JPH1093125A - 太陽電池モジュール - Google Patents
太陽電池モジュールInfo
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- JPH1093125A JPH1093125A JP8243310A JP24331096A JPH1093125A JP H1093125 A JPH1093125 A JP H1093125A JP 8243310 A JP8243310 A JP 8243310A JP 24331096 A JP24331096 A JP 24331096A JP H1093125 A JPH1093125 A JP H1093125A
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- solar cell
- cell module
- light incident
- colored layer
- light
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Abstract
(57)【要約】
【課題】外観の良好な太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】 複数の太陽電池素子１…を互いに電気的
に直列接続する接続体４の、光入射側に露出して配され
る部分には着色層４Ｂが被着されているので外観の良好
な太陽電池モジュールが得られる。また、上記着色層４
Ｂを、上記接続体４の太陽電池素子１…と接続される部
分に被着された導電性接着層４Ｃとの濡れ性の悪い材料
から構成しているので、その製造が容易である。
に直列接続する接続体４の、光入射側に露出して配され
る部分には着色層４Ｂが被着されているので外観の良好
な太陽電池モジュールが得られる。また、上記着色層４
Ｂを、上記接続体４の太陽電池素子１…と接続される部
分に被着された導電性接着層４Ｃとの濡れ性の悪い材料
から構成しているので、その製造が容易である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観の良好な太陽
電池モジュールを提供するための技術分野に属する。
電池モジュールを提供するための技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術】光の入射により光起電力を発生する太陽
電池素子は、従来から電卓、腕時計等の民生機器を始め
個人住宅用或いは発電施設等に利用されている。
電池素子は、従来から電卓、腕時計等の民生機器を始め
個人住宅用或いは発電施設等に利用されている。
【０００３】斯かる太陽電池素子１個当りの発電電力は
精々１〜２Ｗであるので、個人住宅用あるいは発電施設
等の、民生機器よりも大きな発電電力が要求される場合
には、太陽電池素子を複数個電気的に直列接続し、その
発電電力を高めた太陽電池モジュールが使用される。
精々１〜２Ｗであるので、個人住宅用あるいは発電施設
等の、民生機器よりも大きな発電電力が要求される場合
には、太陽電池素子を複数個電気的に直列接続し、その
発電電力を高めた太陽電池モジュールが使用される。
【０００４】図４は、斯かる太陽電池モジュールのモジ
ュール構造図であり、同図（Ａ）は平面図、同図（Ｂ）
は断面図である。
ュール構造図であり、同図（Ａ）は平面図、同図（Ｂ）
は断面図である。
【０００５】同図において、１…は太陽電池素子であ
り、例えば単結晶シリコンや多結晶シリコン等の結晶系
半導体から構成されているが、これ以外にも非晶質シリ
コンに代表される非晶質半導体、或いはＧａＡｓやＣｄ
Ｔｅ等の化合物半導体を用いることができる。
り、例えば単結晶シリコンや多結晶シリコン等の結晶系
半導体から構成されているが、これ以外にも非晶質シリ
コンに代表される非晶質半導体、或いはＧａＡｓやＣｄ
Ｔｅ等の化合物半導体を用いることができる。
【０００６】太陽電池素子１…の光入射側及び光透過側
には夫々光入射側電極２…及び光透過側電極３…が対を
なして設けられ、これら一対の光入射側電極２…及び光
透過側電極３…から、光の入射により太陽電池素子１…
中で発生した光起電力が外部に取り出される。
には夫々光入射側電極２…及び光透過側電極３…が対を
なして設けられ、これら一対の光入射側電極２…及び光
透過側電極３…から、光の入射により太陽電池素子１…
