JP2003289200A - 部品実装方法、部品実装機および実装順序決定プログラム - Google Patents

部品実装方法、部品実装機および実装順序決定プログラム

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JP2003289200A JP2002092440A JP2002092440A JP2003289200A JP 2003289200 A JP2003289200 A JP 2003289200A JP 2002092440 A JP2002092440 A JP 2002092440A JP 2002092440 A JP2002092440 A JP 2002092440A JP 2003289200 A JP2003289200 A JP 2003289200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多面取り基板に電子部品を実装するとき、回
路パターンに、不良回路パターンが含まれている場合
や、部品切れが発生した場合も、タクトロスなく部品を
実装できる電子部品の実装方法を提供する。 【解決手段】 多面取り基板が電子部品実装機に搬入さ
れたとき、実装を行う回路パターンと不良回路パターン
を認識してその認識に基づき、または実装時間のシミュ
レーションにより、ステップリピート方式とパターンリ
ピート方式の中から最適の実装方式を選択する。また、
部品切れが発生したとき、未実装部品を実装するときの
部品供給ユニット上の未実装部品の配置状態の認識に基
づき、または実装時間のシミュレーションにより、ステ
ップリピート方式とパターンリピート方式の中から最適
の実装方式を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品を回路基板に
実装する部品実装方法、部品実装機、および実装順序決
定プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子部品を、可動テ−ブル上に配置され
た複数の部品供給ユニットから、ノズルによって吸着し
て取り出し、XYテーブル上に支持された回路基板の所
定の実装位置に実装する装置は、一般に電子部品実装機
として知られている。
【0003】図13に、電子部品実装機の基本的な構成
図を示す。
【0004】電子部品供給部は、可動テーブル1と部品
供給ユニット2と駆動機構3から構成されている。可動
テーブル1上に複数の部品供給ユニット2が並設され、
サーボモータからなる駆動機構3が可動テーブル1をX
軸方向に移動させる。各部品供給ユニット2に装填され
ているリール4には、多数の電子部品8を一列に収納し
たテープが保持されており、収納された電子部品8が部
品供給位置5に順次引き出され、後述のヘッドで一個ず
つ取り出される。
【0005】電子部品実装部は、ロータリーヘッド6と
ノズル7から構成される。ロータリーヘッド6の周囲に
等間隔に配置されている複数のノズル7は、それぞれの
軸を中心とした回転及び昇降が可能である。
【0006】電子部品8の実装を受ける回路基板10
は、基板支持台11上に水平に支持されている。基板支
持台11には、X軸駆動機構12及びY軸駆動機構13
が結合されているので、回路基板10を水平面内の任意
のX−Y位置に移動させて位置決めすることができる。
【0007】また、基板支持台11の上方に配置された
カメラ14は、電子部品の実装位置補正のために回路基
板10上に記された基板マークを認識しデータを制御装
置15に取り込む。さらに、後述の多面取り基板を使用
する場合には、制御装置15と共に、基板が電子部品実
装機に搬入されたときに、不良が検出された回路パター
ンに付与されたバッドマークの検出を行うバッドマーク
検出手段を構成している。
【0008】電子部品実装機により電子部品8を実装す
るときは、初めに任意の部品供給ユニット2の部品供給
位置5がノズル7の真下に位置決めされ、下降したノズ
ル7が電子部品8を吸着する。次にノズル7が上昇し、
吸着している電子部品8をロータリーヘッド6の回転に
よって図13の手前方向に搬送する。この搬送過程で、
可動テーブル1と回路基板10の間に設けられた撮像手
段9の真上にノズル7が位置決めされ、撮像手段9がノ
ズル7によって吸着された電子部品8の画像を取り込
む。ここで取り込まれた画像は、制御装置15によっ
て、電子部品8の吸着状態の解析に使用され、その解析
結果をもとに電子部品8の位置補正及び角度補正が行わ
れる。この補正は、回路基板10に対する電子部品8の
実装位置及び実装角度を調整するためのものである。
【0009】最後に電子部品8を回路基板10に実装す
るときは、回路基板10上に予め設定されている電子部
品8の実装位置がノズル7の真下に来るように、回路基
板10が位置決めされる。そして、下降したノズル7が
電子部品8の吸着を解放し、電子部品8を回路基板10
上の所望の実装位置に実装する。その後、ノズル7は上
昇して復帰する。
【0010】複数の電子部品8を実装する場合は、予め
制御装置15上のメモリー上に格納されている電子部品
実装位置情報の実装順序(以下、NCプログラムと呼
ぶ)に従って上述の実装動作がそれぞれの電子部品8に
対して繰り返し行われる。
【0011】このような電子部品実装機において、一枚
の回路基板上に実装完了後個々の回路基板として生成さ
れる複数の回路パターンを持つ多面取り基板を用いるこ
とがある。この多面取り基板の例を、図6(a)に示
す。多面取り基板である回路基板50は、同一構成の4
つの回路パターンC51〜C54からなり、各回路パタ
ーンC51〜C54には、電子部品A、B、Cが所定の
位置に実装される。
【0012】Y51〜Y54は、バッドマーク領域であ
り、不良の回路パターンに対して、この位置に回路パタ
ーン毎にバッドマークが付与される。基板が電子部品実
装機に搬入されたとき、バッドマーク検出手段によりバ
ッドマークが検出された場合は、該当の回路パターンに
対して部品実装は行われない。
【0013】また、実装される電子部品A、B、Cは、
図6(b)のように電子部品実装機の部品供給ユニット
2に配置されている。部品供給ユニット2には、個々の
ユニットを識別するためにZ1から始まる符号Z1、Z
2、Z3・・・が付与されている。
【0014】この多面取り基板に対する電子部品実装機
の実装動作には、主に2通りの方法が用いられている。
一つは特定の実装ステップを全ての回路パターンに適用
し、そのステップが完了した後次の実装ステップに移る
ステップリピート方式であり、もう一つは1つの回路パ
ターンにつき全実装ステップ完了後、次の回路パターン
に移るパターンリピート方式による実装方法である。
【0015】ステップリピート方式によれば、例えば、
一旦実装した部品の位置ずれを防止するために、部品の
実装後回路基板を低速で動かさなければならない部品
(低速部品)が実装部品として含まれている場合には、
高速部品を全ての回路パターンに実装後、低速部品をま
とめて実装することが可能なため、タクトロスを少なく
することができる。また、部品供給ユニット2の移動ロ
スを少なくできるメリットもある。他方、一つの回路パ
ターンが大きい場合には、パターンからパターンへの移
動ロスが大きくなるステップリピート方式に比べ、パタ
−ンリピート方式が有利になる。
【0016】多面取り基板を実装するにあたっては、上
記ステップリピート方式とパターンリピート方式の得失
を踏まえ、実装基板及び実装部品の種類または配置も考
慮して実装方式を選択していた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の多面取り基板の
実装方法では、回路基板上に配置された複数の回路パタ
ーンのどれにも不良パターンがなく、また、予め設定さ
れた実装ステップに従って、1つの回路基板の終了まで
部品を実装できる想定のもとで、ステップリピート方式
による実装かまたはパターンリピート方式による実装か
を決定していた。そのため、不良の回路パターンを示す
バッドマークが付与された、多面取り基板が電子部品実
装機に搬入されたときには、実装を行わない回路パター
ンが発生するため、当初想定していた方式では、タクト
