JPH1083859A - レバー式コネクタ - Google Patents
レバー式コネクタInfo
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- JPH1083859A JPH1083859A JP23690496A JP23690496A JPH1083859A JP H1083859 A JPH1083859 A JP H1083859A JP 23690496 A JP23690496 A JP 23690496A JP 23690496 A JP23690496 A JP 23690496A JP H1083859 A JPH1083859 A JP H1083859A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- connector
- cam
- connector housings
- cam groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタハウジングの離脱操作をスムーズに
行えるレバー式コネクタを提供する。 【解決手段】 カム溝35の内周面とカム受け突部14
との間にクリアランスが(図3のC)備えられ、嵌合操
作時と離脱操作時とでは、両コネクタハウジング11,
20がクリアランス分、嵌合方向にずれる。このずれに
より、離脱操作時のみ、レバー30の外周面31aと、
雄コネクタハウジング11が取り付けられている垂直壁
12とが互いに押し合うように摺接し、両コネクタハウ
ジング11、20の離脱力を発揮し、カム溝35とカム
受け突部14とのかかる負荷を低減させる。
行えるレバー式コネクタを提供する。 【解決手段】 カム溝35の内周面とカム受け突部14
との間にクリアランスが(図3のC)備えられ、嵌合操
作時と離脱操作時とでは、両コネクタハウジング11,
20がクリアランス分、嵌合方向にずれる。このずれに
より、離脱操作時のみ、レバー30の外周面31aと、
雄コネクタハウジング11が取り付けられている垂直壁
12とが互いに押し合うように摺接し、両コネクタハウ
ジング11、20の離脱力を発揮し、カム溝35とカム
受け突部14とのかかる負荷を低減させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レバー式コネクタ
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のレバー式コネクタとし
て、コの字状に形成されたレバーが、コネクタハウジン
グを跨ぐようにして回動可能に取付けられ、そのレバー
の回動操作によりそのレバーに形成されたカム溝に沿っ
て相手側コネクタハウジングのカム受け突部を誘導し
て、両コネクタハウジングを嵌合及び離脱させることが
できるようにしたものが知られている。
て、コの字状に形成されたレバーが、コネクタハウジン
グを跨ぐようにして回動可能に取付けられ、そのレバー
の回動操作によりそのレバーに形成されたカム溝に沿っ
て相手側コネクタハウジングのカム受け突部を誘導し
て、両コネクタハウジングを嵌合及び離脱させることが
できるようにしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のレバー式コネ
クタでは、両コネクタハウジングの挿抜時の抵抗を、カ
ム受け突部とカム溝との係合のみによって受けているた
め、極数の多いコネクタのように挿抜時の抵抗が大きく
なると、カム受け突部とレバー(カム溝)とに大きな負
荷がかかる。この際、両コネクタハウジングの挿入操作
時には、レバーが引っ張り応力を受けるからレバー自体
が変形しにくいものの、離脱操作時には、レバーが圧縮
応力を受けるため挫屈し易く、その結果、離脱操作がし
難くなるという問題があった。
クタでは、両コネクタハウジングの挿抜時の抵抗を、カ
ム受け突部とカム溝との係合のみによって受けているた
め、極数の多いコネクタのように挿抜時の抵抗が大きく
なると、カム受け突部とレバー(カム溝)とに大きな負
荷がかかる。この際、両コネクタハウジングの挿入操作
時には、レバーが引っ張り応力を受けるからレバー自体
が変形しにくいものの、離脱操作時には、レバーが圧縮
応力を受けるため挫屈し易く、その結果、離脱操作がし
