JPH1090233A - 容器ノズル内面の検査装置 - Google Patents
容器ノズル内面の検査装置Info
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- JPH1090233A JPH1090233A JP8245269A JP24526996A JPH1090233A JP H1090233 A JPH1090233 A JP H1090233A JP 8245269 A JP8245269 A JP 8245269A JP 24526996 A JP24526996 A JP 24526996A JP H1090233 A JPH1090233 A JP H1090233A
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- Japan
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 水中雰囲気におけるノズル内面等の検査を実
施可能とし、原子炉圧力容器等の狭隘部に対する適用性
を高め、検査位置の設定を容易にするとともに、ノズル
内面等の形状変化に対する融通性を確保する。 【解決手段】 容器の内壁に対して接触状態を保持する
機能を有する水中移動台車と、探触子を被検査面に沿っ
て移動させる探触子移動手段とを具備し、探触子移動手
段が、水中移動台車に支持される固定ブラケットと、回
転可能に支持され探触子が配される回転ブラケットと、
回転ブラケットを回転させる回転駆動源とを有する技術
が適用される。
施可能とし、原子炉圧力容器等の狭隘部に対する適用性
を高め、検査位置の設定を容易にするとともに、ノズル
内面等の形状変化に対する融通性を確保する。 【解決手段】 容器の内壁に対して接触状態を保持する
機能を有する水中移動台車と、探触子を被検査面に沿っ
て移動させる探触子移動手段とを具備し、探触子移動手
段が、水中移動台車に支持される固定ブラケットと、回
転可能に支持され探触子が配される回転ブラケットと、
回転ブラケットを回転させる回転駆動源とを有する技術
が適用される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器ノズル内面の
検査装置に係り、特に、原子炉圧力容器のノズル内面を
水中雰囲気で検査する場合の好適技術に関するものであ
る。
検査装置に係り、特に、原子炉圧力容器のノズル内面を
水中雰囲気で検査する場合の好適技術に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】既設配管における溶接部等の異常の有無
を検査する技術として、例えば特開平７−０６３７４０
号公報「配管用超音波探傷装置」が提案されている。こ
の技術では、管の外周面にガイドリングを配して走行台
車及び直線ガイド部を走行させ、直線ガイド部に支持さ
れた探触子を、周方向及び管軸方向に移動させて超音波
探傷を行なうようにしている。
を検査する技術として、例えば特開平７−０６３７４０
号公報「配管用超音波探傷装置」が提案されている。こ
の技術では、管の外周面にガイドリングを配して走行台
車及び直線ガイド部を走行させ、直線ガイド部に支持さ
れた探触子を、周方向及び管軸方向に移動させて超音波
探傷を行なうようにしている。
【０００３】また、例えば特開平５−１１９０２３号公
報「渦流探傷検査用プローブ」にあっては、金属管の内
部に渦流探傷検査用プローブを送り込んで、管軸方向に
移動させることにより、渦流探傷を行なうようにしてい
る。
報「渦流探傷検査用プローブ」にあっては、金属管の内
部に渦流探傷検査用プローブを送り込んで、管軸方向に
移動させることにより、渦流探傷を行なうようにしてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した原子
炉圧力容器に配される配管用ノズルの内面を検査する必
要がある場合には、ノズルの穴の内径が管軸方向に変化
しているラッパ状であることと、放射線量の被曝低減を
図る目的で原子炉圧力容器の内部の水中雰囲気で検査す
る必要があるために、超音波探傷や渦流探傷等の従来技
術の適用が困難になる。
炉圧力容器に配される配管用ノズルの内面を検査する必
要がある場合には、ノズルの穴の内径が管軸方向に変化
しているラッパ状であることと、放射線量の被曝低減を