ロスを生じてしまう問題があった。また、部品切れによ
って、予め設定していた実装ステップと異なる実装順に
よる実装を余儀なくされた場合、同様に当初想定してい
た方式では、タクトロスを生じてしまう問題があった。
【0018】本発明は上記課題を解決するもので、多面
取り基板の実装方法において、回路パターンに不良回路
パターンが含まれている場合や、部品切れが発生した場
合も、タクトロスなく部品を実装できる電子部品の実装
方法を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
パターンリピート方式のいずれをも実施できる部品実装
機において、不良の回路パターンが存在する場合その回
路パターンにバッドマークが付与された多面取り基板が
搬入されたとき、バッドマークの有無、およびバッドマ
ークの配列状態を検知し、バッドマークが基準数以上連
続して付与されていることを検知した場合、パターンリ
ピート方式を選択して、不良の回路パターンを除いた回
路パターンに部品の実装を行い、それ以外の場合、ステ
ップリピート方式を選択して、不良の回路パターンを除
いた回路パターンに部品の実装を行うことを特徴とす
る。
【0020】実装を行わない不良の回路パターンを有す
る多面取り基板が電子部品実装機に搬入され、実装を行
わない回路パターンをまたがって実装を行うことになっ
た場合、そのような回路パターンが多く連続して存在し
ないときは、ノズルが実装するパターンからパターンへ
実装を行わないパターンをまたがって移動する距離が小
なのでステップリピート方式による実装が有利である。
反対にそのような回路パターンが多く連続して存在する
場合には、ノズルが実装するパターンからパターンへ実
装を行わないパターンをまたがって移動する距離が大と
なり、その移動のための時間がタクトロスとなるため、
パターンリピート方式による実装が有利である。本発明
では連続してバッドマークが付与されているパターンの
数を基準値と比較し有利な方式を選択することで、タク
トロスの少ない電子部品の実装を行うことができる。
【0021】第2の発明は、1枚の回路基板上にそれぞ
れ独立した複数の回路パターンを形成する多面取り基板
への部品の実装に際して、特定の実装ステップを全ての
回路パターンに適用し、そのステップが完了した後次の
実装ステップに移るステップリピート方式と、1つの回
路パターンにつき全実装ステップ完了後、次の回路パタ
ーンに移るパターンリピート方式のいずれをも実施でき
る部品実装機において、不良の回路パターンが存在する
場合その回路パターンにバッドマークが付与された多面
取り基板が搬入されたとき、バッドマークの有無、およ
びバッドマークの配列状態を検知し、これに基づき回路
基板上の実装を行う回路パターンと実装を行わない不良
の回路パターンとを認識し、その認識に基づいて、ステ
ップリピート方式と、パターンリピート方式により実装
を行った場合の実装時間をそれぞれシミュレーションに
よって求め、両者を比較して実装時間の短い方の方式を
選択して、不良の回路パターンを除いた回路パターンに
部品の実装を行うことを特徴とする。
【0022】この方法によれば、部品切れによって未実
装部品を予め予定していた順序と異なる順序で実装せざ
るを得なくなった場合も、実装時間の短縮のために最も
効果的な方法で部品の実装を行うことができる。
【0023】第3の発明は、1枚の回路基板上にそれぞ
れ独立した複数の回路パターンを形成する多面取り基板
への部品の実装に際して、特定の実装ステップを全ての
回路パターンに適用し、そのステップが完了した後次の
実装ステップに移るステップリピート方式と、1つの回
路パターンにつき全実装ステップ完了後、次の回路パタ
ーンに移るパターンリピート方式のいずれをも実施でき
る電子部品実装機において、部品の実装作業中に部品切
れが発生したとき、部品が供給されている他の実装ステ
ップを全て実行した後、未実装の部品を部品供給ユニッ
トに補給し、その未実装の部品の実装を、未実装の部品
が補給された部品供給ユニット間の最大の間隔が、基準
値以上のときはステップリピート方式により、前記間隔
が基準値未満のときはパターンリピート方式により、そ
れぞれ部品の実装を行うことを特徴とする。
【0024】未実装の部品が補給された部品供給ユニッ
ト間の最大の間隔が大きい場合は、実装時の部品供給ユ
ニットの移動に時間を要しロスタイムを生じるため、同
間隔が一定の基準値以上のときは、部品供給ユニットの
移動量の少ないステップリピート方式で実装を行い、同
間隔が一定の基準値未満のときは、パターンリピート方
式により実装を行う。
【0025】この方法によれば,部品切れによって未実
装部品を、あらかじめ予定していた順序と異なる順序で
実装せざるを得なくなった場合も、実装時間短縮のため
の最も効果的な方法で部品の実装を行うことができる。
【0026】第4の発明は、1枚の回路基板上にそれぞ
れ独立した複数の回路パターンを形成する多面取り基板
への部品の実装に際して、特定の実装ステップを全ての
回路パターンに適用し、そのステップが完了した後次の
実装ステップに移るステップリピート方式と、1つの回
路パターンにつき全実装ステップ完了後、次の回路パタ
ーンに移るパターンリピート方式のいずれをも実施でき
る電子部品実装機において、部品の実装作業中に部品切
れが発生したとき、部品が供給されている他の実装ステ
ップを全て実行した後、未実装の部品を部品供給ユニッ
トに補給し、シミュレーションによりその未実装の部品
の実装をステップリピート方式により行った場合と、パ
ターンリピート方式により行った場合の実装時間を求
め、その未実装の部品の実装を実装時間の短い方の方式
で行うことを特徴とする。
【0027】この方法によれば、シミュレーションによ
り実装時間を求めるので、未実装部品の実装方法の選択
をより合理的に行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態を
図1、図2、図13に基づいて説明する。対象となる回
路基板は、図6に示した多面取り基板50である。基板
50は、同一構成の4つの回路パターンC51〜C54
からなり、各回路パターンには、部品A、B、Cが所定
の位置に実装される。Y51〜Y54は、バッドマーク
領域であり、不良の回路パターンに対して、この位置に
回路パターン毎にバッドマーク(Xで示す。)が付与さ
れる。また、これらの部品は、図6(b)に示すように
電子部品実装機の部品供給ユニットZ1(部品A)、Z
2(部品B)、Z3(部品C)に配置される。
【0029】ステップリピート方式またはパターンリピ
ート方式を選択する基準となる、連続してバッドマーク
が付与されている実装を行わないパターンの数(以後
「基準値」と呼ぶ)は、回路基板の大きさや部品供給部
の移動速度、X軸/Y軸駆動機構の移動速度等の実装装
置の特性などから適宜決定される値であるが、本実施の
形態では「2」に設定している。
【0030】この基準値の設定方法については、後で詳
細に説明する。
【0031】電子部品実装機の基板支持台11上に多面
取り基板50が搬入されると、その上の回路パターンC
51〜C54上のバッドマーク検出動作を行い、バッド
マーク検出結果を制御装置15に記憶する(図2のステ
ップ2−1)。図1(a)は、多面取り基板50上にバ
ッドマークが検出されなかった場合の実装動作を示して
いる。すなわち、連続してバッドマークが付与されてい
るパターンの数は「0」であり、基準値(=2)未満な
ので、ノズル7の回路パターンをまたがる移動距離の短
い場合に有利な実装方法であるステップリピート方式を
選択する(図2のステップ2−2、2−3)。実装順序
は、図1(a)のように、A(パターンC51)→A
(パターンC52)→A(パターンC53)→A(パタ
ーンC54)→B(パターンC54)→B(パターンC
53)→B(パターンC52)→B(パターンC51)
→C(パターンC51)→C(パターンC52)→C
(パターンC53)→C(パターンC54)となる。
【0032】図1(b)は、回路パターンC52、C5
3にバッドマークB52、B53が付与されている場合
の実装動作を示している。バッドマークB52、B53