難くなるという問題があった。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、コネクタハウジングを離脱の際に、その離脱抵抗が
大きくてもスムーズに離脱操作を行えるレバー式コネク
タの提供を目的とする。
で、コネクタハウジングを離脱の際に、その離脱抵抗が
大きくてもスムーズに離脱操作を行えるレバー式コネク
タの提供を目的とする。
【0005】
<請求項1の発明>上記目的を達成するため、請求項1
に係る発明は、一方のコネクタハウジングには、このコ
ネクタハウジングを跨ぐようにして形成されたレバーが
回動操作可能に取り付けられ、かつこのレバーの先端部
には一対の対向片が向かい合いかつこれらには所定形状
のカム溝が形成され、コネクタハウジングに対して嵌合
可能に形成された他方のコネクタハウジングには、両コ
ネクタハウジングが適合したときにカム溝の入り口に進
入するカム受け突部が形成されるとともに、このカム受
け突部がレバーの回動操作に伴いカム溝の奥部へ移動さ
せられることで両コネクタハウジングを正規の嵌合状態
にするようにしたレバー式コネクタであって、レバーが
両コネクタハウジングを離脱させる方向へ操作されると
きに、対向片の外縁部が、他方のコネクタハウジング側
の対向部に当接して両コネクタハウジングの離脱動作を
助勢する構成となっているところに特徴を有する。
に係る発明は、一方のコネクタハウジングには、このコ
ネクタハウジングを跨ぐようにして形成されたレバーが
回動操作可能に取り付けられ、かつこのレバーの先端部
には一対の対向片が向かい合いかつこれらには所定形状
のカム溝が形成され、コネクタハウジングに対して嵌合
可能に形成された他方のコネクタハウジングには、両コ
ネクタハウジングが適合したときにカム溝の入り口に進
入するカム受け突部が形成されるとともに、このカム受
け突部がレバーの回動操作に伴いカム溝の奥部へ移動さ
せられることで両コネクタハウジングを正規の嵌合状態
にするようにしたレバー式コネクタであって、レバーが
両コネクタハウジングを離脱させる方向へ操作されると
きに、対向片の外縁部が、他方のコネクタハウジング側
の対向部に当接して両コネクタハウジングの離脱動作を
助勢する構成となっているところに特徴を有する。
【0006】<請求項2の発明>また、請求項2に係る
発明は、上記請求項1記載のレバー式コネクタにおい
て、カム受け突部は、カム溝内に進入したときにカム溝
の溝縁との間にクリアランスが保有されるようになって
いるとともに、両コネクタハウジングを嵌合させる方向
にレバーを回動操作したときには、カム受け突部がカム
溝におけるコネクタハウジング同士の嵌合方向に関する
前側の溝縁と摺接し、後側の溝縁との間にクリアランス
が保有されるようにすることで、レバーが、その対向片
の外縁が他方のコネクタハウジング側の対向部から離間
するように引き寄せ可能となっており、両コネクタハウ
ジングを離脱させる方向にレバーを回動操作したときに
は、カム受け突部がカム溝におけるコネクタハウジング
同士の嵌合方向に関する後側の溝縁と摺接し、前側の溝
縁との間にクリアランスが保有されるようにすること
で、レバーが、その対向片の外縁が他方のコネクタハウ
ジング側の対向部に突っ張るよう押し出し可能となって
いるところに特徴を有する。
発明は、上記請求項1記載のレバー式コネクタにおい
て、カム受け突部は、カム溝内に進入したときにカム溝
の溝縁との間にクリアランスが保有されるようになって
いるとともに、両コネクタハウジングを嵌合させる方向
にレバーを回動操作したときには、カム受け突部がカム
溝におけるコネクタハウジング同士の嵌合方向に関する
前側の溝縁と摺接し、後側の溝縁との間にクリアランス
が保有されるようにすることで、レバーが、その対向片
の外縁が他方のコネクタハウジング側の対向部から離間
するように引き寄せ可能となっており、両コネクタハウ
ジングを離脱させる方向にレバーを回動操作したときに
は、カム受け突部がカム溝におけるコネクタハウジング
同士の嵌合方向に関する後側の溝縁と摺接し、前側の溝
縁との間にクリアランスが保有されるようにすること
で、レバーが、その対向片の外縁が他方のコネクタハウ
ジング側の対向部に突っ張るよう押し出し可能となって
いるところに特徴を有する。
【0007】
<請求項1の発明>請求項1の構成では、レバーの対向
