JPH11227852A - ウェットティッシュの包装袋 - Google Patents

ウェットティッシュの包装袋

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JPH11227852A
JPH11227852A JP5004898A JP5004898A JPH11227852A JP H11227852 A JPH11227852 A JP H11227852A JP 5004898 A JP5004898 A JP 5004898A JP 5004898 A JP5004898 A JP 5004898A JP H11227852 A JPH11227852 A JP H11227852A
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wet tissue
zipper
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film
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Koji Yamaguchi
孝司 山口
Hiroaki Kachi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時の使い勝手がよく、プラスチックの使
用量が少なく、経済性および使用後の廃棄適性にも優れ
たロール状ウェットティッシュの包装袋を生産性よく提
供する。 【解決手段】 プラスチックを主とする積層フィルムを
袋状にヒートシールしてなる包装袋において、その上部
ヒートシール部8の下の内面にジッパー形式のファスナ
ー10を設け、更にその下に、引き出されたウェットテ
ィッシュを保持するための保持板50を設けてウェット
ティッシュの包装袋100を構成する。袋の形態は、ス
タンディングパウチまたはガセットパウチ形式が、自立
性がよく、外観、使い勝手に優れる点でより好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェットティッシ
ュの包装袋に関し、更に詳しくは、ロール状のウェット
ティッシュを好適に密封包装でき、使用時には、使い勝
手がよく、また、使用後の廃棄適性にも優れたウェット
ティッシュの包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、折り重ね形式のウェットティッシ
ュの包装には、プラスチック成形容器のほか、内袋とカ
ートンを組み合わせたものなどが用いられている。しか
し、ロール状のウェットティッシュの包装には、殆どの
場合、ブロー成形による容器本体と射出成形によるスリ
ット状などの取り出し口付き内蓋および外蓋を組み合わ
せたプラスチック成形容器が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなプラスチッ
ク成形容器は、剛性があり、使い勝手がよい利点を有す
るものの、プラスチックの使用量が多く、使用後、廃棄
する際には嵩張り、また、焼却を必要とするなど環境問
題に対しては好ましくない面があり、コスト面でも高価
になる欠点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたものであり、その目的とするところは、生
産性および使い勝手がよく、プラスチックの使用量も少
なく、使用後、廃棄する際には、嵩張らず、焼却処理な
どによる環境面に対する影響も少なく、且つ、コスト面
でも安価なウェットティッシュの包装袋を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、プラスチックを主とする積層フィルムを
袋状にヒートシールしてなるウェットティッシュの包装
袋であって、該包装袋の上部ヒートシール部の下の内面
にジッパー形式のファスナーが取り付けられ、更に、そ
の下の内面に、該包装袋の内部に収納されるウェットテ
ィッシュの先頭部を保持し、使用単位長さに切り取り易
くするための保持板が取り付けられていることを特徴と
するウェットティッシュの包装袋からなる。
【0006】上記本発明において、ジッパー形式のファ
スナーは、互いに嵌合可能な凸条が設けられたテープ体
と、凹条が設けられたテープ体との組み合わせで構成さ