は、図では「×」で示されているが、これに限定される
ものではない。このとき、連続してバッドマークが付与
されているパターン数は2であり、ステップリピート方
式またはパターンリピート方式を選択する基準となる連
続してバッドマークが付与されているパターンの数(基
準値)(=2)と等しいので、ノズル7のパターン間の
移動が長距離の場合に有利なパターンリピート方式を選
択している(図2のステップ2−2、2−4)。実装順
序は、図1(b)のように、A(パターンC51)→B
(パターンC51)→C(パターンC51)→A(パタ
ーンC54)→B(パターンC54)→C(パターンC
54)となりパターンをまたがる実装動作は、C(パタ
ーンC51)からA(パターンC54)の実装に移ると
きの1回のみである。以上の実装作業をステップリピー
ト方式で実施すると、実装順序は、図1(c)のよう
に、A(パターンC51)→A(パターンC54)→B
(パターンC54)→B(パターンC51)→C(パタ
ーンC51)→C(パターンC54)となり、パターン
をまたがる実装動作は、A(パターンC51)からA
(パターンC54)、B(パターンC54)からB(パ
ターンC51)、C(パターンC51)から(パターン
C54)の実装に移るときの3回となり、パターンリピ
ート方式の方が無駄な動作が少ないことがわかる。
【0033】なお、基準値の値は、例えば最初は仮に設
定し、その設定により決まった実装順序における実装タ
クトを評価し、その評価結果により更新するものでも良
い。
【0034】また、基準値を、ステップリピート方式/
パターンリピート方式それぞれを選択した場合の、部品
供給部やX/Y軸駆動機構の移動量が大きくなる移動箇
所のみを評価対象とし、その評価対象の移動時間を比較
して決定するものであっても構わない。
【0035】図3に、この手法による基準値決定のフロ
ーチャートを示す。
【0036】図3のフローチャートによると、連続して
バッドマークが付与されているパターンの数が多い程、
X/Y軸駆動機構の移動量が大きくなるステップリピー
ト方式は適さないので、バッドマークが付与されている
パターンの数(図ではバッドマークパターン数と省略し
て記載している。)を0から1つずつ増加させ、パター
ンリピートによる評価対象(上記した通り、部品供給部
やX/Y軸駆動機構の移動量が大きくなる移動箇所)の
移動時間Pがステップリピートによる評価対象の移動時
間Sを最初に下まわった時点の連続してバッドマークが
付与されているパターンの数を基準値に設定する。
【0037】図1に示す回路基板の例を用いて、具体的
に評価対象の移動時間を比較し、基準値を設定する方法
について、図3のフローチャートに沿って説明する。
【0038】最初に連続してバッドマークが付与されて
いるパターンの数を「0」とする。この場合の、ステッ
プリピート方式による実装順は図1(a)に示すものと
なる。この場合の実装順では、部品供給部、X/Y軸駆
動機構の移動量はいずれも大きくならない。仮に、パタ
ーンリピート方式の実装順にすると、パターンが切り替
る度に部品供給部の移動が大きくなるので、移動時間P
>移動時間Sとなるため、基準値は少なくとも「1」以
上となる。そこで、連続してバッドマークが付与されて
いるパターンの数を「1」に増加させ、同様に評価し移
動時間P>移動時間Sとなったとする。これにより、基
準値は少なくとも「2」以上となる。
【0039】そこで更に連続してバッドマークが付与さ
れているパターンの数を「2」に増加させ、移動時間
P、移動時間Sを求め評価する。この評価について詳細
に述べる。
【0040】図1(b)、図1(c)の例では、連続し
てバッドマークが付与されているパターンの数が「2」
の場合における、パターンリピート方式の実装順(図1
(b))、ステップリピート方式の実装順(図1
(c))を示す。図1(b)の実装順においては、C
(パターンC51)→A(パターンC54)の移動時間
を考慮する。この移動では、パターンをまたがるのでX
/Y軸駆動機構の移動量が大きいが、部品供給部を部品
Cを供給する位置から部品Aを供給する位置へ移動す
る。このX/Y軸駆動機構の移動時間と部品供給部の移
動時間のうち大きい方を評価対象の移動時間Pとする。
【0041】次に図1(C)の実装順においては、A
(パターンC51)→C(パターンC54)、B(パタ
ーンC54)→B(パターンC51)、C(パターンC
51)→C(パターンC54)の合計移動時間を考慮す
る。この移動では、部品供給部の移動は発生しないが、
X/Y軸駆動機構の移動量が大きい。このX/Y軸駆動
機構の移動時間を考慮した前記3ヶ所の移動時間を評価
対象の移動時間Sとする。
【0042】そして、図1(b)の移動時間Pと図1
(c)の移動時間Sを比較し、連続してバッドマークが
付与されているパターンの数が「2」の場合における実
装順を決定する。この例の場合では、図1(b)のパタ
ーンリピート方式における評価対象の移動時間Pの方が
小さいので、連続してバッドマークが付与されているパ
ターンの数が「2」の場合では、パターンリピート方式
が採用される。従って、連続してバッドマークが付与さ
れているパターンの数が「2」において、最初に移動時
間Pが移動時間Sを下まわったため、基準値=2と決定
される。
【0043】以上、図3のフローチャートに沿って基準
値を決定する手順について、評価対象となる移動時間を
部品供給部やX/Y軸駆動機構の移動量が大きくなる移
動箇所の移動時間としたが、上記以外の駆動部の移動量
が大きくなる移動時間としても構わない。また、第2の
実施の形態において後述する回路基板1枚分の実装時間
のシミュレーションを行い、パターンリピート方式での
シミュレーションによる実装時間を移動時間Pのステッ
プリピート方式でのシミュレーションによる実装時間を
移動時間Sとして、図3のフローチャートに適用させて
基準値を求めるものであっても構わない。
【0044】次に第2の実施形態について図4、図5を
基に説明する。本実施の形態で実装を行う回路基板は、
第1の実施の形態と同じ図6に示した多面取り基板50
である。
【0045】本実施の形態では、バッドマークが一定の
基準値以上連続して付与されているとき、すなわち実装
時にノズルが実装動作を行わず移動する時間が大になる
と考えられるときにのみシミュレーションを実施するよ
うにし、シミュレーションを行うことによる実装順序決
定処理時間ロスを少なくしている。このシミュレーショ
ンの実施の要否を判断する基準値は、回路基板の大きさ
や実装装置の特性などから適宜決定される値であるが、
本実施の形態では「2」に設定している。
【0046】連続してバッドマークが付与されているパ
ターン数がこの基準値以上の場合に、上記シミュレーシ
ョンを実施する。
【0047】上記基準値は、第1の実施の形態における
基準値と同じにするか、またはそれより少し低めの値に
すれば、良い。これによりシミュレーションによる方式
決定が、よりタクトロスの少ない実装順をもたらすこと
ができる。
【0048】また、上記基準値は、第1の実施の形態で
説明した基準値の決定方法を適用して決定することがで
きる。
【0049】図4(a)、(b)は多面取り基板50上
にバッドマークが2つ連続して付与されている場合の実
装動作を示している。このときの連続してバッドマーク
が付与されているパターン数と基準値(=2)を比較す
ると(図5のステップ4−2)、両者は等しいので、こ
の場合は実装動作をステップリピート方式(図4
(a))とパターンリピート方式(図4(b))のそれ
ぞれで行った場合の実装時間をシミュレーションにて求
め(図5のステップ4−4、4−5)、実装時間の短い
方の方式を選択する(図5のステップ4−6)。連続し
てバッドマークが付与されているパターン数が基準値
(=2)未満の場合はシミュレーションを実施すること
なく、ステップリピート方式で実装を行うよう決定する
(図5のステップ4−3)。本方式によれば、不良回路
パターンによって実装パターンが当初予定していたパタ
ーンと変わっても、実装タクトを最小にできる実装方式
を選択することができる。
【0050】ここで、上記シミュレーションについて、
具体算出方法を図4(a)の例において説明する。
【0051】最初にA(パターンC51)→A(パター