中で発生した光起電力が外部に取り出される。
【０００７】隣接する前記太陽電池素子１…の、一方の
太陽電池素子１の光入射側電極２と、他方の太陽電池素
子１の光透過側電極３とは、例えば銅箔の両面に半田層
が被着されてなる接続体４により電気的に直列に接続さ
れている。
太陽電池素子１の光入射側電極２と、他方の太陽電池素
子１の光透過側電極３とは、例えば銅箔の両面に半田層
が被着されてなる接続体４により電気的に直列に接続さ
れている。
【０００８】このように接続体４…にて互いに電気的に
直列接続された太陽電池素子１…は、光入射側に配され
るガラス、プラスチック等の透光部材５と、光透過側に
配される裏面部材６と、の間にＥＶＡ等の透光性樹脂
（図示せず）を介して挟持され、アルミニウムなどから
なる枠部材７により一体化されることで、太陽電池モジ
ュールが構成される。
直列接続された太陽電池素子１…は、光入射側に配され
るガラス、プラスチック等の透光部材５と、光透過側に
配される裏面部材６と、の間にＥＶＡ等の透光性樹脂
（図示せず）を介して挟持され、アルミニウムなどから
なる枠部材７により一体化されることで、太陽電池モジ
ュールが構成される。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記従来の
太陽電池モジュールにあっては、光入射面側から見た場
合に接続体４が視認され外観が不良となる、という課題
があった。
太陽電池モジュールにあっては、光入射面側から見た場
合に接続体４が視認され外観が不良となる、という課題
があった。
【００１０】
【課題を解決するための手段】斯かる課題を解決するた
めに、本願は、複数個の太陽電池素子が、接続体により
互いに電気的に直列接続されてなる太陽電池モジュール
であって、前記接続体の、光入射側に露出する部分に
は、着色層が被着されたことを特徴としている。
めに、本願は、複数個の太陽電池素子が、接続体により
互いに電気的に直列接続されてなる太陽電池モジュール
であって、前記接続体の、光入射側に露出する部分に
は、着色層が被着されたことを特徴としている。
【００１１】また、前記着色層は、前記接続体の前記太
陽電池素子と接続される部分に被着された導電性接着層
との濡れ性の悪い材料から構成されることを特徴として
いる。
陽電池素子と接続される部分に被着された導電性接着層
との濡れ性の悪い材料から構成されることを特徴として
いる。
【００１２】加えて、前記着色層の光入射面が光の乱反
射面を有することを特徴としており、また該乱反射面が
凹凸形状であることを特徴としている。
射面を有することを特徴としており、また該乱反射面が
凹凸形状であることを特徴としている。
【００１３】
【実施の形態】図１は、本発明の第１実施形態に係わる
太陽電池モジュールの構造図であり、同図（Ａ）は平面
図を、また同図（Ｂ）は太陽電池素子間の接続部の拡大
断面図を夫々表している。尚、同図において、図４に示
した従来の太陽電池モジュールと同一の構成を有する部
分には同一の符号を付している。
太陽電池モジュールの構造図であり、同図（Ａ）は平面
図を、また同図（Ｂ）は太陽電池素子間の接続部の拡大
断面図を夫々表している。尚、同図において、図４に示
した従来の太陽電池モジュールと同一の構成を有する部
分には同一の符号を付している。
【００１４】同図において、１…は太陽電池素子であ
り、本実施形態にあっては面積１０ｃｍ×１０ｃｍ、厚
さ約５００μｍのｐ型の単結晶シリコンを基板として用
いた。そして、この単結晶シリコン基板の光入射側約
０．５μｍの厚みまでＰ（リン）を拡散することにより
ｎ型とし、ｐｎ接合を形成している。
り、本実施形態にあっては面積１０ｃｍ×１０ｃｍ、厚
さ約５００μｍのｐ型の単結晶シリコンを基板として用
いた。そして、この単結晶シリコン基板の光入射側約
０．５μｍの厚みまでＰ（リン）を拡散することにより
ｎ型とし、ｐｎ接合を形成している。
【００１５】この太陽電池素子１…の光入射面にはＴｉ
Ｏx，ＳｉＮ等の反射防止膜（図示せず）を介してＡｇ
からなる櫛型状の光入射側電極２…が形成され、また光
透過側にはＡｌからなる光透過側電極３…が形成されて
いる。
Ｏx，ＳｉＮ等の反射防止膜（図示せず）を介してＡｇ
からなる櫛型状の光入射側電極２…が形成され、また光
透過側にはＡｌからなる光透過側電極３…が形成されて
いる。
【００１６】４…は接続体であり、隣接する太陽電池素