片の外縁部が、他方のコネクタハウジング側の対向部に
当接して両コネクタハウジングの離脱動作を助勢する力
を発揮するので、離脱時の抵抗がレバーのカム溝とカム
受け突部との摺接部に集中することはない。従って、従
来のレバー式コネクタのようにレバーが変形してしまう
ことがなく、スムーズに離脱作業を行うことができる。
片の外縁部が、他方のコネクタハウジング側の対向部に
当接して両コネクタハウジングの離脱動作を助勢する力
を発揮するので、離脱時の抵抗がレバーのカム溝とカム
受け突部との摺接部に集中することはない。従って、従
来のレバー式コネクタのようにレバーが変形してしまう
ことがなく、スムーズに離脱作業を行うことができる。
【0008】<請求項2の発明>また、請求項2の構成
では、両コネクタハウジングを嵌合させる方向にレバー
を回動操作した場合は、カム受け突部がカム溝における
前側の溝縁と摺接し、後側の溝縁との間にクリアランス
が保有され、一方、両コネクタハウジングを離脱させる
方向にレバーを回動操作した場合は、カム受け突部がカ
ム溝における後側の溝縁と摺接し、前側の溝縁との間に
クリアランスが保有される。従って、レバーの姿勢が同
じであれば、嵌合操作方向にレバーを回動操作した場合
より、離脱操作方向にレバーを回動操作した場合の方
が、両コネクタハウジングは近づくこととなる。この嵌
合操作時と離脱操作時の両コネクタハウジングの互いの
位置の違いにより、嵌合操作時にはレバーの対向片の外
縁が他方のコネクタハウジング側の対向部から離間する
ように引き寄せ、離脱操作時には、レバーの対向片の外
縁が他方のコネクタハウジング側の対向部に突っ張るよ
う押し出す。これにより、嵌合操作時には、レバーの対
向片とコネクタハウジング側の対向部とは、離間して嵌
合操作の邪魔になることはなく、離脱作業時には、両者
は互い突っ張って離脱を補助する力を発揮し、スムーズ
に離脱作業を行うことができる。
では、両コネクタハウジングを嵌合させる方向にレバー
を回動操作した場合は、カム受け突部がカム溝における
前側の溝縁と摺接し、後側の溝縁との間にクリアランス
が保有され、一方、両コネクタハウジングを離脱させる
方向にレバーを回動操作した場合は、カム受け突部がカ
ム溝における後側の溝縁と摺接し、前側の溝縁との間に
クリアランスが保有される。従って、レバーの姿勢が同
じであれば、嵌合操作方向にレバーを回動操作した場合
より、離脱操作方向にレバーを回動操作した場合の方
が、両コネクタハウジングは近づくこととなる。この嵌
合操作時と離脱操作時の両コネクタハウジングの互いの
位置の違いにより、嵌合操作時にはレバーの対向片の外
縁が他方のコネクタハウジング側の対向部から離間する
ように引き寄せ、離脱操作時には、レバーの対向片の外
縁が他方のコネクタハウジング側の対向部に突っ張るよ
う押し出す。これにより、嵌合操作時には、レバーの対
向片とコネクタハウジング側の対向部とは、離間して嵌
合操作の邪魔になることはなく、離脱作業時には、両者
は互い突っ張って離脱を補助する力を発揮し、スムーズ
に離脱作業を行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図6に基づいて説明する。図1において符号10は
レバー式コネクタであって、内部に複数の雄端子金具を
収容可能な雄コネクタハウジング11と、その雄端子金
具と接続可能な雌端子金具を内部に収容可能な雌コネク
タハウジング20とを備え、雌コネクタハウジング20
には、その幅方向に跨ぐようにしてコの字状のレバー3
0が取り付けられている。
いし図6に基づいて説明する。図1において符号10は
レバー式コネクタであって、内部に複数の雄端子金具を
収容可能な雄コネクタハウジング11と、その雄端子金
具と接続可能な雌端子金具を内部に収容可能な雌コネク
タハウジング20とを備え、雌コネクタハウジング20
には、その幅方向に跨ぐようにしてコの字状のレバー3
0が取り付けられている。
【0010】雄コネクタハウジング11は、機器等の垂
直壁12に形成された貫通孔12aからフード部13の
みを外側に突出させるようにして取り付けられている。
フード部13の両側壁には、円柱状のカム受け突部14
がそれぞれ側方に突き出るように形成されており、その
カム受け突部14の外周面とレバー30に形成されたカ
ム溝35の内側面とが摺接し、カム機構を構成するよう
