JP2523026Y2 - 高圧鍋の中ラック - Google Patents

高圧鍋の中ラック

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JP2523026Y2
JP2523026Y2 JP2464693U JP2464693U JP2523026Y2 JP 2523026 Y2 JP2523026 Y2 JP 2523026Y2 JP 2464693 U JP2464693 U JP 2464693U JP 2464693 U JP2464693 U JP 2464693U JP 2523026 Y2 JP2523026 Y2 JP 2523026Y2
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rack
middle rack
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憲 長尾
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憲 長尾
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、高圧鍋の中ラックに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミとステンレスを多層に構成した鍋
は熱伝導性と保温性に優れるから、材料を高温、高圧で
煮炊きできる高圧鍋として利用できる。本考案者はこの
ような高圧鍋の用途を更に拡大する目的で、鍋本体の内
部に比較的大きな孔を形成した中ラックを取り付け、中
ラックの上下で異なった料理(例えば、鍋本体では煮
物、中ラックの上では茶碗蒸しや茹で卵)を同時に可能
にするとともに、中ラックの下方で料理しているものの
味見や取出しを可能にする案件を実願昭60−2016
14号として提案している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この中ラッ
クには孔が形成されて面積が十分取れないため、中ラッ
クの上では十分な量の料理ができない。又、中ラックの
孔は比較的大きいため、ここを通って上に出て来る下の
料理物からの水蒸気はどうしても湿ったものになるた
め、からっとした料理ができ難いことが挙げられる。本
考案は、このような課題を解決するものであって、要
は、中ラックに孔があいていても、中ラックの面積一杯
が利用できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本考案
は、高圧鍋の内部に着脱自在に取り付けられる中ラック
であって、この中ラックが、鍋本体の蓋受け部に係止さ
れ、多数の小孔が形成されたフランジと、フランジから
凹陥し、一部に孔が形成された底板とからなる孔あきラ
ックと、孔を塞ぐよう底板の上に取り外し可能に被せら
れる蓋板とからなることを特徴とする高圧鍋の中ラック
を提供したものである。
【0005】
【作用】以上の手段をとることにより、蓋板を被せない
ときには、底板の孔が利用できるから、鍋本体の底で料
理しているものの味見や取出しが可能になる。但し、こ
の場合も、孔以外の面は利用できるから、ここに料理物
を置いて料理することは可能である。これに対して蓋板
を被せたときには、孔あきラック一杯の面積を確保でき
るから、この上で多くの量の料理ができる。
【0006】
【実施例】図1及び図2は本考案に係る高圧鍋の断面図
であるが、高圧鍋は、鍋本体10と蓋12とからなる。
鍋本体10は、保温性の良いステンレスと熱伝導性に優
れたアルミとを3〜7の多層に積層した多層金属体から
構成され、深く凹陥した胴部14と胴部14の上端にフ
ランジ状に突出する蓋受け部16とが形成されたもので
ある。蓋12は、椀を伏せたような形状をしており、周
端に鍋本体10の蓋受け部16にピッタリと沿う添着部
18を有している。尚、この他に、鍋本体10の外周に
は把手20が、蓋12の頂部にはつまみ22がそれぞれ
形成されている。
【0007】以上により、鍋本体10に材料を入れ、蓋
12を被せて加熱すると、材料の中の水分は蒸発し、一
部は直接に、他は蓋12の裏面を流下して蓋受け部16
と添着部18との間に溜まり、鍋本体10の内部と外部
とをシールする。この状態をウォーターシールと称し、
これが発生した後は、鍋本体10内の圧力は上がり、多
層金属体で構成される鍋本体10の好熱伝導性と高保温
性とが相まって鍋本体10の内部は非常に高温になるの
である。
【0008】加熱を続けると水分の蒸発は進み、蒸発し
た水分の一部はウォーターシールを破って外部へ逃げる
が、残りは蓋12の裏面に水粒となって付着し、これが
