JPH1093030A - 強誘電体不揮発性メモリ - Google Patents

強誘電体不揮発性メモリ

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JPH1093030A
JPH1093030A JP8265043A JP26504396A JPH1093030A JP H1093030 A JPH1093030 A JP H1093030A JP 8265043 A JP8265043 A JP 8265043A JP 26504396 A JP26504396 A JP 26504396A JP H1093030 A JPH1093030 A JP H1093030A
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JP
Japan
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ferroelectric
capacitor
electrode
film
plate line
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JP8265043A
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Hiroyuki Kanetani
宏行 金谷
Hiroshi Mochizuki
博 望月
Hisami Okuwada
久美 奥和田
Osamu Hidaka
修 日高
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セル面積の縮小化を可能にした強誘電体膜を
強誘電体とする情報記憶用キャパシタを有する不揮発性
メモリを提供する。 【解決手段】 強誘電体不揮発性メモリは、スイッチ用
MOSトランジスタTr1、Tr2と強誘電体膜を有す
る電荷蓄積キャパシタCap1、Cap2とからなるメ
モリセルA、Bから構成されたセルアレイを具備してい
る。第2のキャパシタCap2がプレート線14を介し
て第1のキャパシタCap1の上に形成されている。キ
ャパシタを他のキャパシタに積層したのでメモリセル部
分の面積を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体膜を誘電
体として用いたキャパシタを有する強誘電体不揮発性メ
モリに係り、とくにそのキャパシタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】強誘電体膜は、電界が印加された時に一
旦発生した電気分極がこの電界が印加されなくなっても
残留し、前記電界とは反対方向の向きにある程度以上の
強さの電界が印加された時に分極の向きが反転する特性
を有している。この強誘電体膜の分極の向きが反転する
分極特性に着目し、メモリセルの情報記憶用キャパシタ
の誘電体に強誘電体膜を用いて不揮発性の強誘電体メモ
リを実現する技術が開発されている。強誘電体膜の強誘
電性を利用した不揮発性メモリ(以下、FRAM(Ferro
electric Random Access Memory)という)は、低消費電
力の汎用不揮発性メモリのほか、非接触カード(RF−
ID:Radio Frequency-Identification)などへの応用
が期待されている。この不揮発性メモリが既存のSRA
M(Static RAM) 、フラッシュメモリ、DRAM(Dyn
amic RAM) におき換わればその意義は大きい。これ
ら強誘電体膜において、強誘電体としては、PZT(P
b(Zr,Ti)03 )、PLZT((Pb,La)
(Zr,Ti)03 )、PLT((Pb,La)Ti0
3 )などのPbを含有する強誘電体あるいはBiを含有
する層状化合物のSrBi2 Ta2 9 (Y1)が知ら
れている。
【0003】既存のFRAMデバイスは、ラムトロン社
が生産している16kFRAMだけであり、より高集積
化が望まれる。現在FRAMは、二つのトランジスタと
二つのキャパシタを一つのセルとした方式(以下、2T
/2Cセルという)を多く用いている。勿論1T/1C
セルのFRAMも知られている。この2T/2Cセル
は、2個のキャパシタに高低の組み合わせで電圧を与
え、書き込み及び読み出しは、キャパシタ上の高低の電
圧に対応した信号電圧をデータ対線に取り出すことによ
り行うものであり、完全作動動作なので動作が安定であ
る。一方、強誘電体膜材料に関しては、生産上での膜質
のばらつき、材料特性としてはインプリント現象、疲労
特性等多くの解決すべき問題がある。即ち、強誘電体膜
材料の信頼性が完全ではないため、上述したような2T
/2Cセルが現状では重要となっている。図22は、従
来の半導体基板上のFRAMセルを示す断面図、図23
は、そのメモリセルアレイが形成された模式平面図であ
る。フィールド酸化膜2が形成された半導体基板1に
は、ソース/ドレイン領域3とワード線(WL)を兼ね
るゲート構造4からなるMOSトランジスタTr1、T
r2が形成されている。この半導体基板1のフィールド
酸化膜2の上にプレート線用電極(PL)、PZTなど
からなる強誘電体膜及び上部電極から構成されたキャパ
シタCap1、Cap2が形成されている。
【0004】例えば、メモリセルAとメモリセルBとは
同一のビット線(BL)と接続され、互いに隣接して形
成されている。なおこのキャパシタの強誘電体膜(PZ
T)は、図24に示すような工程で絶縁膜(SiO2
及びPt電極上に成長する。図は、キャパシタの強誘電
体領域が下部電極領域をはみ出す場合の電極部のプロセ
スフローを示している。下部電極(Pt)をスパッタリ
ング形成してから(図24(a))、RIE加工により
パターニングを行う(図24(b))。その後、酸化膜
(SiO2 )を堆積してから(図24(c))、CMP
加工を行って下部電極表面を露出させる(図24
(d))。その後、PZT膜を酸化膜とPt膜上にスパ
ッタリング蒸着する(図24(e))。ここで、はみ出
した部分のPZT膜の下地は、酸化膜が存在する構造に
なる。したがって、はみ出した部分に形成されるPZT
膜は強誘電性を示さない。なぜなら、酸化膜上には強誘
電性を示さないパイロクロア構造を有するPZT膜が形
成されるからである。Pt電極上にはペロブスカイト構
造を有するPZT膜が形成され強誘電体キャパシタとし
て使用が可能となる。即ち、強誘電体膜は、下部電極領
域内に形成される必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2T/2Cセ
