JPH1090586A - 光学素子制御装置およびこれを備えた光学機器 - Google Patents

光学素子制御装置およびこれを備えた光学機器

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JPH1090586A
JPH1090586A JP24503696A JP24503696A JPH1090586A JP H1090586 A JPH1090586 A JP H1090586A JP 24503696 A JP24503696 A JP 24503696A JP 24503696 A JP24503696 A JP 24503696A JP H1090586 A JPH1090586 A JP H1090586A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学要素の駆動機構に衝撃等によって異常が
生じた場合に、発生駆動力が小さい正弦波駆動信号によ
る駆動では光学要素を動かせない。 【解決手段】 駆動信号を受けて光学素子102,10
5を光軸方向に駆動する駆動手段118,120を有す
る光学素子制御装置において、駆動信号を正弦波信号と
矩形波信号とに選択的に設定する信号設定手段115を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インナーフォーカ
スレンズ機構を搭載したカメラにおけるレンズ制御に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】インナーフォーカスレンズ機構はズーム
機能を有するビデオカメラ等にて従来多用されている。
図5に、インナーフォーカスレンズ機構の構成を示して
いる。この図において101は固定されている第1レン
ズ群であり、102は変倍を行う第2レンズ群(以下、
ズームレンズという)である。また、103は絞りであ
り、104は固定されている第3レンズ群である。10
5は焦点調節機能と、変倍による焦点面の移動を補正す
るいわゆるコンペ機能とを兼ね備えた第4レンズ群(以
下、フォーカスレンズという)であり、106はCCD
撮像面である。
【0003】このように構成されるインナーフォーカス
レンズでは、フォーカスレンズ105がコンペ機能と焦
点調節機能とを兼ね備えているため、焦点距離が等しく
ても、撮像面106に合焦するためのフォーカスレンズ
105の位置は、被写体距離によって異なる。
【0004】各焦点距離において被写体距離を変化させ
た場合、撮像面上に合焦させるためのフォーカスレンズ
105の位置を連続してプロットすると、図6に示すよ
うになる。変倍中において、被写体距離に応じて図6に
示された軌跡を選択し、この軌跡通りにフォーカスレン
ズ105を移動させれば、ボケのないズームが可能にな
る。このため、例えば図6に示される複数の軌跡情報を
レンズ制御用マイコンに記憶させておき、フォーカスレ
ンズ105と変倍レンズ102との位置によって軌跡を
選択し、選択した軌跡上をたどりながらズーミングを行
うのが一般的である。
【0005】但し、このようなズーミングを行う場合
に、各レンズの位置を示すカウンタの値がずれると、マ
イコン内に記憶した変倍レンズ位置とフォーカスレンズ
位置の組合せ座標から得られるカム軌跡情報が正しく読
み取れないので、変倍動作中に軌跡を正確にトレースす
ることができなくなる。
【0006】そこで、電源投入後、通常動作にはいる前
に、ズームレンズ102およびフォーカスレンズ105
をそれぞれ所定位置に移動させて、レンズ位置カウンタ
をリセットすることが多く用いられている。この場合、
上記各所定位置を、レンズ内に組み込まれたフォトダイ
オードの取付位置とするのが一般的であり、各フォトダ
イオードからの出力信号が変化したときのレンズ位置を
カウンタリセット位置としている。フォトダイオードの
取付位置(すなわちカウンタリセット位置)は、光学系
のバランス調整によって決まる。
【0007】なお、ビデオカメラには、このようなレン
ズリセット動作中は、撮影画像のボケが大きくなるので
出画せず、レンズリセット動作の完了後に出画するよう
にしている。また、各レンズ位置カウンタのリセット完
了後も出画を禁止したまま、各レンズを電源投入前のレ
ンズ位置まで戻し、レンズリセット動作による画角変化
等を生じさせないようにしたものも提案されている。
【0008】ところで、レンズを駆動するモータ(駆動
手段)としてはパルスモータが多用されている。このパ
ルスモータは、歩進パルス数に対する回転動作角度が一
定であるため、歩進パルスをそのままインクリメントし
て位置検出を行うことができ、位置検出用エンコーダを
不要とすることができる点でビデオカメラの小型化等に