れ、袋の開口部の内面に、両者をその凸条と凹条とが対
向するように配置し、そのテープ体部で袋に熱接着して
取り付け、凸条と凹条との嵌合または解離により、袋の
開閉を容易に、且つ繰り返し行えるようにするものであ
る。
【0007】前記のような構成を採ることにより、包装
袋に収納されたウェットティッシュを使用する際には、
先ず、包装袋の上部ヒートシール部を切り取り、ジッパ
ー形式のファスナーの嵌合を解離して上部を開口させ
る。次いで、収納されているウェットティッシュの先頭
部を摘んで、ジッパー形式のファスナーの下に取り付け
られている保持板のティッシュ保持部を通して、引き出
すことにより、ティッシュ保持部とウェットティッシュ
との間に抵抗を生じるため、ウェットティッシュは使用
単位長さで切断され、取り出される。この時、残留する
ウェットティッシュは、その先頭部がティッシュ保持部
で保持され、内部に沈み込むことがなく、次回の使用に
備えることができる。次いで、ジッパー形式のファスナ
ーを嵌合させることにより、開口部を閉じることができ
る。
【0008】このようなウェットティッシュの包装袋
は、プラスチック成形容器と比較して、プラスチックの
使用量を少なくでき、しかも、使い勝手は良好に維持で
き、且つ、使用後は嵩張らず、焼却、或いは埋め立てな
ど廃棄物としての処理も容易で環境に対する影響も少な
く、経済性にも優れたウェットティッシュの包装袋が得
られる。
【0009】請求項2に記載した発明は、前記包装袋
が、スタンディングパウチまたはガセットパウチ形式の
包装袋であることを特徴とする請求項1記載のウェット
ティッシュの包装袋である。
【0010】このような構成を採ることにより、前記請
求項1に記載した発明の作用、効果に加えて、包装袋に
自立性が付加されるため、包装袋を一層安定した状態で
立てて置くことができ、外観が向上すると同時に、使い
勝手も一層よくすることができる。
【0011】請求項3に記載した発明は、前記保持板
が、プラスチックシートの打ち抜き体で形成されている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のウェットテ
ィッシュの包装袋からなる。
【0012】このような構成を採ることにより、前記請
求項1または2に記載した発明の作用、効果に加えて、
保持板の製造を安価に且つ生産性よく行えると同時に、
保持板に耐水性および剛性があるため、包装袋内でウェ
ットティッシュと長期間接触しても、その剛性に変化が
なく、ウェットティッシュの先頭部が確実に保持され、
内部に沈み込むことがなく、また、使用単位長さに切り
取る操作の容易さも良好に維持される。
【0013】請求項4に記載した発明は、前記包装袋の
上部ヒートシール部とジッパー形式のファスナーとの間
に、易開封性手段が設けられていることを特徴とする請
求項1乃至3のいずれかに記載のウェットティッシュの
包装袋からなる。
【0014】上記本発明において、易開封性手段は、通
常のパウチでも多用されるノッチのほか、レーザー光照
射などによるハーフカット線、或いは、機械的手段で設
けられるパウチ端縁部の端縁線と略直角方向に向く細長
くて小さな傷痕の群(例えば、特開昭61−14215
9に開示される)などであり、これらはそれぞれを単独
で用いてもよく、また、ノッチとハーフカット線のよう
に組み合わせて用いてもよい。尚、前記ノッチは、通
常、I字型やV字型のノッチが利用されているが、形状
は特に限定されず、切り取り方向に鋭角部分を有する形
状であれば何でも使用することができる。
【0015】前記のような構成を採ることにより、前記
請求項1乃至3に記載した発明の作用、効果に加えて、
包装袋の上部ヒートシール部を切り取って開封する際、
鋏などの道具を使うことなく、手だけで所望の位置で容
易に上部ヒートシール部を切り取ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明のウェットティッシ
ュの包装袋の製造に用いる材料、および包装袋の製造方
法など実施の形態について説明する。先ず、本発明のウ
ェットティッシュの包装袋の本体部分に用いるフィルム
としては、主にプラスチックを主体とする積層フィルム
を用いるが、特に限定はされず、例えば、水分を含む内
容物の包装袋用に用いられている公知の積層フィルム
