JPH1088205A - 金属ニッケル粉末の製造方法 - Google Patents

金属ニッケル粉末の製造方法

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JPH1088205A
JPH1088205A JP23915196A JP23915196A JPH1088205A JP H1088205 A JPH1088205 A JP H1088205A JP 23915196 A JP23915196 A JP 23915196A JP 23915196 A JP23915196 A JP 23915196A JP H1088205 A JPH1088205 A JP H1088205A
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JP
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nickel powder
powder
metallic nickel
nickel
magnesium stearate
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JP23915196A
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English (en)
Inventor
Naoki Ishiyama
直希 石山
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MLCの内部電極用ニッケルペーストの構成
成分として利用可能な金属ニッケル粉末として、平均粒
径が0.1〜1.0μmであり、単分散性に優れた金属
ニッケル粉末を安価に提供できる製造方法を提供する。 【解決手段】 塩化ニッケル粉末に添加剤として、ステ
アリン酸マグネシウム又はステアリン酸カルシウムの添
加量が、無水塩化ニッケルに対して、外割りにて3〜1
0重量%となるように、ステアリン酸マグネシウム又は
ステアリン酸カルシウムを添加した後、水素ガス含有気
流中にて、300〜500℃で還元処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電ペースト用金
属ニッケル粉末に関し、特に、積層セラミックコンデン
サー(以下、MLCと記す)の内部電極を形成するため
に用いられるニッケルペーストの構成成分である金属ニ
ッケル粉末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品の軽量、薄肉、短尺、小形化が
進み、チップ部品としてのMLCも小形化、高容量化が
益々要求されている。MLCの小形化と高容量化に対す
る最も効果的な手段は、内部電極と誘電体層とを薄肉に
して、これらの多層化を図ることにある。
【0003】MLCの製造では、パラジウムに代表され
る貴金属ペーストをチタン酸バリウム等で代表される誘
電体グリーンシートに印刷し、乾燥して、内部電極が交
互に重なるようにして積層し、熱圧着した後にチップ形
状に切断して脱バインダーし、内部電極と誘電体グリー
ンシートとを約1300℃程度の温度域で焼結し、次い
でAg等の外部電極を形成する。
【0004】しかしながら、高容量のMLCを得るため
には積層数を多くしなければならず、これによって、パ
ラジウムのような高価な貴金属ペーストの使用量は激増
し、MLCを低価格にて供給することの妨げとなってい
た。
【0005】そこで、内部電極にニッケル等の卑金属を
用いることでMLCのコストダウンを図る試みがなさ
れ、低酸素分圧、還元雰囲気で焼結可能な誘電体が開発
された。これにより、近年では、ニッケルを内部電極と
するMLCの市場占有率が急増し、特に、積層数の多い
高容量MLCの内部電極は、その殆どが金属ニッケルに
移行される動きが著しい。
【0006】さらに、ニッケル内部電極を用いること
で、これまでのMLCではコスト的に実現不能であっ
た、タンタル電解コンデンサーによる容量領域までカバ
ーし得る高積層高容量MLCの試作も可能となってい
る。
【0007】ところで、MLCの製造に用いられるニッ
ケルペーストは、電極形成成分としての金属ニッケル粉
末と、セルロース系樹脂、ターピネオール等の有機バイ
ンダーをスリーロールミルによって混練し、金属ニッケ
