JPH1085121A - 調理鍋のラック - Google Patents
調理鍋のラックInfo
- Publication number
- JPH1085121A JPH1085121A JP27188296A JP27188296A JPH1085121A JP H1085121 A JPH1085121 A JP H1085121A JP 27188296 A JP27188296 A JP 27188296A JP 27188296 A JP27188296 A JP 27188296A JP H1085121 A JPH1085121 A JP H1085121A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- rack
- cooking
- pot
- flange portion
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
〔課題〕 同時調理を可能にする調理鍋のラックを提
供する。 〔解決手段〕 上部に蓋受け部14が形成された鍋本体
10と、蓋受け部14に載置される蓋12とからなる調
理鍋において、鍋本体10内に着脱自在に装着されるラ
ック28であって、このラック28が、中央のボトム部
30と、ボトム部30の外周から起立し、外方に向かっ
て下り勾配が付され、且つ、孔32が点在されたフラン
ジ部34と、フランジ部34の外周に連続し、鍋本体1
0に係止されるインストール部36とから構成されるこ
とを特徴とする調理鍋のラック。
供する。 〔解決手段〕 上部に蓋受け部14が形成された鍋本体
10と、蓋受け部14に載置される蓋12とからなる調
理鍋において、鍋本体10内に着脱自在に装着されるラ
ック28であって、このラック28が、中央のボトム部
30と、ボトム部30の外周から起立し、外方に向かっ
て下り勾配が付され、且つ、孔32が点在されたフラン
ジ部34と、フランジ部34の外周に連続し、鍋本体1
0に係止されるインストール部36とから構成されるこ
とを特徴とする調理鍋のラック。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一つの鍋で異なっ
た調理を同時に可能にする調理鍋のラックに関するもの
である。
た調理を同時に可能にする調理鍋のラックに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、この目的に用いるラックを
先に実願昭60−173876号(実開昭62−083
320号)として提案している。而して、このラック
は、適当に孔が形成されて鍋本体の肩の部分に係止され
るフランジ部と、フランジ部の内方に一定深さ凹陥する
凹陥部(ボトム部)とから構成されるものである。この
ようなラックは、調理時に発生する鍋本体内の蒸気を孔
を通して上方に廻り込ませ、これでボトム部に置かれる
別の食材を蒸し調理等しようというものである。
先に実願昭60−173876号(実開昭62−083
320号)として提案している。而して、このラック
は、適当に孔が形成されて鍋本体の肩の部分に係止され
るフランジ部と、フランジ部の内方に一定深さ凹陥する
凹陥部(ボトム部)とから構成されるものである。この
ようなラックは、調理時に発生する鍋本体内の蒸気を孔
を通して上方に廻り込ませ、これでボトム部に置かれる
別の食材を蒸し調理等しようというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蓋の裏面に付
着した蒸気は水滴に生長してフランジ部の上に滑り落ち
るから、この落ちた水分が孔から流下しないでボトム部
に流れ込むことがある。蒸し調理に使用する蒸気はでき
るだけ乾燥したものが望ましいから、この事態は好まし
くない。又、孔から流下する水分も直接鍋本体内の食材
の上に落ちてその食味を損なう。又、ガスコンロの傾き
等で水分が特定の孔から集中的に落ちることもある。
着した蒸気は水滴に生長してフランジ部の上に滑り落ち
るから、この落ちた水分が孔から流下しないでボトム部
に流れ込むことがある。蒸し調理に使用する蒸気はでき
るだけ乾燥したものが望ましいから、この事態は好まし
くない。又、孔から流下する水分も直接鍋本体内の食材
の上に落ちてその食味を損なう。又、ガスコンロの傾き
等で水分が特定の孔から集中的に落ちることもある。
【0004】本発明は、以上の課題を解決するものであ
り、フランジ部にたまった水分をできるだけ分散して孔
