JPH1087113A - 原稿送り装置 - Google Patents

原稿送り装置

Info

Publication number
JPH1087113A
JPH1087113A JP24052596A JP24052596A JPH1087113A JP H1087113 A JPH1087113 A JP H1087113A JP 24052596 A JP24052596 A JP 24052596A JP 24052596 A JP24052596 A JP 24052596A JP H1087113 A JPH1087113 A JP H1087113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
original
detecting
passage
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24052596A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihira Ezu
晃均 得津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP24052596A priority Critical patent/JPH1087113A/ja
Publication of JPH1087113A publication Critical patent/JPH1087113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、原稿の給紙ジャムを瞬時に検知で
き、原稿を所定の読取位置へ高精度に位置決めできる原
稿送り装置を提供する。 【解決手段】ADF7は、原稿の先端を整位するRGT
ローラ16を有し、RGTローラ16の手前側の搬送路
上に原稿通過を検知する前センサ92、およびRGTロ
ーラ16の下流側の搬送路上に後センサ94を有してい
る。RGTローラ16の下流には、原稿を所定の読取位
置へ送り込む搬送ベルト18が配設されている。前セン
サ92が原稿の先端を検知してから所定時間経過後に後
センサ94が先端を検知しない場合にジャムを判断し、
前センサ92が原稿の後端を検知してから原稿を所定距
離搬送した時点で後センサ94の外部割り込みを許可
し、後センサ94の後端検知を基準にして原稿を所定距
離搬送して位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿を所定の読
取位置へ自動的に給紙する原稿送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、原稿を原稿
載置台上の所定の読取位置へ自動的に給紙する原稿送り
装置(以下、ADFと称する)を備えた複写機が知られ
ている。
【0003】ADFは、原稿を手差しで給紙するための
手差し挿入口、および手差し挿入口を介して挿入された
原稿の有無を検知する手差しエンプティーセンサを備え
ている。手差し挿入口および手差しエンプティーセンサ
を通る搬送路上には、原稿の先端を整位してから搬送す
るRGTローラ対が設けられ、RGTローラ対の下流側
には、整位搬送した原稿を原稿載置台上の所定の読取位
置へ搬送して停止する搬送ベルトが設けられている。
【0004】手差し挿入口を介して原稿が挿入される
と、手差しエンプティーセンサにより原稿の先端が検知
され、先端の検知信号に応じてRGTローラ対の回転が
開始される。RGTローラ対の回転により搬送を開始さ
れた原稿は、搬送ベルトへ受け渡されて搬送ベルトによ
り所定の読取位置へ送り込まれる。
【0005】そして、RGTローラ対の回転を開始して
から所定時間、即ちADFが許容する最大サイズの原稿
の長さ+RGTローラ対の滑り分の搬送に要する時間が
経過した時点で原稿の後端が手差しエンプティーセンサ
を通過していない場合に原稿のジャムを判断していた。
【0006】また、原稿の後端が手差しエンプティーセ
ンサを通過した時点からRGTローラ対および搬送ベル
トによる原稿の搬送距離をカウントし、所定距離搬送後
に原稿の搬送を停止させることにより原稿を所定の読取
位置へ送っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ADFにおいては、RGTローラ対の回転を開始してか
らADFが許容する最大原稿の後端が手差しエンプティ
ーセンサを通過し得る時間が経過するまで原稿のジャム
を検知することができなかった。このため、原稿の先端
がRGTローラ対間のニップ点に噛んでいない場合であ
ってもRGTローラ対を比較的長時間回転させる必要が
あり、ジャム検知に比較的多くの時間を必要とする問題
があった。また、ジャム検知に多くの時間を必要とする
ことから、複写機本体側におけるフライング給紙による
記録用紙の無駄を生じる問題がある。
【0008】また、従来のADFにおいては、手差しエ
ンプティーセンサによって原稿後端の通過を検知した時
点を基準として原稿を所定距離搬送することにより原稿
を所定の読取位置に停止しているため、センサのノイズ
等により検知ミスを生じると、原稿の停止位置が大幅に
ずれる問題が生じる。また、ノイズ除去のためにインタ
ーバル割り込みによりチャタリング処理を行うと、検知
タイミングのずれによる停止位置ずれを生じる問題があ
る。
【0009】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、原稿の給紙ジャムを瞬時に検知でき、
原稿を所定の読取位置へ高精度に位置決めできる原稿送
り装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の原稿送り装置は、原
稿の姿勢を整位した後、所定の読取位置へ向けて搬送す
る整位手段と、上記整位手段の搬送方向下流側に所定距
離離間して設けられ、上記整位手段によって搬送される
原稿の先端通過を検知する検知手段と、上記整位手段に
よる原稿の搬送動作を開始してから所定時間経過後に上
記検知手段により原稿の先端通過が検知されない場合に
原稿のジャムを判断し、上記整位手段による原稿の搬送
動作を停止させる制御手段と、を備えている。
【0011】請求項1記載の原稿送り装置によると、原
稿搬送開始から所定時間経過後に検知手段にて原稿後端
の検知がない場合にジャムを判断し、搬送を停止してい
る。従って、原稿の搬送を開始した直後に原稿のジャム
を判断でき、整位手段による原稿の搬送を直ちに停止で
きる。
【0012】また、この発明のうち請求項2記載の原稿
送り装置は、原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位置
へ向けて搬送する整位手段と、上記整位手段の搬送方向
下流側に所定距離離間して設けられ、上記整位手段によ
って搬送される原稿の先端通過を検知する検知手段と、
上記検知手段にて先端通過を検知された原稿を上記読取
位置へ搬送して停止させる搬送手段と、上記整位手段に
よる原稿の搬送動作を開始してから所定時間経過後に上
