JPH1089941A - 背圧式空気マイクロメータ - Google Patents
背圧式空気マイクロメータInfo
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- JPH1089941A JPH1089941A JP24811996A JP24811996A JPH1089941A JP H1089941 A JPH1089941 A JP H1089941A JP 24811996 A JP24811996 A JP 24811996A JP 24811996 A JP24811996 A JP 24811996A JP H1089941 A JPH1089941 A JP H1089941A
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- Japan
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- measuring head
- ring member
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Abstract
(57)【要約】
【課題】被測定物の被測定孔にその軸線まわりに回転可
能に挿入される測定ヘッドの外面に、前記被測定孔の内
面に対向して開口するノズルが設けられ、被測定物の外
側面に接触して前記被測定孔内でのノズルの軸方向位置
を規制する規制手段が、前記測定ヘッドの一端部に装着
される背圧式空気マイクロメータにおいて、測定時に被
測定物に傷が付くことを防止するとともに、比較的小さ
な力て測定ヘッドを回転させ得るようにする。 【解決手段】被測定孔11の軸線に沿う方向の位置を規
制されて測定ヘッド13の外周に相対回転可能に装着さ
れるとともに被測定物10の外側面10aに接触する第
1リング部材21と、測定ヘッド13の外周に固定され
る第2リング部材22と、第1および第2リング部材2
1,22間に設けられる軸受部材23とで規制手段20
が構成される。
能に挿入される測定ヘッドの外面に、前記被測定孔の内
面に対向して開口するノズルが設けられ、被測定物の外
側面に接触して前記被測定孔内でのノズルの軸方向位置
を規制する規制手段が、前記測定ヘッドの一端部に装着
される背圧式空気マイクロメータにおいて、測定時に被
測定物に傷が付くことを防止するとともに、比較的小さ
な力て測定ヘッドを回転させ得るようにする。 【解決手段】被測定孔11の軸線に沿う方向の位置を規
制されて測定ヘッド13の外周に相対回転可能に装着さ
れるとともに被測定物10の外側面10aに接触する第
1リング部材21と、測定ヘッド13の外周に固定され
る第2リング部材22と、第1および第2リング部材2
1,22間に設けられる軸受部材23とで規制手段20
が構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物の被測定
孔にその軸線まわりに回転可能に挿入される測定ヘッド
の外面に、前記被測定孔の内面に対向して開口するノズ
ルが設けられ、該ノズルおよび空気圧源を結ぶ通路に背
圧を検出する背圧検出器が接続され、前記被測定孔の一
端を開口せしめた被測定物の外側面に接触して前記被測
定孔内でのノズルの軸方向位置を規制する規制手段が、
前記測定ヘッドの一端部に装着される背圧式空気マイク
ロメータに関する。
孔にその軸線まわりに回転可能に挿入される測定ヘッド
の外面に、前記被測定孔の内面に対向して開口するノズ
ルが設けられ、該ノズルおよび空気圧源を結ぶ通路に背
圧を検出する背圧検出器が接続され、前記被測定孔の一
端を開口せしめた被測定物の外側面に接触して前記被測
定孔内でのノズルの軸方向位置を規制する規制手段が、
前記測定ヘッドの一端部に装着される背圧式空気マイク
ロメータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるマイクロメータでは、図2
で示すように、規制手段としてのリング板20′が、測
定ヘッド13′の一端部外周に固着されており、前記リ
ング板20′を被測定物10の外側面10aに接触させ
せるようにして測定ヘッド13′を被測定孔11に挿入
し、リング板20′および被測定物10の外側面10a
に摺接させつつ測定ヘッド13′を被測定孔11の軸線
まわりに回転させるようにしている。
で示すように、規制手段としてのリング板20′が、測
定ヘッド13′の一端部外周に固着されており、前記リ
ング板20′を被測定物10の外側面10aに接触させ
せるようにして測定ヘッド13′を被測定孔11に挿入
し、リング板20′および被測定物10の外側面10a
に摺接させつつ測定ヘッド13′を被測定孔11の軸線
まわりに回転させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、被測定物10の外側面10aやリング板2
0′の被測定物10側の面に切粉等が付着していると、
リング部材20′が測定ヘッド13′とともに回転する
ので、被測定物10の外側面10aに引っかき傷が生じ
ることがあり、また被測定物10の外側面10aやリン
