JPH1083420A - モデルベースの業務支援システムおよび方法 - Google Patents

モデルベースの業務支援システムおよび方法

Info

Publication number
JPH1083420A
JPH1083420A JP16838497A JP16838497A JPH1083420A JP H1083420 A JPH1083420 A JP H1083420A JP 16838497 A JP16838497 A JP 16838497A JP 16838497 A JP16838497 A JP 16838497A JP H1083420 A JPH1083420 A JP H1083420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
business
service
document
business model
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16838497A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Hara
裕貴 原
Sanpachi Uehara
三八 上原
Takao Okubo
隆夫 大久保
Nobuyuki Kanetani
延幸 金谷
Yuji Hotta
勇次 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP16838497A priority Critical patent/JPH1083420A/ja
Publication of JPH1083420A publication Critical patent/JPH1083420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの業務全般を支援し、かつ、業務の変
更に柔軟に対応することが課題である。 【解決手段】 文書検索等のサービス要求を受け取る
と、サービス実行モジュール23はモデル管理モジュー
ル27内の対応するサービスモデル35を取り出し、そ
れに記述されたサービスを、業務モデル31を参照しな
がら実行する。このとき、ツール制御モジュール25
に、サービスに必要な文書管理ツール29等の起動/制
御を依頼する。また、モデル操作モジュール24は、シ
ステム管理者の指示に従って、業務モデル31とサービ
スモデル35の定義/変更を行い、定義情報作成モジュ
ール26は、その定義/変更内容を対応するツールに反
映させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、企業等における業
務の効率化を支援するサービスを行う業務支援システム
およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、企業における業務の効率化をはか
るために、リエンジニアリングやコンカレントエンジニ
アリングが提唱されている。それらを支援し、文書等の
リソースを管理する計算機用のシステムとして、文書管
理/共有ツール、ワークフローツールなどのソフトウェ
アツールを組み込んだアプリケーションシステムの開発
が盛んである。このようなシステムは、企業等の組織に
おいて、文書の電子化による情報共有と作業の効率化を
実現する鍵となっている。
【0003】図21は、従来の業務支援システムの構成
を示している。図21のシステムにおいて、ユーザがユ
ーザインタフェース1から文書検索などのサービスを要
求する指示を入力すると、そのサービス要求は、制御モ
ジュール2を介してサービス実行モジュール3に伝えら
れる。
【0004】ユーザに提供するサービスの内容は、あら
かじめサービス実行モジュール3内にプログラミングさ
れており、サービス実行モジュール3はデータベース管
理モジュール4にアクセスしながら、指示されたサービ
スを実行する。データベース管理モジュール4には、ど
のような文書フォーマットや文書が存在するかといった
文書情報5が格納されている。
【0005】例えば、文書検索が指示された場合は、サ
ービス実行モジュール3はデータベース管理モジュール
4内で文書情報5を検索して、対応する文書を取り出
し、それをユーザに提示する。
【0006】従来の業務支援システムが提供するサービ
ス用ツールとしては、次のようなものが挙げられる。 (1)PCTE(Portable Common Tools Environment
s) CASE(Computer Aided Software Engineering )の
国際標準であるPCTEでは、文書間の関係定義を中心
とした文書リポジトリ(repository)と、これを利用す
るツールの利用が考慮されている。 (2)グループウェアツール 最近の文書管理/共有ツールの1種であるグループウェ
アツールでは、複数のユーザ間での文書共有機能が提供
されているものが多い。例えば、現在最も普及している
グループウェアツールであるロータスノーツは、基本的
に電子メールに基づいた文書データベースであり、フォ
ームと呼ばれるテンプレートを用いて文書の種類を定義
している。そして、このフォームを共有することで、文
書検索機能を提供している。 (3)ワークフローツール 組織内における作業をモデル化するツールとして、近
年、ワークフローツールが開発されてきている。ワーク
フローツールでは、作業の流れを定義しておき、それに
従って作業員に指示を出す機能が提供されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
業務支援システムには次のような問題がある。BPR
(Business Process Reengineering)等でも知られてい
るように、業務の遂行過程においては、組織や文書や作
業手順は頻繁に変更される。また、コンピュータ技術や
ソフトウェア技術の発展に伴い、ユーザに提供されるサ
ービスの変化にも著しいものがある。このような激しい
変化に対応するため、業務支援システムの変更は必須で
あるが、システムを変更するためにはサービス実行モジ
ュール3のプログラムを変更する必要がある。
【0008】従来のデータベース管理モジュール4は、
文書情報5の登録や参照ができるといった範囲にとどま
り、これを変更しても、ユーザに提供されるサービスの
内容が変化することはない。
【0009】また、PCTEでは、文書リポジトリと作
業定義との関係が考慮されておらず、グループウェアツ
ールでも、同様に、文書と作業との関係は定義できな
い。グループウェアツールにおいては、電子メールを用
いて作業指示を出すことはできるが、その実現には対応
するプログラムを作成する必要がある。また、ワークフ
ローツールでは、多くの場合、作業を定義された順序に
指示していく機能が重視され、文書や組織との間の関係
は定義できない。
【0010】このように、従来のツールは、個々のツー
ルの持つ機能によって、それぞれ情報共有やワークフロ
ー等の企業活動の一部を支援することができるが、企業
活動全般を支援することはできない。また、支援サービ
スの変化に対応するためには、その都度、プログラムコ
ードを変更することが要求されるが、実際には、このよ
うな運用方法は極めて煩雑であり、現実的ではない。
【0011】したがって、従来の業務支援システムに
は、企業活動全般を支援するための拡張性や柔軟性に欠
けているという問題がある。本発明の課題は、適切なツ
ールを自動的に起動したり、適切なリソースを自動的に
利用することによって、ユーザの業務全般を支援するこ
とができ、かつ、容易に作成/変更が可能な業務支援シ
ステムおよびその方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の業務支
援システムの原理図である。図1の業務支援システム
は、サービス手段11、業務モデル記憶手段12、サー
ビスモデル記憶手段13、およびモデル操作手段14を
備える。
【0013】業務モデル記憶手段12は、ユーザの業務
を表す業務モデルを記憶し、サービスモデル記憶手段1
3は、ユーザに提供されるサービスを表すサービスモデ
ルを記憶する。
【0014】サービス手段11は、ユーザからサービス
要求を受け取ったとき、上記業務モデルを参照しなが
ら、上記サービスモデルに対応するサービスを提供す
る。ここで、業務モデルとは、ユーザの業務に関連する
組織、文書、作業等の情報と、それらの間の関係を静的
に定義したデータ構造を指し、サービスモデルとは、業
務モデルから取り出された情報を用いてユーザに提供可
能な処理の記述を指す。サービスモデルが記述する処理
の内容としては、例えば、仕様書等の文書が更新された
ときに、その文書をアクセスしている技術者に、文書が
変更されたことを通知する処理が考えられる。
【0015】サービス手段11は、ユーザのサービス要
求に対応するサービスモデルを取り出してそれを解釈
し、業務モデルを参照しながら、そのサービスモデルに
記述された処理を実行する。このとき、必要に応じてソ
フトウェアツールを呼び出し、それを利用することがで
きる。
【0016】このような構成によれば、業務モデルとサ
ービスモデルが独立に定義されるため、例えば組織が変
更された場合は業務モデルのみを変更すればよく、サー
ビスが変更された場合はサービスモデルのみを変更すれ
ばよい。また、これらのモデルは、実際に処理を実行す
るサービス手段11とは独立に保存されているので、変
更された部分のデータのみを容易に書き換えることがで