は、いずれも使用することができる。好ましく使用でき
る積層フィルムの代表的な例として、以下のような構成
が挙げられる。
【0017】(1) OPPフィルム/接着層/LDPE層
(シーラント層) (2) OPPフィルム/接着層/L・LDPE層(シーラ
ント層) (3) OPPフィルム/接着層/アルミニウム箔/接着層
/L・LDPE層(シーラント層) (4) OPPフィルム/接着層/EVOH層/接着層/L
・LDPE層(シーラント層) (5) PETフィルム/接着層/LDPE層(シーラント
層) (6) PETフィルム/接着層/L・LDPE層(シーラ
ント層) (7) PETフィルム/接着層/アルミニウム箔/接着層
/L・LDPE層(シーラント層) (8) PETフィルム(シリカ蒸着層)/接着層/L・L
DPE層(シーラント層) (9) PETフィルム/接着層/EVOH層/接着層/L
・LDPE層(シーラント層) (10)ONフィルム/接着層/LDPE層(シーラント
層) (11)ONフィルム/接着層/L・LDPE層(シーラン
ト層) (12)ONフィルム/接着層/アルミニウム箔/接着層/
L・LDPE層(シーラント層) (13)ONフィルム(シリカ蒸着層)/接着層/L・LD
PE層(シーラント層) (14)ONフィルム/接着層/EVOH層/接着層/L・
LDPE層(シーラント層) などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく
様々な構成(材料の組み合わせ)の積層フィルムを使用
することができる。
【0018】尚、上記において、OPPフィルムは2軸
延伸ポリプロピレンフィルム、PETフィルムは2軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、ONフィルム
は2軸延伸ナイロンフィルム、LDPEは低密度ポリエ
チレン、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチレン、E
VOHはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を指す
ものである。
【0019】また、LDPE層、L・LDPE層、EV
OH層は、それぞれ予め製膜したフィルムを、接着剤を
用いて公知のドライラミネーション法で貼り合わせて積
層してもよく、また、それぞれの樹脂を、積層面にアン
カーコート(一種のプライマーコート)などの前処理を
施した後、押し出しコーティング法で積層してもよい。
従って、前記積層フィルムの構成で接着層と表示した部
分は、ドライラミネーション法で積層する場合は接着剤
であり、押し出しコーティング法で積層する場合はアン
カーコート剤となる。
【0020】前記の積層フィルムの構成において、OP
Pフィルム、PETフィルム、ONフィルムは、基材フ
ィルムとして包装袋に機械的強度や印刷適性を付与し、
アルミニウム箔、シリカ蒸着層、EVOH層などは、特
にガスバリヤー性を必要とする場合に積層するものであ
る。
【0021】また、前記積層フィルムの各構成におい
て、OPPフィルム、PETフィルム、ONフィルムな
どの基材フィルムとシーラント層との間には、例えば、
基材フィルムの内側に隣接させて、更に一軸延伸ポリプ
ロピレンフィルム、一軸延伸高密度ポリエチレンフィル
ムなどの一軸延伸フィルムを積層することができる。こ
のような一軸延伸フィルムは、その延伸方向を包装袋の
上部ヒートシール部の切り取り方向と一致するように用
いることにより、この部分を引き裂いて開封する際、引
き裂きの方向性を一層安定化させることができる。
【0022】そして、シーラント層としては、LDPE
と、L・LDPEの2種類の例を挙げたが、L・LDP
Eは、ヒートシールの安定性や耐内容物性、例えば界面
活性剤に対する耐ストレスクラッキング性などに優れて
いる。シーラント層には上記のほか、ポリプロピレン
(無延伸)、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合
体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノ
マー、ポリエステル系樹脂などを使用することができ
る。
【0023】特に、エチレン・αオレフィン共重合体で