図る目的で原子炉圧力容器の内部の水中雰囲気で検査す
る必要があるために、超音波探傷や渦流探傷等の従来技
術の適用が困難になる。
【０００５】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、以下の目的を達成しようとするものである。 水中雰囲気におけるノズル内面等の検査を実施可能と
すること。 原子炉圧力容器等の狭隘部に対する適用性を高めるこ
と。 検査位置の設定を容易にすること。 検査位置の切り替えの作業性を向上させること。 ノズル内面等の形状変化に対する融通性を確保するこ
と。
たもので、以下の目的を達成しようとするものである。 水中雰囲気におけるノズル内面等の検査を実施可能と
すること。 原子炉圧力容器等の狭隘部に対する適用性を高めるこ
と。 検査位置の設定を容易にすること。 検査位置の切り替えの作業性を向上させること。 ノズル内面等の形状変化に対する融通性を確保するこ
と。
【０００６】
【課題を解決するための手段】容器の内部に挿入され水
中雰囲気等において被検査面の検査を行なう装置であ
り、容器の内壁に対して接触状態に配され接触状態を保
持する機能を有する水中移動台車と、該水中移動台車に
搭載され探触子を被検査面に沿って移動させる探触子移
動手段とを具備し、該探触子移動手段が、水中移動台車
に支持される固定ブラケットと、該固定ブラケットに回
転可能に支持され探触子が配される回転ブラケットと、
該回転ブラケットを回転させる回転駆動源とを有してい
る。水中移動台車にあっては、水中に吊り降ろされる台
車部と、該台車部に配され台車部を容器の内壁に押し付
けるスラストファンとを有するものが適用される。探触
子にあっては、回転ブラケットに対して探触子モジュー
ルの状態で取り付けられ、該探触子モジュールは、加圧
気体供給手段により加圧気体が供給されるエアチャンバ
と、該エアチャンバの壁の一部を構成し弾性変形して探
触子を被検査面に近接または接触させる弾性壁とを有し
ている。回転ブラケットには、その回転中心に介在する
配管との干渉を回避するための切欠部が形成され、該切
欠部の内向部分に探触子が配される。また、回転ブラケ
ットは、固定ブラケットに対して摺動部を介在させて回
転可能に接続される。
中雰囲気等において被検査面の検査を行なう装置であ
り、容器の内壁に対して接触状態に配され接触状態を保
持する機能を有する水中移動台車と、該水中移動台車に
搭載され探触子を被検査面に沿って移動させる探触子移
動手段とを具備し、該探触子移動手段が、水中移動台車
に支持される固定ブラケットと、該固定ブラケットに回
転可能に支持され探触子が配される回転ブラケットと、
該回転ブラケットを回転させる回転駆動源とを有してい
る。水中移動台車にあっては、水中に吊り降ろされる台
車部と、該台車部に配され台車部を容器の内壁に押し付
けるスラストファンとを有するものが適用される。探触
子にあっては、回転ブラケットに対して探触子モジュー
ルの状態で取り付けられ、該探触子モジュールは、加圧
気体供給手段により加圧気体が供給されるエアチャンバ
と、該エアチャンバの壁の一部を構成し弾性変形して探
触子を被検査面に近接または接触させる弾性壁とを有し
ている。回転ブラケットには、その回転中心に介在する
配管との干渉を回避するための切欠部が形成され、該切
欠部の内向部分に探触子が配される。また、回転ブラケ
ットは、固定ブラケットに対して摺動部を介在させて回
転可能に接続される。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１ないし図４は、本発明に係る
容器ノズル内面の検査装置の一実施形態を示している。
これら図１ないし図４において、はＶ容器（原子炉圧力
容器）、Ｎはノズル、Ｘは被検査面（ノズル内面部）、
１は水中移動台車、２は探触子移動手段、３は探触子、
４は探触子モジュール、５は台車部である。
容器ノズル内面の検査装置の一実施形態を示している。
これら図１ないし図４において、はＶ容器（原子炉圧力
容器）、Ｎはノズル、Ｘは被検査面（ノズル内面部）、
１は水中移動台車、２は探触子移動手段、３は探触子、
４は探触子モジュール、５は台車部である。
【０００８】該一実施形態では、被検査面Ｘが、原子炉
圧力容器Ｖに配管の接続のために配されるノズルＮにあ
って、原子炉圧力容器Ｖの内面とノズル穴Ｈとの間に介
在して、ノズル穴Ｈの内径が管軸方向に変化しているラ
