JPH1093296A - 部品実装方法 - Google Patents

部品実装方法

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JPH1093296A
JPH1093296A JP8241673A JP24167396A JPH1093296A JP H1093296 A JPH1093296 A JP H1093296A JP 8241673 A JP8241673 A JP 8241673A JP 24167396 A JP24167396 A JP 24167396A JP H1093296 A JPH1093296 A JP H1093296A
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秀樹 吉原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿入ピッチ変更によるタクトロス、XYテー
ブルの移動ロス、部品供給部の部品切れによる設備停止
を抑制する部品実装方法を提供する。 【解決手段】 挿入ピッチで分割して挿入ピッチにより
部品供給カセットを配分する手順により挿入ピッチ変更
によるタクトロスを抑制し、基板を座標分割した領域毎
に部品供給カセットを配分する手順によりXYテーブル
の移動ロスを抑制し、実装に必要な部品数と部品供給部
の収容数とから決定される分割判定数により部品供給カ
セットを配分し部品切れによる設備停止を抑制する各手
順を1以上用いて部品実装機を駆動するNCデータを作
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NCデータに基づ
いて部品実装機を動作させる部品実装方法に関し、特に
実装する部品切れによる動作停止、挿入ピッチ変更動作
に伴うタクトロス、基板を移動させるXYテーブルの移
動ロスを抑制する部品配列決定を行う部品実装方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】部品実装機の一例である部品挿入機を用
いた部品実装方法において、基板に挿入する複数の部品
を供給する部品供給部における部品の配列を適切に決定
することによって、実装基板の生産を効率的に行うこと
ができる。前記部品を配列を決定する従来技術について
以下に説明する。
【0003】図7は部品挿入機の構成例を示すもので、
同図(a)は正面側、同図(b)は背面側の斜視図であ
る。部品挿入機20の部品供給部21には、基板に実装
する各部品が収納された部品供給カセット22が配設さ
れている。基板供給部24により実装位置に搬入された
基板はXYテーブル23により部品実装位置に移動し、
部品供給部21は実装する部品供給カセット22を図示
しない装着ヘッドの位置に移動させるので、装着ヘッド
は部品をピックアップして基板の所定位置に挿入する。
【0004】前記装着ヘッドによる部品挿入動作は、図
8に示すように、基板上の挿入ピッチに基づいて、装着
ヘッドに設けられた挿入ガイド25の幅及び基板下に配
置されたカッター26の幅を設定し、部品供給カセット
22から部品をとり、XYテーブル23で位置決めされ
た基板29上にプッシャー27で部品28を挿入し、カ
ッター26で余分なリードをカットして1部品に対する
挿入動作が終了する。
【0005】所定数の実装が終了した基板は基板供給部
24により搬出される。このような部品挿入機20を含
む部品実装機を複数台設置して、実装基板を生産する実
装ラインが構成される。
【0006】前記部品供給カセット21に対する複数部
品の配列の決定は、図9に示すフローチャートに示す手
順によりなされる。まず、生産する基板を実装ラインを
構成する部品実装機間でのタクトバランスと、各部品実
装機における搭載可能部品数を考慮した部品の振り分け
を行い(S1)、各部品実装機に振り分けられた部品に
対して部品高さの低い部品から高い部品の順に並び変え
を行い(S2)、先頭から順に1部品1カセットに番号
づけしてカセット番号を決定する(S3)。次に、決定
した部品配列で試験生産して、カセット毎の部品消費量
をチェックする(S4)。このチェックにより、カセッ