ンC54)の移動における部品供給部の移動量、X/Y
軸駆動機構の移動量を算出する。この移動の場合は、部
品供給部の移動は発生しないが、X/Y軸駆動機構の移
動量は発生する。X/Y軸駆動機構の移動量を算出する
時は、X軸駆動機構、Y軸駆動機構それぞれの移動量の
内大きい方を採用する。この場合は、X軸駆動機構の移
動のみである。このX軸駆動機構の移動量が、部品実装
装置の標準タクト内で移動可能な移動量を越えてないか
判断し、越えてなければ、標準タクトをこの移動の移動
時間とする。越えていれば、越えた分の移動量分の移動
時間を算出し、この算出値を標準タクトに加えた時間を
移動時間とする。以上の方法で、A(パターンC51)
→A(パターンC54)の移動における移動時間を算出
する。
【0052】次に、A(パターンC54)→A(パター
ンC54)の移動における移動時間を算出する。この移
動の場合は、部品供給部の移動(部品Aを供給する位置
→部品Bを供給する位置の移動)が発生する。この部品
供給部の移動量が部品実装装置の標準タクト内で移動可
能な移動量を越えてないか判断し、越えてなければ、標
準タクトを部品供給部の移動時間とする。越えていれ
ば、越えた分の移動量分の移動時間を算出し、この算出
値を標準タクトに加えた時間を部品供給部の移動時間と
する。
【0053】また、この移動の場合は、X軸駆動機構、
Y軸駆動機構両方の移動が発生する。X軸駆動機構、Y
軸駆動機構それぞれの移動量のうち大きい方をX/Y軸
駆動機構の移動量とする。そして、A(パターンC5
1)→A(パターンC54)の移動と同様、標準タクト
内移動かを判断して、X/Y軸駆動機構の移動時間を算
出する。そして、部品供給部の移動時間、X/Y軸駆動
機構の移動時間の大きい方を、A(パターンC54)→
A(パターンC54)の移動時間とする。
【0054】同様に後続の移動時間をC(パターンC5
1)→C(パターンC54)の移動についてまで求め、
算出した移動時間の総和をシミュレーションによる回路
基板の実装時間とする。
【0055】以上シミュレーションによる実装時間の算
出方法について説明したが、実装時間の算出方法は上記
に限定するものではない。実装時間を算出するのであれ
ばどのようなものでも構わない。また、部品実装装置で
実装した時の実測時間を採用しても構わない。
【0056】なお、バッドマークが1つでも検知された
ときは、上記両方式による実装時間のシミュレーション
を行い、実装時間の短い方の方式を選択して部品の実装
を行うようにしてもよい。
【0057】次に第3の実施形態について図7、図8に
基づいて説明する。本実施の形態で使用する多面取り基
板100は、図12(a)に示すように、同一構成の2
つの回路パターンC101、C102からなり、各回路
パターンC101、C102には、部品D、E、F、G
が所定の位置に実装される。また、これらの部品は、図
12(b)に示すように電子部品実装機の部品供給ユニ
ットZ1(部品D)、Z3(部品E)、Z5(部品
F)、Z10(部品G)に配置される。部品切れ後の実
装方式の選択の基準となる、未実装部品が補給された部
品供給ユニット2間の最大間隔の値(以降「基準値」と
呼ぶ)は、回路基板の大きさや部品供給部の移動速度等
の実装装置の特性などから適宜決定される値であるが、
本実施の形態では「10」に設定されている。なお、本
実施の形態で部品供給ユニット2間の間隔とは、両端の
2つの部品供給ユニット2とその間に挟まれた部品供給
ユニット2の数の総和である。また、部品切れが発生し
ていないときは、実装順序はパターンリピート方式によ
ることにする。
【0058】以下、図7、図8に従って、電子部品の実
装動作の説明を行う。電子部品実装機の基板支持台11
上に多面取り基板100が搬入されると、NCプログラ
ムに従って所定の順番で実装動作を行う。部品切れが生
じていなければ、実装順序は図7(a)に示すようにパ
ターンリピート方式により、D(Z1)(パターンC1
01)→E(Z3)(パターンC101)→F(Z5)
(パターンC101)→G(Z10)(パターンC10
1)→D(Z1)(パターンC102)→E(Z3)
(パターンC102)→F(Z5)(パターンC10
2)→G(Z10)(パターンC102)となる。
【0059】図7(b)は、部品供給ユニットZ1(部
品D)とZ10(部品G)に部品切れが生じたときの実
装動作を示している。電子部品実装作業では通常、ある
部品において部品切れが生じた場合でも、他に実装を続
けることのできる部品があれば、その部品の実装ステッ
プをすべて完了させた後に実装を停止させている。部品
切れ後も、続けて部品E、Fが供給されているときは、
実装方式としてパターンリピート方式が選択されている
ので、図7(b)の実線で示すように、E(Z3)(パ
ターンC101)→F(Z5)(パターンC101)→
E(Z3)(パターンC102)→F(Z5)(パター
ンC102)の順で実装が行われる(図8ステップ7−
1)。ここで、実装可能部品E、Fの実装が終了する
と、部品供給ユニット2は、部品交換位置へ移動して停
止する(図8ステップ7−2)。部品補給(図8ステッ
プ7−3)後、未実装部品D、Gの補給された部品供給
ユニットZ1とZ10の間隔は、図12(b)に示すよ
うに「10」である。基準値(=10)と比較すると
(図8ステップ7−4)両者が等しいので、ステップリ
ピート方式を選択する(図8ステップ7−6)。よって
実装順序は、図7(b)の一点鎖線で示すように、D
(Z1)(パターンC101)→D(Z1)(パターン
C102)→G(Z10)(パターンC102)→G
(Z10)(パターンC101)となる。
【0060】本実施の形態における実装順序をまとめる
と、図7(b)に示すように、部品切れ(D、G)→E
(Z3)(パターンC101)→F(Z5)(パターン
C101)→E(Z3)(パターンC102)→F(Z
5)(パターンC102)→部品D、G補給→D(Z
1)(パターンC101)→D(Z1)(パターンC1
02)→G(Z10)(パターンC102)→G(Z1
0)(パターンC101)となり、部品D、G補給後の
部品供給ユニット2の移動はD(Z1)(パターンC1
01)→G(Z10)(パターンC102)のときの1
回のみである。
【0061】一方、部品D、G補給後の実装をパターン
リピート方式で行った場合の実装順序は図7(c)で一
点鎖線で示すように、D(Z1)(パターンC101)
→G(Z10)(パターンC101)→D(Z1)(パ
ターンC102)→G(Z10)(パターンC102)
となり、部品供給ユニット2の移動回数は3回で、ステ
ップリピート方式よりロスタイムが増えることになる。
【0062】なお、上記基準値は、例えば最初は仮に設
定し、その設定により決まった実装順序における実装タ
クトを評価し、その評価結果により更新するものでも良
い。
【0063】また、基準値を、ステップリピート方式/
パターンリピート方式それぞれを選択した場合の部品供
給部やX/Y軸駆動機構の移動量が大きくなる移動箇所
のみを評価対象とし、その評価対象の移動時間を比較し
て決定するものであっても構わない。
【0064】図9に、この手法による基準値決定のフロ
ーチャートを示す。
【0065】図9のフローチャートによると、部品切れ
による未実装部品の部品供給ユニットの間隔が大きい
程、部品供給部の移動量が大きくなるパターンリピート
方式は適さないので、前記部品供給ユニットの間隔を0
から1つずつ増加させ、ステップリピートによる評価対
象(部品供給部)の移動時間S’がパターンリピートに
よる評価対象の移動時間P’を最初に下まわった時点の
前記部品供給ユニットの間隔を基準値に設定する。
【0066】以上、図9のフローチャートに沿って基準
値を決定する手順について、評価対象となる移動時間を
部品供給部やX/Y軸駆動機構の移動量が大きくなる移
動箇所の移動時間としたが、上記以外の駆動部の移動量
が大きくなる移動時間としても構わない。
【0067】また、第2の実施の形態において説明した
回路基板1枚分の実装時間のシミュレーションを行い、
パターンリピート方式でのシミュレーションによる実装
時間を移動時間P’、ステップリピート方式でのシミュ
