JPH1085189A - 眼科用撮影装置 - Google Patents

眼科用撮影装置

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JPH1085189A
JPH1085189A JP8262403A JP26240396A JPH1085189A JP H1085189 A JPH1085189 A JP H1085189A JP 8262403 A JP8262403 A JP 8262403A JP 26240396 A JP26240396 A JP 26240396A JP H1085189 A JPH1085189 A JP H1085189A
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photographing
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imaging
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JP8262403A
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English (en)
Inventor
Ken Tomioka
研 富岡
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易かつ確実に一定の撮影を行うことのでき
る眼科用撮影装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 被検眼Eを撮影するための撮影部10を
有する眼科用撮影装置において、被検眼Eの複数の部位
のうち、撮影の対象となる部位を指示する指示部130
と、複数の部位のそれぞれについて、撮影条件を設定す
る設定部140と、 設定部140にて設定された撮影条
件を記憶する記憶部150と、記憶部150に記憶され
ている撮影条件のうち、指示部130により指示された
部位に対応する撮影条件にて撮影可能となるように、撮
影部10を制御する制御部160とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼を撮影する
眼科用撮影装置に関し、特に、被検眼の部位に応じて撮
影手段を自動的に調整する眼科用撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検眼を撮影するため、フォトス
リットランプのような眼科用撮影装置が提供されてい
る。この眼科用撮影装置は、被検眼の角膜、虹彩、水晶
体、結膜、瞳孔若しくは硝子体といった部位のうち、任
意の部位を撮影することのできるものであるが、当然の
ことながら部位毎にその大きさや撮影装置からの距離が
異なるため、撮影の際には検者が撮影したい部位に合わ
せて、ピント合わせ、撮影倍率の設定、照明方法の設定
といった各種の撮影条件を手作業で設定した後、撮影を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の眼科用撮影装置においては、検者が撮影した
い部位に合わせて、各種の撮影条件を手作業で設定して
いたので、適切な撮影条件を判断するための知識及び経
験や、適切な撮影条件に合わせて撮影装置を設定するた
めの撮影装置の使用技術が必要となり、これらを習得し
て検者が適切な撮影を行うことができるまでには、比較
的長期間を要してしまうといった問題があった。特にフ
ォトスリットランプのような眼科用撮影装置において
は、撮影部位に応じて露出が異なったり、同じ部位でも
病変の程度によって露出が異なる等、通常の写真撮影と
は異なる撮影技術が求められるため、検者の習熟には長
期間を要していた。
【0004】また撮影条件の判断を各々の検者が行って
いたので、検者毎に撮影条件が微妙に異なり、その結
果、撮影結果が検者毎に異なるという問題もあった。し
かも、同一検者が撮影した場合でも、撮影条件が正確に
記録されていないために撮影毎に撮影条件が異なった
り、同じ撮影条件であってもそれを手作業で設定する段
階において微妙なずれが生じる可能性があり、やはり一
定の撮影結果が得られないという問題もあった。
【0005】従って、 例えば同一被検者を経時的に追跡
調査しようとした場合、検者が同一人であるか否かを問
わず一義的な撮影を行うことが困難であり、同じ状態の
被検眼を撮影したにも関わらず異なる状態の被検眼であ
るかのように撮影されてしまう場合があった。
【0006】また従来の撮影装置においては、被検者を
所定の位置に固定するために額当てや顎受けを設けてお
り、これら額当てや顎受けに被検者の額や顎を固定して
撮影を行っていたが、一見すると被検者の額や顎が固定