き、サービス手段11自身は変更する必要がない。
【0017】したがって、業務モデルとサービスモデル
の拡張や変更が容易に行え、サービス手段11やソフト
ウェアツールの汎用性が高まるため、システム全体の柔
軟性が向上する。このため、様々なサービスに対応可能
なアプリケーションシステムを構築することができる。
【0018】また、業務モデル記憶手段12は、例え
ば、組織構成を表す組織モデル、文書構成を表す文書モ
デル、および作業手順を表す作業モデルから成る業務モ
デルを記憶する。
【0019】これらの組織モデル、文書モデル、および
作業モデルは、業務モデル記憶手段12内で、適当なリ
ンク等を用いて互いに関係付けられており、サービス手
段11は、これらのモデルの間の関係をたどりながら必
要な情報を取り出し、その情報を用いてサービスを提供
する。
【0020】例えば仕様書が更新された場合、サービス
手段11は、その仕様書と関係付けられている作業を検
索し、その作業に関係付けられている技術者を検索し
て、得られた技術者全員に、仕様書の更新を通知する電
子メール等を送ることができる。
【0021】また、モデル操作手段14は、業務モデル
およびサービスモデルを作成したり、変更したりするこ
とができる。従来の業務支援システムでは、組織等の情
報に変更があれば、一旦システムの運用を中止して、サ
ービスを記述したプログラムを書き換える必要があっ
た。しかし、図1のシステムの運用時においては、モデ
ル操作手段14を介して、随時、モデルの必要な部分を
変更することができ、業務の日常的な変更にも十分対応
することができる。したがって、ユーザは、業務の変更
を前提としてシステムを運用することが可能になる。
【0022】例えば、図1のサービス手段11は、実施
形態の図2におけるサービス実行モジュール23、ツー
ル制御モジュール25、および定義情報作成モジュール
26に対応し、業務モデル記憶手段12およびサービス
モデル記憶手段13はモデル管理モジュール27に対応
し、モデル操作手段14はモデル操作モジュール24に
対応する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。本発明においては、
変更される可能性のある組織構成、文書構成、および作
業手順を業務に関するモデルとして、ソフトウェアツー
ルとは独立に定義することで、業務形態の拡張と変更を
容易にする。
【0024】また、支援サービス自身も独立にモデル化
することで、文書管理/共有ツールやワークフローツー
ル等のソフトウェアツールを統合して利用することの可
能なアプリケーションシステムを構築する。サービス
は、プログラムではなく、モデルとして用意されるの
で、その作成、削除、変更を容易に行うことができる。
【0025】図2は、実施形態の業務支援システムの構
成図である。図2の業務支援システムは、グラフィカル
・ユーザインタフェース(GUI)21、制御モジュー
ル22、サービス実行モジュール23、モデル操作モジ
ュール24、ツール制御モジュール25、定義情報作成
モジュール26、モデル管理モジュール27、およびワ
ークフローツール28や文書管理ツール29等の各種ソ
フトウェアツールを備える。
【0026】文書管理ツール29としては、例えばワー
ドプロセッサやグループウェアツールが含まれる。モデ
ル管理モジュール27が管理する業務モデル31は、企
業等の組織における業務内容をモデル化したもので、組
織モデル32、文書モデル33、および作業モデル34
から成る。また、サービスモデル35は、業務の効率化
に必要なサービスを、業務モデル31を利用して定義し
たモデルである。
【0027】従来のシステムでは、文書がデータベース
として参照できるのみであったのに対して、本発明のシ
ステムでは、文書を組織や作業と関係付けることがで
き、これらの関係に基づいてサービスが実現される。こ
れらの業務モデル31およびサービスモデル35は、シ
ステムを運用する前に、あらかじめシステム管理者等に
よって定義され、運用中に随時変更することもできる。
【0028】GUI21は、エンドユーザまたはシステ
ム管理者に提供されるインタフェースであり、エンドユ
ーザは、この画面からサービス要求を入力して、作業を
開始したり文書を検索したりすることができ、システム
はこの画面を通してユーザに必要な指示を行う。システ
ム管理者は、この画面からモデルの定義や変更を行うこ
とができるが、GUI21を用いずに、直接、制御モジ
ュール22に指示を与えてもよい。
【0029】制御モジュール22は、エンドユーザから
のサービス要求やシステム管理者からの指示に基づい
て、サービス実行モジュール23やモデル操作モジュー
ル24を制御する。
【0030】サービス実行モジュール23は、モデル管
理モジュール27内の業務モデル31とサービスモデル
35を参照しながら、要求されたサービスを実現する。
このとき、必要に応じてツール制御モジュール25に処
理を依頼する。また、モデル操作モジュール24は、こ
れらの業務モデル31とサービスモデル35を新たに定
義したり、変更したりする処理を行い、定義・変更が行
われたことを定義情報作成モジュール26に通知する。
【0031】定義情報作成モジュール26は、モデル操
作モジュール24からの通知に基づいて業務モデル31
とサービスモデル35を参照し、各ツールに必要な定義
情報36を作成する。この定義情報36としては、ツー
ルに対するコマンド等が用いられる。これにより、組
織、文書、作業等の定義・変更が、対応するツールの動
作環境に反映される。
【0032】ツール制御モジュール25は、サービス実
行モジュール23から各ツールを利用するために必要な
情報を受け取り、定義情報36を用いて必要なツールを
自動的に起動し、それを制御する。あるいはまた、必要
に応じて業務モデル31とサービスモデル35を参照す
ることもできる。これにより、ユーザから要求されたサ
ービスを実行するために必要なツールが、自動的に起動
される。
【0033】このような構成によれば、エンドユーザ
は、どのようなツールを利用するかを意識することな
く、作業開始や文書検索等のサービスを要求することが
でき、必要なツールが自動的に提供される。
【0034】また、従来、サービス実行モジュール3の
プログラムとして記述されていた種々のサービスは、図
2のシステムでは、モデル管理モジュール27内に定義
されるサービスモデル35に従って実現される。サービ
スモデル35は、業務モデル31とともに随時変更する
ことが可能であり、その変更は自動的にサービスの内容
に反映される。以下では、エンドユーザとシステム管理
者を含めて、単に、ユーザと呼ぶことにする。
【0035】図3は、図2の業務支援システムを実現す
る情報処理装置(コンピュータ)の構成図である。図3
の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)41、メモ
リ42、外部記憶装置43、ディスプレイ44、入力装
置45、媒体駆動装置46、およびネットワーク接続装
置47を備え、それらの各装置はバス48により互いに
結合されている。
【0036】CPU41は、メモリ42に格納されたプ
ログラムを実行して、GUI21、制御モジュール2
2、サービス実行モジュール23、モデル操作モジュー
ル24、ツール制御モジュール25、定義情報作成モジ
ュール26、各種ソフトウェアツール等の処理を実現す
る。
【0037】メモリ42には、上述のプログラムの他
に、処理に用いられるデータが格納されている。メモリ
42としては、例えばROM(read only memory)、R
AM(random access memory)等が用いられる。
【0038】外部記憶装置43は、例えば、磁気ディス
ク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク(magneto-op
tical disk)装置等であり、業務モデル31とサービス
モデル35を記憶するモデル管理モジュール27のデー
タベースとして使用される。また、外部記憶装置43に
上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じ
て、それらをメモリ42にロードして使用することもで
きる。
【0039】入力装置45は、例えばキーボード、ポイ
ンティングデバイス等に相当し、ユーザからの要求や指
示の入力に用いられ、ディスプレイ44の画面には、シ
ステムからのメッセージや視覚化されたモデル等が表示
される。
【0040】媒体駆動装置46は、可搬記録媒体49を
駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体4
9としては、メモリカード、フロッピーディスク、CD
−ROM(compact disk read only memory )、光ディ
スク、光磁気ディスク等、任意のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体が用いられる。この可搬記録媒体49に
上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じ
て、それらをメモリ42にロードして使用することがで
きる。
【0041】ネットワーク接続装置47は、LAN(lo
cal area network)等の任意のネットワーク(回線)を
介して外部の情報提供者の装置50と通信する。これに
より、必要に応じて、上述のプログラムとデータを装置
50からネットワークを介して受け取り、それらをメモ