ル粉末を充分に混合分散することにより製造される。特
に積層数の多い高容量MLCでは、内部電極の薄層化が
必要で、1〜数ミクロンの厚さが望ましい。
【0008】そのためには、内部電極用の導電ペースト
に対しては、薄く且つ平滑な電極面が得られるように乾
燥膜表面の凹凸が小さく、そして焼成後には、電極膜に
ボイドが少なく、有効面積が大きいことが要求され、こ
のようなペーストの生産と、その安定供給が必要不可欠
である。
【0009】即ち、MLC用ニッケルペーストの性能
は、その構成成分である金属ニッケル粉末の特性によっ
てほぼ決定されるものである。上記の要求を具現するた
めに必要な金属ニッケル粉末の特性としては、以下のよ
うに5項目が挙げられる。 1)平均粒径が0.1〜1μm前後の単分散粒子である
こと。 2)金属ニッケル粒子がペースト中に良く分散し、乾燥
膜にした場合のニッケル 粒子の充填性が良く、乾燥膜
の密度が高いこと。 3)乾燥膜表面の凹凸はMLCの耐圧特性を悪化させる
ため、その大きな原因と なる2〜3μm以上の粗大粒
子や凝集粒子を含有していないこと。 4)コンデンサーの製造工程によっては、温度が300
℃附近で脱バインダー処理する際に、水素ガス含有雰囲
気中に少量の酸素が導入されてしまう場合があるため、
それに耐え得る耐酸化性を有するものであること。 5)安価に供給可能であること。
【0010】ニッケル内部電極MLCは、その製品群
が、今後益々高容量タイプへと移行して行くことが充分
に予想される。そこで、上記の要求特性を満足する内部
電極用金属ニッケル粉末の供給が強く望まれている。
【0011】金属ニッケル粉末の製造方法としては、既
に、種々なる方法が知られている。また、その製造方法
は、I)粉末又はガス状のニッケル化合物を熱分解処理
するか、或いは水素還元処理する方法、II)ニッケル含
有溶液を還元処理する湿式還元方法、III )ニッケル金
属を直接、例えば、アトマイズ処理、又は粉砕処理する
ブレイクダウン方法等に大別される。
【0012】さらに、上記の金属ニッケル粉末製造方法
の中、I)の製造方法については、次ぎの3種類に分け
られる。 a)酸化ニッケル、水酸化ニッケル、炭酸ニッケルの夫
々について、粉末を水素ガスにて還元処理する方法。 b)ニッケルーカーボニル化合物を熱分解処理する方
法。 c)塩化ニッケルを加熱処理することにより、ニッケル
塩の蒸気ガスを発生させ、これを水素ガス気流中で還元
処理する方法。
【0013】この場合、a)の方法によっては、粒子の
分散性に優れた製品を得ることは容易で無い。また、
b)の方法によっては、粒径が0.1〜1.0μmであ
る製品を得ることが容易で無く。さらに、c)の方法に
よっては、生産コストが増加して、安価に製造すること
は容易で無い。
【0014】なお、IIの湿式還元法では、得られるNi
粉末の粒径が小さくなりやすく、また低温(例えば、1
00℃以下の水溶液)における反応であるために、得ら
れるNi粒子は、微細な結晶の集合体を形成しやすく、
乾燥膜の耐酸化性、高密度化が不充分である。III のブ
レイクダウン法では、粒径0.1〜1.0ミクロンの範
囲の粒子を得ることが困難である。
【0015】上記Iの製造方法における欠点を解消する
方法として、本発明者等は、既に、塩化ニッケルを水素
ガス気流中において還元処理する場合に、添加剤として
直鎖飽和脂肪酸および又は炭化水素を添加した塩化ニッ
ケル粉末を、水素ガス気流中にて400〜750℃で還
元処理するという、微細なニッケル粉末の製造方法につ
いて出願した(特公昭61−39373)。
【0016】この方法は、直鎖飽和脂肪酸および又は炭
化水素を添加してのちに、水素還元処理を施すことによ
って、粒径が1.0μm前後の微細な金属ニッケル粉を
得る方法である。しかしながら、この方法でも、粒子の
単分散性に優れた製品は得られ難く、MLCの内部電極
用ニッケルペーストの構成成分として用いるのには、改
良が要求されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであって、平均粒径が
0.1〜1.0μmであり、単分散性に優れたMLC内
部電極用ニッケルペースト用金属ニッケル粉末を安価に
提供することが容易な、金属ニッケル粉末の製造方法を
提供することを課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、塩化ニッケル粉末を水素ガスで還元し