されているように見えても、実際には固定されておら
ず、被検者が所定の位置からずれており、撮影が失敗す
ることがあった。
【0007】本発明は、このような従来の眼科用撮影装
置における間題点に鑑みて、簡易かつ確実に一定の撮影
を行うことのできる眼科用撮影装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明は、被検眼を撮影するための
撮影手段を有する眼科用撮影装置において、前記被検眼
の複数の部位のうち、撮影の対象となる部位を指示する
指示手段と、前記複数の部位のそれぞれについて、撮影
条件を設定する設定手段と、 前記設定手段にて設定され
た前記撮影条件を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に
記憶されている前記撮影条件のうち、前記指示手段によ
り指示された部位に対応する前記撮影条件にて撮影可能
となるように、前記撮影手段を制御する制御手段とを備
えることを特徴として構成されている。
【0009】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の本発明において、前記設定手段は、前記指示手段
にて指示した部位に対応させて、前記撮影条件を設定す
ることを特徴として構成されている。
【0010】さらに、請求項3記載の本発明は、請求項
1又は2記載の本発明において、被検者を一定位置に固
定するための固定手段と、前記固定手段に設けられ、該
固定手段に前記被検者が固定されたことを検知する検知
手段とを有し、前記制御手段は、 前記検知手段にて前記
被検者が固定されたと検知された場合に前記指示手段に
て指示した部位の撮影が可能となるように、前記撮影手
段を制御することを特徴として構成されている。
【0011】さらに、請求項4記載の本発明は、請求項
1乃至3記載の本発明において、複数の被検者を相互に
識別するための識別手段を有し、前記設定手段にて前記
複数の被検者毎に前記撮影条件を設定し、前記記憶手段
にて前記複数の被検者毎の前記撮影条件を記憶し、前記
制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記複数の
被検者毎の前記撮影条件のうち、前記識別手段にて識別
された被検者に対応する前記撮影条件にて撮影可能とな
るように、前記撮影手段を制御することを特徴として構
成されている。
【0012】
【実施の形態】以下、本発明の眼科用撮影装置の一実施
形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本
実施形態に係る本撮影装置1の側面図、図2は図1の本
撮影装置1の正面図、図3は図1の本撮影装置1の平面
図である。これら各図において本実施形態の本撮影装置
1は、被検眼を撮影するための撮影手段たる撮影部10
と、この撮影部10を上下方向に移動させると共に、撮
影を制御するための装置本体100とから構成されてい
る。この装置本体100は、本体案内部材102上に前
後左右に移動可能に設けられている。
【0013】撮影部10は、図1に示すように、装置本
体100の上部において、該装置本体100に対して上
下方向で移動可能に取付けられるもので、図5、6に示
すように、照明系20と、光学系30とを有する。
【0014】この撮影部10の照明系20には、図6に
示すように、被検眼Eを観察する場合に該被検眼Eを照
らすための観察用ランプL1が配置されており、この観
察用ランプL1の光は、コンデンサーレンズR1、反射
鏡M1、コンデンサーレンズR2及び反射鏡M2を介し
てスリットSに達する。この観察用ランプL1の光軸上
には被検眼Eを撮影する場合に該被検眼Eを照らすため
撮影用ストロボL2が配置されており、この撮影用スト
ロボL2の光は、コンデンサーレンズR2と反射鏡M2
とを介してスリットSに達する。この撮影用ストロボL
2の発光光量は、その電源への供給電力量を変えること
によって、数段階(例えば50、100、150、20
0ワット)に切換可能とされている。
【0015】上記観察用ランプL1と撮影用ストロボL
2のストロボ光が達するスリットSは、このストロボ光
の幅を調節するもので、図示しないモータによって動か
されることにより、その幅を無段階に変化可能とされて
いる。このスリットSによって幅調節されたストロボ光
は、投影レンズR3、R4、フィルター装着部F及び反
射鏡M3を介して被検眼Eに達する。
【0016】このフィルター装着部Fは、ストロボ光の
色彩や波長を調節するために、青フィルター、赤フィル
ター、NDフィルター若しくは散光フィルターといった
フィルターを装着するためのものである。これらフィル
ターは、軸を中心として回転する図示しない円形板の周
囲に併設されており、この円形板を図示しないモータに
