JPH1086006A - 工作物保持装置 - Google Patents
工作物保持装置Info
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- JPH1086006A JPH1086006A JP24653996A JP24653996A JPH1086006A JP H1086006 A JPH1086006 A JP H1086006A JP 24653996 A JP24653996 A JP 24653996A JP 24653996 A JP24653996 A JP 24653996A JP H1086006 A JPH1086006 A JP H1086006A
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Abstract
の鍔部2dの背面外周に設けた軸方向基準面2eに当接
する基準座面21とを備え、押圧軸40は、工作物2の
大径孔2cに嵌合する大径軸部43と、テーパ軸11に
被さった状態で拡径して工作物2の小径孔2bを把持す
るチャック部44とを備えている工作物保持装置1であ
る。 【効果】 工作物の大径孔を押圧軸の大径軸部に嵌合さ
せ、テーパ軸に被さった状態でチャック部を拡径して工
作物の小径孔を押圧軸のチャック部で工作物のボスの両
端を把持するようにし、基準座面で鍔部の軸方向基準面
を支承するようにしたので工作物が倒れる心配がない。
Description
良に関する。
は先に特願平7−164331号「無段変速機用可動シ
ーブのテーパ面加工方法及び同テーパ面加工装置」を提
案した。この技術を次図で説明する。
ある。工作物保持装置100は、工作物101を回転さ
せる主軸102と、工作物101を保持するために主軸
102に設けた油圧チャック103と、工作物101の
外周軸方向基準面101aに突き当てるリング状の受け
面104と、工作物101を主軸102側へ押し当てる
押圧軸106とからなる。106aは押圧部101bで
押される端部、L1は工作物101の軸方向長さ、L2
はチャック面101cの軸方向長さ、D1は押圧軸係合
部101dの内径、D2は押圧軸106の外径である。
油圧チャック103の外径を工作物101のクランプ面
101cの内径より小さくした状態で、油圧チャック1
03に工作物101を仮置きする。次に、押圧軸106
の端部106aで押圧部101bを押し、工作物101
の外周軸方向基準面101aを受け面104に突き当て
る。そして、油圧チャック103を広げ工作物101を
チャックするものである。
きしてから、工作物係合部106bを押圧軸係合部10
1dに挿入するので、工作物係合部106bの外径(D
2)は、押圧軸係合部101dに対し十分余裕をもって
設定してある。このため、工作物101を油圧チャック
103にクランプした後は、押圧軸係合部101dが工
作物係合部106bから浮いた状態になる。
ク面101cの位置は、主軸102側に片寄ったもので
あり、チャック面101cの軸方向長さL2は、工作物
101の軸方向長さL1に比べ短いものであるので、工
作物101は図上下に倒れる虞れがある。
防止することができる工作物保持装置を提供することに
ある。
に請求項1は、小径孔と大径孔とを直列に有するボスか
らの鍔部を張り出してなる工作物を支えて回転させる主
軸及び押圧軸を備えた工作物保持装置において、主軸
は、テーパ軸と、鍔部の背面外周に設けた軸方向基準面
に当接する基準座面とを備え、押圧軸は、工作物の大径
孔に嵌合する大径軸部と、テーパ軸に被さった状態で拡
径して工作物の小径孔を把持するチャック部とを備えて
いることを特徴とする。工作物の大径孔を押圧軸の大径
軸部に嵌合させ、テーパ軸に被さった状態でチャック部
を拡径して工作物の小径孔を押圧軸のチャック部で把持
する。工作物のボスの両端を大径軸部とチャック部とで
把持するようにし、基準座面で鍔部の軸方向基準面を支
承するようにしたので工作物が倒れる心配がない。
動可能に取付けた移動片の前面に形成したものであり、
この移動片は、初期段階では工作物で押し戻される程度
の弾性力で押出され、チャック部の把持段階以降では移
動不可能となるようにロックされるものであることを特
徴とする。工作物を大径軸部並びにチャック部で把持す
る間基準座面は移動可能とし、把持後のその位置で移動
不可能にロックする。基準座面は工作物のセット作業の
妨げとならず、工作物に刃物の押力が作用したときにこ
の押力を支承させることができる。従って、作業能率を
上げることができる。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る工作物保持装置の断面
図であり、工作物保持装置1は、工作物2を支えて回転
する主軸10と押圧軸40とからなる。工作物2は、ボ
ス2aに小径孔2bと大径孔2cとを直列に有し、ボス
2aからの鍔部2dを張り出した状態のものである。
軸11に取付けた外周部材12と、この外周部材12に
設けた複数のロック機構20…(…は複数個を示し、以
下同じ。本図では2個のみ図示。)と、外周部材12の
内周に設けたストッパ機構50とからなる。押圧軸40
は、押圧軸本体41と、この押圧軸本体41に取付けた
軸部材42とからなる。なお、Tは砥石を示す。
設けた軸方向基準面2eに突き当てる基準座面21を備
えたピストン状の移動片22と、この移動片22に保持