レーションによる実装時間を移動時間S’として、図9
のフローチャートに適用させて基準値を求めるものであ
っても構わない。
【0068】次に第4の実施形態について図10、図1
1を基に述べる。対象となる回路基板は、第3の実施形
態と同じ図12(a)に示した多面取り基板100であ
る。
【0069】本実施の形態では、未実装部品が補給され
た部品供給ユニット2間の最大間隔が一定以上であると
き、すなわち、実装時の部品供給ユニット2の移動に時
間を要することが見込まれる場合のみシミュレーション
を実施するようにし、シミュレーションを行うことによ
る実装順序決定処理時間ロスを少なくしている。このシ
ミュレーションの実施の要否を判断する基準値は、回路
基板の大きさや実装装置の特性などから適宜決定される
値であるが、本実施の形態では「10」に設定してい
る。部品切れによる未実装部品が補給された部品供給ユ
ニット間の最大間隔がこの基準値以上の場合に、上記シ
ミュレーションを実施する。なお、本実施の形態で部品
供給ユニット2間の間隔とは、両端の2つの部品供給ユ
ニット2とその間に挟まれた部品供給ユニット2の数の
総和である。また、部品切れが発生していないときは、
実装順序はパターンリピート方式によることにする。
【0070】なお、上記基準値は、第3の実施の形態に
おける基準値と同じにするか、または、それより少し低
めに設定すれば良い。これにより、シミュレーションに
よる方式設定が、よりタクトロスの少ない実装順をもた
らすことができる。
【0071】第3の実施形態と同様に電子部品実装機の
基板支持台11上に多面取り基板100が搬入される
と、NCプログラムに従って所定の順番で実装動作を行
う。部品切れが発生していなければ実装順序は図10
(a)に示すようにパターンリピート方式により、図7
(a)の場合と同様にD(Z1)(パターンC101)
→E(Z3)(パターンC101)→F(Z5)(パタ
ーンC101)→G(Z10)(パターンC101)→
D(Z1)(パターンC102)→E(Z3)(パター
ンC102)→F(Z5)(パターンC102)→G
(Z10)(パターンC102)となる。
【0072】図10(a)、(b)はZ1(部品D)と
Z10(部品G)に部品切れが生じたときの実装動作を
示している。部品D、Gで部品切れが発生しても部品
E、Fが供給されているときは、実装方式としてパター
ンリピート方式が選択されているので、図10(a)、
(b)の実線のように、E(Z3)(パターンC10
1)→F(Z5)(パターンC101)→E(Z3)
(パターンC102)→F(Z5)(パターンC10
2)の順に実装を行う(図11ステップ9−1)。ここ
で、実装可能部品E、Fの実装が終了すると、部品供給
ユニット2は、部品交換位置へ移動し停止する(図11
ステップ9−2)。部品補給完了(図11ステップ9−
3)後、未実装部品D、Gが配置されている部品供給ユ
ニット2間の間隔と基準値(=10)を比較すると(図
11ステップ9−4)、前者と後者が等しいので、未実
装部品に対する実装動作をステップリピート方式(図1
0(a))とパターンリピート方式(図10(b))の
それぞれで行った場合(未実装部品の実装の順序を図1
0(a)、(b)で一点鎖線で示す)の実装時間をシミ
ュレーションにて求め(図11ステップ9−9、9−1
0)、実装時間の短い方の方式にて実装を行う。
【0073】なお、シミュレーションによる実装時間の
算出方法は、第2の実施形態で説明したものを適用でき
る。
【0074】本方式によれば部品切れにより実装順序が
当初予定していた順序と変わっても実装タクトの短縮に
最も適した実装方式を選択できる。
【0075】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、回
路パターン中に不良回路パターンが含まれていても、そ
のときの回路パターンの配列状況において、ステップリ
ピート方式とパターンリピート方式の内の、実装時間の
短縮の点で最も有利な方式で実装を行うことで、実装時
間の短縮化を図ることができる。
【0076】第2の発明によれば、回路パターン中に不
良回路パターンが含まれていても、そのときの回路パタ
ーンの配列状況において、ステップリピート方式とパタ
ーンリピート方式で実装を行ったときの実装時間をシミ
ュレーションによりそれぞれ求め、実装時間の短い方の
方式で実装を行うことで実装時間の短縮化をより合理的
に図ることができる。
【0077】第3の発明によれば、実装作業中に部品切
れが発生したとき、未実装の電子部品の実装を、ステッ
プリピート方式とパターンリピート方式の内の、実装時
間の短縮の点で有利な方式で行い、実装時間の短縮化を
図ることができる。
【0078】第4の発明によれば、実装作業中に部品切
れが発生したとき、未実装の電子部品の実装方式を、ス
テップリピート方式による場合とパターンリピート方式
による場合の実装時間のシミュレーションで求めた結果
から選択し、より合理的に実装時間の短縮化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る、(a)は基
板上にバッドマークのない場合、(b)、(c)はバッ
ドマークのある場合のそれぞれの多面取り基板の実装順
序を示す図。
【図2】 同上部品供給順序決定処理のフローチャー
ト。
【図3】 同上基準値決定処理のフローチャート。
【図4】 本発明の第2の実施形態に係る、(a)はス
テップリピート方式、(b)はパターンリピート方式に
よるそれぞれの多面取り基板の実装順序を示す図。
【図5】 同上部品供給順序決定処理のフローチャー
ト。
【図6】 第1および第2の実施形態に係る、(a)は
多面取り基板、(b)は部品供給ユニットでのそれぞれ
の部品の配置を示す図。
【図7】 本発明の第3の実施形態に係る、(a)は部
品切れが生じていないとき、(b)、(c)は部品切れ
が生じたときのそれぞれの多面取り基板の実装順序を示
す図。
【図8】 同上部品供給順序決定処理のフローチャー
ト。
【図9】 同上基準値決定処理のフローチャート。
【図10】 本発明の第4の実施形態に係る、(a)は
部品切れ後の実装をパターンリピート方式により行った
場合、(b)は同実装をステップリピート方式で行った
場合のそれぞれの多面取り基板の実装順序を示す図。
【図11】 同上部品供給順序決定処理のフローチャー
ト。
【図12】 第3および第4の実施形態に係る、(a)
は多面取り基板、(b)は部品供給ユニットでのそれぞ
れの部品の配置を示す図。
【図13】 電子部品実装機の構成を示す図。
【符号の説明】
2 部品供給ユニット 8 部品 10 回路基板 50、100 多面取り基板 B52、B53 バッドマーク C51、C52、C53,C54、C101、C102
回路パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌倉 賢二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA01 AA11 CC04 CD06 DD15 DD49 EE02 EE03 EE24 FF24 FF29 FF32 FG10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した複
    数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の実
    装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パターン
    に適用し、そのステップが完了した後次の実装ステップ
    に移るステップリピート方式と、1つの回路パターンに
    つき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移るパ
    ターンリピート方式のいずれをも実施できる部品実装機
    において、不良の回路パターンが存在する場合その回路
    パターンにバッドマークが付与された多面取り基板が搬
    入されたとき、バッドマークの有無、およびバッドマー
    クの配列状態を検知し、バッドマークが基準数以上連続
    して付与されていることを検知した場合、パターンリピ