ッパ状である曲面状の内面（コーナー部内面）及びその
近傍とされるとともに、被検査面Ｘが水中雰囲気となっ
ている場合で、さらに、ノズル穴Ｈの中心部に他の配管
（サーマルスリーブ）Ｐが配されている条件下をも考慮
している。
圧力容器Ｖに配管の接続のために配されるノズルＮにあ
って、原子炉圧力容器Ｖの内面とノズル穴Ｈとの間に介
在して、ノズル穴Ｈの内径が管軸方向に変化しているラ
ッパ状である曲面状の内面（コーナー部内面）及びその
近傍とされるとともに、被検査面Ｘが水中雰囲気となっ
ている場合で、さらに、ノズル穴Ｈの中心部に他の配管
（サーマルスリーブ）Ｐが配されている条件下をも考慮
している。
【０００９】前記水中移動台車１にあっては、容器Ｖの
内壁に対して接触状態に配され、その接触状態を保持す
る機能を有するものであり、図１に示すように、クレー
ン等により容器Ｖの内部に貯留している水中に吊り降ろ
される台車部１１と、該台車部１１に配されて装置全体
を吊り降ろすための吊持部１２と、台車部１１に搭載さ
れて台車部１１を容器Ｖの内壁に押し付ける推進力を発
生させるスラストファン１３とを有するものが適用され
る。これら機能を有する水中移動台車１としては、例え
ば実開平３−７９３２３号公報に記載されている技術が
適用される。
内壁に対して接触状態に配され、その接触状態を保持す
る機能を有するものであり、図１に示すように、クレー
ン等により容器Ｖの内部に貯留している水中に吊り降ろ
される台車部１１と、該台車部１１に配されて装置全体
を吊り降ろすための吊持部１２と、台車部１１に搭載さ
れて台車部１１を容器Ｖの内壁に押し付ける推進力を発
生させるスラストファン１３とを有するものが適用され
る。これら機能を有する水中移動台車１としては、例え
ば実開平３−７９３２３号公報に記載されている技術が
適用される。
【００１０】前記探触子移動手段２にあっては、水中移
動台車１に搭載されて、探触子３を被検査面Ｘに沿って
移動させるものであり、図１ないし図３に示すように、
水中移動台車１に一体に取り付けられる馬蹄形状をなす
固定ブラケット２１と、該固定ブラケット２１に回転可
能に支持されるとともに探触子モジュール４を介して探
触子３が取り付けられる回転ブラケット２２と、該回転
ブラケット２２を固定ブラケット２１に対して回転させ
るための回転駆動源２３と、該回転駆動源２３の回転力
を回転ブラケット２２まで伝達するための複数群のギヤ
を組み合わせてなる回転力伝達機構２４と、回転駆動源
２３の回転系に接続され回転量を検出するためのロータ
リーエンコーダ２５と、固定ブラケット２１に対して回
転ブラケット２２を３６０度回転可能に支持させるため
の摺動部２６とを有している。
動台車１に搭載されて、探触子３を被検査面Ｘに沿って
移動させるものであり、図１ないし図３に示すように、
水中移動台車１に一体に取り付けられる馬蹄形状をなす
固定ブラケット２１と、該固定ブラケット２１に回転可
能に支持されるとともに探触子モジュール４を介して探
触子３が取り付けられる回転ブラケット２２と、該回転
ブラケット２２を固定ブラケット２１に対して回転させ
るための回転駆動源２３と、該回転駆動源２３の回転力
を回転ブラケット２２まで伝達するための複数群のギヤ
を組み合わせてなる回転力伝達機構２４と、回転駆動源
２３の回転系に接続され回転量を検出するためのロータ
リーエンコーダ２５と、固定ブラケット２１に対して回
転ブラケット２２を３６０度回転可能に支持させるため
の摺動部２６とを有している。
【００１１】そして、回転ブラケット２２は、切欠部２
２ａを有する馬蹄形状に形成され、図２及び図４に示す
ように、その回転中心に例えば配管（サーマルスリー
ブ）Ｐが配されている場合に、切欠部２２ａに配管Ｐを
退避させて干渉を回避するようにするとともに、切欠部
２２ａの中央の内向部分に探触子３及び探触子モジュー
ル４が配される。
２ａを有する馬蹄形状に形成され、図２及び図４に示す
ように、その回転中心に例えば配管（サーマルスリー
ブ）Ｐが配されている場合に、切欠部２２ａに配管Ｐを
退避させて干渉を回避するようにするとともに、切欠部
２２ａの中央の内向部分に探触子３及び探触子モジュー
ル４が配される。
【００１２】前記探触子３にあっては、例えば超音波探
触子とされ、図４に示すように、複数個が探触子モジュ
ール４に対して、複数箇所で位置を変えて被検査面Ｘに
向けられた状態に取り付けられる。