メタロセン系触媒を用いて重合したものは、分子量分布
の幅が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒート
シール性や、熱間シール性に優れており、ガセットパウ
チ、スタンディングパウチなどヒートシール部にフィル
ムの重なりの差による段差のあるパウチのシーラント層
にはシール抜けによるピンホールの発生を防止できる点
で適している。更に、該共重合体にオレフィン系エラス
トマーをブレンドしたものを用いることにより、シーラ
ント層の熱流動性が改善され、前記段差によるピンホー
ルの発生も一層効果的に防止することができる。
【0024】次に、本発明のウェットティッシュの包装
袋の上部ヒートシール部の下の内面に取り付けるジッパ
ー形式のファスナーは、チャックテープなどの名称でポ
リエチレンのほか各種ポリオレフィン系樹脂で作製され
たテープ状のものが市販されている。従って、これらの
中から適するものを選択し、製袋前、または製袋とイン
ラインなど適時の段階で、所定の位置にヒートシールに
より取り付けることができる。
【0025】また、包装袋の内面の前記ジッパー形式の
ファスナーの下に取り付ける保持板は、ウェットティッ
シュを容易に取り出せるよう、その先頭部を保持し、且
つ、引出されたウェットティッシュを使用単位長さにカ
ットする際、押さえの機能を果たすものである。従っ
て、保持板は、耐水性と適度の剛性を有することが必要
であり、特に限定するものではないが、プラスチック材
料が適しており、プラスチックシートの打ち抜き体で形
成することが生産性もよく、性能、経済性の点でも好ま
しい。
【0026】保持板の包装袋への取り付けは、熱接着に
よる方法が簡便であり、包装袋の取り付け面がシーラン
ト層であることから、保持板は、シーラント層と熱接着
可能な材質であることが好ましい。例えば、シーラント
層にポリエチレンを用いた場合は、保持板もポリエチレ
ンで形成し、シーラント層にポリプロピレンを用いた場
合は、保持板もポリプロピレンで形成することが好まし
い。只、保持板をプラスチックシートの打ち抜き体で形
成する場合は、プラスチックシートを多層積層シートと
することもでき、その場合は、接合面の層のみにシーラ
ント層と熱接着可能な材料を用いればよく、その他の層
は、異なる材料でも適宜選定して使用することができ
る。
【0027】また、保持板の形状は、特に限定するもの
ではないが、例えば、図1の(a)、(b)に示すよう
な形状を採ることができる。このような保持板の厚さ
は、その材質にもよるが、0.3〜2.0mmの範囲が
適当である。
【0028】次に、以上のような積層フィルム、およ
び、ジッパー形式のファスナー、保持板を用いて製造す
る本発明のウェットティッシュの包装袋の製造方法につ
いて説明する。本発明のウェットティッシュの包装袋
は、先にも説明したように、その上部ヒートシール部の
下の内面にジッパー形式のファスナーを取り付け、更
に、その下の内面に前記保持板を取り付けたことを主な
特徴とするものであり、包装袋本体の形態は、特に限定
はされず、例えばピローパウチなどの平パウチのほか、
スタンディングパウチ、ガセットパウチなど、いずれの
形式も採ることができる。只、包装袋の自立安定性を一
層高め、外観、使い勝手をより良くするためには、スタ
ンディングパウチまたはガセットパウチ形式を採ること
が、より好ましい。
【0029】従って、包装袋の製袋には、その本体部分
の形態に応じて、それぞれ従来公知の製袋機を利用する
ことができ、これにジッパー形式のファスナーの取り付
け装置、保持板の取り付け装置、そして、易開封性手段
の加工装置などを、インラインに組み込むか、或いは、
別ラインで準備することにより、インラインまたはオフ
ラインのいずれの方法によっても本発明のウェットティ
ッシュの包装袋を容易に製造することができる。また、
このようにして製造される本発明のウェットティッシュ
の包装袋は、特に、ロール状のウェットティッシュに対
して好適に使用できるものである。
【0030】
【実施例】以下に、図面および試験例により本発明を更
に具体的に説明する。但し、本発明はこれらの図面に限
定されるものではない。また、図面に付した符号は、異
なる図面においても同じ名称の部分には同じ符号を用い
た。
【0031】図1の(a)、(b)は、それぞれ本発明