リ42にロードして使用することができる。
【0042】次に、図4から図10までを参照しなが
ら、業務モデル31とサービスモデル35をオブジェク
トを用いて構成した例について説明する。ここで、オブ
ジェクトとは、データとそれに適用される手続きの組か
ら成るデータ構造を表す。
【0043】図4は、業務モデル31とサービスモデル
35のデータ構造の例を示している。図4に示される組
織モデル32、文書モデル33、および作業モデル34
において、クラスレベルのオブジェクトはインスタンス
レベルのオブジェクト構造を定義し、インスタンスレベ
ルのオブジェクトは具体的なモデルを表す。
【0044】また、メタクラスレベルのProject
Managerオブジェクト51、DocumentM
anagerオブジェクト52、TaskManage
rオブジェクト53は、ユーザが組織、文書、作業のそ
れぞれのクラスレベルのモデルを定義することを管理す
る。
【0045】例えば、組織モデル32のクラスレベルの
Projectオブジェクト61は、DesignTe
amオブジェクト62、MakeTeamオブジェクト
63、およびTestTeamオブジェクト64から構
成されることをモデル化するように、ユーザが指示した
とする。すると、メタクラスレベルのProjectM
anagerオブジェクト51は、Projectオブ
ジェクト61と、各オブジェクト62、63、64との
間に、図4の実線で示すようなリンクを張る。
【0046】ここで、DesignTeamオブジェク
ト62は設計部門を表し、MakeTeamオブジェク
ト63は生産部門を表し、TestTeamオブジェク
ト64はテスト部門を表す。
【0047】また、同様にして、DocumentMa
nagerオブジェクト52は、Documentオブ
ジェクト65と、DesignDocオブジェクト6
6、MakeDocオブジェクト67、TestDoc
オブジェクト68の各々との間にリンクを張り、Tas
kManagerオブジェクト53は、Taskオブジ
ェクト69と、DesignTaskオブジェクト7
0、MakeTaskオブジェクト71、TestTa
skオブジェクト72の各々との間にリンクを張る。
【0048】ここで、DesignDocオブジェクト
66、MakeDocオブジェクト67、TestDo
cオブジェクト68は、それぞれ設計文書、生産を管理
する文書、テストを管理する文書を表し、Design
Taskオブジェクト70、MakeTaskオブジェ
クト71、TestTaskオブジェクト72は、それ
ぞれ設計工程、生産工程、テスト工程を表す。
【0049】さらに、破線で示すように、組織モデル3
2と文書モデル33の間の参照関係、および文書モデル
33と作業モデル34の間の参照関係も設定される。こ
こでは、Projectオブジェクト61とDocum
entオブジェクト65が関係付けられ、Docume
ntオブジェクト65とTaskオブジェクト69が関
係付けられている。
【0050】同様に、DesignTeamオブジェク
ト62、MakeTeamオブジェクト63、Test
Teamオブジェクト64は、それぞれ、Design
Docオブジェクト66、MakeDocオブジェクト
67、TestDocオブジェクト68と関係付けら
れ、DesignDocオブジェクト66、MakeD
ocオブジェクト67、TestDocオブジェクト6
8は、それぞれ、DesignTaskオブジェクト7
0、MakeTaskオブジェクト71、TestTa
skオブジェクト72と関係付けられている。また、こ
れらのメタクラスレベルのオブジェクトは、クラスレベ
ルのオブジェクトが対応するインスタンスレベルのオブ
ジェクトを生成することも管理する。インスタンスレベ
ルのオブジェクトは生成される際に、クラスレベルの構
造に従って生成されると同時に、対応するクラスオブジ
ェクトとの関係も保持される。
【0051】例えば、ProjectXオブジェクト8
1、DesignTeamAオブジェクト82、Mak
eTeamBオブジェクト83、およびTestTea
mBオブジェクト84は、対応するクラスレベルのPr
ojectオブジェクト61、DesignTeamオ
ブジェクト62、MakeTeamオブジェクト63、
およびTestTeamオブジェクト64と同様に、リ
ンクで結合されている。
【0052】また、ProjectXオブジェクト8
1、DesignTeamAオブジェクト82、Mak
eTeamBオブジェクト83、およびTestTea
mBオブジェクト84は、それぞれ、Projectオ
ブジェクト61、DesignTeamオブジェクト6
2、MakeTeamオブジェクト63、およびTes
tTeamオブジェクト64と関係付けられる。
【0053】他のモデルのインスタンスレベルのオブジ
ェクトであるDocument1オブジェクト85、D
esignDoc1オブジェクト86、MakeDoc
1オブジェクト87、TestDoc1オブジェクト8
8、Taskオブジェクト89、DesignTask
1オブジェクト90、MakeTask1オブジェクト
91、およびTestTask1オブジェクト92も同
様にして生成され、それぞれ対応するクラスレベルのオ
ブジェクトと関係付けられる。
【0054】さらに、インスタンスレベルの異なるモデ
ル間の参照関係もまた、破線で示すように、クラスレベ
ルと同様に設定される。例えば、DesignTeam
Aオブジェクト82とDesignDoc1オブジェク
ト86とが関係付けられるとともに、DesignDo
c1オブジェクト86とDesignTask1オブジ
ェクト90とが関係付けられる。
【0055】ただし、これらのオブジェクト間の関係付
けは、時間的に同時に行われる必要はない。したがっ
て、ある時点では、組織モデル32と文書モデル33の
間、または、文書モデル33と作業モデル34の間に、
互いに関係付けられたオブジェクトが存在しないことも
ある。
【0056】ここでは、組織モデル32、文書モデル3
3、作業モデル34の各モデルのメタクラスレベルのオ
ブジェクトは、クラスレベルのオブジェクトを定義した
り、クラスレベルのオブジェクトからインスタンスレベ
ルのオブジェクトを作成したりする動的なオブジェクト
として生成される。また、クラスレベルおよびインスタ
ンスレベルのオブジェクトは、属性データのみを有する
静的なオブジェクトとして生成される。
【0057】これに対して、サービスモデル35はルー
ルの形で記述され、上述の業務モデル31の各オブジェ
クトとは別に、知識ベースオブジェクトとして管理され
る。図4においては、サービスモデル35はメタクラス
レベルとクラスレベルに存在する。メタクラスレベルの
メタクラス知識ベースオブジェクト101には、メタク
ラスレベルおよびインスタンスレベルのオブジェクトを
参照するサービスが記述され、クラスレベルのクラス知
識ベースオブジェクト102には、クラスレベルのオブ
ジェクトを参照するサービスが記述される。
【0058】図5は、企業における業務モデル31を視
覚化した表示画面の例を示している。図5の業務モデル
31はクラスレベルのモデルを表し、“開発作業”等の
各矩形がクラスレベルの1つのオブジェクトに対応す
る。
【0059】作業モデル34の例としては、“開発作
業”という作業が定義されている。この“開発作業”
は、“調査”、“検討”、“開発”、“統合テスト”と
いう4つのサブ作業から構成されており、そのことは
“consist of”というリンクにより表されて
いる。また、これらのサブ作業をこの順番に実行するこ
とは、“next to”というリンクによって表され
ている。
【0060】文書モデル33では、“研究計画書”、
“バグレポート”、“仕様書”、“開発依頼書”、“議
事録”の5つの文書が定義されており、これらは“is
−a”というリンクにより“文書”と関係付けられてい
る。
【0061】組織モデル32では、組織としての“富士
通研究所”が“ソフトウェア研究部”と“メディア研究
部”から構成されていることが、“consist o
f”というリンクにより表されている。実際には、“富
士通研究所”はもっと多くの組織から成っているが、こ
こでは他の組織は省略されている。同様にして、“ソフ
トウェア研究部”は、“プロジェクト1”と“プロジェ
クト2”という2つの組織から構成されている。
【0062】また、“富士通研究所”に属する人は“研
究員”であり、その職務上の役割によって“設計者”、
“プログラマ”、“マネージャ”に分類されている。
“富士通研究所”と“研究員”は“belong t
o”というリンクにより関係付けられ、“研究員”と
“設計者”、“プログラマ”、“マネージャ”とは、そ
れぞれ“is−a”というリンクにより関係付けられて
いる。
【0063】さらに、これらの3つのモデルの間にも互
いに関係が定義される。まず、作業モデル34に対して
は、各作業に必要な文書(書類)が定義される。例え
ば、“開発作業”を行う際には“開発依頼書”が必要で
あり、これらの間には“belong to”というリ
ンクが張られる。同様に、“検討”というサブ作業も
“belong to”というリンクにより“仕様書”
と関係付けられている。
【0064】また、各サブ作業に対しては、その作業を
実行するためにどんな役割を持った人が必要であるか
が、“role”というリンクによって表現される。例
えば、“開発作業”を指示するのは“マネージャ”であ
り、“調査”や“検討”を行うのは“設計者”であり、
“開発”や“統合テスト”を行うのは“プログラマ”の