有効である。
【0009】そして、最近のビデオカメラでは、パルス
モータに印加する駆動信号の波形を、図8(a)に示す
ような正弦波形にして、同図(b)に示すような矩形波
形とした場合よりも発生トルクを小さくする反面、騒音
が小さくなるようにしている。
【0010】また、レンズ駆動機構としては、図7
(a)に示すようなラック機構が用いられており、パル
スモータが回転して軸ねじが回転駆動されることによ
り、軸ねじの溝に沿ってラックとともにレンズが移動す
るようになっている。図7(b)には、ラックと軸ねじ
の正常な噛合状態を示しており、この状態では、軸ねじ
の溝にラックの歯が入り込み、ラックはある程度の圧力
で軸ねじを上下に押さえている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電源オ
フの状態でカメラに外から衝撃等が加わると、図7
(c)に示すようにラックが軸ねじの溝から山に乗り上
げてしまうことがある。この状態でラックが軸ねじを押
さえる圧力は、押さえる太さが太くなった分増加するの
で、レンズを移動させるために必要なモータトルクが正
常時より大きくなる。したがって、前述したようにパル
スモータの駆動信号を正弦波形にしたことにより発生ト
ルクが小さくなると、電源をオンしたがレンズが動かな
いという事態が生ずるおそれがある。
【0012】また、前述したレンズリセット動作はでき
るだけ速く終了させるのが望ましい。しかしながら、パ
ルスモータに正弦波駆動信号を印加した状態では、トル
ク不足によるレンズの脱調が起きるおそれもある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願発明では、駆動信号を受けて光学素子を光軸
方向に駆動する駆動手段を有する光学素子制御装置にお
いて、駆動信号を正弦波信号と矩形波信号とに選択的に
設定する信号設定手段を設けている。
【0014】すなわち、衝撃等によって光学要素の駆動
機構に異常が生じたような場合に、通常動作時に駆動手
段に印加される正弦波駆動信号を矩形波信号に切り換え
ることにより、駆動機構に大きな駆動力を付与してこれ
を正常状態に戻し、確実に光学要素の始動が行えるよう
にしている。
【0015】これにより、例えば電源投入に応じて駆動
手段を作動させて、光学素子の位置を検出する位置検出
手段の初期化を行なう光学素子制御装置において、上記
初期化が行なわれるときに駆動信号を矩形波信号に設定
して、駆動力不足による脱調を招くことなく光学素子を
高速移動させることが可能となり、初期化終了後には駆
動信号を正弦波信号に切り換えて静かな通常動作を行な
うことが可能となる。そして、本願発明では、このよう
な光学素子制御装置を備えることにより、電源投入時か
ら確実に光学素子を駆動することができ、上記初期化等
の所定作動後には静かな撮影等が行なえる光学機器を実
現できるようにしている。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1には、本願発明の第1実施形態で
あるレンズ(光学素子)制御装置の構成を示している。
図1において、101,102,103,104,10
5はそれぞれインナーフォーカスタイプのレンズシステ
ムを構成する要素であり、101は固定の第1レンズ
群、102は変倍を行うためのズームレンズ、103は
絞り、104は固定の第3レンズ群、105はコンペ機
能とフォーカシング機能とを兼ね備えたフォーカスレン
ズで0ある。
【0017】123,125はそれぞれ、レンズ10
2,105に固定されてこれらと一体的に光軸方向に移
動する遮蔽板であり、レンズ位置カウンタ用のリセット
スイッチの構成部品である。このリセットスイッチは、
図2に示すように、レンズ102(105)の移動可能
範囲内に設けられたフォトセンサ124(126)と上
記遮蔽板123(125)とから構成されている。フォ
トセンサ124(126)には、発光部401と受光部
402とが設けられており、発光部401から受光部4
02への光路が遮られないときは、受光部402はHi
ghレベルの信号を出力する。
【0018】そして、レンズ102(105)の光軸方
向移動に伴って遮蔽板123(125)が移動し、上記
光路を遮ったときに受光部402からはLowレベルの
信号が出力される。このLowレベルの信号が、図1に
示すAFマイコン115に送られることにより、AFマ
イコン115はレンズ102(105)がカウンタリセ
ット位置にあることを検出する。
【0019】また、106はCCD撮像素子であり、上
記各レンズ101〜105を透過して素子面上にて結像
した映像光を光電変換により映像信号に変換する。映像
信号は増幅器(又はインピーダンス変換器)107を介