のウェットティッシュの包装袋の上部内面のジッパー形
式のファスナーの下に取り付ける保持板の形状を示す平
面図である。図2は、本発明のウェットティッシュの包
装袋の一実施例の構成を説明する正面図である。図3
は、本発明のウェットティッシュの包装袋の別の一実施
例の構成を説明する正面図である。また、図4は、前記
図2に示したウェットティッシュの包装袋に収納された
ウェットティッシュを取り出す際の状態を示す縦断面図
である。
【0032】図1の(a)に示した保持板50は、図に
おいて上部に示される保持片1と、その下に延設される
接着部2(斜め破線で示される領域)とからなり、保持
片1の上部寄りの位置には、その側部から先細り形状の
切り欠きによるティッシュ導入部3と、これに繋がる円
形のティッシュ保持部4とが設けられており、更に、保
持片1と接着部2との間には、ウェットティッシュを取
り出す際、保持片1の角度を調節するための型押し線
(押し罫)5が設けられた構成である。そして、保持板
50を、包装袋の上部内面のジッパー形式のファスナー
の下に取り付ける際には、接着部2の部分で、包装袋の
内面のシーラント層に熱接着して取り付けられる。
【0033】図1の(b)に示した保持板60は、前記
図1の(a)に示した保持板50の構成に対して、これ
を包装袋に取り付けた際、保持片1の固定性を一層安定
にするために、接着部2の面積を両側に広げて大きくし
た構成である。従って、接着部2以外の部分の構成は、
前記図1の(a)に示した保持板50と同じ構成であ
る。
【0034】上記図1の(a)、(b)に示した保持板
50、60において、ティッシュ保持部4の形状は、い
ずれも円形の例を示したが、これに限定するものではな
く、例えば、その中心部に向かって多数のV字形などの
突起を設けた形状であってもよい。
【0035】図2に示したウェットティッシュの包装袋
100は、包装袋の本体部分がスタンディングパウチ形
式に製袋されている。即ち、底部は、フィルムを内側に
折り返してなるガセット形式で形成され、内側に折り込
まれたフィルムの両側下端近傍には半円状の切り欠き部
が設けられると共に、底部が舟形の底部ヒートシール部
6でヒートシールして形成される。また、胴部は、前後
2面の壁面フィルムの両側端縁部を胴部ヒートシール部
7でヒートシールして形成される。
【0036】そして、開口する上部は、内容物の充填後
に上部ヒートシール部8の部分をヒートシールして密封
されるが、この上部ヒートシール部8の下の包装袋内面
の所定の位置にジッパー形式のファスナー10が、製袋
時に熱接着により取り付けられ、更に、その下の一方の
内面の中央部に、図1の(a)に示した形状の保持板5
0が、その接着部2で熱接着されて取り付けられた構成
である。尚、上部ヒートシール部8とジッパー形式のフ
ァスナー10との間には、前記易開封性手段を設けるこ
とができ、図では、左側の端縁部にノッチ11を設けて
構成したものである。
【0037】このような構成を採ることにより、内部に
ロール状のウェットティッシュが収納され、密封された
ウェットティッシュの包装袋100は、その形態がスタ
ンディングパウチ形式の包装袋であるため、自立安定性
があり、外観に優れると共に、使用時の使い勝手もよい
ものとなる。そして、内部に収納されているロール状の
ウェットティッシュを取り出す際には、先ず、ノッチ1
1を利用して包装袋100の上部を横方向に引き裂くこ
とにより、上部ヒートシール部8が切り取られて開封さ
れる。続いて、ジッパー形式のファスナー10の嵌合を
解離させることにより、包装袋100の上部が開口され
る。
【0038】次いで、包装袋100の内面のジッパー形
式のファスナー10の下に取り付けられている保持板5
0の保持片1を、型押し線(押し罫)5で折り曲げて略
水平となし、ロール状のウェットティッシュの巻芯部か
ら引き出されているティッシュの先頭部を、保持板50
のティッシュ導入部3から、ティッシュ保持部4に嵌め
込むことにより、図4に示すようなウェットティッシュ
20の引き出し可能な状態とすることができる。
【0039】従って、この後は、ティッシュ保持部4か
ら突き出ているウェットティッシュ20の先頭部を摘ん
で引き出すことにより、ウェットティッシュに設けられ
ている切り取り線で自動的に使用単位長さで切断される
