JPH1086953A - 注出口組合体、その製造装置および注出口付包装袋 - Google Patents

注出口組合体、その製造装置および注出口付包装袋

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JPH1086953A
JPH1086953A JP8245340A JP24534096A JPH1086953A JP H1086953 A JPH1086953 A JP H1086953A JP 8245340 A JP8245340 A JP 8245340A JP 24534096 A JP24534096 A JP 24534096A JP H1086953 A JPH1086953 A JP H1086953A
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spout
cap
packaging bag
outer cylindrical
cylindrical portion
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松 裕 植
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衛生上優れかつキャップの装着動作を簡単に
行うことができる注出口組合体を提供する。 【解決手段】 注出口組合体は注出口10とキャップ2
0とからなっている。このうち注出口10は、容器15
の外側に位置する外側円筒部13と、容器15内面に固
着された内側取付部12とからなっている。またキャッ
プ20は外側円筒部13に、装着方向を向いた状態で剥
離自在に取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注出口とキャップ
とからなり衛生上優れた注出口組合体、その製造装置お
よび注出口付包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、包装体に取付けられる注出口
とキャップとの組合体として、注出口とキャップとを一
体成形した注出口組合体が知られている(特開平5−1
62756号、特開平5−229566号)。
【0003】例えば特開平5−162756号に記載さ
れたものは、包装体に取付けられた注出口と、この注出
口を閉じるためのキャップとからなり、このキャップは
注出口に裏返しの状態で一体成形されている。このよう
に注出口とキャップとを一体成形することにより、製造
コストの低減を図ることができるとともに、いちいちキ
ャップを注出口に装着する手間をはぶくことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、注出口
とキャップとを一体成形してなる注出口組合体が知られ
ている。しかしながら、このような注出口組合体は、注
出口にキャップを裏返しの状態で取付けたものであり、
キャップの裏側が外方に露出することになる。このた
め、キャップを注出口から取外した後、注出口に装着す
る場合、外方に露出していたキャップの裏側が注出口内
部に入り込むため、非衛生的となる。また注出口から取
外されたキャップを注出口に装着する場合、キャップを
反転させた後装着する必要があり、キャップの装着動作
に手間どってしまう。
【0005】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、衛生上優れかつキャップの装着動作を簡単
に行うことができる注出口組合体、その製造方法および
注出口付包装袋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
包装体の外側に位置する外側筒部と、包装体内面に固着
される内側取付部とからなる注出口と、前記注出口の外
側筒部の端部に装着方向を向いた状態で剥離自在に取付
けられたキャップとを備え、前記キャップは前記外側筒
部から取外され、キャップとなる部分を反転させず前記
外側筒部内に装着されて前記注出口を密封することを特
徴とする注出口組合体である。
【0007】本発明の第2の特徴は、注出口と、上板を
有するキャップとからなる注出口組合体を射出樹脂によ
り一体成形する射出金型と、注出口およびキャップ内に
空間を形成するコアとを備え、前記コアは上板方向に向
って先細状となる上端部を有し、射出樹脂はコアの上端
部に向って射出されることを特徴とする注出口組合体の
製造装置である。
【0008】本発明の第3の特徴は、注出口と、この注
出口に薄肉部を介して連結されたキャップとからなる注
出口組合体を射出樹脂によって一体成形する射出金型
と、注出口およびキャップ内に空間を形成するコアとを
備え、前記コアは薄肉部の最小肉厚の方向が注出口とキ
ャップの連結方向に沿うような形状を有していることを
特徴とする注出口組合体の製造装置である。
【0009】本発明の第4の特徴は、包装体と、この包
装体の外側に位置する外側筒部と、包装体内面に固着さ
れた内側取付部とからなる注出口と、注出口の外側筒部
の端部に装着方向を向いた状態で剥離自在に取付けられ
たキャップとを有する注出口組合体とを備え、前記キャ
ップは前記外側筒部から取外され、前記外側筒部内に装
着されて注出口を密封することを特徴とする注出口付包
装袋である。
【0010】本発明の第5の特徴は、包装袋に、外側筒
部と内側取付部とからなる注出口と、注出口の外側筒部
の端部に装着方向を向いた状態で剥離自在に取付けられ
たキャップとを有する注出口組合体をシールして取付け
る注出口組合体の取付シール方法において、包装袋内に
注出口組合体の内側取付部を挿入する工程と、内側取付
部に対して包装袋を仮止めシールする工程と、内側取付
部に対して包装袋を全面シールする工程と、内側取付部
に対して包装袋をリングシールする工程と、内側取付部
と包装袋とのシール部を冷却する工程と、を備えたこと
を特徴とする注出口組合体の取付シール方法である。
【0011】本発明の第1の特徴によれば、注出口から
キャップを取外した後、そのままの姿勢でキャップを外
側筒部内に押込むことにより、注出口にキャップを装着
して注出口を密封することができる。このためキャップ
の裏面を常に衛生的な状態に保つことができるととも
に、キャップの装着動作を簡単に行うことができる。
【0012】本発明の第2の特徴によれば、コアは上板
方向に向って先細状に形成された上端部を有し、射出金
型内に射出される射出樹脂はこの上端部に向って射出さ
れるので、射出樹脂はコアに沿って流動することにな
る。このため、射出金型内のコアが射出樹脂によりずれ
ることはない。
【0013】本発明の第3の特徴によれば、コアは注出
口とキャップとを連結する薄肉部の最小肉厚方向が注出
口とキャップとの連結方向に沿うような形状を有してい
るので、射出金型内でコアが連結方向に直交する方向に
わずかにずれても、薄肉部の最小肉厚が変化することは
ない。
【0014】本発明の第4の特徴によれば、注出口から
キャップを取外した後、そのままの姿勢でキャップを外
側筒部内に押込むことにより、注出口にキャップを装着
して抽出口を密封することができる注出口付包装体を提
供することができる。
【0015】本発明の第5の特徴によれば、注出口組合
体の内側取付部を包装袋に確実にシールにより取付ける
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態につい
て説明する。図1乃至図5は、本発明による注出口組合
体を示す図である。
【0017】図1乃至図5において、注出口組合体はプ
ラスチック製包装体15に固着される注出口10と、こ
の注出口10に剥離自在に取付けられたキャップ20と
を備えている。これら注出口10とキャップ20はプラ
