JPH02192573A - 低温ショーケースの棚板装置及びその露処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は棚板を備えた低温ショーケースに関し、特に底
板兼用の棚板装置及びその露処理装置に関する。

（ロ）従来の技術 実公昭５２−４８４４１号公報（７０８１８）に示され
た冷凍ショーケースや実公昭５５−１３６５６号公報（
Ｆ２５Ｄ　　１１１００）に示された冷蔵ショーケース
では、貯蔵室の最下部にデツキパンと称される底板兼用
の着脱自在な棚板が配置きれ、この棚板の下方に送風フ
ァン及びこの送風ファンが取付けられたファンケースを
配置した冷気通路の底部区域が形成されている。前記棚
板の後部は棚板と共に冷気通路を形成する区画板の背壁
下部に形成された前向きのフランジに載置され、前部は
略り字形をなし帰還冷気を吸い込む吸込口形成用の区画
板の底壁に載置され、又前記ファンケースの後端は前記
フランジに接続された構成である。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上記従来の技術によれば、最下部に配置された棚板より
も上方に配置される棚板の前部には貯蔵商品の表示を行
なうカードレールが取付けることが可能であるが、最下
部の棚板は冷気吸込口よりも下方に位置する関係上、カ
ードレールを取付けることができず、又棚板前部を持ち
上げるために指挿入用の穴を形成したり、環状に折り曲
げたワイヤーを把手として棚板に取付ける等余分な作業
を強いられる課題があった。

又、蒸発器への減圧液冷媒の供給を中断する除霜運転時
等には、貯蔵室内の空気温度の方が貯蔵商品や各壁面の
温度よりも早く上昇する関係上、商品や壁面が露点以下
の温度となるために商品や棚板表面や区画板背壁表面に
露が発生し、この露が棚板の後部が載置されたフランジ
に集まり、ファンケース表面を経て露受皿兼用の断熱箱
底壁上面に流れる訳であるが、ファンケース表面を通過
する際、露が送風ファンに降りか〜る現象が生じ、この
現象が何百回、何千回と繰り返えされるために送風ファ
ンの漏電や故障の原因につながる課題があった。特に、
ショーケースの運転を停止して棚板を持ち上げて送風フ
ァンの点検や底壁土面を掃除する場合には、多量の商品
から棚板上に滴下した多量の露がフランジを経て送風フ
ァンに降りかへるために漏電や故障の原因になる可能性
が高かった。

本発明は上記２つの課題を解決することを目的とするも
のである。

（ニ）課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明では、断熱箱の底壁上
方に配置され、該底壁との間に冷気通路の底部区域を形
成する底板兼用の棚板と、この棚板の前部に沿って取付
けられ、前記底部区域の前部上面に形成された冷気吸込
口よりも上方に位置し、且つこの吸込口との間に隙間を
形成するカードレールとを具備してなる構成とした。

又、断熱箱の底壁上方に配置され、該底壁との間に少な
くとも送風ファンが取付けられたファンケースを配置す
る冷気通路の底部区域を形成する底板兼用の棚板と、こ
の棚板の後部を載置する細長い受部材とを備え、該受部
材は前、背、底の缶壁及びこの缶壁にて画成される溝か
らなり、前記前壁にはファンケースの後端が取付けられ
ると共に、送風ファンと相対しない部分の一部を切欠し
た排水路が形成されている構成とした。

（ネ）作用 上記手段によれば、棚板の前部に沿って取付けられたカ
ードレールは吸込口よりも上方に位置し、且つ吸込口と
の間に隙間を存するように配置されている関係上、棚板
上に載置きれた商品群の展示効果を向上する表示カード
を保持する作用をなす他、隙間が指挿入空間として作用
するために、カードレールが棚板を持ち上げるための把
手として作用する。

又、棚板表面から受部材の溝に集められた露は排水路に
て送風ファンに向って流下しないようにされている関係
上、送風ファンから離間してファンケース上を流れて底
壁上に至ることになる。