してカメラ信号処理回路108に送られ、ここで処理さ
れた映像信号は増幅器109により規定レベルまで増幅
されてLCD表示回路110に送られる。LCD表示回
路110は映像信号に基づいてLCD130に撮影画像
を表示する。
【0020】一方、増幅器107で増幅された映像信号
は、絞り制御回路112およびAF評価値処理回路11
1に送られる。絞り制御回路112では、映像信号の入
力レベルに応じてIGドライバ113およびIGメータ
114を駆動して絞り103を制御する。これにより、
映像光の強さに応じた光量調節が行われる。
【0021】また、AF評価値処理回路111では、測
距枠生成回路116からのゲート信号に応じて測距枠内
の映像信号の高周波成分のみを抽出し処理する。115
はAFマイコンであり、AF評価信号強度に応じて、レ
ンズの駆動制御および測距エリアを変更するための測距
枠制御を行う。
【0022】また、AFマイコン115はシステムコン
トローラ(以下、シスコンという)121と通信をして
おり、シスコン121がA/D変換等により読み込むズ
ームスイッチ(不図示のズーム用操作部材の回転角度に
応じた電圧を出力し、この出力電圧に応じた可変速ズー
ムを行わせる)122の情報や、AFマイコン115が
制御するズーム方向や焦点距離といった変倍動作情報等
を互いにやりとりしている。
【0023】117,119は波形可変ドライバ(請求
の範囲にいう信号設定手段)であり、それぞれAFマイ
コン115から出力されるレンズ102,105の駆動
命令に従ってズームモータ118およびフォーカスモー
タ120(いずれもパルスステップモータ)に駆動信号
を供給する。
【0024】このように構成されたレンズ制御装置で
は、AFマイコン115がプログラム処理によりズーム
モータ108およびフォーカスモータ120の回転速度
(駆動周波数)を決定し、ズームモータドライバ117
およびフォーカスモータドライバ119に駆動周波数信
号を送る。
【0025】また、AFマイコン115は、モータ11
8,120の駆動/停止命令および回転方向命令をドラ
イバ117,119に送っている。ズームモータドライ
バ117に送られる駆動/停止信号および回転方向信号
は、主としてズームスイッチ122の状態に応じてお
り、フォーカスモータドライバ119に送られる駆動/
停止信号および回転方向信号は、AF時およびズーム時
にマイコン115内の処理で決定する駆動命令に応じて
いる。
【0026】モータドライバ117,119は、駆動信
号を受けたときは、上記回転方向信号に応じて4相のモ
ータ励磁相の位相を順回転又は逆回転の位相に設定し、
受信した駆動周波数信号に応じて4つのモータ励磁相の
印加電圧(又は電流)を変化させながら出力する。こう
して、モータドライバ117,119は、モータ11
8,120の回転をオン/オフするとともに、オン時に
回転方向と回転周波数とを制御する。
【0027】さらに、AFマイコン115は、図3に示
すフローチャートに従って、電源投入に応じたズームレ
ンズ位置検出カウンタのリセット動作(請求の範囲にい
う位置検出手段の初期化)を行う。
【0028】ステップ501で処理の実行が開始される
と、ステップ502で電源が投入されたか否かを判別
し、電源が投入されていなければその判別を繰り返す。
電源が投入されていたときは、ステップ503でカウン
タリセット動作が終了したか否かを判別し、終了してい
ればステップ523に進む(ステップ523については
後述する)。終了していなければステップ504に進ん
で、ズームモータ118の駆動信号の波形をレンズリセ
ット用波形、すなわちズームモータ118にズームレン
ズ102の始動に十分なトルクを発生させる矩形波形
(図8(b)参照)に設定する。これにより、例えばズ
ームレンズ102の駆動機構が異常状態(例えば、図7
に示したようなラック機構が噛合い不良となった状態)
となっていても、大きなトルクにより確実にズームレン
ズ102を始動させることができる。次に、ステップ5
05でズームレンズ位置検出カウンタCzをクリアし、
ステップ506でフォトセンサ124の出力信号がHi
ghレベルか否かを判別する。
【0029】ここで、遮蔽板123による遮光と透光の
境界がレンズ移動可能領域のほぼ中間にある場合、フォ
トセンサ124の出力信号の状態から上記境界が現在の
レンズ位置よりもテレ側にあるのかワイド側にあるのか
も判別することができる。
【0030】図2を例にとると、フォトセンサ124の
出力信号がLowレベルである場合は遮蔽板123によ
り遮光されているので、ズームレンズ102は上記境界
よりもテレ側に位置する。このため、ズームレンズ10
2をワイド側に移動させれば遮蔽板123による遮光を
解除してフォトセンサ124の出力信号をLowレベル
