JPH1084921A - 林檎の花茶製造方法 - Google Patents

林檎の花茶製造方法

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JPH1084921A
JPH1084921A JP8267746A JP26774696A JPH1084921A JP H1084921 A JPH1084921 A JP H1084921A JP 8267746 A JP8267746 A JP 8267746A JP 26774696 A JP26774696 A JP 26774696A JP H1084921 A JPH1084921 A JP H1084921A
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JP
Japan
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apple
flowers
salt
blossoms
flower
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Application number
JP8267746A
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English (en)
Inventor
Minoru Fukushi
稔 福士
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 林檎の花を桜湯のようにしたいと考えたが、
林檎の花は褐色に変色しやすく、また湯に浮かべた際に
花が開いたような状態になるように処理することが非常
に困難であり、利用できなかった 【解決手段】 開花直前の林檎の花1を摘み取ったのち
水洗する。次に、林檎の花1をミョウバンの水溶液2に
浸漬する。次に、林檎の花1を食酢液4中に浸漬し、重
石5をのせ漬ける。次に、林檎の花1を食塩水で洗った
のち水切りし、その後塩6をふりかけながら林檎の花1
を一輪ずつに分ける。次に、冷暗所にて自然乾燥する。
そして、乾燥後の林檎の花1を篩7にかけ余分な塩6を
落として林檎の花茶にする。この林檎の花茶を器8に入
れ湯を注ぐと、開花した状態の可憐で白い林檎の花9が
湯に浮かぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、林檎の花を、桜湯
のように飲料用として利用できるようにした林檎の花茶
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】林檎は生産が困難であり、病虫害から守
るための薬剤の散布、大きな実を実のらせるための、花
の摘み取り、授粉、袋掛けなど人手のかかる作業が多
い。そして、せっかく実っても台風により実が落ちて商
品化できない場合もあり、林檎の生産者にとっては収入
を安定化させるのが困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
大きな実を実らせるために摘み取った林檎の花は、商品
として利用されず廃棄されている。この林檎の花を、桜
の花を桜湯として利用しているのと同様に利用できない
かと考えた。しかし、林檎の花は褐色に変色(褐変)し
やすく、塩漬けにした場合に可憐な白い色が失われて枯
れてしまったかのような褐色になってしまう。また、開
花した状態の林檎を使用すると湯に浮かべた際に花びら
が分離してしまう。
【0004】本発明は上記欠点を解消して、林檎の花の
白い色を保つとともに、湯に注いだ際に花びらが分離せ
ず、花が開いた状態になる林檎の花茶(桜湯用の塩漬け
にした桜の花と同様に、湯にいれて飲むための処理を施
した林檎の花)を製造することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明者は鋭意研究の結果、林檎の花をミョウバンの
水溶液に浸漬すると褐変せず、淡い白色が保持されるこ
と、また、開花直前の花を使用すると、湯にいれた際に
花びらが分離せず、花が開いたような状態になることな
どを知見し、本発明に至った。
【0006】すなわち本発明は、開花直前の林檎の花を
摘み取って水洗いする摘花水洗工程と、林檎の花をミョ
ウバンの水溶液に浸漬する褐変防止工程と、林檎の花を
食酢液中に浸漬し、重石をのせて漬ける酢漬け工程と、
林檎の花を食塩水で洗ったのち水切りし、その後塩をふ
りかけながら林檎の花を一輪ずつに分離する個別化工程
と、林檎の花を冷暗所にて自然乾燥する乾燥工程と、林
