JPH1090005A - 変位測定装置 - Google Patents
変位測定装置Info
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- JPH1090005A JPH1090005A JP24380296A JP24380296A JPH1090005A JP H1090005 A JPH1090005 A JP H1090005A JP 24380296 A JP24380296 A JP 24380296A JP 24380296 A JP24380296 A JP 24380296A JP H1090005 A JPH1090005 A JP H1090005A
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Abstract
差発生を抑制することを可能とした位相補正手段を内蔵
した変位測定装置を提供する。 【解決手段】 エッジに変位量に対応する位相情報を持
つ方形波の位相変調信号を出力する変位検出器、その位
相変調信号のデューティ比のズレを補正する位相補正回
路、補正された位相変調信号から位相情報を検出する位
相検出回路、この位相検出回路の検出出力を演算して変
位量を算出する演算回路を有し、位相補正回路は、クロ
ックを分周して補正された位相変調信号を得るための速
度切換え回路13を有する分周器14と、変位検出器が
出力する位相変調信号の両エッジでパルスを発生するエ
ッジ微分回路11と、このエッジ微分回路11が発生す
るパルスと分周器14の出力パルスのエッジ位相を比較
して位相差がなくなるように速度切換え回路13を制御
するパルス位相比較回路12とを備えた。
Description
検出器に代表される、エッジに変位量に対応する位相情
報を持つデューティ比50%の方形波の位相変調信号を
出力する変位検出手段を用いた変位測定装置に関する。
て、相対移動するスケールに形成した送信電極と受信電
極間の相対移動に伴う容量変化を検出する方式のものが
知られている。この種の変位検出器では、複数の送信電
極に位相の異なる交流信号を印加し、受信電極に位相変
調信号を得て、この位相変調信号の位相検出を行って変
位を測定する(例えば、特公平4−35688号公報参
照)。
の概略構成である。静電容量式変位検出器1は前述のよ
うに相対向するスケールに送信電極と受信電極を配列形
成したもので、駆動回路2からの正弦波駆動信号により
駆動される。変位検出器1からは図9に示すような検出
器出力が得られ、これが復調回路3により復調されて、
そのゼロ点位相が測定すべき変位に対応する正弦波信号
が得られる。この正弦波信号は波形成形回路4により方
形波信号に変換され、この方形波信号のエッジ位相が位
相検出回路5により検出される。検出された位相情報は
演算回路6で処理されて変位量に変換され、これが表示
装置7に表示される。
検出器1が静止状態では周期が一定でかつデューティ比
は50%となる。しかし実際には、復調回路3や波形成
形回路4におけるアナログ処理回路(演算増幅器や比較
器等)のオフセットや、また検出器1のスケール間のギ
ャップ変動等に起因して、位相変調信号のデューティ比
は理想状態からずれる。図9には、復調回路3でのオフ
セットVaにより、理想状態からずれた位相変調信号が
得られる例を一点鎖線で示している。
号の片側エッジで位相検出を行うと、そのエッジのズレ
がそのまま位相ズレ、即ち測長誤差となる。そこで従来
は、位相変調信号の立上りと立下がりの両エッジでの位
相平均を算出することにより、誤差を相殺するという方
法が用いられている。
位相変調信号の両エッジの位相を算出する方法では、平
均値算出のために、データを格納するレジスタや演算処
理が必要になり、位相検出の回路規模が大きくなるとい
う問題があった。
もので、小さい回路規模でデューティ比劣化による誤差
発生を抑制することを可能とした位相補正手段を内蔵し
た変位測定装置を提供することを目的としている。
装置は、エッジに変位量に対応する位相情報を持つ方形
波の位相変調信号を出力する変位検出手段と、この変位
検出手段が出力する前記位相変調信号のデューティ比の
ズレを補正する位相補正手段と、この位相補正手段で補
正された位相変調信号から位相情報を検出する位相検出
手段と、この位相検出手段の検出出力を演算して変位量
を算出する演算手段とを有し、前記位相補正手段は、ク
ロックを分周して補正された位相変調信号を得るための
速度切換え機能付きの分周手段と、前記変位検出手段が
出力する前記位相変調信号の両エッジの位相と前記分周
手段の出力のエッジ位相を比較して位相差がなくなるよ