触子とされ、図４に示すように、複数個が探触子モジュ
ール４に対して、複数箇所で位置を変えて被検査面Ｘに
向けられた状態に取り付けられる。
【００１３】前記探触子モジュール４は、図４に示すよ
うに、加圧気体供給手段５により加圧気体が供給される
エアチャンバ４１と、該エアチャンバ４１の内部に形成
され加圧気体が送り込まれるエアプレナム部４２と、エ
アチャンバ４１の壁の一部を構成し弾性変形して探触子
３を被検査面Ｘに近接または接触させる弾性壁４３とを
有するものとされる。
うに、加圧気体供給手段５により加圧気体が供給される
エアチャンバ４１と、該エアチャンバ４１の内部に形成
され加圧気体が送り込まれるエアプレナム部４２と、エ
アチャンバ４１の壁の一部を構成し弾性変形して探触子
３を被検査面Ｘに近接または接触させる弾性壁４３とを
有するものとされる。
【００１４】また、加圧気体供給手段５には、加圧空気
をエアチャンバ４１のエアプレナム部４２まで導くため
の気体供給管５１と、該気体供給管５１に対する気体の
供給及び排出を行なうための制御弁等が配される。
をエアチャンバ４１のエアプレナム部４２まで導くため
の気体供給管５１と、該気体供給管５１に対する気体の
供給及び排出を行なうための制御弁等が配される。
【００１５】以下、被検査面（ノズル内面部）Ｘの検査
（超音波探傷）を行なう場合について説明する。容器Ｖ
に水を張った状態で、クレーン等により吊持部１２を吊
持して、水中移動台車１及び探触子移動手段２等を吊り
降ろし、必要に応じて水中移動台車１のスラストファン
１３を作動させて水中移動台車１を容器Ｖの内壁に密接
させた状態を保持しながら、探触子モジュール４を被検
査面Ｘに近接または接触させた状態に設置する。
（超音波探傷）を行なう場合について説明する。容器Ｖ
に水を張った状態で、クレーン等により吊持部１２を吊
持して、水中移動台車１及び探触子移動手段２等を吊り
降ろし、必要に応じて水中移動台車１のスラストファン
１３を作動させて水中移動台車１を容器Ｖの内壁に密接
させた状態を保持しながら、探触子モジュール４を被検
査面Ｘに近接または接触させた状態に設置する。
【００１６】回転ブラケット２２における切欠部２２ａ
を下向きにする等により、ノズル穴Ｈの内部に配管Ｐが
介在している場合、切欠部２２ａを配管Ｐに外嵌めし
て、回転ブラケット２２の回転中心をノズルＮ及び配管
Ｐの中心位置に合わせる。
を下向きにする等により、ノズル穴Ｈの内部に配管Ｐが
介在している場合、切欠部２２ａを配管Ｐに外嵌めし
て、回転ブラケット２２の回転中心をノズルＮ及び配管
Ｐの中心位置に合わせる。
【００１７】次いで、加圧気体供給手段５を作動させ
て、気体供給管５１を経由してエアプレナム部４２に加
圧気体（例えば加圧空気）を送り込むと、弾性壁４３の
部分が膨らんで、複数の探触子３が曲面状の被検査面Ｘ
に対してそれぞれ接触または近接した状態となる。
て、気体供給管５１を経由してエアプレナム部４２に加
圧気体（例えば加圧空気）を送り込むと、弾性壁４３の
部分が膨らんで、複数の探触子３が曲面状の被検査面Ｘ
に対してそれぞれ接触または近接した状態となる。
【００１８】探触子移動手段２の作動により、回転駆動
源２３の回転力を回転力伝達機構２４により回転ブラケ
ット２２に伝達して、回転ブラケット２２を摺動部２６
に沿って回転駆動させると、切欠部２２ａの探触子モジ
ュール４に支持された複数の探触子３が、近接または近
接状態を保持したまま、ノズルＮの周方向に回転移動す
る。
源２３の回転力を回転力伝達機構２４により回転ブラケ
ット２２に伝達して、回転ブラケット２２を摺動部２６
に沿って回転駆動させると、切欠部２２ａの探触子モジ
ュール４に支持された複数の探触子３が、近接または近
接状態を保持したまま、ノズルＮの周方向に回転移動す
る。
【００１９】したがって、回転移動と並行して複数の探
触子３を作動させることにより、例えば超音波探傷等の
検査を、ノズルＮのノズル内面部Ｘについて、全周にわ
たって実施することができる。この場合にあって、ノズ
ル穴Ｈの内部に配管Ｐが布設されていても、切欠部２２
ａにより回転ブラケット２２の回転移動が妨げられるこ
とがない。なお、回転ブラケット２２の回転移動位置
は、ロータリーエンコーダ２５からの出力信号により検
出される。
触子３を作動させることにより、例えば超音波探傷等の
検査を、ノズルＮのノズル内面部Ｘについて、全周にわ