から落とし、しかも、直接鍋本体内に落とさないように
することで、ボトム部はもちろんのこと、鍋本体内もで
きるだけ乾燥状態を保てるようにしたものである。
り、フランジ部にたまった水分をできるだけ分散して孔
から落とし、しかも、直接鍋本体内に落とさないように
することで、ボトム部はもちろんのこと、鍋本体内もで
きるだけ乾燥状態を保てるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、上部に蓋受け部が形成された鍋本体と、蓋受け部に
載置される蓋とからなる調理鍋において、鍋本体内に着
脱自在に装着されるラックであって、このラックが、中
央のボトム部と、ボトム部の外周から起立し、外方に向
かって下り勾配が付され、且つ、孔が点在されたフラン
ジ部と、フランジ部の外周に連続し、鍋本体に係止され
るインストール部とから構成されることを特徴とする調
理鍋のラックを提供する。
は、上部に蓋受け部が形成された鍋本体と、蓋受け部に
載置される蓋とからなる調理鍋において、鍋本体内に着
脱自在に装着されるラックであって、このラックが、中
央のボトム部と、ボトム部の外周から起立し、外方に向
かって下り勾配が付され、且つ、孔が点在されたフラン
ジ部と、フランジ部の外周に連続し、鍋本体に係止され
るインストール部とから構成されることを特徴とする調
理鍋のラックを提供する。
【0006】本発明が以上の手段をとることにより、即
ち、フランジ部が内方に向かって上り勾配を付されるこ
とにより、蓋の裏面を伝わって落ちて来た水分もこの勾
配によってボトム部には流れ込まない。一方、この勾配
が存在することにより、孔から流下する水分は鍋本体の
胴壁に誘導される。しかし、胴壁は高温になっているこ
とから、この間に水分は再蒸発させられ、結局、鍋本体
内に落ち込む水分は少なくなる。
ち、フランジ部が内方に向かって上り勾配を付されるこ
とにより、蓋の裏面を伝わって落ちて来た水分もこの勾
配によってボトム部には流れ込まない。一方、この勾配
が存在することにより、孔から流下する水分は鍋本体の
胴壁に誘導される。しかし、胴壁は高温になっているこ
とから、この間に水分は再蒸発させられ、結局、鍋本体
内に落ち込む水分は少なくなる。
【0007】又、本発明は、以上の手段において、孔が
フランジ部の外周端に形成される手段、孔がフランジ部
の中途に形成され、孔からフランジ部の外周端に溝が延
びている手段、孔がフランジ部の内周寄りに形成され、
フランジ部の外周端には小孔が形成される手段、インス
トール部が蓋より内方の蓋受け部の肩の部分に係止され
る手段、インストール部が蓋受け部に載置され、蓋がそ
の上に載置される手段、インストール部に鍋本体外に突
出する把手が取り付けられる手段を提供する。
フランジ部の外周端に形成される手段、孔がフランジ部
の中途に形成され、孔からフランジ部の外周端に溝が延
びている手段、孔がフランジ部の内周寄りに形成され、
フランジ部の外周端には小孔が形成される手段、インス
トール部が蓋より内方の蓋受け部の肩の部分に係止され
る手段、インストール部が蓋受け部に載置され、蓋がそ
の上に載置される手段、インストール部に鍋本体外に突
出する把手が取り付けられる手段を提供する。
【0008】更に、本発明は、前記した各手段におい
て、鍋本体が多層金属体で構成され、蓋が相当の重量を
有し、鍋本体と蓋との合わせ面に調理時にシールができ
る手段、蓋がガラス製透明ボールの外周に下方突条を有
する金属製リングが嵌着された手段を提供する。
て、鍋本体が多層金属体で構成され、蓋が相当の重量を
有し、鍋本体と蓋との合わせ面に調理時にシールができ
る手段、蓋がガラス製透明ボールの外周に下方突条を有
する金属製リングが嵌着された手段を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る調理鍋の一例
を示す一部断面側面図であるが、この調理鍋は、鍋本体
10と蓋12とからなる。
を参照して説明する。図1は本発明に係る調理鍋の一例
を示す一部断面側面図であるが、この調理鍋は、鍋本体
10と蓋12とからなる。
【0010】鍋本体10は、凹陥した通常の形態をして
おり、上部に比較的平坦な蓋受け部14が形成されたも
のである。ここで用いられる鍋本体10は、アルミとス
テンレスを積層したものや鉄やアルミの厚肉のもので製
作されるのが好ましい。熱伝導性と保温性に優れ、鍋本
体10内の温度分布が均一になるからである。尚、鍋本
体10には適当な把手16が設けられている。