グ板20′の被測定物10側の面に切削油が付着してい
ると、その切削油が抵抗となって測定ヘッド13′を回
転せしめるのに比較的大きな力が必要となったりする。
ものでは、被測定物10の外側面10aやリング板2
0′の被測定物10側の面に切粉等が付着していると、
リング部材20′が測定ヘッド13′とともに回転する
ので、被測定物10の外側面10aに引っかき傷が生じ
ることがあり、また被測定物10の外側面10aやリン
グ板20′の被測定物10側の面に切削油が付着してい
ると、その切削油が抵抗となって測定ヘッド13′を回
転せしめるのに比較的大きな力が必要となったりする。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、測定時に被測定物に傷が付くことを防止する
とともに、比較的小さな力て測定ヘッドを回転させ得る
ようにした背圧式空気マイクロメータを提供することを
目的とする。
のであり、測定時に被測定物に傷が付くことを防止する
とともに、比較的小さな力て測定ヘッドを回転させ得る
ようにした背圧式空気マイクロメータを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、被測定物の被測定孔にその軸線ま
わりに回転可能に挿入される測定ヘッドの外面に、前記
被測定孔の内面に対向して開口するノズルが設けられ、
該ノズルおよび空気圧源を結ぶ通路に背圧を検出する背
圧検出器が接続され、前記被測定孔の一端を開口せしめ
た被測定物の外側面に接触して前記被測定孔内でのノズ
ルの軸方向位置を規制する規制手段が、前記測定ヘッド
の一端部に装着される背圧式空気マイクロメータにおい
て、被測定孔の軸線に沿う方向の位置を規制されて測定
ヘッドの外周に相対回転可能に装着されるとともに被測
定物の外側面に接触する第1リング部材と、測定ヘッド
の外周に固定される第2リング部材と、第1および第2
リング部材間に設けられる軸受部材とで規制手段が構成
される。
に、本発明によれば、被測定物の被測定孔にその軸線ま
わりに回転可能に挿入される測定ヘッドの外面に、前記
被測定孔の内面に対向して開口するノズルが設けられ、
該ノズルおよび空気圧源を結ぶ通路に背圧を検出する背
圧検出器が接続され、前記被測定孔の一端を開口せしめ
た被測定物の外側面に接触して前記被測定孔内でのノズ
ルの軸方向位置を規制する規制手段が、前記測定ヘッド
の一端部に装着される背圧式空気マイクロメータにおい
て、被測定孔の軸線に沿う方向の位置を規制されて測定
ヘッドの外周に相対回転可能に装着されるとともに被測
定物の外側面に接触する第1リング部材と、測定ヘッド
の外周に固定される第2リング部材と、第1および第2
リング部材間に設けられる軸受部材とで規制手段が構成
される。
【0006】上記構成によれば、第2リング部材が測定
ヘッドに固定されるのに対し、第1リング部材が測定ヘ
ッドに対して相対回転可能であるので、第1リング部材
を被測定物の外側面に静止状態で接触させたまま測定ヘ
ッドを回転させることができ、被測定物の外側面や第1
リング部材の被測定物側の面に切粉等が付着していても
被測定物側にひっかき傷が生じることはなく、また第1
および第2リング部材間に軸受部材が設けられているの
で、静止した第1リング部材に対して第2リング部材す
なわち測定ヘッドを比較的軽い力で回転させることがで
きる。
ヘッドに固定されるのに対し、第1リング部材が測定ヘ
ッドに対して相対回転可能であるので、第1リング部材
を被測定物の外側面に静止状態で接触させたまま測定ヘ
ッドを回転させることができ、被測定物の外側面や第1
リング部材の被測定物側の面に切粉等が付着していても
被測定物側にひっかき傷が生じることはなく、また第1
および第2リング部材間に軸受部材が設けられているの
で、静止した第1リング部材に対して第2リング部材す
なわち測定ヘッドを比較的軽い力で回転させることがで
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】本発明の一実施例を示す図1において、被
測定物10にには、その外側面10aに一端を開口する
ようにして被測定孔11が設けられており、被測定孔1
1の内径寸法および真円度等が、本発明に従う背圧式空
気マイクロメータによって測定される。
測定物10にには、その外側面10aに一端を開口する
ようにして被測定孔11が設けられており、被測定孔1
1の内径寸法および真円度等が、本発明に従う背圧式空
気マイクロメータによって測定される。
【0009】背圧式空気マイクロメータは、前記被測定
孔11に回転可能に挿入される円筒状の測定ヘッド13
と、該測定ヘッド13の一端に同軸に連なる棒状のハン
ドル14とを備え、測定ヘッド13の外面には、該測定
ヘッド13が被測定孔11に挿入されたときに被測定孔
11の内面に対向するようにして、たとえば3つのノズ
ル151 ,152 ,153 が軸線方向に間隔をあけて設
けられる。
孔11に回転可能に挿入される円筒状の測定ヘッド13
と、該測定ヘッド13の一端に同軸に連なる棒状のハン
ドル14とを備え、測定ヘッド13の外面には、該測定