スチックにより一体成形されている。
【0018】このうち注出口10は、包装体15の開口
周縁に位置する細長状フランジ部11と、フランジ部1
1に固着されるとともに包装袋15の外側に位置する外
側円筒部13とからなっている。また外側円筒部13内
面には円周方向に沿って係合突起17が設けられてい
る。
【0019】さらに図3に示すようにフランジ部11に
は、包装袋15内面に固着される内側取付部12が設け
られている。この内側取付部12は、一対の接着板12
a,12aを組合せてなり、中央部分において一対の接
着板12a,12aの幅が膨長し、両端側に向って徐々
にその幅が減少している。そして一対の接着板12a、
12aを包装袋15の内面に接着することにより、内側
取付部12が容器15内面に固着されるようになってい
る。また一対の接着板12a,12aは、両端側におい
て互いの間で中空部12bを形成しており、このように
形成された中空部12bによって注出口組合体の成形時
におけるひけの発生を防止することができる。
【0020】また内側取付部12内には、外側円筒部1
3と連通する内側円筒部14が設けられている。
【0021】一方、キャップ20は、図4に示すように
注出口10の外側円筒部13端部に、キャップの装着方
向を向いた状態で剥離自在に取付けられている。すなわ
ちキャップ20は、外側円筒部13に薄肉部28を介し
て取付けられ、キャップ20は薄肉部28を介して外側
円筒部13から容易に剥離されるようになっている。
【0022】キャップ20は円筒状中央部21と、中央
部21の外側(図1の上方)に連結リブ24を介して固
着された上板25とを有している。このうち連結リブ2
4は断面十文字状をなしており、中実体に比較して注出
口組合体の成形時におけるひけの発生を防止することが
できる。また中央部21には内側(図1の下方)に延び
る一対の係合リブ22が対向して設けられ、この一対の
係合リブ22の下端に段部22aが形成されている。こ
の段部22aは外側円筒部13内にキャップ20を装着
した場合、外側円筒部13の上端部に当接する部分であ
り、この際、キャップ20の剥離端28aが係合突起1
7を乗り越えて係合突起17と係合するようになってい
る。
【0023】また中央部21には、内側(図1の下方)
に延びる一対の傾斜リブ23が対向して設けられ、各係
合リブ22および各傾斜リブ23は互いに90°ずつ離
間して配置されている。
【0024】また一対の係合リブ22の下部には、フラ
ンジ部11と平行して(図1の水平方向に)、水平リブ
26が設けられ、さらに水平リブ26の外周には突出リ
ブ26aが設けられている。
【0025】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0026】まず柔軟容器15の開口周縁に、注出口組
合体が固着される。この場合、内側取付部12の一対の
接着板12a,12aが包装体15内面に接着されて、
内側取付部12が包装体15内面に固着される。この状
態では、注出口10の外側円筒部13にキャップ20が
取付けられている。
【0027】次に注出口10側を押さえておき、キャッ
プ20を傾けて外側円筒部13からキャップ20を薄肉
部28を介して剥離する。その後、キャップ20を反転
させることなく、そのままの姿勢でキャップ20を外側
円筒部13内に押込み、キャップ20の一対の係合リブ
22の段部22aが外側円筒部13の上端部に当接して
キャップ20が停止する。このようにして外側円筒部1
3がキャップ20により密封される。この場合、キャッ
プ20の剥離端28aが、外側円筒部13の係合突起1
7を乗り越えた後、係合突起17に係合する。このとき
突出リブ26aが外側円筒部13内面に当接して、突出
リブ26aと外側円筒部13内面との間でシール性が保
たれる。またキャップ20は段部22aと剥離端28a
の両側から外側円筒部13に係止されるので、キャップ
20を外側円筒部13に堅固に固定することができる。
【0028】以上のように本実施例によれば、注出口組
合体は注出口10とキャップ20とを一体成形して構成
されるので、製造コストの低減を図ることができるとと
もに、いちいちキャップ20を注出口に装着する手間を
はぶくことができる。またキャップ20はキャップの装
着方向を向いた状態で外側円筒部13の端部に取付けら
れているので、キャップ20の裏側が外方に露出するこ
とはない。このようにキャップ20はその裏側を外側円
筒部13内に向けて取付けられているので、キャップ2
0を常に衛生的な状態で用いることができる。さらにキ
ャップ20を外側円筒部13から取外した後、反転させ
ることなく、そのまま外側円筒部13内に押込むことが
できるので、キャップ20の装着動作を簡単に行うこと
ができる。 なお、上記実施例において、平面形状が円
形のキャップ20について説明したが(図5)、これに
限らず例えば図6および図7に示すように、平面形状が
だ円形のキャップ20を用いてもよい。この場合、外側
円筒部13の代わりに外側だ円筒部が用いられる。さら
にキャップ20を四角形状とし、外側円筒部13の代わ
りに外側四角筒部を用いてもよい。
【0029】図6および図7において、キャップ20は
下端に段部21aを有する中央部21を有し、キャップ
20の装着時に中央部21の段部21aが注出口10の
外側円筒部13の端部に当接するようになっている。
【0030】第2の実施の形態 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。図8
乃至図14は本発明の第2の実施の形態を示す図であ
る。図8乃至図14において、図1乃至図7に示す第1
の実施の形態と同一部分には同一符号を符して詳細な説
明は省略する。
【0031】図8乃至図11に示すように、注出口10
はフランジ部11と、このフランジ部11に固着される
とともに包装体15(図1参照)の外側に位置する外側
円筒部13とからなっている。このうちフランジ部11
は両側に突起11a,11aを有する薄肉状となってお
り、またフランジ部11は中央部に外側円筒部13を支
持する厚肉支持部11bを有している。突起11a,1
1aはR形状断面を有し、また厚肉支持部11bは四隅
がR形状となっている。
【0032】またフランジ部11の突起11a,11a
と厚肉支持部11bは同一高さを有しており、これによ
って注出口組合体を引繰り返して搬送する際、突起11
a,11aと厚肉支持部11bを図示しない搬送装置に
当接させて注出口組合体を安定に支持することができ
る。
【0033】さらに、突起11a,11aと厚肉支持部
11bの側縁は各々直線状に形成されており、これによ
って注出口組合体を引繰り返した状態で多数搬送する
際、隣同志の注出口組合体を互いに密接させて効率良く
搬送することができる。
【0034】またフランジ部11には、包装体15内面
に固着される内側取付部12が設けられ、この内側取付
部12は一対の接着板12a,12aと、一対の接着板
12a,12a内に設けられるとともに、外側円筒部1
3に連通する内側円筒部14とからなっている。また一
対の接着板12a,12aは、中央部分においてその幅
が膨脹するとともに、両端側に向って徐々にその幅が減
少している。さらに一対の接着板12a,12aの両側
と内側円筒部14との間には、一対の接着板12a,1
2aと同一方向に伸びる一対のリブ16,16が設けら
れている(図11)。
【0035】一対の接着板12a,12aは包装体15
の内面に接着(ヒートシール)される部分であり、一対
の接着板12a,12aはヒートシール時に偏平方向に
押圧されるが、一対のリブ16,16を設けたので、一
対の接着板12a,12aがヒートシール時に偏平方向