おり、上部に比較的平坦な蓋受け部14が形成されたも
のである。ここで用いられる鍋本体10は、アルミとス
テンレスを積層したものや鉄やアルミの厚肉のもので製
作されるのが好ましい。熱伝導性と保温性に優れ、鍋本
体10内の温度分布が均一になるからである。尚、鍋本
体10には適当な把手16が設けられている。
【0011】蓋12は、上方へ彎曲したボール形をして
おり、外端をやや平坦にしてこの部分を蓋受け部14に
重合載置して鍋本体10を閉蓋するものである。この場
合、鍋本体10内が見えるように、その一部はガラスと
するのが好ましい。蓋12の一部をガラスとすると、重
量も重くなって調理時に蓋受け部14との合わせ面に水
のシールができることから、所謂、シール鍋となって鍋
本体10内を高温、高圧にできる利点もある。
おり、外端をやや平坦にしてこの部分を蓋受け部14に
重合載置して鍋本体10を閉蓋するものである。この場
合、鍋本体10内が見えるように、その一部はガラスと
するのが好ましい。蓋12の一部をガラスとすると、重
量も重くなって調理時に蓋受け部14との合わせ面に水
のシールができることから、所謂、シール鍋となって鍋
本体10内を高温、高圧にできる利点もある。
【0012】シールをより完全に起こさせるには、蓋受
け部14と重合する蓋12の外端部分は金属とするのが
好ましい。そこで、本例における蓋12は、ガラス製透
明ボール18の外周にシール材20を介して金属製リン
グ22を嵌着して形成している。こうすると、ガラスと
金属の複合体をコスト安く製作できる利点がある。
け部14と重合する蓋12の外端部分は金属とするのが
好ましい。そこで、本例における蓋12は、ガラス製透
明ボール18の外周にシール材20を介して金属製リン
グ22を嵌着して形成している。こうすると、ガラスと
金属の複合体をコスト安く製作できる利点がある。
【0013】この場合、金属製リング22の外周近くに
は下方突条24をリング状に形成するのが好ましい。蓋
12の裏面には水滴が付着して滑り落ちるから、この水
滴をこの下方突条24から集中的に水切り(落下)させ
るためである。この他、蓋12の頂部には適当なノブ2
6も取り付けておく。
は下方突条24をリング状に形成するのが好ましい。蓋
12の裏面には水滴が付着して滑り落ちるから、この水
滴をこの下方突条24から集中的に水切り(落下)させ
るためである。この他、蓋12の頂部には適当なノブ2
6も取り付けておく。
【0014】本発明に係るラック28は、以上の鍋本体
10内に着脱自在に装着されるものである。このラック
28は、中央の無孔、且つ、比較的平坦なボトム部30
と、ボトム部30の外周から起立し、外方に向かって下
り勾配が付され、且つ、孔32が点在されたフランジ部
34と、フランジ部34の外周に連続し、鍋本体10に
係止されるインストール部36とから構成される。
10内に着脱自在に装着されるものである。このラック
28は、中央の無孔、且つ、比較的平坦なボトム部30
と、ボトム部30の外周から起立し、外方に向かって下
り勾配が付され、且つ、孔32が点在されたフランジ部
34と、フランジ部34の外周に連続し、鍋本体10に
係止されるインストール部36とから構成される。
【0015】図2はラック28の一部平面図であるが、
孔32は、フランジ部34の外周端、具体的には、フラ
ンジ部34とインストール部36との境界付近に適当な
間隔で形成されるのが好ましい。本例におけるラック2
8は、インストール部36が蓋12より内方に在って蓋
受け部14の肩の部分に係止されるものであり、蓋12
は鍋本体10の蓋受け部14に載置されるものである。
尚、ラック28は、多層又は単層の金属板で製作され、
一般にはプレスで成形される。
孔32は、フランジ部34の外周端、具体的には、フラ
ンジ部34とインストール部36との境界付近に適当な
間隔で形成されるのが好ましい。本例におけるラック2
8は、インストール部36が蓋12より内方に在って蓋
受け部14の肩の部分に係止されるものであり、蓋12
は鍋本体10の蓋受け部14に載置されるものである。
尚、ラック28は、多層又は単層の金属板で製作され、
一般にはプレスで成形される。
【0016】図3は他の例のラック28が用いられた調
理鍋の一部断面側面図、図4は一部平面図であるが、本
例のものは、孔32がフランジ部34の中途に形成さ
れ、孔32からフランジ部34の外周端に溝38が延び
ているものである。フランジ部34に落ちた水を積極的