ルタイプは、既存のDRAMのような1T/1Cに比
べ、セル面積が倍になってしまう。また、半導体基板に
形成されるMOSトランジスタなどは、高集積化が進み
微細化が著しい傾向にあるのに対し、前記強誘電体膜の
材料特性はほとんど固定したままなので、強誘電体膜の
セル中での占有割合が増加し、結局これが半導体装置の
微細化を阻んでいる。本発明は、このような事情により
なされたものであり、セル面積の縮小化を可能にした強
誘電体不揮発性メモリを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、スイッチ用M
OSトランジスタと強誘電体膜を有する電荷蓄積キャパ
シタとからなるメモリセルのセルアレイを備えた強誘電
体不揮発性メモリにおいて、第2のキャパシタがプレー
ト線を介して第1のキャパシタの上に形成されているこ
とを特徴としている。即ち、キャパシタを他のキャパシ
タに積層したのでメモリセル部分の面積を小さくするこ
とができる。請求項1の発明は、半導体基板と、前記半
導体基板上に形成され、ビット線にドレイン又はソース
が接続された第1のスイッチ用トランジスタ、前記ビッ
ト線又は他のビット線にドレイン又はソースが接続され
た第2のスイッチ用トランジスタ、前記第1のトランジ
スタのソース又はドレインに接続された第1の電極及び
プレート線に接続された第2の電極を有し強誘電体膜を
誘電体とする第1の電荷蓄積キャパシタ、並びに前記第
2のトランジスタのソース又はドレインに接続された第
1の電極及びプレート線に接続された第2の電極を有し
強誘電体膜を誘電体とする第2の電荷蓄積キャパシタを
備えてなるメモリセルアレイとを具備し、前記第1のキ
ャパシタの上に前記第2のキャパシタが配置され、前記
プレート線は、前記第1及び第2のキャパシタのそれぞ
れの第2の電極を兼ねている強誘電体不揮発性メモリを
特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、半導体基板と、前記半
導体基板上に形成され、ビット線にドレイン又はソース
が接続された第1のスイッチ用トランジスタ、前記ビッ
ト線又は他のビット線にドレイン又はソースが接続され
た第2のスイッチ用トランジスタ、前記第1のトランジ
スタのソース又はドレインに接続された第1の電極及び
第1のプレート線に接続された第2の電極を有し強誘電
体膜を誘電体とする第1の電荷蓄積キャパシタ、並びに
前記第2のトランジスタのソース又はドレインに接続さ
れた第1の電極及び第2のプレート線に接続された第2
の電極を有し強誘電体膜を誘電体とする第2の電荷蓄積
キャパシタを備えてなるメモリセルアレイを具備し、前
記第1のキャパシタの上に前記第2のキャパシタが配置
され、前記第2のプレート線は前記第1のプレート線の
上方に積層され、これら第1及び第2のプレート線は前
記第1及び第2のキャパシタのそれぞれの第2の電極を
兼ねている強誘電体不揮発性メモリを特徴とする。請求
項3の発明は、前記第1のプレート線と前記第2のプレ
ート線との間には絶縁膜が介在している請求項2に記載
の強誘電体不揮発性メモリを特徴とする。請求項4の発
明は、前記第1及び第2のトランジスタは、互いに同一
のビット線にそのドレイン又はソースが接続されている
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の強誘電体不揮
発性メモリを特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、前記第1及び第2のト
ランジスタは、前記ドレイン又はソースを共有しながら
互いに同一のビット線に接続されている請求項4に記載
の強誘電体不揮発性メモリを特徴とする。請求項6の発
明は、前記第1及び第2のキャパシタは前記第1のトラ
ンジスタのソース又はドレインの直上に配置され、前記
第1のキャパシタの第1の電極が、前記第1及び第2の
トランジスタ上に形成された絶縁膜内に埋め込まれたコ
ンタクトプラグを通じて前記第1のトランジスタのソー
ス又はドレインに接続されている請求項5に記載の強誘
電体不揮発性メモリを特徴とする。請求項7の発明は、
前記コンタクトプラグは前記ビット線の上方まで延びて
おり前記第1及び第2のキャパシタは前記ビット線の上
方に位置している請求項6に記載の強誘電体不揮発性メ
モリを特徴とする。請求項8の発明は、前記半導体基板
の所定の領域に素子領域を画定するための素子分離領域
が設けられ、前記ドレイン又はソースを共有する前記第
1及び第2のトランジスタは前記半導体基板表面で市松
状に配置されている請求項6又は請求項7のいずれかに
記載の強誘電体不揮発性メモリを特徴とする。請求項9
の発明は、前記半導体基板の所定の領域に素子領域を画
定するための素子分離領域が設けられ、前記素子分離領
域の上方に前記第1及び第2のキャパシタが配置されて
いる請求項4に記載の強誘電体不揮発性メモリを特徴と
する。
【0009】請求項10の発明は、前記メモリセルアレ
イは、複数のメモリセルがマトリックス上に集積配置さ
れてなるものであり、同一行のメモリセルは同一のワー
ド線及び同一のプレート線に接続され、同一列のメモリ
セルは同一のビット線と接続されている請求項1乃至請
求項9のいずれかに記載の強誘電体不揮発性メモリを特
徴とする。請求項11の発明は、前記第1及び第2のキ
ャパシタの少なくとも一方の強誘電体膜は、メモリセル
アレイ領域を通してプレート線方向に延びており、同一
行のメモリセルは前記第1及び第2のキャパシタの少な
くとも一方について前記強誘電体膜を共有している請求
項10に記載の強誘電体不揮発性メモリを特徴とする。
請求項12の発明は、前記第1及び第2のキャパシタの
強誘電体膜はともにメモリセルアレイ領域を通してプレ
ート線方向に延びており、同一行のメモリセルは前記第
1及び第2のキャパシタのいずれについても前記強誘電
体膜を共有している請求項11に記載の強誘電体不揮発
性メモリを特徴とする。請求項13の発明は、前記強誘
電体膜は、前記メモリセルアレイ領域内で前記プレート
線と略同一形状を成している請求項11又は請求項12
のいずれかに記載の強誘電体不揮発性メモリを特徴とす
る。
【0010】請求項14の発明は、前記第1のキャパシ
タの第1の電極及び第2のキャパシタの第1の電極が互
いに実質的に等しい面積を有する請求項11乃至請求項
13のいずれかに記載の強誘電体不揮発性メモリを特徴
とする。請求項15の発明は、前記第1のキャパシタの
強誘電体膜が前記第1のキャパシタの第1の電極の領域
内に形成されている請求項10に記載の強誘電体不揮発