力を与えるためのピストン23と、このピストン23を
主軸10の径外方に押出す圧縮ばね24と、ピストン2
3を移動し且つ保持するためのオイルの流路27と、移
動片22の抜け止めを図るストッパねじ29と、移動片
22を工作物2側に押し出す圧縮ばね31とからなる。
イド部22aと、ストッパねじ29に接触して移動片2
2の抜け止めとなる凹部22bを備える。ピストン23
は、移動片22のスライド部22aに当るテーパ面23
aと、オイル圧力を受ける受け面23bと、圧縮ばね2
4を保持する凹部23cを備える。
実施例)であり、図3は図2の3矢視図である。軸部材
42は、工作物2の大径孔2cに嵌合する大径軸部43
と、テーパ軸11(図1参照)に被さった状態で拡径し
て工作物2の小径孔2bをチャックするチャック部44
と、押圧軸本体41に取付けるためのねじ穴45,45
と、押圧軸本体41の取付け面である凹部47とからな
る。チャック部44は、スリット48…及び弾性部49
とを備え、拡/縮径可能である。
である。ストッパ機構50は、外周部材12の内周に設
けた工作物2の受け部材51と、この受け部材51を押
圧軸40へ押出す圧縮ばね52と、受け部材51の飛出
しを防止する押え部材53とからなる。工作物2が軸部
材42で図右から左へ押された場合に、受け部材51が
ストッパとなる。
作用を次に説明する。図5(a),(b)は本発明に係
るロック機構の作用説明図である。(a)は、ロック機
構がロック状態にあることを示す。ピストン23は、圧
縮ばね24により矢印の如く移動し、テーパ面23a
とスライド面22aが密に接触し、移動片22にくさび
を打った状態になる。移動片22に矢印の如く工作物
2の方向から力が加わっても移動片22は動くことはな
い。
て、ピストン23は矢印の如く移動すると、テーパ面
23aとスライド面22aとの間に隙間δが発生する。
隙間δが発生すると軸方向基準面2eに作用する圧力は
圧縮ばね31による圧力のみとなり、そのばね圧は小さ
いため工作物2のロックが解除されたことになる。ま
た、流路27内の圧力を下げることで(a)のようにロ
ック状態になる。ロック機構20を工作物2の軸方向基
準面2eに対して複数個配置することで、軸方向基準面
2eを均一に保持することができる。また、このロック
機構20は、工作物2をチャックした後に作動するもの
で、工作物2のチャック時の妨げになる応力を発生させ
ることはない。
保持装置に工作物を保持する手順を示す説明図(前半)
である。(a)において、工作物2の大径孔2cの内径
を軸部材42の大径軸部43に嵌合させ、工作物2を押
圧軸40に保持する。このとき、工作物2の大径孔2c
の内径と大径軸部43の外径との嵌合をきつく設定して
おくことで、大径孔2cを十分に保持することができ
る。(b)において、押圧軸40を主軸10側に移動す
る。
保持装置に工作物を保持する手順を示す説明図(後半)
である。(a)〜(c)において、押圧軸40をさらに
主軸10側に移動することで、テーパ軸11のテーパ部
11aとチャック部44内周が当り工作物2をチャック
し、ロック機構20を作動させる。押圧軸40が矢印
の如く移動すると、テーパ軸11のテーパ部11aは、
チャック部44内周を矢印の如く工作物2の小径孔2
bの内周側に押上げることで、工作物2をチャックする
ものである。ロック機構20を作動させることにより、
移動片22は固定され工作物2から矢印の如く力が働
いても、移動片22は固定されているため基準座面21
で軸方向基準面2eを保持する。
物の保持状態を示す説明図であり、外部応力と保持力の
関係を示す。加工物2の軸方向基準面2eを移動片22
に設けた基準座面21…(本図では2箇所のみ図示。)
で円周状に複数箇所保持しているので、外部応力Aに対
し矢印の方向の保持力で工作物2を保持する。工作物
2の大径孔2cの内径と大径軸部43の外径との嵌合を
きつく設定してあるので、外部応力Bに対し矢印の方
向の保持力で工作物2を保持する。チャック部44を介
してテーパ軸11で保持しているので、外部応力Cに対
し矢印の方向の保持力で工作物2を保持する。外部応
力Dに対しては、矢印及び矢印の方向の保持力で工
作物2を保持する。
応力に対し安定した保持構造である。また、工作物2の
押圧軸40側の大径孔2cを大径軸部43で嵌合させ、
この大径軸部43と一体となったチャック43で小径孔
2bを圧着した後に、工作物2の軸方向基準面2eを保
持するので、工作物2に無理な応力を加えることなくこ
れを保持することができる。
実施例の要部断面図であり、工作物59と軸部材60と
の関係を示す。工作物59は、ボス59aに小径孔59
bとテーパ孔59cとを直列に有し、ボス59aからの
鍔部59dを張り出してなる。押圧軸60は、押圧軸本
体61と、この押圧軸本体61に取付けた軸部材62と
からなる。軸部材62は、工作物59のテーパ孔59c
に嵌合するテーパ軸部63と、工作物59の小径孔59
bの内径をチャックするチャック部64と、押圧軸本体
61に取付けるためのねじ穴65,65と、押圧軸本体
61の取付け面である凹部67とからなる。工作物59
にテーパ孔59b設け、このテーパ孔59bに嵌合する
軸部63をテーパ面とすることで、工作物59のテーパ
孔59bと軸部63とを隙間なく嵌合させることができ
る。
する。請求項1は、小径孔と大径孔とを直列に有するボ