檎の花を篩にかけ塩を落とす塩切り工程と、を経て林檎
の花茶を製造する。
【0007】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例について図面
を参照して説明する。まず開花直前の風船状に膨らんだ
林檎の花1(蕾)を摘み取る。次に、摘み取った林檎の
花1を花が傷まないよう丁寧に水洗し、林檎の花に付着
した汚れを落とす(摘花水洗工程A)。水洗後、林檎の
花1を、ミョウバンの水溶液2(ミョウバンを1000
〜1500倍に薄めた水溶液)に2〜3分間浸漬する
(褐変防止工程B)。次に、林檎の花1を樽3に入れ、
この樽3内にりんご酢を15%(重量%)程度含む食酢
液4(残り85%程度は米酢あるいは穀物酢)を林檎の
花1が完全に浸漬するまで入れ、重石5をのせて2〜3
週間漬ける(酢漬け工程C)。次に、林檎の花1を樽3
から取り出し、食塩水で洗った後水切りする。その後塩
6を、林檎の花1が一輪ずつにほぐれるまで花全体にい
きわたるようにふりかける(個別化工程D)。次に、林
檎の花1を冷暗所に放置し、自然乾燥する(乾燥工程
E)。放置する時間は、表面に結晶化した塩が浮いてく
るまで(2〜3日間)がよい。乾燥後の林檎の花1を篩
7にかけ余分な塩6を落とせば(塩切り工程F)、林檎
の花茶が完成する。
【0008】林檎の花はミョウバンの水溶液に浸漬する
ことにより、褐変が防止され、淡い白色が保持される。
酢漬け工程で食酢液に漬けるのは、防腐効果を付与する
ことと、林檎の花を若干脱色するためである。また、り
んご酢を使用することにより、林檎の花1にりんご特有
の香味を付加することができる。以上の操作は手作業に
より行うこともできるが、手作業と同様な操作を、機械
により行うこともでき、機械化することにより大量生産
かが可能になる。
【0009】そして、林檎の花茶として使用する際に
は、1〜2輪を器8に入れ、80℃程度の湯を注ぐ。暫
くすると開花した状態の林檎の花9が湯に浮かぶととも
に、仄かに林檎の香りが漂う。湯に浮かんだ林檎の花
は、可憐で白く、結納や結婚式などのお祝いの席に相応
しい。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記の如く、開花直前の林檎の
花を摘花水洗工程、褐変防止工程、酢漬け工程、個別化
工程、乾燥工程、塩切り工程を経て林檎の花茶にしたの
で、従来摘み取る作業をするにも拘らず廃棄されていた
林檎の花に、新たな用途が開発された。よって、林檎の
生産者にとって新たな収入源ができたことになる。ま
た、水洗後の林檎の花をミョウバンの水溶液に浸漬する
ので、林檎の花が褐色ならず淡い白色が保持される。さ
らに、湯に浮かんだ林檎の花は、開花した状態であり花
びらが分散せずおしべとめしべがくっきりと見え、また
可憐で白く、結納や結婚式などのお祝いの席に相応しい
雰囲気のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を説明するための概略図であ
る。
【図2】林檎の花茶を湯にいれた状態の図である。
【符号の説明】
1 林檎の花 2 ミョウバンの水溶液 4 食酢液 5 重石 6 塩 7 篩 A 摘花水洗工程 B 褐変防止工程 C 酢漬け工程 D 個別化工程 E 乾燥工程 F 塩切り工程

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開花直前の林檎の花を摘み取って水洗い
    する摘花水洗工程と、 林檎の花をミョウバンの水溶液に浸漬する褐変防止工程
    と、 林檎の花を食酢液中に浸漬し、重石をのせて漬ける酢漬
    け工程と、 林檎の花を食塩水で洗ったのち水切りし、その後塩をふ
    りかけながら林檎の花を一輪ずつに分離する個別化工程
    と、 林檎の花を冷暗所にて自然乾燥する乾燥工程と、 林檎の花を篩にかけ塩を落とす塩切り工程と、を経て花
    茶を製造することを特徴とする林檎の花茶製造方法。
JP8267746A 1996-09-19 1996-09-19 林檎の花茶製造方法 Pending JPH1084921A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101069526B1 (ko) * 2008-11-13 2011-09-30 예산군 사과 꽃차 조성물 및 그 제조방법
CN104642612A (zh) * 2015-02-05 2015-05-27 刘云龙 一种刺梨枇杷叶润肺养生茶颗粒及其制备方法

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