と同時に、残っているウェットティッシュ20は、その
先頭部がティッシュ保持部4から突き出た状態で保持さ
れる。
【0040】必要なウェットティッシュ20を取り出し
た後は、再度、ジッパー形式のファスナー10を嵌合さ
せることにより、包装袋の開口部が封鎖され、内部のウ
ェットティッシュ20は、乾燥することなく次回の使用
時まで引き出し易い状態で保存することができる。この
ようなジッパー形式のファスナー10による開封、ウェ
ットティッシュの取り出し、再封鎖の操作の繰り返しに
より、ウェットティッシュ20が乾くことなく最後まで
良好な状態で使用することができる。
【0041】図3に示したウェットティッシュの包装袋
200は、包装袋の本体部分を変形ガセットパウチ形式
に製袋し、その上部に、前記図2に示したウェットティ
ッシュの包装袋100の場合と同様に、上部ヒートシー
ル部8の下にジッパー形式のファスナー10と、更にそ
の下に保持板50を設けて構成したものである。ガセッ
トパウチ形式の包装袋は、通常の形態では、ガセット折
り部が両側から内側に折り込まれているため、そのまま
ではジッパー形式のファスナー10の取り付けができな
い。従って、図3に示すように、ガセット折り部12の
上部の構造を変え、変形ガセットパウチとすることによ
り、ジッパー形式のファスナー10の取り付けを可能と
したものである。
【0042】即ち、両側のガセット折り部12の上部を
途中から、上部ガセット外折り部13に示すように傾斜
状に外側に折り返すと共に、これに伴って外側に突き出
た外折り部の中、上側部ヒートシール部9に示したヒー
トシール部分のみを残し、その他の突出部を切り取るこ
とにより、ジッパー形式のファスナー10の取り付けを
可能としたものである。
【0043】両側のガセット折り部12の構造をこのよ
うに変更することにより、ジッパー形式のファスナー1
0の取り付け部が、両側端縁部、即ち、上部ガセット外
折り部13において、部分的にフィルムの重なりの差を
生じるが、包装袋の最内面が総てシーラント層となるた
め、ジッパー形式のファスナー10の熱接着による取り
付けに支障はなく、また、ジッパー形式のファスナー1
0の熱接着、および上側部ヒートシール部9のヒートシ
ールにより、完全に外部と遮断でき、包装袋の内部を密
閉することができる。
【0044】このような変形ガセットパウチ形式の包装
袋200は、従来のガセットパウチ用製袋機の改造によ
り、問題なく製袋することができる。また、この包装袋
200では、上部ヒートシール部8は製袋時に先にヒー
トシールして密閉し、底部ヒートシール部6を未シール
の開口部として残し、この部分から内容物を充填するこ
とが好ましい。
【0045】そして、内容物(ロール状のウェットティ
ッシュ)を充填し、シールした包装袋200は、底部が
通常のガセットパウチと同形態であり、自立性を有する
ため、前記スタンディングパウチ形式の包装袋100と
同様、外観に優れると共に、ウェットティッシュ取り出
し時の使い勝手にも優れている。ロール状のウェットテ
ィッシュの取り出し、および再封などの操作方法は、前
記図2に示したウェットティッシュの包装袋100と同
様であるため、説明を省略する。
【0046】〔試験例1〕図2に示した構成のウェット
ティッシュの包装袋を下記の材料、構成で作製し、試験
例1のウェットティッシュの包装袋とした。包装袋のフ
ィルムには、外側からPETフィルム(厚さ12μ
m)、縦一軸延伸ポリプロピレンフィルム(厚さ25μ
m)、L・LDPEフィルム(厚さ50μm)の順に、
それぞれ2液硬化型のポリウレタン系接着剤を用いてド
ライラミネーション法で貼り合わせた積層フィルムを壁
面用フィルムと底面用フィルムとに共通に用いて、スタ
ンディングパウチ形式の包装袋を作製した。包装袋の寸
法は、幅156mm(胴部ヒートシール部の幅各7mm
を含む)、長さ215mm、底面フィルム折り込み深さ
は38mmである。
【0047】ジッパー形式のファスナーには、ポリエチ
レン製でテープ部の幅10mmのものを使用した。保持
板は、ポリプロピレン(以下PP)層(厚さ500μ
m)/PPとL・LDPEとのブレンド樹脂層(厚さ3
0μm)/L・LDPE層(厚さ30μm)〔総厚56
0μm〕の共押し出しシートを図1の(a)に示す形状
に打ち抜いて作製したものである。保持板の寸法は、外