子１…の一方の太陽電池素子１の光入射側電極２と、他
方の太陽電池素子１の光透過側電極３とを電気的に接続
している。
子１…の一方の太陽電池素子１の光入射側電極２と、他
方の太陽電池素子１の光透過側電極３とを電気的に接続
している。
【００１７】ここで、本発明にあっては、同図（Ｂ）の
拡大断面図に示す通り、前記接続体４が導電体４Ａから
なり、そして光入射側に露出する部分には着色層４Ｂが
被着されている。ここで、上記導電体４Ａとしては、厚
さ約１００μｍの銅箔等の可撓性を有する導電材を用い
ることが好ましい。
拡大断面図に示す通り、前記接続体４が導電体４Ａから
なり、そして光入射側に露出する部分には着色層４Ｂが
被着されている。ここで、上記導電体４Ａとしては、厚
さ約１００μｍの銅箔等の可撓性を有する導電材を用い
ることが好ましい。
【００１８】加えて、この着色層４Ｂは、前記光入射側
電極２及び光透過側電極３と接続される部分に被着され
た、半田に代表される導電性接着層４Ｃとの濡れ性の悪
い材料から構成されている。
電極２及び光透過側電極３と接続される部分に被着され
た、半田に代表される導電性接着層４Ｃとの濡れ性の悪
い材料から構成されている。
【００１９】即ち、本願によれば、接続体４の、光入射
側に露出する部分には着色層４Ｂが被着されているの
で、接続体４の呈する色は、着色層４Ｂの色を制御する
ことで変えることができる。従って、着色層４Ｂの色を
太陽電池素子１…が呈する色と近づけることで、接続体
４が目立ず外観の良好な太陽電池モジュールを提供する
ことができる。
側に露出する部分には着色層４Ｂが被着されているの
で、接続体４の呈する色は、着色層４Ｂの色を制御する
ことで変えることができる。従って、着色層４Ｂの色を
太陽電池素子１…が呈する色と近づけることで、接続体
４が目立ず外観の良好な太陽電池モジュールを提供する
ことができる。
【００２０】また、前記接続体４が銅箔等の可撓性を有
する導電体４Ａから構成されてるので、隣接する太陽電
池素子１間を接続体４により接続する際に該接続体４を
自由に折り曲げることができ、作業が容易である。
する導電体４Ａから構成されてるので、隣接する太陽電
池素子１間を接続体４により接続する際に該接続体４を
自由に折り曲げることができ、作業が容易である。
【００２１】さらに、接続体４の、前記光入射側電極２
及び光透過側電極３と接続される部分には導電性接着層
４Ｃが被着されているので、両電極２及び３と確実に電
気的な接続をとることができる。
及び光透過側電極３と接続される部分には導電性接着層
４Ｃが被着されているので、両電極２及び３と確実に電
気的な接続をとることができる。
【００２２】斯かる接続体４の製造工程を、図２に示し
た製造工程の概略図を参照して説明する。
た製造工程の概略図を参照して説明する。
【００２３】まず、同図（Ａ）の工程に示す如く、幅
１．５ｍｍ、厚さ１００μｍ程度の細長状となった銅箔
からなる導電体４Ａを準備する。通常このような導電体
は、長さ数１００ｍ程度のリール状となって市販されて
いる。
１．５ｍｍ、厚さ１００μｍ程度の細長状となった銅箔
からなる導電体４Ａを準備する。通常このような導電体
は、長さ数１００ｍ程度のリール状となって市販されて
いる。
【００２４】そして、この導電体４Ａの表面の、端から
約９５ｍｍに至る部分まで、蒸着或いはスクリーン印刷
等の方法により厚さ１５〜２０μｍ程度の着色層４Ｂを
被着した後に、端から約１８０ｍｍの個所で切断する。
約９５ｍｍに至る部分まで、蒸着或いはスクリーン印刷
等の方法により厚さ１５〜２０μｍ程度の着色層４Ｂを
被着した後に、端から約１８０ｍｍの個所で切断する。
【００２５】前述したように、本発明に於いては、着色
層４Ｂの材料として半田等に代表される導電性接着材と
濡れ性の悪い材料を用いており、ここではエポキシ樹脂
を用いた。そして、このエポキシ樹脂に、例えばＣｕ
（Ｃ2Ｈ3Ｏ2）・３Ｃｕ（ＡｓＯ2）2，ＣｏＯ・ｎＺｎ
Ｏ，Ｃｒ2Ｏ3，Ｃｒ2Ｏ3・２Ｈ2Ｏ，ＣｏＯ・ＳｎＯ2等
の着色顔料を添加することで所定の色に着色し、着色層
４Ｂの材料とした。尚、着色層４Ｂの材料としては、上
記エポキシ樹脂以外にポリイミド系の樹脂を用いてもよ
い。
層４Ｂの材料として半田等に代表される導電性接着材と
濡れ性の悪い材料を用いており、ここではエポキシ樹脂
を用いた。そして、このエポキシ樹脂に、例えばＣｕ
