JPH1082580A - 冷却貯蔵庫のトレイ支持構造 - Google Patents

冷却貯蔵庫のトレイ支持構造

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JPH1082580A
JPH1082580A JP23788296A JP23788296A JPH1082580A JP H1082580 A JPH1082580 A JP H1082580A JP 23788296 A JP23788296 A JP 23788296A JP 23788296 A JP23788296 A JP 23788296A JP H1082580 A JPH1082580 A JP H1082580A
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tray
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rails
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JP23788296A
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Kazuyuki Kageyama
和幸 景山
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トレイの凍り付きや余分な所に水がこぼれる
ことを防止する。 【解決手段】 貯蔵室2の対向する内壁1aに設けられ
た棚受柱13には一対のレール5が対向状に装着され、
両レール5の間に貯蔵物載置用のトレイ3が出し入れ可
能に支持される。レール5は、基板6の下端に内向きの
支持板7が設けられ、支持板7は先端から基端側に向か
って下り勾配となっている。基板6の付け根部分には開
口部8が間隔を開けて形成され、そこには支持板7から
背面側に突出して水切り案内板9が形成されている。支
持板7に水分が付着した場合、傾斜に沿って流下して開
口部8に至り、水切り案内板9を伝って背面側に排出さ
れる。レール5に水が溜まることが防止されるので、支
持板7とトレイ3との間で氷結することが防止されて、
トレイ3の取り出しが円滑にできる。またトレイ3を出
し入れした場合に、水がこぼれて貯蔵物に掛かること等
が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、庫内に対向状に配
された一対のレールにより貯蔵物載置用のトレイを出し
入れ可能に支持するようにしたトレイ支持構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トレイの支持用に用いられるレー
ルとしては、図4に示すようなものが知られている。す
なわちこのレールaは、ステンレス鋼板等の板材をプレ
ス成形することで、基板bの下端側に直角曲げされた支
持板cを設けた断面L字状に形成され、基板bの長さ方
向の両端に差し込み片dを突設した構造となっている。
一方、図5に示すように、庫内の出入口を挟んで対向す
る左右の壁面には、それぞれ取付孔fを形成した棚受部
材eが設けられており、左右一対ずつのレールaが、そ
れぞれの差し込み片dを棚受部材eの取付孔fに差し込
みつつ、同一高さでかつ互いに対向状に装着され、左右
のレールaの支持板cにわたってトレイgが出し入れ可
能に支持されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の支持構
造では、トレイgの左右の側縁がレールaの支持板cに
べた当たり状に受けられて支持されている。そのため、
支持板cの上に水滴が残っていたり、トレイgの下面に
水滴が付いていると、トレイgと支持板cの当接面にお
いて氷結が起こり、次にトレイgを庫外に取り出そうと
した場合に、簡単に取り出せない場合があった。また氷
結はしないまでも、レールaの支持板c上に水が残って
いると、トレイgを出し入れした場合に水がレールaの
内側にこぼれて、下のトレイgに載置された貯蔵物に掛
かったり、出入口の方に水がこぼれて作業者に掛かって
しまうという問題があった。本発明は上記のような事情
に基づいて完成されたものであって、トレイの凍り付き
や、余分な箇所に水がこぼれることがないようにしたト
レイ支持構造を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、庫内の対向する壁
面には、縦向きの基板の下端側を内方に屈曲することで
支持板を形成した一対のレールが対向状に装着され、両
レールの支持板にわたって貯蔵物載置用のトレイが出し
入れ可能に支持されるようにした冷却貯蔵庫のトレイ支
持構造において、前記レールの支持板はその先端から基
端側に向かって下り勾配となった傾斜姿勢に形成される
とともに、前記基板の付け根部分には開口部が形成され
ている構成としたところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記レールの開口部には、前記支持板から基板の背
面側に延出するようにして水切り案内板が形成されてい
る構成としたところに特徴を有する。請求項3の発明
は、請求項1または請求項2の発明において、前記レー
ルの支持板の先端縁が下方に向けて屈曲されている構成
としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用および効果】
<請求項1の発明>トレイは、その両側縁を両レールの
傾いた支持板の先端で受けられて出し入れ可能に支持さ
れる。トレイが線接触状態で受けられることで、摺動抵
抗が抑えられて円滑に出し入れされる。レールの支持板
に水分が付着した場合、その水分は支持板の傾斜に沿っ
て流下して、基板の付け根部分の開口部から背面側に排
出される。レールに水が溜まることが防止されるので、
支持板とトレイとの間で氷結することが防止されて、ト
レイの取り出しを円滑に行うことができる。またレール
に水が溜まらないので、トレイを出し入れした場合に、
水がこぼれて貯蔵物に掛かること等を防止することがで
きる効果がある。
【0007】<請求項2の発明>支持板の傾斜に沿って
開口部に流下した水分は、水切り案内板を伝って基板の
背面側に排出される。水分を基板の背面側により確実に
排出できるとともに、水切り案内板を伝わらせること
で、支持板の下面側に付着した水分をも基板の背面側に
排出することができる。 <請求項3の発明>支持板の先端縁を下方に曲げたこと
で支持板のねじり剛性が高められ、形状保持が良好にな
されて、ひいてはトレイの円滑な出し入れが担保され
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図3に基づいて説明する。図1において、符号1
は断熱箱体により形成された冷蔵庫本体であって、内部