水滴に成長して再度鍋本体10の底に落ちる。水滴が鍋
本体10の底に落ちると、再度蒸発させられ、これを繰
り返して鍋本体10の内部の水蒸気は非常にドライな状
態となり、所謂、からっとした料理ができる。
【0009】本考案は、このような高圧鍋の鍋本体10
内部に着脱自在に取り付けられる中ラック24を提供す
るものである。この中ラック24は、鍋本体10の蓋受
け部16に係止される孔あきラック26と、この孔あき
ラック26の上に被せられる蓋板28とからなる。
【0010】孔あきラック26は、ステンレス又は多層
金属体で構成され、外周にフランジ30が、内部にフラ
ンジ30の内周から側壁32で凹陥する底板32がそれ
ぞれ形成されたものである。フランジ30は、蓋受け部
16に係止される部分であるが、同時にこれには多数の
小孔34が形成されており、この小孔34によって孔あ
きラック26の上下空間を流通させるものである。
【0011】側壁32の外周には、外周が鍋本体10の
胴部14の径と等しいスペーサ板36が放射状に形成さ
れており、孔あきラック26を鍋本体10に装着すると
きのガイドとなる。尚、このスペーサ板36は胴部14
の熱をこの孔あきラック26に伝導するための伝導体の
役割も果たす。底板32の一部には孔38が形成されて
いる。孔38の大きさは一般的にはその面積の半分程度
が適する。
【0012】蓋板28は、孔あきラック26の側壁32
に嵌まり込んで底板32の上に被せられる円形の金属製
平板体であり、上面に把手40等が設けられている。蓋
板28を底板32の上に被せると、孔38が塞がれる。
このため、孔38の周囲を上方に折り返して突部42に
形成し、蓋板28を被せると、孔38が完全にシールさ
れるようにする(このとき、蓋板28が傾かないよう
に、孔38が存在しない底板32の端に突起44を形成
し、蓋板28の端をこの突起44でも受けるようにす
る)。
【0013】次に、このような中ラック24の使用方法
を説明する。図1は底板32に蓋板28を被せた場合で
あるが、このようにすると、底板32の孔38が蓋板2
8で塞がれて孔あきラック26の一杯の面積が使える。
従って、蓋板28の上に料理をするものを載せておく
と、鍋本体10の底とで合わせて二重料理ができる。則
ち、底から上がって来る高温の水蒸気等は孔あきラック
26の小孔34を通って蓋板28の上まで到達するか
ら、蓋板28の上にあるものを加熱することができる。
【0014】図2は蓋板28を外した場合であるが、こ
の場合には、孔あきラック26には孔38があいたまま
であるから、ここから底の料理の状態を観察したり、箸
や杓子を通して料理物を取り出すことができるのであ
る。勿論、孔38以外の部分はそのままであるから、こ
の上に料理物を載せることで、少ないながらも二重料理
は可能である。
【0015】
【考案の効果】以上、本考案は、前記したものであるか
ら、鍋本体内に取り付ける孔あきラックに蓋板を被せた
ときには、この上下でそれぞれ面積一杯の量の二重料理
をすることができる。又、外した場合は、孔あきラック
の上で料理できる量は少ないながらも二重料理を可能に
するとともに、鍋本体の底の料理の観察や取出しが可能
になるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る中ラックを取り付けた高圧鍋の縦
断面図である。
【図2】本考案に係る中ラックを取り付けた高圧鍋の縦
断面図である。
【図3】中ラックを構成する孔あきラックの平面図であ
る。
【図4】中ラックを構成する敷板の平面図である。
【符号の説明】
10 鍋本体 16 蓋受け部 24 中ラック 26 孔あきラック 28 蓋板 30 フランジ 32 底板 34 小孔 38 孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧鍋の内部に着脱自在に取り付けられ
    る中ラックであって、この中ラックが、鍋本体の蓋受け
    部に係止され、多数の小孔が形成されたフランジと、フ
    ランジから凹陥し、一部に孔が形成された底板とからな
    る孔あきラックと、孔を塞ぐよう底板の上に取り外し可
    能に被せられる蓋板とからなることを特徴とする高圧鍋
    の中ラック。
JP2464693U 1993-04-13 1993-04-13 高圧鍋の中ラック Expired - Fee Related JP2523026Y2 (ja)

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JPH0675329U JPH0675329U (ja) 1994-10-25
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