（Ｃ2Ｈ3Ｏ2）・３Ｃｕ（ＡｓＯ2）2，ＣｏＯ・ｎＺｎ
Ｏ，Ｃｒ2Ｏ3，Ｃｒ2Ｏ3・２Ｈ2Ｏ，ＣｏＯ・ＳｎＯ2等
の着色顔料を添加することで所定の色に着色し、着色層
４Ｂの材料とした。尚、着色層４Ｂの材料としては、上
記エポキシ樹脂以外にポリイミド系の樹脂を用いてもよ
い。
【００２６】次いで、同図（Ｂ）の工程に示す如く、着
色層４Ｂが被着された導電体４Ａを溶融半田１０の入っ
た半田槽１１に浸漬する。この工程において、本発明に
よる着色層４Ｂは半田との濡れ性が悪いので、半田は着
色層４Ｂ上には被着されず、該着色層４Ｂ上を除いた導
電体４Ａ上の全面に半田からなる導電性接着層４Ｃが被
着されることとなる。
色層４Ｂが被着された導電体４Ａを溶融半田１０の入っ
た半田槽１１に浸漬する。この工程において、本発明に
よる着色層４Ｂは半田との濡れ性が悪いので、半田は着
色層４Ｂ上には被着されず、該着色層４Ｂ上を除いた導
電体４Ａ上の全面に半田からなる導電性接着層４Ｃが被
着されることとなる。
【００２７】従って、本発明によれば着色層４Ｂ上に導
電性接着層４Ｃが被着されることがなく、所望の部分に
のみ該導電性接着層４Ｃを被着させることができ、工程
が容易である。
電性接着層４Ｃが被着されることがなく、所望の部分に
のみ該導電性接着層４Ｃを被着させることができ、工程
が容易である。
【００２８】以上の工程で製造した接続体４を用いて太
陽電池素子１…間を電気的に直列接続するにあたって
は、図１（Ｂ）に示す如く、着色層４Ｂが光入射側に露
出して配されるように接続する。
陽電池素子１…間を電気的に直列接続するにあたって
は、図１（Ｂ）に示す如く、着色層４Ｂが光入射側に露
出して配されるように接続する。
【００２９】即ち、相隣接する太陽電池素子１…を約２
ｍｍの間隔を隔てて配置し、着色層４Ｂが被着された部
分が、一方の太陽電池素子１の光入射側電極２上にて光
入射側を向くように接続体４を配置する。そして、接続
体４を、一方の太陽電池素子１の光入射側電極２、及び
他方の太陽電池素子１の光透過側電極３の夫々と、約９
０ｍｍづつ重なるように接続する。
ｍｍの間隔を隔てて配置し、着色層４Ｂが被着された部
分が、一方の太陽電池素子１の光入射側電極２上にて光
入射側を向くように接続体４を配置する。そして、接続
体４を、一方の太陽電池素子１の光入射側電極２、及び
他方の太陽電池素子１の光透過側電極３の夫々と、約９
０ｍｍづつ重なるように接続する。
【００３０】斯かる如くして接続すれば、前述の通り接
続体４の全面には、着色層４Ｂが被着された部分を除い
て導電性接着層４Ｃが被着されているので、ランプアニ
ール等の方法で加熱することで容易に導電性接着層４Ｃ
を溶融させ、前記光入射側電極２及び光透過側電極３と
電気的に接続することができる。
続体４の全面には、着色層４Ｂが被着された部分を除い
て導電性接着層４Ｃが被着されているので、ランプアニ
ール等の方法で加熱することで容易に導電性接着層４Ｃ
を溶融させ、前記光入射側電極２及び光透過側電極３と
電気的に接続することができる。
【００３１】加えて、着色層４Ｂは接続体４の一端から
約９５ｍｍの部分にまで被着されているので、光入射側
に露出している前記一方の太陽電池素子１の光入射側電
極２上、及び他方の太陽電池素子１との間の間隙部にお
ける接続体４の露出部分には全て着色層４Ｂが被着され
ていることとなる。
約９５ｍｍの部分にまで被着されているので、光入射側
に露出している前記一方の太陽電池素子１の光入射側電
極２上、及び他方の太陽電池素子１との間の間隙部にお
ける接続体４の露出部分には全て着色層４Ｂが被着され
ていることとなる。
【００３２】このように接続体４…にて電気的に直列接
続された太陽電池素子１…は、従来と同様に光入射側に
配されるガラス等の透光部材５と、光透過側に配される
裏面部材６と、の間にＥＶＡ等の透光性樹脂を介して挟
持され、アルミニウムなどからなる枠部材７により一体
化されることで、太陽電池モジュールとされる。
続された太陽電池素子１…は、従来と同様に光入射側に
配されるガラス等の透光部材５と、光透過側に配される
裏面部材６と、の間にＥＶＡ等の透光性樹脂を介して挟
持され、アルミニウムなどからなる枠部材７により一体
化されることで、太陽電池モジュールとされる。
【００３３】上述した通り、本願によれば複数個の太陽
電池素子１…を電気的に直列接続する接続体４…の光入
射側に露出する部分には着色層４Ｂ…が被着されてい
