JPH1082246A - レール補助部材 - Google Patents

レール補助部材

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JPH1082246A
JPH1082246A JP23744396A JP23744396A JPH1082246A JP H1082246 A JPH1082246 A JP H1082246A JP 23744396 A JP23744396 A JP 23744396A JP 23744396 A JP23744396 A JP 23744396A JP H1082246 A JPH1082246 A JP H1082246A
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Kazuo Sekine
一男 関根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランナーのメンテナンスを容易に行うこと。 【解決手段】 レールベース110側のロック受片部1
03に対するロック片部125の圧入によってレール補
助部120のの着脱が容易となるため、ランナーである
吊車40を取り外すべきスペースの確保が容易となるこ
とから、吊車40のメンテナンスが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランナーのメンテ
ナンスを行う際のレールの取り外しを容易とするレール
補助部材に関する。
【0002】
【従来の技術】折戸や引戸等における戸板の開閉は、ガ
イドレールに支持される吊車やガイドランナーであるラ
ンナーの移動によって行われる。
【0003】すなわち、図6は、折戸の一形態例を示す
もので、折戸10の戸板11,12は、蝶番20を介し
て回動自在に連結されている。戸板11,12の上端部
には、レール溝31に納められている上部レール30に
沿って移動自在とされた吊車40が取り付けられてい
る。戸板11,12の下端部には、レール溝51に納め
られている下部レール50に沿って移動自在とされたガ
イドランナー60が取り付けられている。
【0004】また、上下のレール30,50には、戸板
11,12の開閉を規制するストッパー70,80が装
着されている。さらに、それぞれのレール30,50の
端部には、図7に示すように、それぞれのレール30,
50とは別体の補助レール部100,200がねじ90
によるねじ止めによって連設されている。
【0005】そして、吊車40やガイドランナー60の
メンテナンスを行う場合、ねじ90を緩めることで、こ
れら補助レール部100,200が取り外され、吊車4
0やガイドランナー60の取外しスペースが確保される
ようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の折戸によれば、吊車40やガイドランナー60の
メンテナンスを行う場合、ねじ90を緩めることで、こ
れら補助レール部100,200の取外しスペースが確
保されるようになっている。
【0007】ところが、このような構成では、補助レー
ル部100,200がレール溝31,51にねじ90に
よってねじ止めされる構成であるため、吊車40やガイ
ドランナー60のメンテナンスを行うとき、ねじ90を
緩めて補助レール部100,200を取り外す作業が強
いられることから、メンテナンス作業が煩雑であるとい
う不具合があった。
【0008】本発明は、このような事情に対処してなさ
れたもので、ランナーのメンテナンスを容易に行うこと
ができるレール補助部材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
戸枠のレール溝に装着されるレール部の端部に連設さ
れるレール補助部材であって、前記レール溝に対し圧入
によって装着可能とされる補助レール部が具備されてい
ることを特徴とする。
【0010】この発明では、補助レール部がレール溝に
対し圧入によって装着可能とされているため、レール溝
に対しての補助レール部の着脱が容易であり、ランナー
を取り外すべきスペースの確保が容易となる。
【0011】請求項2記載の発明は、前記補助レール部
には、前記レール溝側に固定されるールベースと、この
レールベースに対して着脱自在とされるレール補助部と
が具備されていることを特徴とする。
【0012】この発明では、レール溝側に固定されるレ
ールベースに対してレール補助部の着脱が容易となる。
【0013】請求項3記載の発明は、前記レールベース
には一対のロック受片部が設けられ、前記レール補助部
には弾性力を有する一対のロック片部が設けられてお
り、これらロック片部の前記一対のロック受片部への圧
入によって前記レール補助部が前記レールベース側に固
定されることを特徴とする。
【0014】この発明では、レールベース側のロック受
片部に対するロック片部の圧入によってレール補助部の
着脱が容易となる。
【0015】請求項4記載の発明は、前記レール補助部
には、ストッパーが装着される装着孔が設けられている
ことを特徴とする。
【0016】この発明では、レール補助部に設けられて
いる装着孔にストッパーを装着することにより、レール
補助部の装着と同時にストッパーの装着が行われる。
【0017】請求項5記載の発明は、前記レール補助部
には、前記レール溝に圧入される弾性力を有したロック
片部が設けられていることを特徴とする。
【0018】この発明では、レール溝へのロック片部の
圧入によってレール補助部がレール溝側に固定されるの
で、レール補助部の着脱が容易となる。
【0019】請求項6記載の発明は、前記ロック片部に
は、互いに外側に向けて傾斜する一対の支持片部と、こ
れら支持片部の先端部から互いに内側に向けて傾斜する
短片部とが設けられており、これら支持片部と短片部と
の連結部分間の幅は前記レール溝よりも広くされている
ことを特徴とする。
【0020】この発明では、ロック片部の一対の支持片
部と短片部との連結部分間の幅がレール溝より広くされ
ているため、ロック片部の圧入によってレール補助部が
レール溝側に固定されることから、レール補助部の着脱
が容易となる。
【0021】請求項7記載の発明は、前記一対の支持片
部間には、ストッパーが装填可能とされていることを特
徴とする。
【0022】この発明では、一対の支持片部間にストッ
パーが装填可能とされているため、レール補助部の装着
と同時にストッパーの装着が行われる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、以下に説明する図におい
て、図6及び図7と共通する部分には同一符号を付し重
複する説明を省略する。
【0024】図1乃至図3は、本発明のレール補助部材
の一実施の形態を示すものである。これらの図に示す補
助レール部100は樹脂成形品であり、レールベース1
10とレール補助部120とで構成されている。
【0025】レールベース110は、上板部101に形
成されている皿孔102を介して挿通されるネジ90に
より、上述したレール溝31に取り付けられるようにな
っている。
【0026】上板部101の下面側には、上板部101
の長手方向に沿ったロック受片部103が設けられてい
る。それぞれのロック受片部103の対向する内面10
4側は、下方に向けて幅が狭くなるように傾斜されてい
る。
【0027】一方、レール補助部120は、上記のレー
