JPH1084407A - ハンドセットユニット、及びその組立方法 - Google Patents

ハンドセットユニット、及びその組立方法

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JPH1084407A
JPH1084407A JP8236895A JP23689596A JPH1084407A JP H1084407 A JPH1084407 A JP H1084407A JP 8236895 A JP8236895 A JP 8236895A JP 23689596 A JP23689596 A JP 23689596A JP H1084407 A JPH1084407 A JP H1084407A
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JP
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holder
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JP8236895A
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English (en)
Inventor
Masazumi Takebe
正純 竹部
Takahiro Kudo
隆裕 工藤
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Uniden Corp
Original Assignee
Uniden Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/22Illumination; Arrangements for improving the visibility of characters on dials
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信機器用ハンドセットユニットにおいて、
既述の窓部材を作るためのみの金型を必要とせずに製造
コストの増大を招かず、しかも、窓部材のみをハンドセ
ットユニットのカバーに付設するための特別な工程を必
要とすることな製造可能であること、さらに、フック係
合用の凹部が補強されること。 【解決手段】 透光性窓部材22Bと本体22Aとが一
体になって、スピーカーホルダー22が形成される。こ
の透光性部材22の下端には、フックが係合されるため
の凹部60が存在する。この凹部60の近傍においてこ
の透光性窓部材がハンドセットカバーに固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、家庭用電話機、
業務用電話機、コードレス電話機、移動体電話機機、無
線機、インターフォン等の通信機器に使用されるハンド
セットユニットに関するものであり、詳しくは、キート
ップを照明する機構を備えたハンドセットユニットに関
するものである。本発明は、さらに、このハンドセット
ユニットの組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のハンドセットユニットが、例え
ば、特開昭62−261260号公報に記載されてい
る。この従来例は、フロントカバーとリアカバーからな
る2分割された筺体を備えたハンドセットユニットを開
示しており、送受話器を含む電話機部品が予めプリント
基板に搭載固定されているとともに、このプリント基板
が二つのカバーの間に挿入されている。
【0003】従来のハンドセットユニットにはキートッ
プの照明機構を備えたものがあり、例えば、特開昭63
−300652号公報には、キーユニットの背面にチッ
プ型の複数の発光ダイオードを配し、導光ブロックを介
して各キートップの背面に照明光を導くことが記載され
ている。特開平5−110646号公報にも、キーユニ
ットの背面に導光板を設けたハンドセットユニットが記
載されている。
【0004】一方、各キートップを背面から照明する代
わりに、キーユニットの一端から全てのキートップを照
明できるようにしたハンドセットユニットが提案されて
いる。このタイプのハンドセットユニットにおいては、
照明のための部品点数が少なくなり、さらに、照明のた
めの構造が簡易になる等の利点がある。
【0005】特開平5−130193号公報はこの種の
ハンドセットユニットを開示しており、受話部のキート
ップ側端部にランプを設け、このランプによって受話部
の一端より全てのキートップに照明が及ぶようにしてい
る。特開平5−130193号公報に記載されたハンド