ト全体平均から1カセット当たりの部品消費量が多く、
部品切れ発生の多発が予想できるカセットについて、ス
ペアカセット数とその位置をマニュアル設定し(S
5)、それらスペアカセットを含め、カセット配列編集
により配列を仮決定する(S6)。この仮決定された部
品配列によりS4からS6までの手順を繰り返し評価し
ながら、適切な部品配列を決定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の部品配列の手順を用いた部品実装方法では、上記部
品配列の決定手順からもわかるように、適切なスペアカ
セット数を含め、部品配列決定までに多大な工数がかか
る問題点があった。
【0008】また、マシンの構造上の特徴から発生する
挿入ピッチ変更に伴うタクトロスが発生すること、同一
部品で基板上の部品レイアウト距離に起因するXYテー
ブルの移動ロスが発生する等の問題点があった。
【0009】上記挿入ピッチの変更により、挿入ガイド
及びカッターの幅の設定動作を行うのに、1回当たり平
均1秒のタクトロスが発生する。表1は部品実装機を動
作させるためのNCデータの例を示すものであるが、例
えば部品品番「RARREY12」の1部品をみても、
ブロック番号2から3、4から5、5から6、7から8
の間に挿入ピッチ変更が必要で、これに約4秒のタクト
ロスが発生する。
【0010】
【表1】
【0011】また、図10は表1に示したNCデータに
より基板に部品を挿入する挿入基板例を示すもので、図
示する1から13の実装順にXYテーブルは基板を移動
させる。図示するようにXYテーブルの移動ロスが大き
くなってしまっている。表2及び図11に示すように、
このXYテーブルの移動が小さくなるように実装順を決
めることもできるが、そうすると部品供給部によるカセ
ットの移動ロスが増えることになる。
【0012】
【表2】
【0013】本発明は、上記した従来技術に係る部品実
装方法の課題に鑑みて創案されたもので、部品配列に伴
うロスを抑制して効率的な実装動作を行わせる部品実装
方法を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、実装のための基板位置を制御するXYテー
ブルと、実装する各部品を部品供給カセットに収容して
装着ヘッドに部品を供給する部品供給部と、部品供給部
から部品を実装位置に搬送して基板に実装する装着ヘッ
ドとを備えた部品実装機を駆動するNCデータを、前記
基板上への実装に関する情報をCADデータから得ると
共に、実装する部品に関するデータや部品挿入機を含む
部品実装機に関するデータを記録した実装データベース
を用いて生成し、このNCデータに基づいて実装ライン
を構成する部品挿入機を含む各部品実装機を動作させる
部品実装方法において、前記部品供給部における部品切
れによる前記部品実装機の停止頻度を抑制する部品配列
を決定する手順と、前記装着ヘッドによる部品の挿入ピ
ッチ変更によるタクトロスを抑制する部品配列を決定す
る手順と、前記XYテーブルの移動ロスを抑制する部品
配列を決定する手順とから、1以上の前記手順を用いて
生成したNCデータに基づいて実装ラインを構成する各
部品実装機を動作させることを特徴とする。
【0015】上記部品供給部における部品切れによる部
品実装機の停止頻度を抑制する部品配列を決定する手順
は、対象とする基板に実装する各部品の使用数及び部品
供給部での収容数から部品配列を決定する際の分割判定
数を設定し、この分割判定数をもとに部品供給部での部
品配列を決定することを特徴とする。
【0016】また、上記装着ヘッドによる部品の挿入ピ
ッチ変更によるタクトロスを抑制する部品配列を決定す
る手順は、挿入位置により挿入ピッチが変わる部品に対
してCADデータから挿入位置毎の挿入ピッチを求め、
前記挿入ピッチ毎に部品供給部における部品配列を決定
することを特徴とする。
【0017】更に、上記XYテーブルの移動ロスを抑制
する部品配列を決定する手順は、基板上の部品実装位置
情報をCADデータから求めて基板全体を複数の領域に
分割する手順と、分割された領域毎に1部品に対しての
部品供給部の部品セット位置を分割した部品配列を決定
する手順とを具備してなることを特徴とする。