よって回転させて光軸上に位置するフィルターを変える
ことによって、使用するフィルターが任意に切換可能と
されている。
【0017】このように構成される照明系20は、図示
しないモーターによって回転されることによって、図3
に示すように、被検眼Eに対する照明角度が任意に変化
可能とされている。ここで、図3に示すように、照明系
20の焦点位置が該照明系20の回転中心であり、また
この照明系20の焦点位置が撮影部10の光学系30の
焦点位置及び被検眼Eの位置と一致するように設定され
ているので、照明系20を回転させて照明角度を変化さ
せた場合でも、照明系や光学系30の焦点位置が乱れな
い。
【0018】このような照明系20を介して被検眼Eに
達したストロボ光は、図6に示すように、該被検眼Eに
よって反射されて撮影部10の光学系30に達する。す
なわち、被検眼Eからの反射光は、まず対物レンズR5
及び変倍ドラムDに入射する。この変倍ドラムDは、
0.5、1.0、1.5、2.5及び4.0倍のレンズ
が組込まれたもので、この変倍ドラムDを図示しないモ
ーターによって回転させて光軸上に位置するレンズを変
えることによって、観察及び撮影倍率を任意に切換可能
とされている。なお、変倍ドラムDでなくズームによる
変倍により、観察及び撮影倍率を変えてもよい。
【0019】この変倍ドラムDを経た反射光はビームス
プリッタBに達し、該ビームスプリッタBによって観察
光学系31と撮影光学系32とに分割される。観察光学
系31に導かれた反射光は、反射鏡M4を経て接眼レン
ズR6に達して結像し、該接眼レンズR6を介して検者
によって観察される。一方、撮影光学系32に導かれた
反射光は、反射鏡M5、リレーレンズR7、及び撮影レ
ンズR8を介して結像面(フィルム面)Hに結像する。
【0020】このような照明系20及び光学系30を有
する撮影部10を移動、制御するための装置本体100
は、図5にブロック図として示すように、操作部11
0、表示部120、指示手段たる指示部130、設定手
段たる設定部140、記憶手段たる記憶部150、制御
手段たる制御部160及び固定手段たる固定部170を
有する。
【0021】操作部110は、図1に示すように、装置
本体100の検者側に設けられたジョイスティック11
1と、該ジョイスティック111の上部に設けられた撮
影開始ボタン112によって構成されている。このジョ
イスティック111は、被検眼Eに対する撮影部10の
位置を調整する。該ジョイスティック111を前後左右
の十時方向に可倒させることによって、装置本体100
を前後左右に移動させ、またジョイスティック111を
回転させることにより、撮影部10が上下に移動する。
また撮影開始ボタン112は、被検眼Eの撮影の開始を
指示するためのものであり、該撮影開始ボタン112を
押すことによって、後述する制御部160による撮影部
10の制御が行われ、その後撮影が開始される。
【0022】表示部120は、図2に示すように、装置
本体100の検者側に設けられたモニターとして構成さ
れている。この表示部120には、観察光学系31にて
得られた被検眼Eの反射像、観察や撮影のために必要な
諸データ及び測定結果等が映し出される。
【0023】指示部130と設定部140とは、装置本
体100の検者側に向けて設けられたコントロールパネ
ル101内に設けられている。このコントロールパネル
101の拡大図を図4に示す。このうち指示部130
は、被検眼Eの角膜、虹彩、水晶体、結膜といった部位
のうち、撮影の対象となる部位を指示するためのもので
あり、これら部位に対応した「角膜」、「虹彩」、「水
晶体」及び「結膜」キー131〜134と、これら部位
以外の部位を任意に設定するための「その他」キー13
5とによって形成されている。
【0024】また設定部140は、図4に示すように、
前記複数の部位のそれぞれについて、撮影倍率、スリッ
ト幅、照明角度、ストロボ光量、フィルター有無及び種
類といった撮影条件を設定するためのもので、これら撮
影条件に対応した「撮影倍率」、「スリット幅」、「照
明角度」、「ストロボ光量」及び「フィルター」キー1
41〜145、各項目の数値を設定するための設定ダイ
ヤル146、その数値を表示するための表示窓147及
び設定希望の数値を確定するための「SET」キー14
8として形成されている。
【0025】記憶部150は、図5に示すように、設定
部140にて設定された撮影条件を記憶するためのもの
であり、装置本体100内に設けられたハードディスク
や光磁気ディスク等の記憶媒体として形成されてる。ま
た制御部160は、 記憶部150に記憶されている撮影
条件のうち、指示部130により指示された部位に対応
する撮影条件にて撮影可能となるように、撮影部10を
制御するためのものであり、装置本体100内に設けら