ヘッド13が被測定孔11に挿入されたときに被測定孔
11の内面に対向するようにして、たとえば3つのノズ
ル151 ,152 ,153 が軸線方向に間隔をあけて設
けられる。
【0010】各ノズル151 ,152 ,153 は圧縮空
気を供給するための空気圧源18に通路16を介して接
続されるものであり、この通路16は、一端が空気圧源
18に接続される共通通路16C と、一端が共通通路1
6C の他端に共通に接続されてハンドル14から測定ヘ
ッド13内に延設されるとともに他端が各ノズル1
5 1 ,152 ,153 にそれぞれ個別に接続される個別
通路161 ,162 ,16 3 とから成り、各個別通路1
61 ,162 ,163 の途中には、空気圧源18からの
加圧空気を択一的に選択して個別通路161 ,162 ,
163 の1つに導くための開閉弁171 ,172 ,17
3 が設けられ、共通通路16C には、背圧検出器19が
接続される。
気を供給するための空気圧源18に通路16を介して接
続されるものであり、この通路16は、一端が空気圧源
18に接続される共通通路16C と、一端が共通通路1
6C の他端に共通に接続されてハンドル14から測定ヘ
ッド13内に延設されるとともに他端が各ノズル1
5 1 ,152 ,153 にそれぞれ個別に接続される個別
通路161 ,162 ,16 3 とから成り、各個別通路1
61 ,162 ,163 の途中には、空気圧源18からの
加圧空気を択一的に選択して個別通路161 ,162 ,
163 の1つに導くための開閉弁171 ,172 ,17
3 が設けられ、共通通路16C には、背圧検出器19が
接続される。
【0011】測定ヘッド13の一端部には、ハンドル1
4側に臨む環状の段部13bを介して小径部13aが設
けられており、この小径部13aに、被測定孔11内で
のノズル151 ,152 ,153 の軸方向位置を規制す
る規制手段20が装着される。
4側に臨む環状の段部13bを介して小径部13aが設
けられており、この小径部13aに、被測定孔11内で
のノズル151 ,152 ,153 の軸方向位置を規制す
る規制手段20が装着される。
【0012】規制手段20は、被測定孔11の軸線に沿
う方向の位置を規制されて測定ヘッド13における小径
部13aの外周に相対回転可能に装着される第1リング
部材21と、測定ヘッド13における小径部13aの外
周に固定される第2リング部材22と、第1および第2
リング部材22,23間に設けられる軸受部材としての
複数の鋼球23…とで構成される。
う方向の位置を規制されて測定ヘッド13における小径
部13aの外周に相対回転可能に装着される第1リング
部材21と、測定ヘッド13における小径部13aの外
周に固定される第2リング部材22と、第1および第2
リング部材22,23間に設けられる軸受部材としての
複数の鋼球23…とで構成される。
【0013】第1リング部材21は、測定ヘッド13の
小径部13aを相対回転可能に嵌合せしめる円筒部21
aを内周縁に有してリング板状に形成されるものであ
り、段部13bが第1リング部材21の内周縁に当接す
ることにより測定ヘッド13の軸方向に沿う他方側(図
1の下方側)への第1リング部材21の移動が規制され
る。また第2リング部材22は、測定ヘッド13におけ
る小径部13aの一端外周に嵌装されてねじ部材24に
より小径部13aすなわち測定ヘッド13に固定される
ものであり、その外周縁には、第1リング部材21の円
筒部21aを同軸に囲繞する円筒部22aが一体に連設
される。而して複数の鋼球23…は、量円筒部21a,
22aで測定ヘッド13の半径方向に沿う移動を規制さ
れるようにして第1および第2リング部材21,22間
に介在せしめられ、測定ヘッド13の軸線方向に沿う一
方側への第1リング部材21の移動は、鋼球23…およ
び第2リング部材22により規制されることになる。
小径部13aを相対回転可能に嵌合せしめる円筒部21
aを内周縁に有してリング板状に形成されるものであ
り、段部13bが第1リング部材21の内周縁に当接す
ることにより測定ヘッド13の軸方向に沿う他方側(図
1の下方側)への第1リング部材21の移動が規制され
る。また第2リング部材22は、測定ヘッド13におけ
る小径部13aの一端外周に嵌装されてねじ部材24に
より小径部13aすなわち測定ヘッド13に固定される
ものであり、その外周縁には、第1リング部材21の円
筒部21aを同軸に囲繞する円筒部22aが一体に連設
される。而して複数の鋼球23…は、量円筒部21a,
22aで測定ヘッド13の半径方向に沿う移動を規制さ
れるようにして第1および第2リング部材21,22間
に介在せしめられ、測定ヘッド13の軸線方向に沿う一
方側への第1リング部材21の移動は、鋼球23…およ
び第2リング部材22により規制されることになる。
【0014】次にこの実施例の作用について説明する
と、被測定物10における被測定孔11の内径寸法およ
び真円度等を測定するにあたっては、規制手段20にお
ける第1リング部材21を被測定物10の外側面10a
に接触させるようにして、測定ヘッド13を被測定孔1