【0018】更に、上記部品供給部における部品配列の
決定は、実装ラインを構成する他の部品実装機も対象と
して部品を振り分ける手順を含むことを特徴とする。
【0019】上記部品実装方法によれば、部品実装機が
部品挿入機である場合には、挿入ピッチが変更されるア
キシャル部品について、挿入ピッチで分割し、挿入ピッ
チにより部品供給カセットを配分することができるの
で、挿入ピッチ変更によるタクトロスを抑制することが
できる。
【0020】また、基板を複数の領域に分割して、分割
された各領域毎に1部品に対して部品供給カセットが配
分されるので、基板を移動させるXYテーブルの移動ロ
スを抑制することができる。
【0021】更に、対象とする基板使用する各部品の使
用数及び部品供給部での搭載可能数から部品配列を決定
する際の分割判定数を設定して、この分割判定数をもと
に部品供給部での部品配列を決定するので、部品供給部
での部品切れによる設備の停止頻度を抑制することがで
きる。
【0022】上記挿入ピッチ分割、基板の領域分割、分
割判定数のそれぞれによる部品配列の決定の手順は、実
装ラインの状態に応じて、1以上を適宜組み合わせて用
いることができる。また、部品配列の決定は、該当部品
実装機だけでなく、実装ラインを構成する他の部品実装
機も対象として部品を振り分ける処理を行うので、タク
トバランスのよい実装ラインを構成することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の一実施形態について説明し、本発明の理解に供す
る。尚,以下の実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0024】まず、本発明の一実施形態に係る部品実装
方法を適用する実装設備の構成について、図5を参照し
て説明する。
【0025】図5において、部品実装機群1は、複数の
部品実装機2、2…がライン配置されたもので、先に図
7に示したような部品挿入機を含む部品実装機2、2…
が実装ライン3を構成している。この部品実装機群1
は、制御装置4から出力されるNCデータに基づいて部
品実装の動作を実行する。前記制御装置4には、実装対
象とする基板の部品毎の実装位置や姿勢、挿入ピッチ等
のCADデータを出力するCADシステム5と、各部品
実装機2に関するデータや部品に関するデータを出力す
る実装データベース6とが接続されている。
【0026】前記制御装置4は、CADシステム5から
実装対象とする基板に対するCADデータを得ると共
に、実装データベース6から部品実装機2及び部品のデ
ータを得て、部品毎に最適の部品実装機2で、しかも各
部品実装機2間のラインバランスがとれる部品実装機2
を確定して、実装する部品の振り分けを実施する。この
後、本発明に係る部品配列を合理的にする部品実装方法
を実施する。
【0027】この部品実装方法について、以下に図1〜
図4を参照して説明する。尚、参照するフローチャート
に記載されたS1、S2…の番号は、処理手順を示すス
テップ番号で、本文に添記する番号と一致する。
【0028】図1は、実装1ブロックを対象とした全体
の処理手順を示すフローチャートである。この全体フロ
ーでは、S1〜S6の処理手順により、対象とする部品
実装機が部品挿入機である場合は、部品の挿入ピッチ変
更によるタクトロスを抑制する部品配列を決定し、S7
〜S14の処理手順により、XYテーブルの移動ロスを
抑制する部品配列を決定し、S15〜S22の処理手順
により、部品供給部における部品切れによる設備の動作
停止を抑制する部品配列が決定される。尚、図1にS1
〜S6として示す挿入ピッチ変更によるタクトロスを抑
制する部品配列の処理手順は図2に、S7〜S14とし
て示すXYテーブルの移動ロスを抑制する部品配列の処
理手順は図3に示している。
【0029】まず、図2、図4を参照して挿入ピッチ分
割による部品供給カセットの配列を決定する処理手順に
ついて説明する。
【0030】まず、対象とするCADデータからアキシ
ャル部品(ジャンパー部品を含む)について、部品品番
と挿入ピッチとでソーティングする(S1)。次に、部
品品番と挿入ピッチとの組み合わせでカセット配列を実