記検知手段により原稿の先端通過が検知されない場合に
原稿のジャムを判断し、上記整位手段による原稿の搬送
動作を停止させるとともに上記搬送手段の動作を停止さ
せる制御手段と、を備えている。
【0013】また、この発明のうち請求項3記載の原稿
送り装置は、原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位置
へ向けて搬送する整位手段と、上記整位手段に向けて原
稿が送り込まれたことを検知する第1検知手段と、上記
整位手段の搬送方向下流側に所定距離離間して設けら
れ、上記整位手段によって搬送される原稿の先端通過を
検知する第2検知手段と、上記第1検知手段にて原稿を
検知したことを条件に上記整位手段による原稿の搬送動
作を開始させ、上記整位手段による原稿の搬送動作を開
始してから所定時間経過後に上記第2検知手段により原
稿の先端通過が検知されない場合に原稿のジャムを判断
し、上記整位手段による原稿の搬送動作を停止させる制
御手段と、を備えている。
【0014】また、この発明のうち請求項4記載の原稿
送り装置は、原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位置
へ向けて搬送する整位手段と、上記整位手段に向けて原
稿が送り込まれたことを検知する第1検知手段と、上記
整位手段の搬送方向下流側に所定距離離間して設けら
れ、上記整位手段によって搬送される原稿の先端通過を
検知する第2検知手段と、上記第2検知手段にて先端通
過を検知された原稿を上記読取位置へ搬送して停止させ
る搬送手段と、上記第1検知手段にて原稿を検知したこ
とを条件に上記整位手段による原稿の搬送動作を開始さ
せ、上記整位手段による原稿の搬送動作を開始してから
所定時間経過後に上記第2検知手段により原稿の先端通
過が検知されない場合に原稿のジャムを判断し、上記整
位手段による原稿の搬送動作を停止させるとともに上記
搬送手段の動作を停止させる制御手段と、を備えてい
る。
【0015】また、この発明のうち請求項5記載の原稿
送り装置は、原稿を挿入する挿入口と、上記挿入口を介
して原稿が挿入されたことを検知する第1検知手段と、
上記挿入口を介して挿入された原稿の先端を係止せしめ
て原稿の姿勢を整位するとともに、整位した原稿の先端
を狭持して所定の読取位置へ向けて一定速度で搬送する
互いに転接された一対のローラを有する整位手段と、上
記一対のローラを介して搬送される原稿の搬送方向下流
側に上記一対のローラのニップ点から所定距離離間して
設けられ、原稿の先端通過を検知する第2検知手段と、
上記整位手段によって搬送される原稿を上記第2検知手
段の下流側で受け取って上記読取位置まで搬送し、上記
読取位置に停止させる無端走行される搬送ベルトを有す
る搬送手段と、上記第1検知手段にて上記挿入口を介し
て原稿が挿入されたことを検知したことを条件に上記一
対のローラを回転させ、上記整位手段による原稿の搬送
動作を開始させ、上記一対のローラの回転が開始されて
から所定時間経過後に上記第2検知手段により原稿の先
端通過が検知されない場合に原稿のジャムを判断し、上
記一対のローラおよび搬送ベルトを停止させる制御手段
と、を備えている。
【0016】また、この発明のうち請求項6記載の原稿
送り装置は、原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位置
へ向けて搬送する整位手段と、上記整位手段にて搬送さ
れた原稿を受け取って、上記整位手段による原稿の搬送
速度と同じ速度で、原稿を上記読取位置へ搬送して停止
させる搬送手段と、上記整位手段の搬送方向上流側に設
けられ、上記整位手段にて搬送される原稿の後端通過を
検知する第1検知手段と、上記第1検知手段より搬送方
向下流側であって、上記搬送手段の搬送方向上流側に設
けられ、上記搬送手段にて搬送される原稿の後端通過を
検知する第2検知手段と、上記第1検知手段にて原稿の
後端通過を検知したことを条件に上記第2検知手段によ
る原稿の後端通過検知を許可し、上記第2検知手段が原
稿の後端通過を検知してから上記搬送手段によって原稿
を所定距離搬送せしめることにより原稿を上記読取位置
へ配置せしめる制御手段と、を備えている。
【0017】請求項6記載の原稿送り装置によると、整
位手段の上流側に設けられた第1検知手段にて原稿の後
端を検知したことを条件に、整位手段の下流側に設けら
れた第2検知手段による原稿後端検知を許可している。
これにより、第2検知手段の直前に原稿の後端が搬送さ
れた時点から後端検知を開始することになり、第2検知
手段におけるノイズ等による検知ミスの確立を低くする
ことができ、原稿を高精度に停止制御できる。
【0018】また、この発明のうち請求項7記載の原稿
送り装置は、原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位置
へ向けて搬送する整位手段と、上記整位手段にて搬送さ
れた原稿を受け取って、上記整位手段による原稿の搬送
速度と同じ速度で、原稿を上記読取位置へ搬送して停止
させる搬送手段と、上記整位手段の搬送方向上流側に設
けられ、上記整位手段へ供給される原稿の先端通過を検
知するとともに上記整位手段にて搬送される原稿の後端
通過を検知する第1検知手段と、上記整位手段と上記搬
送手段との間に設けられ、上記搬送手段にて搬送される
原稿の後端通過を検知する第2検知手段と、上記第1検
知手段にて原稿の先端通過を検知したことを条件に上記
整位手段による原稿の搬送動作を開始し、上記第1検知
手段にて原稿の後端通過を検知したことを条件に上記第
2検知手段による原稿の後端通過検知を許可し、上記第
2検知手段が原稿の後端通過を検知してから上記搬送手
段によって原稿を所定距離搬送せしめることにより原稿
を上記読取位置へ配置せしめる制御手段と、を備えてい
る。
【0019】また、この発明のうち請求項8記載の原稿
送り装置は、原稿を供給する原稿供給手段と、上記原稿
供給手段にて供給された原稿の先端を係止せしめて原稿
の姿勢を整位するとともに、整位した原稿の先端を狭持
して所定の読取位置へ向けて一定速度で搬送する互いに
転接された一対のローラを有する整位手段と、上記一対
のローラを介して搬送された原稿を受け取って、上記整
位手段による原稿の搬送速度と同じ速度で上記読取位置
まで搬送して停止させる無端走行される搬送ベルトを有
する搬送手段と、上記一対のローラ間のニップ点より搬
送方向上流側に設けられ、上記原稿供給手段にて上記整
位手段へ供給される原稿の先端通過を検知するとともに
上記整位手段にて搬送される原稿の後端通過を検知する
第1検知手段と、上記一対のローラと上記搬送ベルトと
の間の所定位置に設けられ、上記搬送手段にて搬送され
る原稿の後端通過を検知する第2検知手段と、上記第1
検知手段にて原稿の先端通過を検知したことを条件に上
記一対のローラを回転させて上記整位手段による原稿の
搬送動作を開始させ、上記第1検知手段にて原稿の後端
通過を検知した時点から上記整位手段および搬送手段に
よる原稿の搬送距離をカウントし、原稿の後端が上記第
