JPH1081333A - エレベータ出入口一体搬入構造 - Google Patents
エレベータ出入口一体搬入構造Info
- Publication number
- JPH1081333A JPH1081333A JP23544396A JP23544396A JPH1081333A JP H1081333 A JPH1081333 A JP H1081333A JP 23544396 A JP23544396 A JP 23544396A JP 23544396 A JP23544396 A JP 23544396A JP H1081333 A JPH1081333 A JP H1081333A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entrance
- elevator
- members
- exit
- integrated
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 意匠品である三方枠やドア等を傷つけること
なく、効率良く輸送することのできるエレベータ出入口
一体搬入構造を提供する。 【解決手段】 シル1とポケット2の間に、三方枠3と
平行に補強として左右一対の柱部材5を設け、その上下
両端をボルトで連結し、それぞれの柱部材5にそれぞれ
把持固定具8を固定して出入口一体搬入構造を構成し、
輸送手段の荷台に構成したコンテナに把持固定具8を利
用して複数の出入口一体搬入構造を間隔を保持して支持
し、輸送するようにした。
なく、効率良く輸送することのできるエレベータ出入口
一体搬入構造を提供する。 【解決手段】 シル1とポケット2の間に、三方枠3と
平行に補強として左右一対の柱部材5を設け、その上下
両端をボルトで連結し、それぞれの柱部材5にそれぞれ
把持固定具8を固定して出入口一体搬入構造を構成し、
輸送手段の荷台に構成したコンテナに把持固定具8を利
用して複数の出入口一体搬入構造を間隔を保持して支持
し、輸送するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの出入
口を構成するシル、ポケット、三方枠およびドアを一体
品として現地に搬入するエレベータ出入口一体搬入構造
に関する。
口を構成するシル、ポケット、三方枠およびドアを一体
品として現地に搬入するエレベータ出入口一体搬入構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベータ出入口一体搬入構造
は、ポケットとシルの両端部をプレート等で連結して、
ポケット、シル及び三方枠で枠組みされた枠体の剛性を
高めてユニット化した出入口一体品の状態で、現地へ搬
入することが行なわれていた。また特開平2−8979
4号公報に記載された出入口一体搬入構造では、シル
と、シルの両側に上方へ垂直に設けられた側部プレート
と、この側部プレートの上部に設けられたポケットとで
枠組みされた枠体に出入口となる開閉自在なドアを予め
一体的に設け、両側の側部プレートとドアの中間高さ付
近に補強パネルを設け、この補強プレートにドアの表面
を保持する保持部材を設けることにより、出入口一体品
を現地へ輸送する際、ドア自体の自重によるたわみや、
また輸送時における振動からドアの意匠面を保護するよ
うにしている。
は、ポケットとシルの両端部をプレート等で連結して、
ポケット、シル及び三方枠で枠組みされた枠体の剛性を
高めてユニット化した出入口一体品の状態で、現地へ搬
入することが行なわれていた。また特開平2−8979
4号公報に記載された出入口一体搬入構造では、シル
と、シルの両側に上方へ垂直に設けられた側部プレート
と、この側部プレートの上部に設けられたポケットとで
枠組みされた枠体に出入口となる開閉自在なドアを予め
一体的に設け、両側の側部プレートとドアの中間高さ付
近に補強パネルを設け、この補強プレートにドアの表面
を保持する保持部材を設けることにより、出入口一体品
を現地へ輸送する際、ドア自体の自重によるたわみや、
また輸送時における振動からドアの意匠面を保護するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エレベータの出入口一体搬入構造では、ユニット化され
た出入口一体品をトラックまたはトレーラなどの荷台と
水平に横たわせると共に、積み重ねた上で運搬する際、
補強部材によって出入口一体品そのもののねじれやたわ
みを防止することができるが、輸送時における振動など
で積み重ねがずれ、積み重ねられた出入口一体品がお互
いに干渉して、三方枠やドアの意匠面に傷付く恐れがあ
った。