に溝38に落とし込み、孔32に誘導するものである。
このようにすると、水が一つの孔から集中的に落下する
事態を防ぐことができるからである。
理鍋の一部断面側面図、図4は一部平面図であるが、本
例のものは、孔32がフランジ部34の中途に形成さ
れ、孔32からフランジ部34の外周端に溝38が延び
ているものである。フランジ部34に落ちた水を積極的
に溝38に落とし込み、孔32に誘導するものである。
このようにすると、水が一つの孔から集中的に落下する
事態を防ぐことができるからである。
【0017】図5も他の例のラック28が用いられた調
理鍋の一部断面側面図であるが、本例のものは、孔32
がフランジ部34の内周寄りに形成され、フランジ部3
4の外周端には小孔40が形成されたものである。鍋本
体10で発生した蒸気は孔34から通し、フランジ部3
4に溜まった水は小孔40から落下させようとするもの
である。小孔40は径が小さいから、一度に大量に落ち
ない利点がある。
理鍋の一部断面側面図であるが、本例のものは、孔32
がフランジ部34の内周寄りに形成され、フランジ部3
4の外周端には小孔40が形成されたものである。鍋本
体10で発生した蒸気は孔34から通し、フランジ部3
4に溜まった水は小孔40から落下させようとするもの
である。小孔40は径が小さいから、一度に大量に落ち
ない利点がある。
【0018】図6もラック28の他の例の一部断面側面
図であるが、本例のものは、インストール部36が鍋本
体10の蓋受け部14に被さり、蓋12がその上に載置
されるものである。そして、インストール部36に鍋本
体10外に突出する把手42が取り付けられたものであ
る。
図であるが、本例のものは、インストール部36が鍋本
体10の蓋受け部14に被さり、蓋12がその上に載置
されるものである。そして、インストール部36に鍋本
体10外に突出する把手42が取り付けられたものであ
る。
【0019】図7もラック28の他の例の一部断面側面
図であるが、本例のものは、インストール部36を上方
に延長し、ここに蓋受け部44を形成したものである。
この構造にすると、蓋受け部44を鍋本体10の蓋受け
部14と同じ形状にできるから、蓋受け部14の収受面
一杯に嵌まる蓋12であっても、使用できる利点があ
る。
図であるが、本例のものは、インストール部36を上方
に延長し、ここに蓋受け部44を形成したものである。
この構造にすると、蓋受け部44を鍋本体10の蓋受け
部14と同じ形状にできるから、蓋受け部14の収受面
一杯に嵌まる蓋12であっても、使用できる利点があ
る。
【0020】以上のラック28を使用すると、鍋本体1
0とラック28での同時調理が可能になる。例えば、鍋
本体10で赤飯を炊き、ラック28で茶碗蒸しあるいは
ゆで卵をするといった調理が可能になるのである。鍋本
体10内の食材を加熱調理すると、蒸気が発生し、この
蒸気はラック28の孔32を通ってその上方に廻り、こ
れでラック28に置かれた食材を加熱調理する。
0とラック28での同時調理が可能になる。例えば、鍋
本体10で赤飯を炊き、ラック28で茶碗蒸しあるいは
ゆで卵をするといった調理が可能になるのである。鍋本
体10内の食材を加熱調理すると、蒸気が発生し、この
蒸気はラック28の孔32を通ってその上方に廻り、こ
れでラック28に置かれた食材を加熱調理する。
【0021】ところで、ラック28の上方に廻った蒸気
は、シールを破って外に出るものもあるが、蓋12の裏
面に付着して水滴となって滑り落ち、下方突条24から
下に落ちるものもある。しかし、下方突条24の下方に
はラック28のフランジ部34が存在しているから、落
ちた水分はフランジ部34が受け止める。フランジ部3
4には孔32が点在して形成されており、しかも、フラ
ンジ部34は外方に向かって下り勾配となっているか
ら、水分はこの孔32から下に落ち、ラック28には流
入しない。
は、シールを破って外に出るものもあるが、蓋12の裏
面に付着して水滴となって滑り落ち、下方突条24から
下に落ちるものもある。しかし、下方突条24の下方に
はラック28のフランジ部34が存在しているから、落
ちた水分はフランジ部34が受け止める。フランジ部3
4には孔32が点在して形成されており、しかも、フラ
ンジ部34は外方に向かって下り勾配となっているか
ら、水分はこの孔32から下に落ち、ラック28には流
入しない。
【0022】従って、ラック28の中は乾燥した状態を
維持でき、ここで調理したものがビチャビチャしない。