うに前記分周手段の速度切換え機能を制御する位相比較
手段とを備えたことを特徴としている。
前記位相比較手段による位相遅れ,位相進み及び正常位
相の検出結果に応じてそれぞれ、2倍速,分周停止及び
通常速度の切換えが行われる第1の分周器と、この分周
器出力を更に分周して補正された位相変調信号を得るた
めの第2の分周器とから構成される。また、前記位相比
較手段は、前記変位検出手段から出力された位相変調信
号の両エッジに対応するパルスを発生する第1の微分回
路、及び前記分周手段の出力信号の両エッジに対応する
パルスを発生する第2の微分回路を有するエッジ微分手
段と、前記第1,第2の微分回路の出力パルスの一致/
不一致を検出するゲート手段、及び不一致が検出された
ときに前記第1,第2の微分回路出力パルスに同期して
前記分周手段に送る追従指令信号を生成するフリップフ
ロップを有するパルス位相比較手段とを備えたことを特
徴とする。
を補正する位相補正手段を、速度切換え機能付きの分周
回路と、変位検出器が出力する位相変調信号の両エッジ
の位相と前記分周回路の出力のエッジ位相を比較して位
相差がなくなるように分周回路の速度切換え機能を制御
する位相比較回路とにより構成している。このPLL類
似の位相補正手段により、デューティ比のずれた位相変
調信号をクロック量子化誤差範囲内で位相補正する事が
でき、従来のように位相データを一旦格納するレジスタ
や平均化を行う演算回路を用いる方式に比べて回路規模
を小さくすることができる。
の実施例を説明する。図1は、この発明を静電容量式変
位測定装置に適用した実施例の回路ブロック構成であ
る。図8の従来例と対応する部分には図8と同一符号を
付してある。この実施例では、位相変調信号である方形
波信号が得られる波形成形回路4と、位相検出回路5の
間に、デューティ比のずれた方形波信号の位相補正を行
う位相補正回路8が挿入されている。
ック図である。位相補正回路8は、クロックを分周して
補正された位相変調信号を得るための分周器14と、波
形成形回路4が出力する位相変調信号CMPINの両エ
ッジでパルスを発生するエッジ微分回路11と、このエ
ッジ微分回路11が発生するパルスと分周器14の出力
パルスのエッジ位相を比較するパルス位相比較回路12
と、このパルス位相比較回路12の出力により分周器1
4の速度切換えを行う速度切換え回路13を備えて、比
較される位相差がゼロになるように分周器14が制御さ
れるようになっている。
るが、システムクロックCK0を分周する機能を持ち、
パルス位相比較回路12からの追従指令信号によりその
分周出力を通常の2倍かまたは分周停止に切換えること
ができる。この速度切換え回路13と分周器14とは合
わせて一つの速度切換え機能付き分周器を構成してお
り、通常状態では位相変調信号CMPINの基本周期と
同一周期の方形波信号を出力する。パルス位相比較回路
12は、エッジ微分回路11と合わせて、位相変調信号
CMPINの両エッジ位相と分周器14の出力のエッジ
位相の比較を行う位相比較回路を構成している。即ち、
パルス位相比較回路12は、分周器14の出力とエッジ
微分回路11により発生される位相変調信号CMPIN
のエッジパルスの位相を比較して、分周器14の出力が
遅れている場合には、スピードアップ(2倍速)指令、
進んでいるときはスピードダウン(分周停止)指令を出
し、位相差がない正常動作の場合には通常動作指令を出
す。
CMPINの両エッジ位相に追従しようとする動作を行
うが、両エッジ位相は前述のように理想信号に対して逆
方向に位相ズレを生じているため、完全に位相変調信号
の位相に一致することはできず、両エッジの位相誤差の
中間、即ち理想信号の位相に収束することになる。具体
的に分周器出力は、システムクロックCK0の分解能の
範囲で理想信号と一致する。図3は、デューティ比のず
れた位相変調信号CMPINから、エッジパルスが得ら
れ、このエッジパルスに基づいて分周器の速度切換えに
より位相補正された位相変調信号CMPOUTが得られ
る様子を示している。
構成例を示している。エッジ微分回路11は、システム
クロックCK0の反転クロックCKにより制御されて位
相変調信号CMPINが入るDタイプフリップフロップ
FF11と、このFF11の出力が入るDタイプフリップフ
ロップFF12、及びこれらのフリップフロップFF11,
FF12の出力の位相ズレを検出してエッジ微分パルスa
を出力するEXNORゲートG11とからなる第1の微分
回路11aを基本とする。分周器14は、4個のDタイ
プフリップフロップFF41〜FF44を用いた1/16分
周器である。エッジ微分回路11には、この分周器14
