JPH1087398A - サセプタ - Google Patents

サセプタ

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Publication number
JPH1087398A
JPH1087398A JP24300796A JP24300796A JPH1087398A JP H1087398 A JPH1087398 A JP H1087398A JP 24300796 A JP24300796 A JP 24300796A JP 24300796 A JP24300796 A JP 24300796A JP H1087398 A JPH1087398 A JP H1087398A
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JP
Japan
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wafer
susceptor
dlc film
film
plane
Prior art date
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Pending
Application number
JP24300796A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Nakahigashi
孝浩 中東
Yasuo Soejima
康夫 副島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Publication of JPH1087398A publication Critical patent/JPH1087398A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製作コストを抑え、ウエハの温度の面内均一
性を損なうことなく、ウエハを容易に取り出せるサセプ
タを実現する。 【解決手段】 従来のサセプタ2に相当する基体4の少
なくともウエハ1の載置面にDLC膜3を被覆したこと
を特徴とし、DLC膜3は膜表面が微細な凹凸状である
ため、半導体装置の製造工程において、DLC膜3上に
ウエハ1が載置されたサセプタ2を真空チャンバから大
気中に取り出した際に、ウエハ1とDLC膜3との間に
空気が侵入しやすくなり、ウエハ1をサセプタ2から容
易に取り出せる。また、DLC膜3の表面が微細な凹凸
状であるため、ウエハ1の面内においてDLC膜3と平
均的な接触が得られ、サセプタ2からの熱がウエハ1の
面内に均一に伝わり、ウエハ1の温度の面内均一性を損
なうこともない。また、微細加工は必要なく、DLC膜
3を被覆するだけであるため、製作コストを抑えられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体デバイス
の製造装置に用いられるサセプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】サセプタは、スパッタリング装置やCV
D装置等の半導体デバイスの製造装置に用いられ、ウエ
ハを保持するとともに、外部より高周波誘導加熱または
抵抗加熱などによって加熱され、それによって保持した
ウエハが加熱されるようになっている。従来のサセプタ
として、実公平7−45564号公報に示されるものが
ある。これを図3,図4に示す。図3は第1の従来のサ
セプタを示す断面図であり、図4(a)は第2の従来の
サセプタを示す断面図、図4(b)はその平面図であ
る。
【0003】図3に示す第1の従来のサセプタ20で
は、ウエハ1の直径よりわずかに大きい落とし込みスペ
ース21にウエハ1を載置していた。この構成では、ウ
エハ1の載置されたサセプタ20を真空チャンバから大
気中に取り出し、ウエハ1をサセプタ20から取り出す
際、ウエハ1とサセプタ20との接触面に空気が侵入し
ないため、ウエハ1がサセプタ20に密着して容易に取
り出すことができないという問題があった。
【0004】この問題を解決するために、図4に示す第
2の従来のサセプタ22では、ウエハ載置領域23の内
側から外側まで通じる幅および深さ1mm程度の通気溝
24,25を設けている。この構成により、真空チャン
バから大気中に取り出した際に、通気溝24,25から
ウエハ1とサセプタ22との接触面に空気が侵入し、ウ
エハ1をサセプタ22から容易に取り出すことができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に示
す第2の従来のサセプタ22は、通気溝24,25の加
工が微細加工のために製作コストが増大するという問題
があった。また、通気溝24,25を形成しているた
め、ウエハ1がその面内においてサセプタ22と平均的