ルベース110に対して着脱自在とされるものであっ
て、レールベース110の外径寸法に合わせられた嵌合
孔121と、発泡材からなるストッパー70が装着され
る装着孔122とが設けられている。
【0028】嵌合孔121に設けられている上底123
には、互いに反対側を向けて突設された突設片部124
を有するロック片部125が設けられている。これらロ
ック片部125は、肉厚が薄くされているため、適度な
弾性力がもたされている。そして、上記のレールベース
110に装着される際、突設片部124がロック受片部
103の内面104によって押圧されることにより、ロ
ック片部125が内側に押し曲げられつつ押し込まれ、
押し込みが完了すると、自らの弾性力によりロック受片
部103側にロックされるようになっている。
【0029】図4は、上述した下部レール50側のレー
ル溝51に装着される補助レール部を示すものである。
【0030】同図に示す補助レール部200も樹脂成形
品である。補助レール部200の上板部201の下面側
には、ロック片部204が設けられている。このロック
片部204は、外側に向けて傾斜する支持片部202
と、内側に向けて傾斜する短片部203とによって構成
されている。
【0031】また、支持片部202と短片部203との
連結部分205間の幅x1 はレール溝51の溝幅x2 よ
りも若干広めとされている。これにより、補助レール部
200がレール溝51に装着される際、支持片部202
と短片部203との連結部分205がレール溝51の内
面によって押圧され、支持片部202が若干内側に曲が
りつつレール溝51内部に嵌り込む。そして、補助レー
ル部200の押し込みが完了すると、ロック片部204
の弾性力により、補助レール部200がレール溝51に
ロック保持されるようになっている。
【0032】さらに、ロック片部204間は、空きスペ
ースとなっているため、図5に示すように、この部分に
発泡材等のストッパー80を装填することが可能とな
り、補助レール部200の装着によってストッパー80
も同時に装着されるようになっている。
【0033】続いて、以上のような構成の補助レール部
100,200の使用方法について説明する。
【0034】補助レール部100を上部レール30のレ
ール溝31に装着する場合、まずレールベース110を
レール溝31に取り付ける。取付けに際しては、上板部
101を上に向けてレール溝31に押し当て、上板部1
01の皿孔102から挿入したネジ90を締め付け、レ
ール溝31にレールベース110を固定する。
【0035】次いで、レールベース110にレール補助
部120を装着する。レール補助部120を装着するに
先立ち、装着孔122に発泡材からなるストッパー70
を装着しておく。
【0036】そして、レールベース110にレール補助
部120を装着するとき、ロック受片部103にロック
片部125を位置合わせした状態で、レール補助部12
0を押し込む。このとき、ロック片部125の突設片部
124がロック受片部103の内面104によって押圧
され、ロック片部125が自らの弾性力によって内側に
押しつけられつつロック受片部103間に嵌り込む。そ
して、レール補助部120の押し込みが完了すると、ロ
ック片部125の弾性力によりレール補助部120がレ
ールベース110側に固定される。
【0037】一方、補助レール部200を下部レール5
0のレール溝51に装着する場合、ロック片部204を
下に向けた状態で、レール溝51に押し込む。
【0038】このとき、支持片部202と短片部203
との連結部分205がレール溝51の内面によって押圧
され、支持片部202が若干内側に曲がりつつレール溝
51内部に嵌り込む。そして、補助レール部200の押
し込みが完了すると、ロック片部204の弾性力によっ
て補助レール部200がレール溝51側に固定される。
【0039】以上のような操作によって補助レール部1
00,200の取付けが完了する。一方、上述した吊車
40やガイドランナー60のメンテナンスは、次のよう
にして行われる。
【0040】すなわち、まず吊車40側のメンテナンス
を行う場合、レールベース110からレール補助部12
0を取り外す。レール補助部120の取り外しに際して
は、レール補助部120の下端部側をドライバー等によ
ってこじると、ロック片部125の弾性力によってその
こじた部分がレールベース110側から離される。
【0041】そして、その離された部分を掴んでレール
補助部120を引っ張ると、レールベース110側から
レール補助部120が外れる。これにより、吊車40の
取外しのスペースが確保されるので、吊車40の調整或
いは交換が容易となる。
【0042】一方、ガイドランナー60のメンテナンス
を行う場合、補助レール部200の上板部201をドラ
イバー等によってこじると、ロック片部204の弾性力
によってそのこじた部分がレール溝51側から離され
る。そして、その離された部分を掴んで引っ張り上げる
と、補助レール部200がレール溝51から取り外され
る。これにより、ガイドランナー60の取外しのスペー
スが確保されるので、ガイドランナー60の調整或いは
交換が容易となる。
【0043】このように、本実施の形態では、レールベ
ース110側のロック受片部103に対するロック片部
125の圧入によってレール補助部120のの着脱が容
易となるため、ランナーである吊車40を取り外すべき
スペースの確保が容易となることから、吊車40のメン
テナンスが容易となる。
【0044】また、本実施の形態では、レール溝51へ
のロック片部204の圧入によってレール補助部200
がレール溝51側に固定されるので、レール補助部20
0の着脱が容易となり、ランナーであるガイドランナー
60を取り外すべきスペースの確保が容易となることか
ら、ガイドランナー60のメンテナンスも容易となる。
【0045】なお、本実施の形態では、本発明のレール
補助部材を、折戸に適用した場合について説明したが、
この例に限らず、引戸用スペーサに適用したもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレール補
助部材によれば、補助レール部がレール溝に対し圧入に
よって装着可能とされているため、レール溝に対しての
補助レール部の着脱が容易であり、ランナーを取り外す
べきスペースの確保が容易となることから、ランナーの
メンテナンスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレール補助部材の一実施の形態に係る
上部レール側の補助レール部を示す斜視図である。
【図2】図1の補助レール部を示す側面図である。
【図3】図1の補助レール部の装着状態を示す側面図で
ある。
【図4】本発明のレール補助部材の一実施の形態に係る
下部レール側の補助レール部を示す斜視図である。
【図5】図4の補助レール部の装着状態を示す図であ
る。
【図6】従来の折戸を示す斜視図である。
【図7】図6の折戸におけるガイド機構を示す図であ
る。
【符号の説明】
30 上部レール 31,51 レール溝 50 下部レール 70 ストッパー 80 ストッパー 90 ネジ 101 上板部 100,200 補助レール部 103 ロック受片部 110 レールベース 120 レール補助部 124 突設片部 125 ロック片部 201 上板部 202 支持片部 203 短片部 204 ロック片部 205 連結部分