になっている。
直壁12に形成された貫通孔12aからフード部13の
みを外側に突出させるようにして取り付けられている。
フード部13の両側壁には、円柱状のカム受け突部14
がそれぞれ側方に突き出るように形成されており、その
カム受け突部14の外周面とレバー30に形成されたカ
ム溝35の内側面とが摺接し、カム機構を構成するよう
になっている。
【0011】雌コネクタハウジング20には、その両側
面に支持軸21,21が突設され、その支持軸21には
レバー30が取り付けられている。
面に支持軸21,21が突設され、その支持軸21には
レバー30が取り付けられている。
【0012】レバー30は、両アーム部31,31(本
発明の対向片に相当する)を回動操作部32にて架橋し
て全体が門形状をなしている。アーム部31に形成され
た軸受孔33には、支持軸21が嵌合され、上述したよ
うにレバー30が雌コネクタハウジング20に対して回
動可能となっている。また、回動操作部32の中央に
は、可撓性ロック34が備えられ、雌コネクタハウジン
グ20の上面の後端部に設けられた係合部22と係合可
能となっている。
発明の対向片に相当する)を回動操作部32にて架橋し
て全体が門形状をなしている。アーム部31に形成され
た軸受孔33には、支持軸21が嵌合され、上述したよ
うにレバー30が雌コネクタハウジング20に対して回
動可能となっている。また、回動操作部32の中央に
は、可撓性ロック34が備えられ、雌コネクタハウジン
グ20の上面の後端部に設けられた係合部22と係合可
能となっている。
【0013】レバー30の回動範囲は、図2に示すよう
に、雌コネクタハウジング20上面の前端縁に対面する
姿勢から、図4に示すように、係合部22に可撓性ロッ
ク34が係合する姿勢に至るまでとなっている。レバー
30を図2に示す姿勢にすると、カム溝35内にカム受
け突部14を取り込むことが可能となる。
に、雌コネクタハウジング20上面の前端縁に対面する
姿勢から、図4に示すように、係合部22に可撓性ロッ
ク34が係合する姿勢に至るまでとなっている。レバー
30を図2に示す姿勢にすると、カム溝35内にカム受
け突部14を取り込むことが可能となる。
【0014】カム溝35は、アーム部31の両対向面に
形成され、軸受孔33付近にその一端を設け、他端がア
ーム部31の外周面31aに開口する突部進入口35a
となっている。そして、レバー30を図2に示す姿勢と
すると、突部進入口35aがカム受け突部14と対面し
てカム溝35内へ取り込み可能となる。そして、カム受
け突部14を取り込んだ状態からレバー30を回動させ
ると、カム溝35に沿ってカム受け突部14が誘導さ
れ、可撓性ロック34が係合部22に係止する位置に至
ると両コネクタハウジング11,20が嵌合状態とな
る。また、可撓性ロック34の係合を外し、レバー30
を逆方向に回転させると、両コネクタハウジング11,
20が離脱される。
形成され、軸受孔33付近にその一端を設け、他端がア
ーム部31の外周面31aに開口する突部進入口35a
となっている。そして、レバー30を図2に示す姿勢と
すると、突部進入口35aがカム受け突部14と対面し
てカム溝35内へ取り込み可能となる。そして、カム受
け突部14を取り込んだ状態からレバー30を回動させ
ると、カム溝35に沿ってカム受け突部14が誘導さ
れ、可撓性ロック34が係合部22に係止する位置に至
ると両コネクタハウジング11,20が嵌合状態とな
る。また、可撓性ロック34の係合を外し、レバー30
を逆方向に回転させると、両コネクタハウジング11,
20が離脱される。
【0015】ここで、カム溝35とカム受け突部14と
の互いの摺接部分は、両コネクタハウジング11,20
を嵌合させる場合と、離脱させる場合とで以下のように
異なる。その違いを図3と図5との対比で示すと、両コ
ネクタハウジング11,20を嵌合する際(図3参照)
には、嵌合方向前方のカム溝35の内側面35bとカム
受け突部14とが摺接し、両コネクタハウジング11,
20を離脱する際(図5参照)には、嵌合方向後方のカ
ム溝35の内側面35cとカム受け突部14とが摺接す
る。
の互いの摺接部分は、両コネクタハウジング11,20
を嵌合させる場合と、離脱させる場合とで以下のように
異なる。その違いを図3と図5との対比で示すと、両コ