からHighレベルに変化させることができる。逆に、
フォトセンサ124の出力信号がHighレベルであっ
た場合は、ズームレンズ102は上記境界よりもワイド
側に位置するため、ズームレンズ102をテレ側に移動
させれば遮蔽板123による遮光状態としてフォトセン
サ124の出力信号をHighレベルからLowレベル
に変化させることができる。
【0031】このため、本実施形態では、ステップ50
6にてフォトセンサ124の出力信号がHighレベル
であると判別したときには、ステップ507に進んで、
ズームドライバ117にズームレンズ102をテレ方向
に移動させるよう駆動信号および回転方向信号を出力す
る。同時に、ステップ508にてズームレンズ位置検出
カウンタCzを、ズームモータ118の歩進パルスに同
期させてインクリメントする。
【0032】そして、ステップ509でフォトセンサ1
24の出力信号がLowレベルに変化したか否かを判別
し、変化していなければステップ507,508を繰り
返す。出力信号がLowレベルに変化したときはステッ
プ513に進む。
【0033】一方、ステップ506にてフォトセンサ1
24の出力信号がLowレベルであると判別したときに
は、ステップ510に進んで、ズームドライバ117に
ズームレンズ102をワイド方向に移動させるよう駆動
信号および回転方向信号を出力する。同時に、ステップ
511にてズームレンズ位置検出カウンタCzを、ズー
ムモータ118の歩進パルスに同期させてデクリメント
する。
【0034】そして、ステップ512でフォトセンサ1
24の出力信号がHighレベルに変化したか否かを判
別し、変化していなければステップ510,511を繰
り返す。出力信号がHighレベルに変化したときはス
テップ513に進む。
【0035】ステップ513に処理が移行したとき、カ
ウンタCzの値は、リセット動作を行う前(すなわち、
電源投入前)のズームレンズ102の位置とリセットス
イッチ(フォトセンサ124)の位置との間の距離に対
応するズームモータ118の歩進パルス数を示してい
る。そこでステップ514では、このカウンタCzの値
をメモリCoに一旦格納し、カウンタCzに、予め測定
又は設定されているリセットスイッチの位置に対応する
数値(例えば、ズームレンズ移動範囲内にある光学設計
上定められた原点から測定したリセットスイッチの位置
をモータ118の歩進パルス数に換算した値)を代入す
る。これにより、ズームレンズ位置検出カウンタCzの
リセットが行われる。
【0036】次に、ステップ515において、ステップ
514で新たに決められたカウンタCzの値からメモリ
Coに格納された値を減じ、この結果を改めてメモリC
oに代入する。このメモリCoの値は、所定の原点を基
準としたリセットスイッチの絶対位置を示す値からこの
リセットスイッチと電源投入前のズームレンズ102の
位置との間の距離に対応する値を減じて電源投入前のズ
ームレンズ102の絶対位置に対応する。このため、カ
ウンタCzの値がメモリCoの値と等しくなるまでズー
ムレンズ102を移動させれば、ズームレンズ102を
電源投入前の位置に戻すことができる。
【0037】なお、本実施形態のステップ510,51
1,512を通った場合、ステップ513でメモリする
Coの値は負の値となっているが、これをそのままステ
ップ515の式に代入すれば、結果はステップ514の
カウンタCzより大きくなり、元のレンズ位置がリセッ
トスイッチよりもテレ側にあることを意味するので、何
ら差し支えない。
【0038】以上のようにして電源投入前のズームレン
ズ102の絶対位置を求め、ステップ516の処理に移
る。このステップ516では、メモリCoの値と、リセ
ット後、ズームレンズ102の移動とともに変化するズ
ームレンズ位置検出カウンタCzの現在値とが等しいか
を判別し、等しいときはズームレンズ102が電源投入
前の絶対位置に戻ったものとしてステップ522に進
む。
【0039】なお、ステップ516で等しくないと判別
したときにはステップ517に進み、メモリCoの値が
カウンタCzの現在値より大きいか否かを判別する。大
きいときは、戻し方向がテレ方向であるとしてステップ
518に進み、次のステップ519で電源投入前の絶対
位置に戻ったと判別されるまで、ズームドライバ117
にテレ方向にズームレンズ102を移動させるための駆
動信号および回転方向信号を送り、ズームレンズ102
を駆動させる。
【0040】また、ステップ517でメモリCoの値が
カウンタCzの現在値より小さいと判別したときは、戻
し方向がワイド方向であるとしてステップ520に進
み、次のステップ521で電源投入前の絶対位置に戻っ
たと判別されるまで、ズームドライバ117にワイド方