（へ）実施例 以下図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

（１）は前面開口を開閉自在に閉室する透明扉（２）を
備えた断熱箱（３）にて本体を構成してなる低温ショー
ケースで、前記断熱箱（３）の内壁より適当間隔を存し
て区画板（４）及び底板兼用の最下段の棚板（５Ｅ）を
配置することにより底部区域（９Ａ）にプレートフィン
形蒸発器（６）、送風ファン（７）が取付けられたファ
ンケース（８）を収納し、一端を吹出口（１１）、他端
を吸込口（１２）とする冷気通路（９）と、複数枚の棚
板（５Ａ）〜（５Ｄ）を備えた貯蔵室（１０）とが形成
され、前記蒸発器（６）で熱交換された冷気を送風ファ
ン（７）でもって第４図矢印の如く強制循環することに
より貯蔵室（１０）を冷却するものである。　（１３）
は前記断熱箱（３）の下方に形成された機械室で、前記
蒸発器（６）からの露を導くドレンホース（１４）及び
該露を溜めるドレンタンク（１５）が収納される他、図
示しない冷媒圧縮機、凝縮器が収納されている。尚、（
Ｄ〉は断熱箱（３）の底壁（３Ｂ）に形成された排水口
である。

（１６）は前記貯蔵室（１０）の下部後方に配置された
細長い金属製の受部材で、前、背、底の缶壁（１６Ａ）
（１６Ｂ）（１６Ｃ）及びこの缶壁にて画成される溝（
１６Ｄ）を有する縦断面Ｕ字形をなし、クランク形をな
す複数の支持具（１７）でもって前記断熱箱（３）の背
壁（３Ａ）に取付けられている。前記前壁（１６Ａ）に
は、前記ファンケース（８）がヒンジ（１８）にて上下
方向回動可能に取付けられている。又、前記前壁（１６
Ａ）には、前記送風ファン（７）と相対しない部分の一
部を切欠した排水路（１９）が数ケ所に形成されている
。又、前記底壁（１６Ｃ）には、前記区画板（４）の下
端に形成された前向きのフランジ（４Ａ）が載置されて
いる。このフランジ（４Ａ）の奥行幅は底壁（１６Ｃ）
の奥行幅よりも小さく、フランジ（４Ａ）を底壁（１６
Ｃ）に載置した状態では底壁（１６Ｃ）の露呈部となる
前部は段落された形となる。前記ファンケース（８）は
ヒンジ（１８）によって回動可能に受部材（１６）に接
続された訳であるが、その後端は受部材（１６）に極め
て近接乃至は当接する関係が好ましく、この関係により
送風ファン（７）からの冷気の１部がファンケース（８
）と受部材（１６）との間を通り送風ファン（７）に至
る所謂冷気のショートサイクルの流量を僅かにできる。

又前記ファンケース（８）の土壁（８Ａ）は前記受部材
（１６）の底壁（１６Ｃ）の高さと同じ乃至は若干低い
ことが後述する露処理の関係から見て好ましい。

（２０）は前記蒸発器（６）の上面を覆うよう該蒸発器
に取付けられた金属製のカバーで、その前部の延出部（
２０Ａ）は段落して前記蒸発器（６）の前方に延びてい
る。このカバー（２０）は吸込口（１２）を通った帰還
冷気の殆どが蒸発器（６）を通過するように指向するた
めのものである。（２１）は前記吸込口（１２）を覆う
多孔板で、その上端は前記カバー（２０）の延出部（２
０Ａ’）に載置きれている。

前記棚板（５Ａ）　〜（５Ｅ）は＃ｃｅ部（２２）、環
状の周壁部（２３）、環状のフランジ部（２４）からな
り、周壁部（２３）の前辺に沿って商品名や価格を記載
した表示カード（２５）を保持する細長いカードレール
（２６）が設けられている。このカードレール（２６）
は首下がりに傾斜する主部（２６Ａ）と、この主部の裏
面途中から後方に延びる副部（２６Ｂ）とからなる、前
記棚板（５Ａ）〜（５Ｅ）のうち（５Ａ）〜（５Ｄ）は
貯蔵室（１０）内の４本の支柱（２７）に棚受（２８）
を介して水平に架設支持され、（５Ｅ）はフランジ部（
２４）のうち後辺が前記受部材（１６）に載置され、左
右両辺がカバー（２０）に載置される。前記最下段の棚
（５Ｅ）のカードレール（２６）の主部（２６Ａ）前端
は多孔板（２１）と隙間（２７）を存するように配置さ
れている。尚、（２８）は棚板（５Ａ）〜（５Ｅ）に載
置陳列されたドリンク入りの瓶や缶等の商品群である。