に貯蔵室2が構成されており、前面に設けられた出入口
(図示せず)から貯蔵物を載置したトレイ3がレール5
に沿って出し入れされて、多段に収納されるようになっ
ている。トレイ3は平面方形の浅皿状に形成されてい
る。
【0009】続いて本実施形態に係るレール5を説明す
る。このレール5は、ステンレス鋼板をプレス成形する
ことによって形成されており、図2に示すように、全体
として上記の貯蔵室2の奥行き方向に細長い形状であっ
て、縦向きの基板6の下端側が、内側に向けて所定の鋭
角度θ(図1参照)で屈曲されることによって支持板7
が形成されている。したがって基板6が鉛直姿勢を取る
と、支持板7はその先端から基端側に向かって下り勾配
となった傾斜姿勢を取るようになっている。
【0010】また基板6の付け根部分には、その基板6
を切り起こすことによって、図示4個の開口部8が長さ
方向に間隔を開けて形成されており、その切り起こされ
た部分が、傾斜した支持板7と同一面を構成するように
して背面側に突出されており、それにより水切り案内板
9が形成されている。上記の開口部8は、板材の材質
や、全体の形状等に応じ、屈曲部分において所定の曲げ
剛性が確保し得る程度にその開口面積が設定されてい
る。
【0011】支持板7の先端縁はさらに斜め下方に屈曲
されて山形に形成され、その山の頂上部分がトレイ3の
支持部10となっている。このように屈曲部分10aを
設けることで支持板7のねじり剛性が高められ、支持板
7が歪んだりすることが防止される。また基板6の長さ
方向の両端には、上方に延出した延出片が設けられてお
り、この延出片は途中で背面側に曲げられたのち再度上
方に延出した形状に形成され、これにより差し込み片1
1が形成されている。
【0012】一方、貯蔵室2内には、出入口を挟んだ左
右の壁面1aに前後2本ずつの棚受柱13が取り付けら
れている。この棚受柱13は、図3に示すように、細長
い金属板をプレス成形して幅方向の中央部分に凸面14
を形成した形状であって、左右の側縁が取付部16とな
っており、凸面14上には、上記したレール5の差し込
み片11を差し込んで引っ掛け可能とする複数の取付孔
15が、上下方向に所定のピッチで形成されている。こ
のような棚受柱13が、左右の壁面1aの出入口側と奥
側とにそれぞれ立てられ、取付部16をねじ17等で止
めることによって固定されている。
【0013】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。まずレール5が棚受柱13
に装着される。一対のレール5は、それぞれ支持板7を
内側に向けた姿勢で、その両端の差し込み片11が対応
する前後の棚受柱13の取付孔15に斜め上方に差し込
まれ、続いてレール5を下げると、基板6が凸面14に
当接しつつ、差し込み片11の屈曲部11aが取付孔1
5の下側の口縁に当たり、また差し込み片11の先端が
取付孔15の上側の口縁の裏面に掛止されて、抜け止め
状態で取り付けられる。左右一対のレール5は、同一高
さにおいてかつ支持板7を内側に向けた対向姿勢で装着
され、これが図1に示すように任意高さごとに複数段設
けられる。そして、左右一対のレール5の支持板7にわ
たって、貯蔵物を載置したトレイ3が出し入れ可能に支
持されることとなる。
【0014】この場合トレイ3は、その左右の側縁が支
持板7の先端の山の頂上である支持部10で受けられる
ことになるが、既述のように支持板7は先端が山形に屈
曲されてねじり剛性が高められているから、歪んだりす
ることなく支持部10が正確に直線状に配され、しかも
トレイ3は支持部10と線接触となるから、摺動抵抗も
小さく抑えられて円滑に出し入れすることができる。
【0015】またレール5の支持板7に水分が滴下した
り、あるいはトレイ3を入れる場合にトレイ3に水分が
付着していてそれが支持板7に付着した場合、その水分
は支持板7の傾斜に沿って流下して、基板6の付け根部
分の開口部8に至り、各開口部8に設けられた水切り案
内板9に沿って流下してレール5の背面側に排出され
る。また、支持板7の上面あるいは下面に氷結があって
それが溶融した場合も、上面側では上記と同様に開口部
8から水切り案内板9の上面を伝い、下面側でも水切り
案内板9の下面を伝って、先端から滴下して排出され
る。
【0016】以上説明したように本実施形態によれば、
以下のような数々の利点が得られる。レール5の支持板
7上に水が溜まることが防止されるから、支持板7とト
レイ3との間で氷結することが防止され、仮に氷結した
としても、支持板7の先端の支持部10とトレイ3の間
の狭い面積の部分に限られるので、トレイ3が凍り付い
て取り出しに支障が出るといったことが阻止される。な
お、支持板7の支持部10とトレイ3との間に表面張力
で水が溜まって、そこで氷結が起きることをより確実に
防止しようとすれば、支持部10をより鋭角に尖った形
状とすればよい。
【0017】また、レール5から排出される水は、水切
り案内板9を介してすべてレール5の背面側に排出され
るので、排水が下のレール5に掛かったり、下のトレイ
3上に載置された貯蔵物に掛かるといったこともない。
上記のようにレール5には水が溜まらないから、トレイ
3を出し入れした場合に、水がこぼれて貯蔵物に掛かか
ることがなくて衛生的であり、また出入口の手前側にこ
ぼれて作業者に掛かったりするということもない。
【0018】また、トレイ3は支持板7の支持部10に
より線接触状態で受けられ、すなわち接触面積が小さい
ことで摺動抵抗が抑えられるから、トレイ3に重い貯蔵
物が載置されている場合であっても円滑に出し入れする
ことができる。さらに、貯蔵室2の壁面1aに沿うよう
にして冷気が循環供給される場合、レール5の基板6に
は開口部8が形成されているため、レール5が流通抵抗
となることが回避されて、冷気の円滑な流通を期するこ
とができる。
【0019】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)基板の開口部に水切り案内が設けられていなくて
も、支持板に付着した水分をレールの背面側に排出する
ことは可能であって、そのようなものも本発明に含まれ
る。 (2)本発明は上記実施形態に示した冷蔵庫に限らず、
冷凍庫、冷蔵ショーケース等の冷却貯蔵庫全般に広く適
用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の断面図である。
【図2】 レールの斜視図である。
【図3】 棚受柱の取付部分の構造を示す斜視図であ
る。
【図4】 従来例に係るレールの斜視図である。
【図5】 そのトレイの支持構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫本体 1a…壁面 2…貯蔵室 3…トレイ
5…レール 6…基板 7…支持板 8…開口部 9
…水切り案内板 10…支持部 10a…屈曲部分 1
3…棚受柱