向にズームレンズ102を移動させるための駆動信号お
よび回転方向信号を送り、ズームレンズ102を駆動さ
せる。
【0041】そして、ステップ519,521でズーム
レンズ102が電源投入前の絶対位置に戻ったと判別し
たときは、ステップ522に進んで、ズームドライバ1
17に停止信号を送り、ズームレンズ102の駆動を停
止させる。こうして、ズームレンズ位置検出カウンタC
zのリセット動作(言い換えれば、Czの電源投入時補
正動作)を終了する。
【0042】なお、これまで説明したリセット動作中は
撮像素子106上に投影される像に大きなボケが発生し
出画することができないので、リセット動作をできるだ
け早く終了させるのが望ましい。この点、本実施形態で
は、リセット動作中はズームモータ118に正弦波駆動
信号を印加して大きなトルクを発生させているため、ト
ルク不足によるレンズ駆動の脱調を生じさせることなく
ズームレンズ102を高速駆動してリセット動作を短時
間で終了させることができる。
【0043】次にステップ523に進んで、ステップ5
04で矩形波とされたズームモータ118の駆動信号の
波形を通常動作用波形、すなわち騒音を小くすることが
できる正弦波形(図8(a)参照))に設定する。その
上でステップ524にて出画後、通常撮影動作を実行す
る。これにより、本実施形態のビデオカメラによる静か
な録画撮影を行うことができる。そして、撮影が終了し
て電源が遮断されたか否かをステップ525で判別し、
まだ遮断されていない場合はステップ503に戻り、遮
断されたときはステップ502に戻る。
【0044】(第2実施形態)第1実施形態で説明した
レンズ位置検出カウンタのリセット動作は、フォーカス
レンズ105についても同様に行うことができる。電源
投入後、AFモードで立ち上がる場合にはリセット動作
完了後にAF動作が行われるので、フォーカスレンズ位
置検出カウンタのリセット後に、フォーカスレンズ10
5を電源投入前のレンズ位置まで戻す動作は必要なく、
ズームレンズ102の戻し先が図5のフローチャートに
従っていれば、どの位置になっても合焦できる。しかし
ながら、AFがOFFとなるマニュアルモードで立ち上
がる場合には、フォーカスレンズ105を電源投入前の
位置に戻す動作がないとボケを生じたままとなる。以
下、マニュアルモードで立ち上がる場合のフォーカスレ
ンズ位置検出カウンタのリセット動作について、図4の
フローチャートを用いて説明する。
【0045】ステップ601で処理の実行が開始される
と、ステップ602で電源が投入されたか否かを判別
し、電源が投入されていなければその判別を繰り返す。
電源が投入されていたときは、ステップ603でカウン
タリセット動作が終了したか否かを判別し、終了してい
ればステップ624に進む(ステップ624については
後述する)。終了していなければステップ604に進ん
で、フォーカスモータ120の駆動信号の波形をレンズ
リセット用波形、すなわちフォーカスモータ120にフ
ォーカスレンズ105の始動に十分なトルクを発生させ
る矩形波形(図8(b)参照)に設定する。これによ
り、例えばフォーカスレンズ105の駆動機構が異常状
態となっていても、大きなトルクにより確実にフォーカ
スレンズ105を始動させることができる。
【0046】次に、ステップ605に進み、第1実施形
態にて説明したズームレンズ位置検出カウンタのリセッ
ト動作を行うとともに、ステップ606に進んでフォー
カスレンズ位置検出カウンタCf をクリアし、ステップ
607でフォトセンサ126の出力信号がHighレベ
ルか否かを判別する。Highレベルであると判別した
ときには、ステップ608に進んで、フォーカスドライ
バ119にフォーカスレンズ105を至近方向に移動さ
せるよう駆動信号および回転方向信号を出力する。同時
に、ステップ609にてフォーカスレンズ位置検出カウ
ンタCfを、フォーカスモータ120の歩進パルスに同
期させてインクリメントする。
【0047】そして、ステップ610でフォトセンサ1
26の出力信号がLowレベルに変化したか否かを判別
し、変化していなければステップ608,609を繰り
返す。出力信号がLowレベルに変化したときはステッ
プ614に進む。
【0048】一方、ステップ607にてフォトセンサ1
26の出力信号がLowレベルであると判別したときに
は、ステップ611に進んでフォーカスレンズ105を
無限方向に移動させるようフォーカスドライバ119に
駆動信号および回転方向信号を出力する。同時に、ステ
ップ612にてフォーカスレンズ位置検出カウンタCf
を、フォーカスモータ120の歩進パルスに同期させて
デクリメントする。
【0049】そして、ステップ613でフォトセンサ1
26の出力信号がHighレベルに変化したか否かを判