て金属ニッケル粉末を製造する方法において、塩化ニッ
ケル粉末に添加剤として、ステアリン酸のアルカリ金属
塩を添加した後、水素ガス含有気流中にて、300〜5
00℃で還元処理することを特徴とする金属ニッケル粉
末の製造方法を提供する。ステアリン酸のアルカリ金属
塩の添加量は、無水塩化ニッケルに対して、外割りにて
3〜10重量%であることが望ましい。さらに、ステア
リン酸のアルカリ金属膜として、ステアリン酸マグネシ
ウムやステアリン酸カルシウムが望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明者等は、上述したように、
既に、微細なニッケル粉末の製造方法(特公昭61−3
9373)を提供しており、この製造方法によれば、塩
化ニッケル粉末に、例えばステアリン酸等の直鎖飽和脂
肪酸を添加した後、水素ガス含有気流中にて還元処理す
ることにより、極めて効果的に、かつ、安定的に、粒径
が1.0μm前後の微細な金属ニッケル粉末が得られる
ことを見出だしている。
【0020】本発明等は、上記の製造方法をさらに発展
させながら、MLCの内部電極を製造する際に使用する
ニッケルペーストの構成成分として適切であり、単分散
性に優れた金属ニッケル粉末を得る製造方法を追及した
結果、塩化ニッケル粉末にステアリン酸のアルカリ金属
塩、すなわちステアリン酸マグネシウムやステアリン酸
カルシウムを添加した後、水素ガス含有気流中で還元処
理することによって、平均粒径が0.1〜1.0μmの
単分散性に富んだ金属ニッケル粉末が得られることを見
出だし、本発明に至った。
【0021】本発明について、以下に詳述する。ニッケ
ル源として塩化ニッケル粉末を用いた。塩化ニッケル粉
末は無水塩、含水塩の何れを用いても良いが、含水塩を
利用する場合には昇温時にH2O が発生するので、無水
塩の利用が好ましい。含水塩の利用が避けられない場合
には、含水塩を、予め、150〜200℃にて加熱する
ことにより乾燥処理し、一度、結晶水を取り除いた後
に、工程を進めれば良い。
【0022】上記の塩化ニッケル粉末に、添加剤とし
て、ステアリン酸マグネシウムやステアリン酸カルシウ
ムを外割りにて3〜10重量%添加し、良く混合する。
この場合の混合方法としては、少量であれば乳鉢で直
接混合しても良いが、らいかい機、ボールミル等による
機械的粉砕方法で均一に混合することが好ましい。塩化
ニッケル粉末は吸水性が強いため、塩化ニッケル粉末の
取扱い時には、なるべく湿気に触れさせないようにし
て、実験室やボールミルポット中の湿度管理を充分に行
うことが好ましい。
【0023】このようにして得た、塩化ニッケルとステ
アリン酸のアルカリ金属塩の混合物を耐熱容器に入れ、
電気炉内の水素ガス含有気流中で300〜500℃にて
加熱し、還元処理を施して金属ニッケル粉末を得る。
【0024】この場合、添加剤の添加量は外割りにて3
〜10重量%とするのが好ましい。3重量%未満の添加
量では、添加剤を添加する効果が得られず、また、10
重量%を超えて添加した場合でも、特に添加剤を添加す
る場合の効果を一定値以上に上げるものではなく、この
場合、むしろ、添加量の増加に伴って粉末の平均粒子径
が0.1μmを下回ってしまい、製品の粒径が要求され
る粒径を下回ってしまう。
【0025】さらに、本発明の実施に際して、還元処理
を行う温度範囲を300〜500℃とすることが好まし
い。300℃未満にて加熱処理した場合には、還元処理
速度が著しく小さくなるため、処理時間を不必要に延長
しなければならず、500℃を超える温度域で加熱処理
する場合には、添加剤が揮発分解してしまうことにより
添加剤使用の効果が失われてしまう。
【0026】本発明の実施により得られた金属ニッケル
粉末の平均粒子径は、添加剤としてステアリン酸マグネ
シウムを用いた場合には0.1〜0.5μmであり、ス
テアリン酸カルシウムを用いた場合には0.1〜0.8
μmである。
【0027】上記の如くして得られた本発明になる金属
ニッケル粉末には、粒子同士の融着現象や焼結現象は認
められず、一粒一粒が独立していて、単分散状態を示
す。
【0028】また、本発明による金属ニッケル粒子は、
X線回折をおこなった結果によって、結晶性が高くなっ
ていることが認められるとともに、耐酸化性にも優れて