エレベータの出入口一体搬入構造では、ユニット化され
た出入口一体品をトラックまたはトレーラなどの荷台と
水平に横たわせると共に、積み重ねた上で運搬する際、
補強部材によって出入口一体品そのもののねじれやたわ
みを防止することができるが、輸送時における振動など
で積み重ねがずれ、積み重ねられた出入口一体品がお互
いに干渉して、三方枠やドアの意匠面に傷付く恐れがあ
った。
【0004】また、特開平2−89794号公報に記載
された出入口一体搬入構造では、トラックまたはトレー
ラなどで現地に輸送する際、運搬用のコンテナを用いる
と共に、輸送時における振動などで積み重ねられた出入
口一体品がお互いに干渉しないように、隙間を設けて設
置していた。しかしながら、三方枠は意匠品であり、そ
の三方枠自体の大きさは同一エレベータにおいても階床
毎に異なる場合もあるため、専用の運搬用コンテナを用
いて輸送する場合には、同一現場で複数個の運搬用コン
テナが必要となる。一方、取り付け固定箇所である程度
の調整範囲を持たせて三方枠の大きさの異なる出入口一
体品を共に輸送できるようにすることも考えられるが、
調整範囲を越えるものについては依然として専用の運搬
用コンテナと運搬用トラックが必要となり、また、同一
現場の全ての三方枠の大きさが調整範囲内の最小値であ
った場合、固定される出入口一体品同士の隙間が開きす
ぎて運搬効率が悪い。
された出入口一体搬入構造では、トラックまたはトレー
ラなどで現地に輸送する際、運搬用のコンテナを用いる
と共に、輸送時における振動などで積み重ねられた出入
口一体品がお互いに干渉しないように、隙間を設けて設
置していた。しかしながら、三方枠は意匠品であり、そ
の三方枠自体の大きさは同一エレベータにおいても階床
毎に異なる場合もあるため、専用の運搬用コンテナを用
いて輸送する場合には、同一現場で複数個の運搬用コン
テナが必要となる。一方、取り付け固定箇所である程度
の調整範囲を持たせて三方枠の大きさの異なる出入口一
体品を共に輸送できるようにすることも考えられるが、
調整範囲を越えるものについては依然として専用の運搬
用コンテナと運搬用トラックが必要となり、また、同一
現場の全ての三方枠の大きさが調整範囲内の最小値であ
った場合、固定される出入口一体品同士の隙間が開きす
ぎて運搬効率が悪い。
【0005】本発明の目的とするところは、意匠品であ
る三方枠やドア等を傷つけることなく、効率良く輸送す
ることのできるエレベータ出入口一体搬入構造を提供す
るにある。
る三方枠やドア等を傷つけることなく、効率良く輸送す
ることのできるエレベータ出入口一体搬入構造を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、エレベータの出入口を構成するシル、ポケ
ット、三方枠、およびドアを出入口一体品として現地に
搬入するエレベータ出入口一体搬入構造において、上記
シルと上記ポケット間を上記三方枠にほぼ平行な補強用
の複数の柱部材で連結し、この柱部材に複数の把持固定
具をそれぞれ取り付けたことを特徴とする。
するために、エレベータの出入口を構成するシル、ポケ
ット、三方枠、およびドアを出入口一体品として現地に
搬入するエレベータ出入口一体搬入構造において、上記
シルと上記ポケット間を上記三方枠にほぼ平行な補強用
の複数の柱部材で連結し、この柱部材に複数の把持固定
具をそれぞれ取り付けたことを特徴とする。
【0007】上述したように本発明のエレベータ出入口
一体搬入構造は、エレベータ出入口部品の補強としてシ
ルとポケット間に少なくとも一対の柱部材を取り付け、
この柱部材にクランプ等の把持固定具を設けて構成した
ため、トラックまたはトレーラなどで現地に輸送する
際、コンテナを構成するパイプ等の柱状部材へそれぞれ
把持固定具を固定して複数のエレベータ出入口部品を支
持することができると共に、各エレベータ出入口部品と
の間隔は柱状部材への把持固定具の固定位置を調整する
だけで任意に設定することができるので、意匠品である
三方枠やドア等を傷つけることなく、また三方枠の大き
さが異なる場合でも一括して効率良く輸送することがで
きる。
一体搬入構造は、エレベータ出入口部品の補強としてシ
ルとポケット間に少なくとも一対の柱部材を取り付け、
この柱部材にクランプ等の把持固定具を設けて構成した
ため、トラックまたはトレーラなどで現地に輸送する
際、コンテナを構成するパイプ等の柱状部材へそれぞれ
把持固定具を固定して複数のエレベータ出入口部品を支
持することができると共に、各エレベータ出入口部品と
の間隔は柱状部材への把持固定具の固定位置を調整する
だけで任意に設定することができるので、意匠品である