れたCPUとして形成されている。
【0026】固定部170は、図1、3に示すように、
被検者3を所定の位置に固定するためのもので、本体案
内部材102から被検者側に突出した額当て171及び
顎受け172として形成されている。これら額当て17
1と顎受け172の各々には、被検者の額や顎で押圧さ
れることによって被検者が所定の位置に固定されている
ことを検知するための検知手段たる圧力素子173が設
けられている。
【0027】以下、撮影条件の設定方法について説明
し、その後、撮影動作について説明する。被検眼Eの角
膜、虹彩、水晶体、結膜といった部位のうち、角膜につ
いての撮影条件を設定する場合には、まず、図4に示す
指示部130の「角膜」キー131を押す。そして撮影
倍率、スリットの幅、照明角度、ストロボ光量、フィル
ター有無及び種類といった撮影条件のうち、まず撮影倍
率の設定を行うため、設定部140の「撮影倍率」キー
141を押す。
【0028】すると、初期値として(あるいは現在の設
定値として)設定されている「撮影倍率」が表示窓14
7に表示される。そして検者が設定ダイヤル146を回
すと、この設定ダイヤル146の回転量に応じた設定数
値が表示窓147にリアルタイムに表示されるので、こ
の表示窓147に設定希望の数値が表示されるまで設定
ダイヤル146を回し、設定希望の数値が表示された時
点で「SET」キー148を押す。これによって、表示
窓147に表示された値が、「角膜」の「撮影倍率」と
して記憶部150に記憶される。なお、最初に表示窓1
47に表示された値を変更する必要がない場合には、設
定ダイヤル146を回すことなく、いきなり「SET」
キー148を押してもよい。
【0029】これと同じ要領で、他に必要な撮影条件で
あるスリット幅、照明角度、ストロボ光量、フィルター
の有無及び種類の設定を順次行うことができる。このう
ちスリット幅、照明角度、ストロボ光量は、撮影倍率と
同様に数値によって設定が行われるが、フィルターの有
無及び種類は、数値ではなく文字によって設定が行われ
る。例えば、「青」、「赤」、「ND」若しくは「散
光」といったフィルターの種類を表す文字や、「なし」
といったフィルター不要の旨を表す文字が表示窓147
に表示され、設定ダイヤル146を回すことによってこ
れらの文字を切り換えて、設定を行う。このように角膜
についての撮影条件の設定が終了したら、同様に、虹
彩、水晶体、結膜、その他の部位について、撮影条件の
設定を行う。
【0030】次に、撮影動作について説明する。まず本
撮影装置1の電源を入れ、この本撮影装置1の前に被検
者を座らせ、その額を額当て171に当てさせると共
に、その顎を顎受け172に乗せさせる。この時、額当
て171と顎受け172の各々に設けた圧力素子173
が被検者の額及び顎によって押圧されると、この圧力素
子173から制御部160に対してON信号が送出され
る。
【0031】次に、検者は指示部130の「角膜」、
「虹彩」、「水晶体」、「結膜」、「その他」のキー1
31〜135のうち、撮影したい被検眼Eの部位に対応
するキーを押す。このようにキー131〜135が押さ
れることで、被検眼Eの部位のうち撮影したい部位が指
示される。そして、検者は表示部120を見つつジョイ
スティック111を操作して被検眼Eと装置本体100
とのアライメントを行い、このアライメント終了後に撮
影開始ボタン112を押す。
【0032】すると制御部160は、まず圧力素子17
3から制御部160に対してON信号が送出されている
か否かを確認し、送出されている場合には撮影動作を続
行する一方、送出されていない場合には撮影動作を中止
すると共に、表示部120及び図示しないブザーによっ
て被検者が所定の位置に固定されていない旨の警告を検
者に対して行う。
【0033】また撮影動作を続行する場合には、予め設
定され記憶部150によって記憶されていた撮影条件の
うち、検者によって押された指示部130のキーに対応
する撮影条件を呼出し、この呼出した撮影条件によって
撮影が可能となるように、撮影部10を制御する。具体
的には、変倍ドラムDを回転させて撮影倍率を変え、ス
リットSを動かしてスリット幅を変え、照明系20を回
転させて照明角度を変え、撮影用ストロボL2の電源へ
の供給電力量を変えることによってストロボ光量を変
え、フィルター装着部Fにおけるフィルターを併設した
円形板を回転させることによってフィルターの有無及び
種類を変える。
【0034】このように撮影部10の制御が行われた
後、さらに自動的にシャッターが切られて撮影が行われ
て撮影動作が終了する。この撮影結果は、本撮影装置1
の装置本体100内部に設けられた図示しない第二の記
憶部(例えば、ハードディスクや光磁気ディスク等の記
憶媒体)に記憶され、必要に応じて呼出されて、表示部