いる。このことは、製造工程中における反応温度が高温
であるから、製造された金属ニッケル粉末が結晶粒界や
結晶格子に不整箇所が少ない構造になるためと考えられ
る。
【0029】本発明の実施により得られた金属ニッケル
粉末の機器分析した結果によると、金属ニッケル粉末の
表面には、ステアリン酸マグネシウムやステアリン酸カ
ルシウムが分解して生成したと思われるマグネシウム化
合物又はカルシウム化合物が被覆されている。
【0030】一方、本発明によらず、塩化ニッケルの添
加剤に単なるステアリン酸を用いた他は全て本発明と同
様にして得られた金属ニッケル粉末の場合、得られた金
属ニッケル粉末の粒径は本発明によった場合とほぼ同様
に、0.1〜1.0μmであった。しかしながら、得ら
れた金属ニッケル粉末の粒子同士の融着現象や焼結現象
が激しく進行していて、MLCに用いる内部電極製作用
ニッケルペーストの構成成分である金属ニッケル粉末の
単分散性という面では好ましい結果を示さなかった。
【0031】以上の実験結果から、本発明のように、塩
化ニッケルに添加剤としてステアリン酸マグネシウムや
ステアリン酸カルシウムを添加した場合、金属ニッケル
粉末の表面に生成するマグシウム化合物やカルシウム化
合物によって金属ニッケル粉末同士の焼結現象、融着現
象が防止されているものと考えられる。
【0032】このようにして、本発明による塩化ニッケ
ルを主原料として得られた金属ニッケル粉末は粉末粒子
表面にマグシウム化合物やカルシウム化合物が生成して
いる。MLCの内部電極を形成するためのニッケルペー
ストの構成成分としてこの金属ニッケル粉末を用いるた
めには、粉末粒子表面に生成しているマグシウム化合物
やカルシウム化合物がセラミック誘電体に悪作用する恐
れがあるので、これらを除去しておくことが必要であ
る。
【0033】このためには、本発明の実施により得られ
た金属ニッケル粉末を一度、塩酸や酢酸等の溶液に浸漬
し、金属ニッケル粉末の表面に残存するマグシウム化合
物やカルシウム化合物を除去した後、濾過、水洗、乾燥
して金属ニッケル粉末とする。
【0034】ニッケル粉末の物性評価 金属ニッケル粉末について、粒子形状、平均粒子径、単
分散性を測定した。
【0035】この場合、粒子形状は倍率10000倍の
顕微鏡観察により、球状、凝集体(粒子間の焼結が著し
いもの)、微粒子に分けて判断した。また、平均粒子径
の測定は、比表面積値を測定し、この比表面積値を式1
(数1)に代入し、算出して得た値をもって平均粒子径
とした。
【0036】
【数1】 平均粒径(μm)=6/(比表面積値×8.85) [式1]
【0037】さらに、単分散性については走査型電子顕
微鏡による倍率5000倍の観察に基ずいて判断し、金
属ニッケル粉末の個々の粒子が独立に存在している場合
を○とし、焼結により粒子同士がネックを形成している
場合を×として表した。
【0038】ペースト評価 乾燥膜表面粗さについては、ニッケルペーストをスクリ
ーン印刷機を用いて印刷し、印刷膜の厚さ(乾燥前)が
約20μmになるようにして、20mm×20mmのの
正方形パターンでガラス基板上に印刷した。スクリーン
印刷機のスクリーンメッシュは#200を用いた。印刷
膜は、印刷後15分間放置してレベリングを行い、80
℃のオーブンで10分間乾燥して測定試料とした。
【0039】表面粗さ計(装置名:SURFCOM 5
51A、ピックアップ:スタイラス10μmR、ダイヤ
モンド90°円錐)を用い、Cut−off:0.8m
m、測定範囲6.0mm、測定速度:0.3mm/se
cの条件にて、中心線平均粗さ(Ra)、自乗平均粗さ
(Rms)、最大高さ(Rmax)を測定した。
【0040】また、乾燥膜密度については、ニッケルぺ
ーストをアプリケータを用いてPETフィルム上に厚さ
約0.3mmになるように均一に引き伸し、15分放置
してレベリングし、120℃のオーブンで1時間乾燥し
て乾燥膜シートを作成した。上記の乾燥膜シートを2
5.4mm×25.4mmの大きさに切断し、PETフ
ィルムを剥がして、ニッケルペースト乾燥膜を得た。上
記のニッケルペースト乾燥膜について、重量、厚さ、縦
横寸法を測定して、乾燥密度(g/cm3 )を算出し
た。
【0041】
【実施例】
[実施例1]六水塩の塩化ニッケルを200℃にて加熱
して、無水塩化ニッケルとしたのち、上記の無水塩化ニ
ッケル50gに対してステアリン酸マグネシウムを外割
