JPH1084878A - 檳榔子入りチューインガム - Google Patents

檳榔子入りチューインガム

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JPH1084878A
JPH1084878A JP8260149A JP26014996A JPH1084878A JP H1084878 A JPH1084878 A JP H1084878A JP 8260149 A JP8260149 A JP 8260149A JP 26014996 A JP26014996 A JP 26014996A JP H1084878 A JPH1084878 A JP H1084878A
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JP
Japan
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chewing gum
betel nut
chewing
weight
betel
Prior art date
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Pending
Application number
JP8260149A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Fukuda
田 敏 雄 福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANTO SHIYOURIYUU KK
Original Assignee
KANTO SHIYOURIYUU KK
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Publication date
Application filed by KANTO SHIYOURIYUU KK filed Critical KANTO SHIYOURIYUU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眠気を覚ます作用が強く、車輛の運転、デス
クワーク、深夜作業等に有効なチューインガムを提供す
る。 【解決手段】 チューインガムに、檳榔子の抽出物を含
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、檳榔子入りチュ
ーインガムに関し、特に、眠気を覚ますのに有効で、か
つ、健胃、止渇作用があり、清涼感のあるチューインガ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、顎の骨の健全な発育や眠気の防止
等に物を噛むことが大変有効であることが知られるよう
になり、物を噛むことの重要性が見直されている。この
ような噛むもののうちでも大変有効で、かつ幅広い年齢
層に好まれているものの一つに、チューインガムがあ
る。
【0003】特に、眠気を覚ますためのチューインガム
としては、カフェイン等を混入したチューインガムが提
案されている。例えば、特開平3−251533号公報
には、緑茶葉等の天然カフェインを水和性ゲル化剤中に
混合・分散させた眠気防止チューインガムが提案されて
いる。この眠気防止チューインガムは、高濃度のカフェ
インの苦みを、カフェインをゲル化剤に包み込むことに
よって抑えている。カフェインの他にも、大脳覚醒作用
のある強い酸味を持つくえん酸等を用いる提案もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカフェイン入りのチューインガムは、眠気覚
ましに一応満足を与えるものであるけれども、車輛の運
転、デスクワーク、深夜作業等の作業環境では、眠気を
覚ます作用の一層強いもの、より新鮮な風味のあるもの
が望まれている。
【0005】この発明は、檳榔子の抽出物を用いて、カ
フェインや従来の他の大脳覚醒作用物質では得られなか
った、独特の覚醒作用と風味を持ったチューインガムを
提供するものである。亜熱帯地方に多く成育する檳榔樹
の果実である檳榔子は、古来、薬用等として輸入され、
また、台湾では、その胚乳に石灰をまぶしキンマの葉で
包んだもの等をかじって、眠気ざましに用いる習慣もあ
る。
【0006】檳榔子は、アルコリン、アレカイシン、グ
バコリン、グバシン等のアルカロイド、ミリスチン酸、
オレイン酸、パルチミンン酸等の脂肪酸のラウリン酸、
タンニンを含み、漢方では健胃、止渇作用のある消化
薬、駆虫薬として用いられているが、上記のように、大
脳の覚醒作用も知られている。
【0007】この発明は、上記したような車の運転等の
作業環境でも充分に眠気を覚ますのに有効で、しかも、
健胃、止渇作用があって消化によく、芳香の良いチュー
インガムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、この発明は、檳榔子の抽出物あるいは檳榔子の
粉砕したものを含有することを特徴とする。檳榔子の抽
出物あるいは檳榔子の擂り潰す等の粉砕したもの以外の
チュウインガム成分は、通常使用されているチクルガ
ム、酢酸ビニル樹脂、ポリイソブチレンガム等の天然又
は合成のガムベース、柔軟剤、甘味料、香料、乳化剤等
があるが、これらの種類や量もチューインガムの製造に
使用される範囲であれば特に制約されない。
【0009】甘味料としては、砂糖、ブドウ糖、みずあ
め、異性化糖等が、虫歯予防の甘味料としては、ソルビ
トール、マンニトール、マルチトール等に代表される各
種糖アルコール類とグリセリン、キシリトール、ソルビ
トール、マンニトール、ラクチトール、エリスリトー
ル、パラチニット、還元でん粉加水分解物、還元分岐オ
リゴ糖、還元キシロオリゴ糖等の糖アルコール、アスパ
ルテーム、グリチルリチン、サッカリン、ステビオシ
ド、レバウシド、ズルチン、アリテーム、トリクロロス
クロース等の高甘味度甘味料との組み合わせが、虫歯予
防と低カロリーのパラチノースや左旋糖(L−シュガー
類)とアルチトール等との組み合わせが、それぞれ使用