る。従って、この着色層４Ｂ…が呈する色を太陽電池素
子１…が呈する色と近い色にすることで、従来のように
接続体４…が目立つことがなく、外観が良好な太陽電池
モジュールを提供することができる。
電池素子１…を電気的に直列接続する接続体４…の光入
射側に露出する部分には着色層４Ｂ…が被着されてい
る。従って、この着色層４Ｂ…が呈する色を太陽電池素
子１…が呈する色と近い色にすることで、従来のように
接続体４…が目立つことがなく、外観が良好な太陽電池
モジュールを提供することができる。
【００３４】加えて、この着色層４Ｂ…は、前記接続体
４…の前記太陽電池素子１…と接続される部分には被着
された導電性接着層４Ｃ…との濡れ性の悪い材料から構
成されているので、接続体４…の製造が容易であり生産
性が良い。
４…の前記太陽電池素子１…と接続される部分には被着
された導電性接着層４Ｃ…との濡れ性の悪い材料から構
成されているので、接続体４…の製造が容易であり生産
性が良い。
【００３５】尚、この着色層４Ｂの光入射面を光の乱反
射面として該着色層４Ｂでの反射光を乱反射させること
で、着色層４Ｂを一層目立たなくすることができ、一層
好ましい外観を得ることができる。
射面として該着色層４Ｂでの反射光を乱反射させること
で、着色層４Ｂを一層目立たなくすることができ、一層
好ましい外観を得ることができる。
【００３６】このためには、例えば着色層４Ｂとしてエ
ポキシ樹脂を用いた場合には、その樹脂中に約４０％の
割合で含有されている粒径約３０μｍ以下のシリカやア
ルミナ等の固型粉末（フィラー）の粒径を５０〜６０μ
ｍとし、その含有量も６０〜７０％とすれば良い。斯か
る如く、固型粉末（フィラー）の粒径及び含有量を制御
することで、従来は鏡面状態であった着色層４Ｂの光入
射面が凹凸形状となった光の乱反射面を形成することが
できる。
ポキシ樹脂を用いた場合には、その樹脂中に約４０％の
割合で含有されている粒径約３０μｍ以下のシリカやア
ルミナ等の固型粉末（フィラー）の粒径を５０〜６０μ
ｍとし、その含有量も６０〜７０％とすれば良い。斯か
る如く、固型粉末（フィラー）の粒径及び含有量を制御
することで、従来は鏡面状態であった着色層４Ｂの光入
射面が凹凸形状となった光の乱反射面を形成することが
できる。
【００３７】次に、本発明の第２実施形態に係わる太陽
電池モジュールを、図３を参照して説明する。尚、同図
（Ａ）は平面図を、同図（Ｂ）は断面図を夫々示してお
り、図４に示した従来構造と同一の機能を有する部分に
は、同一の符号を付している。
電池モジュールを、図３を参照して説明する。尚、同図
（Ａ）は平面図を、同図（Ｂ）は断面図を夫々示してお
り、図４に示した従来構造と同一の機能を有する部分に
は、同一の符号を付している。
【００３８】本第２実施形態の太陽電池モジュールが第
１実施形態の太陽電池モジュールと異なる点は、接続体
４…の、光入射側に露出する部分に被着する着色層とし
て、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリイミ
ド或いはポリフッ化ビニル（ＰＶＦ）を主体とする着色
テープ４Ｄ…を用いた点にある。
１実施形態の太陽電池モジュールと異なる点は、接続体
４…の、光入射側に露出する部分に被着する着色層とし
て、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリイミ
ド或いはポリフッ化ビニル（ＰＶＦ）を主体とする着色
テープ４Ｄ…を用いた点にある。
【００３９】斯かる構成とすれば、図４に示した従来の
太陽電池モジュールにおいて、接続体４…の光入射面に
露出する部分に着色層となる着色テープ４Ｄ…を貼るだ
けで良く、その製造が容易である。
太陽電池モジュールにおいて、接続体４…の光入射面に
露出する部分に着色層となる着色テープ４Ｄ…を貼るだ
けで良く、その製造が容易である。
【００４０】尚、斯かる着色テープを貼るにあたって
は、１つの太陽電池素子１…毎に貼る必要はなく、同図
（Ａ）に示すごとく、同一直線上に配置された複数個の
太陽電池素子１…に跨って貼るようにすれば良い。
は、１つの太陽電池素子１…毎に貼る必要はなく、同図
（Ａ）に示すごとく、同一直線上に配置された複数個の
太陽電池素子１…に跨って貼るようにすれば良い。
【００４１】また、前述した通り、着色テープとして光
入射面が凹凸形状となった乱反射面を有するツヤ消しテ