りで3.0重量%添加し、らいかい機を用いて混合して
混合物とした。上記の混合物を石英ボートに移し、さら
に、上記の石英ボートを管状電気炉に挿入し、水素ガス
気流中で400℃にて、60分間に亘って加熱する還元
処理を施した。上記の還元処理ののち、10重量%酢酸
水溶液に浸漬し、充分に洗浄処理したのち、濾過、水
洗、乾燥して金属ニッケル粉末を得た。その結果、粒子
形状は球状であり、平均粒子径は0.38μm、単分散
性は○であった。
【0042】次いで、上記の金属ニッケル粉末10.0
gと、ターピネオールにエチルセルロースを13.5重
量%溶解させて得た有機ビヒクル6.0gと、ターピネ
オール4.0gとをスリーロールミルを用いて混練し、
ニッケルペーストを作成した。上記のニッケルペースト
について、乾燥膜表面粗さ、および乾燥膜密度を測定
し、これらを合わせて総合評価した。その結果、中心線
平均粗さ(Ra)が0.29μm、自乗平均粗さ(Rm
s)が0.38μm、最大高さ(Rmax)が3.59
μm、乾燥膜密度が4.2g/cm3 、総合評価は○で
あった。
【0043】[実施例2]ステアリン酸マグネシウムの
添加量を5.0重量%とした以外は実施例1と同様に処
理した結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は球
状であり、平均粒子径は0.35μm、単分散性は○で
あった。また、中心線平均粗さ(Ra)が0.23μ
m、自乗平均粗さ(Rms)が0.29μm、最大高さ
(Rmax)が3.02μm、乾燥膜密度が4.3g/
cm3 、総合評価は○であった。
【0044】[実施例3]ステアリン酸マグネシウムの
添加量を8.0重量%とした以外は実施例1と同様に処
理した結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は球
状であり、平均粒子径は0.25μm、単分散性は○で
あった。また、中心線平均粗さ(Ra)が0.20μ
m、自乗平均粗さ(Rms)が0.26μm、最大高さ
(Rmax)が2.23μm、乾燥膜密度が3.8g/
cm3 、総合評価は○であった。
【0045】[実施例4]ステアリン酸マグネシウムの
添加量を10.0重量%とした以外は実施例1と同様に
処理した結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は
球状であり、平均粒子径は0.12μm、単分散性は○
であった。また、中心線平均粗さ(Ra)が0.14μ
m、自乗平均粗さ(Rms)が0.23μm、最大高さ
(Rmax)が2.31μm、乾燥膜密度が3.7g/
cm3 、総合評価は○であった。
【0046】[実施例5]ステアリン酸マグネシウムの
添加量を8.0重量%とし、水素還元処理温度を300
℃とした以外は実施例1と同様に処理した結果、得られ
た金属ニッケル粉末の粒子形状は球状であり、平均粒子
径は0.10μm、単分散性は○であった。また、中心
線平均粗さ(Ra)が0.12μm、自乗平均粗さ(R
ms)が0.20μm、最大高さ(Rmax)が2.2
0μm、乾燥膜密度が3.7g/cm3 、総合評価は○
であった。
【0047】[実施例6]ステアリン酸マグネシウムの
添加量を8.0重量%とし、水素還元処理温度を500
℃とした以外は実施例1と同様に処理した結果、得られ
た金属ニッケル粉末の粒子形状は球状であり、平均粒子
径は0.42μm、単分散性は○であった。また、中心
線平均粗さ(Ra)が0.30μm、自乗平均粗さ(R
ms)が0.41μm、最大高さ(Rmax)が4.3
0μm、乾燥膜密度が4.3g/cm3 、総合評価は○
であった。
【0048】[実施例7]ステアリン酸マグネシウムの
代わりにステアリン酸カルシウムを使用し、その添加量
を3.0重量%とした以外は実施例1と同様に処理した
結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は球状であ
り、平均粒子径は0.60μm、単分散性は○であっ
た。また、中心線平均粗さ(Ra)が0.32μm、自
乗平均粗さ(Rms)が0.46μm、最大高さ(Rm
ax)が4.01μm、乾燥膜密度が4.4g/c
3 、総合評価は○であった。
【0049】[実施例8]ステアリン酸マグネシウムの
代わりにステアリン酸カルシウムを使用し、その添加量