2検知手段に到達する直前まで搬送された時点で上記第
2検知手段による原稿の後端通過検知を許可し、上記第
2検知手段が原稿の後端通過を検知した時点から上記搬
送手段による原稿の搬送距離をカウントし、原稿が上記
読取位置に停止されるように上記搬送手段を制御する制
御手段と、を備えている。
【0020】また、この発明のうち請求項9記載の原稿
送り装置は、原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位置
へ向けて搬送する整位手段と、上記整位手段にて搬送さ
れる原稿を受け取って、上記整位手段による原稿の搬送
速度と同じ速度で上記読取位置へ搬送して停止させる搬
送手段と、上記整位手段の搬送方向上流側に設けられ、
上記整位手段にて搬送される原稿の後端通過を検知する
第1検知手段と、上記整位手段と搬送手段との間であっ
て上記整位手段から所定距離離間して設けられ、上記整
位手段によって搬送される原稿の先端および後端通過を
検知する第2検知手段と、上記整位手段による原稿の搬
送動作を開始してから所定時間経過後に上記第2検知手
段により原稿の先端通過が検知されない場合に原稿のジ
ャムを判断し、上記整位手段による原稿の搬送動作を停
止させるとともに上記搬送手段の動作を停止させる第1
制御手段と、上記第1検知手段にて原稿の後端通過を検
知したことを条件に上記第2検知手段による原稿の後端
通過検知を許可し、上記第2検知手段が原稿の後端通過
を検知してから上記搬送手段によって原稿を所定距離搬
送せしめることにより原稿を上記読取位置へ配置せしめ
る第2制御手段と、を備えている。
【0021】更に、この発明のうち請求項10に記載の
原稿送り装置は、原稿を供給する原稿供給手段と、上記
原稿供給手段にて供給された原稿の先端を係止せしめて
原稿の姿勢を整位するとともに、整位した原稿の先端を
狭持して所定の読取位置へ向けて一定速度で搬送する互
いに転接された一対のローラを有する整位手段と、上記
一対のローラを介して搬送された原稿を受け取って、上
記整位手段による原稿の搬送速度と同じ速度で上記読取
位置まで搬送して停止させる無端走行される搬送ベルト
を有する搬送手段と、上記一対のローラ間のニップ点よ
り搬送方向上流側に設けられ、上記原稿供給手段にて上
記整位手段へ供給される原稿の先端通過を検知するとと
もに上記整位手段にて搬送される原稿の後端通過を検知
する第1検知手段と、上記一対のローラと上記搬送ベル
トとの間であって上記一対のローラのニップ点から所定
距離離間して設けられ、上記整位手段にて搬送される原
稿の先端通過を検知するとともに、上記搬送手段にて搬
送される原稿の後端通過を検知する第2検知手段と、上
記第1検知手段にて原稿の先端通過を検知したことを条
件に上記一対のローラを回転させて上記整位手段による
原稿の搬送動作を開始させ、上記一対のローラの回転が
開始されてから所定時間経過後に上記第2検知手段によ
り原稿の先端通過が検知されない場合に原稿のジャムを
判断し、上記一対のローラおよび搬送ベルトを停止させ
る第1制御手段と、上記第1検知手段にて原稿の後端通
過を検知した時点から上記整位手段および搬送手段によ
る原稿の搬送距離をカウントし、原稿の後端が上記第2
検知手段に到達する直前まで原稿が搬送された時点で上
記第2検知手段による原稿の後端通過検知を許可し、上
記第2検知手段が原稿の後端通過を検知した時点から上
記搬送手段による原稿の搬送距離をカウントし、原稿が
上記読取位置に停止されるように上記搬送手段を制御す
る制御手段と、を備えている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1に示すよ
うに、この発明の画像形成装置としてのデジタル複写機
は装置本体10を備え、この装置本体10内には、原稿
から画像を読み取る読取手段として機能するスキャナ
4、および画像形成手段として機能する画像形成部6が
設けられている。
【0023】装置本体10の上面には、図示しないコン
トロールパネル、および、原稿Dが載置される透明なガ
ラスからなる原稿載置台12が設けられている。また、
装置本体10の上面には、原稿載置台12上の所定の読
取位置に原稿を自動的に送る自動原稿送り装置7(以
下、ADFと称する)が配設されている。このADF7
は、原稿載置台12に対して開閉可能に配設され、原稿
載置台12に載置された原稿Dを原稿載置台12に密着
させる原稿押さえとしても機能する。
【0024】図2は、ADF7を拡大して示している。
ADF7は、原稿Dがセットされる原稿トレイ8、原稿
Dを手差しフィードする手差し挿入口9、原稿トレイ8
から原稿を一枚づつ取り出すとともに給紙する給紙ロー
ラ14、給紙ローラ14にて取出された原稿Dまたは手
差し挿入口9を介して給紙された原稿Dの先端を整位す
るRGTローラ対16(整位搬送手段)、および、原稿
載置台12のほぼ全体を覆うように配設された搬送ベル
ト18(搬送停止手段)を備えている。
【0025】原稿トレイ8に上向きにセットされた複数
枚の原稿Dは、その最下の頁、つまり、最終頁から順に
取り出され、RGTローラ対16により整位された後、
搬送ベルト18によって原稿載置台12上の所定の読取
位置へ搬送される。また、手差し挿入口9を介して挿入
された原稿Dは、RGTローラ対16により整位された
後、搬送ベルト18によって原稿載置台12上の所定の
読取位置へ搬送される。
【0026】ADF7において、搬送ベルト18を挟ん
でRGTローラ対16と反対側の端部には、反転ローラ
20、非反転センサ21、フラッパ22、排紙ローラ2
3が配設されている。
【0027】原稿載置台12上の所定の読取位置へ搬送
されて後述するスキャナ4により画像情報の読み取られ
た原稿Dは、搬送ベルト18により原稿載置台12上か
ら送り出され、反転ローラ20、フラッパ22、および
排紙ローラ23を介してADF7上面の原稿排紙部24
上に排出される。また、原稿Dの裏面を読み取る場合、
フラッパ22を切換えることにより、搬送ベルト18に
よって搬送されてきた原稿Dは、反転ローラ20によっ
て反転された後、再度搬送ベルト18により原稿載置台
12上の所定の読取位置に送られる。
【0028】尚、ADF7の図中左側の端部には、RG
Tローラ16近傍に発生した用紙ジャムを処理する際に
開閉される給紙部カバー5が設けられており、ADF7
の図中右側の端部には、反転ローラ20近傍に発生した
用紙ジャムを処理する際に開閉される反転部カバー3が
設けられている。
【0029】装置本体10内に配設されたスキャナ4
は、原稿載置台12に載置された原稿Dを照明する蛍光
灯等の光源25および原稿Dからの反射光を所定の方向
に偏向する第1のミラー26を有し、これらの光源およ
び第1のミラーは、原稿載置台12の下方に配設された
第1のキャリッジ27に取り付けられている。第1のキ
ャリッジ27は、原稿載置台12と平行に移動可能に配
置され、図示しない歯付きベルト等を介して駆動モータ
により、原稿載置台12の下方を往復移動される。
【0030】また、原稿載置台12の下方には、原稿載