三方枠やドア等を傷つけることなく、また三方枠の大き
さが異なる場合でも一括して効率良く輸送することがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。図1および図2は、本発明の一実施
の形態によるエレベータ出入口一体搬入構造の正面図お
よび側面図である。シル1とポケット2の間には、三方
枠3と平行に左右一対の柱部材5を補強として配置し、
その上下両端をボルトでそれぞれ固定している。この柱
部材5の前後方向の取付位置は、図2から分かるように
ドア4とほぼ面一になる位置であり、また、柱部材5の
左右方向の取付位置はドア4が作業者の出入りできる約
400mm程度開けられた状態での外側の位置である。
ドア4の所定の開放状態を保持するために、それぞれの
柱部材5にはそれぞれ複数箇所縛ったナイロンバンド6
でドア4を固定している。また、両柱部材5の上方部と
下方部には、柱部材5と直交せずに、また、互いが平行
でない二本の梁部材7が配置され、これら梁部材7の両
端をボルトで両柱部材5に連結している。また、ドア4
が接しない側の両柱部材5の側面の上下には、例えば、
単管パイプ等を強固に把持固定可能なクランプ等の把持
固定具8を梁部材7と干渉しない位置にそれぞれ取り付
けている。このように出入口一体品を補強してエレベー
タ出入口一体搬入構造としたため、現地への輸送時の振
動やたわみや、昇降路内に搬入する際の吊りに対するね
じれや位置ずれが生じないようになる。
によって説明する。図1および図2は、本発明の一実施
の形態によるエレベータ出入口一体搬入構造の正面図お
よび側面図である。シル1とポケット2の間には、三方
枠3と平行に左右一対の柱部材5を補強として配置し、
その上下両端をボルトでそれぞれ固定している。この柱
部材5の前後方向の取付位置は、図2から分かるように
ドア4とほぼ面一になる位置であり、また、柱部材5の
左右方向の取付位置はドア4が作業者の出入りできる約
400mm程度開けられた状態での外側の位置である。
ドア4の所定の開放状態を保持するために、それぞれの
柱部材5にはそれぞれ複数箇所縛ったナイロンバンド6
でドア4を固定している。また、両柱部材5の上方部と
下方部には、柱部材5と直交せずに、また、互いが平行
でない二本の梁部材7が配置され、これら梁部材7の両
端をボルトで両柱部材5に連結している。また、ドア4
が接しない側の両柱部材5の側面の上下には、例えば、
単管パイプ等を強固に把持固定可能なクランプ等の把持
固定具8を梁部材7と干渉しない位置にそれぞれ取り付
けている。このように出入口一体品を補強してエレベー
タ出入口一体搬入構造としたため、現地への輸送時の振
動やたわみや、昇降路内に搬入する際の吊りに対するね
じれや位置ずれが生じないようになる。
【0009】次に、上述したエレベータ出入口一体搬入
構造の把持固定具8を用いた輸送を側面図である図3に
より説明する。工場から現地までのトラックやトレーラ
等の輸送手段による輸送は、まず、輸送手段の荷台に単
管パイプ等の柱状部材11を井桁に組み合わせ、上下の
井桁の間に単管パイプ等の柱状部材10を立てて出入口
一体搬入構造用のコンテナを構成する。このとき、コン
テナを構成する柱状部材10は、図1に示した柱部材5
に固定したクランプ等の把持固定具8と同位置に来るよ
うに組み立てる。その後、最初の出入口一体搬入構造に
設けた4つの把持固定具8をほぼ垂直に樹立した4本の
柱状部材10の下部に固定して、全体がほぼ水平になる
ようにする。次の出入口一体搬入構造は、最初の出入口
一体搬入構造との間に干渉を防ぐ所定の間隙を形成しな
がら、4つの把持固定具8を4本の柱状部材10の次の
位置に固定して、全体がほぼ水平になるようにする。こ
れを繰り返しながら複数の出入口一体搬入構造を図3に
示すように共通のコンテナに支持する。このとき、意匠
品である三方枠3の大きさは、同一エレベータにおいて
も階床毎に異なる場合もあるが、各出入口一体搬入構造
を把持固定具8で柱状部材10に固定していく際に、上
下の間隔を柱状部材10の長さ範囲で任意に調整するこ
とができるため、三方枠3の大小に拘らず、コンテナを
共有化して使用することができると共に、積載効率の良
い最適な隙間を容易に確保することができ、スぺース的
にも効率の良いものとすることができる。従って、コン
テナを共有化して三方枠3やドア4の意匠面に傷を付け
ないようにして複数の出入口一体搬入構造を輸送するこ
とができる。
構造の把持固定具8を用いた輸送を側面図である図3に
より説明する。工場から現地までのトラックやトレーラ
等の輸送手段による輸送は、まず、輸送手段の荷台に単