セットユニットは、ランプからの光をキートップに導く
ために拡散レンズを受話部のキートップ側最端部に設け
ている。
【0006】最近では、この拡散レンズに代えて、透明
な透光性窓部材を受話部の端部に嵌着させて、受話部内
のランプからの照明光をこの窓部材を介してキートップ
の広い領域に導くようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この透
光性窓部材を、単純に、ハンドセットユニットのカバー
やその他の部品とは別な部品として取り扱うと、この窓
部材専用の特別な金型が必要になる。このことは、ハン
ドセットユニットの製造コストを増大させ、ひいては、
この窓部材をハンドセットユニットに固定するための工
程も必要になって、ハンドセットユニットを製造するた
上での業性を低下させる。
【0008】もっとも、この透明な窓部材をハンドセッ
トユニットのカバーと一体に成型することも考えられる
が、受話部のキートップ側に臨む壁面のみを透明樹脂か
ら形成することは、ハンドセットユニットを製造する上
で有利なことではない。すなわち、従来では、透光性窓
部材を他の部材と一体化するための効果的な提案はされ
ていない。
【0009】一方、この透光性窓部材の補強についても
配慮する必要がある。好適な形態では、窓部材はハンド
セットユニットの受話部カバーとなる耳当て部の下端の
壁面にキートップを臨むように配置される。この耳当て
部は、ハンドセットユニットの操作部カバーより突出し
ていることから、耳当て部の下端にある透光性窓部材に
溝或いは孔等の凹部を形成して、この凹部にハンドセッ
トユニットを壁掛けするためのフックが係合される。
【0010】しかしながら、この透光性窓部材の強度が
十分でないことや、さらに、この透光性窓部材を前記開
口に十分固定するための手段の提案が従来からされてい
ないことから、この窓部品の凹部に壁掛け用のフックを
係合することを繰り返す過程で、窓部品に機械的な損傷
が発生する虞が多分にあった。したがって、この種の窓
部材を用いたハンドセットユニットを壁掛用のタイプと
して市場に提供することは困難であった。また、勢い、
この種のハンドセットユニットを壁掛け用として市場に
提供する場合には、他の箇所、例えばハンドセットユニ
ットの耳当て部とは反対の背面にフック用の凹部を設け
る等の対策を講じる必要があった。
【0011】そこで、本発明は、既述の窓部材を作るた
めのみの金型を必要とせずに製造コストの増大を招か
ず、しかも、窓部材のみをハンドセットユニットのカバ
ーに付設するための特別な工程を必要とすることなく製
造可能な通信機器用ハンドセットユニットを提供するこ
とを目的とする。
【0012】本発明の他の目的は、さらに、この窓部材
にフックが係合される凹部を形成しても、窓部材に機械
的損傷が発生することを防止するための補強機構を備え
た、通信機器用ハンドセットユニットを提供することに
ある。
【0013】本発明のさらに他の目的は、既述の窓部材
のみをハンドセットユニットのカバーに付設するための
特別な工程を必要とすることなくハンドセットユニット
を組み立てることができるハンドセットユニットの組立
方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者が既述の透光性
窓部材を一体化できる対象について種々の検討を行った
ところ、受話器をハンドセットカバーに支持するための
受話器ホルダーが最も好適であるとの知見に到った。こ
の受話器ホルダーは、ハンドセットカバーの耳当て部内
に存在してしかも透光性窓部材の近傍に位置し、さらに
比較的小型部品であることからこの透光性窓部材と一体
化する上で有利である。
【0015】そこで、本発明は、既述の目的を達成する
ために、受話器をハンドセットカバー内に固定するため
の受話器ホルダーと既述の透光性窓部材を一体にして構
成したことを特徴とする。
【0016】すなわち、本発明は、ハンドセットカバー
と、このカバー内に受話器を固定する受話器ホルダー
と、このカバーの開口部分に固定される透光性窓部材
と、この開口部からこの透光性窓部材を介して前記カバ
ーの正面に照明光を供給するための照明機構と、を備え
てなるハンドセットユニットであって、前記受話器ホル
ダーと前記透光性窓部材とが一体形成されていることを
特徴とする。
【0017】本発明は、さらに、透光性窓部材に、フッ
クが係合される凹部を形成した場合、この凹部近傍にて
この透光性窓部材をハンドセットカバーに対して支持す
るように形成したことを特徴とする。したがって、この
凹部に必要以上の応力が掛かっても、この凹部近傍領域
を補強しているために、透光性窓部材に機械的損傷が発