を5.0重量%とした以外は実施例1と同様に処理した
結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は球状であ
り、平均粒子径は0.47μm、単分散性は○であっ
た。また、中心線平均粗さ(Ra)が0.29μm、自
乗平均粗さ(Rms)が0.38μm、最大高さ(Rm
ax)が3.05μm、乾燥膜密度が4.2g/c
3 、総合評価は○であった。
【0050】[実施例9]ステアリン酸マグネシウムの
代わりにステアリン酸カルシウムを使用し、その添加量
を8.0重量%とした以外は実施例1と同様に処理した
結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は球状であ
り、平均粒子径は0.32μm、単分散性は○であっ
た。また、中心線平均粗さ(Ra)が0.25μm、自
乗平均粗さ(Rms)が0.32μm、最大高さ(Rm
ax)が3.41μm、乾燥膜密度が4.2g/c
3 、総合評価は○であった。
【0051】[実施例10]ステアリン酸マグネシウム
の代わりにステアリン酸カルシウムを使用し、その添加
量を10.0重量%とした以外は実施例1と同様に処理
した結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は球状
であり、平均粒子径は0.25μm、単分散性は○であ
った。また、中心線平均粗さ(Ra)が0.21μm、
自乗平均粗さ(Rms)が0.30μm、最大高さ(R
max)が3.00μm、乾燥膜密度が3.9g/cm
3 、総合評価は○であった。
【0052】[実施例11]ステアリン酸マグネシウム
の代わりにステアリン酸カルシウムを使用し、その添加
量を8.0重量%とし、水素還元処理温度を300℃と
した以外は実施例1と同様に処理した結果、得られた金
属ニッケル粉末の粒子形状は球状であり、平均粒子径は
0.25μm、単分散性は○であった。また、中心線平
均粗さ(Ra)が0.18μm、自乗平均粗さ(Rm
s)が0.22μm、最大高さ(Rmax)が3.01
μm、乾燥膜密度が3.9g/cm3 、総合評価は○で
あった。
【0053】[実施例12]ステアリン酸マグネシウム
の代わりにステアリン酸カルシウムを使用し、その添加
量を8.0重量%とし、水素還元処理温度を500℃と
した以外は実施例1と同様に処理した結果、得られた金
属ニッケル粉末の粒子形状は球状であり、平均粒子径は
0.75μm、単分散性は○であった。また、中心線平
均粗さ(Ra)が0.34μm、自乗平均粗さ(Rm
s)が0.49μm、最大高さ(Rmax)が4.12
μm、乾燥膜密度が4.5g/cm3 、総合評価は○で
あった。
【0054】[比較例1]ステアリン酸マグネシウムを
添加しない以外は実施例1と同様に処理した結果、得ら
れた金属ニッケル粉末の粒子形状は凝集体(粒子の焼結
著しい)であり、平均粒子径は5.2μm、単分散性は
×であった。また、中心線平均粗さ(Ra)が5μmを
超え、乾燥膜密度が2.7g/cm3 、総合評価は×で
あった。
【0055】[比較例2]ステアリン酸マグネシウムの
添加量を2.0重量%とした以外は実施例1と同様に処
理した結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は凝
集体(粒子の焼結著しい)であり、平均粒子径は0.6
2μm、単分散性は×であった。また、中心線平均粗さ
(Ra)が0.90μm、自乗平均粗さ(Rms)が
1.3μm、最大高さ(Rmax)が15.4μm、乾
燥膜密度が2.7g/cm3 、総合評価は×であった。
【0056】[比較例3]ステアリン酸マグネシウムの
添加量を8.0重量%とし、水素還元処理温度を250
℃とした以外は実施例1と同様に処理した結果、得られ
た金属ニッケル粉末の粒子形状は微粒子であり、平均粒
子径は0.05μm未満であり、単分散性は×であっ
た。
【0057】[比較例4]ステアリン酸マグネシウムの
添加量を8.0重量%とし、水素還元処理温度を550
℃とした以外は実施例1と同様に処理した結果、得られ
た金属ニッケル粉末の粒子形状は凝集体(粒子の焼結著
しい)であり、平均粒子径は0.78μmであり、単分
散性は×であった。また、中心線平均粗さ(Ra)が
1.1μm、自乗平均粗さ(Rms)が1.4μm、最
大高さ(Rmax)が13.2μm、乾燥膜密度が3.