別し、変化していなければステップ611,612を繰
り返す。出力信号がHighレベルに変化したときはス
テップ614に進む。
【0050】ステップ614に処理が移行したとき、カ
ウンタCfの値は、リセット動作を行う前(すなわち、
電源投入前)のフォーカスレンズ105の位置とリセッ
トスイッチ(フォトセンサ126)の位置との間の距離
に対応すフォーカスモータ120の歩進パルス数を示し
ている。そこでステップ614では、このカウンタCf
の値をメモリCfoに一旦格納し、カウンタCfに、予
め測定又は設定されているリセットスイッチの位置に対
応する数値(例えば、ズームレンズ移動範囲内にある光
学設計上定められた原点から測定したリセットスイッチ
の位置をモータ120の歩進パルス数に換算した値)を
代入する。これにより、フォーカスレンズ位置検出カウ
ンタCfのリセットが行われる。
【0051】次に、ステップ616において、ステップ
615で新たに決められたカウンタCfの値からメモリ
Cfoに格納された値を減じ、この結果を改めてメモリ
Cfoに代入する。このメモリCfoの値は、電源投入
前のフォーカスレンズ105の絶対位置に対応する。
【0052】なお、本実施形態のステップ611,61
2,613を通った場合、ステップ614でメモリする
Coの値は負の値となるが、これをそのままステップ6
16の式に代入すれば、結果はステップ615のカウン
タCfより大きくなり、元のレンズ位置がリセットスイ
ッチよりも至近側にあることを意味するので、何ら差し
支えない。
【0053】そして、ステップ617では、メモリCf
oの値と、リセット後、フォーカスレンズ105の移動
とともに変化するフォーカスレンズ位置検出カウンタC
fの現在値とが等しいかを判別し、等しいときはフォー
カスレンズ105が電源投入前の絶対位置に戻ったもの
としてステップ623に進む。
【0054】なお、ステップ617で等しくないと判別
したときにはステップ618に進み、メモリCfoの値
がカウンタCfの現在値より大きいか否かを判別する。
大きいときは、戻し方向が至近方向であるとしてステッ
プ619に進み、次のステップ620で電源投入前の絶
対位置に戻ったと判別されるまで、フォーカスドライバ
119に至近方向にフォーカスレンズ105を移動させ
るための駆動信号および回転方向信号を送り、フォーカ
スレンズ105を駆動させる。
【0055】また、ステップ618でメモリCfoの値
がカウンタCfの現在値より小さいと判別したときは、
戻し方向が無限方向であるとしてステップ621に進
み、次のステップ622で電源投入前の絶対位置に戻っ
たと判別されるまで、フォーカスドライバ119に無限
方向にフォーカスレンズ105を移動させるための駆動
信号および回転方向信号を送り、フォーカスレンズ10
5を駆動させる。
【0056】そして、ステップ620,622でフォー
カスレンズ105が電源投入前の絶対位置に戻ったと判
別したときは、ステップ623に進んで、フォーカスド
ライバ119に停止信号を送り、フォーカスレンズ10
5の駆動を停止させる。こうして、フォーカスレンズ位
置検出カウンタCfのリセット動作(言い換えれば、C
fの電源投入時補正動作)を終了する。
【0057】なお、これまで説明したリセット動作中は
撮像素子106上に投影される像に大きなボケが発生し
出画することができないので、リセット動作をできるだ
け早く終了させるのが望ましい。この点、本実施形態で
は、リセット動作中はフォーカスモータ120に正弦波
駆動信号を印加して大きなトルクを発生させているた
め、トルク不足によるレンズ駆動の脱調を生じさせるこ
となくフォーカスレンズ105を高速駆動してリセット
動作を短時間で終了させることができる。
【0058】次にステップ624に進んで、ステップ6
04で矩形波とされたフォーカスモータ120の駆動信
号の波形を通常動作用波形、すなわち騒音を小くするこ
とができる正弦波形(図8(a)参照))に設定する。
その上でステップ625にて出画後、通常撮影動作を実
行する。これにより、本実施形態のビデオカメラによる
静かな録画撮影を行うことができる。そして、撮影が終
了して電源が遮断されたか否かをステップ626で判別
し、まだ遮断されていない場合はステップ603に戻
り、遮断されたときはステップ602に戻る。
【0059】なお、上記各実施形態では、レンズ位置検
出カウンタのリセット動作時にモータの駆動信号を矩形
波とする場合について説明したが、本発明では、このよ
うなリセット動作を行わない場合でも、電源投入に応じ
て又は電源投入後に衝撃が加わった場合等に、一時的に
駆動信号を矩形波にする構成とすることができる。
【0060】また、上記各実施形態では、ビデオカメラ
に備えられた光学要素制御装置について説明したが、本