施する(S2)。これは、部品品番を挿入ピッチ毎にカ
セットを配分する処理である。例えば、表3に示すよう
なCADデータを前記処理を施すことにより、表4に示
すような挿入ピッチによる分割がなされ、挿入ピッチ5
000をZ番号1に、挿入ピッチ7500をZ番号2
に、挿入ピッチ12500をZ番号3にする部品供給カ
セットの配列がなされている。
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】次に、対象とする部品実装機2での搭載可
否シュミレーションを行って(S3)、搭載可否の判断
を行い(S4)、搭載可能の場合にはCADデータ1点
毎にカセット配分後のカセット番号(Z番号)を付与す
る(S5)。搭載が不可である場合には、ワーニングメ
ッセージ表示と共に挿入ピッチによるカセット配列をそ
の部品について無効とし、分割を行わないでそのまま出
力する(S6)。以上の処理をCADデータの1ブロッ
ク毎に実施する。上記処理手順を実行することによっ
て、挿入ピッチによっても部品供給カセットの配列が決
定されるので、挿入ピッチ変更によるタクトロスを抑制
することができる。
【0034】続いて、図3、図4を参照して、前記挿入
ピッチ分割によるカセット配列を終えたCADデータに
対して、実装座標によりカセット配列を行う処理を、2
モジュールからなる基板を左右2領域に分割する例に則
って説明する。
【0035】尚、前記2モジュールからなる基板とは、
生産効率化の観点から、図6に示すように、1枚の基板
に同一の回路パターンを2面形成した多面取り基板とい
う形態で、現在の実装基板生産の主流となっている。図
6に示す2モジュール基板では、回路パターンの向きが
互いに逆向きとなるが、実装に必要な部品は同じである
ため、CADデータとしては、一方の実装位置と相互の
位置関係が出力される。実装する対象部品が少ない場合
には、全体を1枚の基板として生産するので、これを1
枚展開データで生産すると呼称している。このような2
モジュール基板への実装は、タクトロスを抑制するた
め、一方の回路パターンに実装した後、その逆の実装順
で他方の回路パターンに実装する方法が採用でき、これ
をZ戻りデータで生産すると呼称している。
【0036】まず、前記1枚展開データまたはZ戻りデ
ータ生成の判断を行う(S7)。次に、基板を設備上で
流す向きで処理するので、CADデータに格納された回
路パターンに回転が加わっている場合には、実装できな
い実装機が存在するため、前記S7の処理を実行しない
場合、第1モジュールを0度の姿勢のデータに変換する
(S8)。また、前記S7の処理を実行する場合には、
基板上の全ての座標を第1モジュールの0度の姿勢で1
枚展開する(S9)。
【0037】次いで、基板上の実装領域を座標分割し
て、複数の領域に分割する処理を行う。即ち、部品の実
装位置のX座標及びY座標の最大値及び最小値から基板
をn分割し、1部品に対して各領域毎の部品供給カセッ
トを割り当てる。ここでは、4領域に座標データをグル
ーピングし、各領域毎に部品供給カセットを割り当てて
いる(S10)。例えば、基板をX座標で2領域に分割
する場合には、表3に示したCADデータにおける部品
品番「RARREY12」について見ると、X座標の最
大値は215000、最小値は35000である。左右
2分割するため、(215000−35000)/2=
90000のX座標でCADデータブロックを分割処理
すると、表5に示す結果が得られる。
【0038】
【表5】
【0039】Y座標での2領域への分割は、表3のCA
Dデータに示される範囲のものは、全て同一領域とな
る。従って、表5に示す座標分割処理後のデータでは、
回路番号R100〜R103とR104〜R107との
2ブロックに分割され、図4に示す挿入基板例では、左
右に実装一が分散している状態が、そのまま分割される
ことになる。表5に示す座標分割処理後のカセット配列
では、分割された領域でのZ番号が付与されたカセット
配列がなされている。
【0040】前記座標分割によるカセット配分の結果に
ついて、先頭ブロックから実装機への搭載可否のシュミ
レーションを行い(S11)、搭載可否を判断する(S
12)。搭載可能である場合には、カセット番号を付与