生しないようにすることが可能となる。
【0018】好適な実施形態では、前記透光性窓部材を
前記ハンドセットカバーに対して支持する支持手段が、
この透光性窓部材をこのハンドセットカバーに対して螺
着する機構と、応力による透光性窓部材の湾曲に抵抗す
る条片と、の少なくとも一つからなる。さらに、前記透
光性窓部材は、前記凹部に隣接する箇所で、前記ハンド
セットカバーに対して支持されている。
【0019】前記透光性窓部材は、前記支持手段によっ
て、前記ハンドセットカバーに直接支持されているこ
と、及び、このハンドセットカバーに固定されている配
線基板に支持されていること、の少なくともいずれかで
あって良い。
【0020】さらに、好適な実施形態では、前記螺着の
ための機構は、前記ハンドセットカバーの背面から前記
透光性部材に向けて突設されたボス部でこの透光性部材
を螺着させる。また、前記条片は、前記ハンドセットカ
バーに対して固定される配線基板に向けて、前記透光性
部材の背面から突出し、その先端がこの配線基板に当接
している。
【0021】また、別の好適な実施形態では、前記照明
装置が第1の照明体と第2の照明体とからなり、それぞ
れの照明体を収容する第1の領域と第2の領域が、前記
透光性窓部材に設けられ、この領域の間に前凹部を形成
している。さらに、前記凹部に隣接するように、前記ボ
ス部が前記ハンドセットカバーの背面から突設されてい
る。
【0022】また、さらに好適な実施形態では、前記凹
部は、前記透光性窓部材の下端から形成されており、か
つ、この透光性窓部材の下端から前記基板側に向けて前
記条片が突設されている。前記開口に臨む前記受話器カ
バー部の先端近傍に位置するように、前記ボス部がハン
ドセットカバーに設けられている。
【0023】窓部材が受話器ホルダーと一体に形成され
ていない場合でも、この窓部材に形成された、フックが
係合されるフック用の凹部近傍で窓部材を前記ハンドセ
ットカバーに対して支持することにより、この窓部材を
補強することができる。この窓部材は、好適には、照明
光を導出するための透光性樹脂によって形成される。
【0024】本発明は、さらに、ハンドセットカバー内
に受話器を保持した受話器ホルダーを固定する第1の工
程と、このハンドセットカバーの開口を覆うように透光
性窓部材を配置する第2の工程と、を備えるハンドセッ
トユニットの組立方法であって、前記第1の工程と第2
の工程が、同一の工程で実現されることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を、図面を用いて説明する。図1は、コードレス電話器
に使用されるハンドセットユニットの全体を示す斜視図
である。このハンドセットユニットは、ハンドセットカ
バー10を備え、このカバー内に、スピーカ(受話器)
と、マイクロフォン(送話器)と、キーユニットに対す
る接点回路と、この受話器と送話器に対する回路とが実
装された基板と、この基板の電気回路に接続されるアン
テナ12を有している。
【0026】ハンドセットカバーは、キートップ74が
配置されているフロント側カバー16と、リア側カバー
18とに2分割されている。フロントカバーは、受話器
を覆う受話器カバー16Aと、送話器を覆う送話器カバ
ー16Bと、キートップが露出される操作部を覆う操作
部カバー16Cとから形成される。フロントカバー及び
リアカバーともそれぞれ、樹脂によって全体が一体成型
されている。フロントカバーの受話器カバー16Aは、
ユーザーの耳当てになるように、操作部カバー16Cに
対して膨出した形態を呈している。
【0027】図2及び図3は、ハンドセットユニットの
断面を表しており、図2は、図1の2−2’線断面を示
し、図3は図1の3−3’線断面図を示す。また、図4
は、このハンドセットユニットの分解斜視図である。図
1乃至図4から分かるように、膨出した形状の受話器カ
バー16Aの幅方向の下端に、操作部カバー16Cを臨
む開口20が設けられている。なお、便宜上、図3には
リアカバーを図示することを省略している。
【0028】図5は、受話器であるスピーカーのホルダ
ー22の正面図、図6はその斜視図である。図4には、
このスピーカーホルダーがその背面から描かれている。
スピーカーホルダー22は、スピーカーを支持するため
の本体22Aと、この本体と一体成型された透光性窓部
材22Bとを備えている。この透光性窓部材は前記開口
20を覆いながらこの開口に露出する透明窓として機能
する。
【0029】図5及び図6に示すように、このホルダー
本体22Aは、略円形に切り欠かれた円形溝24を有
し、この円形溝から径方向に突出する円形フランジ26