役割である。
【0065】また、各組織や個人に必要な書類も“be
long to”というリンクにより定義される。例え
ば、“ソフトウェア研究部”には“研究計画書”という
書類が関係付けられている。
【0066】このようにモデルの内容を図で表示するこ
とで、モデルの編集が容易になる。図を用いたモデルの
編集は、既存のCASEツールやCAD(Computer Aid
ed Design )ツールを用いることで実現され、これによ
り、複雑なオブジェクト間の関係を容易に定義したり変
更したりすることができるようになる。
【0067】図4で示した各モデルの内容は、インスタ
ンスレベルおよびクラスレベルのオブジェクトが追加さ
れるにつれて、増大する。これらのモデルの内容を、テ
ーブル構造でデータべース化することにより、ユーザは
過去の任意の時点における組織や文書や作業状況等を確
認することが可能になる。
【0068】ここでは、モデル操作モジュール24が、
モデルの内容を表すオブジェクトテーブルをモデル管理
モジュール27内に作成しておく。そして、モデルを定
義・変更した場合は、対応するオブジェクト名と作成日
または削除日をこのオブジェクトテーブルに記録する。
ユーザが確認の問い合わせを入力すると、サービス実行
モジュール23はモデル管理モジュール27を参照し
て、オブジェクトテーブルの内容をディスプレイ44に
表示する。
【0069】図6は、表示されたオブジェクトテーブル
の例を示している。図6のオブジェクトテーブルには、
オブジェクト名、オブジェクトタイプ、作成日、削除日
の各項目が設けられている。
【0070】例えば、組織モデル32のオブジェクト
“ソフトウェア研究部”のタイプは“部”であり、それ
は1993年4月1日に作成されたことが分かる。削除
日の欄の“−”はまだ削除されていないことを表す。ま
た、作業モデル34のオブジェクト“A製品開発作業”
のタイプは“作業”であり、それは1994年4月1日
に作成され、同じ日に削除されたことが分かる。
【0071】モデル操作モジュール24は、オブジェク
トテーブル以外に、各オブジェクト間の関係を表すリン
クの作成日等をテーブル化したリンクテーブルも作成
し、モデル管理モジュール27に格納しておく。これに
より、ユーザは過去の任意の時点における参照関係等を
確認することも可能になる。このリンクテーブルの例に
ついては後述することにする。
【0072】図7は、図4のサービスモデル35を構成
するメタクラス知識ベースオブジェクト101、クラス
知識ベースオブジェクト102の構造の例を示してい
る。図7においては、DocumentManager
オブジェクト52、TaskManagerオブジェク
ト53、ProjectManagerオブジェクト5
1のそれぞれに対応するサービスの記述が格納されてい
る。以下、図8から図10までを参照しながら、それぞ
れのサービスの記述の例を説明する。
【0073】図8は、DocumentManager
オブジェクト52に基づいて実行されるサービスの例を
示している。その内容は、“もし属性が設計(DESI
GN)であるようなインスタンスレベルの文書が追加さ
れたなら、それに関係付けられている担当者に、MSG
FILEというファイルの内容の電子メールを送る”と
いうものである。
【0074】対応するサービスの記述は、“When
If−add−instance(X)&type
(X)=DESIGN then mail(X.as
soc−person,MSGFILE);”のように
なり、例えば、図8の最下段に示したようなメッセージ
が関係者に送られる。
【0075】ここでは、MSGFILEにあらかじめ用
意された固定メッセージに、斜体の太字で示された語句
が埋め込まれている。“プログラム仕様書”は追加され
た文書名を表し、“山田一郎”はその文書の作成者を表
し、“マルチメディアプログラム開発”はその文書が属
する作業名を表す。このメッセージの受信者は、“プロ
グラム仕様書”の存在を知り、直ちにこれを業務に利用
することができる。
【0076】このサービスの記述は、モデル操作モジュ
ール24により定義されたときに、DocumentM
anagerオブジェクト52が解釈可能な形に翻訳さ
れて、モデル管理モジュール27に格納される。
【0077】そして、モデル操作モジュール24からの
指示に従って、DocumentManagerオブジ
ェクト52が文書モデル33のインスタンスを生成した
時に、それが自動的にフック(hook)されて、サービス
実行モジュール23により実行される。ここで、“フッ
クされる”とは、サービスの記述に記された条件に適合
することを意味する。
【0078】図9は、TaskManagerオブジェ
クト53に基づいて実行されるサービスの例を示してい
る。その内容は、“もし属性が会議(MEETING)
であるような作業が終了したら、議事録を添付して関係
者にMSGFILEというファイルの内容の電子メール
を送る”というものである。
【0079】対応するサービスの記述は、“When
If−finish−task−instance
(X)&type(X)=MEETING then
mail(X.assoc−person,MSGFI
LE);”のようになり、例えば、図9の最下段に示し
たようなメッセージが関係者に送られる。
【0080】ここでは、MSGFILEにあらかじめ用
意された固定メッセージに、斜体の太字で示された語句
が埋め込まれている。“マルチメディア開発会議”は終
了した作業名を表し、“5月15日”はその会議の開催
日を表し、“第1会議室”はその会議の開催場所を表
し、“マルチメディア会議議事録”はその会議の議事録
名を表す。このメッセージの受信者は、“マルチメディ
ア会議議事録”の存在を知り、直ちにこれを業務に利用
することができる。
【0081】このサービスの記述は、モデル操作モジュ
ール24により定義されたときに、TaskManag
erオブジェクト53が解釈可能な形に翻訳されて、モ
デル管理モジュール27に格納される。そして、作業モ
デル33に定義された会議が終了したという情報が入力
されると、それが自動的にフックされて、サービス実行
モジュール23により実行される。
【0082】図10は、ProjectManager
オブジェクト51に基づいて実行されるサービスの例を
示している。その内容は、“もし新しい構成員が追加さ
れたら、その構成員に対して、その人自身が属している
組織に関連する文書のリストをMSGFILEというフ
ァイルの内容に添付した電子メールを送る”というもの
である。
【0083】対応するサービスの記述は、“When
If−add−new−person(X) then
Group=X.belong−group, ma
il(X,MSGFILE);”のようになり、例え
ば、図10の最下段に示したようなメッセージが新構成
員に送られる。
【0084】ここでは、MSGFILEにあらかじめ用
意された固定メッセージに、斜体の太字で示された語句
が埋め込まれている。“山田一郎”は新しい構成員名を
表し、“マルチメディアプログラム開発”はその配属先
の組織名を表し、“プログラム仕様書”、“マルチメデ
ィアシステム開発計画書”、および“5月度全体会議議
事録”はそのグループに関連する文書のリストを表す。
このメッセージの受信者“山田一郎”は、これらの文書
にアクセスして、直ちに新しい配属先とその業務の概要
を把握することができる。
【0085】このサービスの記述は、モデル操作モジュ
ール24により定義されたときに、ProjectMa
nagerオブジェクト51が解釈可能な形に翻訳され
て、モデル管理モジュール27に格納される。そして、
モデル操作モジュール24からの指示に従って、Pro
jectManagerオブジェクト51が組織モデル
32の構成員のインスタンスを生成した時に、それが自
動的にフックされて、サービス実行モジュール23によ
り実行される。
【0086】このように、サービスモデル35に基づく
サービスは、業務モデル31を参照しながら自動的に実
行されて、ユーザに提供される。図8のDocumen
tManagerオブジェクト52のサービスの例、お
よび図10のProjectManagerオブジェク
ト51のサービスの例は、新たにインスタンスが生成さ
れるときに起動されるサービスなので、インスタンス生
成に関するメタクラス知識ベース101に格納される。
【0087】これに対して、図9のTaskManag
erオブジェクト53の例は、特定のクラスに対応する
すべてのインスタンスに共通するサービスなので、クラ
ス知識ベース102に格納される。
【0088】図8および図9に示したように、業務モデ
ル31を用いることによって、書類が作成または更新さ
れたときに、その書類に関係する人に自動的にそのこと
を通知することができる。このような通知サービスを関
連通知と呼ぶことにする。
【0089】例えば、図5の業務モデル31において、
“統合テスト”を行っている人が“開発依頼書”に対し
て、テスト結果に基づく更新を行うと、業務モデル31
上のリンクをたどって関係者がリストアップされ、それ
らの人に“開発依頼書”が更新されたことが通知され
る。
【0090】具体的には、“開発依頼書”とリンク“b
elong to”により繋がっている“開発作業”が
検索され、リンク“consist−of”によりそれ
と繋がっている“調査”、“検討”、“開発”、“統合
テスト”の各サブ作業が得られる。次に、それらの各サ
ブ作業および“開発作業”とリンク“role”により