し(S13)、搭載不可の場合には、そのブロック以降
について座標分割を無効として、そのまま出力する(S
14)。
【0041】上記処理手順を実行することによって、基
板上を分割した領域毎に実装に必要な部品を収容した部
品供給カセットが配列されるので、XYテーブルの移動
ロスが抑制される。
【0042】続いて、実装対象とする基板での部品使用
数及び部品供給部の部品収容数から、使用数が極端に多
い部品について、部品供給カセットの数を増加させるた
めの分割判定数によりカセット配列を行う処理につい
て、図1を参照して説明する。
【0043】尚、この分割判定数の特定は、自動算出し
ても、作業者の判断によって行ってもよい。
【0044】表6は上記S13までの処理結果を示す例
で、前記分割判定数によるカセット配列前の状態のデー
タである。同図に示す実装機1号機を見ると、一部の部
品で極端に使用数(員数)の多い部品品番が存在する。
そこで、図1に示すように、先頭ブロックから「分割判
定数<員数」の条件を満たすか否かの判断を行い(S1
5)、条件を満たすブロックに対して(員数/分割判定
数)個のカセットに配分する(S16)。
【0045】
【表6】
【0046】表6に示す例では、Z番号3の「RARR
EY56」を12/4で3分割、Z番号5の「RARR
EY90」を18/5で3分割、Z番号80の「IND
ABC12」を21/6で3分割する。このように分割
処理した結果は、表7に示すようになる。例えば、「R
ARREY56」は、Z番号3、4、5の3カセットに
分割されている。
【0047】
【表7】
【0048】この分割結果で該当部品実装機へのカセッ
ト搭載の可否を判断し(S17)、搭載可能な場合に
は、実装ブロック等配分処理を行い、(員数/分割カセ
ット)の数に実装ブロックを分割し、余り分は最後のカ
セットを使用する(S18)。
【0049】該当部品実装機に搭載できない場合には、
実装ライン上の次部品実装機以降に対象カセットの部品
が振れる部品実装機が存在するか否かの判断をして(S
19)、振れる部品実装機が存在するときには、その部
品実装機にカセットを配分する(S20)。振れる部品
実装機が存在しないときには、マシン分割を無効にし
て、該当ブロックについての処理を終了する(S2
1)。
【0050】先のステップ15(S15)における(分
割判定数<員数)の条件が満たされないときは、カセッ
ト分割は行わず、対象ブロックはそのまま出力し、処理
を終了する(S22)。
【0051】以上説明した部品実装のための処理手順
は、図1に示す全体フローを実行することも、図2に示
す(S1)〜(S5)の処理手順のみを実行すること
も、図3に示す(S8)〜(S13)の処理手順のみを
実行することもできる。
【0052】また、以上の説明では、部品実装機として
部品挿入機を対象として述べてきたが、チップ部品等の
部品挿入を伴わない実装を行う場合では、上記挿入ピッ
チ変更による処理は外し、他の処理手順を実行すること
になる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば,挿入
ピッチが変更されるアキシャル部品について、挿入ピッ
チで分割し、挿入ピッチにより部品供給カセットを配列
することができるので、挿入ピッチ変更によるタクトロ
スを抑制することができる。
【0054】また、基板を複数の領域に座標分割して、
分割された各領域毎に1部品に対して部品供給カセット
が配分されるので、基板を移動させるXYテーブルの移
動ロスを抑制することができる。
【0055】更に、対象とする基板使用する各部品の使
用数及び部品供給部での搭載可能数から部品配列を決定
する際の分割判定数を設定して、この分割判定数をもと
に部品供給部での部品配列を決定するので、部品供給部
での部品切れによる設備の停止頻度を抑制することがで
きる。
【0056】上記挿入ピッチ分割、基板の領域分割、分
割判定数のそれぞれによる部品配列の決定の手順は、実
装ラインの状態に応じて、1以上を適宜組み合わせて用
いることができる。また、部品配列の決定は、該当部品
実装機だけでなく、実装ラインを構成する他の部品実装
機も対象として部品を振り分ける処理を行うので、タク