スからの鍔部を張り出してなる工作物を支えて回転させ
る主軸及び押圧軸を備えた工作物保持装置において、主
軸は、テーパ軸と、鍔部の背面外周に設けた軸方向基準
面に当接する基準座面とを備え、押圧軸は、工作物の大
径孔に嵌合する大径軸部と、テーパ軸に被さった状態で
拡径して工作物の小径孔を把持するチャック部とを備
え、工作物の大径孔を押圧軸の大径軸部に嵌合させ、テ
ーパ軸に被さった状態でチャック部を拡径して工作物の
小径孔を押圧軸のチャック部で工作物のボスの両端を把
持するようにし、基準座面で鍔部の軸方向基準面を支承
するようにしたので工作物が倒れる心配がない。
動可能に取付けた移動片の前面に形成したものであり、
この移動片は、初期段階では工作物で押し戻される程度
の弾性力で押出され、チャック部の把持段階以降では移
動不可能となるようにロックされるものであので、基準
座面は工作物のセット作業の妨げとならず、工作物に刃
物の押力が作用したときにこの押力を支承させることが
でき、作業能率を上げることができる。
面図
る手順を示す説明図(前半)
る手順を示す説明図(後半)
態を示す説明図
部断面図
小径孔、2c…大径孔、2d…鍔部、2e…軸方向基準
面、10…主軸、11…テーパ軸、20…ロック機構、
21…基準座面、22…移動片、40…押圧軸、43…
大径軸部、44…チャック部。
Claims (2)
- 【請求項1】 小径孔と大径孔とを直列に有するボスか
らの鍔部を張り出してなる工作物を支えて回転させる主
軸及び押圧軸を備えた工作物保持装置において、 前記主軸は、テーパ軸と、前記鍔部の背面外周に設けた
軸方向基準面に当接する基準座面とを備え、 前記押圧軸は、工作物の大径孔に嵌合する大径軸部と、
前記テーパ軸に被さった状態で拡径して工作物の小径孔
を把持するチャック部とを備えていることを特徴とする
工作物保持装置。 - 【請求項2】 前記基準座面は、主軸に軸方向に移動可
能に取付けた移動片の前面に形成したものであり、この
移動片は、初期段階では工作物で押し戻される程度の弾
性力で押出され、前記チャック部の把持段階以降では移
動不可能となるようにロックされるものであることを特
徴とした請求項1記載の工作物保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24653996A JP3895403B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 工作物保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24653996A JP3895403B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 工作物保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1086006A true JPH1086006A (ja) | 1998-04-07 |
JP3895403B2 JP3895403B2 (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=17149921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24653996A Expired - Fee Related JP3895403B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 工作物保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3895403B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008006528A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Honda Motor Co Ltd | ワーク保持装置及びワーク加工方法 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24653996A patent/JP3895403B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008006528A (ja) * | 2006-06-28 | 2008-01-17 | Honda Motor Co Ltd | ワーク保持装置及びワーク加工方法 |
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---|---|
JP3895403B2 (ja) | 2007-03-22 |
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A521 | Written amendment |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060523 |
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A02 | Decision of refusal |
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