繋がっている役割名“設計者”、“プログラマ”、“マ
ネージャ”が検索される。
【0091】そして、それらの各役割に対応するイスタ
ンスである個人に対して、電子メール等により、“開発
依頼書”の更新が自動的に通知される。こうして、“開
発依頼書”に関係付けられたすべての人に対して関連通
知が行われる。
【0092】同様の関連通知サービスの例としては、次
のようなものがある。 サービス−1 もし、文書“Product”が更新されたら、“Pr
oduct” belongs to “Work”の
関係にある作業“Work”を探す。次に、そのような
“Work”すべてについて、“Work” cons
ist−of“Subwork”の関係にあるサブ作業
“Subwork”を探す。次に、そのような“Sub
work”すべてについて、“Person” rol
e “Subwork”の関係にある“Person”
を探す。そして、そのような“Person”すべてに
対して、“Product”が更新されたという通知を
行う。
【0093】このような関連通知を行うことで、作成/
更新された文書の情報を、関係者が直ちに共有すること
ができる。これらの関係者は、常に最新の情報に従って
作業を行えるので、業務が効率化される。
【0094】さらに、業務モデル31を用いることによ
って、ある作業が開始された際に、その作業によって将
来更新される可能性のある文書をアクセスしている人に
対して、通知を行うことができる。このように、文書が
更新される前に、その文書が更新される可能性があるこ
とを通知するサービスを、先行通知と呼ぶことにする。
【0095】例えば、あるシステムの“開発作業”のサ
ブ作業である“検討”において、“仕様書”が作成さ
れ、その“仕様書”に基づいてサブ作業“開発”が行わ
れているものとする。このとき、同じシステムについて
新たな“開発作業”が始まったとする。この時点ではま
だ“仕様書”は変更されていないが、この新しい作業が
進めば、サブ作業“検討”において“仕様書”が変更さ
れることが分かる。
【0096】この場合、現在行っているサブ作業“開
発”は無駄になる可能性があるので、“仕様書”が変更
される可能性があることを、前もってサブ作業“開発”
の担当者に通知しておく。
【0097】このような先行通知を行うことで、文書が
変更される前に、関係者がその情報を得ることができ
る。これにより、これらの関係者は作業のスケジュール
を変更するなどの処置をとることができるので、このサ
ービスは業務の効率化に大きく寄与する。
【0098】次に、図11から図14までを参照しなが
ら、サービス実行モジュール23、モデル操作モジュー
ル24、ツール制御モジュール25、定義情報作成モジ
ュール26の処理のフローを説明する。
【0099】図11は、ユーザからのサービス要求を受
け取った場合の、サービス実行モジュール23の処理フ
ローチャートである。図11において処理が開始される
と、サービス実行モジュール23は、まず制御モジュー
ル22からサービス要求を受け取る(ステップS1)。
次に、要求に対応するサービスモデル35をモデル管理
モジュール27内で検索し(ステップS2)、必要に応
じて業務モデル31を参照しながら、そのサービスを実
行する(ステップS3)。
【0100】このとき、ソフトウェアツールを使用する
必要があるかどうかを判定し(ステップS4)、使用し
ない場合は処理を終了する。いずれかのツールを使用す
る場合は、ツール制御モジュール25を起動してツール
の制御を依頼し(ステップS5)、処理を終了する。
【0101】図12は、サービス実行モジュール23に
より起動されたツール制御モジュール25の処理フロー
チャートである。図12において処理が開始されると、
ツール制御モジュール25は、まずサービス実行モジュ
ール23より、起動するべきツールとそのツールに指示
すべき処理内容とを受け取る(ステップS11)。次
に、そのツールに対応する定義情報36を作成し(ステ
ップS12)、それをツールに与えて処理を終了する。
【0102】図13は、モデル操作モジュール24の処
理フローチャートである。図13において処理が開始さ
れると、モデル操作モジュール24は、まずユーザが入
力したモデルの定義・変更の指示を、制御モジュール2
2から受け取り(ステップS21)、それが定義指示か
変更指示かを判定する。
【0103】モデルの変更の場合は、対応するモデルを
モデル管理モジュール27内で検索し(ステップS2
3)、そのモデルを指示に従って変更する(ステップS
24)。そして、モデルが変更されたことを定義情報作
成モジュール26に通知して(ステップS25)、処理
を終了する。
【0104】また、モデルの定義の場合は、指示された
モデルを新たに作成し(ステップS26)、モデルが定
義されたことを定義情報作成モジュール26に通知して
(ステップS25)、処理を終了する。
【0105】図14は、定義情報作成モジュール26の
処理フローチャートである。図14において処理が開始
されると、定義情報作成モジュール26は、まずモデル
操作モジュール24より、モデルの定義・変更に関する
情報を受け取る(ステップS31)。
【0106】次に、そのモデルに対応するモデル対応サ
ービスのサービスモデル35をモデル管理モジュール2
7内で検索し(ステップS32)、必要に応じて業務モ
デル31を参照しながら、そのモデル対応サービスを実
行する(ステップS33)。そして、定義情報36を作
成してそれをツールに与え、処理を終了する。
【0107】ここで、モデル対応サービスとは、モデル
の定義・変更に対応して、関連するツールの定義情報3
6を自動的に作成し、それをツールに反映させるサービ
スを意味する。このようなモデル対応サービスの例とし
ては、次のようなものがある。
【0108】サービス−2 もし、作業Wに新しいサブ作業SWが追加されたなら、
ワークフローツール28に対して、add−newta
sk(SW,W)というコマンドを送る。
【0109】このコマンドは、ワークフローツール28
が管理する作業Wに新たなサブ作業SWを追加する指示
を表し、ワークフローツール28に対する定義情報36
に相当する。
【0110】モデル対応サービスを利用することで、業
務モデル31が定義されたとき、定義情報作成モジュー
ル26は自動的に定義情報36を作成することができ
る。このとき、定義情報作成モジュール26は、各ツー
ルを起動/制御するために必要な情報を業務モデル31
から抽出して、定義情報36を作成する。
【0111】例えば、図5の作業モデル34では、“開
発作業”が4つのサブ作業から構成されていることが
“consint−of”関係により定義されており、
それらのサブ作業間の実行順序が“next to”関
係によって定義されている。
【0112】そこで、定義情報作成モジュール26は、
これらの関係からワークフローツール28を利用するた
めに必要な情報を自動的に生成して、ワークフローツー
ル28に入力する。しかし、システムのユーザは、この
ワークフローツール28の定義情報36のデータ構造を
知っておく必要はない。
【0113】同様のことは、業務モデル31が変更され
た際にも行われる。例えば、新しいサブ作業が追加され
た際には、自動的にワークフローツール28の情報も変
更される。また、使用ツールが変更された際には、定義
情報作成モジュール26のみを変更すればよく、業務モ
デル31自体を変更する必要はない。
【0114】このようにして、ユーザはどのようなツー
ルが使われているかを意識する必要はなく、業務モデル
31およびサービスモデル35を管理することによっ
て、企業活動の変化に対応していくことができる。
【0115】例えば、クラスレベルのTaskオブジェ
クト69やDesignTaskオブジェクト70等に
は、その作業の手順が記述されている。ツール制御モジ
ュール25または定義情報作成モジュール26は、この
作業手順に従って、ワークフローツール28が必要とす
る作業手順の定義ファイルを作成することができる。そ
して、これらのモジュール25、26は、その定義ファ
イルを定義情報36としてワークフローツール28に与
えて、それを制御する。
【0116】また、文書管理ツール29を動作させるに
は、定義情報36として、文書間の関係を規定した関係
テーブルが必要となる。そこで、ツール制御モジュール
25または定義情報作成モジュール26は、Docum
entオブジェクト65やDesignDocオブジェ
クト66等のクラスオブジェクトの定義内容に従って関
係テーブルを作成する。インスタンスレベルのオブジェ
クトの情報は、その関係テーブルおよび文書管理ツール
29に従って格納される。
【0117】このように、ツールによって必要な情報は
異なるため、ツール毎にそれぞれ異なる定義情報36が
生成される。さらに、組織モデル32を利用することに
よって、ユーザの所属に応じて適切にツールの定義情報
36を作成することができる。例えば、ワークフローツ
ール28を利用する際には、各サブ作業の作業者を割り
当てることが必要であるが、本システムでは、ユーザが
所属する組織から適切な作業員を選んで自動的に割り当
てることができる。これは、次のようなサービスにより
実現される。
【0118】サービス−3 もし、ユーザAが作業Wの実行を指示したら、作業Wか
ら“consist−of”関係をたどって各サブ作業
SWを検索する。次に、各サブ作業SWから“rol
e”関係をたどって対応する役割Rを検索し、ユーザA
が属する組織の中から、役割Rを持っている研究員Bを
検索する。次に、ワークフローツール28に対して、サ