管パイプ等の柱状部材11を井桁に組み合わせ、上下の
井桁の間に単管パイプ等の柱状部材10を立てて出入口
一体搬入構造用のコンテナを構成する。このとき、コン
テナを構成する柱状部材10は、図1に示した柱部材5
に固定したクランプ等の把持固定具8と同位置に来るよ
うに組み立てる。その後、最初の出入口一体搬入構造に
設けた4つの把持固定具8をほぼ垂直に樹立した4本の
柱状部材10の下部に固定して、全体がほぼ水平になる
ようにする。次の出入口一体搬入構造は、最初の出入口
一体搬入構造との間に干渉を防ぐ所定の間隙を形成しな
がら、4つの把持固定具8を4本の柱状部材10の次の
位置に固定して、全体がほぼ水平になるようにする。こ
れを繰り返しながら複数の出入口一体搬入構造を図3に
示すように共通のコンテナに支持する。このとき、意匠
品である三方枠3の大きさは、同一エレベータにおいて
も階床毎に異なる場合もあるが、各出入口一体搬入構造
を把持固定具8で柱状部材10に固定していく際に、上
下の間隔を柱状部材10の長さ範囲で任意に調整するこ
とができるため、三方枠3の大小に拘らず、コンテナを
共有化して使用することができると共に、積載効率の良
い最適な隙間を容易に確保することができ、スぺース的
にも効率の良いものとすることができる。従って、コン
テナを共有化して三方枠3やドア4の意匠面に傷を付け
ないようにして複数の出入口一体搬入構造を輸送するこ
とができる。
【0010】ここでは、各出入口一体搬入構造に設けた
4つの把持固定具8をほぼ垂直に樹立した4本の柱状部
材10に固定して、全体がほぼ水平になるようにした
が、各把持固定具8をほぼ水平に配置した4本の柱状部
材11に固定して、全体が図4に示すようにほぼ垂直に
なるようにしても良い。
4つの把持固定具8をほぼ垂直に樹立した4本の柱状部
材10に固定して、全体がほぼ水平になるようにした
が、各把持固定具8をほぼ水平に配置した4本の柱状部
材11に固定して、全体が図4に示すようにほぼ垂直に
なるようにしても良い。
【0011】また、トラックやトレーラ等の輸送手段か
ら荷降ろし後、現地の部品保管場所まで運搬する際に
は、柱部材5に固定した把持固定具8に、解体したコン
テナの柱状部材11等を把持させると、この柱状部材1
1を運搬時の取っ手として利用でき、作業性を向上させ
ることができると共に、三方枠3やドア4の意匠面に傷
を付けないように取り扱うのが容易になる。
ら荷降ろし後、現地の部品保管場所まで運搬する際に
は、柱部材5に固定した把持固定具8に、解体したコン
テナの柱状部材11等を把持させると、この柱状部材1
1を運搬時の取っ手として利用でき、作業性を向上させ
ることができると共に、三方枠3やドア4の意匠面に傷
を付けないように取り扱うのが容易になる。
【0012】更に、トラックやトレーラ等の輸送手段か
ら荷降ろし後、現地の部品保管場所まで運搬する際の現
地運搬形態の側面図を図4に示している。柱部材5に固
定した各把持固定具8に単管パイプ11等を再度利用し
た柱状部材9をそれぞれ取り付け、図4の下方に位置す
ることになる二本の柱状部材9にそれぞれ車輪12を付
ける。その後、図4に示すように出入口一体搬入構造を
シル1およびポケット2がほぼ垂直となるように立て、
作業者は上方に位置した柱状部材9をつかみながら押し
て車輪12を転動させる。このように再度、把持固定具
8を利用することによって、大型重量物である出入口一
体搬入構造も現地運搬を一人で行なうことができ、作業
性を向上させることができると共に、三方枠3やドア4
の意匠面に傷を付けないように取り扱うことができる。
このとき可能であれば、柱状部材9の長さを適度に選定
し、この柱状部材9に二つの出入口一体搬入構造を適度
の間隔を保持して固定すると、現地の部品保管場所まで
運搬は三方枠3やドア4の意匠面に傷を付けることな
く、一層効率的に行なうことができる。
ら荷降ろし後、現地の部品保管場所まで運搬する際の現
地運搬形態の側面図を図4に示している。柱部材5に固
定した各把持固定具8に単管パイプ11等を再度利用し
た柱状部材9をそれぞれ取り付け、図4の下方に位置す
ることになる二本の柱状部材9にそれぞれ車輪12を付
ける。その後、図4に示すように出入口一体搬入構造を
シル1およびポケット2がほぼ垂直となるように立て、
作業者は上方に位置した柱状部材9をつかみながら押し
て車輪12を転動させる。このように再度、把持固定具
8を利用することによって、大型重量物である出入口一
体搬入構造も現地運搬を一人で行なうことができ、作業
性を向上させることができると共に、三方枠3やドア4
の意匠面に傷を付けないように取り扱うことができる。
このとき可能であれば、柱状部材9の長さを適度に選定