か〜る構成によれば、棚板（５Ｅ）の前部に沿って取付
けられたカードレール（２６）は吸込口（１２）よりも
上方に位置し、且つ吸込口（１２）との間に隙間（２７
）を存するように配置されている関係上、棚板（５Ｅ）
上に載置された商品群（２８）の展示効果を向上する表
示カード（２５）を保持する作用をなす他、隙間（２７
）が指挿入空間として作用するために、カードレール（
２６）が棚板（５Ｅ）を持ち上げるための把手として作
用する。従って、カードレール（２６）を把手として兼
用できると共に、棚板（５Ｅ〉上の商品群（２８）の展
示効果の向上が図れる。

又、棚板（５Ｅ）表面から受部材（１６）の溝（１６Ｄ
）に集められた露は排水路（１９）にて送風ファン（７
）に向って流下しないようにされている関係上、送風フ
ァン（７）から離間してファンケース（８）上を流れて
底壁（３Ｂ）上に至ることになる。この結果、棚板（５
Ｅ）の露が送風ファン（７）に降りか〜ることがなく、
送風ファン（７）の安全性及び耐久性が向上する。

（ト）発明の効果 上述した本発明は次に列挙する効果を奏する。

■棚板の前部に沿って取付けられたカードレールは吸込
口よりも上方に位置し、且つ吸込口との間に隙間を存す
るように配置されている関係上、カードレールがショー
ケース外部から見やすくなり、又棚板上に載置きれた商
品群の展示効果を向上する表示カードを保持する作用を
なす他、隙間が指挿入空間として作用するために、カー
ドレールが棚板を持ち上げるための把手として作用し、
この結果、カードレールを把手として兼用できると共に
、棚板上の商品群の展示効果の向上が図れカードレール
の用途が拡大する。

■棚板表面から受部材の溝に集められた露は排水路にて
送風ファンに向って流下しないようにきれている関係上
、送風ファンから離間したファンケース上を流れて底壁
上に至ることになり、この結果、棚板の露が送風ファン
に降りかへることがなく、送風ファンの安全性及び耐久
性が向上する。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明の実施例を示し、第１図は要部縦断
面図、第２図は第１図において棚板前部を持ち上げた状
態の要部縦断面図、第３図はファンケースと受部材との
結合斜視図、第４図はショーケースの縦断面図である。 （３）・・・断熱箱、　（３Ｂ）・・・底壁、　（５Ｅ
）・・・棚板、（７）・・・送風ファン、（８）・・・
ファンケース、（９）・・・冷気通路、　（９Ａ）・・
・底部区域、　（１２）・・・吸込口、　（１６）・・
・受部材、　（１６Ａ３（１６Ｂ）（１６Ｃ）・・・壁
、（１６Ｄ）・・・溝、　　（２５）・・・表示カード
、　　（２６）・・・カードレール、　（２７）・・・
隙間。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、断熱箱の底壁上方に配置され、該底壁との間に冷気
   通路の底部区域を形成する底板兼用の棚板と、この棚板
   の前部に沿って取付けられ、前記底部区域の前部上面に
   形成された冷気吸込口よりも上方に位置し、且つこの吸
   込口との間に隙間を形成するカードレールとを具備して
   なる低温ショーケースの棚板装置。 ２、断熱箱の底壁上方に配置され、該底壁との間に少な
   くとも送風ファンが取付けられたファンケースを配置す
   る冷気通路の底部区域を形成する底板兼用の棚板と、こ
   の棚板の後部を載置する細長い受部材とを備え、該受部
   材は前、背、底の各壁及びこの各壁にて画成される溝か
   らなり、前記前壁にはファンケースの後端が取付けられ
   ると共に、送風ファンと相対しない部分の一部を切欠し
   た排水路が形成されている低温ショーケースの露処理装
   置。