ブ作業SWの作業者として研究員Bを割り当てるよう
に、ツール制御モジュール25に通知する。
【0119】このサービスをサービス実行モジュール2
3が実行すると、ツール制御モジュール25は、set
−role(SW,B)というコマンドを、定義情報3
6としてワークフローツール28に送る。このコマンド
は、ワークフローツール28が管理するサブ作業SWの
作業者として、研究員Bを割り当てることを指示してい
る。
【0120】例えば、図5のサブ作業“開発”の場合、
リンク“role”をたどることにより役割“プログラ
マ”が検索される。この“プログラマ”のインスタンス
として、3人の個人名AAA、BBB、CCCが存在し
たとする。次に、ユーザAが属する組織が“プロジェク
ト1”で、そのインスタンスとして、5人の個人名BB
B、DDD、EEE、FFF、GGGが存在したとす
る。このとき、“プロジェクト1”に属する“プログラ
マ”であるBBBが、サブ作業“開発”の作業者として
割り当てられる。
【0121】次に、図15から図20までを参照しなが
ら、業務モデル31の変更例について説明する。図15
は、画面表示された変更前の作業モデル34を示してい
る。図15の作業モデル34において、“開発作業”は
“調査”、“開発”、“統合テスト”の3つのサブ作業
から成っている。ここで、“調査”と“開発”の間に新
たにサブ作業“検討”を付け加えると、作業モデル34
は図16に示すように変更される。
【0122】このとき、作業モデル34を表す前述のオ
ブジェクトテーブルとリンクテーブルは、変更前には図
17に示すようになり、変更後には図18に示すように
なる。
【0123】図17において、オブジェクトテーブルに
は、4つのクラスレベルのオブジェクト“開発作業”、
“調査”、“開発”、“統合テスト”が登録され、それ
らの作成日が記されている。これらの4つのオブジェク
トは、いずれも4月に作成されている。リンクテーブル
には、これらの各オブジェクト間の関係を表すリンク自
身がオブジェクトとして登録され、各リンクのリンク元
およびリンク先のオブジェクト名と作成日が記されてい
る。
【0124】例えば、リンクテーブル内の1番目のリン
ク“consist−of”は、“開発作業”と“調
査”を関係付けるリンクであり、4番目のリンク“ne
xtto”は、“調査”と“開発”を関係付けるリンク
であることが分かる。これらのリンクの作成日は、上記
オブジェクトの作成日と同じ4月になっている。
【0125】これに対して、図18のオブジェクトテー
ブルにおいては、新たなオブジェクト“検討”が5月に
作成されたことが記されている。これに対応して、リン
クテーブルにも、新たに3つのリンク“consist
−of”、“next to”、“next to”が
5月に付け加えられている。これらのリンクは、“検
討”と他の既存のオブジェクトとの関係を定義してい
る。
【0126】また、“調査”と“開発”の間にサブ作業
“検討”が挿入されたのに伴い、“調査”と“開発”を
結合していたリンク“next to”が5月に削除さ
れたことが分かる。
【0127】このように、オブジェクトテーブルとリン
クテーブルを用いて業務モデル31の更新履歴を管理す
ることで、過去の任意の時点における業務モデル31の
構成を再現し、ユーザに提示することが可能になる。
【0128】同様に、図19は画面表示された変更前の
組織モデル32を示しており、図20は変更後の組織モ
デル32を示している。図20においては、“メディア
研究部”と“プロジェクト2”が新たな組織として付け
加えられている。この変更に伴い、組織モデル32のオ
ブジェクトテーブルとリンクテーブルも、図18の場合
と同様にして更新される。
【0129】サービスモデル35についても同様にし
て、その更新履歴を管理することができる。このような
モデルの変更は、GUI21を介して、ディスプレイ4
4の画面上でユーザが指示し、新たなモデルの定義も、
同様に画面上で行うことができる。
【0130】ところで、クラスレベルの業務モデル31
が変更された場合、新たに追加されるインスタンスレベ
ルのオブジェクトは、変更後のクラスレベルのオブジェ
クトに従って生成される。この新たなインスタンスオブ
ジェクトと、変更前に既に生成されていた他のインスタ
ンスオブジェクトとの関係を付ける際には、以下の2通
りの方法がある。 (方法1)新たに他のオブジェクトとの関係を付けるこ
とはできないようにする。 (方法2)変更前のクラスレベルのモデルに従って、他
のオブジェクトとの関係を付ける。
【0131】ここで、変更前のインスタンスか変更後の
インスタンスかの区別は、インスタンス生成時にクラス
レベルとの対応関係が付けられているので、判断可能で
ある。
【0132】インスタンスレベルのオブジェクトを消去
する場合は、それと対応付けられているクラスレベルの
オブジェクト、および他のインスタンスレベルのオブジ
ェクトとの関係付けのリンク情報を消去しておく。ま
た、インスタンスオブジェクトの内容のみを更新する場
合は、リンク情報をそのまま残しておく。
【0133】以上説明したように、本発明の業務支援シ
ステムでは、従来のようにソフトウェアツールをもとに
して構築されたシステムと異なり、業務やサービスのモ
デルに基づいて、自動的に必要なツールや文書等のリソ
ースを呼び出すことができる。したがって、ユーザはツ
ールやリソースの存在を意識せずに、業務を遂行するこ
とが可能となる。
【0134】また、従来のように個別かつ直接的に必要
な情報を定義してシステムを構築するのではなく、本発
明のシステムでは、モデルに定義されている情報を用い
て、間接的にツールに必要な情報を作成し、ツールを制
御する。この方式によって、同種或いは異種のツール間
で、組織/作業/文書に関する同じ情報を共有し、情報
の一貫性を保つことができる。
【0135】さらに、サービスに対するツールの組み込
み方法を一元化するため、ツール毎に個別にプログラミ
ングする必要がなく、システム構築のコスト削減に寄与
する。
【0136】以上の実施形態において、業務モデル31
およびサービスモデル35を、オブジェクトを用いて構
成しているが、これらのモデルの構成方法はこれに限ら
れず、任意のデータ構造を用いることができる。また、
業務モデル31が対象とする組織は、必ずしも企業のよ
うな営利団体でなくてもよく、例えばボランティア組織
のような非営利団体の業務管理にも、本発明の業務支援
システムを適用することができる。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば、業務内容に伴って頻繁
に変更される組織、文書、作業手順、および提供サービ
スを、モデルとして独立に定義することができる。これ
により、これらのモデル部分を、他の実装部分と分け
て、容易に変更することが可能になる。また、ツールや
リソースを自動的に起動したり、利用したりすることが
でき、ユーザはそれらの存在を意識することなく、業務
を遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の業務支援システムの原理図である。
【図2】業務支援システムの構成図である。
【図3】情報処理装置の構成図である。
【図4】モデルの構造を示す図である。
【図5】業務モデルの表示画面を示す図である。
【図6】オブジェクトテーブルの例を示す図である。
【図7】サービスモデルの構造を示す図である。
【図8】DocumentManagerのサービスの
例を示す図である。
【図9】TaskManagerのサービスの例を示す
図である。
【図10】ProjectManagerのサービスの
例を示す図である。
【図11】サービス実行モジュールの処理フローチャー
トである。
【図12】ツール制御モジュールの処理フローチャート
である。
【図13】モデル操作モジュールの処理フローチャート
である。
【図14】定義情報作成モジュールの処理フローチャー
トである。
【図15】変更前の作業モデルの画面を示す図である。
【図16】変更後の作業モデルの画面を示す図である。
【図17】変更前の作業モデルに対応するテーブルを示
す図である。
【図18】変更後の作業モデルに対応するテーブルを示
す図である。
【図19】変更前の組織モデルの画面を示す図である。
【図20】変更後の組織モデルの画面を示す図である。
【図21】従来の業務支援システムを示す図である。
【符号の説明】
1 ユーザインタフェース 2、22 制御モジュール 3、23 サービス実行モジュール 4 データベース管理モジュール 5 文書情報 11 サービス手段 12 業務モデル記憶手段 13 サービスモデル記憶手段 14 モデル操作手段 21 GUI 24 モデル操作モジュール 25 ツール制御モジュール 26 定義情報作成モジュール 27 モデル管理モジュール 28 ワークフローツール 29 文書管理ツール 31 業務モデル 32 組織モデル 33 文書モデル 34 作業モデル 35 サービスモデル 36 定義情報 41 CPU 42 メモリ 43 外部記憶装置 44 ディスプレイ 45 入力装置 46 媒体駆動装置 47 ネットワーク接続装置 48 バス 49 可搬記録媒体 50 情報提供者の装置 51、52、53、61、62、63、64、65、6
6、67、68、69、70、71、72、81、8
2、83、84、85、86、87、88、89、9
0、91、92、101、102 オブジェクト
