JPH1087436A - 乳化型ファンデーション - Google Patents

乳化型ファンデーション

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JPH1087436A
JPH1087436A JP25781096A JP25781096A JPH1087436A JP H1087436 A JPH1087436 A JP H1087436A JP 25781096 A JP25781096 A JP 25781096A JP 25781096 A JP25781096 A JP 25781096A JP H1087436 A JPH1087436 A JP H1087436A
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JP
Japan
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foundation
emulsion type
treated
weight
fatty acid
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JP25781096A
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English (en)
Inventor
Tomoko Ikeda
智子 池田
Yukio Murui
行男 無類井
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素肌感や透明感を失うことなく毛穴を隠し、
肌のくすみを防ぐことができ、しかも塗布中によれがな
くなめらかな使用感を有する乳化型ファンデーションを
提供する。 【解決手段】 酸化チタン0.1〜5.0重量%、微粒
子酸化チタン0〜10.0重量%、顔料粉末0〜0.5
重量%、酸化チタン類および顔料以外の球状粉末3.0
重量%以上,7.0重量%未満を含み、かつこの乳化型
ファンデーションを腕部に0.3g/25cm2を塗布
して測色した時の分光反射率を(A)、乳化型ファンデ
ーションを塗布しないで測色した時の分光反射率を
(B)とした時、波長400〜700nmにおいて常に
(A)−(B)>0であるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳化型ファンデーシ
ョンに関し、さらに詳しくは素肌感や透明感を失うこと
なく毛穴を隠し、肌のくすみを防ぐことができ、しかも
塗布中によれがなくなめらかな使用感を有する乳化型フ
ァンデーションに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
のファンデーションは肌の上に自分の肌色に近い色をの
せることによって、シミ、ソバカス、色ムラ、にきび跡
などを隠すという仕上げ方法が採用されていた。しか
し、このようなファンデーションはカバー力のみに頼っ
ており、頬の色も額の色もすべて同じ色でカバーされる
ことになり、本来の人間の肌にある頬の赤みや透きとお
ったような白い肌の特徴はすべて失われてしまう。この
ため最近はカバー力よりもむしろ素肌感や透明感を求め
る声が強く、自分の素肌を活かしながらアラだけは隠す
ことができる素肌感覚のファンデーションに対する要望
が強くなっている。
【0003】従って、本発明の目的は通常のファンデー
ションと同様に使用しても素肌感や透明感が失われず、
素肌を活かしたまま毛穴やくすみといった欠点のみが隠
される乳化型ファンデーションを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の性状を有する特
定の粉末構成とすることで、従来とは異なる素肌感覚の
乳化型ファンデーションが得られ、しかも塗布中によれ
がなく、なめらかな使用感を有することを見い出した。
【0005】すなわち、本発明は酸化チタン0.1〜
5.0重量%、微粒子酸化チタン0〜10.0重量%、
顔料粉末0〜0.5重量%、酸化チタン類および顔料以
外の球状粉末3.0重量%以上,7.0重量%未満を含
んでなる乳化型ファンデーションであって、該乳化型フ
ァンデーションを腕部に0.3g/25cm2を塗布し
て測色した時の分光反射率を(A)、乳化型ファンデー
ションを塗布しないで測色した時の分光反射率を(B)
とした時、波長400〜700nmにおいて常に(A)