の3段目出力のエッジ微分を行ってパルスbを出力する
ためのDタイプフリップフロップFF13,インバータG
12及びNORゲートG13からなる第2の微分回路11b
を有する。
路11の二つのエッジ微分パルスa,bの一致/不一致
を検出するEXNORゲートG21,不一致の場合のこの
ゲートG21の出力パルスcからクロックCK幅のパルス
dを得るためのNORゲートG22,このNORゲートG
22の出力をクロックとして1/2分周出力である一つの
追従指令信号eを得るためのDタイプフリップフロップ
FF21,及びこの追従指令信号eをクロックとしてエッ
ジ微分パルスaの一方で“H”となる追従指令信号fを
出すDタイプフリップフロップFF22により構成されて
いる。
の分周器)のクロックとなる可変速の第1の分周器を構
成するもので、2個のDタイプフリップフロップFF3
1,FF32と、パルス位相比較回路12からの2つ追従
信号e,fの組み合わせを選択するデコーダ機能と共
に、FF31のみを用いて1/2分周器とするかFF32を
縦続接続して1/4分周器とするかを切換える機能を持
つゲート回路G31〜G34とを有する。ゲート回路G31〜
G34の詳細説明は省くが、この速度切換え回路13では
次の表1の論理で、速度切換えが行われる。
5〜図7に示す。図5は、位相変調信号CMPINが劣
化している場合(即ち周期は64×tckであるが、デュ
ーティ比が50%でない場合)であり、この場合にもデ
ューティ比50%の補正された位相変調信号CMPOU
Tが得られることを示している。この場合、位相変調信
号CMPINが分周器14の出力より位相が進んでいる
立下がりエッジでは、速度切換え回路13の分周器出力
が通常の2倍速(1/2分周器)となり、これにより位
相変調信号CMPINと出力CMPOUTの位相差の1
/2分だけ差が縮められる。位相変調信号CMPINの
位相が分周器14の出力より遅れている立下がりエッジ
では、速度切換え回路13の分周器出力は停止し、位相
が同じになるまで待つという動作が行われる。
作を追うと、ここで速度切換え回路13の分周器出力は
停止して、位相変調信号CMPINが立ち上がるまで待
ち、位相変調信号CMPINが立ち上がるタイミングt
2で1倍速(二つのFF31,FF32による1/4分周動
作)による分周が再開する。その後タイミングt3で位
相変調信号CMPINが先に立ち下がると、速度切換え
回路13の分周器出力は2倍速(FF31のみによる1/
2分周動作)となり、位相の差を詰める。この位相補正
回路の追従速度は有限(2倍または停止)であるから、
立上りエッジと立下がりエッジが正常時に対して位相遅
れ/位相進みを交互に繰り返す劣化した位相変調信号に
対して、同様の動作の繰り返しによってデューティ比5
0%に補正された位相変調信号CMPOUTを得ること
ができる。
ティ比のズレが図5とは逆の場合であり、この場合も図
5と同様の動作により、理想化された位相変調信号CM
POUTを得ることができる。また図7は、位相変調信
号CMPINがデューティ比50%の正常動作の場合で
ある。この場合、追従指令信号e,fは、共に“L”で
あり、速度切換えはなく、CMPINと一致する出力C
MPOUTが得られる。
例では、静電容量式変位測定装置を説明したが、例えば
光電式で方形波の位相変調信号を出力してその位相検出
により変位測定を行う測定装置にも同様にこの発明を適
用することが可能である。また実施例では、位相変調信
号周期をtck×64として説明したが、対応周期は任意
に設定することができる。
度切換え機能付き分周回路を用いて、デューティ比のず
れた位相変調信号の位相補正をクロック量子化誤差範囲
内で補正して、小さい回路規模で測定誤差発生を抑制す
ることを可能とした位相補正手段を内蔵した変位測定装
置を得ることができる。
定装置の概略構成を示す。
ング図である。
す。
路、4…波形成形回路、5…位相検出回路、6…演算回
路、7…表示装置、8…位相補正回路、11…エッジ微
分回路、12…パルス位相比較回路、13…速度切換え
回路、14…分周器。
Claims (3)
- 【請求項1】 エッジに変位量に対応する位相情報を持
つ方形波の位相変調信号を出力する変位検出手段と、こ
の変位検出手段が出力する前記位相変調信号のデューテ
ィ比のズレを補正する位相補正手段と、この位相補正手
段で補正された位相変調信号から位相情報を検出する位
相検出手段と、この位相検出手段の検出出力を演算して
変位量を算出する演算手段とを有し、 前記位相補正手段は、 クロックを分周して補正された位相変調信号を得るため
の速度切換え機能付きの分周手段と、 前記変位検出手段が出力する前記位相変調信号の両エッ