フロントページの続き (72)発明者 大久保 隆夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 金谷 延幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 堀田 勇次 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの業務を表す業務モデルを記憶す
    る業務モデル記憶手段と、 前記ユーザに提供されるサービスを表すサービスモデル
    を記憶するサービスモデル記憶手段と、 前記ユーザからサービス要求を受け取ったとき、前記業
    務モデルを参照しながら、前記サービスモデルに対応す
    るサービスを提供するサービス手段とを備えることを特
    徴とする業務支援システム。
  2. 【請求項2】 前記業務モデル記憶手段は、組織構成を
    表す組織モデル、文書構成を表す文書モデル、および作
    業手順を表す作業モデルのうち少なくとも1つを含む前
    記業務モデルを記憶することを特徴とする請求項1記載
    の業務支援システム。
  3. 【請求項3】 前記業務モデル記憶手段は、組織を構成
    する構成員および該構成員の所属を表す組織モデルを含
    む前記業務モデルを記憶し、前記サービス手段は、構成
    員や所属に応じたサービスを提供することを特徴とする
    請求項1記載の業務支援システム。
  4. 【請求項4】 前記業務モデル記憶手段は、組織構成を
    表す組織モデル、文書構成を表す文書モデル、および作
    業手順を表す作業モデルを含む前記業務モデルを記憶
    し、該組織モデル、文書モデル、および作業モデルは互
    いに関係付けられており、前記サービス手段は、該組織
    モデル、文書モデル、および作業モデルの間の関係をた
    どりながら必要な情報を取り出し、該情報を用いて前記
    サービスを提供することを特徴とする請求項1記載の業
    務支援システム。
  5. 【請求項5】 前記サービス手段は、組織、文書、作業
    のいずれかの内容に変更があったとき、該業務モデルを
    用いて該変更に関連する構成員を検索し、該変更があっ
    たことを該構成員に通知することを特徴とする請求項4
    記載の業務支援システム。
  6. 【請求項6】 前記業務モデル記憶手段は、組織構成を
    表す組織モデルと文書構成を表す文書モデルを含む前記
    業務モデルを記憶し、前記サービス手段は、該業務モデ
    ルを用いて、新たに作成された文書に関連する構成員を
    検索し、該文書が作成されたことを該構成員に通知する
    ことを特徴とする請求項1記載の業務支援システム。
  7. 【請求項7】 前記業務モデル記憶手段は、組織構成を
    表す組織モデルと文書構成を表す文書モデルを含む前記
    業務モデルを記憶し、前記サービス手段は、該業務モデ
    ルを用いて、更新された文書に関連する構成員を検索
    し、該文書が更新されたことを該構成員に通知すること
    を特徴とする請求項1記載の業務支援システム。
  8. 【請求項8】 前記業務モデル記憶手段は、組織構成を
    表す組織モデル、文書構成を表す文書モデル、および作
    業手順を表す作業モデルを含む前記業務モデルを記憶
    し、前記サービス手段は、該業務モデルを用いて、開始
    された作業に基づいて更新される可能性のある文書に関
    連する構成員を検索し、該文書が更新される可能性のあ
    ることを該構成員に通知することを特徴とする請求項1
    記載の業務支援システム。
  9. 【請求項9】 前記業務モデルおよび前記サービスモデ
    ルの少なくとも1つを変更することのできるモデル操作
    手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の業
    務支援システム。
  10. 【請求項10】 前記業務モデルおよび前記サービスモ
    デルの少なくとも1つの内容を視覚的に表示するグラフ
    ィック・ユーザインタフェース手段をさらに備え、ユー
    ザが該グラフィック・ユーザインタフェース手段を介し
    て、前記業務モデルおよび前記サービスモデルの少なく
    とも1つを定義/変更することができることを特徴とす
    る請求項1記載の業務支援システム。
  11. 【請求項11】 前記サービス手段は、前記業務モデル
    を参照しながら、ソフトウェアツールを運用するために
    必要となる定義情報を生成し、該定義情報を該ソフトウ
    ェアツールに与える定義情報生成手段を備えることを特
    徴とする請求項1記載の業務支援システム。
  12. 【請求項12】 前記サービス手段は、前記業務モデル
    を参照しながら、ソフトウェアツールを運用するために
    必要となる定義情報を生成し、該定義情報を該ソフトウ
    ェアツールに与えて、該ソフトウェアツールを起動する
    ツール制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載
    の業務支援システム。
  13. 【請求項13】 前記業務モデルおよび前記サービスモ
    デルの少なくとも1つの更新履歴を蓄える履歴記憶手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の業務支
    援システム。
  14. 【請求項14】 ユーザの業務を表す業務モデルを記憶
    する業務モデル記憶手段と、 前記ユーザからサービス要求を受け取ったとき、前記業
    務モデルを参照しながら、ソフトウェアツールを運用す
    るために必要となる定義情報を生成し、該定義情報を該
    ソフトウェアツールに与えて、該ソフトウェアツールを
    起動するツール制御手段とを備えることを特徴とする業
    務支援システム。
  15. 【請求項15】 ユーザの業務を表す業務モデルを記憶
    する業務モデル記憶手段と、 前記業務モデルが変更されたとき、ソフトウェアツール
    を運用するために必要となる定義情報を、変更された業
    務モデルに応じて生成し、該定義情報を該ソフトウェア
    ツールに与える定義情報生成手段とを備えることを特徴
    とする業務支援システム。
  16. 【請求項16】 コンピュータのためのプログラムを記
    録した記録媒体であって、 ユーザの業務を表す業務モデルを作成する機能と、 前記ユーザに提供されるサービスを表すサービスモデル
    を作成する機能と、 前記ユーザからサービス要求を受け取ったとき、前記業
    務モデルを参照しながら、前記サービスモデルに対応す
    るサービスを提供する機能とを前記コンピュータに実現
    させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  17. 【請求項17】 コンピュータのためのプログラムを記
    録した記録媒体であって、 ユーザの業務を表す業務モデルを作成する機能と、 前記ユーザからサービス要求を受け取ったとき、前記業
    務モデルを参照しながら、ソフトウェアツールを運用す
    るために必要となる定義情報を生成し、該定義情報を該
    ソフトウェアツールに与えて、該ソフトウェアツールを
    起動する機能とを前記コンピュータに実現させるための
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  18. 【請求項18】 コンピュータのためのプログラムを記
    録した記録媒体であって、 ユーザの業務を表す業務モデルを作成する機能と、 前記業務モデルが変更されたとき、ソフトウェアツール
    を運用するために必要となる定義情報を、変更された業
    務モデルに応じて生成し、該定義情報を該ソフトウェア
    ツールに与える機能とを前記コンピュータに実現させる
    ためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能
    な記録媒体。
  19. 【請求項19】 ユーザの業務を表す業務モデルを作成
    し、 前記ユーザに提供されるサービスを表すサービスモデル
    を作成し、 前記ユーザからサービス要求を受け取ったとき、前記業
    務モデルを参照しながら、前記サービスモデルに対応す
    るサービスを提供することを特徴とする業務支援方法。
  20. 【請求項20】 ユーザの業務を表す業務モデルを作成
    し、 前記ユーザからサービス要求を受け取ったとき、前記業
    務モデルを参照しながら、ソフトウェアツールを運用す
    るために必要となる定義情報を生成し、 該定義情報を該ソフトウェアツールに与えて、該ソフト
    ウェアツールを起動することを特徴とする業務支援方
    法。
  21. 【請求項21】 ユーザの業務を表す業務モデルを作成
    し、 前記業務モデルが変更されたとき、ソフトウェアツール
    を運用するために必要となる定義情報を、変更された業
    務モデルに応じて生成し、 該定義情報を該ソフトウェアツールに与えることを特徴
    とする業務支援方法。