−(B)>0であることを特徴とする乳化型ファンデー
ションである。
【0006】本発明にいう「ファンデーション」とは、
通常、化粧水や乳液のあと、もしくはさらに化粧下地を
つけたあとに、スポンジまたは指でつけるもので、肌の
シミ、ソバカス、色ムラ等を隠蔽し、さらに肌色を好み
の色調に均一に変える効果を目的として使用されるもの
をいう。また、「乳化型」には、水中油型および油中水
型の両方が含まれるが、特に油中水型の場合には塗布中
のよれが生じやすいため、本発明の適用は特に効果的で
ある。。
【0007】また本発明の乳化型ファンデーションは、
従来のファンデーションのようにカバー力によって肌の
色を好みの色調に均一に変えるものではなく、顔料の使
用を抑え、素肌感や透明感を保持して毛穴のみを隠すこ
とを目的とする毛穴隠し用の乳化型ファンデーション
(ノーカラーファンデーション)として用いることが好
ましい。
【0008】本発明に使用される酸化チタンとしては、
一般に化粧料に用いられるものでよく、剤型に応じて未
処理品あるいは疎水化処理品を使うことができる。酸化
チタンの配合量は、0.1〜5.0重量%、好ましく
は、0.5〜3.0重量%である。酸化チタンの配合量
が0.1重量%未満では毛穴隠し効果が不十分であ
り、、5.0重量%を超えると、素肌感や透明感が失わ
れる。
【0009】本発明に使用される微粒子酸化チタンとし
ては、粒子形状が板状で、大きさが0.01〜0.10
μmで厚みが0.003〜0.03μmであるもの、粒
子形状が球状に近く、平均粒径が0.01〜0.10μ
mであるもの、粒子形状が紡錘状で、短径が0.005
〜0.02μm、長径が0.01〜0.10μmである
ものをいう。これらの微粒子酸化チタンは、剤型に応じ
て未処理品あるいは疎水化処理品を使うことができる。
微粒子酸化チタンの配合量は、0〜10.0重量%、好
ましくは、0〜8.0重量%である。微粒子酸化チタン
の配合量が10.0重量%を超えると、素肌感や透明感
が失われる。
【0010】本発明に使用される球状粉末としては、球
状シリカ、球状ナイロン粉末、球状ポリアクリル酸アル
キル、架橋ポリスチレン−スクワラン混合末、セルロー
ス粉末、無水ケイ酸末およびメチルシロキサン網状重合
体末が挙げられる。これらの球状粉末は、剤型に応じて
未処理品あるいは疎水化処理品を使うことができる。球
状粉末の配合量は、3.0重量%以上,7.0未満であ
り、好ましくは、4.0〜6.0重量%である。酸化チ
タンの配合量が3.0重量%未満であると、肌上の毛穴
を隠し、きめを整える効果が不十分となり、7.0重量
%以上では塗布中によれが生じやすくなる。
【0011】本発明の乳化型ファンデーションは、分光
反射率特性として、乳化型ファンデーションを腕部に
0.3g/25cm2を塗布して測色した時の分光反射
率を(A)、乳化型ファンデーションを塗布しないで測
色した時の分光反射率を(B)とした時、波長400〜
700nmにおいて常に(A)−(B)>0である点に
特徴を有する。この特性を有する乳化型ファンデーショ
ンとすることにより、肌に塗布した時に、透明感や素肌
感を付与することができる。
【0012】また本発明では上記必須成分に加えて本発
明の効果を損わない範囲で通常化粧料、医薬部外品等に
用いられる成分を配合することができる。このような成
分としては、例えば水,油分,保湿剤,ワックス,界面
活性剤,粉末,分散剤,防腐剤,香料,薬剤,紫外線吸
収剤、増粘剤等が挙げられる。
【0013】油分としては、例えば、シリコーンワック
ス,デカメチルシクロペンタシロキサン,メチルポリシ
ロキサン,メチルフェニルポリシロキサン等のシリコー
ン油、セチルイソオクタノエート,グリセリルトリヘキ
サノエート,イソプロピルミリステート等のエステル
油、ワセリン,流動パラフィン,スクワラン等の炭化水
素油、ヒマシ油,オリーブ油,椿油,ホホバ油,ラノリ
ン等の天然動物植物油、高級アルコール,フルオロカー
ボン等が挙げられる。配合量としては、10.0〜6
0.0重量%が好ましい。
【0014】保湿剤としては、例えば、グリセリン,
1,3−ブチレングリコール,ジプロピレングリコー
ル,プロピレングリコール等の多価アルコール、ヒアル
ロン酸,コンドロイチン硫酸等の水溶性高分子、乳酸ソ
ーダ,クエン酸ソーダ,グルタミン酸ソーダ,2−ピロ
リドンカルボン酸ソーダ,食塩,塩化マグネシウム等の
塩類等が挙げられる。配合量としては、1.0〜30.