120に表示され、あるいは印刷される。
【0035】さて本発明はこれまで説明した実施形態に
限られず、その技術的思想の範囲内において種々異なる
形態にて実施されてよいものである。以下、これら異な
る形態について説明する。上記実施形態においては撮影
装置がフォトスリットランプである場合について説明し
たが、必ずしもフォトスリットランプに限られず、眼底
カメラのような眼科用の撮影装置すべてに適用されてよ
いものである。
【0036】また指示部130のキーは、撮影装置の目
的に応じて変更されてよいものであり、上記実施形態の
「角膜」、「虹彩」、「水晶体」、「結膜」、「その
他」キー131〜135の他、他の撮影部位を指示する
ための任意のキーに置換もしくは追加しても構わない。
また撮影条件についても同様であり、「スリット長」、
「絞り」といった項目に置換もしくは迫加しても構わな
い。
【0037】また設定部140は、設定ダイヤル146
でなくテンキーによって数値を直接入力するようにして
もよく、また表示窓147や設定ダイヤル146を各撮
影部位毎に別々に設けてもよい。さらに上記実施形態に
おいては、設定部140は、指示部130にて指示した
部位に対応させて、撮影条件を設定するようにした。す
なわち撮影条件を設定する際に、指示部130のキー1
31〜135を用いて設定を行う撮影部位を指示した
が、指示用のキーを設定用のキーとをまったく別個に設
けてもよい。あるいはフィルターの有無及び種類は、文
字によって設定するのでなく、例えば、青フィルターの
場合は「1」、赤フィルターの場合は「2」といったよ
うにといったフィルターの有無や種類に対応した数値を
決めておき、この数値を用いて設定するようにしてもよ
い。このように、特に指示部130や設定部140の具
体的構成については、周知のさまざまな構成が用いられ
てよい。
【0038】また設定部140により設定した撮影条件
を記憶する記憶部150は、装置本体100内に固定的
に設けたものでなく、フロッピーディスク、光ディス
ク、磁気ディスク若しくはICカードといった移動可能
な記憶媒体であってもよい。この場合には、本撮影装置
1による撮影に熟練した検者が撮影条件を設定し、この
撮影条件を未熟な検者に配布することによって、未熟な
検者でも熟練した検者と同様の撮影を行うことができ
る。あるいは眼科医が設定した撮影条件をICカードに
記憶させ、本撮影装置11にICカード読取り装置を付
加すれば、被検者がICカードをこのICカード読取り
装置に挿入するだけで被検眼Eの撮影が可能になり、検
者が不要となって撮影ルーチンの効率化を図ることがで
きる。
【0039】また本撮影装置1にて複数の被検者の被検
眼Eを撮影する場合には、設定部140にて複数の被検
者毎に撮影条件を設定し、この複数の被検者毎の撮影条
件を記憶部150に記憶されておく。また複数の被検者
を相互に識別する識別手段として、例えばバーコードリ
ーダを設けておく。そして、撮影の際、該バーコードリ
ーダによって被検者のカルテに付されているバーコード
を読み取ることにより複数の被検者を相互に識別し、制
御部160は、記憶部150に記憶されている複数の被
検者毎の撮影条件のうち、バーコードリーダにて識別さ
れた被検者に対応する撮影条件にて撮影可能となるよう
に、撮影手段を制御してもよい。
【0040】また固定部170の検知手段は圧力素子以
外にも、単なる押圧スイッチや高周波センサを用いても
よい。また警報を発する場合にも、ブザーや表示部12
0による警報に限られない。
【0041】また本撮影装置1に、オートアライメント
機構、オートフォーカス機構、アライメントが合った時
点で自動的に撮影をおこなうオートレリース機構若しく
は被検眼Eの明るさを判断して撮影用ストロボL2の発
光量を自動的に調節するオートエクスポージャー機構を
設ければ、検者の撮影操作が一層簡易になり、検者は撮
影部位の指示をするだけで被検眼Eの撮影が可能とな
る。
【0042】
【発明の効果】これまで説明したように請求項1記載の
本発明は、被検眼の複数の部位のうち、撮影の対象とな
る部位を指示する指示手段と、複数の部位のそれぞれに
ついて、撮影条件を設定する設定手段と、 設定手段にて
設定された撮影条件を記憶する記憶手段と、記憶手段に
記憶されている撮影条件のうち、指示手段により指示さ
れた部位に対応する撮影条件にて撮影可能となるよう
に、撮影手段を制御する制御手段とを備えることによ
り、撮影時には予め定めた撮影条件になるように撮影手
段が自動的に制御されるので、検者の熟達の度合いに関
わらず、容易に一定の撮影結果を得ることができる。従
って、例えば同じ被検者を日を改めて撮影しようとした
場合において、検者が同一でない場合や、熟練していな
い場合であっても、前回と全く同じ撮影条件を再現する