    ート方式を選択して、不良の回路パターンを除いた回路
    パターンに部品の実装を行い、それ以外の場合、ステッ
    プリピート方式を選択して、不良の回路パターンを除い
    た回路パターンに部品の実装を行うことを特徴とする部
    品実装方法。
  2. 【請求項2】 バッドマークが連続して付与されている
    バッドマークパターン数を0から1つずつ増加させ、そ
    れぞれについて、パターンリピート方式の場合の実装時
    間と、ステップリピート方式の場合の実装時間を求め、
    前者の実装時間が後者の実装時間を最初に下まわったと
    きのバッドマークパターン数を、基準値に設定すること
    を特徴とする請求項1記載の部品実装方法。
  3. 【請求項3】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した複
    数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の実
    装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パターン
    に適用し、そのステップが完了した後次の実装ステップ
    に移るステップリピート方式と、1つの回路パターンに
    つき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移るパ
    ターンリピート方式のいずれをも実施できる部品実装機
    において、不良の回路パターンが存在する場合その回路
    パターンにバッドマークが付与された多面取り基板が搬
    入されたとき、バッドマークの有無、およびバッドマー
    クの配列状態を検知し、これに基づき回路基板上の実装
    を行う回路パターンと実装を行わない不良の回路パター
    ンとを認識し、その認識に基づいて、ステップリピート
    方式と、パターンリピート方式により実装を行った場合
    の実装時間をそれぞれシミュレーションによって求め、
    両者を比較して実装時間の短い方の方式を選択して、不
    良の回路パターンを除いた回路パターンに部品の実装を
    行うことを特徴とする部品実装方法。
  4. 【請求項4】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した複
    数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の実
    装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パターン
    に適用し、そのステップが完了した後次の実装ステップ
    に移るステップリピート方式と、1つの回路パターンに
    つき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移るパ
    ターンリピート方式のいずれをも実施できる電子部品実
    装機において、部品の実装作業中に部品切れが発生した
    とき、部品が供給されている他の実装ステップを全て実
    行した後、未実装の部品を部品供給ユニットに補給し、
    その未実装の部品の実装を、未実装の部品が補給された
    部品供給ユニット間の最大の間隔が、基準値以上のとき
    はステップリピート方式により、前記間隔が基準値未満
    のときはパターンリピート方式により、それぞれ部品の
    実装を行うことを特徴とする部品実装方法。
  5. 【請求項5】 未実装の部品が補給された部品供給ユニ
    ットの間隔数を0から1つずつ増加させ、そのそれぞれ
    についてパターンリピート方式の場合の実装時間と、ス
    テップリピート方式の場合の実装時間を求め、前者の実
    装時間が後者の実装時間を最初に下まわったときの間隔
    数を、基準値に設定することを特徴とする請求項4記載
    の部品実装方法。
  6. 【請求項6】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した複
    数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の実
    装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パターン
    に適用し、そのステップが完了した後次の実装ステップ
    に移るステップリピート方式と、1つの回路パターンに
    つき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移るパ
    ターンリピート方式のいずれをも実施できる電子部品実
    装機において、部品の実装作業中に部品切れが発生した
    とき、部品が供給されている他の実装ステップを全て実
    行した後、未実装の部品を部品供給ユニットに補給し、
    シミュレーションによりその未実装の部品の実装をステ
    ップリピート方式により行った場合と、パターンリピー
    ト方式により行った場合の実装時間を求め、その未実装
    の部品の実装を実装時間の短い方の方式で行うことを特
    徴とする部品実装方法。
  7. 【請求項7】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した複
    数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の実
    装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パターン
    に適用し、そのステップが完了した後次の実装ステップ
    に移るステップリピート方式と、1つの回路パターンに
    つき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移るパ
    ターンリピート方式のいずれをも実施できる部品実装機
    において、不良の回路パターンが存在する場合その回路
    パターンにバッドマークが付与された多面取り基板が搬
    入されたとき、バッドマークの有無、およびバッドマー
    クの配列状態を検知する検知部と、この検知部によって
    バッドマークが基準数以上連続して付与されていること
    が検知された場合、パターンリピート方式を選択して、
    不良の回路パターンを除いた回路パターンに部品の実装
    を行い、それ以外の場合、ステップリピート方式を選択
    して、不良の回路パターンを除いた回路パターンに部品
    の実装を行うように制御する制御部を備えたことを特徴
    とする部品実装機。
  8. 【請求項8】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した複
    数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の実
    装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パターン
    に適用し、そのステップが完了した後次の実装ステップ
    に移るステップリピート方式と、1つの回路パターンに
    つき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移るパ
    ターンリピート方式のいずれをも実施できる部品実装機
    において、不良の回路パターンが存在する場合その回路
    パターンにバッドマークが付与された多面取り基板が搬
    入されたとき、バッドマークの有無、およびバッドマー
    クの配列状態を検知する検知部と、この検知部の検知情
    報に基づき回路基板上の実装を行う回路パターンと実装
    を行わない不良の回路パターンとを認識し、その認識に
    基づいて、ステップリピート方式と、パターンリピート
    方式により実装を行った場合の実装時間をそれぞれシミ
    ュレーションによって求め、両者を比較して実装時間の