性メモリを特徴とする。請求項16の発明は、前記第1
のキャパシタの強誘電体膜と前記第1のキャパシタの第
1の電極が互いに略同一形状を成している請求項10に
記載の強誘電体不揮発性メモリを特徴とする。請求項1
7の発明は、前記第2のキャパシタの強誘電体膜が前記
第2のキャパシタの第2の電極内に形成されている請求
項10に記載の強誘電体不揮発性メモリを特徴とする。
請求項18の発明は、前記第2のキャパシタの強誘電体
と前記第2のキャパシタの第1の電極が、互いに略同一
形状を成している請求項10に記載の強誘電体不揮発性
メモリを特徴とする。請求項19の発明は、前記第1の
キャパシタ及び第2のキャパシタの強誘電体膜が互いに
実質的に等しい面積を有する請求項15乃至請求項18
のいずれかに記載の強誘電体不揮発性メモリを特徴とす
る。請求項20の発明は、前記第1及び第2のキャパシ
タのそれぞれの第2の電極を兼ねる前記プレート線を挟
んで前記第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが対称
構造を有する請求項14又は請求項19のいずれかに記
載の強誘電体不揮発性メモリを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。まず、図1乃至図8を参照して第1
の実施例を説明する。図1は、FRAMセルの断面図、
図2及び図3は、FRAMセルの動作を説明する回路
図、図4は、FRAMセルのセルアレイの主要部をパタ
ーン化した平面図、図5は、MOSトランジスタが形成
された半導体基板の断面図、図6乃至図8は、図1のF
RAMの製造工程断面図である。強誘電体膜では電界が
印加された時に一旦発生した電気分極は上記電界が印加
されなくなっても残留し、上記電界とは反対方向の向き
にある程度以上の強さの電界が印加された時に分極の向
きが反転する特性を有している。本発明は、この誘電体
の分極の向きが反転する分極特性に着目し、メモリセル
の情報記憶用のキャパシタの絶縁膜に強誘電体を用いて
不揮発性の強誘電体メモリセルを実現しており、その強
誘電体膜は、PZT(Pb(Zr,Ti)03 )、PL
ZT((Pb,La)(Zr,Ti)03 )、PLT
((Pb,La)Ti03 )などのPbを含有する強誘
電体あるいはBiを含有する層状化合物のSrBi2
2 9 (Y1)やストロンチウムビスマスチタネート
酸化物(SBT:SrBiTiO)を用いることができ
る。
【0012】一方キャパシタの電極には、例えば、P
t、Ir、IrO2 、Ru、RuO2、IrOx 、Ru
x の1種又は2種以上が好ましく用いられる。強誘電
体膜の代表的成膜法としては、ゾルゲル又はMOD法、
スパッタ法、MOCVD法がある。ゾルゲル法又はMO
D法は、有機金属化合物などをソース原料とする溶液を
ディッピングやスピンコートにより基板上に塗布し、そ
れを熱分解して得る方法である。これは、大気中でも成
膜が可能で、膜の大面積化が容易である。スパッタ法
は、薄膜となるべき材料のターゲットに、グロー放電中
でイオン化したガス(Arガス等)を衝突させて叩き出
した粒子を基板に堆積させる方法であり、真空蒸着法で
は作り難い高融点材料などの膜形成が可能である。また
不揮発性メモリにおいては、キャパシタ絶縁膜を形成
後、各メモリセルのキャパシタとして微細加工する必要
がある。強誘電体膜の加工技術としては、ウェットエッ
チング、イオンミリング、イオンビームエッチング、レ
ーザエッチング、プラズマエッチング、ECRエッチン
グなどが知られている。
【0013】図2(a)は、2T/2Cセル構成の強誘
電体メモリセルの等価回路を示している。C1及びC2
は、ペロブスカイト構造を有する強誘電体膜を電極間絶
縁膜に用いた情報記憶用キャパシタ、Q1及びQ2は、
このキャパシタに直列に接続されている電荷転送用のM
OSトランジスタ、WLは、このMOSトランジスタの
ゲートに接続されているワード線、BL及び /BL
(「 /」は、反転信号を表わす、以下同じ。)は、MO
Sトランジスタのソース/ドレイン領域の一方に接続さ
れているビット線、PLは、上記キャパシタの一端(プ
レート)に接続されているプレート線である。なおMO
Sトランジスタに代えて、ゲート絶縁膜が窒化膜などか
らなるMISトランジスタを用いても良い。本発明の不
揮発性メモリの「データ」の不揮発性は、強誘電体膜の
ヒステリシスを有する分極特性を利用し、無電界(E=
0)状態でも正負2つの残留分極に対応した2値の情報
を記憶できることによる。DRAMのようにリフレッシ
ュサイクルが不要という特徴もある。
【0014】本発明の不揮発性メモリの「データ書き込
み・消去の高速性」は、外部電圧印加による強誘電体の
分極反転速度(スイッチング速度)が低電界でもl0n
sec以下と高速であることによる。これは、高電界
(107 V/cmオーダー)下で絶縁膜への電荷の注入
・引き抜きにより書き込み・消去動作(μsecオーダ
ーの動作時間)を行うEEPROMより有利である。次
に、図2及び図3を参照して2T/2Cセル構造のFR
AMセルとその動作原理を示す。図2及び図3は2T/
2Cセル構成の強誘電体メモリの書き込み動作及び読み
出し動作の原理を説明するために、強誘電体キャパシタ
の印加電界、電気分極の状態を示している。この強誘電
体メモリセルはゲートにそれぞれワード線WLが接続さ
れた第1のトランジスタQ1及び第2のトランジスタQ
2と、プレートにそれぞれプレート線PLが接続された
第1のキャパシタC1及び第2のキャパシタC2とから
なり、第1のトランジスタQ1及び第1のキャパシタC
1が直列に接続され、第2のトランジスタQ2及び第2
のキャパシタC2が直列に接続されている。そして第1
のトランジスタQ1及び第2のトランジスタQ2の各一
端は第1のビット線BL及び第2のビット線 /BLに接
続されている。
【0015】ワード線WL及びプレート線PLは平行に
設けられており、ワード線WLはワード線用のロウデコ
ーダ(図示せず)からワード線信号が供給され、プレー
ト線PLはプレートデコーダ(図示せず)からプレート
線電圧VPLが供給される。すなわちこの場合、全てのプ
レート線PLが共通に接続されているのではなく、プレ
ート線PLに所定電位(例えばVss/2)が印加される
DRAMとはこの点で異なる。また、2本のビット線B
L、 /BLには、ビット線電位センス増幅用のセンスア
ンプ(図示せず)、書き込み回路(図示せず)及びプリ
チャージ回路(図示せず)が接続されている。強誘電体
メモリセルに対するデータの書き込み、読み出しに際し
