JPH1082271A - 土砂採取用サンドポンプの吸込み口構造 - Google Patents

土砂採取用サンドポンプの吸込み口構造

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JPH1082271A
JPH1082271A JP23763396A JP23763396A JPH1082271A JP H1082271 A JPH1082271 A JP H1082271A JP 23763396 A JP23763396 A JP 23763396A JP 23763396 A JP23763396 A JP 23763396A JP H1082271 A JPH1082271 A JP H1082271A
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sand
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度の高い噴射ノズル付き吸込み口とする。 【解決手段】 ラッパ管10の外面に、掘削用噴射ノズ
ル14を設けた土砂採取用サンドポンプAの吸込み口構
造である。そのラッパ管10小径部外周面に環状パイプ
15を添設し、この環状パイプ15に複数の噴射ノズル
14をそのノズル14への噴射水パイプ13を介して接
続する。その噴射ノズル14の一部はラッパ管10の内
部に導びく。このように噴射ノズル14及び噴射水パイ
プ13を、ラッパ管10の外面に添わせて設ければ、ラ
ッパ管10外面からは、そのノズル14及びパイプ13
の太さ(外径)分、突出するだけであり、吸込み口構造
の嵩も大きくならず強度的に強いものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、海、河川、湖
沼、ダムなどの底に堆積している土砂を採取するサンド
ポンプの吸込み口構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の土砂を採取する設備として、例
えば、海においては、図8に示すように、船Sから吐出
管(吸引管)PをワイヤWを介して海中に送り込み、そ
の管Pの先を、水深(例えば、G1 :15m、G2 :3
0m、G3 :45m、G4 :51.5m)に対応させて
海底Gに導びき、吸引により土砂を船上に吸い上げるも
のが一般的である。その吸引作用は、船S内のポンプで
行ったり、図示のごとく、水中ポンプAで行ったりして
おり、水中ポンプAには油圧式と電動式がある。
【0003】その水中ポンプ式において、従来の吸込み
口構造は、図9に示すように、ポンプAの吸込み口に固
着の円錐台筒状のラッパ管1から成り(図5、6参
照)、そのラッパ管1の大径開口に格子杆2を設けたも
のである。ラッパ管1としたのは、円錐状は土砂の吸い
込み易い形状であり、格子杆2は土砂以外の異物の混入
を防止するためである。
【0004】また、図10、図11に示すように、ラッ
パ管1の前面外周に格子状の円筒枠体3を設けるととも
に、その枠体3周りに噴射(ジェット)ノズル4を設
け、このノズル4から水を噴射して海底の堆積土砂を掘
削して、土砂吸い上げ効率の向上を図ったものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記土砂採取設備は、
ポンプAの吸引力だけで、土砂を吸い上げるものであ
り、一般に永年堆積している土砂は非常に硬くなってお
り、吸引力だけでは、その硬くなった土砂を十分にほぐ
すことができず、円滑な土砂採取をなし得ない。
【0006】図10、図11に示す吸込み口構造は、噴
射ノズル4から水を噴射して土砂堆積層をほぐすため、
高い土砂採取効率を得ることができるが、円筒枠体3に
噴射ノズル4をブラケット5を介して宙吊り状態にして
いるため、その噴射ノズル4及びノズル4への噴射水パ
イプ6は強度的に弱いものである。
【0007】このため、海底G上にポンプAを引いて移
動させると、ポンプAの自重がノズル4等に加わった状
態で移動するため、ノズル4等は、地盤(海底)Gとの
衝撃・摩擦などによって変形、損傷し易い。変形などす
れば、吸込み口と噴射位置がズレる、パイプの折曲によ
って噴出流の流れが悪くなる等の吸い上げ作用に支障が