たって実施することができる。この場合にあって、ノズ
ル穴Ｈの内部に配管Ｐが布設されていても、切欠部２２
ａにより回転ブラケット２２の回転移動が妨げられるこ
とがない。なお、回転ブラケット２２の回転移動位置
は、ロータリーエンコーダ２５からの出力信号により検
出される。
【００２０】一方、被検査面Ｘの検査後に検査装置を撤
去する場合には、切欠部２２ａを下向きにした状態とす
るとともに、加圧気体供給手段５によるエアチャンバ４
１への空気の送り込みと、スラストファン１３による容
器Ｖの内壁への押し付けとをそれぞれ解除し、クレーン
等により台車部１１を吊持して引き上げることにより行
なわれる。
去する場合には、切欠部２２ａを下向きにした状態とす
るとともに、加圧気体供給手段５によるエアチャンバ４
１への空気の送り込みと、スラストファン１３による容
器Ｖの内壁への押し付けとをそれぞれ解除し、クレーン
等により台車部１１を吊持して引き上げることにより行
なわれる。
【００２１】
【発明の効果】本発明に係る容器ノズル内面の検査装置
によれば、以下の効果を奏する。 （１） 水中移動台車により、容器の内壁に探触子移動
手段を押し付けるようにして、回転ブラケットに配され
る探触子を作動させるため、水中雰囲気における被検査
面の検査を容易に実施することができる。 （２） 水中移動台車を容器内壁に押し付けた状態で送
り込むことにより、原子炉圧力容器等の狭隘部に対する
適用性を高めることができる。 （３） 回転ブラケットにより探触子を被検査面の所望
位置に送り込んで位置合わせするため、検査位置の設定
を容易に行なうことができる。 （４） 回転ブラケットの回転に基づき検査位置を周方
向に切り替えることにより、検査時の作業性を向上させ
ることができる。 （５） 探触子を探触子モジュールに支持させ、加圧気
体の供給でエアチャンバの壁の一部を弾性変形して、探
触子を被検査面に近接または接触させることにより、被
検査面の形状変化に対する融通性を確保し、ノズル内面
等の複雑な形状に対する適用性を向上させることができ
る。 （６） 回転ブラケットに、切欠部を配してその内向部
分に探触子を配することにより、回転中心近傍に配管等
の障害物が介在する場合にあっても、障害物の干渉を避
けて被検査面の検査を支障なく実施することができる。
によれば、以下の効果を奏する。 （１） 水中移動台車により、容器の内壁に探触子移動
手段を押し付けるようにして、回転ブラケットに配され
る探触子を作動させるため、水中雰囲気における被検査
面の検査を容易に実施することができる。 （２） 水中移動台車を容器内壁に押し付けた状態で送
り込むことにより、原子炉圧力容器等の狭隘部に対する
適用性を高めることができる。 （３） 回転ブラケットにより探触子を被検査面の所望
位置に送り込んで位置合わせするため、検査位置の設定
を容易に行なうことができる。 （４） 回転ブラケットの回転に基づき検査位置を周方
向に切り替えることにより、検査時の作業性を向上させ
ることができる。 （５） 探触子を探触子モジュールに支持させ、加圧気
体の供給でエアチャンバの壁の一部を弾性変形して、探
触子を被検査面に近接または接触させることにより、被
検査面の形状変化に対する融通性を確保し、ノズル内面
等の複雑な形状に対する適用性を向上させることができ
る。 （６） 回転ブラケットに、切欠部を配してその内向部
分に探触子を配することにより、回転中心近傍に配管等
の障害物が介在する場合にあっても、障害物の干渉を避
けて被検査面の検査を支障なく実施することができる。
【図１】 本発明に係る容器ノズル内面の検査装置を示
す一部の記載を省略した正面図である。
す一部の記載を省略した正面図である。
【図２】 図１の探触子移動手段を示す一部省略状態の
正断面図である。
正断面図である。
【図３】 図１の探触子移動手段を展開した状態の側面
図である。
図である。
【図４】 図１の探触子モジュールの取り付け状況を示
す側面図である。
す側面図である。
Ｖ 容器（原子炉圧力容器） Ｎ ノズル Ｈ ノズル穴 Ｘ 被検査面（ノズル内面部） Ｐ 配管 １ 水中移動台車 ２ 探触子移動手段 ３ 探触子 ４ 探触子モジュール ５ 加圧気体供給手段 １１ 台車部 １２ 吊持部 １３ スラストファン ２１ 固定ブラケット ２２ 回転ブラケット ２２ａ 切欠部 ２３ 回転駆動源 ２４ 回転力伝達機構 ２５ ロータリーエンコーダ ２６ 摺動部 ４１ エアチャンバ ４２ エアプレナム部 ４３ 弾性壁 ５１ 気体供給管