に大きく変形することはない。このため一対の接着板1
2a,12aを包装体15の内面に確実に接着して、一
対の接着板12a,12aと包装体15との間の密封性
を高めることができる。また一対の接着板12a,12
aは、たとえ偏平方向に変形しても一対のリブ16,1
6により容易に形状が復元する。
【0036】一方、キャップ20は、注出口10の外側
円筒部13に薄肉部28を介して取付けられ、またキャ
ップ20は薄肉部28を破断して外側円筒部13から容
易に剥離される。
【0037】キャップ20は図9に示すように円筒状中
央部21と、中央部21の上方に連結部36を介して連
結された上板25と、中央部21から外側円筒部13側
へ延びる延長部30とを有している。また延長部30の
下端部外周面には、キャップ20を外側円筒部13内に
装着した場合に外側円筒部13内面に当接する外周突起
29が設けられている。
【0038】さらにキャップ20の円筒状中央部21の
下端に段部21aが形成されている。この段部21aは
キャップ20を外側円筒部13内に装着した場合に外側
円筒部13の上端部に当接する部分であり、この際、外
周突起29が外側円筒部13内面に当接するようになっ
ている。
【0039】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0040】まず、包装体15の開口周縁に、注出口組
合体の一対の接着板12a,12aが包装体15内面に
接着されて、内側取付部12が包装体15内面にヒート
シールされる。この場合、一対の接着板12a,12a
内に一対のリブ16,16を設けたので、一対の接着板
12a,12aが偏平方向に大きく変形することはな
く、一対の接着板12a,12aと容器15との間の密
封性を高めることができる。また、一対の接着板12
a,12aは、たとえ偏平方向に変形しても、一対のリ
ブ16,16によって容易に形状が復元する。次に注出
口10側を押さえておき、外側円筒部13からキャップ
20を薄肉部28を介して剥離する(図10(a))。
【0041】その後キャップ20を反転することなく、
そのままの姿勢でキャップ20を外側円筒部13内に押
込み、キャップ20の段部21aが外側円筒部13の上
端部に当接してキャップ20が停止する(図10
(b))。このようにして、外側円筒部13がキャップ
20により密封される。この場合、キャップ20の延長
部30の下端部に設けられた外周突起29が、外側円筒
部13内面に当接して、シール性が保たれる。なお、外
側円筒部13内面に内周突起(追加の係合突起)17a
を設けておき、延長部30の下端部に設けられた外周突
起29が外側円筒部13の追加の係合突起17aを乗り
越えるようにしてもよい(図16(a)(b)参照)。
この場合は外周突起29と追加の係合突起17aとによ
って、キャップ20と外側円筒部13との間の密封性が
更に向上する。
【0042】次に注出口組合体の変形例を図12および
図13により説明する。図12および図13に示す変形
例は、キャップ20の中央部21と、注出口10の外側
円周部13とを弾性帯体31によって連結したものであ
り、他は図8乃至図11に示す注出口組合体と略同一で
ある。
【0043】図12および図13において、注出口10
からキャップ20を取外しても、キャップ20と注出口
10とは弾性帯体31によって連結されているので、キ
ャップ20が注出口10から離れて紛失することや、落
下してごみ等が付着することもない。
【0044】次に注出口組合体の異なる変形例を図
(a)(b)により説明する。図14(a)(b)に示
す変形例は、キャップ20の延長部30外周におねじ3
3を形成するとともに、注出口10の外側円筒部13内
周におねじ33と係合するめねじ35を形成したもので
あり、他は図8乃至図11に示す注出口組合体と略同一
である。
【0045】すなわち、図14(a)(b)に示すよう
に、キャップ20の円筒状中央部21の上方に連結部3
6を介してだ円状の上板25が設けられ、中央部21の
下方に外側円筒部13まで延びる延長部30が設けられ
ている。そして延長部30外周におねじ33が設けら
れ、また注出口10の外側円筒部13内周に延長部30
のおねじ33と係合するめねじ35が設けられている。
【0046】図14(a),(b)において、外側円筒
部13からキャップ20を薄肉部28を介して剥離し、
その後キャップ20を外側円筒部13内にねじ込み固定
する。
【0047】第3の実施の形態 次に本発明の第3の実施の形態について説明する。図1
5乃至図17は本発明の第3の実施の形態を示す図であ
る。図15乃至図17に示す第3の実施の形態は、円筒
状中央部21と上板25とを連結する連結部36の構造
が異なるのみであり、他は図8乃至図14に示す第2の
実施の形態と略同一である。図15乃至図17におい
て、図8乃至図14に示す第2の実施の形態と同一部分
には、同一符号を符して詳細な説明は省略する。
【0048】図15乃至図17に示すように、キャップ
20はその略中央部に円筒状中央部21を有し、円筒状
中央部21と上板25とは連結部36によって連結され
ている。この連結部36は図17に示すように、中心に
位置する軸部24aと、軸部24aから半径方向外方へ
延びる断面略十文字状の連結リブ24とからなってい
る。
【0049】このように連結部36は軸部24aから半
径方向外方へ延びる断面略十文字状の連結リブ24を有
するので、連結部36を少ない材料で堅固に構成するこ
とができ、また断面略十文字状の連結リブ24によって
成形時のひけの発生を防止することができる。
【0050】また、上述のように図16(a)(b)に
おいて、注出口10の外側円筒部13内面に追加の係合
突起17aが設けられている。そしてキャップ20を注
出口10内に装着した場合、延長部30の下端部に設け
られた外周突起29が追加の係合突起17aを乗り越
え、外周突起29と追加の係合突起17aとが係合する
ようになっている。この追加の係合突起17aは、図4
に示す係合突起17に比べて比較的小さな突起となって
おり、このためキャップ20の装着および取外しが容易
となっている。なお図15に示すように延長部30はわ
ずかに山形形状をなしている。キャップ20を外側円筒
部13内に挿入した場合、外周突起29が外側円筒部1
3内を押圧するので、外側円筒部13は上方へ向って狭
まる山形形状となるが、延長部30が山形形状となって
いるので、山形形状の延長部30と山形形状の外側円筒
部13との間で良好な密接状態を保つことができる。
【0051】第4の実施の形態 次に本発明の第4の実施の形態について説明する。図1
8は本発明の第4の実施の形態を示す注出口組合体の断
面図である。図18に示す第4の実施の形態は、キャッ
プ20内に形成された空間および注出口10とキャップ
20とを連結する薄肉部28の構造が異なるが、他は図
15乃至図17に示す第3の実施の形態と略同一であ
る。図18において、図15乃至図17に示す第3の実
施の形態と同一部分には、同一符号を符して詳細な説明
は省略する。
【0052】すなわち図18に示すように、注出口組合
体はフランジ部11と、このフランジ部11に固着され
た外側円筒部13とからなる注出口10を備え、フラン
ジ部11はその両側に突起11a,11aを有してい
る。またフランジ部11の下部には内側円筒部14と、
一対の接着板12a,12aからなる内側取付部12と
が取付けられている。このような注出口10の外側円筒
部13に、薄肉部28を介してキャップ20が連結方向
(矢印L方向)に沿って連結されている。
【0053】キャップ20は円筒状中央部21と、中央
部21の上方に連結リブ(連結部)24を介して連結さ
れた上板25と、中央部21から外側円筒部13側へ延