ては、選択されたメモリセルのプレート線PLの電位
を、例えば、0V〜5V〜0Vと変化させることによ
り、誘電分極の向きを制御する。即ち、書き込み動作に
際しては、初期状態では、プレート線PLを接地電位V
ss(0V)に設定し、2本のビット線ビット線BL、 /
BLをそれぞれ0Vにプリチャージしておく。
【0016】まず、2本のビット線BL、 /BLのうち
の一方(例えば第2のビット線 /BL)を例えば5Vに
設定し、ワード線WLに5Vを印加してこのトランジス
タQ1、Q2をオンの状態にすると、第2のキャパシタ
C2の両端間に電位差が生じて例えば図中下向きの分極
が発生するが、第1のキャパシタC1の分極は発生しな
い(図2(a))。次に、プレート線PLを5Vに設定
すると、第1のキャパシタC1の両端間に電位差が生
じ、図中上向きの分極が発生するが、第2のキャパシタ
C2の分極は反転しない。これにより、2個のキャパシ
タC1、C2に図示したように互いに逆向きの分極が発
生した状態になり、この状態はデータ“1”又は“0”
の書き込み状態に対応する(図2(b))。次に、プレ
ート線PLを0Vに設定し、ワード線WLを0Vにして
2個のトランジスタQ1、Q2をオフ状態にする(図2
(c))。読み出し動作に際しては、初期状態では、プ
レート線PLを0Vに設定し、2本のビット線BL、 /
BLをそれぞれ0Vにプリチャージしておく。この状態
では、2個のキャパシタC1、C2には、例えば、図3
(a)に示すように互いに逆向きの分極が発生した状態
のデータが書き込まれている場合を想定する(図3
(a))。
【0017】そして、まず、図3(b)に示すように、
プレート線PLを5Vに設定し、ワード線WLに例えば
5Vを印加して2個のトランジスタQ1、Q2をオン状
態にすると、第2のキャパシタC2の両端間に電位差が
生じてその分極の向きが反転するが、第1のキャパシタ
C1の分極の向きは反転しない。この2つのキャパシタ
C1、C2からの読み出し電位はセンスアンプによりセ
ンス増幅され、このセンスアンプの出力により2本のビ
ット線BL、 /BLは対応して0V、5Vに設定され、
センスアンプの出力に基づいて読み出しデータの
“1”、“0”を判別する(図3(b))。次に、プレ
ート線PLを0Vに設定すると、第2のキャパシタC2
の両端間に電位差が生じてその分極の向きが反転し、第
1のキャパシタC1の分極の向きは反転せず、初期状態
に戻る(図3(c))。
【0018】次に、図1を参照して半導体基板に形成さ
れたFRAMを説明する。半導体基板1は、例えば、p
型シリコン半導体からなり、半導体基板表面には、LO
COS構造のフィールド酸化膜2により素子分離領域が
形成されている。素子領域にはnソース/ドレイン領
域3が形成され、この領域間の半導体基板1の上にゲー
ト構造4が配置形成されている。ソース/ドレイン領域
3及びゲート構造4とはMOSトランジスタTr1、T
r2を構成している。フィールド酸化膜2の上には強誘
電体膜を誘電体とするキャパシタCap1が形成され、
その上に同じく強誘電体膜を誘電体とするキャパシタC
ap2が積層されている。すなわち、フィールド酸化膜
2の上には、BPSG(Born-doped Phospho-SilicateGl
ass) などの層間絶縁膜9を介してPt/Ti膜からな
る下部電極12が形成されている。下部電極12の上に
キャパシタCap1を構成するPZT膜からなる第1の
強誘電体膜13が形成されている。この上にPt膜から
なるプレート線用電極14が形成されている。プレート
線用電極14の上にキャパシタCap2を構成するPZ
T膜からなる第2の強誘電体膜15が形成されている。
第2の強誘電体膜15の上にはPt膜からなる上部電極
16が形成されている。プレート線は、プレート線用電
極14を兼ねている。
【0019】下部電極12とMOSトランジスタTr1
のソース/ドレイン領域3とは配線17′を介して電気
的に接続されている。また上部電極16とMOSトラン
ジスタTr2のソース/ドレイン領域3とは配線17を
介して電気的に接続されている。図4は、FRAMのメ
モリセルアレイの一部を示す。メモリセルA及びメモリ
セルBは、プレート線(PL)が共通しているので、そ
れぞれのキャパシタの1つずつが積層した構造になり、
図23の従来のメモリセルアレイの平面図に示すメモリ
セルAとメモリセルBとが部分的に重なることになる。
したがって、メモリセルアレイは、重なった分だけ面積
が減少する。図2のメモリセルは、例えば、メモリセル
Aを表わし、図1中のトランジスタTr1がQ1に相当
し、キャパシタCap1がC1に相当する。図5は、M
OSトランジスタの詳細な構成を説明する半導体基板の
断面図である。半導体基板1のnソース/ドレイン領
域3間の上にゲート酸化膜6を介してポリシリコン層5
1が形成されている。ポリシリコン層51の上にはタン
グステンシリサイド(WSi)層52が形成されてい
る。ポリシリコン層51とタングステンシリサイド層5
2とはゲート電極5を構成している。タングステンシリ
サイド層52のかわりにサリサイド層などを用いても良
い。タングステンシリサイド層52はSi3 4 膜、C
VDSiO2 膜などの絶縁膜7で保護されている。ゲー
ト電極5の側面には側壁絶縁膜8が形成されている。ゲ
ート電極5、ゲート酸化膜6、絶縁膜7及び側壁絶縁膜
8からゲート構造4を構成している。
【0020】次に、図1及び図6乃至図8を参照してF
RAMの製造工程を説明する。まず、フィールド酸化膜
2が形成された半導体基板1にソース/ドレイン領域3
及びゲート構造4とからなる第1及び第2のMOSトラ
ンジスタTr1、Tr2を形成し、次に、半導体基板1
の表面にCVD法などによりBPSG膜などからなる絶
縁膜9を堆積させる(図6(a))。次に、絶縁膜9に
第1のMOSトランジスタTr1のソース領域3が露出
するようにコンタクト孔を形成する(図6(b))。次
に、第1のキャパシタの第1の電極として用いられる、
例えば、Pt/Ti膜からなる下部電極12をフィール
ド酸化膜2上の絶縁膜9にスパッタリング蒸着する。そ
してその上に第1のキャパシタの誘電体となる第1の強
誘電体膜(PZT膜)13を形成する。その後、第1の
強誘電体膜13及び下部電極12(PZT/Pt/T
i)を反応性イオンエッチング(以下、RIE(Reacti
ve Ion Etching) という)を用いてパターニングする。
このとき、下部電極12は、第1のMOSトランジスタ
Tr1のソース領域3とコンタクトする様に配線17′
を形成する。また、RIE加工を行う際に第1のキャパ