一方、孔32から落ちた水分は、孔32がフランジ部3
4の外端寄りに形成されており、且つ、フランジ部34
は外方へ向かって下り勾配が付されているから、鍋本体
10の胴壁へ導かれ、ここを伝わって下に落ちる。
維持でき、ここで調理したものがビチャビチャしない。
一方、孔32から落ちた水分は、孔32がフランジ部3
4の外端寄りに形成されており、且つ、フランジ部34
は外方へ向かって下り勾配が付されているから、鍋本体
10の胴壁へ導かれ、ここを伝わって下に落ちる。
【0023】しかし、鍋本体10の胴壁は高温になって
いるから、下に落ちるまでには再蒸発させられ、鍋本体
10内の食材の上には落ちない。従って、鍋本体10で
調理したものもビチャビチャしない。結局、このラック
28を使用すると、鍋本体10内とラック28内の両方
の水分を減らすことになる。尚、鍋本体10の材質が多
層金属板であれば、熱伝導性に優れていてその温度が高
く、再蒸発を一層促進させる。
いるから、下に落ちるまでには再蒸発させられ、鍋本体
10内の食材の上には落ちない。従って、鍋本体10で
調理したものもビチャビチャしない。結局、このラック
28を使用すると、鍋本体10内とラック28内の両方
の水分を減らすことになる。尚、鍋本体10の材質が多
層金属板であれば、熱伝導性に優れていてその温度が高
く、再蒸発を一層促進させる。
【0024】以上は、鍋本体とラックとで同時調理をす
る場合の説明であるが、鍋本体に水を入れ、このラック
を蒸し器専用に使用することは勿論可能である。又、ラ
ックに把手を付けておけば、これを利用して単独でフラ
イパンとして使用することも可能である。更に、この調
理鍋は、ラックなしで使用することがあるのは言うまで
もない。
る場合の説明であるが、鍋本体に水を入れ、このラック
を蒸し器専用に使用することは勿論可能である。又、ラ
ックに把手を付けておけば、これを利用して単独でフラ
イパンとして使用することも可能である。更に、この調
理鍋は、ラックなしで使用することがあるのは言うまで
もない。
【0025】
【発明の効果】以上、本発明に係るラックによれば、ラ
ックの中を極力乾燥状態に保て、ここで調理するものの
水分を減らせて食味を低下させない。又、ラックの孔か
ら下に落ちる水分の再蒸発も促進するから、鍋本体内に
水分が落ちてここで調理するものを多水分にして食味を
低下させるといった事態もなくす。
ックの中を極力乾燥状態に保て、ここで調理するものの
水分を減らせて食味を低下させない。又、ラックの孔か
ら下に落ちる水分の再蒸発も促進するから、鍋本体内に
水分が落ちてここで調理するものを多水分にして食味を
低下させるといった事態もなくす。
【図1】本発明の一例を示す調理鍋の一部断面側面図で
ある。
ある。
【図2】本発明の一例を示す調理鍋の一部平面図であ
る。
る。
【図3】本発明の他の一例を示す調理鍋の一部断面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の他の一例を示す調理鍋の一部平面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の他の一例を示す調理鍋の一部断面図で
ある。
ある。
【図6】本発明の他の一例を示す調理鍋の一部断面図で
ある。
ある。
【図7】本発明の他の一例を示す調理鍋の一部断面図で
ある。
ある。
10 鍋本体 12 蓋 14 蓋受け部 18 ガラス製ボール 22 金属製リング 28 ラック 30 ボトム部 32 孔 34 フランジ部 36 インストール部 38 溝 40 小孔
Claims (9)
- 【請求項1】 上部に蓋受け部が形成された鍋本体と、
蓋受け部に載置される蓋とからなる調理鍋において、鍋
本体内に着脱自在に装着されるラックであって、このラ
ックが、中央のボトム部と、ボトム部の外周から起立
し、外方に向かって下り勾配が付され、且つ、孔が点在
されたフランジ部と、フランジ部の外周に連続し、鍋本
体に係止されるインストール部とから構成されることを
特徴とする調理鍋のラック。 - 【請求項2】 孔がフランジ部の外周端に形成されるも
のである請求項1記載の調理鍋のラック。 - 【請求項3】 孔がフランジ部の中途に形成され、孔か
らフランジ部の外周端に溝が延びているものである請求
項1記載の調理鍋のラック。 - 【請求項4】 孔がフランジ部の内周寄りに形成され、
フランジ部の外周端には小孔が形成されるものである請
求項1記載の調理鍋のラック。 - 【請求項5】 インストール部が蓋より内方の蓋受け部