し、この柱状部材9に二つの出入口一体搬入構造を適度
の間隔を保持して固定すると、現地の部品保管場所まで
運搬は三方枠3やドア4の意匠面に傷を付けることな
く、一層効率的に行なうことができる。
【0013】このように、エレベータ出入口部品に設け
た柱部材5を補強として強度を持たせ、この柱部材5に
把持固定具8を固定して出入口一体搬入構造を構成した
ため、輸送から現地運搬において柱部材5および把持固
定具8を利用して、輸送や現地運搬を意匠品である三方
枠3やドア4等を傷つけることなく効率よく安全に行な
うことができる。また、コンテナとしては、柱状部材1
0,11を組み上げて構成したため、現地運搬で柱状部
材9として利用することができ、また出入口一体搬入構
造の輸送後に容易に解体でき、解体後は省スぺースで保
管や返送ができるため、総合的な作業効率の向上を図る
ことができる。従来においては、現地でトラックもしく
はトレーラ等から荷降ろし後、出入口一体品を現地の部
品保管場所まで運搬する際、三方枠が出張っているため
に不安定な姿勢で持ちづらく、かつ、作業者が三方枠と
ぶつかったりして非常に危険な作業であり、これにより
運搬歩行時、三方枠の意匠面に傷を付けたりする恐れが
あったが、上述のようにこれらの不具合を簡単な構成で
解消することができる。
た柱部材5を補強として強度を持たせ、この柱部材5に
把持固定具8を固定して出入口一体搬入構造を構成した
ため、輸送から現地運搬において柱部材5および把持固
定具8を利用して、輸送や現地運搬を意匠品である三方
枠3やドア4等を傷つけることなく効率よく安全に行な
うことができる。また、コンテナとしては、柱状部材1
0,11を組み上げて構成したため、現地運搬で柱状部
材9として利用することができ、また出入口一体搬入構
造の輸送後に容易に解体でき、解体後は省スぺースで保
管や返送ができるため、総合的な作業効率の向上を図る
ことができる。従来においては、現地でトラックもしく
はトレーラ等から荷降ろし後、出入口一体品を現地の部
品保管場所まで運搬する際、三方枠が出張っているため
に不安定な姿勢で持ちづらく、かつ、作業者が三方枠と
ぶつかったりして非常に危険な作業であり、これにより
運搬歩行時、三方枠の意匠面に傷を付けたりする恐れが
あったが、上述のようにこれらの不具合を簡単な構成で
解消することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるエレベ
ータの出入口一体搬入構造は、補強として強度を持たせ
た柱部材をエレベータ出入口一体品に固定し、この柱部
材に把持固定具を固定して構成したため、輸送時にコン
テナを構成する柱状部材に把持固定具を固定して所定間
隔を保持した複数の出入口一体搬入構造を同時に積載す
ることができるようになり、また現地運搬においても柱
状部材に固定した把持固定具を利用して取っ手や車輪を
取り付けて扱うことができるようになり、意匠品である
三方枠やドア等を傷つけることなく効率良い作業を行な
うことができる。
ータの出入口一体搬入構造は、補強として強度を持たせ
た柱部材をエレベータ出入口一体品に固定し、この柱部
材に把持固定具を固定して構成したため、輸送時にコン
テナを構成する柱状部材に把持固定具を固定して所定間
隔を保持した複数の出入口一体搬入構造を同時に積載す
ることができるようになり、また現地運搬においても柱
状部材に固定した把持固定具を利用して取っ手や車輪を
取り付けて扱うことができるようになり、意匠品である
三方枠やドア等を傷つけることなく効率良い作業を行な
うことができる。
【図1】本発明の一実施の形態によるエレベータ出入口
一体搬入構造の正面図である。
一体搬入構造の正面図である。
【図2】図1に示したエレベータ出入口一体搬入構造の
側面図である。
側面図である。
【図3】図1に示したエレベータ出入口一体搬入構造の
輸送形態を示す側面図である。
輸送形態を示す側面図である。
【図4】図1に示したエレベータ出入口一体搬入構造の
現地運搬形態を示す側面図である。
現地運搬形態を示す側面図である。
1 シル 2 ポケット 3 三方枠 4 ドア 5 柱部材 7 梁部材 8 把持固定具 9〜11 柱状部材 12 車輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小平 陽一 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株 式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 坂井 満 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸工場内