シタの強誘電体膜領域が下部電極領域内上に配置される
ようにする(図6(c))。
【0021】次に、BPSG膜などからなる層間絶縁膜
10をプラズマCVDなどにより堆積する(図7
(a))。その後、前記加工した第1の強誘電体膜13
の表面が露出するまで化学機械的研磨(以下、CMP(C
hemical Mechanical Polishing) という)を行う。ダメ
ージが第1の強誘電体膜13に入った場合は約500℃
酸素中での熱処理により回復させる(図7(b))。次
に第1の強誘電体膜13の上にPt膜などからなるプレ
ート線用電極14をスパッタリング蒸着し、第2のキャ
パシタ用のPZT膜などからなる第2の強誘電体膜15
をスパッタリング蒸着し、さらに、第2のキャパシタの
第1の電極としてのPt膜などからなる上部電極16を
スパッタリング蒸着する。その後上部電極16、第2の
強誘電体膜15、プレート線用電極14の順にRIE加
工を行う。この加工の際第2の強誘電体膜15の領域は
プレート線領域内上に形成されるようにする(図7
(c))。次に、BPSG膜などからなる層間絶縁膜1
1を堆積する(図8)。次に、上部電極用のコンタクト
孔及び第2のMOSトランジスタTr2のソース領域3
を露出させるコンタクト孔を化学ドライエッチング(以
下、CDEという)及びRIEを用いて形成する。その
後、金属膜を蒸着しパターニングして、上部電極16と
第2のMOSトランジスタTr2のソース領域3とを電
気的に接続する配線17を形成する(図1)。
【0022】なおセル構造において、第1のキャパシタ
Cap1の下部電極と第1の強誘電体膜13が接する面
積と、第2のキャパシタCap2の上部電極16と第2
の強誘電体膜15が接する面積が同じになるようにRI
E加工を行う。この実施例では、第1の強誘電体膜13
と第2の強誘電体膜15の組成、膜厚はほぼ同じにして
ある。このように本実施例においては、キャパシタの占
める面積をトランジスタ部が占める面積よりも小さくす
ることができ、64kビット相当のFRAMにおいて
は、従来型に比べて本実施例のセル面積は75%にまで
縮小が可能となる。更に不揮発性メモリのより高集積化
が進んだ場合、強誘電体膜の分極量が大きくなることは
期待できないため、このキャパシタのセル中を占める割
合が増加する結果、本実施例の構造を用いれば、よりい
っそうのセル縮小化が可能となる。次に、図9乃至図1
5を参照して第2の実施例を説明する。図9は、SiO
2 絶縁膜が埋め込まれたSTI(Shallow Trench Isolat
ion)素子分離領域を有する半導体基板に形成されたFR
AMの断面図、図10乃至図14は、このFRAMの製
造工程断面図である。このFRAMでは、電気的接続に
プラグ配線を用いて高密度化を図っている。
【0023】図9に示すように、シリコンなどの半導体
基板1には素子分離領域(STI)18及びnソース
/ドレイン領域3が形成されている。半導体基板1表面
にはゲート構造4(図5参照)を有し、その中間部にお
いてソース/ドレイン領域3を共有するMOSトランジ
スタが複数個形成されている。例えば、図の素子分離領
域18間にはMOSトランジスタTr1、Tr2が形成
されている。ゲート構造4のゲート電極は、ワード線
(WL)を兼ねている(図2参照)。MOSトランジス
タの上には、層間絶縁膜19、20を介してビット線B
Lが形成されている。ビット線BLは、例えば、Ti/
TiN膜からなるバリヤメタル層241及びその上に形
成されたW膜24から構成されている。ビット線BL
は、絶縁膜19、20に形成されたコンタクト孔22に
埋め込まれたプラグ配線を介して、例えば、MOSトラ
ンジスタTr1、Tr2で共有されるソース/ドレイン
領域3に電気的に接続されている。このプラグ配線は、
バリヤメタル層241とW層23もしくはポリシリコン
層から構成されている。ビット線BLの上には層間絶縁
膜21を介して積層されたキャパシタCap1、Cap
2が形成されている。層間絶縁膜19、20、21を貫
通するようにMOSトランジスタのドレイン/ソース領
域3を露出させるコンタクト孔26、27が形成されて
いる。この中にキャパシタの電極とドレイン/ソース領
域3とを電気的に接続するプラグ配線が埋め込まれてい
る。
【0024】キャパシタのPt/Ti/TiN膜からな
る下部電極31は、コンタクト孔26の上に形成され
る。そして、このコンタクト孔26中に形成されるプラ
グ配線によってキャパシタCap1の第1の電極となる
この下部電極31とMOSトランジスタTr1のドレイ
ン/ソース領域3とを電気的に接続する。このプラグ配
線は、Ti/TiN膜からなるバリヤメタル層281と
W層28もしくはポリシリコン層から構成されている。
下部電極31の上にキャパシタCap1を構成するPZ
T膜からなる第1の強誘電体膜32が形成されている。
ここで第1の強誘電体膜32の面積は、下部電極31よ
り小さくこの電極の内側に形成される。これは、図24
に示すように下部電極31と強誘電体膜32とが同じ大
きさで、それぞれの端部を一致させると、強誘電特性が
不安定になる傾向にあるので両者の大きさを変えるので
ある。第1の強誘電体膜32の上にPt膜からなるプレ
ート線用電極33が形成されている。プレート線用電極
33の上にキャパシタCap2を構成するPZT膜から
なる第2の強誘電体膜34が形成されている。第2の強
誘電体膜34の上にはPt膜からなる上部電極35が形
成されている。プレート線は、キャパシタCap1及び
キャパシタCap2について共通の第2の電極となるプ
レート線用電極33を兼ねている。
【0025】キャパシタCap2の第1の電極である上
部電極35とMOSトランジスタTr2のドレイン/ソ
ース領域3とは配線36とこの配線36と電気的に接続
されたコンタクト孔27内のプラグ配線を介して電気的
に接続されている。プラグ配線はコンタクト孔26内の
プラグ配線と同じ構成である。ここでは図9に示される
ように、2つのキャパシタが積層されたキャパシタ積層
体の2組の下方に4つのMOSトランジスタを形成する
ことが可能となり、高集積化が向上する。なお図15
は、このFRAMの平面図であり、図15のA−A′線
に沿う部分の断面図が図9である。次に、図9乃至図1
4を参照してFRAMの製造方法を説明する。まず、埋
込みSiO2 絶縁膜からなる素子分離領域(STI)1
8及びMOSトランジスタを形成してからBPSG膜か
らなる絶縁膜19、20を半導体基板1上に堆積させる
(図10(a))。絶縁膜20の表面は、CMPにより
平坦化させる。そして、絶縁膜20にビット線用のコン