の肩の部分に係止されるものである請求項1〜4いずれ
かに記載の調理鍋のラック。、 - 【請求項6】 インストール部が蓋受け部に載置され、
蓋がその上に載置されるものである請求項1〜4いずれ
かに記載の調理鍋のラック。 - 【請求項7】 インストール部に鍋本体外に突出する把
手が取り付けられるものである請求項6記載の調理鍋の
ラック。 - 【請求項8】 鍋本体が多層金属体で構成され、蓋が相
当の重量を有し、鍋本体と蓋との合わせ面に調理時にシ
ールができるものである請求項1〜7いずれかに記載の
調理鍋のラック。 - 【請求項9】 蓋がガラス製透明ボールの外周に下方突
条を有する金属製リングが嵌着されたものである請求項
8記載の調理鍋のラック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27188296A JPH1085121A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 調理鍋のラック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27188296A JPH1085121A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 調理鍋のラック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1085121A true JPH1085121A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17506229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27188296A Pending JPH1085121A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | 調理鍋のラック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1085121A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002360423A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-17 | Minami Sangyo Kk | 調理器具およびこれを用いた調理方法 |
JP2009525102A (ja) * | 2006-02-03 | 2009-07-09 | セブ ソシエテ アノニム | スチーム調理デバイス用の調理アクセサリ |
US7748831B2 (en) | 2005-10-31 | 2010-07-06 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Inkjet recording apparatus |
JP2011136026A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Fujinosu:Kk | 蒸気調理用トレー並びに蒸気調理鍋 |
JP2012196427A (ja) * | 2011-03-07 | 2012-10-18 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 調理鍋用蒸し具及び蒸し具を用いる炊飯器 |
DE102012102677A1 (de) * | 2012-03-28 | 2013-10-02 | Miele & Cie. Kg | Aufnahmevorrichtung für Gargutträger |
JP5991776B1 (ja) * | 2016-05-26 | 2016-09-14 | 株式会社G・C | 蒸し鍋 |
JP2020199211A (ja) * | 2019-06-13 | 2020-12-17 | 株式会社アメイズプラス | 炊飯用補助容器及び炊飯方法 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP27188296A patent/JPH1085121A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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