JPH1086299A - マット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィルム - Google Patents
マット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィルムInfo
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- JPH1086299A JPH1086299A JP24827096A JP24827096A JPH1086299A JP H1086299 A JPH1086299 A JP H1086299A JP 24827096 A JP24827096 A JP 24827096A JP 24827096 A JP24827096 A JP 24827096A JP H1086299 A JPH1086299 A JP H1086299A
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Abstract
ィルムは、ホ゜リフ゜ロヒ゜レン(a)とホ゜リエチレン(b)とのフ゛レント゛物(A) か
らなるコアー層と、このコアー層の片面または両面に積
層されたフ゜ロヒ゜レン・α-オレフィンランタ゛ム共重合体(B) からなる
スキン層とからなり、かつ二軸延伸複合フィルムであって、
ク゛ロスは5〜40%で、ヘイス゛は30〜90%の範囲内であり、フ゛レント
゛物(A) は、成分(a) と(b) との配合重量比[(a)/(b)]
が60/40〜95/5の範囲内であり、ランタ゛ム 共重合体(B)
は、フ゜ロヒ゜レン とエチレンおよび/または1-フ゛テンとからなり、
その融点は120〜145℃の範囲内にある。 【効果】 上記二軸延伸複合フィルムは、低光沢でマット調
の外観を呈し、風合いが非常によく、しかも、そのフィルム
成形時に目ヤニの発生を抑制することができる。
Description
目ヤニの発生を防止したマット調ポリプロピレン二軸延
伸複合フィルムに関し、さらに詳しくは、包装用フィル
ムとして商品の外観に高級感を持たせることができる
程、風合いのよい低光沢マット調ポリプロピレン二軸延
伸複合フィルムに関する。
フィルムは、引張強度、剛性、表面硬度、耐衝撃性、耐
寒性などの機械特性、光沢性、透明性などの光学特性、
あるいは食品衛生性などに優れており、特に食品包装の
分野に広く利用されている。最近は、商品の外観に高級
感を持たせることができる包装フィルムとして、風合い
のよい低光沢マット調(艶消し)のポリプロピレン二軸
延伸フィルムが好まれるようになってきている。
ムの調製方法として、たとえば、ホモポリプロピレンあ
るいはプロピレンランダム共重合体あるいはプロピレン
ブロック共重合体等のポリプロピレンに、分子量の大き
い高密度ポリエチレンあるいは高圧法ポリエチレンをド
ライブレンドまたはメルトブレンドして調製したポリプ
ロピレン組成物を用いて、ポリプロピレンフィルムを成
形し、二軸延伸することにより、表面光沢が低く、か
つ、隠蔽性の高いポリプロピレン二軸延伸フィルムを得
る方法が知られている(特公平2−19788号公
報)。
レンと高圧法ポリエチレン等の相溶性の悪い樹脂とを組
み合わせることにより、フィルムの低光沢化と隠蔽性の
向上を図っているため、これらの成分からなる上記ポリ
プロピレン組成物は、その一部がフィルム成形時にダイ
リップオリフィスの周りに溜まり、その溜まったポリプ
ロピレン組成物がダイリップから押し出されてくるフィ
ルムに付着する、いわゆる目ヤニの原因となり、目ヤニ
によるフィルムの厚みむら、フィルムの破断および外観
不良を引き起こし、フィルムの連続製造に支障をきたす
ことがあった。したがって、従来は、目ヤニの発生を防
止するために、(1) 樹脂温度を低下させてフィルム成形
する方法、(2) ダイスでのポリプロピレン組成物の剪断
速度を低く抑えてフィルム成形する方法、(3) ポリプロ
ピレン組成物にフッ素系ゴムを配合してフィルム成形す
る方法、あるいは(4) ポリプロピレン組成物に耐熱安定
剤を増量配合してフィルム成形する方法などの対策が講
じられている。