な接触が得られず、加熱されたサセプタ22からの熱が
ウエハ1の面内に均一に伝わらず、ウエハ1の温度の面
内均一性が低下するという問題があった。
【0006】この発明の目的は、製作コストを抑えられ
るとともに、ウエハの温度の面内均一性を損なうことな
く、ウエハを容易に取り出すことができるサセプタを提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のサセプタ
は、ウエハを載置するサセプタにおいて、少なくともウ
エハ載置面にダイヤモンド・ライク・カーボン膜(以下
「DLC(diamond like carbon)
膜」という)を被覆したことを特徴とする。この構成に
よれば、ウエハ載置面に被覆したDLC膜は膜表面が微
細な凹凸状であり、半導体デバイスの製造工程におい
て、DLC膜上にウエハが載置されたサセプタを真空チ
ャンバから大気中に取り出した際に、ウエハと表面が微
細な凹凸状のDLC膜との間に空気が侵入しやすくなる
ため、ウエハをサセプタから容易に取り出すことができ
る。また、ウエハと接触するDLC膜の表面が微細な凹
凸状であるため、ウエハの面内においてDLC膜と平均
的な接触が得られ、サセプタからの熱がウエハの面内に
均一に伝わり、ウエハの温度の面内均一性を損なうこと
もない。また、このサセプタは、製作コストの増大する
微細加工は必要なく、DLC膜を被覆しているだけであ
り、製作コストを抑えることができる。
【0008】請求項2記載のサセプタは、請求項1記載
のサセプタにおいて、DLC膜が、プラズマCVD法に
より形成した薄膜からなる。このように、プラズマCV
D法によるDLC膜は、低温での形成が可能となり、ま
た、良質なDLC膜を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態のサセプタ
を示す断面図である。図1において、1はウエハ、2は
サセプタ、3はDLC膜、4は基体であり、基体4は図
3の従来のサセプタ20に相当する。
【0010】この実施の形態のサセプタ2は、基体4の
少なくともウエハ1の載置面にDLC膜3を被覆したこ
とを特徴とする。このDLC膜3は、プラズマCVD法
により形成している。なお、図1では、DLC膜3を基
体4の上面全面に形成しているが、少なくともウエハ1
が基体4と接触する領域に形成してあればよい。ここ
で、DLC膜3の形成方法を図2を参照しながら説明す
る。図2はDLC膜の成膜装置の構成図である。ここで
は成膜装置として平行平板型プラズマCVD装置を用い
ている。図2において、5は真空チャンバ、6は接地電
極、7はヒータ8を内蔵した高周波電極、9は高周波電
源、10はマッチングボックス、11は排気ポンプ、1
2はプロセスガスボンベ、13は圧力調整弁、14はマ
スフローコントローラ、15はDLC膜を形成する基材
である。なお、基材15は図1の基体4を構成するもの
である。
【0011】この成膜装置は、真空チャンバ5内に接地
電極6と高周波電極7とを平行に設置し、接地電極6を
グラウンドに接続し、高周波電極7をマッチングボック
ス10を介して高周波電源9に接続している。そして、
真空チャンバ5には、真空チャンバ5内のガスを排気す
る排気ポンプ11と、真空チャンバ5内にプロセスガス
を導入するガス導入部とが接続されている。ガス導入部
には、プロセスガスボンベ12からのプロセスガスの流
量制御が可能なようにマスフローコントローラ14を設
けている。
【0012】基材15としては、炭素プレートを用いた
場合と、アルミプレートを用いた場合についての条件
を、以下に説明するが、どちらの場合も以下に示す同一
の条件で成膜することができる。また、接地電極6およ
び高周波電極7のサイズはφ280mmであり、基材1
5のサイズはφ150mm,厚さ5mmのものを用いて
いる。
【0013】高周波電極7上にDLC膜を形成する基材
15を設置し、まず、基材15に付着している汚染物質
等を除去し、密着性の良いDLC膜を形成するために前
処理を行う。この前処理の条件は、例えば処理ガスとし
てH2 ガスを流量50sccm、高周波電力150W、
自己バイアス電圧−80V、所定周波数13.56MH
z、電極サイズφ280mm、基材温度25℃、チャン
バ内圧力0.1Torr、処理時間10分で行う。な
お、処理ガスとしては、H2 ガスの他、O2 ガスやフッ
素化合物ガス等を用いてもよい。
【0014】つぎに、DLC膜を形成するが、このとき
の条件は、成膜真空度0.1Torr、高周波電力10
0W、CH4 ガスを流量50sccm、成膜時間30分
で行う。ここで、DLC膜の成膜前と成膜後の摩擦係数
について調べると、基材15として炭素プレートを用い
た場合には、DLC膜の成膜前は0.5で、成膜後には
0.2と小さくなり、同様にアルミプレートを用いた場
合にも、DLC膜の成膜前は0.7で、成膜後には0.