ことができ、被検者の追跡調査等の診断の質の向上も図
ることが可能となる。
【0043】さらに請求項2記載の本発明は、設定手段
は、指示手段にて指示した部位に対応させて、撮影条件
を設定することにより、設定時に設定対象の部位を指示
する場合に別個の指示手段を設ける必要がないので、一
層簡易に装置を構成することができる。
【0044】しかも請求項3記載の本発明は、被検者を
一定位置に固定するための固定手段と、固定手段に設け
られ、該固定手段に被検者が固定されたことを検知する
検知手段とを有し、制御手段は、 検知手段にて被検者が
固定されたと検知された場合に指示手段にて指示した部
位の撮影が可能となるように、撮影手段を制御すること
により、被検者が所定の位置に固定された場合にのみ撮
影を行うことが可能となり、被検者の位置ずれによる撮
影ミスを未然に防止することが可能となる。
【0045】しかもまた請求項4記載の本発明は、複数
の被検者を相互に識別するための識別手段を有し、設定
手段にて複数の被検者毎に撮影条件を設定し、記憶手段
にて複数の被検者毎の撮影条件を記憶し、制御手段は、
記憶手段に記憶されている複数の被検者毎の撮影条件の
うち、識別手段にて識別された被検者に対応する撮影条
件にて撮影可能となるように、撮影手段を制御すること
により、同一被検者の被検眼を常に同一の撮影条件にて
撮影することができ、例えば経時的な追跡調査も容易か
つ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る本撮影装置の側面図
である。
【図2】図1の本撮影装置の正面図である。
【図3】図1の本撮影装置の平面図である。
【図4】コントロールパネルの拡大図である。
【図5】本撮影装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図6】撮影部の照明系及び光学系を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 本撮影装置 10 撮影部 20 照明系 30 光学系 31 観察光学系 32 撮影光学系 100 装置本体 110 操作部 111 ジョイスティック 112 撮影開始ボタン 120 表示部 130 指示部 140 設定部 146 設定ダイヤル 147 表示窓 148 SETキー 150 記憶部 160 制御部 170 固定部 173 圧力素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼を撮影するための撮影手段を有す
    る眼科用撮影装置において、 前記被検眼の複数の部位のうち、撮影の対象となる部位
    を指示する指示手段と、 前記複数の部位のそれぞれについて、撮影条件を設定す
    る設定手段と、前記設定手段にて設定された前記撮影条
    件を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記撮影条件のうち、前
    記指示手段により指示された部位に対応する前記撮影条
    件にて撮影可能となるように、前記撮影手段を制御する
    制御手段と、を備えることを特徴とする眼科用撮影装
    置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、前記指示手段にて指示
    した部位に対応させて、前記撮影条件を設定することを
    特徴とする請求項1記載の眼科用撮影装置。
  3. 【請求項3】 被検者を一定位置に固定するための固定
    手段と、 前記固定手段に設けられ、該固定手段に前記被検者が固
    定されたことを検知する検知手段とを有し、 前記制御手段は、 前記検知手段にて前記被検者が固定さ
    れたと検知された場合に前記指示手段にて指示した部位
    の撮影が可能となるように、前記撮影手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の眼科用撮影装置。
  4. 【請求項4】 複数の被検者を相互に識別するための識
    別手段を有し、 前記設定手段にて前記複数の被検者毎に前記撮影条件を
    設定し、 前記記憶手段にて前記複数の被検者毎の前記撮影条件を
    記憶し、 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶されている前記複
    数の被検者毎の前記撮影条件のうち、前記識別手段にて
    識別された被検者に対応する前記撮影条件にて撮影可能
    となるように、前記撮影手段を制御することを特徴とす
    る請求項1乃至3記載の眼科用撮影装置。
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