タクト孔22を形成する(図10(b))。次に、コン
タクト孔22内部も含めて絶縁膜20の表面にTi/T
iNバリヤメタル層241を蒸着する。そして、コンタ
クト孔22内にW層23を埋め込み、エッチング後、絶
縁膜20の表面にTi/TiNバリヤメタル層241及
びW膜24を蒸着する。
【0026】絶縁膜20上のTi/TiNバリヤメタル
層241及びW膜24はRIE加工によりパターニング
してビット線BLを形成する。その後、BPSG絶縁膜
21を堆積させ、表面はCMP加工により平坦化する
(図11)。次に、絶縁膜19、20、21を貫通した
コンタクト孔26、27を形成する。そして、その中に
Ti/TiNバリヤメタル層281及びW層28を埋め
込む。表面は、CMP加工により平坦化する(図1
2)。平坦化された絶縁膜21上に第1のキャパシタC
ap1の第1の電極用の下部電極31(Pt/Ti/T
iN)をスパッタリングにより蒸着する。この上にキャ
パシタCap1用の第1の強誘電体膜32(PZT)を
形成する。この下部電極31及び第1の強誘電体膜32
は、RIE法によってパターニングされる。ここで下部
電極31はコンタクト孔26の上方に形成され、第1の
強誘電体膜32は、下部電極31の領域内上にのみ形成
されるようにする。その後、プラズマ−CVDSiO2
膜からなる層間絶縁膜29を堆積させ(図13)、第1
の強誘電体膜32の表面が露出するまで層間絶縁膜29
をCMP加工する。なお第1の強誘電体膜32にダメー
ジが入った場合約500℃酸素中での熱処理により回復
させることができる。
【0027】次に、平坦化された層間絶縁膜29の表面
にプレート線用電極33(Pt)をスパッタリング蒸着
し、その上に第2のキャパシタCap2用の第2の強誘
電体膜34(PZT)をスパッタリング蒸着し、その上
に第2のキャパシタCap2の第1の電極となる上部電
極(Pt)をスパッタリング蒸着する。その後、上部電
極35、第2の強誘電体膜34、プレート線用電極33
の順にRIE加工によりこれらをパターニングする。こ
の加工の際、第2の強誘電体膜34の領域は、プレート
線領域内上に形成されるようにする。その後プラズマC
VDにより層間絶縁膜30(SiO2 )を堆積させる
(図14)。化学ドライエッチング(以下、CDEとい
う)及びRIEを用いて、層間絶縁膜30に上部電極3
5を露出させるコンタクト孔を形成し、層間絶縁膜2
9、30にコンタクト孔27を露出させるコンタクト孔
を形成する。そして、コンタクト孔27内のプラグ電極
と上部電極35とを電気的に接続する配線36をパター
ニング形成する。ここでも第1の強誘電体膜32と第2
の強誘電体膜34とは膜厚、組成とも同じにしてある。
【0028】次に、図16乃至図19を参照して第3の
実施例を説明する。この実施例では、FRAMの積層さ
れたキャパシタCap1及びキャパシタCap2の構造
の他の態様について説明する。図は、いずれもキャパシ
タCap1、Cap2の斜視図である。図16、図17
及び図19の例では、下部電極12のMOSトランジス
タへの配線は、プラグを用いている。また、キャパシタ
Cap1とキャパシタCap2とはプレート線14を挟
んで対向構造を有している。1方、図18のキャパシタ
構造では、下部電極12自体がトランジスタへコンタク
トする形状にパターニングされた構造になっている。図
16のキャパシタ構造では、キャパシタの電極を兼ねる
プレート線14は、上下に配置された第1及び第2の強
誘電体膜13、15と一体的に同形加工される。つま
り、第1及び第2の強誘電体膜13、15とこれに挟ま
れたプレート線14の積層体の上下に上部電極16及び
下部電極12が配置され、これらの電極によってキャパ
シタ面積が決められる。したがって、キャパシタCap
1及びキャパシタCap2のキャパシタ面積が互いに同
じになるよう上部電極16及び下部電極12の面積をし
てある。また、ここでは第1の強誘電体膜13、プレー
ト線14及び第2の強誘電体膜15を一体化することで
製造プロセスの簡略化が可能となる。
【0029】図17のキャパシタ構造では、下部電極1
2と第1の強誘電体膜13、第2の強誘電体膜15と上
部電極16がそれぞれ同形加工される。上部電極16と
下部電極12、第1の強誘電体膜13と第2の強誘電体
膜15は、それぞれ互いに同じ面積にする。図18のキ
ャパシタ構造では、第1の強誘電体膜13及び第2の強
誘電体膜15は、それぞれ下部電極12及び上部電極1
6からはみ出さないように加工されている。したがっ
て、強誘電体膜の面積が前記電極の面積より小さく設定
されている。これは、図24に示す様に常誘電体領域に
接する強誘電体部分は特性が不安定であるので、不安定
な領域は、取り除くことによって特性の安定化を図って
いるのである。図19のキャパシタ構造は、図17と類
似しているが、プレート線14が2層からなりその間に
SiO2 膜などの絶縁膜が挟まった構造になっている。
すなわち、プレート線14は、第1のプレート線141
と第2のプレート線142と絶縁膜のスペーサ143か
ら構成されている。したがって、第1のキャパシタCa
p1は、下部電極12、第1の強誘電体膜13及び第1
のプレート線用電極141からなり、第2のキャパシタ
Cap2は、第2のプレート線用電極142、第2の強
誘電体膜15及び上部電極16から構成されている。
【0030】次に、FRAMをRFID(Radio
Frequency Identication)シス
テムに応用した例を示す。RFIDシステムとは、電波
を用いた非接触型タグ・システム(識別器)のことで、
一般的には非接触データ・キャリア・システム等とも呼
ばれており、RFIDシステムの全体のシステムの全体
のシステム構成図を図20に示す。RFIDシステム
は、パソコン、コントローラ、アンテナ等で構成される
ホスト側と、トランスポンダと呼ばれるデータ・キャリ
アで構成される。トランスポンダは、FRAMとASI
Cが1チップ化されたモノリシックRFIDチップ及び
電力受信、データ受信/送信を兼ねるアンテナを内蔵す
るシンプルな構成である。ホスト側からは必要に応じて
コマンド及びデータを搬送波に乗せて送信するが、トラ
ンスポンダ側ではその搬送波により必要な電力を発生さ
せ、データの書き込み及び読み出しと送信に利用してホ
スト側に情報を返す。
【0031】非接触タグは、電池が不要であり、FRA
Mの記憶内容を電波を使って非接触で読み取り、その内
容を書き換えることにより、人の入退出などの管理に活
用することが可能である。例えば、服のポケットに定期
券用の非接触タグを入れたまま改札したり、非接触タグ
を自動車につけて走り高速道路の料金所でいちいち精算