    短い方の方式を選択して、不良の回路パターンを除いた
    回路パターンに部品の実装を行うように制御する制御部
    を備えたことを特徴とする部品実装機。
  9. 【請求項9】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した複
    数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の実
    装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パターン
    に適用し、そのステップが完了した後次の実装ステップ
    に移るステップリピート方式と、1つの回路パターンに
    つき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移るパ
    ターンリピート方式のいずれをも実施できる電子部品実
    装機において、部品の実装作業中に部品切れが発生した
    とき、部品が供給されている他の実装ステップを全て実
    行した後、未実装の部品を部品供給ユニットに補給し、
    その未実装の部品の実装を、未実装の部品が補給された
    部品供給ユニット間の最大の間隔が、基準値以上のとき
    はステップリピート方式により、前記間隔が基準値未満
    のときはパターンリピート方式により、それぞれ部品の
    実装を行うように制御する制御部を備えたことを特徴と
    する部品実装機。
  10. 【請求項10】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
    複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
    実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
    ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
    プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
    につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
    パターンリピート方式のいずれをも実施できる電子部品
    実装機において、部品の実装作業中に部品切れが発生し
    たとき、部品が供給されている他の実装ステップを全て
    実行した後、未実装の部品を部品供給ユニットに補給
    し、シミュレーションによりその未実装の部品の実装を
    ステップリピート方式により行った場合と、パターンリ
    ピート方式により行った場合の実装時間を求め、その未
    実装の部品の実装を実装時間の短い方の方式で行うよう
    に制御する制御部を備えたことを特徴とする部品実装
    機。
  11. 【請求項11】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
    複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
    実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
    ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
    プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
    につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
    パターンリピート方式のいずれをも実施できる部品実装
    機に用いる実装順序決定プログラムにおいて、実装順序
    決定のためにコンピュータを、不良の回路パターンが存
    在する場合その回路パターンにバッドマークが付与され
    た多面取り基板が搬入されたとき、バッドマークの有
    無、およびバッドマークの配列状態を検知する検知手
    段、およびバッドマークが基準数以上連続して付与され
    ていることを検知した場合、パターンリピート方式を選
    択して、不良の回路パターンを除いた回路パターンに部
    品の実装を行い、それ以外の場合、ステップリピート方
    式を選択して、不良の回路パターンを除いた回路パター
    ンに部品の実装を行うように制御する制御手段、として
    機能させることを特徴とする部品実装順序決定プログラ
    ム。
  12. 【請求項12】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
    複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
    実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
    ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
    プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
    につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
    パターンリピート方式のいずれをも実施できる部品実装
    機に用いる実装順序決定プログラムにおいて、実装順序
    決定のためにコンピュータを、不良の回路パターンが存
    在する場合その回路パターンにバッドマークが付与され
    た多面取り基板が搬入されたとき、バッドマークの有
    無、およびバッドマークの配列状態を検知する検知手
    段、およびこの検知手段の検知情報に基づき回路基板上
    の実装を行う回路パターンと実装を行わない不良の回路
    パターンとを認識し、その認識に基づいて、ステップリ
    ピート方式と、パターンリピート方式により実装を行っ
    た場合の実装時間をそれぞれシミュレーションによって
    求め、両者を比較して実装時間の短い方の方式を選択し
    て、不良の回路パターンを除いた回路パターンに部品の
    実装を行うように制御する制御手段、として機能させる
    ことを特徴とする部品実装順序決定プログラム。
  13. 【請求項13】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
    複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
    実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
    ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
    プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
    につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
    パターンリピート方式のいずれをも実施できる電子部品
    実装機に用いる実装順序決定プログラムにおいて、実装
    順序決定のためにコンピュータを、部品の実装作業中に
    部品切れが発生したとき、部品が供給されている他の実
    装ステップを全て実行した後、未実装の部品を部品供給
    ユニットに補給し、その未実装の部品の実装を、未実装
    の部品が補給された部品供給ユニット間の最大の間隔
    が、基準値以上のときはステップリピート方式により、
    前記間隔が基準値未満のときはパターンリピート方式に
    より、それぞれ部品の実装を行うように制御する制御手
    段として機能させることを特徴とする部品実装順序決定
    プログラム。
