知手段を有し、 上記室内無線基地局は、 上記無線信号送信手段が無線信号を送信した機器制御装
    置から返送されてきた無線信号であって、制御の完了を
    通知するための無線信号を受信した場合に、該無線信号
    を復調した信号を、上記移動電話網を介して上記移動電
    話端末に送信する制御完了通知仲介手段を有することを
    特徴とする室内機器制御システム。
  10. 【請求項10】1つの移動電話端末と、 1つの機器に接続されて接続された機器の動作を制御す
    る、1つ以上の機器制御装置と、 移動電話網に接続され、上記機器制御装置が設置された
    エリアをカバーする室内無線基地局とを備え、 上記室内無線基地局は、 上記機器制御装置を識別する装置識別情報ごとに、該機
    器制御装置に接続された機器の複数の動作のうちの、予
    め定めた動作を識別する動作識別情報を記憶している装
    置・動作記憶手段と、 自身がカバーするエリアに上記移動電話端末が移動して
    きた場合に、上記装置・動作記憶手段が記憶している装
    置識別情報が各々示す機器制御装置に対して、該装置識
    別情報に対応付けて上記装置・動作記憶手段が記憶して
    いる動作識別情報を内部に設定した、機器の動作の制御
    を要求するための無線信号を送信する無線信号送信手段
    とを有し、 上記機器制御装置は、 自身に対して向けられた無線信号であって、機器の動作
    の制御を要求するための無線信号を上記室内無線基地局
    から受信した場合に、該無線信号の内部に設定されてい
    る動作識別情報が示す動作を行うよう、自身に接続され
    た機器を制御する機器制御手段を有することを特徴とす
    る室内機器制御システム。
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