びる延長部30とを有している。また延長部30の下端
部外周には、キャップ20を外側円筒部13内に装着し
た場合に外側円筒部13内面に当接する外周突起29が
設けられている。
【0054】さらにキャップ20の円筒状中央部21の
下端に、段部21aが形成されている。この段部21a
はキャップ20を外側円筒部13内に装着した場合に外
側円筒部13の上端部に当接する部分であり、この際、
外周突起29が外側円筒部13内面に当接する。
【0055】このような構成からなる注出口10とキャ
ップ20とを備えた注出口組合体は、図18に示すよう
に、射出金型40内において射出樹脂により一体形成さ
れる。図18において射出金型40には、上板25の略
中央部直上にゲート42が設けられ、また射出金型40
内にはコア41が配設されている。このコア41は注出
口10およびキャップ20を貫通する空間を形成するも
のである。
【0056】コア41の上端部41aは、上板25方向
(ゲート42方向)に向って先細状に形成されるととも
に、この上端部41aはゲート42に対応する位置に配
設されている。また注出口10とキャップ20とを連結
する薄肉部28は、射出金型40とコア41とによって
形成されるが、薄肉部28の最小肉厚方向は注出口10
とキャップ20との連結方向Lに沿っている(一致して
いる)。
【0057】図18において、射出金型40のゲート4
2から射出金型40内に射出樹脂が射出されると、射出
樹脂は射出金型40とコア41との間に沿って流動す
る。この場合、コア41の上端部41aはゲート42直
下に設けられるとともにゲート42方向へ向って先細状
に形成されているので、ゲート42から射出された射出
樹脂は上端部41a外面に沿ってスムースに下方へ流動
する。このため射出樹脂をゲート42から射出する際、
射出樹脂によってコア41が図18の左右方向(連結方
向Lに直交する方向)にずれることはなく、成形精度を
向上させることができる。このような射出樹脂の射出に
よって注出口10とキャップ20とからなる注出口組合
体が得られ、この場合注出口10とキャップ20を貫通
する空間がコア41により形成される。またコア41の
上端部41aによって、キャップ20内の空間は上板2
5方向に向って先細状に形成される。
【0058】また、注出口10とキャップ20と連結す
る薄肉部28の最小肉厚方向は連結方向Lに沿っている
ので、コア41が射出樹脂により連結方向Lに直交する
方向にわずかにずれても、薄肉部28の最小肉厚の大き
さが変化することはない。
【0059】次に図19により本発明の変形例について
説明する。図19に示す変形例は、キャップ20のうち
外周突起29より上方側の外面全域にシボ加工を施した
ものであり、他は図15乃至図17に示す第3の実施の
形態と略同一である。図19において、図15乃至図1
7に示す第3の実施の形態と同一部分には同一符号を符
して詳細な説明は省略する。
【0060】すなわち図19に示すように、注出口組合
体はフランジ部11と、このフランジ部11に固着され
た外側円筒部13とからなる注出口10を備え、フラン
ジ部11はその両側に突起11a,11aを有してい
る。このような注出口10の外側円筒部13に、キャッ
プ20が連結されている。
【0061】キャップ20は円筒状中央部21と、中央
部21の上方に連結リブ(連結部)24を介して連結さ
れた上板25と、中央部21から外側円筒部13側へ延
びる延長部30とを有している。また延長部30の下端
部外周には、キャップ20を外側円筒部13内に装着し
た場合に外側円筒部13内面に当接する外周突起29が
設けられている。
【0062】またキャップ20の外面全域に、シボ加工
Sが施されている。このようにキャップ20にシボ加工
Sを施すことにより、キャップ20の把持作用が容易と
なる。
【0063】またキャップ20の外面全域にシボ加工S
を施すことにより、キャップ20と注出口10との間の
剥離部分(薄肉部)28の位置を容易に認識することが
できる。すなわち注出口10とキャップ20とは一体成
形されているため、どの部分から両者を剥離するかを認
識することが困難な場合が考えられるが、キャップ20
の外周全域にシボ加工Sを施すことにより、暗やみの中
でも剥離部分28を容易に確認して剥離作業を行うこと
ができる。
【0064】なお、キャップ20の外面全域にシボ加工
Sを施する例を示したが、その代わりに、注出口10の
外面全域にシボ加工Sを施して剥離部分28を確認して
もよい。さらにまた、注出口10およびキャップ20の
外面全域にシボ加工Sを施してもよく、この場合は注出
口10およびキャップ20の把持作用が容易となる。
【0065】上記いずれの場合も、外周突起29の外面
には再密封時(リクローズ時)の密封性(密栓性)を低
下させないようシボ加工Sを施さないことが好ましい。
【0066】また、図18および図19に示す第4の実
施の形態と図1乃至図7に示す第1の実施の形態、図8
乃至図14に示す第2の実施の形態、および図15乃至
図17に示す第3の実施の形態とを組合せてもよい。例
えば、図19に示す実施の形態において、キャップ20
の円筒状中央部21と注出口10の外側円筒部13との
間に弾性帯体31(図12および図13参照)を設けて
もよい。このように注出口10とキャップ20とを弾性
帯体31によって連結することによって、キャップ20
が注出口10から離れて紛失したり、落下してごみ等が
付着することはない。
【0067】第5の実施の形態 次に本発明の第5の実施の形態について説明する。図2
0は本発明の第5の実施の形態を示す注出口組合体の部
分断面図である。
【0068】図20に示す第5の実施の形態は、注出口
10の外側円筒部13の上部とキャップ20の連結部3
6の上部とを帯体31で連結したものであり、他は図1
5乃至図17に示す第3の実施の形態と略同一である。
【0069】図20において、図15乃至図17に示す
第3の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0070】図20において、注出口組合体はフランジ
部11と、このフランジ部11に固着された外側円筒部
13とからなる注出口10を備え、フランジ部11はそ
の両端に突起11a,11aを有している。またフラン
ジ部11の下部には、内側円筒部14と内側取付部12
とが各々設けられている。このような注出口10の外側
円筒部13に、薄肉部28を介してキャップ20が連結
されている。
【0071】キャップ20は円筒状中央部21と、中央
部21に連結部36を介して連結された上板25と、中
央部21から外側円筒部13側へ延びる延長部30とを
有している。また延長部30の下端部外周に、キャップ
20を外側円筒部13内に装着した場合に外側円筒部1
3内面に当接する外周突起29が設けられている。
【0072】また、注出口10の外側円筒部13の上部
と、キャップ20の連結部36の上部とを連結して、弾
性帯体31が設けられている。このようにキャップ20
と注出口10とは弾性帯体31によって連結されている
ので、キャップ20が紛失したり落下してごみ等が付着
することはない。
【0073】第6の実施の形態 次に本発明の第6の実施の形態につい説明する。図21
乃至図23は本発明の第6の実施の形態を示す図であ
る。図21乃至図23に示す第6の実施の形態は、注出
口10の外側円筒部13の上部とキャップ20の連結部
36の上部とを帯体31で連結したものであり、他に図
18に示す第4の実施の形態と略同一である。
【0074】図21乃至図23において、図18に示す
第4の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0075】図21乃至図23に示すように、注出口組