0重量%が好ましい。
【0015】ワックスとしては、例えば、パラフィンワ
ックス,マイクロクリスタリンワックス,セレシン,ル
ナセラ,ポリエチレン等の石油系ワックス、カルナバロ
ウ,キャンデリラロウ等の天然ワックスが挙げられる。
【0016】粉末としては、無機粉末,有機粉末,金属
顔料等の任意の粉末を配合できる。さらに詳しくは、タ
ルク,マイカ,カオリン,炭酸カルシウム,亜鉛華,群
青,オキシ塩化ビスマス,水酸化クロム,雲母チタン,
酸化アルミニウム,コバルト,紺青,カーボンブラッ
ク,ケイ酸マグネシウム等である。また、シリコーン処
理,デキストリン脂肪酸処理等の疎水化処理された粉末
でもよい。
【0017】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をより詳細に説明
する。配合量は重量%である。
【0018】 実施例1 油中水型乳化ファンデーション (1) セルロース粉末(球状) 4.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 10.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.02 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 0.2 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.005 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理酸化チタン 4.0 (7) 微粒子酸化チタン(紡錘状) 3.0 (8) メチルポリシロキサン 20.0 (9) デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0 (10) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 2.5 (11) ジイソステアリン酸ポリグリセリル 0.5 (12) ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5 (13) メチルパラベン 0.15 (14) イオン交換水 35.075 (15) エデト酸三ナトリウム 0.05 (16) ポリエチレングリコール 1.0 (17) 1,3−ブチレングリコール 10.0 (製法)(8)〜(11)を混合し、油相とする。(12)を分散
させた後、(1)〜(7)を添加し、分散させる。(13),(17)
を50℃で溶解させ、(14),(15),(16)を加えて水相部と
する。油相部に水相部を添加し、乳化し、油中水型乳化
ファンデーションを得た。
【0019】 比較例1 油中水型乳化ファンデーション (1) セルロース粉末(球状) 4.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 17.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.02 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 0.2 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.005 (6) メチルポリシロキサン 20.0 (7) デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0 (8) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 2.5 (9) ジイソステアリン酸ポリグリセリル 0.5 (10) ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5 (11) メチルパラベン 0.15 (12) イオン交換水 35.075 (13) エデト酸三ナトリウム 0.05 (14) ポリエチレングリコール 1.0 (15) 1,3−ブチレングリコール 10.0 (製法)実施例1と同様の方法により製造した。
【0020】 比較例2 油中水型乳化ファンデーション (1) セルロース粉末(球状) 15.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 5.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.02 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 0.2 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.005 (6) 微粒子酸化チタン(紡錘状) 5.0 (7) メチルポリシロキサン 20.0 (8) デカメチルシクロペンタシロキサン 8.0 (9) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 2.5 (10) ジイソステアリン酸ポリグリセリル 0.5 (11) ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.5 (12) メチルパラベン 0.15 (13) イオン交換水 31.075 (14) エデト酸三ナトリウム 0.05 (15) ポリエチレングリコール 1.0 (16) 1,3−ブチレングリコール 10.0 (製法)実施例1と同様の方法により製造した。
【0021】 実施例2 油中水型乳化ファンデーション (1) 球状ナイロン粉末 5.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理二酸化チタン 2.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理セリサイト 15.0 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 10.775 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.02 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 0.2 (7) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.005 (8) メチルポリシロキサン 3.0 (9) デカメチルシクロペンタシロキサン 17.0 (10) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (11) メチルパラベン 0.2 (12) 1,3−ブチレングリコール 3.0 (13) イオン交換水 39.8 (製法)(8)〜(10)を室温で混合し、油相とする。(11),