では、フィルム成形速度が遅くなるため、フィルムの生
産性が低下する。また、上記(3) および(4) の方法で
は、フィルムの製造コストがアップし、かつ、目ヤニ防
止の効果は十分でなかった。
ができるポリプロピレン組成物からなる風合いのよい低
光沢マット調ポリプロピレン二軸延伸フィルムの出現が
望まれている。
問題を解決しようとするものであって、目ヤニの発生を
防止することができるポリプロピレン組成物からなる、
風合いのよい低光沢マット調ポリプロピレン二軸延伸複
合フィルムを提供することを目的としている。
軸延伸複合フィルムは、 [I]ポリプロピレン(a)とポリエチレン(b)との
ブレンド物(A)からなるコアー層と、 [II]このコアー層[I]の片面または両面に積層され
たプロピレン・α- オレフィンランダム共重合体(B)
からなるスキン層とからなり、かつ二軸延伸複合フィル
ムであって、グロスは5〜40%で、ヘイズは30〜9
0%の範囲内であり、前記ブレンド物(A)は、ポリプ
ロピレン(a)とポリエチレン(b)との配合重量比
[(a)/(b)]が60/40〜95/5の範囲内であり、
前記プロピレン・α- オレフィンランダム共重合体
(B)は、(i)プロピレンとエチレンおよび/または1-
ブテンとからなるランダム共重合体であり、(ii)その融
点が120〜145℃の範囲内にあることを特徴として
いる。
エチレン(b)としては、高圧法ポリエチレンが好まし
い。本発明においては、前記コアー層[I]の両面にス
キン層[II]が形成されており、かつ、各スキン層[I
I]の厚みがコアー層[I]の厚みに対して10%以下
であるマット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィルムが
好ましい。
は30〜90%、グロスは5〜40%となる。
レン二軸延伸複合フィルムは、[I]ポリプロピレン
(a)とポリエチレン(b)とのブレンド物(A)から
なるコアー層と、[II]このコアー層(A)の片面また
は両面に積層されたプロピレン・α- オレフィンランダ
ム共重合体(B)からなるスキン層とから形成されてい
る。
ルムのコアー層[I]は、ポリプロピレン(a)とポリ
エチレン(b)とのブレンド物(A)で形成されてい
る。
て、二軸延伸フィルム用ポリプロピレンとして従来公知
の結晶性ポリプロピレンを用いることができるが、アイ
ソタクチック・インデックスI.I.(沸騰n-ヘプタン
不溶成分割合)が75%以上、好ましくは80%〜99
%のポリプロピレンが望ましい。
D 1505 )は、0.905〜0.915g/cm3 であ
り、メルトフローレート(MFR;ASTM D 1238, 230
℃、荷重2.16kg)は、0.5〜8.0g/10分、好ま
しくは1.0〜4.0g/10分、より好ましくは1.
5〜3.5g/10分である。
の融点(DSCで測定)は、通常150〜170℃、好
ましくは155〜165℃である。このようなポリプロ
ピレン(a)としては、通常ホモポリプロピレンが用い
られるが、本発明の目的を損なわない範囲で、プロピレ
ン以外のα- オレフィンから導かれる単位を少量たとえ
ば1.5モル%以下の量で含むプロピレンランダム共重
合体を用いることもできる。
ンの具体例としては、エチレン、1-ブテン、1-ペンテ
ン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-デセン、
1-ドデセン、1-ヘキサデセン、4-メチル-1- ペンテンな
どの炭素原子数2〜20のプロピレン以外のα- オレフ
ィンが挙げられる。
は、従来公知の固体状チタン触媒成分あるいはメタロセ
ン化合物触媒成分を含むオレフィン重合用触媒を用い
て、公知の方法により製造することができる。
用いられるポリエチレン(b)の例としては、高圧法低
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどが挙げられる。
中でも、高圧法低密度ポリエチレンがマット調フィルム
形成の観点から特に好ましい。
が0.905〜0.970g/cm3、メルトフローレー
ト(MFR;ASTM D 1238, 190℃、荷重2.16kg)が0.