形が幅17mm、長さ43mm(この中、保持片部長さ
30mm、接着部長さ13mm)の略長方形で、型押し
線は接着部の端から2mm離れた位置に設け、ティッシ
ュ保持部は、直径4mmの円形とし、保持板の上端から
5mmの間隔を開け、また、幅方向の略中心部となる位
置に、その側部に連続するティッシュ導入部と共に打ち
抜きの際、同時に打ち抜いて設けた。
【0048】尚、上記ジッパー形式のファスナー、およ
び保持板の包装袋への取り付けは、いずれも製袋とイン
ラインであり、その取り付け位置は、ジッパー形式のフ
ァスナーが包装袋の上端から17mmの間隔を開けたそ
の下の位置であり、保持板は、ジッパー形式のファスナ
ーの下端から下に5mm間隔を開けた包装袋の中央部に
それぞれ熱接着により取り付けた。また、ジッパー形式
のファスナーの上の長さ17mmのスペースは、その上
部7mmが上部ヒートシール部のシール幅に相当し、残
りの10mmのスペースは、この間で上部ヒートシール
部を切り取って開封できるよう、その中間の位置、即
ち、包装袋の上端から12mm下の左側端部にノッチを
設けて包装袋を構成した。
【0049】以上のように作製したウェットティッシュ
の包装袋に、幅138mmのロール状のウェットティッ
シュを、その一方の側面を下にして立てた状態で挿入
し、ジッパー形式のファスナーを閉じた後、上部端縁部
をシール幅7mmでヒートシールして密封し、試験例1
のウェットティッシュ入りの包装袋を作製した。
【0050】上記で得た包装袋は、その密封性、自立安
定性がよく、更に、使用適性の試験として、ノッチによ
る引き裂き性と、その方向の安定性、また、ジッパー形
式のファスナーによる開封と再封性、そして、保持板の
機能、即ち、型押し線で保持片を水平方向に折り曲げ
て、ウェットティッシュをティッシュ保持部に導入し、
その保持性、および引き出し、切り取り適性などについ
て繰り返し試験を行った。その結果は、いずれも問題は
なく良好であった。また、使用後の空袋は、容易に偏平
にでき、嵩張らず、プラスチックの使用量も少ないた
め、廃棄適性についても向上させることができた。
【0051】〔試験例2〕図3に示した構成のウェット
ティッシュの包装袋を作製することとし、包装袋のフィ
ルムには、厚さ12μmのPETフィルムと厚さ60μ
mのL・LDPEフィルムとを、2液硬化型のポリウレ
タン系接着剤を用いて、ドライラミネーション法で貼り
合わせた積層フィルムを用い、また、ジッパー形式のフ
ァスナーと保持板には前記試験例1で使用したものと同
じものを用いて、下記の寸法でジッパー形式のファスナ
ーおよび保持板付きの変形ガセットパウチ形式の包装袋
を作製し、試験例2のウェットティッシュの包装袋とし
た。
【0052】包装袋の外形寸法は、上部の両側に突出し
た上側部ヒートシール部を除いた部分の幅が80mm
で、長さが240mmとし、両側ガセット折り部の折り
込み深さは30mm、そして、上部ガセット外折りによ
り両側に突出して形成される上側部ヒートシール部の長
さが最長部で35mm、幅が6mmとなるように製袋し
て変形ガセットパウチ形式の包装袋を作製した。尚、ジ
ッパー形式のファスナーおよび保持板の取り付け位置
は、包装袋の上端から、前記試験例1の包装袋と同じ寸
法の位置に、製袋とインラインで熱接着により取り付け
た。
【0053】また、上部ヒートシール部は、シール幅6
mmで製袋時に先にヒートシールし、底部ヒートシール
部を未シールとして内容物充填用の開口部とした。そし
て、上側部端部のノッチは省略し、代わりにその部分に
切り取り線の印刷を行い、使用時の上部ヒートシール部
の切り取りは、鋏で切り取って開封するようにした。
【0054】以上のように作製した試験例2のウェット
ティッシュの包装袋に、その底部の開口部から、前記試
験例1と同じサイズのロール状のウェットティッシュを
挿入し、底部ヒートシール部をシール幅6mmでヒート
シールして密封し、試験例2のウェットティッシュ入り
包装袋を作製した。
【0055】上記試験例2の包装袋も自立安定性がよ
く、外観も良好であった。また、使用適性の試験につい
ても、上部ヒートシール部の切り取りに鋏を使用したほ
かは、試験例1と同様に行ったが、いずれも特に問題は
なく良好であった。また、使用後の空袋は、試験例1の