(12)を50℃で溶解させ、(13)を加え、水相部とする。
油相部に(1)〜(7)を分散させた後、水相を添加し、乳化
し、油中水型乳化ファンデーションを得た。
【0022】 比較例3 油中水型乳化ファンデーション (1) 球状ナイロン粉末 10.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理セリサイト 11.7 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 8.0 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.5 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 2.5 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.3 (7) メチルポリシロキサン 3.0 (8) デカメチルシクロペンタシロキサン 17.0 (9) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 4.0 (10) メチルパラベン 0.2 (11) 1,3−ブチレングリコール 3.0 (12) イオン交換水 39.8 (製法)実施例2と同様の方法により製造した。
【0023】 実施例3 水中油型乳化ファンデーション (1) 無水ケイ酸末 7.0 重量% (2) 二酸化チタン 3.0 (3) 赤酸化鉄 0.02 (4) 黄酸化鉄 0.2 (5) 黒酸化鉄 0.005 (6) タルク 10.0 (7) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.0 (8) ジメチルポリシロキサン 3.0 (9) ステアリン酸 1.0 (10) トリエタノールアミン 0.5 (11) パルミチン酸 1.0 (12) モノステアリン酸グリセリン 0.5 (13) オクチルメトキシシンナメート 6.0 (14) ベントナイト 1.0 (15) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (16) イオン交換水 50.0 (17) メチルパラベン 0.3 (18) 酸化防止剤 適量 (19) 香料 適量 (製法)(14)〜(15)を混合して水相部とし、(1)〜(6)を
分散させる。次に(9)〜(12)を添加し、攪拌する。(14)
を加えたのちに(7),(8),(13),(17)〜(19)を加え、乳化
し、水中油型ファンデーションを得た。
【0024】 比較例4 水中油型乳化ファンデーション (1) 球状シリカ 2.0 重量% (2) 酸化チタン 11.0 (3) 赤酸化鉄 0.5 (4) 黄酸化鉄 2.5 (5) 黒酸化鉄 0.3 (6) デカメチルシクロペンタシロキサン 11.0 (7) ジメチルポリシロキサン 3.0 (8) ステアリン酸 1.0 (9) トリエタノールアミン 0.5 (10) パルミチン酸 1.0 (11) モノステアリン酸グリセリン 0.5 (12) オクチルメトキシシンナメート 12.0 (13) ベントナイト 1.0 (14) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (15) イオン交換水 48.0 (16) メチルパラベン 0.3 (17) 酸化防止剤 適量 (18) 香料 適量 (製法)実施例3と同様の方法により製造した。
【0025】 実施例4 油中水型乳化ファンデーション(二層分散タイプ) (1) セルロース粉末 5.0 重量% (2) デキストリン脂肪酸エステル処理二酸化チタン 4.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 7.775 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.02 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 0.2 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.005 (7) 微粒子酸化チタン 8.0 (8) メチルポリシロキサン 15.0 (9) デカメチルシクロペンタシロキサン 14.9 (10) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 0.5 (11) ソルビタンセスキイソステアレート 1.5 (12) メチルパラベン 0.1 (13) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (14) イオン交換水 38.0 (製法)(8)〜(11)を室温で混合し、油相とする。(12),
(13)を50℃で溶解させ、(14)を加え、水相部とする。
油相部に(1)〜(7)を分散させた後、水相を添加し、乳化
し、二層分散の油中水型乳化ファンデーションを得た。
【0026】 比較例5 油中水型乳化ファンデーション(二層分散タイプ) (1) セルロース粉末 5.0 重量% (2) 微粒子酸化チタン(紡錘状) 8.0 (3) デキストリン脂肪酸エステル処理タルク 8.7 (4) デキストリン脂肪酸エステル処理赤酸化鉄 0.5 (5) デキストリン脂肪酸エステル処理黄酸化鉄 2.5 (6) デキストリン脂肪酸エステル処理黒酸化鉄 0.3 (7) メチルポリシロキサン 15.0 (8) デカメチルシクロペンタシロキサン 14.9 (9) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 0.5 (10) ソルビタンセスキイソステアレート 1.5 (11) メチルパラベン 0.1 (12) 1,3−ブチレングリコール 5.0 (13) イオン交換水 38.0 (製法)実施例4と同様の方法により製造した。