1〜10g/10分であることが望ましい。特に高圧法
低密度ポリエチレン(密度=0.905〜0.950g
/cm3 、MFR=0.1〜5g/10分)が望ましい。
融点は、通常110〜140℃、好ましくは115〜1
35℃である。上記のポリプロピレン(a)とポリエチ
レン(b)とのブレンド物(A)は、ポリプロピレン
(a)とポリエチレン(b)との配合重量比[(a)/
(b)]が60/40〜95/5、好ましくは80/20
〜90/10の範囲内である。また、本発明で用いられ
るブレンド物(A)は、それを用いて製造した二軸延伸
複合フィルムのグロス(ASTM D523)が5〜4
0%、ヘイズ(ASTM D1003)が30〜90%
の範囲内となる樹脂である。
紫外線吸収剤、抗ブロッキング剤、スリップ剤、帯電防
止剤などを、本発明の目的を損なわない範囲内で、添加
して用いることができる。
合体(B) 本発明に係るマット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィ
ルムのスキン層[II]は、プロピレン・α- オレフィン
ランダム共重合体(B)で形成されている。
共重合体(B)は、融点が通常145℃以下、好ましく
は120〜145℃の範囲内にあり、プロピレンとエチ
レンおよび/または1-ブテンとから構成されている。
マー社製DSC−7型装置(示差走査型熱量計(DS
C))を用いて測定した。具体的には、試料約5mgを
アルミパンに詰めて200℃まで昇温し、200℃で5
分間保持した後、10℃/分で−40℃まで冷却し、−
40℃で5分間保持した後、10℃/分で昇温する際の
吸熱曲線より求めた。
フィンランダム共重合体(B)は、プロピレン含量が8
0〜99モル%、好ましくは85〜98モル%、より好
ましくは90〜97モル%であり、エチレン含量、ある
いは1-ブテン含量、またはエチレンと1-ブテンの合計含
量が1〜20モル%、好ましくは2〜15モル%、より
好ましくは3〜10モル%である。
オレフィンランダム共重合体(B)のメルトフローレー
ト(MFR;ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg)は、通
常1.0〜10.0g/10分、好ましくは4.0〜
8.0g/10分、より好ましくは5.0〜6.0g/
10分である。
ランダム共重合体(B)には、耐熱安定剤、紫外線吸収
剤、抗ブロッキング剤、スリップ剤、帯電防止剤など
を、本発明の目的を損なわない範囲内で添加して用いる
ことができる。
ルム 本発明に係るマット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィ
ルムは、上記のような[I]ポリプロピレン(a)とポ
リエチレン(b)とのブレンド物(A)からなるコアー
層と、[II]プロピレン・α- オレフィンランダム共重
合体からなるスキン層とから形成されている。
片面、あるいは両面に設けられている。本発明に係るマ
ット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィルムは、2層ま
たは3層構造であって、フィルム全体が二軸延伸されて
いる。
レン・α- オレフィンランダム共重合体(B)からなる
スキン層[II]が積層された二軸延伸複合フィルムは、
ブレンド物(A)と、プロピレン・α- オレフィンラン
ダム共重合体(B)とを例えば共押出しにより積層フィ
ルムないしシートへと形成した後、この積層フィルムな
いしシートを縦軸、横軸別々あるいは同時に延伸するこ
とにより得ることができる。
ムにおいては、同時二軸延伸であれば縦方向に3〜10
倍、横方向に3〜10倍、逐次二軸延伸であれば縦方向
に4〜6倍、好ましくは4.5〜5.5倍、横方向に8
〜11倍、好ましくは9〜10倍の倍率で延伸されてい
ることが望ましい。
ポリプロピレン二軸延伸複合フィルムは、グロス(AS
TM D523)が5〜40%、ヘイズ(ASTM D
1003)が30〜90%の範囲内となるように調製さ
れる。
ィルムのグロスとヘイズがそれぞれ上記範囲内にあるこ
とを指す。また、本発明に係るマット調ポリプロピレン