Claims (6)
- 【請求項1】 エレベータの出入口を構成するシル、ポ
ケット、三方枠、およびドアを出入口一体品として現地
に搬入するエレベータ出入口一体搬入構造において、上
記シルと上記ポケット間を上記三方枠にほぼ平行な補強
用の複数の柱部材で連結し、この柱部材に複数の把持固
定具をそれぞれ取り付けたことを特徴とするエレベータ
出入口一体搬入構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、上記柱部
材と直交せず、かつ、互いに平行でない複数の梁部材で
上記柱部材間を連結したことを特徴とするエレベータ出
入口一体搬入構造。 - 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、上記柱部
材は、上記ドアの外側にそれぞれ設け、上記把持固定具
は上記柱部材の反ドア側に上記梁部材と干渉しない位置
に設けたことを特徴とするエレベータ出入口一体搬入構
造。 - 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、一方の上
記柱部材の二つの上記把持固定具に柱状部材をそれぞれ
固定し、この柱状部材に車輪を取り付けたことを特徴と
するエレベータ出入口一体搬入構造。 - 【請求項5】 エレベータの出入口を構成するシル、ポ
ケット、三方枠、およびドアを出入口一体品として輸送
手段の荷台上に搭載し、現地に搬入するエレベータ出入
口一体搬入構造において、上記シルと上記ポケット間を
上記三方枠にほぼ平行な補強用の複数の柱部材で連結
し、この柱部材に複数の把持固定具をそれぞれ取り付
け、上記荷台上に柱状部材を組み合わせてコンテナを構
成し、このコンテナの上記柱状部材に上記把持固定具を
用いて複数の上記出入口一体品を所定間隔でそれぞれ支
持したことを特徴とするエレベータ出入口一体搬入構
造。 - 【請求項6】 請求項4記載のものにおいて、上記各把
持固定具は、上記コンテナを構成するほぼ垂直な上記柱
状部材にそれぞれ固定したことを特徴とするエレベータ
出入口一体搬入構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23544396A JPH1081333A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | エレベータ出入口一体搬入構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23544396A JPH1081333A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | エレベータ出入口一体搬入構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1081333A true JPH1081333A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=16986195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23544396A Pending JPH1081333A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | エレベータ出入口一体搬入構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1081333A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113697650A (zh) * | 2021-09-27 | 2021-11-26 | 默纳克电梯有限公司 | 一种一体式电梯门结构 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP23544396A patent/JPH1081333A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113697650A (zh) * | 2021-09-27 | 2021-11-26 | 默纳克电梯有限公司 | 一种一体式电梯门结构 |
CN113697650B (zh) * | 2021-09-27 | 2023-06-20 | 浙江安家快速电梯有限公司 | 一种一体式电梯门结构 |
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