1内に挿入し、各ノズル151 ,152 ,153 からの
圧縮空気の噴出を択一的に切換えながら、ハンドル14
により測定ヘッド13を軸線まわりに回転させる。そう
すると、各ノズル151 ,152 ,153 の開口端およ
び被測定孔11の内面間の距離に応じて背圧検出器19
での検出背圧が変化し、それにより被測定孔11の軸方
向に間隔をあけた3個所での内径寸法および真円度等が
測定されることになる。
と、被測定物10における被測定孔11の内径寸法およ
び真円度等を測定するにあたっては、規制手段20にお
ける第1リング部材21を被測定物10の外側面10a
に接触させるようにして、測定ヘッド13を被測定孔1
1内に挿入し、各ノズル151 ,152 ,153 からの
圧縮空気の噴出を択一的に切換えながら、ハンドル14
により測定ヘッド13を軸線まわりに回転させる。そう
すると、各ノズル151 ,152 ,153 の開口端およ
び被測定孔11の内面間の距離に応じて背圧検出器19
での検出背圧が変化し、それにより被測定孔11の軸方
向に間隔をあけた3個所での内径寸法および真円度等が
測定されることになる。
【0015】このような背圧式空気マイクロメータにお
いて、各ノズル151 〜153 の被測定孔11内での軸
線方向位置を規制すべく測定ヘッド13の一端部に装着
される規制手段20は、被測定孔11の軸線に沿う方向
の位置を規制されて測定ヘッド13の外周に相対回転可
能に装着される第1リング部材21と、測定ヘッド13
の外周に固定される第2リング部材22と、第1および
第2リング部材21,22間に設けられる鋼球23…と
で構成され、測定ヘッド13の回転時に、第1リング部
材21は被測定物10の外側面10aに静止状態で接触
することになる。したがって被測定物10の外側面10
aや第1リング部材21の被測定物10側の面に切粉等
が付着していても、その切粉等は第1リング部材21お
よび測定物10間に静止状態で挟まれるだけであるの
で、被測定物10側にひっかき傷が生じることはない。
また第1および第2リング部材21,22間に鋼球23
…が設けられているので、被測定物10の外側面10a
や第1リング部材21の被測定物10側の面に切削油が
付着していたとしても、静止した第1リング部材21に
対して第2リング部材22すなわち測定ヘッド13を比
較的軽い力で回転させることが可能となる。
いて、各ノズル151 〜153 の被測定孔11内での軸
線方向位置を規制すべく測定ヘッド13の一端部に装着
される規制手段20は、被測定孔11の軸線に沿う方向
の位置を規制されて測定ヘッド13の外周に相対回転可
能に装着される第1リング部材21と、測定ヘッド13
の外周に固定される第2リング部材22と、第1および
第2リング部材21,22間に設けられる鋼球23…と
で構成され、測定ヘッド13の回転時に、第1リング部
材21は被測定物10の外側面10aに静止状態で接触
することになる。したがって被測定物10の外側面10
aや第1リング部材21の被測定物10側の面に切粉等
が付着していても、その切粉等は第1リング部材21お
よび測定物10間に静止状態で挟まれるだけであるの
で、被測定物10側にひっかき傷が生じることはない。
また第1および第2リング部材21,22間に鋼球23
…が設けられているので、被測定物10の外側面10a
や第1リング部材21の被測定物10側の面に切削油が
付着していたとしても、静止した第1リング部材21に
対して第2リング部材22すなわち測定ヘッド13を比
較的軽い力で回転させることが可能となる。
【0016】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0017】たとえば測定ヘッド13に設けられるノズ
ルは、3つに限られるものではなく、測定ヘッド13の
外面の1個所にノズルが設けられるものにも本発明を適
用可能である。また軸受部材は鋼球23に限られるもの
ではなく、第1および第2リング部材21,22の相対
回転に伴なう抵抗を低下させるものであれば、どのよう
なものであってもよい。
ルは、3つに限られるものではなく、測定ヘッド13の
外面の1個所にノズルが設けられるものにも本発明を適
用可能である。また軸受部材は鋼球23に限られるもの
ではなく、第1および第2リング部材21,22の相対
回転に伴なう抵抗を低下させるものであれば、どのよう
なものであってもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第2リン
グ部材が測定ヘッドに固定されるのに対し、第1リング
部材が測定ヘッドに対して相対回転可能であることによ
り、第1リング部材を被測定物の外側面に静止状態で接
触させたまま測定ヘッドを回転させるようにして、被測
定物にひっかき傷が生じることを防止することができ、
また第1および第2リング部材間に軸受部材が設けられ
ていることにより、静止した第1リング部材に対して第
2リング部材すなわち測定ヘッドを比較的軽い力で回転
させることができる。
グ部材が測定ヘッドに固定されるのに対し、第1リング
部材が測定ヘッドに対して相対回転可能であることによ
り、第1リング部材を被測定物の外側面に静止状態で接