発明の光学要素制御装置は、ビデオカメラ以外の各種光
学機器に用いることができる。
【0061】さらに、上記各実施形態では、光学要素が
レンズである場合について説明したが、本発明は、レン
ズ以外の光学要素の制御にも用いることができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、衝撃等によって光学要素の駆動機構に異常が生じた
ような場合でも、通常動作時に駆動手段に印加される正
弦波駆動信号を矩形波信号に切り換えて駆動機構に大き
な駆動力を付与することができるので、駆動機構をを正
常状態に戻し、確実に光学要素の始動を行うことができ
る。
【0063】そして、例えば電源投入に応じて駆動手段
を作動させて、光学素子の位置を検出する位置検出手段
の初期化を行なう場合には、上記初期化が行なわれると
きに駆動信号を矩形波信号に設定すれば、駆動力不足に
よる脱調を招くことなく光学素子を高速移動させ、初期
化を短時間で終了させることができる。しかも、初期化
終了後には駆動信号を正弦波信号に切り換えて、静かな
通常動作を行なうことができる。
【0064】そして、このような光学素子制御装置を備
えることにより、電源投入時から確実に光学素子を駆動
することができ、上記初期化等の所定作動後には静かな
撮影等が行なえる光学機器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるレンズ制御装置の
構成図である。
【図2】上記レンズ制御装置のリセットスイッチの詳細
を示す斜視図である。
【図3】上記レンズ制御装置の動作フローチャート図で
ある。
【図4】本発明の第2実施形態であるレンズ制御装置の
動作フローチャート図である。
【図5】従来のレンズシステムの構成図である。
【図6】従来のレンズシステムのズームレンズとフォー
カスレンズとの位置関係を示すグラフ図である。
【図7】従来のレンズ駆動機構の説明図である。
【図8】モータ駆動信号の説明図である。
【符号の説明】
101,104 固定レンズ 102 ズームレンズ 103 絞り 105 フォーカスレンズ 106 撮像素子 115 AFマイコン 117,119 モータドライバ 118,120 モータ 121 システムコントローラ 123,125 遮蔽板 124,126 フォトセンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号を受けて光学素子を光軸方向に
    駆動する駆動手段を有する光学素子制御装置において、 前記駆動信号を正弦波信号と矩形波信号とに選択的に設
    定する信号設定手段を有することを特徴とする光学素子
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記信号設定手段は、電源投入に応じて
    前記駆動信号を矩形波信号に設定し、この矩形波信号に
    よる前記駆動手段の所定の作動後に前記駆動信号を正弦
    波信号に設定することを特徴とする請求項1に記載の光
    学素子制御装置。
  3. 【請求項3】 前記光学素子の光軸方向位置を検出する
    位置検出手段を有するとともに、電源投入に応じて前記
    駆動手段を作動させ前記位置検出手段の初期化を行うよ
    うになっており、 前記信号切換手段は、前記位置検出手段の初期化が行な
    われるときに前記駆動信号を矩形波信号に設定し、前記
    初期化の終了後に前記駆動信号を正弦波信号に設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の光学素子制御装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、前記駆動信号が矩形波
    信号であるときに、正弦波信号であるときよりも大きい
    駆動力を発生することを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載の光学素子制御装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、パルスモータであるこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光学
    素子制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の光学
    素子制御装置を備えたことを特徴とする光学機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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