二軸延伸複合フィルムは、コアー層[I]の厚みは、1
0〜60μm、好ましくは20〜50μm、スキン層
[II]の厚みは、0.5〜6μm、好ましくは0.5〜
2μmであることが望ましい。
[I]の両面にスキン層[II]が形成され、かつ、各ス
キン層[II]の厚みがコアー層[I]の厚みに対して1
0%以下であるマット調ポリプロピレン二軸延伸複合フ
ィルムが好ましい。
合フィルムは、低光沢でマット調(艶消し)の外観を呈
し、風合いが非常によく、しかも、そのフィルム成形時
に目ヤニの発生を抑制することができる。
して、ポリプロピレン(a)と相溶性のよくないポリエ
チレン(b)とのブレンド物(A)を用い、かつスキン
層[II]形成用樹脂としてプロピレン・α- オレフィン
ランダム共重合体(B)を用いるので、本発明に係るポ
リプロピレン二軸延伸フィルムは、低光沢でマット調の
外観を呈し、食品包装に適しており、特にご飯が付きに
くくなる等の効果がある。他の樹脂を用いると、このよ
うな風合い良好なマット調は得られない。
フィルムは、コアー層[I]の片面または両面にスキン
層[II]を積層して成形されるので、選択した樹脂の組
合せとあいまってフィルム成形時に目ヤニの発生を抑制
することができ、高速度で成形することができる。
マット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィルムは、食品
包装、充填包装、繊維包装などの各種包装用途に好適に
用いられる。
発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
ロピレン、ポリエチレンおよびプロピレン・α- オレフ
ィンランダム共重合体は、次の通りである。ポリプロピレン (1)プロピレンホモポリマー(PP−1) アイソタクティックインデックス(I.I.):97% MFR(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg):2g/1
0分 融点(m.p.):160℃ 密度(d):0.910g/cm3 (2)プロピレンホモポリマー(PP−2) アイソタクティックインデックス(I.I.):97% MFR(ASTM D 1238,230℃、荷重2.16kg):2.5g
/10分 融点(m.p.):160℃ 密度(d):0.910g/cm3 ポリエチレン (1)高圧法ポリエチレン(PE−1;ホモポリマー) MFR(ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg):0.95
g/10分 融点(m.p.):120℃ 密度(d):0.919g/cm3 プロピレン・α- オレフィンランダム共重合体 (1)プロピレン・エチレン・1-ブテンランダム共重合
体(RPP−1) プロピレン含量:95.5モル% エチレン含量:3.5モル% 1-ブテン含量:1.0モル% MFR(ASTM D 1238,230℃、荷重):6.0g/10
分 融点(m.p.):140℃ 密度(d):0.910g/cm3 また、実施例、比較例で得られたフィルムのヘイズと光
沢度の測定方法、風合いの評価方法、目ヤニの発生防止
効果に対する評価方法は、次の通りである。 (1) ヘイズ(曇り度) フィルムの透明性の指標となるヘイズは、ASTM D
1003に準拠して測定した。 (2) グロス(光沢度) フィルムのグロスは、ASTM D523に準拠して測
定した。
で評価した。 <風合いの2段階表示> 良好 ・・・・・ きめが細かく、光沢ムラが認められないも
の 不良 ・・・・・ きめが細かくないもの、あるいは光沢ムラ
が認められるもの
するまでの時間を測定し、この時間をもって目ヤニ発生
の防止効果を評価した。なお、フィルムないしシート成
形は、6時間行なった。
用樹脂として上記プロピレンのホモポリマー(PP−
1)90重量部と上記高圧法ポリエチレン(PE−1)
10重量部とを230℃で溶融混練し、ブレンド物を得
た。
押出機のホッパーに供給するとともに、上記プロピレン
・エチレン・1-ブテンランダム共重合体(RPP−1)
を2台のスキン層形成用押出機のホッパーに供給してそ
れぞれの樹脂を樹脂温度280℃で共押出し、厚み0.