【0027】 実施例5 油中水型固型乳化ファンデーション (1) 球状シリカ 6.0 重量% (2) シリコーン処理タルク 12.775 (3) シリコーン処理赤酸化鉄 0.02 (4) シリコーン処理黄酸化鉄 0.2 (5) シリコーン処理黒酸化鉄 0.005 (6) シリコーン処理酸化チタン 3.0 (7) メチルポリシロキサン 18.0 (8) デカメチルシクロペンタシロキサン 12.2 (9) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 3.0 (10) パラフィンワックス 5.0 (11) 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.2 (12) 4−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 15.0 (13) パルミチン酸 0.4 (14) メチルパラベン 0.2 (15) 1,3−ブチレングリコール 4.0 (16) イオン交換水 20.0 (製法)(7)〜(12)を加熱溶解し、(1)〜(6)を分散させ
る。(13)を分散させた後、(14)〜(16)を溶解して水相と
したものを添加し、乳化させ、固型乳化ファンデーショ
ンを得た。
【0028】 比較例6 油中水型固型乳化ファンデーション (1) 超微粒子酸化チタン(球状) 17.0 重量% (2) シリコーン処理タルク 5.8 (3) シリコーン処理赤酸化鉄 1.0 (4) シリコーン処理黄酸化鉄 3.0 (5) シリコーン処理黒酸化鉄 0.2 (6) メチルポリシロキサン 18.0 (7) デカメチルシクロペンタシロキサン 12.2 (8) オルガノ変性ジメチルポリシロキサン 3.0 (9) パラフィンワックス 5.0 (10) 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.2 (11) 4−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 10.0 (12) パルミチン酸 0.4 (13) メチルパラベン 0.2 (14) 1,3−ブチレングリコール 4.0 (15) イオン交換水 20.0 (製法)実施例5と同様の方法により製造した。
【0029】実施例1〜5および比較例1〜6で得られ
た乳化型ファンデーションを用いて、以下の評価方法お
よび基準で、分光反射率、毛穴隠し効果および塗布中の
よれを評価した。その結果を表1に示す。
【0030】分光反射率 素肌感、透明感については、腕部に5×5(cm)の枠
を作って、その中に試料0.3gを塗布し、ミノルタ製
CM1000RHを用いて塗布前後における波長400
〜700nmの分光反射率を測定した。乳化型ファンデ
ーションを塗布した時の分光反射率を(A)、乳化型フ
ァンデーションを塗布しない時の分光反射率を(B)と
した時、波長400〜700nmにおいて常に(A)−
(B)>0の場合を○、そうでない場合を×と評価し
た。
【0031】毛穴隠し効果 毛穴隠し効果については次の視感評価を行った。 毛穴がかくれる。 :○ 毛穴がややかくれる。:△ 毛穴がかくれない。 :×
【0032】塗布中のよれ 塗布中のよれについては未使用のスポンジを用いて顔に
塗布し、2分後にさらにその上に重ねづけをした時、次
の基準に基づいて評価を行った。 よれがみられない。 :○ よれがややみられる。:△ よれがみられる。 :×
【0033】
【表1】 ─────────────────────────────── 実施例 比較例 ─────────── ───────────── 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 6 ─────────────────────────────── 分光反射率 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ 毛穴隠し効果 ○ ○ ○ ○ ○ × △ × ○ △ × 塗布中のよれ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × ○ ○ ○ ───────────────────────────────
【0034】図1に実施例1および比較例4のファンデ
ーションを塗布した時の分光反射率特性を、素肌の場合
と比較して示す。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の乳化型フ
ァンデーションは、肌に塗布した時に透明性が高く、肌
のきめを整えてみせ、しかも毛穴隠し効果に優れたもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1および比較例4の乳化型ファンデーシ
ョンを塗布した時の分光反射率特性を、素肌の場合と比
較して示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化チタン0.1〜5.0重量%、微粒
    子酸化チタン0〜10.0重量%、顔料粉末0〜0.5
    重量%、酸化チタン類および顔料以外の球状粉末3.0
    重量%以上,7.0重量%未満を含んでなる乳化型ファ
    ンデーションであって、該乳化型ファンデーションを腕
    部に0.3g/25cm2を塗布して測色した時の分光
    反射率を(A)、乳化型ファンデーションを塗布しない
    で測色した時の分光反射率を(B)とした時、波長40
    0〜700nmにおいて常に(A)−(B)>0である
    ことを特徴とする乳化型ファンデーション。
  2. 【請求項2】 毛穴隠し用ファンデーションである請求
    項1記載の乳化型ファンデーション。
  3. 【請求項3】 乳化タイプが油中水型である請求項1ま
    たは2記載の乳化型ファンデーション。
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Cited By (7)

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