JP16838497A 1996-06-28 1997-06-25 モデルベースの業務支援システムおよび方法 Pending JPH1083420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16838497A JPH1083420A (ja) 1996-06-28 1997-06-25 モデルベースの業務支援システムおよび方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16892896 1996-06-28
JP8-168928 1996-06-28
JP16838497A JPH1083420A (ja) 1996-06-28 1997-06-25 モデルベースの業務支援システムおよび方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1083420A true JPH1083420A (ja) 1998-03-31

Family

ID=26492107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16838497A Pending JPH1083420A (ja) 1996-06-28 1997-06-25 モデルベースの業務支援システムおよび方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1083420A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000293576A (ja) * 1999-04-06 2000-10-20 Toshiba Corp 業務支援装置及び記憶媒体
JP2002116995A (ja) * 2000-10-10 2002-04-19 Just Syst Corp 文書作成装置、電子メールシステム、電子メール送信方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003108765A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Ns Solutions Corp 情報処理装置、情報管理システム、情報管理方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2004192650A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Xerox Corp コンピュータ制御方法及びその装置
JP2005292982A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Advanced Telecommunication Research Institute International データ処理システム設計装置及びそのためのコンピュータプログラム
JP2010522397A (ja) * 2007-03-19 2010-07-01 マイクロソフト コーポレーション チーム環境におけるコラボレーション開発情報の使用
JP2013254503A (ja) * 2013-07-16 2013-12-19 Toshiba Corp 仕様管理装置、仕様管理方法及び仕様管理プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06231059A (ja) * 1993-02-05 1994-08-19 Hitachi Ltd 文書回覧経路定義方式
JPH0756794A (ja) * 1993-08-13 1995-03-03 Fujitsu Ltd 文書管理装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06231059A (ja) * 1993-02-05 1994-08-19 Hitachi Ltd 文書回覧経路定義方式
JPH0756794A (ja) * 1993-08-13 1995-03-03 Fujitsu Ltd 文書管理装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000293576A (ja) * 1999-04-06 2000-10-20 Toshiba Corp 業務支援装置及び記憶媒体
JP2002116995A (ja) * 2000-10-10 2002-04-19 Just Syst Corp 文書作成装置、電子メールシステム、電子メール送信方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2003108765A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Ns Solutions Corp 情報処理装置、情報管理システム、情報管理方法、記憶媒体、及びプログラム
JP2004192650A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Xerox Corp コンピュータ制御方法及びその装置
JP2005292982A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Advanced Telecommunication Research Institute International データ処理システム設計装置及びそのためのコンピュータプログラム
JP2010522397A (ja) * 2007-03-19 2010-07-01 マイクロソフト コーポレーション チーム環境におけるコラボレーション開発情報の使用
US8464209B2 (en) 2007-03-19 2013-06-11 Microsoft Corporation Using collaborative development information in a team environment
JP2013254503A (ja) * 2013-07-16 2013-12-19 Toshiba Corp 仕様管理装置、仕様管理方法及び仕様管理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4790837B2 (ja) ユーザのイベント処理を支援する方法及びそのためのコンピュータシステム
US7930268B2 (en) Workflow method, system, and data structure
US20060143220A1 (en) Software application framework using meta-data defined object definitions
US9384174B1 (en) Automated system for assisting the architectural process
US7836103B2 (en) Exchanging project-related data between software applications
KR101572509B1 (ko) 웹 기반의 어플리케이션 구축을 위한 사용자 인터페이스 프레임워크 운용 방법
US20080243930A1 (en) System and Method for Automated Customization of a Workflow Management System
JPH11296541A (ja) 構造化データ管理システム及び構造化データ管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4709612B2 (ja) プロジェクトを構成するタスクに人員を割当てるための方法、プログラムおよびコンピュータ
JP2005522755A (ja) 承認の要求のための承認処理の定義(definition)
JPH08249357A (ja) 情報処理装置
JP2002544589A (ja) ビジネスオブジェクトインタフェースをビジュアルにカスタマイズするシステムおよび方法
JPH10143574A (ja) 業務遂行支援システム
Sarin et al. A process model and system for supporting collaborative work
JP2003141320A (ja) プロジェクト管理システム、プログラムおよび記録媒体
Bouchlaghem et al. Integrating product and process information in the construction sector
US6141665A (en) Model-based job supporting system and method thereof
JP5530173B2 (ja) 組織構造管理ディレクトリを備えたディレクトリシステム及びそのプログラム
JPH1083420A (ja) モデルベースの業務支援システムおよび方法
US20060010081A1 (en) Automated system for assisting the architectural process
JP2009069876A (ja) ワークフローシステム、ワークフロー制御方法及びプログラム
JPH1173459A (ja) ワークフロー管理システムおよびドキュメント管理操作方法
JP2010092387A (ja) 作成文書ナビゲーションシステム
JP3225997B2 (ja) 情報処理システム
JP2001076045A (ja) 業務フロー図作成支援装置およびその記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030304