するために止まらなくて済むようしたり、人の介在なし
に駐車場の出入りを監視・管理するなどの用途に利用す
ることが可能である。また、回遊魚や家畜の行動を管理
することなどにも利用できる。
【0032】図21は、トランスポンダの内部回路の詳
細を示す。即ち、外部から入力される電磁場を検知する
LC回路と、LC回路が検出した電磁場から信号を生成
する回路(FSK復調回路)58と、LC回路が検出し
た電磁場から電源電圧を発生させる回路(整流ブリッ
ジ)59と、電源電圧の立ち上がりを検出してパワーオ
ン信号を出力するパワーオン回路60と、強誘電体膜を
電極間に有する強誘電体キャパシタと電化転送ようのM
OSトランジスタとからなるメモリセルを複数個行列状
に配置し、例えば、同一行に属するメモリセルのMOS
トランジスタを同一のワード線でそれぞれ共通接続し、
同一行に属するメモリセルの強誘電体キャパシタの一方
の電極を同一のキャパシタプレート線でそれぞれ共通接
続し、同一列に属するメモリセルのMOSトランジスタ
の一方の端子を同一のビット線でそれぞれ共通接続して
構成したFRAMセルアレイ61等から構成されてい
る。
【0033】なお、本発明は、上記したようなFRAM
に限らず、FPGA(FieldProgramabl
e Gate Array)やスタティック型RAMを
搭載した論理LSIなどにおいてロジックのプログラム
記憶部に少量ではあるが使用される強誘電体メモリセル
の形成方法に適用することも可能である。また、本発明
は、上記したような半導体基板上に強誘電体メモリセル
を形成する場合に限らず、SOIなどのように絶縁基板
上の半導体層上に強誘電体メモリセルを形成する場合に
も適用することが可能である。以上、本発明は、強誘電
体不揮発性メモリのメモリセルのキャパシタ部分を積層
することによって面積の縮小を図るものであり、その他
種々変形して実施することが可能である。例えば、互い
に異なるビット線と接続された隣接する2つのセル内の
2つのキャパシタを積層することや2T/2C構造のメ
モリセルにおける1メモリセル内の2つのキャパシタを
積層することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の強誘電体
不揮発性メモリによれば、容易にセル面積を縮小して高
集積化を図ることができ、その工業的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のFRAMの断面図。
【図2】FRAMの動作を説明する回路図。
【図3】FRAMの動作を説明する回路図。
【図4】図1のFRAMのメモリセルアレイ部分の模式
平面図。
【図5】図1のFRAMのMOSトランジスタ部分の断
面図。
【図6】図1のFRAMの製造工程断面図。
【図7】図1のFRAMの製造工程断面図。
【図8】図1のFRAMの製造工程断面図。
【図9】第2の実施例のFRAMの断面図。
【図10】図9のFRAMの製造工程断面図。
【図11】図9のFRAMの製造工程断面図。
【図12】図9のFRAMの製造工程断面図。
【図13】図9のFRAMの製造工程断面図。
【図14】図9のFRAMの製造工程断面図。
【図15】図9のFRAMのメモリセルアレイ部分の模
式平面図。
【図16】第3の実施例のFRAMのキャパシタ構造の
斜視図。
【図17】第3の実施例のFRAMのキャパシタ構造の
斜視図。
【図18】第3の実施例のFRAMのキャパシタ構造の
斜視図。
【図19】第3の実施例のFRAMのキャパシタ構造の
斜視図。
【図20】FRIDシステムのシステム構成図。
【図21】トランスポンダの内部回路図。
【図22】従来のFRAMの断面図。
【図23】従来のFRAMの模式平面図。
【図24】従来のFRAMの製造工程断面図。
【符号の説明】
1・・・半導体基板、 2・・・フィールド酸化膜、
3・・・ソース/ドレイン領域、 4・・・ゲート構
造、5・・・ゲート電極、 6・・・ゲート酸化膜、
7・・・保護絶縁膜、8・・・側壁絶縁膜、 9、
10、11、19、20、21、29、30・・・絶縁
膜、12、31・・・下部電極、 13、32・・・
第1の強誘電体膜、14、33・・・プレート線(プレ
ート線用電極)、15、34・・・第2の強誘電体膜、
16、35・・・上部電極、17、17′、36・
・・配線、 18・・・素子分離領域、22、26、
27・・・コンタクト孔、 23、24、28・・・
W層、51・・・ポリシリコン層、 52・・・タン
グステンシリサイド層、58・・・FSK復調回路、
59・・・整流ブリッジ、60・・・パワーオン回
路、 61・・・メモリセルアレイ、241、281
・・・バリヤメタル層。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 29/792 (72)発明者 日高 修 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、ビット線にドレイン又は
    ソースが接続された第1のスイッチ用トランジスタ、前
    記ビット線又は他のビット線にドレイン又はソースが接
    続された第2のスイッチ用トランジスタ、前記第1のト
    ランジスタのソース又はドレインに接続された第1の電
    極及びプレート線に接続された第2の電極を有し強誘電
    体膜を誘電体とする第1の電荷蓄積キャパシタ並びに前
    記第2のトランジスタのソース又はドレインに接続され
    た第1の電極及びプレート線に接続された第2の電極を
    有し強誘電体膜を誘電体とする第2の電荷蓄積キャパシ
    タを備えてなるメモリセルアレイとを具備し、 前記第1のキャパシタの上に前記第2のキャパシタが配
    置され、前記プレート線は前記第1及び第2のキャパシ
    タのそれぞれの第2の電極を兼ねていることを特徴とす
    る強誘電体不揮発性メモリ。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、ビット線にドレイン又は
    ソースが接続された第1のスイッチ用トランジスタ、前
    記ビット線又は他のビット線にドレイン又はソースが接
    続された第2のスイッチ用トランジスタ、前記第1のト
    ランジスタのソース又はドレインに接続された第1の電
    極及び第1のプレート線に接続された第2の電極を有し
    強誘電体膜を誘電体とする第1の電荷蓄積キャパシタ、
    並びに前記第2のトランジスタのソース又はドレインに
    接続された第1の電極及び第2のプレート線に接続され