置台12と平行に移動可能な第2のキャリッジ28が配
設されている。第2のキャリッジ28には、第1のミラ
ー26により偏向された原稿Dからの反射光を順に偏向
する第2および第3のミラー30、31が互いに直角に
取り付けられている。第2のキャリッジ28は、第1の
キャリッジ27を駆動する歯付きベルト等により、第1
のキャリッジ27に対して従動されるとともに、第1の
キャリッジ27に対して、1/2の速度で原稿載置台1
2に沿って平行に移動される。
【0031】更に、原稿載置台12の下方には、第2の
キャリッジ28上の第3のミラー31からの反射光を集
束する結像レンズ32と、結像レンズ32により集束さ
れた反射光を受光して光電変換するCCDセンサ34と
が配設されている。結像レンズ32は、第3のミラー3
1により偏向された光の光軸を含む面内に、駆動機構を
介して移動可能に配設され、自身が移動することで反射
光を所望の倍率で結像する。
【0032】光源25により原稿Dが照明されると、原
稿Dからの反射光は、第1乃至第3のミラー26、3
0、31を介して結像レンズ32に入射され、結像レン
ズ32を介してCCDセンサ34に結像される。CCD
センサ34は、入射した反射光を光電変換し、読み取っ
た原稿Dに対応する電気信号を出力する。
【0033】画像形成部6は、レーザ露光装置40を備
えている。レーザ露光装置40は、光源としての半導体
レーザ41と、半導体レーザ41から出射されたレーザ
光を連続的に偏向するポリゴンミラー36と、ポリゴン
ミラー36を所定の回転数で回転駆動するポリゴンモー
タ37と、ポリゴンミラー36からのレーザ光を偏向し
て後述する感光体ドラムへ導く偏向光学系42と、を備
えている。
【0034】半導体レーザ41は、スキャナ4により読
み取られた原稿Dの画像情報、あるいはファクシミリ送
受信文書情報等の画像データに応じてオン・オフ制御さ
れ、このレーザ光はポリゴンミラー36および偏向光学
系42を介して感光体ドラムへ向けられ、感光体ドラム
周面を露光走査することにより感光体ドラム周面上に画
像データに応じた静電潜像を形成する。
【0035】また、画像形成部6は、装置本体10のほ
ぼ中央に配設された像担持体としての回転自在な感光体
ドラム44を有している。感光体ドラム44の周囲に
は、ドラム周面を所定の電荷に帯電させる帯電チャージ
ャ45、露光位置、感光体ドラム周面上に形成された静
電潜像に現像剤としてのトナーを供給して所望の画像濃
度で現像する現像手段としての現像器46、後述する用
紙カセットから給紙された被画像形成媒体としての転写
材、つまり、転写用紙Pに、感光体ドラム44に形成さ
れたトナー像を転写する転写チャージャ48(転写手
段)、転写チャージャ48と一体に形成され感光体ドラ
ム44から転写用紙Pを分離させる剥離チャージャ4
7、感光体ドラム44周面から転写用紙をPを剥離する
剥離爪49、感光体ドラム44周面に残留したトナーを
清掃する清掃装置50、および、感光体ドラム44周面
を除電する除電器51が、感光体ドラム44の回転方向
に沿って順に配置されている。
【0036】装置本体10の図中右側の側壁には大容量
フィーダ55が設けられ、この大容量フィーダ55に
は、使用頻度の高いサイズのコピー用紙、例えば、A4
サイズのコピー用紙が約3000枚収納されている。ま
た、大容量フィーダ55の上方には、手差しトレイ56
を兼ねた給紙カセット57が脱着自在に装着されてい
る。
【0037】装置本体10内には、給紙カセット57お
よび大容量フィーダ55から感光体ドラム44と転写チ
ャージャ48との間に位置した転写部を通って延びる搬
送路58が形成され、搬送路58の終端には定着装置6
0(定着手段)が設けられている。定着装置60に対向
した装置本体10の図中左側の側壁には排出口61が形
成され、排出口61には排紙トレイ62が装着されてい
る。
【0038】給紙カセット57の近傍および大容量フィ
ーダ55の近傍には、給紙カセット57あるいは大容量
フィーダ55から用紙Pを一枚づつ取り出すピックアッ
プローラ63がそれぞれ設けられている。また、搬送路
58には、ピックアップローラ63により給紙カセット
57から取り出された転写用紙Pを搬送路58を通して
搬送する給紙ローラ64、並びにピックアップローラ6
3により大容量フィーダ55から取り出された転写用紙
Pを搬送路58を通して搬送する給紙ローラ81aおよ
びこの給紙ローラ81aに転接した分離ローラ81bが
設けられている。尚、これらの大容量フィーダ55、給
紙カセット57、ピックアップローラ63、搬送路5
8、給紙ローラ64、81、および後述するレジストロ
ーラ65は、本発明の供給手段として作用する。
【0039】搬送路58において感光体ドラム44の上
流側にはレジストローラ対65が設けられている。レジ
ストローラ対65は、ピックアップローラ63により取
り出されて給紙ローラ64、81aにより給紙された転
写用紙Pの傾きを補正するとともに、感光体ドラム44
上のトナー像の先端とコピー用紙Pの先端とを整合さ
せ、感光体ドラム44周面の移動速度と同じ速度で転写
部へ給紙する。レジストローラ対65の手前、つまり、
給紙ローラ64側には、転写用紙Pの到達を検出するア
ライニング前センサ66が設けられている。
【0040】転写部において、感光体ドラム44上に形
成された現像剤像、つまり、トナー像は、転写チャージ
ャ48により転写用紙P上に転写される。トナー像の転
写された転写用紙Pは、剥離チャージャ47および剥離
爪49の作用により感光体ドラム44周面から剥離さ
れ、搬送路58の一部を構成する搬送ベルト67を介し
て定着装置60に搬送される。そして、定着装置60に
よって現像剤像がコピー用紙Pに溶融定着された後、コ
ピー用紙Pは、給紙ローラ対68および排紙ローラ対6
9により排出口61を通して排紙トレイ62上へ排出さ
れる。
【0041】搬送路58の下方には、定着装置60を通
過した転写用紙Pを反転して再びレジストローラ対65
へ送る自動両面装置70(以下、ADDと称する)が設
けられている。ADD70は、転写用紙Pを一時的に集
積する一時集積部71と、搬送路58から分岐し、定着
装置60を通過した転写用紙Pを一時集積部71に導く
搬送路72と、搬送路72に設けられた複数の搬送ロー
ラ76と、一時集積部に集積された転写用紙Pを一枚づ
つ取り出すピックアップローラ73と、取り出された転
写用紙Pを反転してレジストローラ65へ導く反転路7
4と、を備えている。一時集積部71には、転写用紙P
の有無を検出するエンプティスイッチ83が設けられて
いる。
【0042】反転路74には、ピックアップローラ73
により取り出された転写用紙Pを搬送する給紙ローラ7
5a、給紙ローラ75aに転接した分離ローラ75b、
給紙ローラ75aから送られた転写用紙Pの先端を整位
し所定のタイミングでレジストローラ65へ送るアライ
ニングローラ対78、給紙ローラ75aとアライニング
ローラ対78との間に位置し転写用紙Pの通過を検出す
る用紙ストップスイッチ80が設けられている。また、