05mmのスキン層と厚み0.9mmのコアー層と厚み
0.05mmのスキン層とからなる3層積層シートを形
成した。このシート成形に際して目ヤニの発生防止効果
に対する評価を上記方法により行なった。その結果を第
1表に示す。なお、シート成形速度は、40m/分であ
った。
および横軸方向に10倍延伸し、厚み20μmの二軸延
伸複合フィルムを得た。得られた二軸延伸複合フィルム
は、厚み1.0μmのスキン層と厚み18.0μmのコ
アー層と厚み1.0μmのスキン層とからなっていた。
この二軸延伸複合フィルムについて、ヘイズとグロスを
上記方法により測定した。また、風合いを上記方法によ
り評価した。これらの結果を第1表に示す。
配合量をそれぞれ80重量部、20重量部とした以外
は、実施例1と同様にして、二軸延伸複合フィルムを得
た。
1.0μmのスキン層と厚み18.0μmのコアー層と
厚み1.0μmのスキン層とからなっていた。なお、二
軸延伸前の複合シートは、厚み0.05mmのスキン層
と厚み0.9mmのコアー層と厚み0.05mmのスキ
ン層とからなっていた。この二軸延伸前のシート成形に
際して目ヤニの発生防止効果に対する評価を上記方法に
より行なった。また、得られた二軸延伸複合フィルムに
ついて、ヘイズとグロスを上記方法により測定し、風合
いを上記方法により評価した。これらの結果を第1表に
示す。
った以外は、実施例2と同様にして、厚み20μmの二
軸延伸単層フィルムを得た。
mmであった。この二軸延伸前のシート成形に際して目
ヤニの発生防止効果に対する評価を上記方法により行な
った。また、得られた二軸延伸単層フィルムについて、
ヘイズとグロスを上記方法により測定し、風合いを上記
方法により評価した。これらの結果を第1表に示す。
して、RPP−1の代わりに上記プロピレンのホモポリ
マー(PP−2)を用いた以外は、実施例2と同様にし
て、厚み20μmの二軸延伸複合フィルムを得た。この
二軸延伸複合フィルムは、厚み1.0μmのスキン層と
厚み18μmのコアー層と厚み1.0μmのスキン層と
からなっていた。
0.05mmのスキン層と厚み0.9mmのコアー層と
厚み0.05mmのスキン層とからなっていた。この二
軸延伸前のシート成形に際して目ヤニの発生防止効果に
対する評価を上記方法により行なった。また、得られた
二軸延伸複合フィルムについて、ヘイズとグロスを上記
方法により測定し、風合いを上記方法により評価した。
これらの結果を第1表に示す。
Claims (3)
- 【請求項1】[I]ポリプロピレン(a)とポリエチレ
ン(b)とのブレンド物(A)からなるコアー層と、 [II]このコアー層[I]の片面または両面に積層され
たプロピレン・α- オレフィンランダム共重合体(B)
からなるスキン層とからなり、かつ二軸延伸複合フィル
ムであって、グロスは5〜40%で、ヘイズは30〜9
0%の範囲内であり、 前記ブレンド物(A)は、ポリプロピレン(a)とポリ
エチレン(b)との配合重量比[(a)/(b)]が60/4
0〜95/5の範囲内であり、 前記プロピレン・α- オレフィンランダム共重合体
(B)は、(i)プロピレンとエチレンおよび/または1-
ブテンとからなるランダム共重合体であり、(ii)その融
点が120〜145℃の範囲内にあることを特徴とする
マット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィルム。 - 【請求項2】前記ブレンド物(A)の一成分であるポリ
エチレン(b)が、高圧法ポリエチレンであることを特
徴とする請求項1に記載のマット調ポリプロピレン二軸
延伸複合フィルム。 - 【請求項3】前記コアー層[I]の両面にスキン層[I
I]が形成されており、 各スキン層[II]の厚みがコアー層[I]の厚みに対し
て10%以下であることを特徴とする請求項1に記載の
マット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィルム。
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JP24827096A JP3737217B2 (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | マット調ポリプロピレン二軸延伸複合フィルム |
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-
1996
- 1996-09-19 JP JP24827096A patent/JP3737217B2/ja not_active Expired - Fee Related
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