トバランスのよい実装ラインを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る部品実装方法を実行
する全体の処理手順を示すフローチャート。
【図2】図1のS1〜S6に示す処理手順を示すフロー
チャート。
【図3】図1のS7〜S14に示す処理手順を示すフロ
ーチャート。
【図4】表3のCADデータによる挿入基板例を示す基
板の模式図。
【図5】実施形態に係る部品実装方法を適用する部品実
装の構成を示すブロック図。
【図6】2モジュール基板の例を示す模式図。
【図7】部品挿入機の構成例を示す正面側(a)と背面
側(b)とを示す斜視図。
【図8】部品挿入機における挿入ヘッドの構成を示す説
明図。
【図9】従来例に係る部品配列を決定する処理手順を示
すフローチャート。
【図10】従来例に係るNCデータによる挿入基板の例
を示す模式図。
【図11】XYテーブルの移動ロスの抑制を優先させた
NCデータによる挿入基板の例を示す模式図。
【符号の説明】
1 部品実装機群 2 部品実装機 3 実装ライン 4 制御装置 5 CADシステム 6 実装データベース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実装のための基板位置を制御するXYテ
    ーブルと、実装する各部品を部品供給カセットに収容し
    て装着ヘッドに部品を供給する部品供給部と、部品供給
    部から部品を実装位置に搬送して基板に実装する装着ヘ
    ッドとを備えた部品実装機を駆動するNCデータを、前
    記基板上への実装に関する情報をCADデータから得る
    と共に、実装する部品に関するデータや部品挿入機を含
    む部品実装機に関するデータを記録した実装データベー
    スを用いて生成し、このNCデータに基づいて実装ライ
    ンを構成する部品挿入機を含む各部品実装機を動作させ
    る部品実装方法において、 前記部品供給部における部品切れによる部品実装機の停
    止頻度を抑制する部品配列を決定する手順と、前記装着
    ヘッドによる部品の挿入ピッチ変更によるタクトロスを
    抑制する部品配列を決定する手順と、前記XYテーブル
    の移動ロスを抑制する部品配列を決定する手順とから、
    1以上の前記手順を用いて生成したNCデータに基づい
    て実装ラインを構成する各部品実装機を動作させること
    を特徴とする部品実装方法。
  2. 【請求項2】 部品供給部における部品切れによる部品
    実装機の停止頻度を抑制する部品配列を決定する手順
    が、対象とする基板に実装する各部品の使用数及び部品
    供給部での収容数から部品配列を決定する際の分割判定
    数を設定し、この分割判定数をもとに部品供給部での部
    品配列を決定することを特徴とする請求項1記載の部品
    実装方法。
  3. 【請求項3】 装着ヘッドによる部品の挿入ピッチ変更
    によるタクトロスを抑制する部品配列を決定する手順
    が、挿入位置により挿入ピッチが変わる部品に対してC
    ADデータから挿入位置毎の挿入ピッチを求め、前記挿
    入ピッチ毎に部品供給部における部品配列を決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の部品実装方法。
  4. 【請求項4】 XYテーブルの移動ロスを抑制する部品
    配列を決定する手順が、基板上の部品実装位置情報をC
    ADデータから求めて基板全体を複数の領域に分割する
    手順と、分割された領域毎に1部品に対しての部品供給
    部の部品セット位置を分割した部品配列を決定する手順
    とを具備してなることを特徴とする請求項1記載の部品
    実装方法。
  5. 【請求項5】 部品供給部における部品配列の決定が、
    実装ラインを構成する他の部品挿入機を含む部品実装機
    も対象として部品を振り分ける手順を含むことを特徴と
    する請求項2、3または4記載の部品実装方法。
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