包装袋と同様に、嵩張ることもなく、プラスチックの使
用量も少ないため、廃棄適性についても、良好なもので
ある。
【0056】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、使用適性に優れると共に、プラスチックの使用
量が少なく、使用後、廃棄する際には、嵩張らず、焼却
処理などによる環境面に対する影響も少なく、且つ、経
済性にも優れたウェットティッシュの包装袋を生産性よ
く提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は、それぞれ本発明のウェット
ティッシュの包装袋の上部内面のジッパー形式のファス
ナーの下に取り付ける保持板の形状を示す平面図であ
る。
【図2】本発明のウェットティッシュの包装袋の一実施
例の構成を説明する正面図である。
【図3】本発明のウェットティッシュの包装袋の別の一
実施例の構成を説明する正面図である。
【図4】図2に示したウェットティッシュの包装袋に収
納されたウェットティッシュを取り出す際の状態を示す
縦断面図である。
【符号の説明】
1 保持片 2 接着部 3 ティッシュ導入部 4 ティッシュ保持部 5 型押し線(押し罫) 6 底部ヒートシール部 7 胴部ヒートシール部 8 上部ヒートシール部 9 上側部ヒートシール部 10 ジッパー形式のファスナー 11 ノッチ 12 ガセット折り部 13 上部ガセット外折り部 20 ロール状ウェットティッシュ 50、60 保持板 100、200 ウェットティッシュの包装袋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックを主とする積層フィルムを袋
    状にヒートシールしてなるウェットティッシュの包装袋
    であって、該包装袋の上部ヒートシール部の下の内面に
    ジッパー形式のファスナーが取り付けられ、更に、その
    下の内面に、該包装袋の内部に収納されるウェットティ
    ッシュの先頭部を保持し、使用単位長さに切り取り易く
    するための保持板が取り付けられていることを特徴とす
    るウェットティッシュの包装袋。
  2. 【請求項2】前記包装袋が、スタンディングパウチまた
    はガセットパウチ形式の包装袋であることを特徴とする
    請求項1記載のウェットティッシュの包装袋。
  3. 【請求項3】前記保持板が、プラスチックシートの打ち
    抜き体で形成されていることを特徴とする請求項1また
    は2に記載のウェットティッシュの包装袋。
  4. 【請求項4】前記包装袋の上部ヒートシール部とジッパ
    ー形式のファスナーとの間に易開封性手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
    のウェットティッシュの包装袋。
  5. 【請求項5】前記ウェットティッシュがロール状である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のウ
    ェットティッシュの包装袋。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010285173A (ja) * 2009-06-10 2010-12-24 Meiko Shoji Kk ウエットシート包装体
JP2011031946A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Meiko Shoji Kk ウエットシート包装体
JP2011126545A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Meiko Shoji Kk ウエットシート包装体
JP2011131904A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Meiwa Pax Co Ltd ウェットティッシュの包装用袋
JP2011195147A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Meiwa Pax Co Ltd ウェットティッシュの包装用袋

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