触させたまま測定ヘッドを回転させるようにして、被測
定物にひっかき傷が生じることを防止することができ、
また第1および第2リング部材間に軸受部材が設けられ
ていることにより、静止した第1リング部材に対して第
2リング部材すなわち測定ヘッドを比較的軽い力で回転
させることができる。
【図1】測定ヘッドを被測定孔に挿入した状態での背圧
式空気マイクロメータの構成を示す断面図である。
式空気マイクロメータの構成を示す断面図である。
【図2】従来技術の図1に対応した断面図である。
10・・・被測定物 10a・・・外側面 11・・・被測定孔 13・・・測定ヘッド 151 ,152 ,153 ・・・ノズル 16・・・通路 18・・・空気圧源 19・・・背圧検出器 20・・・規制手段 21・・・第1リング部材 22・・・第2リング部材 23・・・軸受部材としての鋼球
Claims (1)
- 【請求項1】 被測定物(10)の被測定孔(11)に
その軸線まわりに回転可能に挿入される測定ヘッド(1
3)の外面に、前記被測定孔(11)の内面に対向して
開口するノズル(151 ,152 ,153 )が設けら
れ、該ノズル(151 ,152 ,153 )および空気圧
源(18)を結ぶ通路(16)に背圧を検出する背圧検
出器(19)が接続され、前記被測定孔(11)の一端
を開口せしめた被測定物(10)の外側面(10a)に
接触して前記被測定孔(11)内でのノズル(151 ,
152 ,153 )の軸方向位置を規制する規制手段(2
0)が、前記測定ヘッド(13)の一端部に装着される
背圧式空気マイクロメータにおいて、被測定孔(11)
の軸線に沿う方向の位置を規制されて測定ヘッド(1
3)の外周に相対回転可能に装着されるとともに被測定
物(10)の外側面(10a)に接触する第1リング部
材(21)と、測定ヘッド(13)の外周に固定される
第2リング部材(22)と、第1および第2リング部材
(21,22)間に設けられる軸受部材(23)とで規
制手段(20)が構成されることを特徴とする背圧式空
気マイクロメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24811996A JP3342313B2 (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 背圧式空気マイクロメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24811996A JP3342313B2 (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 背圧式空気マイクロメータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1089941A true JPH1089941A (ja) | 1998-04-10 |
JP3342313B2 JP3342313B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=17173520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24811996A Expired - Fee Related JP3342313B2 (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 背圧式空気マイクロメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3342313B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003065742A (ja) * | 2001-08-29 | 2003-03-05 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 内径測定方法及び装置 |
JP2008224443A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Tokyo Seimitsu Co Ltd | 内径測定装置、及び内径測定方法 |
JP2009150780A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Honda Motor Co Ltd | 背圧式気体マイクロメータ、複数の被検査孔部の内径同時検査システムおよび内径同時検査方法 |
CN105004288A (zh) * | 2015-07-22 | 2015-10-28 | 郑州中量测控科技有限公司 | 一种气动内径测量装置 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP24811996A patent/JP3342313B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
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