生じる。その衝撃・摩擦などは、海底Gが深くなればな
るほど激しくなる。このため、図10に示す吸込み口構
造は、例えば、電動水中ポンプのように重量が重いポン
プの場合には使用されておらず、図9に示すラッパ管1
のみのものが使用されている。すなわち、図10に示す
吸込み口構造では深い海底Gからの土砂採取となる電動
式とか油圧式の水中ポンプに使用し得ず、仮に使用して
も変形等して土砂採取をスムースに行い得ない。
【0008】この発明は、上記の実情の下、強度的に強
い噴射ノズル付きの吸込み口構造とすることを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明においては、大径側を吸込み口とし、小径
側をサンドポンプに接続したラッパ管の外面に、掘削用
噴射ノズルを設けた土砂採取用サンドポンプの吸込み口
構造であって、上記ラッパ管の外面に、上記の噴射ノズ
ル及びそのノズルへの噴射水パイプを添設した構成とし
たのである(請求項1)。
【0010】このように、噴射ノズル及び噴射水パイプ
を、ラッパ管の外面に添わせて設ければ、ラッパ管外面
からは、そのノズル及びパイプの太さ(外径)分、突出
するだけであり、吸込み口構造の嵩も大きくならず、図
10のものに比べれば強度的にはるかに強いものとし得
る。
【0011】この構成において、上記ラッパ管小径部外
周面に環状パイプを添設し、この環状パイプに複数の上
記噴射ノズルをそのノズルへの噴射水パイプを介して接
続するとよい(請求項2)。このようにすれば、環状パ
イプ等は添設のため、嵩も大きくならずに、噴射効率を
高めることができる。また、吸込み口が大きく、噴射域
の中央部にも有効な噴射水を得たい場合には、前記上記
複数の噴射ノズルの一部を上記ラッパ管の内部に設け
て、そのノズルへの噴射水パイプをラッパ管の内部から
外面に導びいて環状パイプに接続した構成として(請求
項3)、ラッパ管内側からも噴射するようにするとよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】この実施形態は、図8に示した水
中サンドポンプAの吸込み口構造に係るものであり、図
5、6に示すように、従来と同様に周知のサンドポンプ
Aの吸込み口にフランジ11を介してラッパ管10がね
じ止めされる。このラッパ管10はフランジ11側の基
部が円筒状で、その端からほぼ円錐台筒が連設されたも
のである(図9参照)。ラッパ管10の大径開口、すな
わち吸込み口には格子杆12が設けられて、大きな塊り
の吸込みを防止する。
【0013】ラッパ管10の外面にはその周囲6等分位
に噴射水パイプ13、13aが添設されており、一本の
パイプ13aは途中からラッパ管10内に入って開口に
至っている。他のパイプ13は、円筒管を半割して、そ
の半割り端面をラッパ管10外面に溶接したものであり
(図1参照)、ラッパ管10側から見れば、外面が半円
筒状に膨出した一体ものであり、パイプ13は外力に対
し強いものとなっている。溶接に代えて、フランジを介
したビス止めとし得る。なお、ラッパ管10内部に至る
パイプ13aは、半割りパイプ13の高さより突出しな
い径及び添設状態とする。
【0014】パイプ13、13aの先端は閉塞されて、
噴射ノズル14が設けられており、各ノズル14の先端
はラッパ管10の開口端面とほぼ一致している。このノ
ズル14は、周知のごとく、ベンド管、ソケット、プラ
グからなり、それらを適宜に選択することにより、任意
の噴射力、噴射域を得ることができるものである。
【0015】ラッパ管10の基部には円環パイプ15が
添設されている。このパイプ15も、断面半円状で、そ
の半割り端面をラッパ管10に溶接したものであり(図
1参照)、上記各噴射水パイプ13及び船上からの噴射
水供給パイプ16との接続管16aが設けられている。
【0016】この実施形態の吸込み口構造は以上の構成
であり、従来と同様に、図8のごとく、海底Gに導び
き、船上から噴射水供給パイプ16を介して円環パイプ
15にジェット水(噴射水)を送り込み、噴射水パイプ
13を介し、ノズル14から噴水して海底Gの土砂をほ
ぐしながら、サンドポンプAを駆動させ、そのほぐされ
た土砂を吐出管Pを介して船上に運ぶ。
【0017】この作用時、ラッパ管10にサンドポンプ