することができる。
【0010】この発明の檳榔子入りチューインガムを製
造する上で、その製造手順にも格別の制限はなく、製造
時の展延性が良好で、適度に柔軟なものが得られ、チュ
ーインガムにした後の甘味の発現が早く、かつ甘味が持
続し、噛みはじめから適度に柔らかく、噛み心地が良い
製造法ならばよい。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を説明する。 [実施例 1]檳榔子の胚乳を粉砕して100℃の熱水
中で約4時間浸し、冷却後濾過した抽出液を凍結乾燥器
で乾燥して粉末状の檳榔子抽出物を得た。市販のガムベ
ース25重量部に、結晶性マルチトール粉末65重量
部、還元でん粉加水分解物5重量部、ソルビトール2重
量部、ペパーミント1重量部、クエン酸1重量部、上記
檳榔子抽出物1重量部を加えて55℃で20分間充分に
ニーディングし、室温でロールにかけて展延して板状に
した後、冷却し、通常の板ガムの大きさに切ってこの発
明のチューインガムを得た。
【0012】この実施例のチューインガムは、製造工程
中、各材料を混合し、ニーディングしている時は、混合
物が適度の柔らかさを有していたため混練し易く、圧延
ロールにかけた時にも展延が容易であった。また、口に
入れた後早期に甘味を発現し、噛み初めから適度に柔ら
かい良好な噛み心地で、甘味が比較的持続する優れたも
のであった。
【0013】[実施例 2]檳榔子の胚乳を粉砕してペ
ースト状ないし粉末状とした。市販のガムベース20重
量部に、結晶性マルチトール粉末62重量部、還元でん
粉加水分解物10重量部、ソルビトール3重量部、オレ
ンジフレーバー1重量部、クエン酸1重量部、上記粉砕
した檳榔子の胚乳3重量部を加えて55℃で20分間充
分にニーディングし、一辺5mmの偏平方形の飴玉状に
造粒して、この発明のチューインガムを得た。
【0014】この実施例のチューインガムは、実施例1
のものよりは展延性がやや劣り、板状にするには向かな
いが、飴玉状のチューインガムに適している。また、檳
榔子独特の渋み、苦みが噛んでいる間若干感じられる。
いずれの実施例のチューインガムも、適度に柔らかい良
好な噛み心地で、芳香、甘味が比較的持続し、咀嚼によ
る覚醒作用と檳榔子の覚醒作用とをもたらす。
【0015】この発明に用いる檳榔子の抽出物は、チュ
ーインガム中の重量比が0.1〜4%とすると良質のチ
ューインガムが得られ、噛み心地がよく、眠気ざまし作
用も優れたものになった。抽出物0.1%未満では、眠
気ざまし作用が劣り、4%を越えると渋み、苦みが強く
なって、実用にならなかった。
【0016】また、この発明に用いる粉砕した檳榔子
は、チューインガム中の重量比が0.5〜8%とすると
良質のチューインガムが得られ、噛み心地がよく、眠気
ざまし作用も優れたものになった。抽出物0.5%未満
では、眠気ざまし作用が劣り、8%を越えると渋み、苦
みが強くなって、実用にならなかった。
【0017】
【発明の効果】この発明になるチューインガムは、檳榔
子の覚醒作用がチューインガム咀嚼による覚醒作用に加
わり、相乗効果で眠気を覚ますのに優れた効果を示す。
しかも、健胃、止渇作用があって消化によい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 檳榔子の抽出物を含有することを特徴と
    する檳榔子入りチューインガム。
  2. 【請求項2】 粉砕した檳榔子を含有することを特徴と
    する檳榔子入りチューインガム。
JP8260149A 1996-09-10 1996-09-10 檳榔子入りチューインガム Pending JPH1084878A (ja)

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JP8260149A JPH1084878A (ja) 1996-09-10 1996-09-10 檳榔子入りチューインガム

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JP8260149A JPH1084878A (ja) 1996-09-10 1996-09-10 檳榔子入りチューインガム

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JPH1084878A true JPH1084878A (ja) 1998-04-07

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ID=17343998

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JP8260149A Pending JPH1084878A (ja) 1996-09-10 1996-09-10 檳榔子入りチューインガム

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003061399A1 (en) * 2002-01-25 2003-07-31 De Abhijit Chewing gum composition and a process for preparing the same
JP2007091729A (ja) * 2005-08-31 2007-04-12 Taisho Pharmaceut Co Ltd 外分泌機能障害改善剤
CN100450373C (zh) * 2006-01-06 2009-01-14 罗才良 槟榔口香糖
JP2013106548A (ja) * 2011-11-18 2013-06-06 Kracie Foods Ltd 風味持続剤及び果実含有チューインガムの風味持続方法及び果実含有チューインガム及び果実含有複層チューインガム
CN112704147A (zh) * 2020-12-08 2021-04-27 京来盐务科技(海南)有限公司 一种槟榔卤制口香糖及其制备方法与制备所用的装置

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