ネクタハウジング11,20を嵌合する際(図3参照)
には、嵌合方向前方のカム溝35の内側面35bとカム
受け突部14とが摺接し、両コネクタハウジング11,
20を離脱する際(図5参照)には、嵌合方向後方のカ
ム溝35の内側面35cとカム受け突部14とが摺接す
る。
【0016】カム溝35の内側面とカム受け突部14と
の間にはクリアランス(図3におけるC)が設けられて
いる。このクリアランスと上述した嵌合時と離脱時の摺
接部分の違いとにより、レバー30を時計回りに回動さ
せた場合と、その反時計回りに回動させた場合とでは、
レバー30が同じ角度状態(例えば、図3と図5との示
す状態)で、両コネクタハウジング11,20間の位置
関係がクリアランス分ずれることとなる。つまり、レバ
ー30は嵌合・離脱操作時において引き寄せたり、押し
出したりすることができるようになっている。
の間にはクリアランス(図3におけるC)が設けられて
いる。このクリアランスと上述した嵌合時と離脱時の摺
接部分の違いとにより、レバー30を時計回りに回動さ
せた場合と、その反時計回りに回動させた場合とでは、
レバー30が同じ角度状態(例えば、図3と図5との示
す状態)で、両コネクタハウジング11,20間の位置
関係がクリアランス分ずれることとなる。つまり、レバ
ー30は嵌合・離脱操作時において引き寄せたり、押し
出したりすることができるようになっている。
【0017】アーム部31の形状は、このクリアランス
に対応させて以下のようになっている。即ち、嵌合操作
時には、図3に示すように、垂直壁12との間に隙間
(図3に示すD)を介して対面し、離脱操作時には、図
5に示すように、垂直壁12と互いに押し合うように摺
接するようになっている。従って、離脱作業時には、そ
の離脱抵抗をカム受け突部14とカム溝35とによる摺
接と、垂直壁12とアーム部31との摺接の二箇所で受
けることとなる。
に対応させて以下のようになっている。即ち、嵌合操作
時には、図3に示すように、垂直壁12との間に隙間
(図3に示すD)を介して対面し、離脱操作時には、図
5に示すように、垂直壁12と互いに押し合うように摺
接するようになっている。従って、離脱作業時には、そ
の離脱抵抗をカム受け突部14とカム溝35とによる摺
接と、垂直壁12とアーム部31との摺接の二箇所で受
けることとなる。
【0018】次に、本実施形態の作用について説明す
る。両コネクタハウジング11,20を離脱状態から嵌
合させる場合には以下のように行う。雌コネクタハウジ
ング20をレバー30を回動範囲の一端側の姿勢(図2
参照)にして、雄コネクタハウジング11に向かって押
し込む。すると、突部進入口35aを通ってカム受け突
部14がカム溝35内に取り込まれる。この状態からレ
バー30を図2の時計回りに回動させると、図3、図4
に示すように、カム溝35に沿ってカム受け突部14が
誘導され、可撓性ロック34が係合部22に係合する姿
勢に至ると両コネクタハウジング11,20が嵌合状態
となる。カム受け突部14が誘導される際、カム溝35
の嵌合方向前方側の内側面35bとカム受け突部14と
が摺接するため、両コネクタハウジング11,20同士
はクリアランス分離れており、レバー30のアーム部3
1は雄コネクタハウジング11が取り付けられている垂
直壁12とは摺接することなく、レバー30の回動操作
の邪魔にはならない。
る。両コネクタハウジング11,20を離脱状態から嵌
合させる場合には以下のように行う。雌コネクタハウジ
ング20をレバー30を回動範囲の一端側の姿勢(図2
参照)にして、雄コネクタハウジング11に向かって押
し込む。すると、突部進入口35aを通ってカム受け突
部14がカム溝35内に取り込まれる。この状態からレ
バー30を図2の時計回りに回動させると、図3、図4
に示すように、カム溝35に沿ってカム受け突部14が
誘導され、可撓性ロック34が係合部22に係合する姿
勢に至ると両コネクタハウジング11,20が嵌合状態
となる。カム受け突部14が誘導される際、カム溝35
の嵌合方向前方側の内側面35bとカム受け突部14と
が摺接するため、両コネクタハウジング11,20同士
はクリアランス分離れており、レバー30のアーム部3
1は雄コネクタハウジング11が取り付けられている垂
直壁12とは摺接することなく、レバー30の回動操作
の邪魔にはならない。
【0019】両コネクタハウジング11,20を嵌合状