搬送路58と反転路72との分岐部には、コピー用紙P
を排出口61あるいは反転路72に選択的に振り分ける
振り分けゲート76が設けられている。
【0043】例えば、給紙カセット57からピックアッ
プローラ63により転写用紙Pが取り出されると、転写
用紙Pは、給紙ローラ64によりレジストローラ対65
へ送られる。転写用紙Pは、レジストローラ対65によ
り先端が整位された後、所定のタイミングで転写部へ給
紙される。そして、この転写部で、感光体ドラム44に
形成されたトナ−像が転写用紙Pの表面に転写される。
トナ−像の転写された転写用紙Pは搬送ベルト67によ
り定着装置60へ搬送され、ここで、トナー像が転写用
紙Pの表面に溶融定着される。
【0044】定着装置60を通過した転写用紙Pは、給
紙ローラ対68、振り分けゲート76、排紙ローラ対6
9、および排出口61を介して排紙トレイ62上に排紙
され、或いは、振り分けゲート76によりADD70の
搬送路72に導かれる。
【0045】ADD70に導かれた転写用紙Pは、複数
の搬送ローラ76により搬送路72を通して一時集積部
71へ搬送され、ピックアップローラ73により取出さ
れて再びレジストローラ対65へ送り込まれる。そし
て、転写用紙Pは、レジストローラ対65により整位さ
れた後、転写部へ給紙され、裏面に他のトナー像が転写
される。裏面にトナー像の転写された転写用紙Pは、搬
送路58、定着装置60および排紙ローラ69を介して
排紙トレイ62上に排紙され、両面コピー動作が終了す
る。
【0046】次に、上述したADF7の構成について、
特にADF7の給紙側の構成について図3および図4を
参照して更に詳細に説明する。図3に示すように、RG
Tローラ16の上流側の搬送路上には、給紙ローラ14
を介して給紙された原稿Dまたは手差し挿入口9を介し
て挿入された原稿Dの先端および後端通過を検知する第
1センサとしてのRGTローラ前センサ92(以下、単
に前センサと称する)が配設されている。前センサ92
は、互いに光軸を一致させた発光部92aおよび受光部
92bを有し、発光部92aからの光が原稿Dにより遮
断されて受光部92bにて受光されない場合に原稿Dの
通過を検知する。尚、前センサ92は、手差し原稿の有
無を検知する手差しエンプティーセンサとしても機能す
る。また、RGTローラ16の下流側の搬送路上には、
同じく原稿Dの先端および後端通過を検知する第2セン
サとしてのRGTローラ後センサ94(以下、単に後セ
ンサと称する)が配設されている。
【0047】図4は、ADF7による原稿の給紙動作を
制御する制御系のブロック図を示している。ADF7の
制御系は、制御手段としてのCPU100を備えてい
る。CPU100には、前センサ92、後センサ94、
RGTローラ16を所定の周速度で回転させる給紙モー
タ102、搬送ベルト18が巻回された搬送ローラ98
を正逆両方向に所定の周速度で回転させる搬送モータ1
04、各モータ102、104に設けられた図示しない
エンコーダを介して取出されるパルス信号をカウントす
るパルスカウンタ106、および制御動作の基準となる
時間信号を出力するクロック回路108が接続されてい
る。尚、各モータ102、104は、ステッピングモー
タである。
【0048】本実施の形態においては、前センサ92の
光軸が一対のRGTローラ16間のニップ点より20m
m上流側の搬送路を横切るように前センサ92を配設
し、後センサ94の光軸がニップ点より10mm下流側
の搬送路を横切るように、即ち前センサ92より30m
m下流側の搬送路上に後センサを配設した。また、RG
Tローラ16による原稿Dの搬送速度と搬送ベルト18
による原稿Dの搬送速度とを同じ速度(ここでは300
mm/sec)とし、各ステッピングモータ102、1
04による1ステップ分の搬送距離を0.2mmに設定
した。
【0049】次に、上記のように構成されたADF7の
原稿給紙側における用紙ジャムの検知動作について図5
のフローチャートを用いて説明する。尚、ここでは、手
差し挿入口9を介して原稿Dが挿入された場合の用紙ジ
ャムの検知動作について説明する。
【0050】まず、手差し挿入口9を介して原稿Dが挿
入されると、原稿Dの先端が前センサ92を通過したか
否かが判断される(ステップ1)。そして、原稿Dの先
端が前センサ92を通過したことが判断されると、給紙
モータ102が回転されてRGTローラ16が回転を開
始される(ステップ2)。
【0051】RGTローラ16の回転が開始された時点
からパルスカウンタ106およびクロック回路108に
より回転時間がカウントされ、40msec経過したか
否かが判断される(ステップ3)。そして、40mse
c経過した時点で原稿Dの先端が後センサ94を通過し
たか否かが判断される(ステップ4)。
【0052】つまり、RGTローラ16の搬送速度が3
00mm/secであることから、原稿Dの先端がRG
Tローラ16のニップ点から後センサ94まで(10m
m)搬送される時間は、約33msec(10mm÷3
00mm/sec)となる。そして、RGTローラ16
の滑り時間(ここでは約7msecとした)を考慮する
と、原稿Dの先端がニップ点から後センサ94まで搬送
される時間は約40msecとなる。
【0053】ステップ4にて、40msec後に後セン
サ94がオンされたことが判断された場合には原稿Dが
正常に給紙されたことが判断されてジャム検知動作が終
了される。また、ステップ4にて、40msec後に後
センサ94がオンされたことが判断されない場合には、
RGTローラ16のニップ点を原稿Dの先端が通過せず
にニップ点手前の搬送路上でジャムが発生していること
が判断され(ステップ5)、給紙モータ102および搬
送モータ108が停止される。
【0054】この場合、ジャムを生じた原稿Dの先端が
RGTローラ16のニップ点に達していないことから、
原稿Dを取り除く際に給紙側カバー5を開放する必要は
なく、手差し挿入口9から原稿Dを引き抜くことがで
き、ジャム処理が容易にできる。
【0055】以上のように、RGTローラ16の回転を
開始してから所定時間(40msec)経過後にRGT
ローラ16の下流側の後センサ94にて原稿Dの先端通
過を検知し、原稿Dのジャムを判断することにより、従
来のように最大原稿サイズ(432mm)+RGTロー
ラ16の滑り分の搬送時間(1.44sec以上)経過
後に原稿Dのジャムを判断する場合と比較して、原稿D
のジャムを瞬時に検知できる。
【0056】従って、従来、ジャム検知に要する時間
(1.44sec以上)を考慮して、コピー速度を速め
るために複写機本体側で行っていたフライング給紙をす
る必要がなくなり、原稿Dのジャム検知動作終了後に本
体側で記録用紙Pの給紙を開始することが可能となる。
これにより、複写動作を大幅に遅くすることなく、ジャ
ム発生時のフライング給紙による記録用紙Pの無駄を無
くすことができる。
【0057】次に、ADF7における原稿Dの給紙動
作、特に原稿Dを原稿載置台12上の所定の読取位置へ
正確に位置決め配置するための制御動作について図6の
フローチャートを用いて説明する。