を備え、図4に示すように、この円形フランジ26と前
記フロントカバーの背面からこのホルダーに対して円形
に突出する円形リブ28との間で円形スピーカー30を
保持する。
【0030】前記ホルダーの本体22A及び透光性窓部
材22Bは、透明性樹脂によって一体成型されている。
図4を参照しながら図6を検討することによって明かな
ように、この透光性窓部材22Bはホルダー本体22A
の基準面22AAに対してフロントカバー16に向けて
大きく突出し、リアカバー18に向けて僅かに突出する
形態を備えている。したがって、この透光性部材のフロ
ントカバー側はスカート状に膨出する形態32が現れて
いる。
【0031】図4に示すように、このホルダー22とフ
ロントカバー16との間には、長方形の小片34の両端
に固定された一対の発光ダイオード36が収容される。
図6から分かるように、透光性窓部材の膨出部32の幅
方向の両端には、この一対のダイオードをそれぞれ収容
するための一対の部分膨出領域38が設けられ、図3及
び図4にも示されるように、この膨出領域にはホルダー
のフロントカバー側及びリアカバー側に連通する、発光
ダイオードの形状に相当しながら、これより一回り大き
い形の、発光ダイオード収容用の開口40を備える。
【0032】図4及び図6に示すように、前記小片34
は、透光性窓部材22Bのフロントカバー側と本体22
Aとの間に形成された直線状の溝42内に嵌装される。
したがって、発光ダイオード36を一対備えた小片34
が、スピーカーホルダー22とフロントカバー16との
間に、発光ダイオード36を透光性窓部材の発光ダイオ
ード用開口40に収容しながら、支持される。
【0033】図5及び図6、そして、図4に示されるよ
うに、スピーカーホルダー22の上方に於ける幅方向の
一対と、その下方における一箇所の合計3箇所にねじが
貫通されるねじ孔44A,44B,44Cが形成されて
いる。上方一対のねじ孔44A及び44Bは、スピカー
支持用の開口24の上に設けられ、下方のねじ孔44C
は、透光性窓部材22Bの部分に設けられている。
【0034】一方、図4に示すように、フロントカバー
の背面からは、これら3箇所のねじ孔に相当する位置に
おいて、ねじ溝が形成されたボス46A、46B、46
Cが突出形成されている(図2も参照されたい。)。
【0035】したがって、本体22Aと透光性窓部材2
2Bからなるスピカーホルダー22全体が、この3箇所
のボス部において、フロントカバー16の背面に螺着さ
れる。図4に示すように、46Aのボスはねじ孔44A
に対応し、ボス46Bはねじ孔44Bに対応し、ボス4
6Cはねじ孔44Cに対応する。ねじ48A,48B,
48Cはそれぞれボスとねじ孔とを螺着するための手段
である。
【0036】図6に示すように、透光性窓部材22Bの
前記膨出領域38は、透光性窓部材の下端の近傍で終了
している。この膨出領域の下端を含めた透光性窓部材2
2Bの下端は、フロントカバーの受話器カバー部の開口
面20に現れるテーパ面52を持っている(図2,図
3,図5及び図6参照参照されたい。)。
【0037】図6に示すように、一対の膨出領域38の
側面54と透光性窓部材の基準面56との間には、この
側面と基準面とによって区切られて形成される区画領域
があり、この区画領域には、基準面56からこれと一体
であり、かつ垂直に突出する板片58が設けられてい
る。この板片は、この区画領域をホルダー22の長さ方
向に2分割するものであって、一対の膨出部38の互い
に向き合う側壁54同士を連結させるような形態で、こ
の側壁と一体に設けられている。
【0038】図6に示すように、この区画領域のうち、
薄板によって分割された下側の第1凹部60には、後述
するように、フックが係合される。第1凹部とこの板片
58を介して隣接する第2凹部62の板片の近傍には、
既述のねじ孔の一つ44Cが形成され、かつ、この第2
凹部内には前記ボス46Cが収容される(図2参照)。
【0039】図4に示すように、スピーカーホルダー2
2のリアカバー18側背面には、メイン基板(配線基
板)64が存在し、このメイン基板は、ねじ孔66を貫
通するねじ68によってフロントカバー16のボス部7
0に螺着されて固定される。このメイン基板には、前記
フロントカバーの操作部カバー16Cに相当する箇所に
おいて、ハンドセットユニットが送受信状態にあること
をユーザーに示す発光ダイオード72(図2を参照され
たい。)と、キートップに対する接点回路が実装されて
いる。
【0040】フロントカバーは、キートップを露出させ
るための複数のキートップ用開口を備えている。この開
口から露出するキートップ74(図1乃至図3を参照さ
れたい。)及びこのキートップに対する接点回路とによ