0g/cm3 、総合評価は×であった。
【0058】[比較例5]ステアリン酸マグネシウムも
ステアリン酸カルシウムも使用しないで、水素還元処理
温度を500℃とした以外は実施例1と同様に処理した
結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は凝集体
(粒子の焼結著しい)であり、平均粒子径は5.5μm
であり、単分散性は×であった。また、中心線平均粗さ
(Ra)が5.0μmを超えるものであり、乾燥膜密度
が2.5g/cm3 で、総合評価は×であった。
【0059】[比較例6]ステアリン酸マグネシウムの
代わりにステアリン酸カルシウムを使用し、その添加量
を2.0重量%とした以外は実施例1と同様に処理した
結果、得られた金属ニッケル粉末の粒子形状は凝集体
(粒子の焼結著しい)であり、平均粒子径は0.85μ
mであり、単分散性は×であった。また、中心線平均粗
さ(Ra)が1.2μm、自乗平均粗さ(Rms)が
1.6μm、最大高さ(Rmax)が11.3μm、乾
燥膜密度が2.7g/cm3 、総合評価は×であった。
【0060】[比較例7]ステアリン酸マグネシウムの
代わりにステアリン酸カルシウムを使用し、その添加量
を8.0重量%とし、水素還元処理温度を250℃とし
た以外は実施例1と同様に処理した結果、得られた金属
ニッケル粉末の粒子形状は微粒子であり、平均粒子径は
0.1μm未満であり、単分散性は×であった。
【0061】[比較例8]ステアリン酸マグネシウムの
代わりにステアリン酸カルシウムを使用し、その添加量
を8.0重量%とし、水素還元処理温度を550℃とし
た以外は実施例1と同様に処理した結果、得られた金属
ニッケル粉末の粒子形状は凝集体(粒子の焼結著しい)
であり、平均粒子径は2.0μm未満であり、単分散性
は×であった。また、中心線平均粗さ(Ra)が5.0
μmを超え、乾燥膜密度が2.6g/cm3 、総合評価
は×であった。
【0062】上記の測定結果を表1に纏めて表示する。
ステアリング酸マグネシウムやステアリン酸カルシウム
を外割りで3.0〜10.0重量%の範囲内で添加する
と、単分散性に優れたニッケル粒子が得られる。また、
反応温度が300〜500℃の範囲内で、単分散に優れ
たニッケル粒子が得られる。さらに、このようにして製
造したニッケル粉末は、乾燥膜の表面粗さが小さく、電
極面が平滑であり、乾燥膜の密度が高い。
【0063】
【表1】 註:(1) A:実施例 B:比較例 (2) M:ステアリン酸マグネシウム C:ステアリン酸カルシウム (3) G:球状 S:凝集体(粒子の焼結著しい) F:微粒子 (4) Ra:中心線平均粗さ Rms:自乗平均荒粗さ Rmax:最大高さ
【0064】上記の如く、本発明によれば、単分散性に
優れた金属ニッケル粉末を容易に得られる。また、本発
明による金属ニッケル粉末を用いる場合には製造された
乾燥膜の表面粗さが小さく、電極面としての平滑性に富
み、密度も高いという、優れた性質のMLC用内部電極
を容易に提供することを可能にした。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、長年の課題を解いて、
単分散性に優れた金属ニッケル粉末を容易に提供し得
る。また、本発明による金属ニッケル粉末を用いる場合
には製造された乾燥膜の表面粗さが小さく、電極面とし
ての平滑性に富み、密度も高いことから、MLCの内部
電極を製造するに際して、表面が平滑で、薄く、適正な
内部電極を提供するのに、より好ましいニッケルペース
トを、容易に、かつ、安価に提供することを可能にし
た。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ニッケル粉末を水素ガスで還元して
    金属ニッケル粉末を製造する方法において、塩化ニッケ
    ル粉末に添加剤として、ステアリン酸のアルカリ金属塩
    を添加した後、水素ガス含有気流中にて、300〜50
    0℃で還元処理することを特徴とする金属ニッケル粉末
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 ステアリン酸のアルカリ金属塩の添加量
    が、無水塩化ニッケルに対して、外割りにて3〜10重
    量%であることを特徴とする請求項1記載の金属ニッケ
    ル粉末の製造方法。
  3. 【請求項3】 ステアリン酸のアルカリ金属塩が、ステ
    アリン酸マグネシウムおよび/またはステアリン酸カル
    シウムであることを特徴とする請求項1または2に記載
    の金属ニッケル粉末の製造方法。
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