2と小さくなっていた。なお、摩擦係数は、材質がアル
ミニウムで先端形状が直径18mmの弧をえがいたピン
を用い、荷重10gで20mm/secで移動させたと
きの摩擦係数である。
【0015】このように、DLC膜を成膜することによ
り摩擦係数が小さくなるのは、DLC膜の膜表面が微細
な凹凸状になっていることと、膜表面の活性エネルギー
が低いためである。したがって、図1のように、膜表面
が微細な凹凸状となるDLC膜3を基体4のウエハ載置
面に形成したサセプタ2を用いることにより、半導体デ
バイスの製造工程において、ウエハ1が載置されたサセ
プタ2を真空チャンバから大気中に取り出した際に、ウ
エハ1と表面が微細な凹凸状のDLC膜3との間に空気
が侵入しやすくなるため、ウエハ1をサセプタ2から容
易に取り出すことができる。また、ウエハ1と接触する
DLC膜3の表面が微細な凹凸状であるため、ウエハ1
の面内においてDLC膜3と平均的な接触が得られ、サ
セプタ2からの熱がウエハ1の面内に均一に伝わり、ウ
エハの温度の面内均一性を損なうこともない。また、こ
のサセプタ2は、図3の従来のサセプタ20に相当する
基体4に、DLC膜3を被覆しているだけであり、図4
のように通気溝24,25を形成するといった製作コス
トの増大する微細加工は必要なく、製作コストを抑える
ことができる。
【0016】なお、DLC膜3で被覆される基体4とし
ては、図2で基材15として用いた炭素、アルミ以外
に、他の金属、セラミックス等を用いることができる。
また、DLC膜3は、400℃以上でグラファイト状に
変質して膜が粉状となるため、サセプタ2としての使用
温度は、400℃未満が好ましく、350℃以下がより
好ましい。
【0017】
【発明の効果】この発明のサセプタは、少なくともウエ
ハ載置面にDLC膜を被覆したことを特徴とし、このD
LC膜は膜表面が微細な凹凸状であり、半導体デバイス
の製造工程において、DLC膜上にウエハが載置された
サセプタを真空チャンバから大気中に取り出した際に、
ウエハと表面が微細な凹凸状のDLC膜との間に空気が
侵入しやすくなるため、ウエハをサセプタから容易に取
り出すことができる。また、ウエハと接触するDLC膜
の表面が微細な凹凸状であるため、ウエハの面内におい
てDLC膜と平均的な接触が得られ、サセプタからの熱
がウエハの面内に均一に伝わり、ウエハの温度の面内均
一性を損なうこともない。また、このサセプタは、製作
コストの増大する微細加工は必要なく、DLC膜を被覆
しているだけであり、製作コストを抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のサセプタを示す断面図
である。
【図2】この発明の実施の形態におけるDLC膜を形成
する成膜装置の構成図である。
【図3】第1の従来のサセプタを示す断面図である。
【図4】第2の従来のサセプタを示す断面図および平面
図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 2 サセプタ 3 DLC膜 4 基体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C30B 25/12 C30B 25/12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハを載置するサセプタにおいて、少
    なくともウエハ載置面にダイヤモンド・ライク・カーボ
    ン膜を被覆したことを特徴とするサセプタ。
  2. 【請求項2】 ダイヤモンド・ライク・カーボン膜は、
    プラズマCVD法により形成した薄膜からなる請求項1
    記載のサセプタ。
JP24300796A 1996-09-13 1996-09-13 サセプタ Pending JPH1087398A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110714225A (zh) * 2019-10-31 2020-01-21 长沙新材料产业研究院有限公司 一种金刚石生长托盘和系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110714225A (zh) * 2019-10-31 2020-01-21 长沙新材料产业研究院有限公司 一种金刚石生长托盘和系统
CN110714225B (zh) * 2019-10-31 2021-10-01 长沙新材料产业研究院有限公司 一种金刚石生长托盘和系统

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