合体はフランジ部11と、このフランジ部11に固着さ
れた外側円筒部13とからなる注出口10を備え、フラ
ンジ部11はその両端に突起11a,11aを有してい
る。
【0076】さらにまた外側円筒部13に、厚肉部28
を介してキャップ20が連結方向(矢印L方向)に沿っ
て連結されている。
【0077】キャップ20は円筒状中央部21と、中央
部21の上方に連結部36を介して連結された上板25
と、中央部21から外側円筒部13側へ延びる延長部3
0とを有している。また延長部30の外周には、キャッ
プ20を外側円筒部13内に装着した場合に外側円筒部
13内面に当接する外周突起29が設けられている。
【0078】さらにキャップ20の円筒状中央部21の
下端に、段部21aが形成されている。この段部21a
はキャップ20を外側円筒部13内に装着した場合に外
側円筒部13の上端部に当接する部分であり、この際、
外周突起29が外側円筒部13内面に当接する。
【0079】このような構成からなる注出口10とキャ
ップ20とを備えた注出口組合体は、図21に示すよう
に、射出金型40内において射出樹脂により一体成形さ
れる。図21において、射出金型40には、上板25の
略中央部直上にゲート42が設けられ、また射出金型4
0内にはコア41が配設されている。このコア41は注
出口10およびキャップ20を貫通する空間を形成する
ものである。
【0080】コア41の上端部41aは、上板25方向
(ゲート42方向)に向って先細状に形成されるととも
に、上端部41aはゲート42に対応する位置に配置さ
れている。また注出口10とキャップ20とを連結する
薄肉部28は、射出金型40とコア41とによって形成
されるが、薄肉部28の最小肉厚方向は注出口10とキ
ャップ20との連結方向Lに沿っている(一致してい
る)。
【0081】また、図22および図23に示すように、
注出口10の外側円筒部13の上部とキャップ20の連
結部36の上部とを連結して、弾性帯体31が設けられ
ている。なお、キャップ20の連結部36は軸部24a
と、軸部24aから半径方向外方へ延びる断面略十文字
状の連結リブ24とを有している。
【0082】第7の実施の形態 次に本発明の第7の実施の形態について説明する。図2
4および図25は本発明の第7の実施の形態を示す図で
ある。図24および図25に示す第7の実施の形態は、
キャップ20の円筒状中央部21および上板25の外周
面に把持溝44,45を設けたものであり、他は図18
に示す第4の実施の形態と略同一である。
【0083】図24および図25において、図18に示
す第4の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0084】図24および図25に示すように、注出口
組合体はフランジ部11と、フランジ部11に固着され
た外側円筒部13とからなる注出口10を備え、フラン
ジ部11はその両側に突起11a,11aを有してい
る。またフランジ部11は外側円筒部13を支持する厚
肉支持部11bを有し、フランジ部11の下部には、内
側円筒部14および内側取付部12が各々設けられてい
る。
【0085】また外側円筒部13に、薄肉部28を介し
てキャップ20が連結されている。キャップ20は円筒
状中央部21と、中央部21の上方に軸部24aと連結
リブ24とからなる連結部36を介して連結された上板
25と、中央部21から外側円筒部13側へ延びる延長
部30とを有している。また延長部30の外周には、キ
ャップ20を外周円筒部13内に装着した場合に、外側
円筒部13内面に当接する外周突起29が設けられてい
る。さらにキャップ20の円筒状中央部21の下端に、
段部21aが形成されている。
【0086】またキャップ20の上板25および円筒状
中央部21は、いずれも円筒状の外周面を有しており、
これらの円筒状外周面に把持溝44,45が各々設けら
れている。この把持溝44,45は、キャップ20を把
持する際、滑り止め機能を果すものであるが、上板25
および円筒状中央部21のうち、いずれか一方に設けて
もよい。
【0087】第8の実施の形態 次に本発明の第8の実施の形態について説明する。図2
6乃至図29は、本発明の第8の実施の形態を示す図で
ある。図26乃至図29に示す第8の実施の形態は、注
出口10の外側円筒部13の上部とキャップ20の連結
部36の上部とを帯体31で連結するとともに、フラン
ジ部11の構成が異なるものであり、他は図18に示す
第4の実施の形態と略同一である。
【0088】図26乃至図29において、図18に示す
第4の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細
な説明は省略する。
【0089】図26乃至図29に示すように注出口組合
体はフランジ部11と、このフランジ部11に固着され
た外側円筒部13とからなる注出口10を備え、フラン
ジ部11はその両端に突起11a,11aを有してい
る。またフランジ部11は外側円筒部13を支持する厚
肉支持部11bを有し、突起11a,11aと厚肉支持
部11bとの間には平坦面11cが形成されている。
【0090】さらに注出口10の外側円筒部13に、キ
ャップ20が連結されている。キャップ20は円筒状中
央部21と、中央部21の上方に連結部36を介して連
結された上板25と、中央部21から外側円筒部13側
へ延びる延長部30とを有している。また延長部30の
外周には、キャップ20を外側円筒部13内に装着した
場合に、外側円筒部13内面に当接する外周突起29が
設けられている。
【0091】さらにキャップ20の円筒状中央部21の
下端に段部21aが形成され、またキャップ20の連結
部36上部と注出口10の外側円筒部13の上部との間
には、弾性帯体31が設けられている。またキャップ2
0の連結部36は軸部24aと、軸部24aから半径方
向外方へ延びる断面略十文字状の連結リブ24とからな
っている。
【0092】また図26乃至図29に示すように、弾性
帯体31と反対側の連結リブ24の上部には切欠46が
設けられている。この切欠46はキャップ20を注出口
10から取外してフランジ部11の突起11aに引掛け
ておく場合、突起11aと係合するものである。またキ
ャップ20の上板25外周面には、弾性帯体31と反対
側にフランジ部11の平坦面11cに当接する当接面2
5aが形成されている。
【0093】キャップ20を注出口10から取外した場
合、キャップ20は弾性帯体31により注出口10側に
連結されるが、この場合帯体31と反対側に形成された
連結リブ24の切欠46を、帯体31側に位置するフラ
ンジ部11の突起11aに係合させることにより、キャ
ップ20を堅固にフランジ部11に引掛けて固定するこ
とができる(図26乃至図29参照)。
【0094】この場合、キャップ20の上板25には、
フランジ部11の平坦面11cに当接する当接面25a
が形成されているので、上板25をフランジ部11の平
坦面11cによって安定して支持することができる。ま
た図29に示すように、上板25の高さ(当接面の高
さ)は、フランジ部11の平坦面11cの幅(突起11
aと厚肉支持部11bとの間の距離)と略同一となって
いるので、上板25をフランジ部11の突起11aと厚
肉支持部11bとの間で堅固に固定することができる。
【0095】次に図30により第8の実施の形態の変形
例について説明する。図30に示す変形例は、フランジ
部11の突起11aに外方へ突出する凸部47を設け、
キャップ20の連結リブ24に凸部47と係合する凹部
48を設けたものであり、他は図28乃至図29に示す
実施の形態と略同一である。
【0096】図30に示すように、フランジ部11に凸
部47を設け、連結リブ24の切欠46に対応する部分