    た第2の電極を有し強誘電体膜を誘電体とする第2の電
    荷蓄積キャパシタを備えてなるメモリセルアレイを具備
    し、 前記第1のキャパシタの上に前記第2のキャパシタが配
    置され、前記第2のプレート線は前記第1のプレート線
    の上方に積層され、これら第1及び第2のプレート線は
    前記第1及び第2のキャパシタのそれぞれの第2の電極
    を兼ねていることを特徴とする強誘電体不揮発性メモ
    リ。
  3. 【請求項3】 前記第1のプレート線と前記第2のプレ
    ート線との間には、絶縁膜が介在していることを特徴と
    する請求項2に記載の強誘電体不揮発性メモリ。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のトランジスタは互い
    に同一のビット線にそのドレイン又はソースが接続され
    ていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の強誘電体不揮発性メモリ。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2のトランジスタは前記
    ドレイン又はソースを共有しながら互いに同一のビット
    線に接続されていることを特徴とする請求項4に記載の
    強誘電体不揮発性メモリ。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2のキャパシタは前記第
    1のトランジスタのソース又はドレインの直上に配置さ
    れ、前記第1のキャパシタの第1の電極が、前記第1及
    び第2のトランジスタ上に形成された絶縁膜内に埋め込
    まれたコンタクトプラグを通じて前記第1のトランジス
    タのソース又はドレインに接続されていることを特徴と
    する請求項5に記載の強誘電体不揮発性メモリ。
  7. 【請求項7】 前記コンタクトプラグは前記ビット線の
    上方まで延びており、前記第1及び第2のキャパシタは
    前記ビット線の上方に位置していることを特徴とする請
    求項6に記載の強誘電体不揮発性メモリ。
  8. 【請求項8】 前記半導体基板の所定の領域に素子領域
    を画定するための素子分離領域が設けられ、前記ドレイ
    ン又はソースを共有する前記第1及び第2のトランジス
    タは前記半導体基板表面で市松状に配置されていること
    を特徴とする請求項6又は請求項7のいずれかに記載の
    強誘電体不揮発性メモリ。
  9. 【請求項9】 前記半導体基板の所定の領域に素子領域
    を画定するための素子分離領域が設けられ、前記素子分
    離領域の上方には前記第1及び第2のキャパシタが配置
    されていることを特徴とする請求項4に記載の強誘電体
    不揮発性メモリ。
  10. 【請求項10】 前記メモリセルアレイは、複数のメモ
    リセルがマトリックス上に集積配置されてなるものであ
    り、同一行のメモリセルは同一のワード線及び同一のプ
    レート線に接続され、同一列のメモリセルは同一のビッ
    ト線と接続されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項9のいずれかに記載の強誘電体不揮発性メモリ。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2のキャパシタの少な
    くとも一方の強誘電体膜は、メモリセルアレイ領域を通
    してプレート線方向に延びており、同一行のメモリセル
    は前記第1及び第2のキャパシタの少なくとも一方につ
    いて前記強誘電体膜を共有していることを特徴とする請
    求項10に記載の強誘電体不揮発性メモリ。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2のキャパシタの強誘
    電体膜はともにメモリセルアレイ領域を通してプレート
    線方向に延びており、同一行のメモリセルは前記第1及
    び第2のキャパシタのいずれについても前記強誘電体膜
    を共有していることを特徴とする請求項11に記載の強
    誘電体不揮発性メモリ。
  13. 【請求項13】 前記強誘電体膜は、前記メモリセルア
    レイ領域内で前記プレート線と略同一形状を成している
    ことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の強
    誘電体不揮発性メモリ。
  14. 【請求項14】前記第1のキャパシタの第1の電極及び
    第2のキャパシタの第1の電極が互いに実質的に等しい
    面積を有することを特徴とする請求項11乃至請求項1
    3のいずれかに記載の強誘電体不揮発性メモリ。
  15. 【請求項15】 前記第1のキャパシタの強誘電体膜が
    前記第1のキャパシタの第1の電極の領域内に形成され
    ていることを特徴とする請求項10に記載の強誘電体不
    揮発性メモリ。
  16. 【請求項16】 前記第1のキャパシタの強誘電体膜と
    前記第1のキャパシタの第1の電極が互いに略同一形状
    を成していることを特徴とする請求項10に記載の強誘
    電体不揮発性メモリ。
  17. 【請求項17】 前記第2のキャパシタの強誘電体膜が
    前記第2のキャパシタの第2の電極内に形成されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の強誘電体不揮発性
    メモリ。
  18. 【請求項18】 前記第2のキャパシタの強誘電体と前
    記第2のキャパシタの第1の電極が、互いに略同一形状
    を成していることを特徴とする請求項10に記載の強誘
    電体不揮発性メモリ。
  19. 【請求項19】前記第1のキャパシタ及び第2のキャパ
    シタの強誘電体膜が互いに実質的に等しい面積を有する
    ことを特徴とする請求項15乃至請求項18のいずれか
    に記載の強誘電体不揮発性メモリ。
  20. 【請求項20】 前記第1及び第2のキャパシタのそれ
    ぞれの第2の電極を兼ねる前記プレート線を挟んで前記
    第1のキャパシタ及び第2のキャパシタが対称構造を有
    することを特徴とする請求項14又は請求項19のいず
    れかに記載の強誘電体不揮発性メモリ。
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