ジの位相と前記分周手段の出力のエッジ位相を比較して
位相差がなくなるように前記分周手段の速度切換え機能
を制御する位相比較手段とを備えたことを特徴とする変
位測定装置。 - 【請求項2】 前記分周手段は、前記位相比較手段によ
る位相遅れ,位相進み及び正常位相の検出結果に応じて
それぞれ、2倍速,分周停止及び通常速度の切換えが行
われる第1の分周器と、この分周器出力を更に分周して
補正された位相変調信号を得るための第2の分周器とか
ら構成されていることを特徴とする請求項1記載の変位
測定装置。 - 【請求項3】 前記位相比較手段は、 前記変位検出手段から出力された位相変調信号の両エッ
ジに対応するパルスを発生する第1の微分回路、及び前
記分周手段の出力信号の両エッジに対応するパルスを発
生する第2の微分回路を有するエッジ微分手段と、 前記第1,第2の微分回路の出力パルスの一致/不一致
を検出するゲート手段、及び不一致が検出されたときに
前記第1,第2の微分回路出力パルスに同期して前記分
周手段に送る追従指令信号を生成するフリップフロップ
を有するパルス位相比較手段とを備えたことを特徴とす
る請求項1または2に記載の変位測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24380296A JP3694368B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 変位測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24380296A JP3694368B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 変位測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1090005A true JPH1090005A (ja) | 1998-04-10 |
JP3694368B2 JP3694368B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=17109169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24380296A Expired - Fee Related JP3694368B2 (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 変位測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3694368B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1295482C (zh) * | 2004-03-05 | 2007-01-17 | 财团法人工业技术研究院 | 电子细分割装置及应用该电子细分割装置的测量系统 |
CN1304813C (zh) * | 2004-03-11 | 2007-03-14 | 财团法人工业技术研究院 | 细分割装置及应用该细分割装置的测量系统 |
JP2016133374A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 株式会社ミツトヨ | 変位測定装置および変位測定方法 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP24380296A patent/JP3694368B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1295482C (zh) * | 2004-03-05 | 2007-01-17 | 财团法人工业技术研究院 | 电子细分割装置及应用该电子细分割装置的测量系统 |
CN1304813C (zh) * | 2004-03-11 | 2007-03-14 | 财团法人工业技术研究院 | 细分割装置及应用该细分割装置的测量系统 |
JP2016133374A (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-25 | 株式会社ミツトヨ | 変位測定装置および変位測定方法 |
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---|---|
JP3694368B2 (ja) | 2005-09-14 |
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