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 庫内の対向する壁面には、縦向きの基板
    の下端側を内方に屈曲することで支持板を形成した一対
    のレールが対向状に装着され、両レールの支持板にわた
    って貯蔵物載置用のトレイが出し入れ可能に支持される
    ようにした冷却貯蔵庫のトレイ支持構造において、 前記レールの支持板はその先端から基端側に向かって下
    り勾配となった傾斜姿勢に形成されるとともに、前記基
    板の付け根部分には開口部が形成されていることを特徴
    とする冷却貯蔵庫のトレイ支持構造。
  2. 【請求項2】 前記レールの開口部には、前記支持板か
    ら基板の背面側に延出するようにして水切り案内板が形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵
    庫のトレイ支持構造。
  3. 【請求項3】 前記レールの支持板の先端縁が下方に向
    けて屈曲されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の冷却貯蔵庫のトレイ支持構造。
JP08237882A 1996-09-09 1996-09-09 冷却貯蔵庫のトレイ支持構造 Expired - Lifetime JP3078495B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018185062A (ja) * 2017-04-24 2018-11-22 ホシザキ株式会社 冷却貯蔵庫
CN110861829A (zh) * 2019-11-28 2020-03-06 湖南德凌物流配送有限公司 冻存架

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018185062A (ja) * 2017-04-24 2018-11-22 ホシザキ株式会社 冷却貯蔵庫
CN110861829A (zh) * 2019-11-28 2020-03-06 湖南德凌物流配送有限公司 冻存架

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