に凸部47に係合する凹部48を設けることにより、凸
部47と凹部48とを係合させることができる。これに
より、フランジ部11に対してキャップ20をより堅固
に固定することができる。
【0097】いずれにせよ、フランジ部11の突起11
aを使用し、キャップ20を固定する方式をとるもので
あり、当接面25aまたは切欠46が無い場合でも突起
11aを使用してキャップ20の係止めを行うことがで
きる。
【0098】第9の実施の形態 次に図31乃至図34により本発明の第9の実施の形態
について説明する。本発明の第9の実施の形態は、包装
袋に注出口組合体を取付けてなる注出口付包装体を示
す。
【0099】すなわち図31および図32に示すよう
に、注出口付包装体は、ガゼット型包装袋50と、ガゼ
ット型包装袋50の上部略中央部にシールによって取付
けられた注出口組合体10,20とを備えている。
【0100】このうち、注出口組合体10,20は、図
18に示す第4の実施の形態に示す注出口組合体と略同
一であり、図31および図32に示す注出口組合体1
0,20のうち図18に示す注出口組合体と同一部分に
は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0101】次にガゼット型包装袋50の上部略中央部
に、注出口組合体10,20を取付けた方法について説
明する。図31および図32に示すように、まず上部が
開口したガゼット型包装袋50が準備され、ガゼット型
包装袋50内に、注出口組合体10,20の一対の接着
板12a,12aからなる内側取付部12が挿入され
る。
【0102】次に内側取付部12の一対の接着板12
a,12aに対してガゼット型包装袋50が仮止めシー
ルされ、その後内側取付部12の一対の接着板12a,
12aの全面にガゼット型包装袋50が全面シールされ
る。次に一対の接着板12a,12aに対してガゼット
型包装袋50が帯状にリングシールされ、ガゼット型包
装袋50表面に上下方向に並んで配置された2本のシー
ルリング部71,72が形成される。
【0103】次にガゼット型包装袋50と一対の接着板
12a,12aとのシール部分が冷却される。
【0104】このようなリングシールによって、ガゼッ
ト型包装袋50内面に注出口組合体10,20の一対の
接着板12a,12aを密封性良くシールして取付ける
ことができる。
【0105】なお、包装袋として、図31に示すガゼッ
ト型包装袋50に限る必要はなく、ガゼット型包装袋5
0の代わりに図33に示すスタンディングパウチ型包装
袋51を用いてもよい。また図34に示すような四方に
シール部52aが形成された四方シール包装袋52を用
いてもよい。
【0106】さらにまた図39に示すように、四方にシ
ール部52aが設けられるとともに傾斜シール部52b
とを有する他の四方シール包装袋52を用いてもよい。
傾斜シール部52bは、四方シール包装袋52の上縁と
側縁との間に延び、この傾斜シール52bによって内容
物を注出口10側へ容易に導くことができる。
【0107】傾斜シール部52bは四方シール包装袋5
2に設けられているが、この傾斜シール部52bを図3
1に示すようなガゼット型包装袋50に設けてもよい。
また傾斜シール部52bを図33に示すスタンディング
パウチ型包装袋51に設けてもよく、またシール部を有
する他の包装袋に設けてもよい。
【0108】次に包装袋50,51,52の材料につい
て述べる。包装袋50,51,52に使用する材料は、
充填する内容物の種類および注出口組合体10,20の
材料に応じて適するものを選択して使用するが、通常の
フレキシブルパッケージで使用される材料を同様に使用
することができる。
【0109】通常、包装袋50,51,52の材料とし
ては積層フィルムを用いるが、その構成は、外面から順
に表面層/シーラント層、又は、表面層/中間層/シー
ラント層のように積層したものである。この構成におい
て、表面層および中間層はそれぞれ単独のフィルムなど
の層でもよいが、二種以上の多層で構成してもよい。ま
た、上記各層の間には必要に応じて接着層を設けること
ができる。
【0110】表面層は、印刷適性、ラミネート適性に優
れ、引張り強度、衝撃強度、耐擦傷性度の総合的な機械
的強度に優れると共に、耐溶剤性、耐薬品性のほか、ヒ
ートシールの際の加熱に対する耐熱性などが必要であ
る。
【0111】このような性能、条件を満たすフィルムと
しては、例えば、2軸延伸ポリエステルフィルム、2軸
延伸ナイロンフィルム、2軸延伸ポリプロピレンフィル
ムなどのほか、これらに防湿性やガスバリヤー性を付与
するためにポリビニデンクロライド(PVDC)などを
コーティングしたフィルムなどが挙げられ、これらを単
独または二種以上を積層して使用することができる。こ
のような表面層の厚さは、9μm〜50μm程度の範囲
が適当である。
【0112】厚さが9μm未満の場合は、強度が不足
し、印刷やラミネートの加工適性も低下するため好まし
くない。また、50μmを超える厚さは、本発明の場
合、包装袋自体が小型でもあり、強度も充分であるため
その必要性がなく、材料コストが高くなる点で好ましく
ない。
【0113】中間層は、積層フィルムの機械的強度の向
上、或いは、水蒸気や各種のガスバリヤー性などを向上
させるために設けるものであり、目的に応じて例えばナ
イロン、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物(EVOH)などのフィルムやアルミ
ニウム箔、或いは、アルミニウムや酸化珪素、アルミナ
などの薄膜(厚さ400〜600オングストローム)を
真空蒸着などにより表面に被覆した樹脂フィルムなどが
用いられる。中間層の厚さは、通常7〜50μm程度が
適当である。
【0114】厚さが7μm未満の場合は、強度や各種バ
リヤー性など必要な性能が得られず、ラミネートなどの
加工適性も低下するため好ましくない。また、50μm
を超える厚さは、性能面で既に充分であり、その必要性
がなく、材料コストも高くなるため好ましくない。
【0115】中間層を表面層に積層する方法は、中間層
が予めフィルム状で準備されている場合には、従来公知
のドライラミネーション法、或いは、ポリエチレンなど
の熱接着性樹脂を表面層と中間層の間にTダイから押し
出して圧着し、接着させる押し出しラミネーション法
(サンドイッチラミネーション法とも呼ばれる)などで
積層することができる。また、中間層の材料がペレット
状などの樹脂である場合には、表面層のフィルムに押し
出しコートして積層するか、或いは、一旦インフレーシ
ョン成形などによりフィルム化し、これを前記と同様ド
ライラミネーション法または押し出しラミネーション法
などで貼り合わせて積層してもよい。
【0116】尚、表面層のフィルムに中間層を積層する
際、接着性安定化のため表面層の積層面にコロナ放電処
理などを施し、更に、有機チタン系、ウレタン系、イミ
ン系、ゴム系等の公知のアンカーコートを施すこともで
きる。
【0117】次に、シーラント層は、積層フィルムの最
内層に設けられるもので、積層フィルムが製袋される際
に、シーラーの熱と圧により十分な強度で熱接着するこ
とが必要である。また、シーラント層は注出口組合体1
0,20の材質との熱溶着性が必要であり、さらに袋の
最内層にあり、充填される内容物と直接接触することか
ら耐内容物性も必要となる。
【0118】このようなシーラント層には、低密度ポリ
エチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン(LL
DPE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビ
ニル共集合樹脂(EVA)、エチレン−アクリル酸共重