って、既述の操作器が形成される。
【0041】図4に示すように、前記スピカーホルダー
22の上端付近の背面からは、アンテナ12の端部をこ
のホルダーに螺合するための複数のボス44F,44D
が、リアカバー18側に向かって突出されている。この
うち、44Fのボスは、その先端に既述のねじ孔44B
を備えている。ボス44Dは、アンテナの端部のプレー
ト75の先端を係止する外皮76を備えている。
【0042】ボス44Fに、アンテナの端部のプレート
75に形成されたねじ孔にねじ48Bが螺合される。す
なわち、ねじ48Bはアンテナをボス44Fに固定しな
がら、スピカーホルダー22をフロントカバーのボス4
6Bに固定する役割を担っている。
【0043】図4に示すように、前記フロントカバー1
6の背面左付近には、アンテナが貫通されるための外皮
78がフロントカバー16と一体に形成されている。こ
の外皮からフロントカバー内に貫通されたアンテナの端
部のプレート接点75が既述のようにスピーカーホルダ
ー22に螺着される。なお、図3の符号100は、この
アンテナのプレート型接点75を前記メイン基板64に
実装された回路に接続するためのスペーサである。
【0044】スピーカーホルダー22の最上端の背面か
らは、図6及ぶ図4に示すように、リアカバー18に向
かって、略矩形の形態を持った板片80が突出してい
る。この板片80はホルダー22に一体成型されている
とともに、その先端には上方に屈曲した爪体82が存在
する。この爪体82はリアカバー18の上端に係合す
る。この爪体82がリアカバーに係合することにより、
リアカバー18は結果的にフロントカバー16に対して
固定されることになる。
【0045】前記スピカーホルダーの透光性窓部材22
Bが、フロントカバーの受話器カバー部に形成された開
口20に臨んだとき、この開口に臨むフロントカバーの
一端(後述する図7の58Aである。)と前記板片58
と基準面56との3者によって、すなわち、前記第1凹
部60に相当する箇所において、ハンドセットユニット
が受け台のフックに係合するための溝84が形成される
(図1及び図2も参照されたい。)。
【0046】一方、図4に示すように、このホルダーの
透光性窓部材22Bの下端背面における幅方向の両端付
近から、一対の条片(脚片)86が基板側64に向かっ
て略垂直に突出している。この脚片86は、ホルダー2
2がフロントカバー16に固定された際、その先端が基
板64に到る程度の長さを持っている(図3を参照され
たい。)。
【0047】次に、この実施形態の動作について説明す
る。今、このハンドセットユニットを壁掛け用のフック
に係合しようとしたときに、必要以上な応力がフックか
らフック係合用凹部60に加わる虞がある。
【0048】図7は、フック係合用溝84内にフック5
9Aが係合されている状体を示す部分断面図である。こ
の溝内にフックが係合されようとする場合は、フックに
対して、第7図のA方向にこの溝84が移動されること
により、板片58にB1方向の応力が加わり、かつ、透
光性窓部材の背面である基準面56にB2方向の応力が
加わる虞がある。このとき、透光性窓部材22Bが単純
にフロントカバーの開口部20を覆うように配置されて
いるだけでは、この応力に透光性窓部材が抵抗しきれず
に、透光性窓部材22Bにクラックや破断等の機械的損
傷が生じる可能性がある。
【0049】この実施形態では、ホルダー22をフロン
トカバーに固定するためのねじ孔の一つ44Cが、フッ
ク用凹部60に隣接して設けられいること(図6を参照
されたい。)、さらに、フロントカバーのボスの一つ4
4Cとホルダーの透光性部材22Bが、ねじ48Cによ
って互いに螺合されることにより、この凹部60近傍で
フロントカバーがホルダーを支えている。
【0050】さらに、図6及び図3で述べたように、こ
の凹部60は、前記透光性窓部材の下端からこの下端近
傍にある前記板片58迄形成されている。この透光性窓
部材のこの凹部に隣接する下端からは、既述のような脚
片86が突出されて、かつこの脚片の先端が基板64に
当接している。したがって、基板64とこの脚片86を
も介して、透光性窓部材22Bはフロントカバー16に
支持されることになる。
【0051】さらに、図2に示すように、前記第1凹部
60に隣接する第2凹部62には、フロントカバー背面
から突出するボス部46Cが収容されるために、板片5
8に掛かる応力に抵抗して板片を補強し、結果的に透光
性窓部材のフック係合用凹部60近傍を補強する。
【0052】ここで、述べた透光性部材を支持する機
構、或いはこれを補強する機構は、いずれも、フック係
合用の凹部60の近傍、すなわち、この凹部に隣接して