Claims (5)
- 【請求項１】 容器（Ｖ）の内部に挿入され水中雰囲気
等において被検査面（Ｘ）の検査を行なう装置であっ
て、容器の内壁に対して接触状態に配され接触状態を保
持する機能を有する水中移動台車（１）と、該水中移動
台車に搭載され探触子（３）を被検査面に沿って移動さ
せる探触子移動手段（２）とを具備し、該探触子移動手
段が、水中移動台車に支持される固定ブラケット（２
１）と、該固定ブラケットに回転可能に支持され探触子
が配される回転ブラケット（２２）と、該回転ブラケッ
トを回転させる回転駆動源（２３）とを有することを特
徴とする容器ノズル内面の検査装置。 - 【請求項２】 水中移動台車（１）が、水中に吊り降ろ
される台車部（１１）と、該台車部に配され台車部を容
器（Ｖ）の内壁に押し付けるスラストファン（１３）と
を有することを特徴とする請求項１記載の容器ノズル内
面の検査装置。 - 【請求項３】 探触子（３）が、回転ブラケット（２
２）に対して探触子モジュール（４）の状態で取り付け
られ、該探触子モジュールが、加圧気体供給手段（５）
により加圧気体が供給されるエアチャンバ（４１）と、
該エアチャンバの壁の一部を構成し弾性変形して探触子
を被検査面（Ｘ）に近接または接触させる弾性壁（４
３）とを有することを特徴とする請求項１または２記載
の容器ノズル内面の検査装置。 - 【請求項４】 回転ブラケット（２２）に、その回転中
心に介在する配管（Ｐ）との干渉を回避するための切欠
部（２２ａ）が形成されることを特徴とする請求項１、
２または３記載の容器ノズル内面の検査装置。 - 【請求項５】 切欠部（２２ａ）の内向部分に探触子
（３）が配されることを特徴とする請求項５記載の容器
ノズル内面の検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8245269A JPH1090233A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 容器ノズル内面の検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8245269A JPH1090233A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 容器ノズル内面の検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1090233A true JPH1090233A (ja) | 1998-04-10 |
Family
ID=17131176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8245269A Withdrawn JPH1090233A (ja) | 1996-09-17 | 1996-09-17 | 容器ノズル内面の検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1090233A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108918788A (zh) * | 2018-09-06 | 2018-11-30 | 汉威科技集团股份有限公司 | 探测器的成品标检装置及标检系统 |
| JP2020060403A (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | 日立Ｇｅニュークリア・エナジー株式会社 | 超音波検査装置 |
-
1996
- 1996-09-17 JP JP8245269A patent/JPH1090233A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108918788A (zh) * | 2018-09-06 | 2018-11-30 | 汉威科技集团股份有限公司 | 探测器的成品标检装置及标检系统 |
| JP2020060403A (ja) * | 2018-10-09 | 2020-04-16 | 日立Ｇｅニュークリア・エナジー株式会社 | 超音波検査装置 |
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