合樹脂(EAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合
樹脂(EEA)、アモルファスポリエステル、アイオノ
マーなどのポリオレフィン系樹脂が使用でき、これらの
中から注出口組合体10,20の材質および内容物の種
類に応じて適性のあるものを選択して使用することがで
きる。
【0119】シーラント層の積層は、上記のような樹脂
を、表面層、又は表面層と中間層とを積層したフィルム
の内面側に押し出しコートして積層できるほか、予め上
記樹脂をフィルム化しておいて、これをドライラミネー
ション法などで積層することもできる。この場合も接着
性安定化のために積層面に、前記と同様、コロナ放電処
理やアンカーコートなどの前処理を施すことができる。
【0120】シーラント層の厚さが15μm未満の場合
は、充分なヒートシール強度が得られないため好ましく
なく、また、厚さが200μmを超えても、特にヒート
シール強度が強くなることもなく、むしろヒートシール
に要する時間が長くなり、材料コストも高くなるため好
ましくない。
【0121】上記包装袋50,51,52は、以上のよ
うに作成した積層フィルムを製袋機、または製袋、充填
機(製袋と充填、シールをインラインで行う機械)に掛
けて、袋状に熱接着させて作成する。
【0122】具体的実施例 次に図31乃至図34に示す第9の実施の形態の具体的
実施例について、図35乃至図38により説明する。
【0123】本具体的実施例において、注出口組合体1
0,20がポリプロピレン(PP)、低密度ポリエチレ
ン(LDPE)および線状超低密度ポリエチレン(LL
DPE)のいずれか、例えばLLDPEを用いて作製さ
れ、注出口組合体10,20の折れ強度が測定された。
【0124】また注出口組合体10,20が取付けられ
る包装袋50,51,52内に各種内容物が充填され、
包装袋50,51,52のシール強度が測定された。
【0125】注出口組合体10,20の折れ強度の測定
方法は次のとおりである。まず図36に示すように注出
口組合体10,20のフランジ部11が万力61によっ
て固定され、次に図35に示すように注出口組合体1
0,20のうちキャップ20側がプッシュプル測定器6
0により引張られて折れ強度が測定される。
【0126】またシール強度の測定方法は次のとおりで
ある。まず図37に示すように注出口組合体10,20
の一対の接着板12a,12aが、6つの部分a,b,
c,d,e,fに区画され、各部分a,b,c,d,
e,f毎に包装袋50,51,52の一部がシールされ
る。次に包装袋50,51,52の一部が反転されてテ
ンシロン(図示せず)により上方へ引張られ、包装袋5
0,51,52の破断強度が測定される(図38)。
【0127】次に上記折れ強度およびシール強度の測定
条件、および評価結果を示す。
【0128】折れ強度およびシール強度について 注出口付き容器 物性評価 1.テスト品内訳 注出口組合体の材質 LLDPE 包装袋 PET/ON/LLDPE 内容物 A,B,C 2.評価方法 注出口付包装袋に各種内容物を充填してシールした後、
50度ドライ雰囲気内で300時間保存 その後の折れ
強度、シール強度を測定した。 3.評価結果
【0129】
【表1】
【0130】
【表2】 充填前のシール強度 テンシロン使用 (kg) 包装袋を6つの部分にカットし、各々の箇所をテンシロ
ンにて包装袋と注出口組合体を反対方向に引っ張り、包
装袋が破断した時の力を測定した。この時のシール強度
は、平均4.87kgであった。 充填保存後のシール強度 テンシロン使用 (kg) 包装袋を6つの部分にカットし、各々の箇所をテンシロ
ンにて包装袋と注出口組合体を反対方向に引っ張り、包
装袋が破断した時の力を内容物A,B,C毎に測定した
(内容物各 種n=3)
【0131】
【表3】 4.考察 各内容物による保存テスト結果 折れ強度に関しては
保存前後での強度変化はあまり見られない。 各内容物による保存テスト結果 シール強度に関して
もシール強度変化はあまり問題の無いレベルと思われ
る。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キ
ャップの裏面を常に衛生な状態に保つことができ、キャ
ップの装着動を簡単に行なうことができる注出口組合体
を得ることができる。またこのような注出口組合体を有
する注出口付包装体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による注出口組合体
を示す斜視図。
【図2】注出口組合体の部分断面図。
【図3】注出口組合体の部分底面図。
【図4】注出口組合体の拡大部分断面図。
【図5】注出口組合体の平面図。
【図6】本発明による注出口組合体の変形例を示す平面
図。
【図7】図6に示す注出口組合体の側面図。
【図8】本発明の第2の実施の形態による注出口組合体
を示す斜視図。
【図9】図8に示す注出口組合体の側面図。
【図10】注出口組合体の作用を示す図。
【図11】注出口組合体の底面図。
【図12】注出口組合体の変形例を示す斜視図。
【図13】図12に示す注出口組合体の側面図。
【図14】注出口組合体の更なる変形例を示す図。
【図15】本発明の第3の実施の形態による注出口組合
体を示す側面図。
【図16】注出口組合体の作用を示す図。
【図17】注出口組合体の連結部の断面図。
【図18】本発明の第4の実施の形態による注出口組合
体を示す図。
【図19】本発明による注出口組合体の変形例を示す
図。
【図20】本発明の第5の実施の形態による注出口組合
体を示す図。
【図21】本発明の第6の実施の形態による注出口組合
体を示す拡大側断面図。
【図22】注出口組合体の部分側断面図。
【図23】注出口組合体の平面図。
【図24】本発明の第7の実施の形態による注出口組合
体を示す斜視図。
【図25】注出口組合体の側断面図。
【図26】本発明の第8の実施の形態による注出口組合
体を示す斜視図。
【図27】注出口組合体の側面図。
【図28】注出口組合体の平面図。
【図29】注出口組合体の作用を示す図。
【図30】注出口組合体の変形例を示す図。
【図31】本発明の第9の実施の形態を示すガゼット型
の注出口付包装袋を示す図。
【図32】注出口包装袋の部分拡大図。
【図33】スタンディングパウチ型の注出口付包装袋を
示す図。
【図34】四方シール型の注出口付包装袋を示す図。
【図35】注出口組合体をプッシュプル測定器で引張る
状態を示す図。
【図36】注出口組合体を万力で固定する状態を示す
図。
【図37】注出口組合体のシール強度を測定する状態を
示す底面図。
【図38】注出口組合体のシール強度を測定する状態を
示す斜視図。
【図39】四方シール型の注出口付包装袋を示す図。
【符号の説明】
10 注出口 11 フランジ部 12 内側取付部 12a,12a 接着板 13 外側円筒部 14 内側円筒部 15 包装袋 17 係合突起 17a 追加の係合突起 20 キャップ 21 円筒状中央部 21a 段部 22 係合リブ 22a 段部 24 連結リブ 25 上板 28 薄肉部 28a 剥離端 29 外周突起 30 延長部 31 弾性帯体 36 連結部 40 射出金型 41 コア 42 ゲート 50 ガゼット型包装袋 51 スタンディングパウチ型包装袋 52 四方シール包装袋

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】包装体の外側に位置する外側筒部と、包装
    体内面に固着される内側取付部とからなる注出口と、 前記注出口の外側筒部の端部に装着方向を向いた状態で
    剥離自在に取付けられたキャップとを備え、 前記キャップは前記外側筒部から取外され、前記外側筒