【0058】まず、給紙ローラ14を介して給紙され、
或いは手差し挿入口9を介して挿入された原稿Dの先端
がRGTローラ16にて整位された後、RGTローラ1
6が回転されて原稿Dの搬送が開始される。原稿Dが搬
送されると、前センサ92にて原稿Dの後端通過の有無
が判断される(ステップ1)。そして、原稿Dの後端が
前センサ92を通過した時点から、パルスカウンタ10
6により給紙モータ102および搬送モータのによる原
稿Dの搬送距離をカウントし、ステップ2に示すように
原稿Dが135ステップ分搬送された時点で後センサ9
4の外部割り込みを許可する(ステップ3)。
【0059】RGTローラ16および搬送ベルト18に
よる原稿Dの搬送速度が300mm/secに設定され
ていることから、原稿Dを135ステップ分搬送するこ
とにより、原稿Dの後端は前センサ92から0.2mm
×135ステップ=27mm搬送される。つまり、後セ
ンサ94の外部割り込みが許可されら時点で、原稿Dの
後端は後センサ94の手前3mmの位置に搬送されてい
ることになる。
【0060】ステップ3にて後センサ94の外部割り込
みが許可されると、後センサ94にて原稿Dの後端通過
の有無が判断される(ステップ4)。そして、後センサ
94にて原稿Dの後端通過が検知された時点から、パル
スカウンタ106により搬送モータ104による原稿D
の搬送距離がカウントされ、原稿Dが所定距離(概ね後
センサ94から原稿ストッパ11までの距離)搬送され
た時点で搬送モータ104が停止される(ステップ
5)。
【0061】ところで、ステップ1における前センサ9
2による原稿の後端検知では、ノイズ除去のためインタ
ーバル割り込みによるチャタリング処理が実施され、ノ
イズによる後端の誤検知が防止される。そして、ステッ
プ1にて原稿Dの後端通過が確定された後、上述したタ
イミングで割り込みを許可された後センサ94によって
原稿Dの後端を検知し、この信号検知から原稿Dを所定
距離搬送して搬送モータ104を停止させている。
【0062】従って、後センサ94が外部割り込みを許
可された直後にノイズが入ったとしても、原稿Dの搬送
位置ずれ量は、3mm±前センサ92による検知ずれ量
となり、従来の前センサのみによる原稿の位置決め時と
比較して、センサのノイズによる原稿の搬送ずれ量を低
く押さえることができ、原稿Dをより高精度に位置決め
できる。
【0063】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、この発明はデジタル複写機に限ら
ず、アナログ複写機、プリンタ等の他の画像形成装置に
適用してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の原稿送
り装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、原稿の給紙ジャムを瞬時に検知でき、原稿を所定の
読取位置へ高精度に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の画像形成装置としての複写
機を示す概略図。
【図2】図2は、図1の複写機に組込まれたADFを示
す概略図。
【図3】図3は、図2のADFの給紙機構を拡大して示
す部分拡大図。
【図4】図4は、図3の給紙機構を制御する制御系を示
すブロック図。
【図5】図5は、図3の給紙機構によるジャム検知動作
を説明するためのフローチャート。
【図6】図6は、図3の給紙機構による原稿位置決め動
作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
4…スキャナ、 6…画像形成部、 7…ADF、 8…原稿トレイ、 9…手差し挿入口、 10…装置本体、 11…原稿ストッパ、 12…原稿載置台、 14…給紙ローラ、 16…RGTローラ、 18…搬送ベルト、 92…前センサ、 94…後センサ、 98…搬送ローラ、 100…CPU、 102…給紙モータ、 104…搬送モータ、 106…パルスカウンタ、 108…クロック回路、 P…記録用紙、 D…原稿。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位
    置へ向けて搬送する整位手段と、 上記整位手段の搬送方向下流側に所定距離離間して設け
    られ、上記整位手段によって搬送される原稿の先端通過
    を検知する検知手段と、 上記整位手段による原稿の搬送動作を開始してから所定
    時間経過後に上記検知手段により原稿の先端通過が検知
    されない場合に原稿のジャムを判断し、上記整位手段に
    よる原稿の搬送動作を停止させる制御手段と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位
    置へ向けて搬送する整位手段と、 上記整位手段の搬送方向下流側に所定距離離間して設け
    られ、上記整位手段によって搬送される原稿の先端通過
    を検知する検知手段と、 上記検知手段にて先端通過を検知された原稿を上記読取
    位置へ搬送して停止させる搬送手段と、 上記整位手段による原稿の搬送動作を開始してから所定
    時間経過後に上記検知手段により原稿の先端通過が検知
    されない場合に原稿のジャムを判断し、上記整位手段に
    よる原稿の搬送動作を停止させるとともに上記搬送手段
    の動作を停止させる制御手段と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
  3. 【請求項3】 原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位
    置へ向けて搬送する整位手段と、 上記整位手段に向けて原稿が送り込まれたことを検知す
    る第1検知手段と、 上記整位手段の搬送方向下流側に所定距離離間して設け
    られ、上記整位手段によって搬送される原稿の先端通過
    を検知する第2検知手段と、 上記第1検知手段にて原稿を検知したことを条件に上記
    整位手段による原稿の搬送動作を開始させ、上記整位手
    段による原稿の搬送動作を開始してから所定時間経過後
    に上記第2検知手段により原稿の先端通過が検知されな
    い場合に原稿のジャムを判断し、上記整位手段による原
    稿の搬送動作を停止させる制御手段と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
  4. 【請求項4】 原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位
    置へ向けて搬送する整位手段と、 上記整位手段に向けて原稿が送り込まれたことを検知す
    る第1検知手段と、 上記整位手段の搬送方向下流側に所定距離離間して設け
    られ、上記整位手段によって搬送される原稿の先端通過
    を検知する第2検知手段と、 上記第2検知手段にて先端通過を検知された原稿を上記
    読取位置へ搬送して停止させる搬送手段と、 上記第1検知手段にて原稿を検知したことを条件に上記