設けられているために、この実施形態のホルダーに、勢
い必要以上の応力(図7のB1及びB2)が加わって
も、これに効果的に抵抗することができる。したがっ
て、壁掛け用のフックをこの凹部に係合させても、透光
性窓部材のフック係合用凹部に機械的な損傷が発生する
のを防ぎ、ひいてはハンドセットユニットの寿命を向上
させる。
【0053】一方、ハンドセットユニットをフックから
外す場合には、係合溝84が図7のC方向の移動軌跡を
採る。このとき、フロントカバーの受話器カバーの開口
部20付近の端部58Aに、D方向の応力が掛かる虞が
ある。しかしながら、この端部58Aの近傍にはボス部
46Cがフロントカバー16と一体に設けられているた
めに、この応力Dに対して端部58Aを補強することが
できる。
【0054】また、透光性窓部材22Bは、スピカーホ
ルダー本体22Aと一体成型されているために、スピカ
ーホルダー成型用金型を用いて透光性窓部材を一緒に成
型することができる。したがって、部品点数を低減で
き、ハンドセットユニット製造単価を低減できる。
【0055】また、スピカーホルダーをハンドセットカ
バーに固定する工程と透光性窓部材を前記開口20の部
分に固定する工程を統合すことができるために、ハンド
セットユニットの製造における作業性を向上させること
ができる。すなわち、従来のスピカーホルダーをハンド
セットカバーに固定するためのねじ締め工程では、複数
のねじ締め作業(通常、3箇所)を行うが、このうちの
一つのねじ締め作業を利用して透光性窓部材をハンドセ
ットカバーに対して固定する。したがって、透光性窓部
材のみをハンドセットカバーに固定するための特別な作
業を省くことができる。
【0056】なお、前記フック係合用凹部60は、透光
性窓部材のほぼ中心に形成されるため、この凹部にフッ
クを係合させた際、ハンドセットユニットをバランス良
くフックに掛けることができる。
【0057】なお、スピカーホルダーをリアカバーに支
持するようにしても良い。また、前記透光性窓部材及び
ホルダ本体からなるスピーカーホルダーは、透明なAB
S樹脂を利用して製造される。照明装置である発光ダイ
オード36を省く廉価タイプのハンドセットユニットで
は、着色性の樹脂を利用してスピカーホルダ22を成型
すれば良い。したがって、本実施形態のスピカーホルダ
は照明装置を備えるハンドセットユニット及びこれが省
略されたのハンドセットユニットにも適用できる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既述の窓部材を作るためのみの金型を必要とせずに製造
コストの増大を招かず、しかも、窓部材のみをハンドセ
ットユニットのカバーに付設するための特別な工程を必
要とすることなく製造可能なハンドセットユニットを提
供することができる。
【0059】さらに、本発明によれば、この窓部材にフ
ックが係合される凹部を形成しても、窓部材に機械的損
傷が発生することを防止することができる。
【0060】さらに、本発明によれば、窓部材のみをハ
ンドセットユニットのカバーに付設するための特別な工
程を必要とすることなくハンドセットユニットを製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる、ハンドセットユニ
ットの全体を示す斜視図である。
【図2】図1の2−2’線断面である。
【図3】図1の3−3’線断面図である。
【図4】図1のハンドセットユニットの分解斜視図であ
る。
【図5】受話器であるスピーカーのホルダーの正面図で
ある。
【図6】その斜視図である。
【図7】フック係合用溝内にフックが係合されている状
体を示す部分断面図である。
【符号の説明】
12 アンテナ 10 ハンドセットカバー 16 フロントカバー 18 リアカバー 20 開口 22 スピカーホルダー 22A ホルダー本体 22B 透光性窓部材 30スピカー 36 発光ダイオード 44A乃至C ねじ孔 46A乃至C ボス 48A乃至C ねじ 60 第1の凹部(フック係合用凹部) 62 第2凹部 64 配線基板 74 キートップ4 84 フック係合用溝 86 脚片

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドセットカバーと、 このカバー内に受話器を固定する受話器ホルダーと、 このカバーの開口部分に固定される透光性窓部材と、 この開口部からこの透光性窓部材を介して前記カバーの
    正面に照明光を供給するための照明機構と、を備えてな
    るハンドセットユニットであって、 前記受話器ホルダーと前記透光性窓部材とが一体形成さ
    れているハンドセットユニット。