  14. 【請求項14】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
    複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
    実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
    ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
    プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
    につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
    パターンリピート方式のいずれをも実施できる電子部品
    実装機に用いる実装順序決定プログラムにおいて、実装
    順序決定のためにコンピュータを、部品の実装作業中に
    部品切れが発生したとき、部品が供給されている他の実
    装ステップを全て実行した後、未実装の部品を部品供給
    ユニットに補給し、シミュレーションによりその未実装
    の部品の実装をステップリピート方式により行った場合
    と、パターンリピート方式により行った場合の実装時間
    を求め、その未実装の部品の実装を実装時間の短い方の
    方式で行うように制御する制御手段として機能させるこ
    とを特徴とする部品実装順序決定プログラム。
  15. 【請求項15】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
    複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
    実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
    ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
    プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
    につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
    パターンリピート方式のいずれをも実施できる部品実装
    機に用いる実装順序決定プログラムを記録した記録媒体
    において、実装順序決定のためにコンピュータを、不良
    の回路パターンが存在する場合その回路パターンにバッ
    ドマークが付与された多面取り基板が搬入されたとき、
    バッドマークの有無、およびバッドマークの配列状態を
    検知する検知手段、およびバッドマークが基準数以上連
    続して付与されていることを検知した場合、パターンリ
    ピート方式を選択して、不良の回路パターンを除いた回
    路パターンに部品の実装を行い、それ以外の場合、ステ
    ップリピート方式を選択して、不良の回路パターンを除
    いた回路パターンに部品の実装を行うように制御する制
    御手段、として機能させるための部品実装順序決定プロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  16. 【請求項16】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
    複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
    実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
    ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
    プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
    につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
    パターンリピート方式のいずれをも実施できる部品実装
    機に用いる実装順序決定プログラムを記録した記録媒体
    において、実装順序決定のためにコンピュータを、不良
    の回路パターンが存在する場合その回路パターンにバッ
    ドマークが付与された多面取り基板が搬入されたとき、
    バッドマークの有無、およびバッドマークの配列状態を
    検知する検知手段、およびこの検知手段の検知情報に基
    づき回路基板上の実装を行う回路パターンと実装を行わ
    ない不良の回路パターンとを認識し、その認識に基づい
    て、ステップリピート方式と、パターンリピート方式に
    より実装を行った場合の実装時間をそれぞれシミュレー
    ションによって求め、両者を比較して実装時間の短い方
    の方式を選択して、不良の回路パターンを除いた回路パ
    ターンに部品の実装を行うように制御する制御手段、と
    して機能させるための部品実装順序決定プログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
    複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
    実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
    ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
    プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
    につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
    パターンリピート方式のいずれをも実施できる電子部品
    実装機に用いる実装順序決定プログラムを記録した記録
    媒体において、実装順序決定のためにコンピュータを、
    部品の実装作業中に部品切れが発生したとき、部品が供
    給されている他の実装ステップを全て実行した後、未実
    装の部品を部品供給ユニットに補給し、その未実装の部
    品の実装を、未実装の部品が補給された部品供給ユニッ
    ト間の最大の間隔が、基準値以上のときはステップリピ
    ート方式により、前記間隔が基準値未満のときはパター
    ンリピート方式により、それぞれ部品の実装を行うよう
    に制御する制御手段として機能させるための部品実装順
    序決定プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  18. 【請求項18】 1枚の回路基板上にそれぞれ独立した
    複数の回路パターンを形成する多面取り基板への部品の
    実装に際して、特定の実装ステップを全ての回路パター
    ンに適用し、そのステップが完了した後次の実装ステッ
    プに移るステップリピート方式と、1つの回路パターン
    につき全実装ステップ完了後、次の回路パターンに移る
    パターンリピート方式のいずれをも実施できる電子部品
    実装機に用いる実装順序決定プログラムを記録した記録
    媒体において、実装順序決定のためにコンピュータを、
    部品の実装作業中に部品切れが発生したとき、部品が供
    給されている他の実装ステップを全て実行した後、未実
    装の部品を部品供給ユニットに補給し、シミュレーショ
    ンによりその未実装の部品の実装をステップリピート方
    式により行った場合と、パターンリピート方式により行
    った場合の実装時間を求め、その未実装の部品の実装を
    実装時間の短い方の方式で行うように制御する制御手段
    として機能させるための部品実装順序決定プログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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