    整位手段による原稿の搬送動作を開始させ、上記整位手
    段による原稿の搬送動作を開始してから所定時間経過後
    に上記第2検知手段により原稿の先端通過が検知されな
    い場合に原稿のジャムを判断し、上記整位手段による原
    稿の搬送動作を停止させるとともに上記搬送手段の動作
    を停止させる制御手段と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
  5. 【請求項5】 原稿を挿入する挿入口と、 上記挿入口を介して原稿が挿入されたことを検知する第
    1検知手段と、 上記挿入口を介して挿入された原稿の先端を係止せしめ
    て原稿の姿勢を整位するとともに、整位した原稿の先端
    を狭持して所定の読取位置へ向けて一定速度で搬送する
    互いに転接された一対のローラを有する整位手段と、 上記一対のローラを介して搬送される原稿の搬送方向下
    流側に上記一対のローラのニップ点から所定距離離間し
    て設けられ、原稿の先端通過を検知する第2検知手段
    と、 上記整位手段によって搬送される原稿を上記第2検知手
    段の下流側で受け取って上記読取位置まで搬送し、上記
    読取位置に停止させる無端走行される搬送ベルトを有す
    る搬送手段と、 上記第1検知手段にて上記挿入口を介して原稿が挿入さ
    れたことを検知したことを条件に上記一対のローラを回
    転させ、上記整位手段による原稿の搬送動作を開始さ
    せ、上記一対のローラの回転が開始されてから所定時間
    経過後に上記第2検知手段により原稿の先端通過が検知
    されない場合に原稿のジャムを判断し、上記一対のロー
    ラおよび搬送ベルトを停止させる制御手段と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
  6. 【請求項6】 原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位
    置へ向けて搬送する整位手段と、 上記整位手段にて搬送された原稿を受け取って、上記整
    位手段による原稿の搬送速度と同じ速度で、原稿を上記
    読取位置へ搬送して停止させる搬送手段と、 上記整位手段の搬送方向上流側に設けられ、上記整位手
    段にて搬送される原稿の後端通過を検知する第1検知手
    段と、 上記第1検知手段より搬送方向下流側であって、上記搬
    送手段の搬送方向上流側に設けられ、上記搬送手段にて
    搬送される原稿の後端通過を検知する第2検知手段と、 上記第1検知手段にて原稿の後端通過を検知したことを
    条件に上記第2検知手段による原稿の後端通過検知を許
    可し、上記第2検知手段が原稿の後端通過を検知してか
    ら上記搬送手段によって原稿を所定距離搬送せしめるこ
    とにより原稿を上記読取位置へ配置せしめる制御手段
    と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
  7. 【請求項7】 原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位
    置へ向けて搬送する整位手段と、 上記整位手段にて搬送された原稿を受け取って、上記整
    位手段による原稿の搬送速度と同じ速度で、原稿を上記
    読取位置へ搬送して停止させる搬送手段と、 上記整位手段の搬送方向上流側に設けられ、上記整位手
    段へ供給される原稿の先端通過を検知するとともに上記
    整位手段にて搬送される原稿の後端通過を検知する第1
    検知手段と、 上記整位手段と上記搬送手段との間に設けられ、上記搬
    送手段にて搬送される原稿の後端通過を検知する第2検
    知手段と、 上記第1検知手段にて原稿の先端通過を検知したことを
    条件に上記整位手段による原稿の搬送動作を開始し、上
    記第1検知手段にて原稿の後端通過を検知したことを条
    件に上記第2検知手段による原稿の後端通過検知を許可
    し、上記第2検知手段が原稿の後端通過を検知してから
    上記搬送手段によって原稿を所定距離搬送せしめること
    により原稿を上記読取位置へ配置せしめる制御手段と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
  8. 【請求項8】 原稿を供給する原稿供給手段と、 上記原稿供給手段にて供給された原稿の先端を係止せし
    めて原稿の姿勢を整位するとともに、整位した原稿の先
    端を狭持して所定の読取位置へ向けて一定速度で搬送す
    る互いに転接された一対のローラを有する整位手段と、 上記一対のローラを介して搬送された原稿を受け取っ
    て、上記整位手段による原稿の搬送速度と同じ速度で上
    記読取位置まで搬送して停止させる無端走行される搬送
    ベルトを有する搬送手段と、 上記一対のローラ間のニップ点より搬送方向上流側に設
    けられ、上記原稿供給手段にて上記整位手段へ供給され
    る原稿の先端通過を検知するとともに上記整位手段にて
    搬送される原稿の後端通過を検知する第1検知手段と、 上記一対のローラと上記搬送ベルトとの間の所定位置に
    設けられ、上記搬送手段にて搬送される原稿の後端通過
    を検知する第2検知手段と、 上記第1検知手段にて原稿の先端通過を検知したことを
    条件に上記一対のローラを回転させて上記整位手段によ
    る原稿の搬送動作を開始させ、上記第1検知手段にて原
    稿の後端通過を検知した時点から上記整位手段および搬
    送手段による原稿の搬送距離をカウントし、原稿の後端
    が上記第2検知手段に到達する直前まで搬送された時点
    で上記第2検知手段による原稿の後端通過検知を許可
    し、上記第2検知手段が原稿の後端通過を検知した時点
    から上記搬送手段による原稿の搬送距離をカウントし、
    原稿が上記読取位置に停止されるように上記搬送手段を
    制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
  9. 【請求項9】 原稿の姿勢を整位した後、所定の読取位
    置へ向けて搬送する整位手段と、 上記整位手段にて搬送される原稿を受け取って、上記整
    位手段による原稿の搬送速度と同じ速度で上記読取位置
    へ搬送して停止させる搬送手段と、 上記整位手段の搬送方向上流側に設けられ、上記整位手
    段にて搬送される原稿の後端通過を検知する第1検知手
    段と、 上記整位手段と搬送手段との間であって上記整位手段か
    ら所定距離離間して設けられ、上記整位手段によって搬
    送される原稿の先端および後端通過を検知する第2検知
    手段と、 上記整位手段による原稿の搬送動作を開始してから所定
    時間経過後に上記第2検知手段により原稿の先端通過が