態から離脱させる場合には以下のように行う。図4に示
す状態から可撓性ロック34を撓ませて係合部22との
係合を解除し、レバー30を同図の反時計回りに回動さ
せる。すると、図5、図6に示すように、カム溝35に
沿ってカム受け突部14が誘導され、両コネクタハウジ
ング11,20が離脱状態となる。このカム受け突部1
4が誘導される際、カム受け突部14はカム溝35の嵌
合方向後方側の内側面35cと摺接するため、コネクタ
ハウジング11,20はクリアランス分互いに近づき、
これにより、レバー30のアーム部31と垂直壁12も
近づいて互いに押し合うように摺接する。
態から離脱させる場合には以下のように行う。図4に示
す状態から可撓性ロック34を撓ませて係合部22との
係合を解除し、レバー30を同図の反時計回りに回動さ
せる。すると、図5、図6に示すように、カム溝35に
沿ってカム受け突部14が誘導され、両コネクタハウジ
ング11,20が離脱状態となる。このカム受け突部1
4が誘導される際、カム受け突部14はカム溝35の嵌
合方向後方側の内側面35cと摺接するため、コネクタ
ハウジング11,20はクリアランス分互いに近づき、
これにより、レバー30のアーム部31と垂直壁12も
近づいて互いに押し合うように摺接する。
【0020】従って、離脱作業時には、その離脱抵抗を
カム受け突部14及びカム溝35の摺接部で受けること
に加え、垂直壁12及びアーム部31の摺接部でも受け
ることができ、カム受け突部14及びカム溝35の一つ
の摺接部だけに大きな応力がかからないようになり、レ
バーの変形を防止することができる。これにより、離脱
抵抗が大きくてもスムーズな離脱作業を行うことができ
る。
カム受け突部14及びカム溝35の摺接部で受けること
に加え、垂直壁12及びアーム部31の摺接部でも受け
ることができ、カム受け突部14及びカム溝35の一つ
の摺接部だけに大きな応力がかからないようになり、レ
バーの変形を防止することができる。これにより、離脱
抵抗が大きくてもスムーズな離脱作業を行うことができ
る。
【0021】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)本実施形態では、離脱作業時には、その離脱抵抗
をカム受け突部14及びカム溝35の摺接部に加え、垂
直壁12及びアーム部31の摺接部でも受ける構成とし
ているが、離脱時の抵抗を垂直壁12及びアーム部31
の摺接部のみで受ける構成としてもよい。 (2)本実施形態では、レバー30のアーム部31によ
って押される垂直壁12は、雄側コネクタハウジング1
1と別体であるが、垂直壁が雄コネクタハウジングと一
体のものであってもよい。
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)本実施形態では、離脱作業時には、その離脱抵抗
をカム受け突部14及びカム溝35の摺接部に加え、垂
直壁12及びアーム部31の摺接部でも受ける構成とし
ているが、離脱時の抵抗を垂直壁12及びアーム部31
の摺接部のみで受ける構成としてもよい。 (2)本実施形態では、レバー30のアーム部31によ
って押される垂直壁12は、雄側コネクタハウジング1
1と別体であるが、垂直壁が雄コネクタハウジングと一
体のものであってもよい。
【図1】本発明の実施形態に係るレバー式コネクタの分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】両コネクタハウジングを嵌合操作する際の初期
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
【図3】その途中の状態を示す側面図である。
【図4】嵌合終了状態を示す側面図である。
【図5】両コネクタハウジングを離脱操作する際の初期
状態を示す側面図である。
状態を示す側面図である。
【図6】その途中の状態を示す側面図である。
10…レバー式コネクタ 11…雄コネクタハウジング 12…垂直壁 14…カム受け突部 20…雌コネクタハウジング 30…レバー 31…アーム部(対向片) 31a…外周面 35…カム溝 35b…内側面(嵌合方向前方側) 35c…内側面(嵌合方向後方側)
Claims (2)
- 【請求項1】 一方のコネクタハウジングには、このコ
ネクタハウジングを跨ぐようにして形成されたレバーが