    部内に装着されて前記注出口を密封することを特徴とす
    る注出口組合体。
  2. 【請求項2】キャップは、キャップ装着時に外側筒部に
    当接する段部を有するとともに、外側筒部内面にキャッ
    プ装着時にキャップの剥離端と係合する係合突起が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の注出口組合
    体。
  3. 【請求項3】キャップは、キャップ装着時に外側筒部に
    当接する段部を有するとともに、キャップの剥離端近傍
    の外周面に、外側筒部内面に当接する外周突起が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の注出口組合
    体。
  4. 【請求項4】外側筒部内面に、キャップ装着時にキャッ
    プの外周突起と係合する追加係合突起が設けられること
    を特徴とする請求項3記載の注出口組合体。
  5. 【請求項5】内側取付部は一対の接着板と、この一対の
    接着板内に設けられるとともに、外側筒部に連通する内
    側筒部とからなり、一対の接着板は中央部分においてそ
    の幅が膨脹するとともに両端側に向って徐々にその幅が
    減少し、この両端側において中空部を形成することを特
    徴とする請求項1記載の注出口組合体。
  6. 【請求項6】一対の接着板の両端と前記内側筒部との間
    に一対の接着板と略同一方向に延びるリブを設けたこと
    を特徴とする請求項5記載の注出口組合体。
  7. 【請求項7】注出口の外側筒部と内側取付部との間にフ
    ランジ部が設けられ、このフランジ部両側に突起を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の注出口組合体。
  8. 【請求項8】フランジ部は外側筒部を支持する厚肉支持
    部を有し、フランジ部の突起と厚肉支持部は同一高さを
    有することを特徴とする請求項7記載の注出口組合体。
  9. 【請求項9】フランジ部の厚肉支持部と突起は、いずれ
    もその側縁が直線状に形成されていることを特徴とする
    請求項8記載の注出口組合体。
  10. 【請求項10】注出口とキャップとを帯体で連結したこ
    とを特徴とする請求項1記載の注出口組合体。
  11. 【請求項11】注出口の外側筒部と内側取付部との間に
    フランジ部が設けられ、このフランジ部の少なくとも帯
    体側に突起を設けたことを特徴とする請求項10記載の
    抽出組合体。
  12. 【請求項12】キャップにフランジ部の突起と係合可能
    な切欠を設けたことを特徴とする請求項11記載の注出
    口組合体。
  13. 【請求項13】キャップは円筒状中央部と、この円筒状
    中央部に連結部を介して連結された上板とを有し、 切欠は連結部に設けられるとともに、上板にフランジ部
    に当接する当接面を形成したことを特徴とする請求項1
    2記載の注出口組合体。
  14. 【請求項14】キャップの連結部に凹部が形成されると
    ともに、フランジ部の突起に連結部の凹部内に嵌合する
    凸部が設けられていることを特徴とする請求項13記載
    の注出口組合体。
  15. 【請求項15】外側筒部は円筒状に形成されるととも
    に、その内面にめねじが設けられ、キャップは円筒状に
    形成されるとともにその外面に外側筒部のめねじと係合
    するおねじが設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の注出口組合体。
  16. 【請求項16】キャップは円筒状中央部と、この円筒状
    中央部に連結部を介して連結された上板とを有し、前記
    連結部は断面略十文字状の連結リブを有することを特徴
    とする請求項1記載の注出口組合体。
  17. 【請求項17】円筒状中央部または上板のうち、少なく
    とも一方の外周面に把持溝を設けたことを特徴とする請
    求項16記載の注出口組合体。
  18. 【請求項18】注出口とキャップはコアを有する射出金
    型内において射出樹脂により一体成形され、 キャップは上板を有し、 キャップ内にはコアによって上板近傍まで延びる空間が
    形成されるとともに、キャップ内の空間は上板方向に向
    って先細状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の注出口組合体。
  19. 【請求項19】注出口とキャップはコアを有する射出金
    型内において合成樹脂により一体成形され、 注出口の外側円筒部とキャップとは、薄肉部を介して互
    いに連結されるとともに、この薄肉部はその最小肉厚の
    方向が注出口とキャップの連結方向に沿うよう形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の注出口組合体。
  20. 【請求項20】注出口外周面またはキャップ外周面のい
    ずれかにシボ加工が施されていることを特徴とする請求
    項1記載の注出口組合体。
  21. 【請求項21】注出口と、上板を有するキャップとから
    なる注出口組合体を射出樹脂により一体成形する射出金
    型と、 注出口およびキャップ内に空間を形成するコアとを備
    え、 前記コアは上板方向に向って先細状となる上端部を有
    し、射出樹脂はコアの上端部に向って射出されることを
    特徴とする注出口組合体の製造装置。
  22. 【請求項22】注出口と、この注出口に薄肉部を介して
    連結されたキャップとからなる注出口組合体を射出樹脂
    によって一体成形する射出金型と、 注出口およびキャップ内に空間を形成するコアとを備
    え、 前記コアは薄肉部の最小肉厚の方向が注出口とキャップ
    の連結方向に沿うような形状を有していることを特徴と
    する注出口組合体の製造装置。
  23. 【請求項23】包装体と、 この包装体の外側に位置する外側筒部と、包装体内面に
    固着された内側取付部とからなる注出口と、注出口の外
    側筒部の端部に装着方向を向いた状態で剥離自在に取付
    けられたキャップとを有する注出口組合体とを備え、 前記キャップは前記外側筒部から取外され、前記外側筒
    部内に装着されて注出口を密封することを特徴とする注
    出口付包装袋。
  24. 【請求項24】包装袋はスタンディングパウチ型包装袋
    であることを特徴とする請求項23記載の注出口付包装
    袋。
  25. 【請求項25】包装袋はガゼット型包装袋であることを
    特徴とする請求項23記載の注出口包装袋。
  26. 【請求項26】包装袋は周辺シール型包装袋であること
    を特徴する請求項23記載の注出口付包装袋。
  27. 【請求項27】包装袋に、外側筒部と内側取付部とから
    なる注出口と、注出口の外側筒部の端部に装着方向を向
    いた状態で剥離自在に取付けられたキャップとを有する
    注出口組合体をシールして取付ける注出口組合体の取付
    シール方法において、 包装袋内に注出口組合体の内側取付部を挿入する工程
    と、 内側取付部に対して包装袋を仮止めシールする工程と、 内側取付部に対して包装袋を全面シールする工程と、 内側取付部に対して包装袋をリングシールする工程と、 内側取付部と包装袋とのシール部を冷却する工程と、を
    備えたことを特徴とする注出口組合体の取付シール方
    法。
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