    検知されない場合に原稿のジャムを判断し、上記整位手
    段による原稿の搬送動作を停止させるとともに上記搬送
    手段の動作を停止させる第1制御手段と、 上記第1検知手段にて原稿の後端通過を検知したことを
    条件に上記第2検知手段による原稿の後端通過検知を許
    可し、上記第2検知手段が原稿の後端通過を検知してか
    ら上記搬送手段によって原稿を所定距離搬送せしめるこ
    とにより原稿を上記読取位置へ配置せしめる第2制御手
    段と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
  10. 【請求項10】 原稿を供給する原稿供給手段と、 上記原稿供給手段にて供給された原稿の先端を係止せし
    めて原稿の姿勢を整位するとともに、整位した原稿の先
    端を狭持して所定の読取位置へ向けて一定速度で搬送す
    る互いに転接された一対のローラを有する整位手段と、 上記一対のローラを介して搬送された原稿を受け取っ
    て、上記整位手段による原稿の搬送速度と同じ速度で上
    記読取位置まで搬送して停止させる無端走行される搬送
    ベルトを有する搬送手段と、 上記一対のローラ間のニップ点より搬送方向上流側に設
    けられ、上記原稿供給手段にて上記整位手段へ供給され
    る原稿の先端通過を検知するとともに上記整位手段にて
    搬送される原稿の後端通過を検知する第1検知手段と、 上記一対のローラと上記搬送ベルトとの間であって上記
    一対のローラのニップ点から所定距離離間して設けら
    れ、上記整位手段にて搬送される原稿の先端通過を検知
    するとともに、上記搬送手段にて搬送される原稿の後端
    通過を検知する第2検知手段と、 上記第1検知手段にて原稿の先端通過を検知したことを
    条件に上記一対のローラを回転させて上記整位手段によ
    る原稿の搬送動作を開始させ、上記一対のローラの回転
    が開始されてから所定時間経過後に上記第2検知手段に
    より原稿の先端通過が検知されない場合に原稿のジャム
    を判断し、上記一対のローラおよび搬送ベルトを停止さ
    せる第1制御手段と、 上記第1検知手段にて原稿の後端通過を検知した時点か
    ら上記整位手段および搬送手段による原稿の搬送距離を
    カウントし、原稿の後端が上記第2検知手段に到達する
    直前まで原稿が搬送された時点で上記第2検知手段によ
    る原稿の後端通過検知を許可し、上記第2検知手段が原
    稿の後端通過を検知した時点から上記搬送手段による原
    稿の搬送距離をカウントし、原稿が上記読取位置に停止
    されるように上記搬送手段を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする原稿送り装置。
JP24052596A 1996-09-11 1996-09-11 原稿送り装置 Pending JPH1087113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24052596A JPH1087113A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 原稿送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24052596A JPH1087113A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 原稿送り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1087113A true JPH1087113A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17060831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24052596A Pending JPH1087113A (ja) 1996-09-11 1996-09-11 原稿送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1087113A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062865A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Konica Minolta Business Technologies Inc シート搬送装置及び画像読取装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006062865A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Konica Minolta Business Technologies Inc シート搬送装置及び画像読取装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4975749A (en) Automatic document feeder
JP4492657B2 (ja) 原稿送り装置及び画像形成装置
JPH11249348A (ja) 画像形成装置
JP3680510B2 (ja) 原稿搬送装置
JP3547833B2 (ja) 画像形成装置
JP3105149B2 (ja) 画像形成装置
JP3848147B2 (ja) 画像形成装置
JP2002326399A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP3788084B2 (ja) 画像形成装置
EP1002652B1 (en) Image forming apparatus
JP3537557B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JP3729063B2 (ja) 画像読み取り装置及び画像形成装置
JP3445966B2 (ja) 自動両面装置、およびこの自動両面装置を備えた画像形成装置
JPH1087113A (ja) 原稿送り装置
JP3488662B2 (ja) 画像形成装置のシート部材搬送機構
JP3900766B2 (ja) 画像形成装置
JP3327800B2 (ja) シート処理装置
JP3254500B2 (ja) 画像形成装置
JP2000272781A (ja) 画像形成装置
JP2637408B2 (ja) 画像形成装置
JP2874791B2 (ja) 原稿搬送装置
JP2005148650A (ja) 画像形成装置と画像形成方法
JP2000085982A (ja) シ―ト収納/搬送装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2001166663A (ja) 画像形成装置
JP3915524B2 (ja) 画像形成装置