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 戸枠のレール溝に装着されるレール部の
    端部に連設されるレール補助部材であって、 前記レール溝に対し圧入によって装着可能とされる補助
    レール部が具備されていることを特徴とするレール補助
    部材。
  2. 【請求項2】 前記補助レール部には、 前記レール溝側に固定されるレールベースと、 このレールベースに対して着脱自在とされるレール補助
    部とが具備されていることを特徴とする請求項1記載の
    レール補助部材。
  3. 【請求項3】 前記レールベースには一対のロック受片
    部が設けられ、 前記レール補助部には弾性力を有する一対のロック片部
    が設けられており、 これらロック片部の前記一対のロック受片部への圧入に
    よって前記レール補助部が前記レールベース側に固定さ
    れることを特徴とする請求項1又は2記載のレール補助
    部材。
  4. 【請求項4】 前記レール補助部には、ストッパーが装
    着される装着孔が設けられていることを特徴とする請求
    項1、2又は3記載のレール補助部材。
  5. 【請求項5】 前記レール補助部には、前記レール溝に
    圧入される弾性力を有したロック片部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載のレール補助部材。
  6. 【請求項6】 前記ロック片部には、互いに外側に向け
    て傾斜する一対の支持片部と、これら支持片部の先端部
    から互いに内側に向けて傾斜する短片部とが設けられて
    おり、これら支持片部と短片部との連結部分間の幅は前
    記レール溝よりも広くされていることを特徴とする請求
    項1又は5記載のレール補助部材。
  7. 【請求項7】 前記一対の支持片部間には、ストッパー
    が装填可能とされていることを特徴とする請求項1、5
    又は6記載のレール補助部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101241063B1 (ko) 2011-08-11 2013-03-11 주식회사 씨쓰리 내구성 및 미감 향상을 위한 교체형 커버를 가지는 바닥문틀

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101241063B1 (ko) 2011-08-11 2013-03-11 주식회사 씨쓰리 내구성 및 미감 향상을 위한 교체형 커버를 가지는 바닥문틀

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