ープを用いることで、一層外観の好ましい太陽電池モジ
ュールを得ることができる。
入射面が凹凸形状となった乱反射面を有するツヤ消しテ
ープを用いることで、一層外観の好ましい太陽電池モジ
ュールを得ることができる。
【００４２】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数個
の太陽電池素子１…を電気的に直列接続すべき接続体４
の、光入射側に露出して配される部分には着色層４Ｂが
被着されているので、この着色層４Ｂの呈する色を制御
することで外観の良好な太陽電池モジュールが得られ
る。
の太陽電池素子１…を電気的に直列接続すべき接続体４
の、光入射側に露出して配される部分には着色層４Ｂが
被着されているので、この着色層４Ｂの呈する色を制御
することで外観の良好な太陽電池モジュールが得られ
る。
【００４３】さらに、この着色層４Ｂは、接続体の太陽
電池素子と接続される部分に被着された導電性接着層４
Ｃとの濡れ性が悪い材料から構成されているので、接続
体４の製造が容易であり、生産性が良い。
電池素子と接続される部分に被着された導電性接着層４
Ｃとの濡れ性が悪い材料から構成されているので、接続
体４の製造が容易であり、生産性が良い。
【００４４】加えて、この着色層４Ｂの光入射面を光の
乱反射面とすることで、一層好ましい外観を得ることが
できる。
乱反射面とすることで、一層好ましい外観を得ることが
できる。
【図１】本発明の第１実施形態に係わる太陽電池モジュ
ールのモジュール構造図である。
ールのモジュール構造図である。
【図２】本発明に係わる接続体の製造工程の概略説明図
である。
である。
【図３】本発明の第２実施形態に係わる太陽電池モジュ
ールのモジュール構造図である。
ールのモジュール構造図である。
【図４】従来の太陽電池モジュールのモジュール構造図
である。
である。
１…太陽電池素子、２…光入射側電極、３…光透過側電
極、４…接続体 ５…透光部材、６…裏面部材、７…枠部 ４Ａ…導電体、４Ｂ…着色層、４Ｃ…導電性接着層、４
Ｄ…着色テープ １０…溶融半田、１１…半田槽
極、４…接続体 ５…透光部材、６…裏面部材、７…枠部 ４Ａ…導電体、４Ｂ…着色層、４Ｃ…導電性接着層、４
Ｄ…着色テープ １０…溶融半田、１１…半田槽
Claims (4)
- 【請求項１】 複数個の太陽電池素子が、接続体により
互いに電気的に直列接続されてなる太陽電池モジュール
であって、 前記接続体の、光入射側に露出する部分には、着色層が
被着されたことを特徴とする太陽電池モジュール。 - 【請求項２】 前記着色層は、前記接続体の前記太陽電
池素子と接続される部分に被着された導電性接着層との
濡れ性の悪い材料から構成されることを特徴とする請求
項１記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項３】 前記着色層の光入射面が光の乱反射面を
有することを特徴とする請求項１または２記載の太陽電
池モジュール。 - 【請求項４】 前記光の乱反射面が凹凸形状であること
を特徴とする請求項３記載の太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP8243310A JPH1093125A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP8243310A JPH1093125A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 太陽電池モジュール |
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|---|---|
| JPH1093125A true JPH1093125A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17101939
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP8243310A Pending JPH1093125A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 太陽電池モジュール |
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