  2. 【請求項2】受話器と、送話器と、操作器と、を備え、 前記ハンドセットカバーは、前記受話器を覆う受話器カ
    バー部と、前記送話器を覆う送話器カバー部と、前記操
    作器を覆う操作器カバー部とを有し、かつ、その受話器
    カバー部の前記操作器カバー部に臨む領域に前記開口を
    有し、 前記透光性窓部材はこの開口を覆うように配置されると
    ともに、 前記照明装置は、前記受話器カバー部内でこの透光性窓
    部材近傍に設けられている、請求項1記載のハンドセッ
    トユニット。
  3. 【請求項3】 前記透光性窓部材はフックが係合される
    凹部を有し、この凹部近傍にてこの透光性窓部材が前記
    ハンドセットカバーに対して支持されている、請求項1
    又は2記載のハンドセットユニット。
  4. 【請求項4】 前記透光性窓部材を前記ハンドセットカ
    バーに対して支持する支持手段が、この透光性窓部材を
    このハンドセットカバーに対して螺着する機構と、応力
    による透光性窓部材の湾曲に抵抗する条片と、の少なく
    とも一つからなる、請求項3記載のハンドセットユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記透光性窓部材は、前記凹部に隣接す
    る箇所で、前記ハンドセットカバーに対して支持されて
    いる請求項3記載のハンドセットユニット。
  6. 【請求項6】 前記透光性窓部材は、前記支持手段によ
    って、前記ハンドセットカバーに直接支持されているこ
    と、及び、このハンドセットカバーに固定されている配
    線基板に支持されていること、 の少なくともいずれかである、請求項3記載のハンドセ
    ットユニット。
  7. 【請求項7】 前記螺着のための機構は、前記ハンドセ
    ットカバーの背面から前記透光性部材に向けて突設され
    たボス部でこの透光性部材を螺着させる、請求項4記載
    のハンドセットユニット。
  8. 【請求項8】 前記条片は、前記ハンドセットカバーに
    対して固定される配線基板に向けて、前記透光性部材の
    背面から突出し、その先端がこの配線基板に当接してい
    る、請求項4記載のハンドセットユニット。
  9. 【請求項9】 前記照明装置が第1の照明体と第2の照
    明体とからなり、それぞれの照明体を収容する第1の領
    域と第2の領域が、前記透光性窓部材に設けられ、この
    領域の間に前凹部を形成した、請求項3記載のハンドセ
    ットユニット。
  10. 【請求項10】 前記凹部に隣接するように、前記ボス
    部が前記ハンドセットカバーの背面から突設されてい
    る、請求項7記載のハンドセットユニット。
  11. 【請求項11】 前記凹部は、前記透光性窓部材の下端
    から形成されており、かつ、この透光性窓部材の下端か
    ら前記基板側に向けて前記条片が突設されている、請求
    項8記載のハンドセットユニット。
  12. 【請求項12】 前記開口に臨む前記受話器カバー部の
    先端近傍に、前記ボス部が設けられている、請求項7記
    載のハンドセットユニット。
  13. 【請求項13】ハンドセットカバーと、 このカバー内に受話器を固定する受話器ホルダーと、 このカバーの開口部分に固定される窓部材と、 この窓部材に形成された、フックが係合される凹部と、 この凹部近傍でこの窓部材を前記ハンドセットカバーに
    対して支持するための支持機構と、を備えてなるハンド
    セットユニット。
  14. 【請求項14】 前記開口部から前記透光性窓部材を介
    して前記カバーの正面に照明光を供給するための照明機
    構を備えるととももに、前記窓部材は透光性樹脂によっ
    て形成されている、請求項13記載のハンドセットユニ
    ット。
  15. 【請求項15】 前記支持機構は、前記窓部材を直接又
    は間接に前記ハンドセットカバーに対して支持してい
    る、請求項13記載のハンドセットユニット。
  16. 【請求項16】 ハンドセットカバー内に受話器を保持
    した受話器ホルダーを固定する第1の工程と、このハン
    ドセットカバーの開口を覆うように透光性窓部材を配置
    する第2の工程と、を備えるハンドセットユニットの組
    立方法であって、前記第1の工程と第2の工程が、同一
    の工程で実現されるハンドセットユニットの製造方法。
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