回動操作可能に取り付けられ、かつこのレバーの先端部
には一対の対向片が向かい合いかつこれらには所定形状
のカム溝が形成され、前記コネクタハウジングに対して
嵌合可能に形成された他方のコネクタハウジングには、
両コネクタハウジングが適合したときに前記カム溝の入
り口に進入するカム受け突部が形成されるとともに、こ
のカム受け突部が前記レバーの回動操作に伴いカム溝の
奥部へ移動させられることで両コネクタハウジングを正
規の嵌合状態にするようにしたレバー式コネクタであっ
て、 前記レバーが両コネクタハウジングを離脱させる方向へ
操作されるときに、前記対向片の外縁部が、前記他方の
コネクタハウジング側の対向部に当接して両コネクタハ
ウジングの離脱動作を助勢する構成となっていることを
特徴とするレバー式コネクタ。 - 【請求項2】 前記カム受け突部は、前記カム溝内に進
入したときにカム溝の溝縁との間にクリアランスが保有
されるようになっているとともに、 両コネクタハウジングを嵌合させる方向に前記レバーを
回動操作したときには、前記カム受け突部がカム溝にお
けるコネクタハウジング同士の嵌合方向に関する前側の
溝縁と摺接し、後側の溝縁との間にクリアランスが保有
されるようにすることで、前記レバーが、その対向片の
外縁が前記他方のコネクタハウジング側の対向部から離
間するように引き寄せ可能となっており、 両コネクタハウジングを離脱させる方向に前記レバーを
回動操作したときには、前記カム受け突部がカム溝にお
けるコネクタハウジング同士の嵌合方向に関する後側の
溝縁と摺接し、前側の溝縁との間にクリアランスが保有
されるようにすることで、前記レバーが、その対向片の
外縁が前記他方のコネクタハウジング側の対向部に突っ
張るよう押し出し可能となっていることを特徴とする請
求項1記載のレバー式コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23690496A JPH1083859A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | レバー式コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23690496A JPH1083859A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | レバー式コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1083859A true JPH1083859A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17007485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23690496A Pending JPH1083859A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | レバー式コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1083859A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009532846A (ja) * | 2006-04-05 | 2009-09-10 | ジェイ.エス.ティー.コーポレーション | 施錠機構を備えた電子コネクタ |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP23690496A patent/JPH1083859A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009532846A (ja) * | 2006-04-05 | 2009-09-10 | ジェイ.エス.ティー.コーポレーション | 施錠機構を備えた電子コネクタ |
JP4834147B2 (ja) * | 2006-04-05 | 2011-12-14 | ジェイ.エス.ティー.コーポレーション | 施錠機構を備えた電子コネクタ |
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