Aなどの重量が加わるが、パイプ13の添設で補強がな
されているため、図9の従来のものに比べれば損傷しに
くい。また、パイプ13もラッパ管10に添設されて、
大きく飛び出していないため、図10、11のものに比
べれば、損傷しにくい。さらに、パイプ13が大きく突
出していないことは、ラッパ管10(吸込み口)が土砂
中に埋まり、それを引き出す場合においても、その引き
出しが図10、11のものに比べれば容易であり、損傷
の恐れも少ない。
【0018】なお、パイプ13、13a、ノズル14の
位置及び数は、水深等に基づき任意であり、また、ラッ
パ管10内に導びくパイプ13aの位置及び数も任意で
ある。さらに、パイプ13、15の断面形状としては、
上述のもの以外に図7(a)乃至(d)に示すものなど
が考えられる。また、サンドポンプAは水中のものに限
らず、船上にあるものでも、その船上のポンプから導び
いたサクション管の先にこの発明を採用し得ることは勿
論である。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上のように、ラッパ管の
外面に噴射水パイプなどを添設した構成としたので、ラ
ッパ管の補強が図られるとともに、そのパイプの強度も
高く、損傷しにくいものである。このため、水深のある
海底においても、噴射水によって土砂を円滑にほぐして
採取し得る。
【0020】特に、海砂採取装置の場合、船上選別のた
め、採取用の砂以外(貝殻、石、沈木材、粘土)は、繰
り返し、船外に流出している。すなわち、海底に捨てら
れるので、海底表面にはこれらが、常に堆積している状
態であり、その海域での操業となる。このため、従来技
術では、掘削能力が悪く(図9)、土砂中への食い込み
が深く取れず(図10)、浅い位置での操業となるた
め、比較的、海底表面の採取が多くなり、選別後の砂の
中にも貝殻、沈木材片、粘土等が非常に多く混入する。
一方、この発明によれば、操業開始当初のみは、表面採
取となるが、上述のように、土砂中への食い込みを深く
取っても支障がないため、当初以降は、土砂中に深く食
い込ませることにより、常に、新規な掘削採取となり、
非常に良質の砂が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の斜視図
【図2】同左側面図
【図3】同正面図
【図4】同右側面図
【図5】同実施形態をサンドポンプに取付けた状態の正
面図
【図6】同拡大図
【図7】噴射水パイプの各例の断面図
【図8】土砂採取説明図
【図9】従来例の斜視図
【図10】従来例の斜視図
【図11】同例の要部切断正面図
【符号の説明】
1、10 ラッパ管 2、12 格子杆 13、13a 噴射水パイプ 4、14 ノズル 15 円環パイプ 16 噴射水供給パイプ 16a 接続管 A サンドポンプ G1 、G2 、G3 、G4 海底 P 吐出管 S 船 W ワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径側を吸込み口とし、小径側をサンド
    ポンプに接続したラッパ管10の外面に、掘削用噴射ノ
    ズル14を設けた土砂採取用サンドポンプAの吸込み口
    構造であって、 上記ラッパ管10の外面に、上記の噴射ノズル14及び
    そのノズル14への噴射水パイプ13、13aを添設し
    たことを特徴とする土砂採取用サンドポンプの吸込み口
    構造。
  2. 【請求項2】 上記ラッパ管10小径部外周面に環状パ
    イプ15を添設し、この環状パイプ15に複数の上記噴
    射ノズル14をそのノズル14への噴射水パイプ13、
    13aを介して接続したことを特徴とする請求項1記載
    の土砂採取用サンドポンプの吸込み口構造。
  3. 【請求項3】 上記複数の噴射ノズル14の一部を上記
    ラッパ管10の内部に設けて、そのノズル14への噴射
    水パイプ13aをラッパ管10の内部から外面に導びい
    て環状パイプ15に接続したことを特徴とする請求項2
    記載の土砂採取用サンドポンプの吸込み口構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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